JP3681123B2 - 濾過器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒状の本体容器と、この本体容器内に設けられる濾過エレメントと、本体容器に対して接線方向から液体を導入する流入管と、濾過エレメントにより異物が濾過された液体を流出する流出管と、異物を液体と共に排出するドレイン管とを備えた濾過器に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力発電所や原子力発電所における復水器、回転機に用いる冷却水、水力発電用に用いる水、製鉄・石油化学プラントにおける冷却工業用水等では、使用する水や海水から異物(砂、海藻や生物等) を除去する必要があるため、濾過器を使用している。かかる濾過器の基本的構造は、円筒状の本体容器と、この内部に設けられる濾過エレメント (フィルター) を備え、本体容器に対して接線方向から流入管により水や海水等の液体を導入し、この液体に含まれる異物を濾過エレメントにより除去する。異物の除去された液体は、流出管から送り出され冷却水等として利用される。また、異物は、流入された液体と共に、適宜のタイミングでドレイン管から排出される。かかる濾過器としては、例えば特公昭61−53094号公報の異物除去装置、特公平2−18890号公報の濾過器、特開2000−334223号公報の旋回流式ストレーナが知られている。
【0003】
この濾過器の作用を説明する。流入管から液体は接線方向に導入されるため、液体は濾過エレメントの周囲を旋回する。また、液体に含まれる異物も旋回しながら下方に沈下していく。異物を除去された液体は、濾過エレメントを通過し、流出管から送り出される。一方、下方に沈下した異物は、ドレイン管から排出される。
【0004】
【特許文献1】
特公昭61−53094号公報(第1図、第2図、 第3図)
【特許文献2】
特公平2−18890号公報(第1図、第2図、 第3図)
【特許文献3】
特開2000−334223号公報(図1、 図2、 図3)
【発明が解決しようとする課題】
上記構成における濾過器において、濾過エレメントの下端部は流出管や本体容器の下面部に取り付けられるが、通常の篭型濾過器では本体内流速は遅いが、旋回型濾過器では流体及び異物が高速で渦旋回するため腐食が発生しやすく、特に上記取り付け部分において濾過エレメントの腐食が発生しやすい。これは、いわゆるすき間腐食と呼ばれているものである。濾過エレメントの下端部に腐食が発生すると、濾過エレメントで濾過すべき異物が濾過エレメントの内部に漏れ込んできたりする不具合が生じる。また、腐食が進み破損に至ると事故となり、発電停止や工場運転停止という事態に陥る。
【0005】
本体容器や管などの接液部はゴムライニングなどの耐摩耗材料で容易に防食加工ができる。一方、濾過エレメントは多孔構造であるため有効な摩耗と防食の両方を満足できる加工は著しく困難である。また、耐腐食と強度の良好なチタンないし炭素繊維強化複合樹脂材料を使用することは可能であるが、製作が困難であり高価である。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、濾過エレメントに発生する腐食を抑制することのできる濾過器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る濾過器は、
円筒状の本体容器と、
この本体容器内に設けられる濾過エレメントと、
本体容器に対して接線方向から液体を導入する流入管と、
濾過エレメントにより異物が濾過された液体を流出する流出管と、
異物を液体と共に排出するドレイン管とを備えた濾過器と、
前記濾過エレメントと電気的に接続され、かつ接液状態にある電気防食用流電陽極(犠牲陽極と呼ばれることもある。以下、「流電陽極」と略す。)とを備えた濾過器において、
前記電気防食用流電陽極の方向に向けて、流入管から導入された液体を案内する案内手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
この構成による濾過器の作用・ 効果は、以下の通りである。すなわち、 濾過器に設けられた濾過エレメントには、流電陽極が電気的に接続されており、流電陽極により濾過エレメントの電位をマイナス側にシフトさせることにより腐食電流を打ち消す結果、防食機能を果たすことができる。これにより、濾過エレメントの濾過機能を維持する。
【0009】
本発明において、案内手段を設けたことによる作用・効果を説明する。流入管から導入された液体は旋回流を形成し、異物が濾過エレメントにより除去されて流出管から流出される。また異物は、ドレイン管から排出される。さらに、流入管から導入された液体は、案内手段により流電陽極のほうに向けて案内される。この案内される液体により、金属陽イオンが有効に働く以前に流電陽極の表面で反応してしまい、水酸化物に変化してしまった金属水酸化物や異物による汚れの流電陽極表面からの除去と、流電陽極表面で生成した金属陽イオンを速やかに移動させるように作用する。その結果、流電陽極による防食効果を長期に維持することができる。
【0010】
本発明の好適な実施形態として、前記本体容器の上方に前記流入管を設けると共に、下方に前記流出管を設け、上方から下方に向けて旋回流を形成するように構成し、
前記流電陽極を前記濾過エレメントの上方に取り付けたものがあげられる。
【0011】
この構成による濾過器では、流入管から流入される液体は、旋回流を形成し、上方から下方へと向かう。流体の流れに対し流電陽極が上流にあるため、金属陽イオンが効率よく腐食対象の濾過エレメントに接触し金属酸化物に変化する際の作用である防食機能を果たす。また、流電陽極は濾過エレメントの上方に取り付けているから旋回流の形成に対して悪影響を及ぼさない。従って、旋回流の乱れによる濾過機能の低下を防止することができる。
【0012】
本発明の別の好適な実施形態として、前記濾過エレメントは鋼であり、前記流電陽極はアルミニウム、亜鉛、マグネシウムのいずれか1つを主成分材料、あるいは、組み合わせを主成分材料とする合金材料とすることができる。
【0013】
濾過エレメントとしては鋼、例えば、炭素鋼やステンレス鋼により形成され、所望の強度を維持することができる。また、流電陽極として上記の材料を選択することにより、濾過エレメントの腐食を確実に防止することができる。
【0014】
本発明に係る別の濾過器は、
円筒状の本体容器と、
この本体容器内に設けられる濾過エレメントと、
本体容器に対して接線方向から液体を導入する流入管と、
濾過エレメントにより異物が濾過された液体を流出する流出管と、
異物を液体と共に排出するドレイン管と、
前記濾過エレメントと電気的に接続され、かつ接液状態にある電気防食用流電陽極とを備えた濾過器において、
前記濾過エレメントの下部にエレメント表面から張り出した張り出し部を備え、かつ、
前記濾過エレメントの前記張り出し部の先端と、前記電気防食用流電陽極との距離が、前記濾過エレメントの下端部と前記電気防食用流電陽極の距離よりも長く設定していることを特徴とするものである。
【0015】
このように距離を長く設定することで、張り出し部が金属陽イオンと接触する結果、近傍の電位を下げ、この影響下にある防食対象の濾過エレメントと本体容器あるいは流出管との嵌合部の隙間を腐食から保護する。また、張り出し部は、濾過エレメントの下部に設けられるので、旋回流の形成に対して悪影響を及ぼさない。
【0016】
本発明に係る更に別の濾過器は、
円筒状の本体容器と、
この本体容器内に設けられる濾過エレメントと、
本体容器に対して接線方向から液体を導入する流入管と、
濾過エレメントにより異物が濾過された液体を流出する流出管と、
異物を液体と共に排出するドレイン管と、
前記濾過エレメントと電気的に接続され、かつ接液状態にある電気防食用流電陽極とを備えた濾過器において、
前記濾過エレメントの下部にエレメント表面から張り出した張り出し部を備え、
前記張り出し部は、第2の電気防食用流電陽極として機能する材料で形成されることを特徴とするものである。
【0017】
本発明において、張り出し部を第2の電気防食用流電陽極として機能する材料で形成することの作用・効果を説明する。この張り出し部は、濾過エレメントと異質の金属材料で形成することも可能である。この場合は、濾過エレメント材質よりも電位(標準単極電位)が低い(イオン化傾向が高い)金属材料を使用する。上流側に取り付けた流電陽極と同じ材料を使用することはできるが、この場合は第2の流電陽極の消耗が激しくなり、また下部に取り付け可能な量が少ないという理由からメンテナンス頻度が増大する。そして、防食機能を満足し、かつ第2の流電陽極の消耗を押さえるため、上流側の流電陽極よりも電位が高い金属材料が好ましい。すなわち、上流側に取り付けた流電陽極の材料よりも電位が高く、かつ、濾過エレメントの金属材料よりも電位が低い金属材料が好ましい。これにより、より効果的に濾過エレメントの腐食を防止することができる。
【0018】
上記において、前記張り出し部は、前記濾過エレメントの外周に円板状に形成されていることが好ましい。円板状に形成することにより、濾過エレメントに対しての取り付けや取り扱いが容易になる。また製造も容易であるが、円板に切欠や孔等を適宜形成してもよいし、円板は複数の板をつなぎ合わせた形であってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る濾過器の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る濾過器の一部破断斜視図、図2は、流入管における水平断面図、図3(a)は濾過エレメント上部における水平断面図、図3(b)は、垂直断面図を示す。
【0020】
<濾過器の構成(第1実施形態)>
濾過器1は、円筒状の本体容器2を備えており、この本体容器2の上部に流入管3が接合され、下部に流出管4が接合される。本体容器2の内部には濾過エレメント5が設けられている。本体容器2の上部には蓋6が設けられている。また、本体容器2の下方には、異物を排出するためのドレイン管7が設けられている。濾過器1全体を支えるために、本体容器2には数箇所に脚8が取り付けられている。本体容器2、流入管3、流出管4の接液部は、樹脂により防食加工がされている。
【0021】
濾過エレメント5は、導入される液体に含まれている異物を除去するフィルターとしての機能を有する。そのため、濾過エレメント5の周囲には多数の孔5aが形成されている。濾過エレメント5は、逆円錐台状に形成されており、上部が大径であり下部が小径となっている。そして、上部が本体容器2と蓋6の間に挟持されることで、本体容器2に対して取り付けられている。また、濾過エレメント5の内部には、流出管4の先端4aが配置されており、濾過エレメント5により濾過された液体は、流出管4により流出される(矢印B方向) 。流出管4の先端4aは垂直上方向を向いている。なお、濾過エレメント5の上部を本体容器2に対して、適宜の方法で直接取り付けてもよい。
取り扱う液体は、主に水や海水である。また異物は、砂、海藻や生物(貝、くらげ)、その他のゴミである。
【0022】
本体容器2の下部には、ドレイン管7が設けられており、接線方向(矢印C方向) に異物を排出する。異物は、液体と共に排出される。ドレイン管7の径は、流出管4の径よりも小さく設定されている。
【0023】
次に、流入管3に関する構造を説明する。図2に示すように、流入管3は本体容器2に対して、接線方向から液体を導入できるように接合されている。これにより、本体容器2の内部に旋回流を形成させる。図2において、旋回流は、反時計方向に旋回する。つまり、液体を接線方向から導入することで旋回流を形成できる。なお、旋回流の方向は、時計方向と反時計方向のいずれでも良い。
【0024】
次に、濾過エレメント5の腐食を防止するための機構を説明する。濾過エレメント5の下部は、流出管4や本体容器2の底面部等に取り付けられる。この場合、上記取り付け部分のすき間に腐食が発生し易くなる。これは、すき間腐食と呼ばれる現象であり、電気化学的反応により、濾過エレメント5の表面から金属材料が消耗していく。濾過エレメント5は、鋼により形成され、好ましくは、ステンレス鋼や、炭素鋼である。濾過エレメント5が腐食すると、濾過機能の低下等の不具合が発生する。
【0025】
そこで、濾過エレメント5にいわゆる流電陽極10を取り付けている。流電陽極10は、濾過エレメント5を形成する材料よりもイオン化傾向の高い金属が用いられる。すなわち、 アルミニウム、亜鉛、マグネシウムのいずれか1つを主成分材料とする合金材料が用いられる。あるいは、アルミニウム、亜鉛、マグネシウムの任意の組み合わせを主成分材料とする金属材料が用いられる。これらの材料を使用した流電陽極10を用いることにより、流電陽極10が濾過エレメント5の代わりに腐食されることになる。
【0026】
流電陽極10を形成する金属は、金属イオン化(プラスイオン)する。そして、この金属イオンが陰極(濾過エレメント)で発生する水酸基イオン(マイナスイオン)と結合し金属水酸化物となる。これにより、流電陽極10による防食作用が行われることになる。流電陽極10は、図3(a)に示すように、濾過エレメント5の外周に3箇所取り付けられている。これにより、流電陽極10は、濾過エレメント5に対して、機械的かつ電気的に接続される。外周への取り付け個数については、3個でなくてもよく、任意の個数取り付けることができる。また、流電陽極10は液体中に浸漬された状態で取り付けられている。
【0027】
例えば、流電陽極10が亜鉛の場合、
Zn→Zn+++2e-
2 +2H2 O+4e→4OH-
Zn+++2OH- →Zn(OH)2
流電陽極がアルミニウムの場合、
Al→Al+++ +3e-
2 +2H2 O+4e→4OH-
Al+++ +3OH- →Al(OH)3
Mgも同様である。このように金属水酸化物が生成される。有効に働く金属陽イオンは、陰極(濾過エレメント)表面近くで水酸化物となるが、一部は防食に働く以前に、流電陽極表面で水酸化物に反応してしまう。この金属水酸化物において、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛は水に不溶である。また、水酸化マグネシウムは塩水には可溶であるが、水酸化アルミニウムと水酸化亜鉛は不溶である。このような、金属水酸化物の一部は流電陽極10の表面に付着し、時間経過と共に固着する。残りの一部は、ドレイン管7を介して排出される。流電陽極10に金属水酸化物が付着すると、表面電気抵抗が増大し防食機能が低下する。すなわち、 流電陽極10の表面に金属水酸化物の層が形成されると、金属水酸化物自身が有する電気抵抗が界面抵抗となり、界面電位差が発生する。これにより、流電陽極10自身の防食機能が低下するのである。
【0028】
そこで、流入管3から流入される液体を流電陽極10の方向に向けて案内する案内手段が設けられている。図3(a)に示すように、本体容器2の内周壁面から3箇所の突出部11が設けられている。突出部11は、ブロック状でもよいし、プレート状でもよい。流入管3から導入された液体は、突出部11にぶつかり、これにより、液体が上方に掻き揚げられる。これにより、流電陽極10の方向へ向けての液体の流れを作り出すことができる。このように、流電陽極10に対して液体を案内することで、発生した金属陽イオンを速やかに流去せしめ、さらに液体の圧力により流電陽極10の表面に付着した金属水酸化物を除去することができる。これにより、流電陽極10の防食機能を長期にわたって維持することができる。
【0029】
図3(b)に示すように、突出部11は、流入管3の上方に設けられている。また、流電陽極10は、突出部11の更に上方に設けられている。また、図3(a)に示すように、流電陽極10と突出部11は、円周方向に沿って交互に配置されている。交互に配置することで、いずれの流電陽極10に対しても均等に液体を案内させることができる。
【0030】
濾過エレメント5の最上部には天板13が設けられている。天板13の円周方向の縁部が本体容器2と蓋6との挟持されることで、濾過エレメント5が固定される。また、濾過エレメント5の下部には、張り出し部12が設けられている。張り出し部12は円板状に形成される。この張り出し部12は、濾過エレメント5と同じ材料で形成しても良いが、流電陽極10と同様の材料で形成しても良い。これにより、張り出し部12を第2の流電陽極として機能させることができる。その結果、濾過エレメント5の腐食を更に抑制することができる。この点については、後述する。
【0031】
<作用>
次に、濾過器1の作用について説明する。図1の矢印A方向から液体を導入する。液体は接線方向から導入され、旋回流を形成することができる。これにより、砂、貝等の高比重異物は遠心力により壁面を旋回し下降する。旋回流は、本体容器2の内壁面と濾過エレメント5の外面との間に形成されるが、壁面における流速が最も小さく、流れの中央部が最も流速が大きくなる。そして、ベルヌーイの定理によれば、流速が大きいところは圧力が低くなり、流速が小さくなるほど圧力が大きくなる。従って、液体と同程度の比重の異物(海藻、くらげ等の比較的比重の軽いもの)は、圧力の低い中央部に引き寄せられるようになる。すなわち、 かかる異物は最も速い流速に乗せられて旋回していくため、効率良く異物を収集することができる。
【0032】
異物は旋回流に乗せられながら次第に下方に沈下していき、ドレイン管7から排出される。一方、異物が除去された液体は、濾過エレメント5の孔5aを通過し、流出管4から流出される。ドレイン管7から排出させるタイミングは、適宜決めることができる。
【0033】
一方、流入管3から導入された液体は、突出部11により上方に向けて掻き揚げられ、流電陽極10の方向へと案内される。これにより、流電陽極10の表面に付着される金属水酸化物や汚れ等は、液体の圧力により除去される。また、除去された金属水酸化物等は、異物と同様にドレイン管7から排出される。これにより、流電陽極10の防食機能を長期に維持することができる。
【0034】
<濾過器の構成(第2実施形態)>
次に、図4により、第2実施形態に係る濾過器の構成を示す。本体容器2及び流入管3、流出管4は、一般炭素鋼(SS400)で製作されており、接液部は、ゴムライニング防食加工されている。濾過エレメント5は、ステンレス鋼(SUS316)で製作されている。流電陽極は、アルミ陽極(日本防蝕(株)社製品アラノード)を用いる。濾過エレメントの下部円板(張り出し部)は、ステンレス鋼(SUS316)で製作されている。図4において、濾過エレメント5は、濾過部5Aと、小径部5Bと、大径部5Cとから構成される。濾過部5Aは、逆円錐台状に形成され、多数の孔5aが形成されている。小径部5Bは、流出管4に挿入されている。流出管4の先端部は、本体容器2の底面の位置にとどまっている。また、小径部5Bの外周には、円板状の張り出し部12が形成されており、第2の流電陽極として機能する。張り出し部12は、本体容器2の底面近傍に位置する。小径部5Bには、孔は形成されていない。
【0035】
大径部5Cの外周には、円周方向に沿って3箇所にアルミ陽極10(流電陽極)が設けられている。また、案内手段としての羽根部11が設けられている。羽根部11は、全体としてプレート状であり、第1プレート部11aと第2プレート部11bがボルト11cにより締結されている。第1プレート部11aは、大径部5Cと一体的であり、第2プレート部11bは、本体容器2の内壁面と一体的である。すなわち、 濾過エレメント5は、羽根部11により本体容器2に対して固定されていることにもなる。濾過エレメント5を取り外すときは、ボルト11cを緩めればよい。また、大径部5Cには、孔は形成されていない。
【0036】
上下方向の配置関係であるが、アルミ陽極10は、流入管3の上方に設けられ、その更に上方に羽根部11が設けられる。また、アルミ陽極10と羽根部11とは、円周方向に沿って交互に配置される。
【0037】
<濾過器の構成(第3実施形態)>
次に、図5により、第3実施形態に係る濾過器の構成を説明する。本体容器2及び流入管3、流出管4は、一般炭素鋼(SS400)で製作されており、接液部は、ガラス繊維と炭素繊維で強化した不飽和ポリエステル樹脂で防食加工されている。濾過エレメント5は、ステンレス鋼(SUS304)で製作されている。流電陽極は、亜鉛陽極((株)ナカボーテック社製品ZAP−A)を用いる。濾過エレメントの下部円板(張り出し部)は、ステンレス鋼(SUS410)で製作されている。この実施形態では、濾過エレメント5は円筒形状であり、濾過部5Aと、第1同径部5Dと、第2同径部5Eとから構成される。第1同径部5Dの下端部は、本体容器2の底面に設けられた嵌合凹部2Aに挿入される。また、第1同径部5Dの外周には、これまでと同様に円板状の張り出し部12が設けられている。これら同径部5D,5Eには、孔は形成されていない。
【0038】
第2同径部5Eの外周には、円周方向に沿って6箇所に亜鉛陽極10(流電陽極)が取り付けられている。また、本体容器2の内壁面には10箇所に羽根部11が取り付けられている。なお、流電陽極10の個数と、羽根部11の個数は任意に設定できるものである。羽根部11の形状は、図5(c)に示すように水平部分11eと傾斜部分11dとから構成されている。図5(c)は図5(a)の矢視図Dである。かかる羽根部11により、亜鉛陽極10へ向かう液体の流れを作り出すことができる。第2同径部5Eの上端部は、蓋6の裏面に設けられた嵌合凹部6aに挿入されている。
【0039】
上下方向の配置関係であるが、羽根部11は、流入管3の上方に設けられ、その更に上方に亜鉛陽極10が設けられる。
【0040】
<濾過器の構成(第4実施形態)>
次に、図6により、第4実施形態に構成を説明する。濾過エレメント5は、逆円錐台状であり、上から下まで多数の孔が形成される。流出管4の先端は、本体容器2の底面から少し突出した状態で取り付けられている。流出管4の先端には、嵌合凹部4Aが設けられており、濾過エレメント5の下端部が挿入される。濾過エレメント5の下部には、円板状の張り出し部12が設けられている。張り出し部12は、嵌合凹部4Aの近傍に位置している。
【0041】
濾過エレメント5の上端面には天板13が設けられており、この天板13に、孔部11gと羽根部11fが形成されている。羽根部11fは、下向きの切り出しの形態で形成されている。なお、羽根部11fは、上向きに形成しても良い。天板13の上面には、4つの流電陽極10が取り付けられている。ただし、流電陽極10の設置個数は適宜変更することができる。蓋6には、膨出部6bが形成されており、この中に流電陽極10が配置される。流入管3から導入された液体は、羽根部11fを介して膨出部6bに案内され、孔部11gから排出される。これにより、液体の流れを形成することができる。これら羽根部11fと流電陽極10は、いずれも流入管3の上方に位置する。
【0042】
<濾過器の構成(第5実施形態)>
次に、図7により、第5実施形態の構成を説明する。濾過エレメント5は、濾過部5Aと、小径部5Bと、大径部5Cとから構成される。小径部5Bは、流出管4の先端に外挿されている。また、円板状の張り出し部12も設けられている。小径部5Bと大径部5Cには、フィルターとして機能させる孔は形成されていない。
【0043】
大径部5Cの外周には円周方向に沿って8箇所に羽根部11が設けられている。また、大径部5Cの内周面には、円周方向に沿って3箇所に流電陽極10が取り付けられている。さらに、大径部10には、多数の大孔5dが形成されている。流入管3から導入された液体は、羽根部11により掻き揚げられ、大孔5dを介して内部に案内される。これにより、流電陽極10に対する液体の流れを作り出すことができる。
【0044】
羽根部11は、プレート状に形成され、大径部5Cの外周に所定の角度傾斜した状態で取り付けられている。角度は適宜設定することができるが、旋回流の方向に対抗するような角度にすることが好ましい。これにより、積極的に上方に流れを掻き揚げることができる。
【0045】
また、濾過部5Aと大径部5Cの境界には、仕切り板14が設けられ、濾過エレメント5の外側に本体内容器を形成している。従って、流電陽極10の表面に付着した金属水酸化物が、流出管4の方向に導かれることはない。大径部5Cの上端面には、ドーナツ状の天板13が取り付けられている。上下方向の配置関係は、流入管3の上方に上記本体内容器へと液体を案内する羽根部11があり、その上方に流電陽極10が配置されている。更にその上方に大孔5dが形成されている。
【0046】
<濾過器の構成(第6実施形態)>
次に、図8により、第6実施形態の構成を説明する。濾過エレメント5は、濾過部5Aと、小径部5Bと、大径部5Cとから構成される。小径部5Bは、流出管4の先端に外挿されている。また、張り出し部は設けられていない。
【0047】
大径部5Cには、濾過部5と同様に多数の孔5aが形成されている。大径部5Cの内面に流電陽極10が円周方向に沿って3箇所設けられている。また、大径部5Cの外周には、羽根部11が同様に3ヶ所設けられている。流電陽極10と羽根部11とは、円周方向に沿って交互に配置されている。羽根部11の取り付け角度は、図7と同様である。
【0048】
次に、図9により、張り出し部12の効果について説明する。流電陽極10から濾過エレメント5の下端部までの距離をL1とし、流電陽極10から張り出し部12の先端までの距離をL2とする。距離は、空間的な距離ではなく、部材の表面に沿った距離である。上記において、L2>L1になるように設定する。距離が大きいということは、電位差が大きい流電陽極の作用と、張り出し部12の面積を大きくして流下してくる金属陽イオンとの接触機会を大きくして近傍電位を下げ、上部に取り付けられた流電陽極の効果を高めて、嵌合部の隙間腐食を防止する。張り出し部12の材料としては、濾過エレメント5の材料と同じでも良いが、流電陽極10と同様の材料を用いた方が効果がある。
【0049】
しかし、流電陽極と同じ材料は防食機能は満足するが、張り出し部12の消耗によるメンテナンス頻度が増大するため、より好ましくは、第2の流電陽極としての消耗を少なくし、かつ、必要な防食機能を働かせるため、上流側の流電陽極よりも電位(標準単極電位)が高く(イオン化傾向が低い)、かつ、濾過エレメント材質より電位が低い材料の使用が好ましい。
【0050】
本体容器2、流入管3、流出管4、ドレイン管7の構造材料は、金属により形成される。ただし、接液部分は、ガラスを含むセラミックス、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、エラストマー、あるいは、これら各材料を組み合わせたもので、接液部分を防食することが好ましい。
【0051】
上記に代えて、本体容器2、流入管3、流出管4、ドレイン管7の構造材料は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、有機繊維や無機繊維で強化された熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂、あるいは、これら金属を含む各材料を組み合わせたもので製作することもできる。
【0052】
<別実施形態>
(1)各実施形態で説明した各部の構成を適宜組み合わせて濾過器を構成しても良い。例えば、濾過エレメントについて種々の構造のものを提示したが、ある実施形態で提示した濾過エレメントを他の実施形態に適用することも可能である。また、流電陽極や羽根部の設置個数は、任意に行える。流電陽極や羽根部の形状についても、適宜変更が可能である。
【0053】
(2)流入管、流出管、ドレイン管の配置及び構成も適宜変更が可能である。例えば、これらを円周方向のどの位置に配置するかは、適宜決めることができる。例えば、流出管の本体容器に対する取り付け構造についても種々の変形例が可能である。
【0054】
(3)張り出し部の形状は円板状に形成するのが好ましいが、完全な円板形状(リング形状)でなくても良い。例えば、外周の形状が波型等に形成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る濾過器の一部破断斜視図
【図2】流入管の位置における水平断面図
【図3】濾過エレメント上部における水平断面図と垂直断面図
【図4】第2実施形態に係る濾過器の構成図((a)水平断面図(b)垂直断面図)
【図5】第3実施形態に係る濾過器の構成図((a)水平断面図(b)垂直断面図)
【図6】第4実施形態に係る濾過器の構成図((a)水平断面図(b)垂直断面図)
【図7】第5実施形態に係る濾過器の構成図((a)水平断面図(b)垂直断面図)
【図8】第6実施形態に係る濾過器の構成図((a)水平断面図(b)垂直断面図)
【図9】張り出し部の効果を説明する図
【符号の説明】
1 濾過器
2 本体容器
3 流入管
4 流出管
5 濾過エレメント
7 ドレイン管
10 流電陽極
11 羽根部(案内手段)
12 張り出し部

Claims (9)

  1. 円筒状の本体容器と、
    この本体容器内に設けられる濾過エレメントと、
    本体容器に対して接線方向から液体を導入する流入管と、
    濾過エレメントにより異物が濾過された液体を流出する流出管と、
    異物を液体と共に排出するドレイン管と、
    前記濾過エレメントと電気的に接続され、かつ接液状態にある電気防食用流電陽極とを備えた濾過器において、
    前記電気防食用流電陽極の方向に向けて、流入管から導入された液体を案内する案内手段を備えたことを特徴とする濾過器。
  2. 前記本体容器の上方に前記流入管を設けると共に、下方に前記流出管を設け、上方から下方に向けて旋回流を形成するように構成し、
    前記電気防食用流電陽極を前記濾過エレメントの上方に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の濾過器。
  3. 前記濾過エレメントは鋼であり、前記電気防食用流電陽極はアルミニウム、亜鉛、マグネシウムのいずれか1つを主成分材料、あるいは、組み合わせを主成分材料とする合金材料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の濾過器。
  4. 前記濾過エレメントの下部にエレメント表面から張り出した張り出し部を備え、この張り出し部が円板状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の濾過器。
  5. 円筒状の本体容器と、
    この本体容器内に設けられる濾過エレメントと、
    本体容器に対して接線方向から液体を導入する流入管と、
    濾過エレメントにより異物が濾過された液体を流出する流出管と、
    異物を液体と共に排出するドレイン管と、
    前記濾過エレメントと電気的に接続され、かつ接液状態にある電気防食用流電陽極とを備えた濾過器において、
    前記濾過エレメントの下部にエレメント表面から張り出した張り出し部を備え、かつ、
    前記濾過エレメントの前記張り出し部の先端と、前記電気防食用流電陽極との距離が、前記濾過エレメントの下端部と前記電気防食用流電陽極の距離よりも長く設定していることを特徴とする濾過器。
  6. 前記張り出し部は、第2の電気防食用流電陽極として機能する材料で形成されることを特徴とする請求項5に記載の濾過器。
  7. 円筒状の本体容器と、
    この本体容器内に設けられる濾過エレメントと、
    本体容器に対して接線方向から液体を導入する流入管と、
    濾過エレメントにより異物が濾過された液体を流出する流出管と、
    異物を液体と共に排出するドレイン管と、
    前記濾過エレメントと電気的に接続され、かつ接液状態にある電気防食用流電陽極とを備えた濾過器において、
    前記濾過エレメントの下部にエレメント表面から張り出した張り出し部を備え、
    前記張り出し部は、第2の電気防食用流電陽極として機能する材料で形成されることを特徴とする濾過器。
  8. 前記電気防食用流電陽極の方向に向けて、流入管から導入された液体を案内する案内手段を備えたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の濾過器。
  9. 前記張り出し部が円板状に形成されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の濾過器。
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