JP3677997B2 - グロメット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に配索する電線群に取り付けるグロメットに関し、特に、グロメット内に挿通している電線群のうちから所要の電線を分岐して取り出せるようにした分岐ガイド付きのグロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バッグドアの開閉動作とは独立してバックドアガラスが開閉動作するハッチバックタイプの自動車においては、ルーフ側からはバックドア側へと配索する電線群のうち、一部電線群はバックドアガラスに配線してリアワイパーやデフォッガーに接続する一方、これら電線群から分岐した電線群をバックドア本体枠へと配線して、バックドア本体枠に付設したブレーキランプに接続している。
【0003】
上記ルーフ側からバックドア側へと配線する電線群Wは、通常、図11に示すように、上記配線領域が被水領域となるため、ルーフパネル1の貫通穴1aとバックドアガラス2の貫通穴2aの間に挿着する長尺なグロメット3を通し、バックドアガラス2の内側へと配線した電線群のうちの一部の電線群Waを再度をバックドアガラス2を通してバックドア本体枠4に挿着したブレーキランプ5の位置まで配線している。
【0004】
上記ブレーキランプ5に接続する電線群Waをバックドアガラス2を貫通させる必要があるため、別のグロメット6を電線群Waに取り付け、バックドアガラス2の貫通穴2bに上記グロメット6を嵌着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成とした場合、種類の異なる2つのグロメット3、6が必要となり、コスト高になると共に、これらグロメットの電線への取付作業、グロメットのバックドアガラス2への取付作業に手数がかかる問題がある。さらに、電線Waはバックドアガラス2を迂回させるために長尺となり、その分、コスト高になる問題がある。
【0006】
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたもので、1つのグロメットを用いるだけで、バックドア本体枠のブレーキランプに接続する電線群をバックドアガラスを迂回させることなく配線できるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、電線群を挿通させて車体に係止するグロメットであって、
中空部を主電線挿通路とした両端開口の主筒部の所要位置の外周より偏平形状の分岐ガイド筒部を突設し、該分岐ガイド筒部の中空部からなる分岐電線挿通路を上記主電線挿通路と連通させ、かつ、該分岐ガイド筒部の先端に、電線を1本ずつ通す貫通穴を並列させて複数個貫通して設けた偏平形状の閉鎖部を設け、該閉鎖部に設けた各貫通穴の内周面に1つ或いは複数個のシール用突起を設け、これら貫通穴に分岐電線を1本ずつ通して、上記シール用突起を挿通する電線の外周面に圧接する構成としていることを特徴とするグロメットを提供している。
【0008】
上記主筒部は一体的に成形してもよいし、電線挿通方向の長さ方向に分割して形成し、これら分割部材を連結していく構成でもよく、いずれも、長さ方向の両側の外周面に車体係止部を凹設している。該主筒部の長尺な電線挿通部の一部から上記分岐ガイド筒部を突設しており、グロメットの内部で挿通する電線群を分岐できるようにしている。
【0009】
上記分岐ガイド筒部に通す電線は、該分岐ガイド筒部の先端側の貫通穴より電線を1本ずつ通して、主筒部へと導いて配線することが好ましい。
【0010】
上記分岐ガイド筒部先端の閉鎖部に設けた各貫通穴の内周面に1つ或いは複数個のシール用突起を設け、該シール用突起を挿通する電線の外周面に圧接する構成としているため、分岐ガイド筒部に貫通させる電線を確実にシールすることができ、特に、被水領域に配線する場合に、防水性能を高めることができる。
【0011】
上記分岐ガイド筒部は、挿通する分岐電線の配線方向に応じて、上記主筒部の軸線方向に対して所要方向に所要角度傾斜させて突設している。このように、分岐ガイド筒部を傾斜させると、分岐ガイド筒部の先端より挿入する電線を主筒部の主電線挿通路に合流させやすく、電線挿通作業をスムーズに行うことができる。
【0012】
上記貫通穴の先端を閉鎖しておき、電線を挿通する貫通穴の上記先端閉鎖部を切断して開口するようにしてもよい。該構成とすると、必要な貫通穴のみを開口させればよく、電線を通さない不要な貫通穴より浸水等が発生するのを防止できる。
【0013】
上記したグロメットは、特に、自動車のバックドアの開閉動作とは独立にバックドアガラスが開閉動作するハッチバックタイプの自動車のルーフからバックドアへの配索される電線群を挿通させる場合に好適に用いられ、上記主電線挿通路はルーフ側からバックドアガラスへと配索される主電線群を挿通する一方、上記分岐電線通路は、ルーフ側からバックドア本体枠へと配索するブレーキランプ用の電線群を挿通している。
【0014】
上記のようにグロメットを用いると、バックドア本体枠へ配線する電線群を前記図11に示すようにバックドアガラスを迂回させる必要がなく、かつ、グロメットも1つでよくなり、コストおよび作業手数を低減することができる。
【0015】
なお、上記ルーフ側からバックドア側へと配索するグロメットは、ゴムまたはエラストマーからなる筒形状の弾性材成形品と、ポリプロピレン等より成形する筒形状の硬質樹脂成形品とで分割して構成し、これら成形品を長さ方向の両端を相互に係止して、順次連結していく構成とすることが好ましい。
【0016】
具体的には、上記弾性材成形品として、
車体係止部を設けた樹脂インナーを内嵌した拡径筒部から屈曲して連続する蛇腹状の筒部を設け、該筒部の先端の内周面に被係止部を設けた第1弾性材成形品と、
偏平な長尺な筒形状で、その両端内周面に被係止部を設け、長さ方向の所要の位置より所要方向に突設した分岐ガイド筒部を設けた上記主筒部に相当する第2弾性材成形品と、
偏平な筒形状の一端内周面に上記被係止部を設けると共に他端側が複数の筒部に分岐し、この分岐した各筒部に車体係止部を設けた第3弾性成形品とを備える一方、
上記硬質樹脂成形品として、
真円形状の筒部の一端より偏平な筒部を屈曲させた形状で、一端外周面に上記第1弾性材成形品の被係止部と係止する係止部を設けていると共に、偏平な他端外周面に上記第2弾性材成形品の被係止部と係止する係止部を設けた第1硬質樹脂成形品と、
偏平形状の筒状で、その長さ方向の中間部を屈曲させ、一端外周面に上記第2の弾性部材の被係止部と係止する係止部を突設していると共に、他端外周面に上記第3弾性材成形品の被係止部と係止する係止部を突設している第2硬質樹脂成形品とを備え、
上記第3弾性材成形品から、第2硬質樹脂成形品、第2弾性材成形品、第1硬質樹脂成形品、第1弾性材成形品へと電線群を通して、順次係止片を被係止片と係止して連結構造としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1乃至図8は第1実施形態を示し、該第1実施形態のグロメット10はルーフ側からバックドアへと配線される電線群に取り付けられるものである。グロメット10はゴムまたはエラストマーからなる第1弾性材成形品11、第2弾性材成形品12、第3弾性材成形品13および、ポリプロピレンからなる第1硬質樹脂成形品14、第2硬質樹脂成形品15からなる。これら成形品は、いずれも筒形状で、第1弾性材成形品11、第1硬質樹脂成形品14、第2弾性材成形品12、第2硬質樹脂成形品15、第3弾性材成形品13を順次連結して形成しており、一連に連通した主電線挿通路を形成している。
【0019】
上記グロメット10は、図2に概略的に示すように、一端側の第1弾性材成形品11に内嵌した樹脂インナー16の車体係止部16aをルーフパネル1に設けた貫通穴1aに嵌着されると共に、他端側の第3弾性材成形品13の分岐筒部13a、13bに設けた車体係止部13a−1、13b−1をバックドアガラス2に設けた2つの貫通穴2a’、2b’に嵌着される。該グロメット10の中間部に組みつける第2弾性材成形品12には分岐ガイド筒部20を突設している。
【0020】
上記グロメット10に通した電線群は、ルーフ側から、バックドア側へと配索し、該電線群の主要部を上記主電線挿通路を通してバックドアの開閉動作とは独立して開閉作動するバックドアガラス2へと配線すると共に、残部(本実施形態では2本の電線)を上記分岐ガイド筒部20を通してバックドア本体枠4へと配線している。
【0021】
上記第1弾性材成形品11は、図3(A)(B)(C)に示す形状としている。即ち、楕円形状の拡径筒部11bの縮径側に90度屈曲させて略真円形状の蛇腹状の筒部11cを連続して設けている。上記拡径筒部11bの内部には樹脂インナー16を内嵌係止した構成とし、該樹脂インナー16に車体係止部16aを設け、ルーフパネル1の貫通穴1aに係止するようにしている。また、筒部11cの先端の内周面に、2つの被係止部11dを凹設し、これら被係止部11dの間にシールリップ11fを突設している。
【0022】
上記第2硬質樹脂成形品14は、図4(A)(B)(C)に示す如く中間部で90度屈曲させたL形状としている。L字の一方側は真円形状の筒部14aとし、他方側は偏平形状の筒部14bとしている。上記筒部14aの一端は開口として、該開口の外周縁に第1弾性材成形品11と係止させる2つの係止部14cを突設している。該筒部14aの他端は閉鎖面とし、該閉鎖面に近接した位置の周壁から偏平形状の筒部14bを連通させて形成し、該筒部14bの先端開口の外周縁に第2弾性材成形品12と係止させる2つの係止部14eを突設している。
【0023】
上記第2弾性材成形品12は、図5(A)(B)(C)(D)(E)に示すように、偏平な筒形状の主筒部12aより上記分岐ガイド筒部20を突設している。詳しくは、主筒部12aは、両側開口側を図5(D)に示すような楕円形状とする一方、中間部は図5(E)に示すように、偏平は四角形状としている。該筒部12aの一端の内周面に第1硬質樹脂成形品14と係止する2つの被係止部12bを設ける一方、他端の内周面に第2硬質樹脂成形品15と係止する2つの被係止部12dを設け、上記2つの被係止部の間にそれぞれシールリップ12f、12gを突設している。
【0024】
上記分岐ガイド筒部20は主筒部12aの周面より傾斜して突出し、分岐電線挿通路20aとなる中空部は、主筒部12aの主電線挿通路12hとなる中空部に連通している。該分岐ガイド筒部20の先端に、電線を1本ずつ通す2つの貫通穴20b、20c設けた閉鎖部20dを設けている。これら貫通穴20b、20cの内周面には軸線方向に間隔をあけて2つの環状のシール用突起20e、20fを設け、これらシール用突起20e、20fを挿通する各電線w1、w2の外周面に夫々圧接するようにしている。
【0025】
上記第2硬質樹脂成形品15は、図6(A)(B)に示す形状としており、偏平は筒形状で、その長さ方向の中間部を緩やかな角度(約150度)で屈曲させている。この屈曲は、配索スペースの形状に対応させたものである。 上記偏平な筒部15aの一端開口は第2弾性材成形品12と係止し、他端開口は第3弾性材成形品13と係止させるもので、これら開口の周縁にそれぞれ2つの係止部15b、15cを突設している。
【0026】
上記第3弾性材成形品13は、図7(A)(B)(C)(D)に示す形状で、第2硬質樹脂成形品15に係止する部分は偏平は筒部13cとし、該筒部の大径化させた先端より2つの分岐筒部13a、13bを一体的に設けている。上記分岐筒部13a、13bの基部側外周面に車体係止部13a−1、13b−1を凹設した鍔部13d、13fを突設している。また、上記鍔部13d、13fより延在する小径の分岐筒部13a、13bに対向したスリット13g、13hを設けて、電線の挿入を容易としている。
【0027】
グロメット10を構成する上記第1、第2、第3弾性材成形品11、12、13、第1、第2硬質樹脂成形品14、15は、図1に示すように組み立てる前に、第3弾性材成形品13→第2硬質樹脂成形品15→第2弾性材成形品12→第1硬質樹脂成形品14→第1弾性材成形品11の順に電線群Wを挿入していく。この時、第2弾性材成形品12の分岐ガイド筒部20の先端側からも、図8に示すように、2つの貫通穴20b、20cにそれぞれ電線w1、w2を挿入していく。
【0028】
上記電線w1、w2の挿入は分岐ガイド筒部20を主筒部12aから傾斜させて突出しているため、分岐ガイド筒部20に挿入した電線w1、w2を分岐ガイド筒部20より主筒部12aの主電線挿通路にスムーズに合流させることができる。
【0029】
電線w1、w2および電線群Wを上記成形品11〜15に通した後、電線挿入順序に従って、第3弾性材成形品13→第2硬質樹脂成形品15→第2弾性材成形品12→第1硬質樹脂成形品14→第1弾性材成形品11の順に、各係止部を被係止部に係止して連結していく。
【0030】
このように、5分割した各成形品に順次電線を挿通した後、成形品を連結していくため、電線群Wおよび電線w1、w2の挿通作業を容易に行うことができる。
【0031】
上記のように、グロメット10に電線を通した状態で、図2に示すように自動車のルーフ1側からバックドア側へとグロメット10を取り付ける。即ち、第1弾性材成形品11の樹脂インナー16をルーフパネル1に設けた貫通穴1aに嵌着して取り付けると共に、第3弾性材成形品13の2つに分岐した分岐筒の車体係止部13a−1、13b−1をバックドアガラス2の2つの貫通穴2a’、2b’に夫々嵌着する。上記分岐筒部13a、13bから引き出される電線Wはバックドアガラス2に取り付けるリアワイパーおよびデフォガーへと接続される。
【0032】
上記ルーフパネル1とバックドアガラス2の間を取り付けられるグロメット10の第2弾性材成形品12より分岐ガイド筒部20が突出し、該分岐ガイド筒部20より2本電線w1、w2が引き出され、これら電線w1、w2はバックドア本体枠4に取り付けたブレーキランプ5へと接続される。
【0033】
このように、従来はバックドアガラス2を迂回して配線していたブレーキランプ用の電線w1、w2をバックドアガラス2を迂回させることなく、ルーフ側からグロメット10の中を通して直接配線することができる。
【0034】
図9は本発明の第2実施形態を示し、漏斗型のグロメット30の拡径筒部31の周壁より分岐ガイド筒部20’を突設している。この分岐ガイド筒部20’も2本の電線を1本ずつ挿通する2つの貫通穴20b’、20c’を備えた形状で、これら貫通穴20b’、20c’の内周面に2重のシールリップ20b−1’、20c−1’を備えている。
【0035】
上記グロメット30には、分岐電線w1、w2を分岐ガイト筒部20’の貫通穴20b’、20c’に夫々挿通して、該グロメット30に通す主電線群Wと分岐させることができる。
【0036】
図10は第3実施形態を示し、グロメットの主筒部と連通させて突設した分岐ガイド筒部20の先端より、各貫通穴20b、20cと連通した小径管部20m、20nを突設し、これら各小径管部20m、20nの先端を閉鎖している。
【0037】
上記グロメットでは、貫通穴20b、20cに電線を夫々通す場合には、小径管部20m、20nの閉鎖部をハサミ等を用いて切断し、電線を通さない場合には閉鎖した状態のままとしている。また、貫通穴20bにのみ電線を通す場合には、小径管部20mの閉鎖部のみを切断して、貫通穴20cは切断せずに閉鎖した状態としている。
【0038】
このように、分岐ガイト筒の先端側に設けた貫通穴の先端を閉鎖しておき、必要に応じて切断すれば、不要に貫通穴を開口させず、この開口した貫通穴から浸水が発生することを防止できる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明に係わるグロメットは、主電線挿通路を構成する主筒部の所要位置から分岐ガイド筒部を突設しているため、グロメットを内において、電線群を分岐させて、主電線群とは別の方向へ電線を配線することができる。
【0040】
よって、ルーフ側からバックドア側へと配線する電線のうち、バックドア本体枠へと配線する電線をバックドアガラスを迂回させて配線する必要がなくなり、従来と比較して、電線長さを短くできると共に、グロメットも1つでよくなり、その分、コストの低下を図ることができる。
【0041】
また、本発明のグロメットを用いると、自動車の被水領域において、分岐して配索する電線群を、グロメットで完全に保護して配索することができるので、電線群の確実な防水を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のグロメットを示す斜視図である。
【図2】 図1のグロメットを用いた電線群の自動車に配索した状態を示す概略断面図である。
【図3】 第1実施形態で用いている第1弾性材成形品を示し、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は底面図である。
【図4】 上記実施形態で用いている第1硬質樹脂成形品を示し、(A)は平面図、(B)は右側面図、(C)は正面図である。
【図5】 第1実施形態で用いている第2弾性材成形品を示し、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は(B)のC−C断面図、(D)の(A)のD−D断面図、(E)は(A)のE−E線断面図である。
【図6】 第1実施形態で用いている第2硬質樹脂成形品を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図7】 第1実施形態で用いている第3弾性材成形品を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(B)のA−A線断面図、(D)は底面図である。
【図8】 第1実施形態のグロメットの分岐ガイド筒部に電線を通している状態を示し,(A)が斜視図、(B)は要部拡大断面図である。
【図9】 第2実施形態のグロメットを示す断面図である。
【図10】 第3実施形態のグロメットの要部拡大断面図である。
【図11】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル
2 バックドアガラス
10 グロメット
11 第1弾性材成形品
12 第2弾性材成形品
12a 主筒部
13 第3弾性材成形品
14 第1硬質樹脂成形品
15 第2硬質樹脂成形品
20 分岐ガイド筒部
20b、20c 貫通穴
Claims (4)
- 電線群を挿通させて車体に係止するグロメットであって、
中空部を主電線挿通路とした両端開口の主筒部の所要位置の外周より偏平形状の分岐ガイド筒部を突設し、該分岐ガイド筒部の中空部からなる分岐電線挿通路を上記主電線挿通路と連通させ、かつ、該分岐ガイド筒部の先端に、電線を1本ずつ通す貫通穴を並列させて複数個貫通して設けた偏平形状の閉鎖部を設け、該閉鎖部に設けた各貫通穴の内周面に1つ或いは複数個のシール用突起を設け、これら貫通穴に分岐電線を1本ずつ通して、上記シール用突起を挿通する電線の外周面に圧接する構成としていることを特徴とするグロメット。 - 上記分岐ガイド筒部は、挿通する分岐電線の配線方向に応じて、上記主筒部の軸線方向に対して所要方向に所要角度傾斜させて突設している請求項1に記載のグロメット。
- 上記貫通穴の先端を閉鎖しておき、電線を挿通する貫通穴の上記先端閉鎖部を切断して開口するようにしている請求項1または請求項2に記載のグロメット。
- 自動車のバックドアの開閉動作とは独立にバックドアガラスが開閉動作するハッチバックタイプの自動車のルーフからバックドアへの配索される電線群を挿通させるものであり、
上記主電線挿通路はルーフ側からバックドアガラスへと配索される主電線群を挿通する一方、上記分岐電線通路は、ルーフ側からドア本体へと配索するブレーキランプ用の電線群を挿通するものである請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のグロメット。
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