JP3677503B2 - レンチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のホイール取り付けねじの着脱に使用されるレンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のホイール取り付けねじの着脱に従来から十字レンチが用いられている(特許文献1)。
この十字レンチは、ねじの頭部に嵌まり込むソケット部等の作用部を先端に備えた主軸と、この主軸の中間部に直角に交差するように設けた操作ハンドル部とを備え、ねじを締め付ける場合、作用部をねじ頭部にセットし、主軸の後端を手で軽く支えながらもう一方の手で操作ハンドル部に旋回力を与えれば、主軸が操作ハンドル部の慣性力によって連続して回転し、ねじをその着座位置まですばやく送り込むことができる。
【0003】
そして、ねじは、最後に所定のトルクまで締め付けられるのであるが、十字レンチでそのまま締め付けを行った場合、加えるトルクが一定せずに、強く締めすぎてねじをねじ切ってしまう恐れがある。
【0004】
そこで、従来は、上記のように十字レンチを用いてねじを着座位置まですばやく送り込んだのち、ドライバー状(特許文献2参照)やL字形をしたトルクレンチに取り替えて所定のトルクまで締め付けるようにしている。
しかしながら、この場合、レンチを持ち替えるという手間がかかるとともに、2種類のレンチを用意する必要があり、工具の保管場所やコストの問題がある。
【0005】
【特許文献1】
実開昭51−74299号公報
【特許文献2】
実公昭39−12785号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みて、ねじを、1本のレンチのみで、着座位置まですばやく送り込むことができるとともに、着座後所定のトルクまで締め付けることができるレンチを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のレンチ(以下、「請求項1のレンチ」と記す)は、先端に作用部が設けられた円筒状の主軸と、この主軸の中間部に交差するように設けられた操作ハンドル部とを有するレンチにおいて、主軸が上記作用部の設けられた第1分割体と、上記操作ハンドル部の設けられた第2分割体とに軸方向に分割され、軸周りのねじれに対して弾性復元力を有するトーションメンバーが両分割体の円筒状内に位置しており、第1分割体の先端がトーションメンバーの一端に固定されるとともに第2分割体の先端がトーションメンバーの他端に固定されることにより両分割体がトーションメンバーを介して軸周りに相対的に回動可能に連結されているとともに、トーションメンバーの基準位置からのねじり度合いによって生じるトルクを表示するトルク表示手段を備え、第2分割体の先端にはレンチを保持するための筒状部材が回転自在に設けら、さらに、両分割体の相対的な回動を規制する回動規制手段が備えられ、回動規制手段は第1分割体の後端と第2分割体の後端とに設けられた係合部からなり、係合部はトーションメンバーにねじを締める回転方向の所定のねじれが生じたとき係合し、ねじを締める回転方向の所定のねじれに至っていないとき非係合になっているとともにねじを緩める回転方向のときには係合していることを特徴としている。
【0008】
本発明の請求項2に記載のレンチ(以下、「請求項2のレンチ」と記す)は、請求項1のレンチにおいて、第1分割体の後端と第2分割体の後端とに設けられた係合部は、突部と切欠部とから形成されていることを特徴としている。
【0009】
本発明の請求項3に記載のレンチ(以下、「請求項3のレンチ」と記す)は、請求項1又は2のレンチにおいて、トルク表示手段は、第1分割体の後端に設けられた目盛りと、第2分割体の後端に設けられた指針と、第1分割体の後端に回転自在に設けられたリング状部材に固定されてねじを締め付ける回転方向のときに指針により回転し、ねじを緩める回転方向のときにとどまるようにされている置き針とから構成されていることを特徴としている。
【001
本発明において、トーションメンバーの形状は、主軸の軸周りのねじれに対して弾性復元力を有するものであれば特に限定されないが、たとえば、棒状、板状、筒状等が挙げられる。
【001
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図4は、本発明にかかるレンチの1つの実施の形態をあらわしている。
【0012】
図1および図2に示すように、このレンチAは、トーションメンバー(ねじり部材)1と、円筒状の主軸2と、操作ハンドル部を構成する2本のハンドル3と、トルク表示手段7とを備えている。
トーションメンバー1は、従来から一般に使用されているばね材料等で形成され、ねじれ部11と、ねじれ部11の両端にねじれ部11より大径の固定部12を有する棒状をしていて、軸周りのねじれに対して弾性復元力を有している。
【0013】
主軸2は、第1分割体4と、第2分割体5とを備え、両分割体4、5は、軸方向に分割されている。
第1分割体4は、本体部41と、ソケット(図示せず)を着脱自在に取り付け可能な作用部となるソケット取り付け部材42と、受け部材43とを備えている。
【0014】
本体部41は、トーションメンバー1の固定部12と略同じ内径をした筒状をしていて、主軸2の先端となる本体部41の一端にソケット取り付け部材42が取り付けられ、本体部41の他端に、第1分割体4と第2分割体5の相対的な回動を規制する回動規制手段の一部を構成する2つの突部44を対称位置に備えており、トーションメンバー1が円筒状内に位置するよう内部に挿入されてその一端となる一方の固定部12が、溝付きピン13を介して、第1分割体4の先端となるソケット取り付け部材42近傍に固定されている。
受け部材43は、筒部43aと、この筒部43aの軸方向の中間部から外側に張り出すフランジ部43bとを備えている。
【0015】
筒部43aは、本体部41に外嵌され、筒部43aのフランジ部43bよりソケット取り付け部材42側が固定ねじ61を介して本体部41に固定されているとともに、そのフランジ部43bより第2分割体5側にリング状部材47が回転自在に外嵌されている。リング状部材47は、止め輪46によってフランジ部43bの第2分割体5側の面に受けられた状態に支持されている。
ソケット取り付け部材42は、図2に示すように本体部41の一端にその端部が挿入され、溝付きピン13によって本体部41に固定されている。
【0016】
第2分割体5は、本体部51と、ハンドル固定部52と、筒状部材53とを備えている。
本体部51は、トーションメンバー1の固定部12と略同じ内径をした筒状をしていて、図3および図4に示すように、第2分割体5の後端となるその一端に第1分割体4の本体部41の突部44が遊嵌される回動規制手段の残部を構成する2つの切欠部54が対称位置に設けられていて、トーションメンバー1の残部(図2および図3でみて上部)が円筒状内に位置するよう挿入されるとともに、トーションメンバー1の他端となる他方の固定部12が溝付きピン13を介して第2分割体5の先端となる本体部51の先端に固定されている。
【0017】
2つの切欠部54は、それぞれ突部44が嵌まり込むことにより係合部を形成するとともに、トーションメンバー1にねじりを加えない状態で、切欠部54のねじを緩める回転方向(図4の矢印Z方向)側の壁面と、突部44の一方の壁面とが接するとともに、切欠部54のねじを締める回転方向(図4の矢印Y方向)側の壁面と、突部44の他方の壁面との間に隙間Sが形成されるように対称位置に設けられている。
隙間Sは、トーションメンバー1のねじれ部11がねじれても、トーションメンバー1に過大なトルクがかからない位置、すなわちトーションメンバー1にねじを締める回転方向の所定のねじれが生じたとき、切欠部54のねじを締める回転方向側の壁面が、突部44の他方の壁面に当たるような大きさをしている。
【0018】
ハンドル固定部52は、筒部52aと、2つのハンドル嵌合部52bと、スカート部52cとを備えている。
筒部52aは、本体部51に外嵌され、固定ねじ62によって本体部51に固定されている。
【0019】
2つのハンドル嵌合部52bは、筒部52aの壁面から対称に延出していて、ハンドル嵌合穴52dが穿設され、ハンドル嵌合穴52dにそれぞれ同じ長さの円筒形のハンドル3の一端が嵌合固定されている。
スカート部52cは、フランジ部43bと略同じ外径をしたリング状をしていて、第1分割体4側の面側から延出し、止め輪46が外部から見えない状態に囲っている。
【0020】
筒状部材53は、レンチAを使用するときにレンチAを保持するためのもので、止め輪53a,53bによって本体部51の軸方向への動きを規制された状態で、本体部51周りに回転自在に遊嵌されている。
トルク表示手段7は、目盛り71と、指針72と、置き針73とを備えている。
【0021】
目盛り71は、図では片側しかあらわれていないが、トーションメンバー1のねじり度合いを視認するために、第1分割体4の後端となるフランジ部43bの外周面の180度ずれた位置に対称に設けられている。
指針72は、トーションメンバー1にねじりが加わっていない状態で針先が目盛り71の0点にくるように、第2分割体5の後端となるハンドル固定部52のハンドル嵌合部52bとほぼ90度ずれた壁面にその端部が固定されている。
【0022】
置き針73は、第1分割体4の後端に回転自在に設けられたリング状部材47の外周面に固定されていて、リング状部材47とともに筒部43a周りを回転するようになっている。
【0023】
つぎに、このレンチAの使用方法を詳しく説明する。
ねじを締め付ける場合には、まず、ソケット取り付け部材42に締め付けようとするねじ(図示せず)に適合するソケット(図示せず)を取り付ける。
【0024】
そして、ソケットをねじにはめ込み、筒状部材53を一方の手で持ち、他方の手でハンドル3にねじを締める回転方向(図4矢印Y方向)の旋回力を与え、主軸2をハンドル3の慣性力によって連続して回転させ、ねじをその着座位置まですばやく送り込む。
つぎに、ねじが着座位置まで送り込まれたら、置き針73を指針72に略接触状態にしておき、両方のハンドル3を手で持ち、指針72の針先を見ながら、指針72の針先が所定の目盛り71の位置に達するまで第2分割体5を第1分割体4に対して相対的に回動させ、ねじを締め付ける。
【0025】
すなわち、主軸2が第1分割体4と第2分割体5に分割されているとともに、第1分割体4と第2分割体5がトーションメンバー1によって連結されているので、トーションメンバー1のねじれ部11がねじれ、第2分割体5が第1分割体4に対して締め付け方向に回転する。そして、ねじが、指針72の針先が示す目盛り71の位置に応じたトーションメンバー1のねじり度合いによって発生する弾性復元力に応じたトルクで締め付けられる。また、リング状部材47が筒部43aに回転自在になっているので、指針72が第2分割体5とともに回動すると、置き針73も、指針72によって押され、指針72の針先と同じ位置まで移動する。
【0026】
ねじの締め付けが完了すると、ハンドル3にかける力を緩める。このようにハンドル3への力が緩められると、第2分割体5は、トーションメンバー1の弾性復元力によって、締め付け前の状態にもどる。そして指針72も締め付け前の状態に戻るが、置き針73は、締め付け時にかけた最大トルクの目盛り位置にとどまる。
【0027】
一方、ねじを緩める場合は、通常のレンチと同様にソケットにねじをはめ込み、ハンドル3を両手で持って、ねじを緩める回転方向(図4矢印Z方向)に主軸2を回転させる。そして、ある程度ねじが緩んだら、一方の手で筒状部材53を持ち、他方の手でハンドル3にねじを緩める方向に旋回力を与えれば、主軸2がハンドル3の慣性力によって連続的に回転し、ねじをすばやく緩めることができる。
【0028】
このレンチAは、以上のように、従来の十字レンチと同様にすばやくねじを着座位置まで送り込むことができるとともに、他のトルクレンチに交換しなくても、所定のトルクまでねじを締め付けることができる。
また、無負荷状態、すなわち、トーションメンバー1がねじれていない状態で、切欠部54のねじを緩める回転方向側の壁面と、突部44の壁面とが接しているので、ハンドル3に加えられた力は、第2分割体5の切欠部54の壁面から突部44の壁面に直接加えられる。すなわち、ねじを緩める回転方向のときには、切欠部54と突部44とからなる係合部が係合しているから、力は第2分割体5から第1分割体4へと直接伝えられ、トーションメンバー1にねじれ方向の力が加わらない。したがって、ねじが硬くしまっている場合にも、トーションメンバー1に過大なトルクがかからず、トーションメンバー1を傷めたりすることがない。
【0029】
さらに、ねじを締める回転方向のときには、トーションメンバー1のねじれ部11がねじれても、トーションメンバー1に過大なトルクがかからない位置で、切欠部54の締め付け方向側の壁面が、突部44の他方の壁面に当たるような大きさに、隙間Sが形成されているので、トーションメンバー1に過大なトルクが加わる前に、切欠部54の締め付け方向側の壁面が、突部44の締め付けられる方向の壁面に受けられ、第2分割体5から直接第1分割体4に力が伝達される。したがって、トーションメンバー1に過大なトルクがかからず、トーションメンバー1を傷めたりすることがない。すなわち、切欠部54と突部44とからなる係合部は、トーションメンバー1にねじを締める回転方向の所定のねじれが生じたとき係合し、ねじを締める回転方向の所定のねじれに至っていないとき非係合になっているのである。
【0030】
また、第2分割体5の本体部51には、先端に筒状部材53が回転自在に遊嵌されているので、この筒状部材53の部分を保持すると、主軸2が容易に回転する。
さらに、置き針73が設けられているので、締め付け完了後、正しいトルクでねじを締め付けたどうかを確認できる。
【0031】
図5(a),(b)は、本発明にかかるレンチの他の実施の形態をあらわしている。
すなわち、図5(a)に示すレンチBは、作用部となるソケット9が第1分割体4の先端に一体に設けられているとともに、3つのハンドル3aが主軸2を中心に放射状に設けられている以外は、上記レンチAと同様になっている。
一方、図5(b)に示すレンチCは、作用部となるソケット9が第1分割体4の先端に一体に設けられているとともに、リング状のハンドル3bが主軸2とその中心軸を略一致させるように設けられている以外は、上記レンチAと同様になっている。
【0032】
本発明にかかるレンチは、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、指針72の指す目盛り位置によってトルクが判るようになっているが、すなわち、トーションメンバー1のねじり角度を視認することによってトルクが判るようになっているが、トーションメンバーに歪ゲージ等を貼り付けたり、トーションメンバーに溝加工を行い、非接触式の磁歪式トルクセンサ(株式会社クボタ製トルクデューサー等)を設け、電気的にトルクを表示するようにしても構わない。
【0033】
上記の実施の形態では、2つのハンドル3が同じ長さであったが、レンチはそれほど高速で回転させる訳ではないので、主軸がバランスよく回転できる範囲で長さを変えても構わない。
【0034】
また、上記の実施の形態では、ハンドル3がハンドル嵌合穴52dに嵌合固定されていたが、ねじ等で着脱自在にしても構わないし、ハンドル固定部にハンドルをヒンジを介して固定し、ハンドルを主軸に沿うように折り畳めるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、筒状部材53が本体部51に遊嵌されていたが、軸受けを介在させるようにしても構わない。
【0035】
上記の実施の形態では、作用部にソケットが取り付けられていたが、ドライバーの刃先を取り付けるようにしても構わない。
【0036】
【発明の効果】
本発明にかかるレンチは、以上のように構成されているので、1本のレンチで、ねじの着座時まですばやく送り込むことができ、かつ、所定のトルクまでねじを締め付けることができる。したがって、別のレンチに持ち替える手間が省けて作業性がよくなり、工具を一種類購入するだけでよいため、使用者の費用負担が軽減できるとともに、保管場所も少なく済む。
【0037】
また、ねじの締め付けの際に、トーションメンバーに必要以上のねじりが加わらず、トーションメンバーが傷まない。
さらに、ねじを緩める際に、トーションメンバーにねじれ方向の力が加わらず、ねじが硬く締まっている場合にも、トーションメンバーをいためたりすることがない。
さらに、請求項のレンチのようにすれば、置き針により、ねじを締め付けるときにかけた最大トルクを、ねじの締め付け完了後に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるレンチの1つの実施の形態をあらわす斜視図である。
【図2】 図1のレンチを正面からみた一部切欠断面図である。
【図3】 図1のレンチの第1分割体と第2分割体との連結部分の部分縦断面図である。
【図4】 図3のX−X線断面図である。
【図5】 本発明にかかるレンチの他の実施の形態をあらわす斜視図である。
【符号の説明】
A,B,C レンチ
1 トーションメンバー
2 主軸
3,3a,3b ハンドル(操作ハンドル部)
4 第1分割体
5 第2分割体
7 トルク表示手段
9 ソケット(作用部)
42 ソケット取り付け部材(作用部)
44 突部(回動規制手段)
54 切欠部(回動規制手段)

Claims (3)

  1. 先端に作用部が設けられた円筒状の主軸と、この主軸の中間部に交差するように設けられた操作ハンドル部とを有するレンチにおいて、主軸が上記作用部の設けられた第1分割体と、上記操作ハンドル部の設けられた第2分割体とに軸方向に分割され、軸周りのねじれに対して弾性復元力を有するトーションメンバーが両分割体の円筒状内に位置しており、第1分割体の先端がトーションメンバーの一端に固定されるとともに第2分割体の先端がトーションメンバーの他端に固定されることにより両分割体がトーションメンバーを介して軸周りに相対的に回動可能に連結されているとともに、トーションメンバーの基準位置からのねじり度合いによって生じるトルクを表示するトルク表示手段を備え、第2分割体の先端にはレンチを保持するための筒状部材が回転自在に設けられ、さらに、両分割体の相対的な回動を規制する回動規制手段が備えられ、回動規制手段は第1分割体の後端と第2分割体の後端とに設けられた係合部からなり、係合部は、トーションメンバーにねじを締める回転方向の所定のねじれが生じたとき係合し、ねじを締める回転方向の所定のねじれに至っていないとき非係合になっているとともにねじを緩める回転方向のときには係合していることを特徴とするレンチ。
  2. 第1分割体の後端と第2分割体の後端とに設けられた係合部は、突部と切欠部とから形成されていることを特徴とする請求項に記載のレンチ。
  3. トルク表示手段は、第1分割体の後端に設けられた目盛りと、第2分割体の後端に設けられた指針と、第1分割体の後端に回転自在に設けられたリング状部材に固定されてねじを締め付ける回転方向のときに指針により回転し、ねじを緩める回転方向のときにとどまるようにされている置き針とから構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンチ。
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