JP3680327B2 - 空気清浄装置付ファンヒータ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、空気清浄装置付ファンヒータに関し、更に詳しくは空気清浄装置のファンおよびプラス電極に印加する電圧の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気清浄装置付ファンヒータは、例えば図3に示すように、温風を発生させることにより暖房を行うファンヒータ1と、温風を送給するファン2が、ファンヒータ1の本体内に設けられている。また、ファンヒータ1の吸気の通路あるいは吸気の取り入れ口には、空気清浄機3が取り付けられている。この空気清浄機3には高電圧(約5KV)を発生する高電圧発生装置4と、この電圧を印加することによりコロナ放電するプラス電極5がある。またプラス電極5のコロナ放電によりほこりを集塵する集塵板6と、ファン2と高電圧発生装置4の運転の発停を行う空気清浄運転スイッチ7がある。上記部品は制御装置8と図の破線で電気的に接続されている。
【0003】
次にその制御装置8の動作について説明する。空気清浄運転スイッチ7をONすると、ファン2が回転して室内の空気を空気清浄機3を経由して循環させる。さらに、高電圧発生装置4により高電圧(約5KV)を発生させ、プラス電極5に印加する。するとプラス電極5の針先端よりマイナスに帯電している集塵板6に向かって、プラスのコロナ放電が発生する。このときファン2により室内の空気が空気清浄機3を通過して、そこに含まれているほこりをプラスに帯電する。プラスに帯電したほこりは、マイナスに帯電している集塵板6に吸いつけられ、ほこりを集塵して空気を清浄する。このほこりを集塵する性能を向上するためには、室内の空気を早く循環し、しかもコロナ放電を強力にしなくてはいけない。そのためには、ファン2の回転数を高回転(暖房運転の強燃焼時の回転数)にし、高電圧発生装置4の電圧を高くして、プラス電極5に供給する必要がある。
【0004】
暖房スイッチ12を押すと、ファンヒータ1内にてガスあるいは石油等の燃料を燃焼し、ファン2が運転して燃焼により発生した熱を温風にして暖房を行う。この状態で空気清浄運転スイッチ7をONすると、燃焼量に準じたファン2の回転数にて回転し、空気清浄運転と暖房運転の同時運転を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成では、集塵性能を向上するためファン2の回転数を高回転(暖房燃焼の強燃焼時の回転数)にし、しかも高電圧発生装置4の電圧を高くして、プラス電極5に供給する必要があるため、シャーというコロナ放電音が大きくなり、運転音が大きくなるという欠点がある。空気清浄運転は夜間も使用される場合があり、特に真夜中の暗騒音が低いときにおいては、耳障りなこともある。またファンの回転数が高いため、空気清浄機のみで使用される場合は、冷風感を感じることもある。
【0006】
そこで本発明は、夜間に使用される場合等において、静音スイッチを設けて、ファン回転数を下げ、しかも高電圧発生装置から供給される電圧を低くしてコロナ放電音を小さくし、しかも送風による冷風感をなくすことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気清浄装置付ファンヒータは、温風により暖房を行うファンヒータと、電圧を発生する高電圧発生装置と、電圧を印加することによりコロナ放電する針状のプラス電極及びコロナ放電によりほこりを集塵する集塵板により構成され前記ファンヒータの吸い込み口に設けられた空気清浄機と、前記ファンヒータの内部に設けられ暖房運転と空気清浄運転兼用のファンと、このファンを回転し前記プラス電極に電圧を印加してコロナ放電させる信号を出す運転スイッチと、前記ファンヒータの運転を指示する暖房スイッチと、前記プラス電極に印加する電圧を所定ボルト低下させ且つ前記ファンの回転数を所定回転数低下させる静音スイッチとを備え、前記暖房スイッチと運転スイッチの操作により暖房運転と空気清浄運転の同時運転が行われているときに前記静音スイッチを操作したときは、前記プラス電極に印加する電圧のみ所定ボルト低下させ、前記ファンの回転数は暖房運転の燃焼量に応じた回転数で回転させるようにしたものである。
【0008】
【作用】
上記手段により、本発明の空気清浄装置付ファンヒータは、暖房運転と空気清浄運転の同時運転が行われているときに静音スイッチをON操作したときは、プラス電極に印加する電圧のみ所定ボルト低下させ、ファンの回転数は暖房運転の燃焼量に応じた回転数で回転させるようにしているため、暖房運転を優先させることができると共に、コロナ放電音を低減することができ、夜間あるいはおやすみ運転中の暖房運転が弱燃焼時には運転騒音をさらに低減することができる。
【0010】
【実施例】
以下本発明による空気清浄装置付ファンヒータの一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1において、温風を発生させることにより暖房を行うファンヒータ1と、温風を送給するファン2が、ファンヒータ1の本体内に設けられている。また、ファンヒータ1の吸気の通路あるいは吸気の取り入れ口には、空気清浄機3が取り付けられている。この空気清浄機3には高電圧(約5KV)を発生する高電圧発生装置4と、この電圧を印加することによりコロナ放電するプラス電極5がある。またプラス電極5のコロナ放電によりほこりを集塵する集塵板6と、ファン2と高電圧発生装置4の運転の発停を行う運転スイッチ7がある。プラス電極5に印加する電圧を所定ボルト低下させしかもファン2の回転数を所定回転数低下させる静音スイッチ9がある。上記部品は制御装置10と図の破線で電気的に接続されている。制御装置10は、この静音スイッチ9のON信号によりプラス電極5に印加する電圧を所定ボルト低下させしかもファン2の回転数を所定回転数低下させる制御手段11を有している。
【0011】
以上の構成に基づき、次にその制御手段11の動作について説明する。図2は第一の実施例である制御装置11のシーケンスフローを示し、左肩に示すシーケンスナンバーA1で空気清浄の運転スイッチをONすると、A2でファン2が回転(暖房運転の強燃焼の回転数)して室内の空気を空気清浄機3を経由して循環させる。さらに、A3で高電圧発生装置4により高電圧(約5KV)を発生させ、プラス電極5に印加する。するとプラス電極5の針先端よりマイナスに帯電している集塵板6に向かって、プラスのコロナ放電が発生する。このときファン2により室内の空気が空気清浄機3を通過して、そこに含まれているほこりをプラスに帯電する。プラスに帯電したほこりは、マイナスに帯電している集塵板6に吸いつけられ、ほこりを集塵して空気を清浄する。このほこりを集塵する性能を向上するためには、室内の空気を早く循環し、しかもコロナ放電をある一定の電圧までにしなくてはいけない。
【0012】
そのためには、ファン2の回転数を高回転(暖房運転の強燃焼の回転数)にし、高電圧発生装置4の電圧をある電圧まで高くして、プラス電極5に供給する必要がある。ここで、A4で静音スイッチ9をONすると、A5でファン2の回転数を所定回転数低下させ、暖房運転の弱燃焼の回転数にし、しかも高電圧発生装置4からプラス電極5に供給する電圧を2段階の低設定の電圧になるよう所定ボルト低下させ、コロナ放電する際に発生するシャーという音を低減する。ファン2の回転数のみを低下しても、コロナ放電音のシャーという音が残り、騒音は下がらない。逆にコロナ放電音だけ下げての効果はない。従って騒音を下げるためには、両者を変えてやる必要がある。この場合、集塵性能は低下するが、静音スイッチ9は夜間就寝中に使用されることが多く、就寝中はほこりの数が少ないため、そのほこりを集塵することは可能である。また、A6にて静音スイッチ9をOFFすると通常の回転数と通常の高電圧発生装置からの電圧に戻る。
【0013】
暖房スイッチ12を押すと、ファンヒータ1内にてガスあるいは石油等の燃料を燃焼し、ファン2が運転して燃焼により発生した熱を温風にして暖房を行う。この状態で空気清浄機の運転スイッチ7をONすると、燃焼量に準じたファン2の回転数にて回転し、空気清浄運転と暖房運転の同時運転を行う。暖房運転の弱燃焼の場合は、ファン2の回転数が弱回転になり、この状態ではコロナ放電音であるシャーという音が気になる。ここで静音スイッチ9が押されると、ファン2の回転数は燃焼量に応じた回転数で回転してファン回転数を低下させない。つまり、暖房運転を優先させる。しかし、高電圧発生装置4からプラス電極5に供給する電圧のみ所定ボルト低下させ、イオンシャワー音を低減させる。このとき以上により、静音スイッチ9を押すことにより、運転音を低減することができ、暖房運転の弱燃焼時に夜間あるいはおやすみ運転中でも騒音を気にすることなく使用することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の空気清浄装置付ファンヒータは、暖房運転と空気清浄運転の同時運転が行われているときに静音スイッチをON操作したときは、プラス電極に印加する電圧のみ所定ボルト低下させ、ファンの回転数は暖房運転の燃焼量に応じた回転数で回転させるようにしているため、暖房運転を優先させることができると共に、コロナ放電音を低減することができ、夜間あるいはおやすみ運転中の暖房運転が弱燃焼時には運転騒音をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気清浄装置付ファンヒータの構成図
【図2】同ファンヒータのフローチャート
【図3】従来の空気清浄装置付ファンヒータの構成図
【符号の説明】
1 ファンヒータ
2 ファン
3 空気清浄機
4 高電圧発生装置
5 プラス電極
6 集塵板
7 運転スイッチ
11 制御手段
Claims (1)
- 温風により暖房を行うファンヒータと、電圧を発生する高電圧発生装置と、電圧を印加することによりコロナ放電する針状のプラス電極及びコロナ放電によりほこりを集塵する集塵板により構成され前記ファンヒータの吸い込み口に設けられた空気清浄機と、前記ファンヒータの内部に設けられ暖房運転と空気清浄運転兼用のファンと、このファンを回転し前記プラス電極に電圧を印加してコロナ放電させる信号を出す運転スイッチと、前記ファンヒータの運転を指示する暖房スイッチと、前記プラス電極に印加する電圧を所定ボルト低下させ且つ前記ファンの回転数を所定回転数低下させる静音スイッチとを備え、前記暖房スイッチと運転スイッチの操作により暖房運転と空気清浄運転の同時運転が行われているときに前記静音スイッチを操作したときは、前記プラス電極に印加する電圧のみ所定ボルト低下させ、前記ファンの回転数は暖房運転の燃焼量に応じた回転数で回転させるようにした空気清浄装置付ファンヒータ。
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---|---|---|---|
JP22012994A JP3680327B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 空気清浄装置付ファンヒータ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22012994A JP3680327B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 空気清浄装置付ファンヒータ |
Publications (2)
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JPH0886513A JPH0886513A (ja) | 1996-04-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22012994A Expired - Fee Related JP3680327B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 空気清浄装置付ファンヒータ |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6698750B2 (ja) * | 2018-06-08 | 2020-05-27 | シャープ株式会社 | イオン発生機 |
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1994
- 1994-09-14 JP JP22012994A patent/JP3680327B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0886513A (ja) | 1996-04-02 |
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