JP3677893B2 - 腕時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子に繰り返し変位を与えて発電を行う振動型の発電装置を備えた腕時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
腕時計装置のような小型で携帯に適した電子機器において、発電装置を内蔵することによって電池の交換をなくし、あるいは電池自体を無くすことができる携帯型の電子機器が考案され、実用化されている。図5に、その一例として発電装置1を内蔵した腕時計装置10の概略構成を示してある。この携帯型電子機器(腕時計装置)10においては、腕時計装置のケース内で旋回運動を行う回転錘13と、回転錘13の回転運動を電磁発電機に伝達する輪列機構8と、電磁発電機を構成するロータ14およびステータ15を備えており、2極磁化されたディスク状のロータ14が回転するとステータ15の出力用コイル9に起電力が発生し、交流出力が取り出せるようになっている。さらに、この携帯型電子機器は、発電装置1から出力された交流を整流する整流回路2と、発電装置1から得られた電力を蓄積する大容量コンデンサ5などによって構成された電力供給装置30と、この電力供給装置30からの電力によって動作する計時機能7などを備えた処理装置6を備えている。
【0003】
このような携帯型の電子機器は、ロータ14およびステータ15を備えた回転型の電磁式の発電装置1から電力を大容量コンデンサ5に蓄えて、その電力によって計時装置などの処理装置6を稼働することができる。従って、電池がなくても処理装置6を継続して動作させることができ、何時でも何処でも処理装置を使え、さらに、電池の廃棄などに伴う問題も除くことができる電子機器である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この電子機器の発電装置1から供給される電力は交流電力であるので、大容量コンデンサ5に充電し、また、ICなどを備えた処理装置6の作動電力とするためには整流して直流電力に変換する必要がある。このため、電力供給装置30は複数のダイオード3をブリッジに接続した整流回路2を備えている。これらのダイオード3としてシリコンダイオードが用いられていると、図6に示すように順方向の電流Ifに対して0.5〜0.6V程度の順方向電圧Vfがある。このため、発電装置1から供給された電力W0を整流回路2によって整流して得られる整流後の電力W1は、整流回路2を構成するダイオードの順方向電圧Vfの損失を考慮すると次のようになる。
【0005】
W1 = ηc× W0 ・・・(1)
ηc = V1/(V1+2×Vf) ・・・(2)
ここでηcは充電時の整流効率、V1は整流回路から得られる整流後の電圧であり、図5に示した回路においては大容量コンデンサ5の充電電圧に対応する。
【0006】
処理装置6の作動電圧は、ICなどの低電圧駆動化が進んでいるため、例えば、0.9〜1.0V程度でスタートさせることが可能である。従って、大容量コンデンサ5の電圧は1.5〜2V程度に選択されており、これに対し0.5〜0.6V程度の順方向電圧Vfを考慮すると整流効率ηcは、0.6程度の値となってしまう。従って、整流効率ηcを向上するためには順方向電圧Vfを低減することが望ましい。
【0007】
一方、回転錘13が動かないとき、例えば腕時計装置を腕からはずしているときなどに発電装置1が発電を停止した場合は、大容量コンデンサから電力が整流回路2を通って発電装置1の側に逆流して浪費される可能性がある。このため、整流回路2のダイオード3としては電力の逆流を防止するために逆リーク電流Irの小さいものが望ましい。この逆リークによる漏れ損失Lrは以下のように表すことができる。
【0008】
Lr = V1×(Ir×2) ・・・(3)
この漏れ損失Lrは、発電装置1が発電を停止している間に継続して発生する。従って、整流回路2を構成するダイオードとしては、逆リーク電流Irの小さなものが望ましく、この点でシリコンダイオードが優れている。このため、順方向電圧Vfが高くともシリコンダイオードが整流回路に多用されており、上記の程度の整流効率で電力が大容量コンデンサあるいは処理装置に供給されている。
【0009】
図7に圧電素子に繰り返し変位を与えて発電を行う振動型の発電装置1を備えた腕時計装置10の一例を示してある。この腕時計装置10に用いられている発電装置1は、地板12に一端がネジ27で固定されたカンチレバー状の振動片21を備えており、この振動片21の両側に圧電体部22が設けられている。振動片21の先端には重り25が取り付けられており、重り25が駆動系によって動かされることにより振動片21が加振され、振動片21の先端が自由端となり、地板12にネジ27で固定された側が支持端となって自由振動が励起される。これにより、圧電体部22に繰り返し変位が与えられて発電が行われ、その交流出力が上記と同様の電力供給装置30に入力されるようになっている。従って、この腕時計装置10を腕などに装着して振動を与えると、振動片21から電力供給装置30に交流電力が入力される。そして、電力供給装置30において整流された直流電力が大容量コンデンサ5や処理装置6に供給される。
【0010】
圧電素子は静電容量が小さいため、高電圧は容易に得られるが、発生する電流は非常に小さく、上述したような携帯用の電子機器の処理装置で使用する数Vレベルの電源の充電に用いるには効率が悪い。このため、例えば、図8に示すように、振動片21の中心の支持層(シム層)26の両側に圧電体部22aおよび22bを設け、さらに、振動方向Yに各々3層の圧電体層が積層された層構造にしている。これら3層の圧電体層20a、20bおよび20cは、矢印Xで示すように向かい合った方向に分極しており、3層の圧電体層20a、20bおよび20cが電極23によって並列に接続し易い分極配置としてある。
【0011】
このように多層の圧電体層を積層して振動片を構成することにより、起電圧が低く電流密度の高い起電力を得ることが可能である。しかし、積層して振動片を作成するために振動片21のコストが高くなり、また、振動片21の側方に電極に覆われていない発電に寄与しない領域Zが生じてしまう。また、この圧電素子を用いた振動型の発電装置を処理装置などに供給する電力供給装置においても上記と同様の整流回路が用いられているので、ダイオードの順方向電圧Vfに起因する損失や、逆リークに起因する損失が発生する。
【0012】
発電装置を搭載した携帯型の電子機器において発電に用いられるエネルギーは、ユーザーの腕や体の運動に伴って得られるエネルギーや、その他の自然なエネルギーに限定される。従って、これらの不安定なエネルギーを電気エネルギーに効率良く変換して大容量コンデンサーなどの充電装置や処理装置に供給し、さらに、いったん充電された電力の浪費をできるかぎり防止することが重要である。そこで、本発明においては、整流回路における順方向電圧に起因する損失を低減できると共に、逆リークによる漏れ損失も低減できる電力供給回路を提供することを目的としている。さらに、この電力供給回路を用いて効率良く電力を供給でき、また、充電できる発電装置を提供することを目的としている。特に、高電圧が得られる圧電素子を用いた発電装置に適した効率の良い電力供給回路および発電装置を提供することを目的としている。そして、このような高効率の発電装置を処理装置と共に搭載することにより、電池の交換なく、いつでも何処でも使用できる携帯に適した電子機器を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、整流回路に用いられるダイオードの順方向電圧に比べて十分に高い電圧で整流を行いダイオードの順方向電圧を下げずに整流効率を向上できるようにしている。このため、整流手段によって整流した後に降圧手段によって整流後の電圧を降圧し、出力端に接続された充電装置や処理装置などに供給できるようにしている。すなわち、本発明の腕時計は、圧電素子に繰り返し変位を与えて発電を行う振動型の発電装置と、前記発電装置による交流電力が入力される入力端と、電力を消費する時計部に接続される出力端と、前記入力端から入力された前記交流電力を整流する整流手段と、前記整流手段によって整流された整流後の電力を蓄電する入力補助蓄電手段と、前記入力補助蓄電手段に蓄積された電力を降圧する降圧手段と、前記降圧手段の出力電圧を蓄電する充電手段とを有する腕時計であって、前記降圧手段は、前記入力端の入力電圧が、基準電圧の2倍よりも高く、かつ、前記出力端の出力電圧の2倍よりも高いときには前記整流後の電力を降圧する、あるいは、前記入力電圧が、前記基準電圧よりも高く、かつ、前記出力端の出力電圧よりも低いときには前記整流手段と前記出力端を分離する、あるいは、前記入力電圧および前記出力端の出力電圧が前記時計部の稼動可能電圧に対し低いときには前記整流後の電力を前記出力端に降圧せずに供給する、ことを特徴とする。
このような降圧手段を設けることにより、入力端の電圧を高くすることができるので、上述した式(1)における整流回路の整流後の電圧V1を高く設定できる。従って、順方向電圧Vfが同じであっても整流効率ηcを高くすることができ、電力供給装置におけるロスを低減することが可能になる。また、逆リーク電流の小さなシリコンダイオードを用いて整流効率ηcを高くできるので、逆リーク電流に伴う漏れ損失を小さくできる。
そして、入力電圧および出力電圧が低いときに整流後の電力を出力端に降圧せずに供給する第3のモードを設けることにより、入力電圧が低くとも充電装置が充電できる程度、あるいは処理装置が稼働できる程度の高い電圧を出力端に供給することができる。第3のモードは、降圧コンデンサを接続するスイッチ手段を用いて実現することも可能であり、また、降圧コンデンサをバイパスする手段を設けてももちろん良い。
【0014】
降圧手段は、複数の降圧コンデンサと、これら降圧コンデンサを整流手段の出力に対し直列に接続する第1のスイッチ手段と、降圧コンデンサを出力端に並列に接続する第2のスイッチ手段とを備えていることを特徴とするコンデンサ降圧回路などを用いることができる。さらに、降圧手段に、入力端の入力電圧が出力端の出力電圧に対し高いときに整流後の電力を降圧して出力端に供給する第1のモードと、入力電圧が出力電圧に対し低いときに整流手段と出力端を分離する第2のモードの2つのモードを設けることが可能であり、これにより出力電圧が高いときは出力端を入力端から分離できるので、出力端に接続された充電装置などからの逆流を降圧手段を用いて阻止することが可能になる。
【0021】
また、出力端に充電装置に接続される第1の出力端と、処理装置に接続される第2の出力端とを設け、第1の出力端は第2の出力端に対し充電装置を並列に接続可能とし、さらに、第1の出力端を通して充電装置から放電された電力を昇圧または降圧の少なくともいずれかを行って第2の出力端に供給可能な出力電圧制御手段を設けることにより、入力端に電力が供給されないときに充電装置に蓄積された電力を処理装置に対し有効に供給することができる。例えば、充電装置が充電されて高電圧になった場合は、出力電圧制御手段によって降圧することにより充電装置の放電量を抑制できる。また、充電装置が放電して低電圧になった場合でも、出力電圧制御手段によって昇圧することにより処理装置が稼働可能な電圧を確保することができる。
【0022】
そして、整流後の電圧を一時的に蓄える入力補助蓄電手段としては充電手段よりも最大耐電圧の大きなものを採用することにより静電破壊を防止することができる。
【0023】
以上により、本発明の腕時計を採用することにより、発電装置から処理装置に対し効率良く安定した電力を供給でき、さらに、漏れ損失も少ないので長時間電力を供給することができる。このため、何時でも何処でも使用できる腕時計を提供できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。図1に本発明に係る発電装置を備えた腕時計装置の概要を示してある。本例の腕時計装置10は、発電装置1と、この発電装置1から入力された電力を整流して計時処理などの処理装置6に供給する電力供給装置30を備えている。処理装置6は、時計部7を駆動したりアラーム処理を行うなどの計時処理の他にラジオ、ページャあるいはパソコンなどの機能を備えているものであってももちろん良い。また、本例の電力供給装置30には、充電装置として大容量コンデンサ5が処理装置6とは異なる出力端に接続されている。これらの電力供給装置30、処理装置6および大容量コンデンサ5などは、後述する発電装置1と平面的に重なる様に配置されており、腕時計装置全体の小型化が図られている。
【0025】
本例の腕時計装置10に用いられている発電装置1は、片持ち梁(カンチレバー)状に地板12に固定された振動片21を備えている。振動片21は中心のシム部26と、その両側に設けられた圧電体部22aおよび22bとを備えており、さらに、振動片21の先端に重り25が取り付けられている。従って、振動片21の重り25に打撃が与えられると振動片21の先端が自由端となり、地板12にネジ27で固定された側が支持端となって自由振動する。この自由振動によって圧電体部22aおよび22bに繰り返し変位が与えられ圧電体部22aおよび22bに起電力が発生し、電力供給装置30の入力端31に交流電力が供給される。
【0026】
本例の腕時計装置10においては、振動片21がケースの内部で回転運動を行う回転錘13によって駆動されるようになっている。回転錘13は、腕時計装置10がユーザーの腕に装着されると、ユーザーの腕や体の動きなどと連動して回転する。従って、この回転錘13の動きを輪列8によってカム駆動車17に伝達し、このカム駆動車17によってカム19を左右に動かし、さらに、カム19から振動片21の重り25の内部に伸びた突出部18を動かして振動片21に打撃を与えられるようにしている。このような機構により、本例の腕時計装置10は、ユーザーの腕や体などの動きを捉えて振動片21を振動させ発電を行うことが可能であり、この電力を電力供給装置30を介して処理装置6に転送し、電池を用いずに何時でも何処でも処理装置6を稼働することができる。
【0027】
図2に、本例の電力供給装置30をさらに詳しく示してある。本例の電力供給装置30は、入力端31に入力された発電装置1からの交流電力を整流して出力端32および33に出力できるようになっており、そのために、ダイオード3でブリッジを構成した整流回路2を備えている。この整流回路2には、入力補助コンデンサ34が並列に接続されており、この入力補助コンデンサ34に充電された電力が降圧回路40を介して出力端32および33に伝達されるようになっている。降圧回路40の出力側に接続された第1の出力端32には、充電装置である大容量コンデンサ5が接続されており、降圧回路40の出力によって大容量コンデンサ5を充電できるようになっている。さらに、第1の出力端32には、出力電圧制御回路50を介して第2の出力端33が接続されており、大容量コンデンサ5の電力を電圧調整して第2の出力端33に接続された処理装置6に供給できるようになっている。また、出力電圧制御回路50は降圧回路40にも接続されているので、降圧回路40を通して整流回路2によって整流された電力を直に処理装置6に供給することも可能である。さらに、本例の電力供給装置30は、降圧回路40および出力電圧制御回路50を制御する制御回路35を備えており、この制御回路35には整流回路2の整流後の電圧V1、大容量コンデンサ5の充電電圧Vsc、および出力電圧制御回路50の出力側の電圧(出力電圧V2)が制御のために入力されている。本例の制御回路35においては、入力端31の電圧を整流後の電圧V1によって監視しており、また、出力端32の電圧を出力電圧制御回路50の出力側の電圧V2で監視している。なお、本例の腕時計装置10は、高電圧側Vddが接地されて基準電圧となっている。このため、以下においては、出力電圧として低電圧側Vssを参照し、電圧値は簡単のため全て絶対値で示すこととする。
【0028】
本例の出力電圧制御回路50は、3つのコンデンサ51、52および53を用いて入力側の電圧、すなわち、降圧回路40の出力または大容量コンデンサ5の出力電圧を多段階に昇圧および降圧できるようになっている。このため、出力電圧制御回路50を用いて、大容量コンデンサ5の電圧Vscや降圧回路40から供給される電圧が処理装置6の稼働できる電圧より低い場合は昇圧して処理装置6に供給し、コンデンサ5が未充電、あるいは放電末期の状態でも処理装置6を継続して稼働することができる。また、大容量コンデンサ5の電圧Vscが処理装置6の稼働のために必要とされる電圧より高いときは降圧して処理装置6に供給し、大容量コンデンサ5の放電量を少なくすることができる。
【0029】
本例の降圧回路40は、整流回路2によって整流された電力を1/2降圧し、大容量コンデンサ5の接続された出力端32、および出力電圧制御回路50を介して処理装置6の接続された出力端33に供給できるようになっている。このため、2つの降圧用のコンデンサ41および42を備えており、スイッチSW10およびSW11によってコンデンサ41および42が直列に接続された状態で整流回路2に接続できるようになっている。また、スイッチSW20、SW21およびSW22によってコンデンサ41および42が並列に接続された状態で出力端32の側に接続されるようになっている。これらにスイッチのうち、スイッチSW10およびSW20は、コンデンサ41および42を整流回路2の側あるいは出力端32の側にそれぞれオンオフできる位置に設けられている。このため、スイッチSW10およびSW20をオンすることにより、降圧回路40をバイパスして整流回路3の出力を出力端32および出力電圧制御回路50に供給することができる。
【0030】
図3に、制御回路35による降圧回路40の制御方法をフローチャートを用いて示してある。また、図4に、制御回路35から降圧回路40の各スイッチSW10、SW11、SW20、SW21およびSW22を制御するための制御信号φ10、φ11、φ20およびφ21をタイミングチャートを用いて示してある。制御回路35は、ステップ61において入力電圧を整流後の電圧V1で検出し、整流後の電圧V1が出力端32と並列に接続された電圧制御回路50で昇圧できる最も低い電圧(基準電圧)V0の2倍以上であるか否かを判断する。電圧制御回路50は、出力端32および降圧回路40に接続された一次側が基準電圧V0以上であれば、その電力を処理装置6が稼働可能な電圧まで昇圧して2次側である出力端33に出力できるようになっている。整流後の電圧V1が基準電圧V0の2倍以上であれば、次にステップ62において、整流後の電圧V1が大容量コンデンサ5の充電電圧Vscの2倍以上であるかを確認する。整流後の電圧V1が充電電圧Vscの2倍より高いときは、整流後の電圧V1を1/2降圧しても大容量コンデンサ5から整流回路2の側に逆流することがなく、また、整流後の電圧V1を1/2降圧しても処理装置6を動作させるための基準電圧V0を確保できる。従って、ステップ66において、整流回路3の出力を降圧回路40によって1/2降圧して電圧制御回路50に転送する。このような、降圧回路40によって整流された電力を降圧して出力端(電圧制御回路50および大容量コンデンサ5)に転送する処理をモード1の処理とする。
【0031】
一方、ステップ62において、整流後の電圧V1が充電電圧Vscの2倍よりも小さいときは、降圧回路40によって整流後の電力を降圧すると大容量コンデンサ5から入力補助コンデンサ34に逆流する可能性がある。また、入力端31における入力電圧を直に制御に用いている場合は、入力端31から発電装置1に電流が逆流する可能性がある。従って、ステップ67において、降圧回路40の降圧用コンデンサ42および41を入力補助コンデンサ34あるいは出力端32の側から切り離した状態で保持し、入力補助コンデンサ34から出力端32を通して大容量コンデンサ5に電力を転送するのを停止する。この処理をモード2の処理とする。モード2においては、大容量コンデンサ5から放電された電力が電圧制御回路50に供給される。
【0032】
さらに、ステップ61において、整流後の電圧V1が基準電圧V0の2倍以下の場合は、整流後の電圧V1を降圧すると処理装置6を稼働させるための電圧を電圧制御回路50に対し供給できない。しかしながら、ステップ63において、整流後の電圧V1が基準電圧V0以上であれば、降圧しなければ基準電圧V0を確保することが可能である。この場合も、整流後の電圧V1が充電電圧Vsc以下であると大容量コンデンサ5から入力補助コンデンサ34に逆流する。従って、ステップ64において、整流後の電圧V1が充電電圧Vsc以下のときは、ステップ67においてモード2を選択し、入力補助コンデンサ34を出力端32から分離する。一方、ステップ64において整流後の電圧V1が充電電圧Vscと同じまたは以上であれば、ステップ68において、降圧回路40において降圧せずに、入力補助コンデンサ34から出力端32に電力を供給する。この処理をモード3の処理とする。
【0033】
さらに、ステップ63において、整流後の電圧V1が基準電圧V0以下の場合は、発電装置1から供給された電力では、電圧制御回路50を通しても処理装置6を作動することができない。しかしながら、ステップ65において、大容量コンデンサ5の充電電圧Vscが基準電圧V0以上であれば、大容量コンデンサ5の放電によって処理装置6を継続して稼働させることができる。従って、ステップ67に移行してモード2を選択し、大容量コンデンサ5の電力が入力補助コンデンサ34に逆流しない状態で大容量コンデンサ5から電圧制御回路5を介して出力端33に接続された処理装置6に電力を供給する。
【0034】
一方、ステップ65において、大容量コンデンサ5の充電電圧Vscが基準電圧V0以下の場合は、大容量コンデンサ5の電力によっても処理装置6を継続して動作させることができない。このような大容量コンデンサ5に制御電力を供給できる程度の電力もないコールドスタートの状態では、発電装置1が発電を再開して電力が供給された際に、その電力を電圧制御回路50を介して処理装置6にすぐに供給できることが望ましい。このため、ステップ68においてモード3を選択し、整流回路2の出力と電圧制御回路50の1次側を直結している。なお、本例の電力供給装置30においては、整流後の電圧V1によって上記の制御を行っているが、入力端31の入力電圧は整流後の電圧V1によって変動するので、入力端31の入力電圧を直に検出して上記と同様の制御を行うことももちろん可能である。
【0035】
図4に、上述した各モードにおいて、降圧回路40の各スイッチSW10、SW11、SW20、SW21およびSW22に供給される制御信号φ10、φ11、φ20およびφ21の状態を示してある。まず、時刻t0で、大容量コンデンサ5に電圧がなく、整流後の電圧V1も基準電圧V0に達していない場合は、モード3が選択される。このモード3においては、スイッチSW10およびスイッチSW20を制御する制御信号φ10およびφ20が高レベルとなり、スイッチSW10およびSW20がオンとなる。このため、整流回路2が出力端32および電圧制御回路50が直に接続され、整流回路2で整流された電力が降圧されずに出力端32および電圧制御回路50に供給される。一方、スイッチSW11を制御する制御信号φ11と、スイッチSW21およびSW22を制御する制御信号φ21は低レベルであるので、これらのスイッチSW11、SW21およびSW22はオフとなる。従って、降圧用のコンデンサ41および42は切り離された状態であり、モード3においてはこれらのコンデンサ41および42は充放電されないようになっている。制御信号φ21を高レベルとしてスイッチSW21およびSW22をオンし、大容量コンデンサ5にコンデンサ41および42を並列に接続することも可能であり、これによって大容量コンデンサ5として用いられる容量を増やすことができる。
【0036】
この状態で発電装置1が発電を開始すると、その電力は整流回路2で整流され、さらに、整流回路2の電圧V1が基準電圧V0以上になると電圧制御回路50で昇圧され処理装置6が稼働を開始する。同時に、大容量コンデンサ5が整流された電力により充電される。そして、時刻t1に整流回路2の整流後の電圧V1が基準電圧V0の2倍に達すると、モード1に移行し降圧回路40によって降圧された電力が供給される。モード1においては、まず、時刻t1に制御信号φ20が低レベルになってスイッチSW20がオフとなり降圧回路40が出力端32から分離される。次に、時刻t2に制御信号φ11が高レベルになってスイッチSW11がオンになる。これにより、降圧用のコンデンサ41および42が直列に接続された状態で整流回路2に接続される。所定の時間が経過し、降圧用のコンデンサ41および42が充電されると、時刻t3に制御信号φ10およびφ11が低レベルになりスイッチSW10およびSW11がオフになる。これにより、降圧用コンデンサ41および42が整流回路2の側から切り離される。次に、時刻t4に制御信号φ20およびφ21が高レベルになりスイッチSW20、SW21およびSW22がオンになる。これにより、降圧用コンデンサ41および42が並列な状態で出力端32および電圧制御回路50に接続される。従って、整流回路2で整流された電圧V1の電力が1/2に降圧されて出力端32および電圧制御回路50に転送される。整流後の電圧V1は基準電圧V0の2倍以上になっているので、降圧しても電圧制御回路50の1次側の基準電圧V0を確保することができる。従って、処理装置6を稼働するのに十分な電圧を出力端33から処理装置6に供給することができる。
【0037】
所定の時間が経過して、降圧コンデンサ41および42が放電して電力が処理装置6および出力端32を介して大容量コンデンサ5に供給されると、時刻t5に制御信号φ20およびφ21を低レベルにしてスイッチSW20、SW21およびSW22をオフし、降圧コンデンサ41および42を出力端32の側から分離する。さらに、時刻t6に制御信号φ10およびφ11を高レベルにしてスイッチSW10およびSW11をオンし、整流回路2によって整流された電力で降圧コンデンサ41および42を充電する。このような工程を繰り返すことにより、整流回路2の出力を降圧して出力端32および電圧制御装置50に転送することができる。
【0038】
また、時刻t10に発電装置1が発電を停止するとモード2が選択される。モード2においては、時刻t11に制御信号φ10およびφ11が低レベルとなり、制御信号φ20およびφ21が高レベルとなった状態が保持される。これにより、降圧回路40のスイッチSW10およびSW11がオフとなり、スイッチSW20、SW21およびSW22がオンとなる。このモード2においては、このようなスイッチング操作により、降圧コンデンサ41および42が出力端32の側に接続され、整流回路2の側から切り離された状態で保持される。このため、降圧回路40を介して大容量コンデンサ5や電圧制御回路50の側から整流回路2あるいは発電装置1に向かって電力が逆流しないようにできる。従って、大容量コンデンサ5が放電して処理装置6を稼働させている間に大容量コンデンサ5の電力が浪費されるのを防止できる。
【0039】
このような降圧回路40を設けておくことにより、本例の電力供給装置30においては、処理装置6の作動電圧や大容量コンデンサ5の耐圧に対し、整流回路2の整流後の電圧V1を高くすることができる。従って、整流回路2を構成するダイオード3の順方向電圧Vfの損失に対し、上記の式(2)で示したように整流回路2の整流効率ηcを向上することができ、順方向電圧Vfによる損失を低減することができる。整流回路2の整流後の電圧V1を上げることにより、式(3)に示した漏れ損失Lrは増加するが、漏れ損失Lrの対象となるのは入力補助コンデンサ34に一次的に蓄積された電力のみであり、漏れ損失Lrの増加は少ない。また、本例の電力供給装置30においては、順方向電圧Vfの損失を低減できるので、逆リーク電流の小さなシリコンダイオードで整流回路2を構成することができ、漏れ損失Lrを最小限に止めることができる。
【0040】
さらに、整流回路2と並列に設けられた入力補助コンデンサ34には、降圧コンデンサ41および42が整流回路2から切り離されている間に整流回路2で整流された整流後の電力により充電されるようになっている。このため、入力補助コンデンサ34を設けることにより、降圧コンデンサ41および42が整流回路2に接続されていない間の電力を一時的に保持することができる。従って、入力補助コンデンサ34により、発電装置1から供給された電力をさらに効率的に降圧して出力側32に転送することができる。また、入力補助コンデンサ34として最大耐電圧が大容量コンデンサ5よりも高いコンデンサを採用することにより、整流後の電圧V1を高くしてもコンデンサの破壊を防止することができる。このような高耐圧のコンデンサは比較的安価に入手可能であるので、入力補助コンデンサ34を採用することによるコスト的なディメリットは発生しない。
【0041】
このように、本例に電力供給装置30においては、整流された電力を降圧して出力端に転送することにより、整流効率を大幅に向上することができ、電力供給装置30におけるロスを低減することができる。また、発電装置1から供給される電力の電圧を高くできるので、同じ電力の供給を受けるために流れる電流Iを小さくすることができる。従って、I2 Rで表される電力損失を低減できるという効果もあり、電磁式の発電機においては発電機内のロスを低減することも可能になる。一方、本例の発電装置1に用いられている圧電素子は静電容量が小さいため高電圧を容易に得ることができ、また、起電圧を低下するために複数の圧電体層を積層する構造を採用する必要もなくなる。従って、発電に寄与しない領域があり、高価な積層型の振動片21を採用なくて済み、シム材26の両面に圧電体層22が形成された安価で高電圧が得られる圧電素子を用いた発電装置1を採用することにより整流効率を高めることができる。このため、本例の電力供給装置30に圧電素子を用いた発電装置1を接続することにより、発電効率が高く給電ロスの少ない発電装置を提供することができる。
【0042】
また、本例の降圧回路40は、整流後の電圧V1が高いときに降圧を行うモード1に加え、モード2およびモード3といった処理が可能になっている。モード2においては、整流後の電圧V1が低く、大容量コンデンサ5から得られる出力電圧が高いときは整流回路と出力端32を分離できるようになっている。このため、出力端32に接続された大容量コンデンサ5から電力が整流回路2に逆流し、漏れ損失として浪費されてしまうような事態を防止することができる。
【0043】
さらに、モード3においては、整流後の電圧V1が低く、大容量コンデンサ5から得られる出力電圧が低いときに、整流回路2からの整流後の電力を降圧せずに大容量コンデンサ5や、電圧制御回路50を介して処理装置6に供給できるようにしている。従って、整流後の電圧V1が低くても、整流された電力を有効に利用できる。スイッチSW10およびSW20を操作する電力が確保できないような場合であっても、例えば、それぞれのスイッチをnチャンネルトランジスタで構成し、そのゲート電圧を接地側のVddから供給されるようにすることにより、両スイッチSW10およびSW20をオンの状態に保持することができる。もちろん、降圧回路40をバイパスするようなスイッチを設けてモード3の状態を実現することも可能である。
【0044】
これらのモード1、モード2およびモード3は、マイクロコンピュータなどを用いた制御回路35によって制御することができ、モードの制御はROMなどのコンピュータに読み取り可能な媒体にプログラムとして収納しておくことが可能である。この制御回路35は、さらに、降圧回路40から供給された電力や大容量コンデンサ5が放電した電力を昇圧あるいは降圧して処理装置6に供給する電圧制御回路35の制御も行えるようになっており、そのためのプログラムも同一のROMなどの媒体に記憶しておくことができる。
【0045】
このように、本発明の電力供給装置は、圧電素子を用いた振動型の発電装置や、図5に示したロータおよびステータを備えた回転型の電磁式の発電装置などから供給された交流電力を効率良く整流でき、損失も少なく大容量コンデンサなどの充電装置や処理装置に供給することができる。このため、処理装置と共に本発明の電力供給装置あるいは発電装置を搭載することにより、ユーザの動きなどを捉えて発電を行い連続的に起電力が得られない電子機器においても発電装置から供給された電力により処理装置を稼働させることができ、また、大容量コンデンサなどの充電装置を充電することができる。従って、電池なしで様々な環境下において長時間、継続して処理装置を稼働させることが可能な電子機器を提供することができる。本発明の電子機器は、上記で説明した腕時計装置に限定されることなく、その他の携帯型、あるいは車両搭載型などの電子機器として利用でき、何時でも何処でも処理装置の機能を発揮できる電子機器を実現することができる。例えば、本発明は上記の例で説明した時計機能を備えた電子機器に加え、ページャー、電話機、無線機、補聴器、万歩計、電卓、電子手帳などの情報端末、ICカード、ラジオ受信機などの電力を消費して動作する様々な処理装置と共に搭載し電子機器を構成することが可能である。
【0046】
なお、本発明が上述した装置10の回路例に限定されないことはもちろんである。例えば、降圧回路は1/2降圧にかぎらず、3つのコンデンサを用いた1/3あるいは2/3降圧が可能な回路を用いることも可能である。また、昇降圧可能な電圧制御回路を介さずに処理装置に電力を供給できるようにすることももちろん可能である。さらに、整流回路も全波整流にかぎらず、半波整流などの他の整流方法であっても良いことはもちろんである。また、各スイッチとしてバイポーラあるいあユニポーラのトランジスタスイッチを用いることも可能であり、電力供給装置をIC化して提供したり、あるいは処理装置と共に同一の半導体基板に搭載するなど様々なバリエーションが可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の腕時計は、整流した後に電圧を降圧する機能を備えており、この結果、整流する際の電圧を高く設定することができる。従って、整流回路に用いられるダイオードの順方向電圧を下げなくとも、それに起因する整流効率を向上することができ、逆リークが少なく漏れ損失の小さなシリコンダイオードを用いて効率の良い腕時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力供給装置を備えた腕時計装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示す電力供給装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す電力供給装置の降圧回路の制御方法を示すフローチャートである。
【図4】図2に示す電力供給装置の降圧回路を構成するスイッチを操作する制御信号を示すタイミングチャートである。
【図5】従来の発電装置を備えた腕時計装置の概略構成を示す図であり、ロータおよびステータを備えた電磁式の回転型の発電装置を備えたものを示す図である。
【図6】ダイオードの順方向電圧の特性を示すグラフである。
【図7】従来の発電装置を備えた腕時計装置の概略構成を示す図であり、圧電素子を備えた振動型の発電装置を備えたものを示す図である。
【図8】図7に示す圧電素子を備えた振動片の断面を示す図である。
【符号の説明】
1・・発電装置
2・・整流回路
3・・ダイオード
5・・大容量コンデンサ
6・・処理装置
7・・計時機構
10・・携帯用電子機器
12・・地板
13・・回転錘
20・・圧電体層
21・・振動片
22・・圧電体部
25・・先端の重り
26・・支持層(シム材)
27・・ネジ
30・・電力供給装置
31・・入力端
32、33・・出力端
34・・入力補助コンデンサ
35・・制御回路
40・・降圧回路
41、42・・降圧用コンデンサ
50・・電圧制御回路
SW10、SW11、SW20、SW21、SW22・・降圧用コンデンサの接続切り替え用スイッチ

Claims (4)

  1. 圧電素子に繰り返し変位を与えて発電を行う振動型の発電装置と、
    前記発電装置による交流電力が入力される入力端と、
    電力を消費する時計部に接続される出力端と、
    前記入力端から入力された前記交流電力を整流する整流手段と、
    前記整流手段によって整流された整流後の電力を蓄電する入力補助蓄電手段と、
    前記入力補助蓄電手段に蓄積された電力を降圧する降圧手段と、
    前記降圧手段の出力電圧を蓄電する充電手段とを有する腕時計であって、
    前記降圧手段は、
    前記入力端の入力電圧が、基準電圧の2倍よりも高く、かつ、前記出力端の出力電圧の2倍よりも高いときには前記整流後の電力を降圧する、
    あるいは、前記入力電圧が、前記基準電圧よりも高く、かつ、前記出力端の出力電圧よりも低いときには前記整流手段と前記出力端を分離する、
    あるいは、前記入力電圧および前記出力端の出力電圧が前記時計部の稼動可能電圧に対し低いときには前記整流後の電力を前記出力端に降圧せずに供給する、
    ことを特徴とする腕時計。
  2. 請求項1において、前記降圧手段は、複数の降圧コンデンサと、これら降圧コンデンサを前記整流手段の出力に対し直列に接続する第1のスイッチ手段と、前記降圧コンデンサを前記出力端に並列に接続する第2のスイッチ手段とを備えていることを特徴とする腕時計。
  3. 請求項1において、前記出力端は、前記充電装置に接続される第1の出力端と、前記処理装置に接続される第2の出力端とを備え、前記第1の出力端は前記第2の出力端に対し前記充電装置を並列に接続可能であり、
    さらに、前記第1の出力端を通して前記充電装置から放電された電力を昇圧または降圧の少なくともいずれかを行って前記第2の出力端に供給可能な出力電圧制御手段を有することを特徴とする腕時計。
  4. 請求項1から3のいずれかにおいて、
    前記入力補助蓄電手段の最大耐電圧は、前記充電手段の最大耐電圧よりも大きいことを特徴とする腕時計。
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