JP3694764B2 - 自動車のコンソールスライドドア機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用車などの車両において、たとえば運転席と助手席との間に設置されるコンソールボックス、特にコンソールスライドドア機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等に装備されたコンソールボックスでは、コンソールボックス本体の収納口の一端部にアームレストを兼用するコンソールドア(蓋体)が枢支されているものが一般に知られている。またこの他にも、図6に示すようにアームレスト1の一部に開口部を設け、この開口部に沿ってスライド可能な蛇腹式のコンソールスライドドア2が設けられている形式のものもある。このようなコンソールスライドドア2は、アームレスト1の開閉とは独立して開閉可能であり、コンソールボックス内部に収納されている自動車電話等を取り出すことができるようになっている(特開平9−169243号公報参照)。
【0003】
このコンソールスライドドア2は、図7に示すようにアームレスト1の開時に垂直位置まで動かされるため、コンソールスライドドア2が半開きとなっている状態では重力により落下することとなり、この落下を防止する必要があった。
この落下防止のための機構として、従来では図8に示すように、コンソールスライドドア2の側面を、両側からスプリング3により挟持する方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のコンソールスライドドアの落下防止機構では、常にスライドドア2の側面両側よりスプリング3による挟み力が加わっているため、スライドドア2の開閉時に指に抵抗が伝わりフィーリングが悪くならざるを得ない。一方スプリング3の挟み力を弱くし過ぎると、前述のようにアームレスト2の開時に自然落下してしまう。このようにスライドドア2の円滑で適正な作動を実現するのが実質的に困難であった。
【0005】
本発明は上記の実情に鑑み、常にコンソールスライドドアを円滑に作動させるとともに、その開閉操作性を向上させることができる自動車のコンソールスライドドア機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の自動車のコンソールスライドドア機構は、ボックス本体とこのボックス本体に枢支される開閉式アームレストとを備え、アームレストの中央部に設けた開口部に沿ってスライド可能なスライドドアを付設した自動車のコンソールスライドドア機構において、アームレストの枢軸をスライドドアの下側付近まで延長形成し、前記枢軸の端部に前記スライドドアの下面に弾性接触可能な弾接部材を固着させたものである。
【0007】
請求項2に記載の自動車のコンソールスライドドア機構では、請求項1に記載の弾接部材が、前記枢軸のまわりに偏心ループ状に形成された弾性帯体を含み、前記枢軸の回転により上記弾性帯体が前記スライドドアの下面に弾性接触しながら変形することで、前記アームレストの開度の大きさに従って前記スライドドアの傾斜角度が大きくなったときには、該スライドドアの傾斜角度に対応して上記弾性帯体の前記スライドドアに対する接触圧が増大するよう構成した。
【0008】
請求項3に記載の自動車のコンソールスライドドア機構にあっては、前記弾性帯体が樹脂材料または薄鋼板にて形成されることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、アームレストの枢軸をスライドドアの下側付近まで延長形成し、この枢軸の端部に弾接部材を設ける。この弾接部材は、枢軸のまわりに偏心ループ状に形成された弾性帯体がスライドドアの下面に適度な弾力で弾性接触する。これによりスライドドアの開度にかかわらず、常に適正な力でスライドドアの動きを規制し、スライドドアの円滑で的確なスライド動作を実現することができる。また、この弾接部材は、枢軸の回転角度に応じてスライドドアに対する接触圧が変化し、スライドドアの開度に応じて最適な弾力で弾性接触する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5に基づき、従来例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、本発明による自動車用コンソールスライドドア機構の好適な実施の形態を説明する。
【0012】
この実施形態によるコンソールボックスは、図6に示した従来技術のものと同様の外観構成であってよく、例えばボックス本体4とこのボックス本体4に枢支された開閉式アームレスト1とを備えている。アームレスト1の中央部には、本木目蛇腹で成るコンソールスライドドア2が付設されている。このコンソールスライドドア2は、アームレスト1の中央部に開設された、開口部(図示せず)に沿ってスライド可能に構成されている。
【0013】
図1は、本発明の自動車用コンソールスライドドア機構の各構成要素を示す分解図である。また図2は、本発明の自動車用コンソールスライドドア機構を車両後部方向から見た部分断面図である。
図1および図2において、アームレスト1の後端部1aの内部には可動部6および固定部7からなる可動ブラケット5が設けられている。この可動ブラケット5の可動部6は、丸棒からなる枢軸8によりアームレスト1を回動可能に支持する。可動ブラケット5の固定部7はコンソールボックス本体4に固定される。また、枢軸8にはコイル状のスプリング8aが巻きつけられており、その一端が固定されるとともに他端は可動部6に固定されている。
【0014】
スプリング8aは、アームレスト1の開方向に付勢されており、アームレスト1の開時にはアームレスト1を容易に上方へ回転させることができる。アームレスト1の閉時には、アームレスト1の前端部に設けたロックノブ(図示せず)がボックス本体4側にロックされるようになっている。
【0015】
アームレストドアインナ9はアームレスト1と一体化しているとともに、後述のようにコンソールスライドドア2の下面をスライドガイドするためのスライド面10を有する。コンソールスライドドア2には、コンソールスライドドア2のスライド方向と平行に上縁部2aが段差を付けて設けられており、この上縁部2aの上方にはガイドレール11が対応配置される。このガイドレール11は、レール側部に設けられた係止凹部12とアームレストドアインナ9の対応する位置に設けられた係止凸部13とが係合し、これによりアームレストドアインナ9に固定されるようになっている。
【0016】
このときコンソールスライドドア2の上縁部2a、第1側部2bおよび第2側部2cとガイドレール11との間には僅かな隙間が設けられている。したがってコンソールスライドドア2はガイドレール11とアームレストドアインナ9のスライド面10との間に挟まれる構造となり、かつコンソールスライドドア2がスライドする際、ガイドレール11によって両側からガイドされる。
【0017】
また、コンソールスライドドア2は、可撓性を有する基板2d上に長手方向に沿って連続配置された多数の小片2eによって構成されている。これによりコンソールスライドドア2は自在に湾曲可能である。さらに、コンソールスライドドア2の先端部(図示せず)は操作用つまみ、またはノブとなっており、この部分を摘んで開閉ドア2をスライドさせることができる。
【0018】
さて、図1および図2に示すように、本発明のコンソールスライドドア機構において、アームレスト1の枢軸8をスライドドア2の下側付近まで延長形成し、この枢軸8の延長支軸14にスライドドア2の下面に弾性接触可能な弾接部材15を固着させる。弾接部材15は、延長支軸14の端部に嵌合固定される基部15aと枢軸8のまわりに偏心ループ状に形成された弾性帯体15bを含む。
【0019】
図3にも示したように、枢軸8の延長支軸14に軸方向に溝14aを形成するとともに、基部15aの内周部に溝14aと係合する突起15cを設け、両者の係合により弾接部材15を位置決め固定する。この例では、弾接部材15は樹脂材料により一体成形することができる。弾性帯体15bは可撓性と適度な剛性を有しているため、スライドドア2の下面に適度な弾力で弾性接触する。
【0020】
また、枢軸8の延長支軸14によって支持される弾接部材15の対応位置には図1に示したように、アームレストドアインナ9のスライド面10を凹状に切除してなる逃げ部16が設けられる。
【0021】
本発明による自動車用コンソールスライドドア機構は上記のように構成されており、つぎにその作用を説明する。
まず、アームレスト1およびスライドドア2の閉時(図7、実線参照)には、図4(A)に示されるように弾接部材15の弾性帯体15bがスライドドア2の下面に弾性接触する。そして、その弾力によってスライドドア2をガイドレール11に押しつけさせる。このとき弾性帯体15bはその自然状態からの変形程度が比較的小さく、したがってスライドドア2に対する接触圧がその円滑なスライド動作を損なうことはなく、かつスライドドア2が不用意に動かないようにし得る程度に設定される。
【0022】
また、アームレスト1の開時(図7、点線参照)には、このとき枢軸8の回転により支軸14が図4(B)のように回転することで、弾性帯体15bはスライドドア2の下面に接近するように回動する。一方、アームレスト1の開度の大きさに従ってスライドドア2の傾斜角度も大きくなり、スライドドア2の重力による自然落下力が増大する。上記のように弾性帯体15bを回転するようにしたことで、弾性帯体15bの変形程度も大きくなりスライドドア2に対する接触圧も大きくなる。
【0023】
このように弾性帯体15bをスライドドア2の下面に弾性接触させ、かつスライドドア2の傾斜角度に対応してスライドドア2に対する接触圧を増大させることができる。したがって、アームレスト1の開時でもスライドドア2に対する最適な大きさの接触圧を生じさせることにより、スライドドア2の自然落下を防止することができる。
【0024】
ここで、図5は本発明の変形例を示している。この例では、弾接部材15は薄鋼板に一体形成される。弾接部材15は、基部15aにて延長支軸14の端部に設けたスリット14bに挿着固定され、弾性帯体15bにてスライドドア2の下面に弾性接触するようにしたものである。この例においても、スライドドア2に対する最適な大きさの接触圧を生じさせ、自然落下を防止し、適正な動作を行うことができる。
【0025】
なお、上記実施形態において、弾接部材15の弾性帯体15bが閉じたループ状に形成される例を説明したが、その場合に限らずたとえば、ループの一部を構成するように形成された弾性片もしくは接触片としてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種のコンソールボックスにおいて、アームレストの枢軸の端部に弾接部材を設けるだけの簡単な構成により、スライドドアの開度にかかわらず、常に適正な力でスライドドアの動きを規制し、スライドドアの円滑で的確なスライド動作を実現することができる。また、部品点数が少なく実質的に大幅なコスト低減が可能になるとともに、操作感を向上させて極めて使い易いコンソールボックスを実現することができる。さらに、信頼性および耐久性の向上が達成できることに加え、高級車に相応しい商品優位性を提供することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用コンソールスライドドア機構の構成例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の自動車用コンソールスライドドア機構の車両後部方向から見た部分断面図である。
【図3】本発明の自動車用コンソールスライドドア機構に係る弾接部材まわりの分解斜視図である。
【図4】本発明の自動車用コンソールスライドドア機構に係る弾接部材の作用を説明するそれぞれ部分断面図である。
【図5】本発明の自動車用コンソールスライドドア機構に係る弾接部材の変形例を示す分解斜視図である。
【図6】従来のコンソールボックスの外観構成を示す斜視図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
【図8】従来のコンソールボックスにおけるコンソールスライドドアおよびその落下防止機構の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 アームレスト
2 コンソールスライドドア
2a 上縁部
2b 小片
2c 基板
5 可動ブラケット
6 可動ブラケットの可動部
7 可動ブラケットの固定部
8 枢軸
8a スプリング
9 アームレストドアインナ
10 スライド面
11 ガイドレール
12 係止凹部
13 係止凸部
14 延長支軸
14a 溝
15 弾接部材
15a 基部
15b 弾性帯体
15c 突起

Claims (3)

  1. ボックス本体とこのボックス本体に枢支される開閉式アームレストとを備え、アームレストの中央部に設けた開口部に沿ってスライド可能なスライドドアを付設した自動車のコンソールスライドドア機構において、
    アームレストの枢軸をスライドドアの下側付近まで延長形成し、前記枢軸の端部に前記スライドドアの下面に弾性接触可能な弾接部材を固着せしめたことを特徴とする自動車のコンソールスライドドア機構。
  2. 前記弾接部材は、前記枢軸のまわりに偏心ループ状に形成された弾性帯体を含み
    前記枢軸の回転により上記弾性帯体が前記スライドドアの下面に弾性接触しながら変形することで、前記アームレストの開度の大きさに従って前記スライドドアの傾斜角度が大きくなったときには、該スライドドアの傾斜角度に対応して上記弾性帯体の前記スライドドアに対する接触圧が増大することを特徴とする、請求項1に記載の自動車のコンソールスライド機構。
  3. 前記弾性帯体は樹脂材料または薄鋼板にて形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動車のコンソールスライドドア機構。
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