JP3681791B2 - めっき装置のボール状アノード補給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はめっき装置のボール状アノード補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にめっき槽では、プリント基板等の被めっき物を保持したキャリヤバーの両側に、例えば200mmのピッチでアノードケースを配置し、アノードケースの上端開口からアノード(銅塊等)を補給していた。その為、どのアノードケースのアノードが不足しているかを見つけ、補給するのに人手が必要であった。又アノードの補給の為にめっき装置を停止させる必要があり、めっき槽の上に登る必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
アノードの補給の為にめっき装置を停止させず、又槽上に登る必要をなくする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ボール状アノードを収容するケースを多数有するめっき槽の上端に、上記ケースの上端に補給パイプを介して連通する孔を有し前下りに傾斜した樋を配置し、各孔の前側の直下に樋と直交し水平な軸を設け、上記軸に上記孔を上側から開閉する蓋と、上記孔の下側を架橋するレバーとを支承し、上記軸に上記蓋を後上りの傾斜開放位置へ付勢する第1ばねと、蓋とレバーに係合し蓋が開放している時レバーを孔の下側の縁に押し当て蓋が閉じた時レバーを後下りに保ちかつ更にアノード通過時蓋に対し略90゜開くように弾性支持する第2ばねとを備えためっき装置のボール状アノード補給装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1はめっき槽1の横断面を示しており、めっき槽1に支持されたバー2に上端の開放した網状の多数のチタンケースのようなアノードケース3が例えば200mmのピッチで取付けてあり、アノードケース3内にはボール状アノード4が液面5の付近まで充填されている。6は略U字形断面の樋(補給レール)で、緩やかに前下りに傾斜するようにめっき槽1に取付けてあり、底板に樋6から供給されるボール状アノード4が通過する多数の孔7(この孔7は後述する蓋により開閉される)を備え、孔7は樋6の下面に取付けた補給パイプ8を介してその直下のアノードケース3の上端に連通している。
【0006】
横断面を拡大した図2において、補給パイプ8の上端に固着された矩形の台板10が図3、図4のように4隅のねじ11により樋6の底板の下面に取付けてあり、補給パイプ8の内径と等しい内径の孔12の部分を介して樋6の底板の孔7に連通し、孔7は孔12よりも後方(図2、4で左方)へ延びて台板10の上面が露出した略矩形部分7aと、孔12より前方へ延びて孔12の前方延長部分12aと連通する略矩形部分7bとを備えている。孔部分7b、12aを挾む台板10の左右下面から図3のような垂直な1対のブラケット13が突出し、両ブラケット13は樋6と直交する軸14の両端部を支承し、CS形止め輪15により抜け止めが施してある。
【0007】
孔部分7b、12aの直下の軸14には、レバー17と、このレバー17を左右から挾み蓋18の下面に固着された逆U字形のブラケット19が支承されており、ブラケット19、13間の軸14上には、蓋18を通常図2の18aで示す後上りの傾斜開放位置へ付勢する第1ばね(捩りコイルばね)20を嵌めている。ばね20の一端20aは蓋18に係合し、他端20bは台板10に係合している。ブラケット19とレバー17の間の軸14上には、蓋18が図2の実線のように孔12を閉塞した時レバー17が図2の17aで示す後下り(角αは例えば60゜)の姿勢で補給パイプ8内に突出するように付勢する第2ばね(捩りコイルばね)21を嵌めている。ばね21の一端21aはレバー17に係合し、他端21bはブラケット19に係合し、常時角αを減す方向に作用し、角αは図2のレバー17aの上後端部の突起22(上前端部23に比べて軸14からの距離が最も離れているストッパー部分)がブラケット19の下面に衝突して保持される。図2のレバー17aはアノード4aの落下により17aの位置から軸14を中心に反時計方向に第2ばね21の弾力に抗して17の位置の方へ回動することが出来、その間蓋18は図2で実線のように孔12を閉じた状態に保つ。蓋18の上にアノード4がない状態で、アノード4aがレバー17aを下方へ通過すると、第1ばね20の弾力により蓋18は18aの位置へ開き、レバー17aは17bの位置で後端部が台板10の下面に弾性的に当接し、孔12を下側から架橋し、蓋18aとの間に角αを保つ。図2、3の24、25はレバー17を通すために補給パイプ8に設けたスリットである。又図1の26は樋6の内部を透過して蓋18が図2の18aのように開放していることを検出して警報ランプ27を点灯させる透過型光電センサーであり、警報ランプ27が点灯している樋6の後端にボール状アノードを自動的に補給する補給装置を配置することも出来る。
【0008】
補給パイプ8内のボール状アノード4a、4b(図2)が消耗して次第に下降し、レバー17aを17側へ押していたアノード4aがレバー17aを下方へ通過すると(それまで蓋18は孔7、12を閉塞している)、レバー17aと蓋18は第1ばね20の弾力により図2で時計方向に回動し、夫々17b、18aの位置で孔7、12を開放状態にする。蓋18aの開放状態が図1の光電センサー26で検出され、警報ランプ27が点灯すると、作業者又は補給装置が樋6の後端部に1個のボール状アノード4(銅球)を入れる。そのボール状アノード4は樋6の傾斜により転がり、図2の孔7、12に入り、レバー17bを押し下げて補給パイプ8内に落下し、その下側のアノード4bの上に乗り、17aの位置よりも反時計方向に回動したレバー17cに弾性的に当接し、その間蓋18は孔7、12を閉塞するので、その上を別のボール状アノード4が転がり、樋6の別の開放した孔7、12を通して別の補給パイプ8へ供給可能となる。
【0009】
【発明の効果】
本発明によると、樋6の下のアノードケース3の中のボール状アノード4が所定量減ると自動的に蓋18aが開き、孔7、12からボール状アノード4を補給することができ、アノード4は4aのように補給されると蓋18が自動的に閉じ、別のアノードケース3への補給が可能になる。レバー17は、17bの位置からアノード4の下降につれて17a、17c、17と回動し、後下りの17a位置以降は蓋18を閉塞状態に保つので、樋6の機能が維持され、補給の必要なアノードケース3のみに1個ずつのボール状アノード4を補給することができる。構造が簡単なため製造が容易であり、作動も確実である。アノードの補給の為にめっき装置を停止させず、又槽上に登る必要をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 めっき槽の横断面略図である。
【図2】 横断面拡大図である。
【図3】 図2のIII ーIII 断面図である。
【図4】 樋を除いた状態の平面図である。
【符号の説明】
1 めっき槽
3 アノードケース
4 ボール状アノード
6 樋
7 孔
8 補給パイプ
14 軸
17 レバー
18 蓋
20 第1ばね
21 第2ばね
Claims (1)
- ボール状アノードを収容するケースを多数有するめっき槽の上端に、上記ケースの上端に補給パイプを介して連通する孔を有し前下りに傾斜した樋を配置し、各孔の前側の直下に樋と直交し水平な軸を設け、上記軸に上記孔を上側から開閉する蓋と、上記孔の下側を架橋するレバーとを支承し、上記軸に上記蓋を後上りの傾斜開放位置へ付勢する第1ばねと、蓋とレバーに係合し蓋が開放している時レバーを孔の下側の縁に押し当て蓋が閉じた時レバーを後下りに保ちかつ更にアノード通過時蓋に対し略90゜開くように弾性支持する第2ばねとを備えためっき装置のボール状アノード補給装置。
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JP18896095A JP3681791B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | めっき装置のボール状アノード補給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP18896095A JP3681791B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | めっき装置のボール状アノード補給装置 |
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JPH0931700A JPH0931700A (ja) | 1997-02-04 |
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JP18896095A Expired - Fee Related JP3681791B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | めっき装置のボール状アノード補給装置 |
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JP6285199B2 (ja) | 2014-02-10 | 2018-02-28 | 株式会社荏原製作所 | アノードホルダ及びめっき装置 |
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1995
- 1995-07-25 JP JP18896095A patent/JP3681791B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0931700A (ja) | 1997-02-04 |
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