JP3682595B2 - 自動車のコンソールスライドドア機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用車などの車両において、たとえば運転席と助手席との間に設置されるコンソールボックス、特にコンソールスライドドア機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等に装備されたコンソールボックスでは、コンソールボックス本体の収納口の一端部にアームレストを兼用するコンソールドア(蓋体)が枢支されているものが一般に知られている。またこの他にも、図6に示すようにアームレスト1の一部に開口部を設け、この開口部に沿ってスライド可能な蛇腹式のコンソールスライドドア2が設けられる。このコンソールスライドドア2は、アームレスト1の開閉とは独立して開閉可能であり、コンソールボックスのボックス本体3内部に収納されている自動車電話等を取り出すことができる。
【0003】
このコンソールスライドドア2は、図7に示すようにアームレスト1の開時に垂直位置まで動かされるため、コンソールスライドドア2が半開きとなっている状態では重力により落下することとなり、この落下を防止する必要があった。
この落下防止のための機構として、従来ではコンソールスライドドア2の側面を、両側からスプリングにより挟持する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のコンソールスライドドアの落下防止機構では、常にスライドドア2の側面両側よりスプリングによる挟み力が加わっているため、スライドドア2の開閉時に指に抵抗が伝わりフィーリングが悪くならざるを得ない。一方、スプリングの挟み力を弱くし過ぎると、前述のようにアームレスト2の開時に自然落下してしまう。このようにスライドドア2の円滑で適正な作動を実現するのが実質的に困難であった。
【0005】
本発明は上記の実情に鑑み、常にコンソールスライドドアを円滑に作動させるとともに、その開閉操作性を向上させることができる自動車のコンソールスライドドア機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、ボックス本体とこのボックス本体に枢支される開閉式アームレストとを備え、アームレストの中央部に設けた開口部に沿ってスライド可能なスライドドアを付設した自動車のコンソールスライドドア機構において、スライドドアの下面に弾接可能に装着されたストッパと、アームレストの枢支部に上記ストッパと係脱可能に配置された規制ピンとを有し、上記アームレストが開くと上記ストッパが上記規制ピンから離脱し、上記アームレストが閉まると上記ストッパが上記規制ピンと係合するようにしたものである。
請求項2に記載の発明では、請求項1記載のアームレストの枢支部において前記ストッパをアームレストドアインナに設けるとともに、前記規制ピンを前記ボックス本体側に設け、アームレストの閉時に前記ストッパおよび前記規制ピンが係合するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、前記ストッパは、前記アームレストドアインナの開口部に上下動可能に装着され、その下部に上方付勢手段を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、スライドドアに弾接可能に装着されたストッパと、アームレストの枢支部の適所にストッパと係脱可能に配置された規制ピンとを有する。このストッパは、その下部に設けた上方付勢手段によってスライドドア側へ付勢される。この場合、少なくともアームレストの閉時にはストッパおよび規制ピンが係合することでストッパの上方移動が規制され、このときストッパはスライドドアに弾接しない。
【0008】
アームレストが開きはじめると、規制ピンがストッパから離脱し、このときストッパは上方付勢手段によってスライドドア側へ付勢されることでスライドドアに弾接する。したがって、アームレストが開いたときには、ストッパによってスライドドアの自然落下を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5に基づき、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明による自動車用コンソールスライドドア機構の好適な実施の形態を説明する。
【0010】
この実施形態によるコンソールボックスの外観構成例は従来技術である図6と同様であり、この図6をも参照すると、コンソールボックスは、ボックス本体3とこのボックス本体3に枢支された開閉式アームレスト1とを備えている。アームレスト1の中央部には、本木目蛇腹で成るコンソールスライドドア2が付設されている。このコンソールスライドドア2は、アームレスト1の中央部に開設された開口部に沿ってスライド可能に構成されている。
【0011】
図1および図2は、本発明の自動車用コンソールスライドドア機構の枢支部まわりの構成例を示している。
図1および図2において、アームレスト1の後端部の内部には可動部5および固定部6からなる可動ブラケット4が設けられている。この可動ブラケット4の可動部5は、丸棒からなる枢軸7によりアームレスト1を回動可能に支持する。可動ブラケット4の固定部6はコンソールボックス本体3に固定される。また、枢軸7にはコイル状のスプリング7aが巻きつけられており、その一端が固定されるとともに他端は可動部5に固定されている。
【0012】
スプリング7aは、アームレスト1の開方向に付勢されており、アームレスト1の開時にはアームレスト1を容易に上方へ回転させることができる。アームレスト1の閉時には、アームレスト1の前端部に設けたロックノブ(図示せず)がボックス本体3側にロックされるようになっている。
【0013】
アームレストドアインナ8はアームレスト1と一体化しているとともに、後述のようにコンソールスライドドア2の下面をスライドガイドするためのスライド面9を有する。コンソールスライドドア2には、コンソールスライドドア2のスライド方向と平行に上縁部2aが段差を付けて設けられており、この上縁部2aの上方にはガイドレール10が対応配置される。このガイドレール10は、アームレストドアインナ8に固定されるようになっている。
【0014】
コンソールスライドドア2の上縁部2aとガイドレール10との間には僅かな隙間が設けられている。したがって、コンソールスライドドア2はガイドレール10とアームレストドアインナ8のスライド面9との間に挟まれる構造となり、かつコンソールスライドドア2がスライドする際、ガイドレール10によって両側からガイドされる。
【0015】
また、コンソールスライドドア2は、可撓性を有する基板2b上に長手方向に沿って連続配置された多数の小片2cによって構成されている。これによりコンソールスライドドア2は自在に湾曲可能である。さらに、コンソールスライドドア2の先端部(図示せず)は操作用つまみ、またはノブとなっており、この部分を摘んで開閉ドア2をスライドさせることができる。
【0016】
さて、図3に示すように、本発明のコンソールスライドドア機構において、コンソールスライドドア2の下面に弾接可能に装着されたストッパ11と、アームレスト1の枢支部(枢軸7)の適所にストッパ11と係脱可能に配置された規制ピン12とを有する。後述のようにストッパ11が、アームレスト1の開閉に連動して規制ピン12に対して係合または離脱するようになっている。
【0017】
ストッパ11はアームレスト1の枢支部において、アームレストドアインナ8に設けられる。この場合、ストッパ11は図4のように嵌合長孔11aを有し、この嵌合長孔11aをアームレストドアインナ8の嵌合突起13に嵌合させ、これによりストッパ11は一定ストロークだけ上下動可能に装着される。なお、ストッパ11はビス14により保持される。
【0018】
ストッパ11は、図4に示すように異形の鍵型状に形成され、アームレストドアインナ8の開口部15に挿入される。ストッパ11の端部には、規制ピン12と係合可能な一方側が拡開した係合部11bが設けられている。なお、規制ピン12は、可動ブラケット4の固定部6に植設され、コンソールボックス本体3の定位置に固定される。
【0019】
ストッパ11の下部には図3および図4に示されるように、上方付勢手段、この例では図示のように弾性片11cを有する。この弾性片11cはストッパ11の一部を舌状に下方へ突設したもので、弾性変形してストッパ11を上方へ付勢し得るようになっている。
【0020】
本発明による自動車用コンソールスライドドア機構は上記のように構成されており、つぎにその作用を説明する。
まず、アームレスト1の閉時(図1および図2)には、規制ピン12がストッパ11の係合部11bと係合する。この両者の係合によりストッパ11の弾性片11cを押し縮めながら適量だけ下方に押し下げ、コンソールスライドドア2の下面とストッパ11の間に一定の隙間が設定される。したがって、このときスライドドア2の円滑なスライド動作を損なうことはなく、スライドドア2を適正に開閉することができる。
【0021】
また、アームレスト1の開時(図5)には、アームレスト1と一体化しているアームレストドアインナ8が回動することで規制ピン12がストッパ11の係合部11bから離脱する。このときストッパ11の弾性片11cが伸び拡がり、これによりストッパ11は弾性片11cの弾力によってコンソールスライドドア2側へ付勢され、コンソールスライドドア2の下面に弾接する。したがって、アームレスト1が開いたときには、ストッパ11によってコンソールスライドドア2の自然落下を防止することができる。
【0022】
上記の場合、アームレスト1が開き始めるとき、つまりアームレスト1の開度が小さいときには、好ましくは規制ピン12がストッパ11の係合部11bから完全に離脱しないようにする。そして、アームレスト1の開度が増すのに従って次第に両者の係合を解くようにすることで、アームレスト1の閉時およびこの状態に近い低開度ではコンソールスライドドア2が円滑にスライド動作し得ることになる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のコンソールボックスにおいて、アームレストの枢支部の適所にストッパとこれに係脱可能に配置された規制ピンとを有することで、アームレストが開いたときには、ストッパによってスライドドアの自然落下を防止することができる。したがって、簡単な構成により、スライドドアの円滑で的確なスライド動作と確実な落下防止が図られ、実質的にコストがかからず操作感を向上させて極めて使い易いコンソールボックスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用コンソールスライドドア機構の枢支部まわりの構成例を示す部分断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の自動車用コンソールスライドドア機構に係るストッパまわりの分解斜視図である。
【図4】上記コンソールスライドドア機構に係るストッパの斜視図である。
【図5】上記コンソールスライドドア機構におけるアームレストの開時の状態を示す図である。
【図6】従来のコンソールボックスの外観構成を示す斜視図である。
【図7】従来のコンソールボックスの作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 アームレスト
2 コンソールスライドドア
2a 上縁部
2b 基板
2c 小片
3 ボックス本体
4 可動ブラケット
5 可動部
6 固定部
7 枢軸
7a スプリング
8 アームレストドアインナ
9 スライド面
10 ガイドレール
11 ストッパ
11a 嵌合長孔
11b 係合部
11c 弾性片
12 規制ピン
13 嵌合突起

Claims (3)

  1. ボックス本体とこのボックス本体に枢支される開閉式アームレストとを備え、アームレストの中央部に設けた開口部に沿ってスライド可能なスライドドアを付設した自動車のコンソールスライドドア機構において、
    スライドドアの下面に弾接可能に装着されたストッパと、アームレストの枢支部に上記ストッパと係脱可能に配置された規制ピンとを有し、上記アームレストが開くと上記ストッパが上記規制ピンから離脱し、上記アームレストが閉まると上記ストッパが上記規制ピンと係合するようにしたことを特徴とする自動車のコンソールスライドドア機構。
  2. 前記アームレストの枢支部において前記ストッパをアームレストドアインナに設けるとともに、前記規制ピンを前記ボックス本体側に設け、アームレストの閉時に前記ストッパおよび前記規制ピンが係合するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の自動車のコンソールスライドドア機構。
  3. 前記ストッパは、前記アームレストドアインナの開口部に上下動可能に装着され、その下部に上方付勢手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の自動車のコンソールスライドドア機構。
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