JP3677736B2 - 圧縮成形機における材料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、熱硬化性樹脂を金型内で圧縮して所望形状の製品を成形する圧縮成形機における材料供給装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
通常の圧縮成形機は、金型を上下に有する竪型の型締装置に材料ホッパを並設し、材料ホッパの下側にフィーダホッパを有する横長の材料フィーダを配設し、その材料フィーダの進退移動によりフィーダホッパを、材料ホッパの落下口と下金型のキャビティとの間を往復移動させて、キャビティに粉状又は粒状の材料樹脂を供給するようにしている。
【0003】
このような材料供給では、フィーダホッパをキャビティの真上に位置させてのち、底部のシャッターを開いてフィーダホッパ内の計量した材料樹脂を、キャビティ内に素早く落とし入れると、材料樹脂が山盛りとなって周囲にデッドスペースが生ずる。このデッドスペースは圧縮成形時の材料樹脂のむらの原因となり、溶融粘度が高い材料樹脂では、キャビティ内における材料流動及び圧縮力にむらが生じて、肉厚分布が整った製品の成形が難しくなる。またバリも多量に発生し易くなる。
【0004】
そこで、フィーダホッパの落下口の形状をキャビティの開口に合わせ、シャッターの開放速度を、シャッターが開き切ったときに、計量樹脂の全量がキャビティに落ち切るように制御したり、シャッター開放後に材料フィーダの後退速度を同様に制御したりなどして、山盛りとならないように均一に供給するようにしている。
このような供給手段では、シャッターの開放速度や材料フィーダの後退速度が必然的に低速設定となることから、成形工程における材料供給時間が長くなり、成形サイクルタイムを短縮して生産性を向上するには、この材料供給が極めて短時間で済むような新たな手段が必要とされている。
【0005】
また圧縮成形機では、上方に型開した上金型のコア型に製品が付着して離型され、その製品と一緒にバリも上方へ取り除かれるのではあるが、そのバリが製品取出装置により製品をコア型から離型する際に、垂れ下がったバリに強く接触して、バリが下金型のパーティング面上に落下することがある。
このバリを除去する手段としてエアブロー装置が採用されているが、バリは重量があるので大きなものはエアブローでは除去できないことがあり、また紛塵の舞い上がりによる作業環境の悪化などの課題を有する。
【0006】
この発明の目的は、これまでの材料供給装置が備える材料フィーダに、キャビティ内の山盛りの材料樹脂を均してデッドスペースを小さくすることができ、またパーティング面上の落下バリを金型外に除去し得る材料均し板を設けることによって、上記従来の課題を解決し得る新たな構成の圧縮成形機における材料供給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明は、金型を上下に有する竪型の型締装置に並設した材料ホッパと、その材料ホッパの下側に型締装置に対し進退自在に設けた横長の材料フィーダと、その材料フィーダに設けられて材料ホッパの落下口と下金型のキャビティとの間を往復移動し、シャッターの開放により底部開口から材料樹脂をキャビティに落下投入するフィーダホッパーとを備えた材料供給装置において、上記フィーダホッパの前と後に、上記下金型のパーティング面からはみ出した山盛りの材料樹脂の頂部を前後に均す一対の材料均し板を相互に若干高低差を持たせて取付けなる、というものである。
【0008】
またこの発明は、上記一対の材料均し板を弾性材により形成して、前側の材料均し板を下金型のパーティング面に接する高さで材料フィーダの先端に取付けてなる、というものである。
【0009】
上記構成では、材料フィーダの進退移動を制御するだけで、材料ホッパーの前と後に取付けた一対の材料均し板により、キャビティ内に落下投入した山盛りの材料樹脂の均しが行え、前側の材料均し板でバリの取り除きも行えるので、これまでの材料供給装置に直ちに応用することができる。
また前側の材料均し板によるバリの除去は、材料フィーダの前進速度による突き飛ばしによるので紛塵の舞い上がりもなく、材料フィーダの進退速度を高速に設定して、材料供給に要する時間を短縮し、成形サイクルタイムの向上を図ることもできるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図中1は竪型の型締装置、2は型締装置1に隣接した材料供給装置である。
上記型締装置1は、型置盤11の上面にキャビティを有する通常構造の下金型12を備え、その上方の可動盤13の下面には圧縮用のコアを有する通常構造の上金型14が取り付けてある。
【0011】
上記材料供給装置2は、型締装置1に並設した材料ホッパ21の下側に、型締装置1に対し進退自在に設けた横長の材料フィーダ22と、その材料フィーダ22の前部に設けられて、材料ホッパ21の落下口と上記下金型12のキャビティとの間を往復移動するフィーダホッパ23と、そのフィーダホッパ23と材料ホッパ21との落下口との間に配設した計量装置24とからなる。
【0012】
上記材料フィーダ22はフィーダホッパ23を据え付けた前部に、フィーダホッパ23のシャッター23aを開閉するエアシリンダとピストンロッドとによるシャッター開閉装置25を備える。
またフィーダホッパ23の前と後には、図に示すように、硬質ゴムやプラスチック等の弾性材による板体が、該フィーダホッパ23から離れた材料フィーダ22の先端とシャッター開閉装置25の取付部とに、キャビティ12aの横幅よりも間隔を大きく空けて位置する前後一対の材料均し板26,27として取付けてある。
【0013】
この材料均し板26,27は、上記下金型12のパーティング面から山盛りにはみ出した材料樹脂の頂部を前後2回にわたり均すことができるように、前側の材料均し板26はパーティング面と接して摺り動く高さに、後側の材料均し板27はそれよりも若干高く高低差を持たせて取付けてある。
【0014】
このような前後一対の材料均し板26,27を取付けた材料フィーダ22は、後部両側の前後上下に取付けた回転子28,28を、型締装置1に向けて機台3の上部に架設した両側のガイドレール29に嵌合する一方、そのガイドレール29の間の機台3上に並行に設けたロッドレスシリンダ装置30の摺動子31に後端部を連結して、型締装置1に対し進退自在に機台3上に設けられている。
【0015】
図3は、上記材料フィーダ22による粉状又は粒状の材料樹脂の供給状態を、上記材料ホッパー21を省略して順に示すものである。
まず、図1に示す後退位置にて、材料ホッパー21からフィーダホッパー23に定量の材料樹脂が供給されると、材料フィーダ22はロッドレスシリンダ装置30の作動により、フィーダホッパー23が上記下金型12のキャビティ12aの真上に位置するところまで前進移動して停止する。
【0016】
図3(A)、停止後に上記シャッター23aが開放されて、フィーダホッパー23の材料樹脂が、底部開口からキャビティ12aに落下により投入されて山形に盛り上がり、浅いキャビティでは頂部がパーティング面からはみ出る。
そのような供給状態で、上記可動盤13を降下して上金型14のコア14aをキャビティ12aに嵌め込んで材料樹脂を圧縮すると、周囲のデッドスペースにより、下金型12の周囲に施した加熱手段による材料樹脂の溶融に温度にむらが生じ易く、不良品やバリの多発などが起こり易いので材料樹脂の均しを行う。
【0017】
図3(B)、この均しは、先ず上記後側の材料均し板27がキャビティ12aの向こう端に達する所まで材料フィーダ22を再前進して停止する。これにより材料均し板27の下端縁が材料樹脂の頂部をカットするように押し退けて先方のデッドペースに落とし入れる。
【0018】
図3(C)、再前進後に材料フィーダ22を、フィーダホッパ23が上記材料ホッパ21の落下口に位置する元のところまで、ロッドレスシリンダ装置30を後退作動して戻すと、前側の材料均し板26がその後退移動の過程で、パーティング面からはみ出している残りの部分を掻き除き、キャビティ12aの手前のデッドスペースに落とし入れる。
【0019】
これによりキャビティ12aの材料樹脂の山盛りがパーティング面まで低く均されて、材料樹脂は比較的均等にキャビティ12aに収まり、デッドスペースも僅かとなるので、圧縮成形時における材料樹脂の加熱溶融が均一化され、溶融粘度が高い材料樹脂でも、キャビティ内をむらなく流動して、肉厚分布の整った成形状態が良好な製品4が得られるようになり、バリの発生も少なくなる。
【0020】
また下端縁が下金型12のパーティング面に接するように、前側の材料均し板26を先端に取付けた材料フィーダ22では、型開により製品4と一緒に上金型14側に付着したバリ4aが、下金型12のパーティング面に落下していると、材料給送時の前進移動により材料均し板26が、バリ4aをパーティング面から金型外に突き飛ばして取除く部材をも兼ねるようになる。
【0021】
上記バリのパーティング面上への落下は、型開後に上金型14に対し出入する製品取出装置(図は省略)の干渉による場合が殆で、製品取出装置側となるキャビティ12aの先方や両側のパーティング面上に落ち易く、材料供給側となるキャビティ12aの手前のパーティング面上に落下することはまれである。
しかし、そのバリも材料フィーダ22の前進により、材料均し板26で突き飛ばされるので、キャビティ12aに落ち込むことなく、金型外に取り除かれるようになる。このようなことから、これまでに採用されていたようなエアブローによるバリ除去装置が不要となり、材料供給ごとにパーティング面の清掃も行えるようになる。
【0022】
なお、上記実施形態では、前側の材料均し板26よりも後側の材料均し板27を若干高く取付けているが、図では省略したが、その逆に前側の材料均し板26を若干高く取付けてもよく、この場合には、フィーダホッパー23が上記キャビティ12aの真上に位置するところまで前進移動して停止し、材料樹脂の投入を行ったのち、一旦後退させて前側の材料均し板26より一次均しを行い。次に再前進して後側の材料均し板27により二次均しを行うようにすればよい。またこの再前進により、前側の材料均し板26による上記バリの取り除きも行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る材料供給装置を備えた圧縮成形機の側面図である。
【図2】 同上の材料フィーダの縦断側面図である。
【図3】 材料フィーダによる材料樹脂の供給及びバリ除去を工程順に示す説明図である。
【符号の説明】
1 型締装置
2 材料供給装置
3 機台
4 製品
12 下金型
12a キャビティ
14 上金型
14a コア型
21 材料ホッパ
22 材料フィーダ
23 フィーダホッパ
25 シャッター開閉装置
26 前側の均し板
27 後側の均し板
30 ロッドレスシリンダ
31 摺動子

Claims (2)

  1. 金型を上下に有する竪型の型締装置に並設した材料ホッパと、その材料ホッパの下側に型締装置に対し進退自在に設けた横長の材料フィーダと、その材料フィーダに設けられて材料ホッパの落下口と下金型のキャビティとの間を往復移動し、シャッターの開放により底部開口から材料樹脂をキャビティに落下投入するフィーダホッパーとを備えた材料供給装置において、
    上記フィーダホッパの前と後に、上記下金型のパーティング面からはみ出した山盛りの材料樹脂の頂部を前後に均す一対の材料均し板を相互に若干高低差を持たせて取付けなることを特徴とする圧縮成形機における材料供給装置。
  2. 上記一対の材料均し板を弾性材により形成して、前側の材料均し板を下金型のパーティング面に接する高さで材料フィーダの先端に取付けてなることを特徴とする請求項1記載の圧縮成形機における材料供給装置。
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