JP3679849B2 - 液体塗布具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、化粧具、筆記具、修正具等の、液体(化粧液、インキ、修正液等)を貯蔵して、その液体を貯蔵部から吐出して塗布部材へ供給するようにした液体塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図9及び図10に示すように、バルブセット1によって前端開口部を開閉自在とした液貯蔵タンク2を外軸3の内部に前後方向へ移動自在に収容し、その液貯蔵タンク2に液誘導管4を連結して、外軸3の後端開口において露出する液貯蔵タンク2の後端を前方へノックすることにより、バルブを開いて液貯蔵タンク2から吐出する液体を液誘導管4により前方へ送り、又、液誘導管4の前端にシールリング5を嵌着して、そのシールリング5に繊維を束にして固めた構造の塗布部材6の後端部を挿入し、その塗布部材6が貫通する先軸7をシールリング5の前方に嵌着し、液誘導管4を通過してきた液体を塗布部材6に含浸させるように構成した液体塗布具が存在する。
【0003】
このような構造の液体塗布具は、空気と置換して液体が吐出するものであり、空気を液体の吐出経路とは逆に液貯蔵タンク2まで侵入させる必要があった。そして、シールリング5などは塗布部材6に密着してがたつかないように固定しているので、シールリング5と塗布部材6の間を空気が通過することはできず、塗布部材6の繊維の空隙部を空気が通過して侵入しなければならなかった。そのため、塗布部材6には空隙部が大きくなる繊維を使用する必要があり、剛性が低下するという弊があった。また、塗布部材6に液体が含浸すると空隙部が塞がって空気の通過が困難になり、液体の吐出も減少する問題があった。そのため、流動性の良い粘度の低い液体を用いることも試みられたが、液体を十分に吐出させることはできなかった。
【0004】
そこで、このような不満を解消するために、図11に示すように液誘導管4の前端に更にパイプ8を連結して、そのパイプ8を塗布部材6の内部に差し込んだ構造の液体塗布具が考案された。このような構造の液体塗布具は、液体がパイプ8を通って塗布部材6の先端部近くまで導出されるが、空気置換性が充分に向上するものではないので、やはり液体の吐出が満足のできるものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、空気置換性が向上して液体の吐出が良好になる液体塗布具の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の液体塗布具は、バルブセット1によって前端開口部を開閉自在とした液貯蔵タンク2に、その液貯蔵タンク2から吐出した液を前方へ送る液誘導管4を連結し、その液誘導管4の前端太径部9の内側に塗布部材6の後端部を挿入するシールリング5を嵌着し、そのシールリング5の前方に塗布部材6を貫通させる先軸7を配して、シールリング5に液誘導管4の内孔10と連通し、内孔10の開口部近傍に至るまで形成された溝11,21を設けるとともに、そのシールリング5の溝11,21と連通し且つ外部に開通する溝12,20を先軸7に設けたことを特徴とする構成を具えるものである。
【0007】
なお、先軸7の溝20、又はシールリング5の溝、又はその両方の溝を螺旋状とすることも可能である。
【0008】
また、シールリング5にはその外面側に溝21を設けることも可能である。
【0009】
また、上記の目的に加えて、塗布部材6の固定を強化するために、先軸7又はシールリング5又はその両者の内面に塗布部材6の外径よりその内接円径が小さい突起を設けることも可能である。
【0010】
同じく、上記の目的に加えて、シールリング5のシール性能を高めるために、シールリング5の鍔13を先軸7と液誘導管4により挟着してシールするとともに、先軸7に対するシールリング5の嵌合部に先軸7の内面に密着してシールする凸部14を設けることも可能である。
【0011】
【実施例】
以下、図1〜図8に示した本発明の実施例について説明する。図1〜図3は第1実施例を示したもので、まず、図1に拠って全体構造から説明する。図中、符号3が外軸であり、この外軸3の中に液貯蔵タンク2が前後方向へ移動可能に収容されている。この液貯蔵タンク2の後端面は外軸3の後端開口において露出して、液貯蔵タンク2は前方へノック可能となっている。液貯蔵タンク2の前端開口部にはバルブセット1が装着され、又、液貯蔵タンク2の前端部に液誘導管4の後端部が連結している。液貯蔵タンク2を前方へノックすると、液誘導管4に対し液貯蔵タンク2が前方へスライドし、このときバルブセット1の弁棒24が液誘導管4に当接していて前進を阻止されるので、弁棒24が相対的に後退した形となって弁口が開き、空気が液貯蔵タンク2の内部に流入する。そして、その空気と置換するように液体が液貯蔵タンク2から吐出し、液誘導管4に流入してその中を通って前方へ流動する。液誘導管4は、図2に示すように、前端部に太径部9を有して、その太径部9の内側にシールリング5を嵌着している。シールリング5には繊維を束にした構造の塗布部材6の後端部を挿入している。シールリング5の前方には先軸7が嵌着し、塗布部材6は先軸7を貫通して前端部を先軸7の前方へ突出している。なお、図1中、符号15は液貯蔵タンク2に収容されて遊動することにより液体の固化を防ぐ攪拌用ボール、符号16は液誘導管4に対し液貯蔵タンク2がスライドするときに液体の漏出を防ぐパッキン、符号17はキャップである。
【0012】
そして、図2及び図3に示すように、シールリング5の内面における周方向の複数箇所に前後方向のリブ18を突設して、それらリブ18の間に溝11を設けている。なお、リブ18はシールリング5の後端壁まで続いており、その後端壁において径方向に放射状に配置している。したがって、リブ18とリブ18の間に形成される溝11は、塗布部材6の後端が当接するシールリング5の後端壁にも形成されている。この溝11は、シールリング5の後端壁の中心孔を介して液誘導管4の内孔10と連通している。また、先軸7の内面における周方向の複数箇所にも前後方向のリブ19を突設して、それらリブ19の間に溝12を形成している。この溝12は先軸7の外部へ開通し、かつ上記のシールリング5の溝11とも連通している。先軸7及びシールリング5に対して塗布部材6を組み付けると、上記のリブ18,19が塗布部材6に当接して固定し、塗布部材6の周囲に上記の溝11,12による空気流通路が確保される。
【0013】
次に、図4及び図5は第2実施例を示したものである。この第2実施例の液体塗布具は、先軸7の内面に設ける溝20を螺旋状としたものであり、この溝20は外部へ開通し、かつシールリング5の溝11とも連通している。その他の構造は上記の第1実施例と同じである。
【0014】
なお、図示はしないが、先軸7ではなく、シールリング5に対して螺旋状の溝を設けることも可能である。また、先軸7とシールリング5の両方に螺旋状の溝を設けることも可能である。
【0015】
次に、図6及び図7は第3実施例を示したものである。この第3実施例の液体塗布具は、シールリング5に対し、その外面側に溝21を設けたものである。この溝21は先軸7の溝12と連通し、かつ液誘導管4の内孔10とも連通している。その他の構造は上記第1実施例と同じである。
【0016】
上記の第1実施例乃至第3実施例の液体塗布具は、先軸7の溝12,20とシールリング7の溝11,21とによって空気流通路が塗布部材6の周囲に確保されるので、塗布部材6を締め付けてその内部を空気が通過しにくくなっても支障がない。したがって、図示はしないが、先軸7又はシールリング5、又はその両者の内面に、塗布部材6の外径よりその内接円径が小さい突起を設けて、その突起により塗布部材6を締め付けて、塗布部材6の固定を強化することも可能である。
【0017】
次に、図8は第4実施例を示したもので、この第4実施例の液体塗布具は、シールリング5に設けた鍔13を先軸7と液誘導管4とにより挟着してシールする(図中、符号22,23がシール部を示している)とともに、先軸7に対するシールリング5の嵌合部に、先軸7の内面に密着する凸部14を設けてシールすることによりシール効果を高めている。その他の構造は上記の第1実施例と同じである。
【0018】
なお、このシール用の凸部14は、第1実施例の液体塗布具ばかりではなく、上記のその他の各実施例におけるシールリング5に対しても設けることが可能である。
【0019】
【発明の効果】
本発明の液体塗布具は上記の通りであり、先軸7に設けた溝12,20とシールリング5に設けた溝11,21とによって空気流通路が確保されて空気置換性が向上するので、塗布部材6の内部を空気が通過できるか否かは問題ではなく、塗布部材6がいかなる材質・構造であるにも拘らず、液体が良好に吐出するという効果がある。また、請求項2記載のように、先軸7などに螺旋状の溝20を設ければ、上記の効果に加えて、螺旋状部位が塗布部材6に対してネジのように若干食い込むので、塗布部材6がしっかりと固定されるという効果が得られる。また、請求項3記載のように、シールリング5の外面側に溝21を設ければ、上記の効果に加えて、塗布部材6が液体を含浸して膨潤しても溝21を塞ぐことがないので、空気置換の確実性が増すという効果が得られる。また、請求項4記載のような突起を設ければ、上記の効果に加えて、塗布部材6の固定が強化するという利点がある。さらに、請求項5記載のように、シール用の凸部14を設ければ、上記の効果に加えて、シールリング5のシール効果が高まるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体構造を示す断面図である。
【図2】第1実施例の要部拡大断面図である。
【図3】第1実施例の塗布部材を取り外した状態の要部拡大断面図である。
【図4】第2実施例の要部拡大断面図である。
【図5】第2実施例の塗布部材を取り外した状態の要部拡大断面図である。
【図6】第3実施例の要部拡大断面図である。
【図7】第3実施例の塗布部材を取り外した状態の要部拡大断面図である。
【図8】第4実施例の要部拡大断面図である。
【図9】従来例の全体構造を示す断面図である。
【図10】従来例の要部拡大断面図である。
【図11】他の従来例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 バルブセット
2 液貯蔵タンク
3 外軸
4 液誘導管
5 シールリング
6 塗布部材
7 先軸
8 パイプ
9 太径部
10 内孔
11 溝
12 溝
13 鍔
14 凸部
15 攪拌用ボール
16 パッキン
17 キャップ
18 リブ
19 リブ
20 溝
21 溝
22 シール部
23 シール部
24 弁棒

Claims (5)

  1. バルブセット1によって前端開口部を開閉自在とした液貯蔵タンク2に、その液貯蔵タンク2から吐出した液を前方へ送る液誘導管4を連結し、その液誘導管4の前端太径部9の内側に塗布部材6の後端部を挿入するシールリング5を嵌着し、そのシールリング5の前方に塗布部材6を貫通させる先軸7を配して、シールリング5に液誘導管4の内孔10と連通し、内孔10の開口部近傍に至るまで形成された溝11,21を設けるとともに、そのシールリング5の溝11,21と連通し且つ外部に開通する溝12,20を先軸7に設けたことを特徴とする液体塗布具。
  2. 先軸7の溝20又はシールリング5の溝又はその両方の溝を螺旋状とした請求項1記載の液体塗布具。
  3. 溝21をシールリング5の外面側に設けた請求項1記載の液体塗布具。
  4. 先軸7又はシールリング5又はその両者の内面に塗布部材6の外径よりその内接円径が小さい突起を設けた請求項1、2又は3記載の液体塗布具。
  5. シールリング5の鍔13を先軸7と液誘導管4により挟着してシールするとともに、先軸7に対するシールリング5の嵌合部に先軸7の内面に密着してシールする凸部14を設けた請求項1、2、3又は4記載の液体塗布具。
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