JP3677842B2 - 広角レンズ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視カメラやテレビ電話などに好適な小型で簡素な広角レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
監視カメラやテレビ電話等に用いられる光学系は、小型で広角であることが望まれている。この要求に対し、特開平4−107407号公報、特開平4−349418号公報、或いは特開平6−67091号公報等に2群2枚構成のものが開示されている。これらは、何れもレトロフォーカスタイプで、かつ第1レンズと第2レンズの間隔がレンズ全系の焦点距離に対して1.5倍以上と大きい。そのため第1レンズの有効径が大きくなり、小型化が不十分である。
【0003】
また、特開平6−67089号公報には、2群2枚構成で、第1レンズと第2レンズとの間隔が小さく、前記光学系と比較してコンパクトな光学系が開示されているが、この光学系は画角が40°以下と狭く、広角レンズとして不十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のレンズでは小型化が不十分であったり、コンパクトなレンズであっても画角が狭かったりして、監視カメラやテレビ電話などに好適なレンズとしては必ずしも満足が得られるものではなかった。
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものである。即ち、監視カメラやテレビ電話などに好適な小型で簡素な広角レンズを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成を採ることによって達成される。
【0007】
物体側から順に両凹レンズである第1レンズと、物体側と比較して像側のレンズ面が強い曲率を有し正のパワーを有する第2レンズとより構成され、前記第1レンズは光軸から離れるにつれて徐々に曲率が弱くなる非球面を少なくとも1面有すると共に、前記第2レンズは光軸から離れるにつれて徐々に曲率が弱くなる非球面を像側のレンズ面に有し、以下の条件式を満たすことを特徴とする広角レンズ。
|r2/r1|≦0.2 (1)
但し、r1:第1レンズの物体側のレンズ面の曲率半径
2:第1レンズの像側のレンズ面の曲率半径
【0008】
また、前記非球面は前記第2レンズの像側のレンズ面に配置され、かつ光軸から離れるにつれて徐々に曲率が弱くなることが望ましい。
【0009】
また、前記第1レンズは、光軸から離れるにつれて徐々に曲率が弱くなるような少なくとも1面の非球面を有することが望ましい。
【0011】
また、前記広角レンズは以下の条件式を満たすことが望ましい。
0.3≦d2/f≦1.2 (2)
但し、d2:第1レンズと第2レンズの軸上面間隔
f:レンズ全系の焦点距離
【0012】
【発明の実施の形態】
(a)本発明の光学系は、第1レンズを負レンズ、第2レンズを正レンズというレトロフォーカスタイプとすることで広角化を達成している。又、第1レンズを両凹として、第1レンズの後側主点を像側レンズ面より物体側に寄せ、一方第2レンズの像側レンズ面の曲率を、物体側レンズ面の曲率よりも強くすることで、第2レンズの前側主点を像側に寄せている。そのため第1レンズと第2レンズのレンズ間隔を小さくしても、第1レンズと第2レンズの主点間隔は比較的大きくなっている。従って第1レンズと第2レンズのパワーの増大を抑えることができ、収差の補正を容易にしている。
【0013】
即ち、第1レンズと第2レンズのレンズ間隔に対して、主点間隔が大きくなるようにすることで第1レンズと第2レンズの間隔を短縮化可能として、小型化を達成している。
【0014】
又、第1レンズと第2レンズのレンズ間隔を小さくすると、第1レンズの像側レンズ面の曲率が非常に強くなる。そのため光学系を広角化することによって第1レンズの有効径を大きくすると、レンズの加工が難しくなる。
【0015】
そこで第1レンズを両凹レンズとすれば、メニスカスレンズとした場合と比較して像側のレンズ面の曲率を弱くすることができるので、レンズの加工が比較的容易になる。
【0016】
(b)非球面を少なくとも1面用いることで、収差を良好に補正することができる。特に、第2レンズの像側レンズ面を非球面とし、光軸から離れるにつれて徐々に曲率が弱くなるようにすることで内向きのコマ収差を良好に補正することができる。
【0017】
このとき、次の条件式を満たすことが望ましい。
【0018】
0.005f≦|Δmax|≦0.035f (3)
ここで、fは全系の焦点距離、Δmaxは第2レンズ像側面の最大有効径における非球面による基準球面からの光軸方向のずれ量である。
【0019】
(3)式の下限を下回ると、コマ収差が補正不足となり、内向きのコマ収差が残ってしまう。逆に(3)式の上限を上回ると、コマ収差が補正過剰となり、外向きのコマ収差が発生してしまう。
【0020】
コマ収差をより良好に補正するためには、次の条件式(4)を満たすことが望ましい。
【0021】
0.010f≦|Δmax|≦0.028f (4)
(c)さらに、第1レンズに光軸から離れるにつれて徐々に曲率の弱くなる非球面を用いることにより、歪曲収差を補正することができる。しかし、条件式(1)の上限を超えると、歪曲収差の補正が困難となる。
【0022】
歪曲収差をより良好に補正するためには、次の条件式(5)を満たすことが望ましい。
【0023】
|r2/r1|≦0.1 (5)
(d)条件式(2)の上限を超えて、d2が大きくなると、光学系の全長が大きくなり、また第1レンズが大型化するため望ましくない。また条件式(2)の下限を下回ってd2が小さくなると、コマ収差や非点収差の補正が困難となりまたバックフォーカスが十分に確保できなくなるため望ましくない。
【0024】
光学系を十分に小さくするために、条件式(2)の上限は1.0となることが望ましい。またコマ収差や非点収差をより良好に補正するために、条件式(2)の下限は0.4であることが望ましい。
【0025】
【実施例】
次に本発明の実施例を示す。ここでrは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、そしてνdはd線に対するアッベ数を表す。
【0026】
また非球面は次式で表すものとする。
【0027】
【数1】
Figure 0003677842
【0028】
ここでX:光軸から距離h離れた非球面上の一点から非球面頂点の接平面に下ろした垂線の長さ
h:光軸からの距離
K,A2i(i=2,3・・・5):非球面係数
r:基準球面の曲率半径
である。
【0029】
さらにfは焦点距離、fbはバックフォーカス、FNO.はFナンバーを表し、ωは半画角を表す。
【0030】
なお、バックフォーカスは空気換算長で表す。
【0031】
次に表1により実施例1を示す。尚、図1は本発明に係る実施例1の広角レンズの断面図、図2は実施例1の広角レンズの収差図である。
【0032】
【表1】
Figure 0003677842
【0033】
次に表2により実施例2を示す。尚、図3は本発明に係る実施例2の広角レンズの断面図、図4は実施例2の広角レンズの収差図である。
【0034】
【表2】
Figure 0003677842
【0035】
次に表3により実施例3を示す。尚、図5は本発明に係る実施例3の広角レンズの断面図、図6は実施例3の広角レンズの収差図である。
【0036】
【表3】
Figure 0003677842
【0037】
次に表4により実施例4を示す。尚、図7は本発明に係る実施例4の広角レンズの断面図、図8は実施例4の広角レンズの収差図である。
【0038】
【表4】
Figure 0003677842
【0039】
次に表5により実施例5を示す。尚、図9は本発明に係る実施例5の広角レンズの断面図、図10は実施例5の広角レンズの収差図である。
【0040】
【表5】
Figure 0003677842
【0041】
【発明の効果】
請求項1に係わる発明は、レンズの収差の補正を容易にし、レンズの小型化とレンズの加工性を容易にするという効果を有し、特に、歪曲収差を良好に補正し、更にコマ収差を良好に補正する効果を有する。
【0044】
請求項に係わる発明の構成は、コマ収差や非点収差を良好に補正可能にし、レンズの小型化を可能にする効果を有する。
【0045】
このように本発明により、監視カメラやテレビ電話などに好適な小型で簡素な高性能広角レンズが提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における広角レンズの断面図。
【図2】実施例1における広角レンズの収差図。
【図3】実施例2における広角レンズの断面図。
【図4】実施例2における広角レンズの収差図。
【図5】実施例3における広角レンズの断面図。
【図6】実施例3における広角レンズの収差図。
【図7】実施例4における広角レンズの断面図。
【図8】実施例4における広角レンズの収差図。
【図9】実施例5における広角レンズの断面図。
【図10】実施例5における広角レンズの収差図。

Claims (2)

  1. 物体側から順に両凹レンズである第1レンズと、物体側と比較して像側のレンズ面が強い曲率を有し正のパワーを有する第2レンズとより構成され、
    前記第1レンズは光軸から離れるにつれて徐々に曲率が弱くなる非球面を少なくとも1面有すると共に、前記第2レンズは光軸から離れるにつれて徐々に曲率が弱くなる非球面を像側のレンズ面に有し、
    以下の条件式を満たすことを特徴とする広角レンズ。
    |r2/r1|≦0.2
    但し、r1:第1レンズの物体側のレンズ面の曲率半径
    2:第1レンズの像側のレンズ面の曲率半径
  2. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
    0.3≦d 2 /f≦1.2
    但し、d 2 :第1レンズと第2レンズの軸上面間隔
    f:レンズ全系の焦点距離
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