JP3677312B2 - 電気制御装置の種類表示機能を備えた冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、冷凍装置の作動を制御するためにその内部に組み込んだ電気制御装置の種類を表示するようにした冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、冷蔵庫においては冷凍装置の作動を制御するための電気制御装置がその内部に組み込まれており、この電気制御装置はプリント基板及び同基板上に組付けた電気部品からなっていて、これらの電気部品は当該冷蔵庫のモデル、タイプの相違によって若干異なるものであり、特に電気部品としてコンピュータ装置を使用する場合には、コンピュータ装置を構成するEEPROM(又はEPROM,PRAOM,ROM)に当該冷蔵庫のモデル、タイプ毎に異なるプログラム、データを書き込んでおく場合が多い。
【0003】
しかし、上記のような電気部品を組み付けた従来のプリント基板においては、外観上見分けがつき難いものがあり、組立時に異なるモデル、タイプの冷蔵庫のための電気制御装置を誤って組付けて出荷してしまうという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、上記の問題に対処するため、当該冷蔵庫に異なる電気制御装置が誤って組付けられているか否かを、製品の出荷時に簡単に検査できるようにすることにある。
この目的を達成するため、本発明は、庫内温度を検出する庫内温度センサと、庫内温度を設定する温度設定器と、コンプレッサ、凝縮器及びエバポレータからなる冷凍装置と、前記庫内温度センサにより検出された庫内温度又は前記温度設定器により設定された庫内温度の表示を選択的に指示する操作スイッチと、前記庫内温度センサにより検出された庫内温度又は前記温度設定器により設定された庫内温度を表示する表示器と、 電源の投入に応答して動作を開始し、前記庫内温度センサにより検出された庫内温度が前記温度設定器により設定された庫内温度近辺に維持されるように前記冷凍装置の作動を制御するとともに、前記操作スイッチの指示に応じて前記庫内温度センサにより検出された庫内温度又は前記温度設定器により設定された庫内温度を前記表示器に表示させる電気制御装置とを備えた冷蔵庫であって、前記電気制御装置に同電気制御装置の種類を表すデータを記憶する記憶手段と、前記操作スイッチを操作した状態にて電源が投入されたとき前記記憶手段に記憶された記憶データに基づいて前記電気制御装置の種類を前記表示器にて所定時間だけ表示させ、前記操作スイッチを操作しないで電源が投入されたとき同電気制御装置の種類表示をしないようにする表示制御手段を設けたことを特徴とする電気制御装置の種類表示機能を備えた冷蔵庫を提供するものである。
【0009】
【発明の作用・効果】
上記のように構成した冷蔵庫は、その出荷時における作動チェックに際して、
操作スイッチを操作した状態で電源を投入して冷凍装置の運転を開始させると、前記表示制御手段が前記記憶データに基づいて当該冷蔵庫に組付けた電気制御装置の種類を表示器にて所定時間だけ表示させる。したがって、出荷時における検査員は、表示器にて表示された電気制御装置の種類を見るだけで同電気制御装置の組付け違いを発見することができ、誤って異なる電気制御装置を組み込んだ冷蔵庫の出荷をなくすことができる。しかも、この電気制御装置の組付け違いの検査においては、庫内温度又は庫内の設定温度を表示するための表示器及び操作スイッチが電気制御装置の種類表示のために共用されているので、同検査のために格別の部品を用いる必要がなく、製造コストの増加を極力抑えることができる。また、操作スイッチを操作しないで電源が投入されたときには、表示器には電気制御装置の種類が表示されないので、当該冷蔵庫の通常の使用に何等の支障もきたさない。
【0011】
本発明の実施にあたっては、前記電気制御装置の種類表示中における前記操作スイッチの再操作に応答して前記表示器による同電気制御装置の種類表示を解除する表示解除手段を設けることが望ましい。この場合には、出荷検査員が電気制御装置の組付け違いの検査終了後であって当該電気制御装置の種類表示中に操作スイッチを再度操作すれば、前記表示制御手段が同電気制御装置の種類表示を解除するので、当該冷蔵庫の表示器にて庫内温度と設定庫内温度を通常の表示状態に戻される。したがって、この表示解除によって検査員はその出荷検査を速く済ませることができる。
【0012】
また、本発明の実施にあたっては、電源の投入時における前記操作スイッチの操作の有無とは無関係に、電源の投入直後に前記記憶手段に記憶された記憶データに基づいて前記電気制御装置の種類を前記表示器にて短時間だけ表示させる機能を前記表示制御手段に付与することが望ましい。この場合には、電源の投入直後に庫内温度センサ自体が不安定であったり、同庫内温度センサによる検出庫内温度と温度設定器による設定庫内温度の読み取りが不安定であることに起因して、表示器にて異常な庫内温度又は設定庫内温度が表示されることを未然に防止できる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を電気機器として冷蔵庫を採用した場合について説明すると、図1は本発明に係る冷蔵庫を断面図により示している。
【0014】
この冷蔵庫は、ハウジング10内の上部に仕切り板11により仕切られた冷却室12を備え、冷却室12の下方を食品を収納するための収納庫としている。仕切り板11上には蒸発器13が組み付けられて、同蒸発器13は、ハウジング10の上方に設けたコンプレッサ14にて圧送され、かつ凝縮器15にて凝縮された冷媒を蒸発させて冷却室12内の温度を下げるもので、前記蒸発された冷媒はコンプレッサ14に戻されるようになっている。これらの蒸発器13、コンプレッサ14及び凝縮器15が本願発明の冷凍装置を構成している。また、蒸発器13には、付着した霜を融かすためのデフロストヒータ16が組み付けられている。冷却室12内には庫内冷却ファン17が組み付けられ、同ファン17はハウジング10内の下方の空気を仕切り板11に設けた隙間から冷却室12内に吸引して、同冷却室12内の冷気をハウジング10内に循環させる。凝縮機15には、空冷用の凝縮機ファン18が付設されている。
【0015】
また、この冷蔵庫には制御ボックス20が設けられ、同ボックス 20内には、コンピュータ装置を構成する電気制御装置20Aを組み付けたプリント基板が収容されている。電気制御装置20Aは、図2に示すように、CPU21、EEPROM22、RAM23、タイマ24、入力インターフェース25及び出力インターフェース26からなる。EEPROM22には、電気制御装置20Aの種類を表すデータ及び図3のフローチャートに対応したプログラムが記憶されている。前記電気制御装置20Aの種類を表すデータとして、例えば冷蔵のみ行う第1タイプの冷蔵庫では「A1」、冷蔵のみ行う第2タイプの冷蔵庫では「A2」、冷凍及び冷蔵を行う第1タイプの冷蔵庫では「B1」、冷蔵及び冷凍を行う第2タイプの冷蔵庫では「B2」、冷凍のみ行う第1タイプの冷蔵庫では「C1」、冷凍のみ行う第2タイプの冷蔵庫では「C2」などが割り当てられている。なお、EEPROM22に代えて、EPROM,PROM,ROMを用いたり、EEPROM22,EPROM,PROM,ROMを組み合わせて用いてもよい。
【0016】
入力インターフェース25には、庫内温度センサ31、デフロストセンサ32、目詰まりセンサ33、庫内温度設定器34及び操作スイッチ35が接続されている。庫内温度センサ31は、冷却室12内に設けられて、冷却室12を含むハウジング10内の温度を検出して検出庫内温度T1 を表す検出信号を出力する。デフロストセンサ32は、蒸発器21に組み付けられた温度センサで構成され、蒸発器21の温度を検出してデフロスト温度T2 を表す検出信号を出力する。目詰まりセンサ33は、凝縮器23の出力側のパイプに組み付けられた温度センサで構成され、蒸発器21の出力側の冷媒温度を検出して冷媒温度T3 を表す検出信号を出力する。庫内温度設定器34及び操作スイッチ35は、図示しない操作パネル上に配設されており、使用者により操作されるものである。庫内温度設定器34は、庫内温度を任意に設定可能なポテンショメータで構成されていて、設定庫内温度Tsを表す信号を出力する。操作スイッチ35は、検出庫内温度T1及び設定庫内温度Tsの選択的な表示を指示するもので、非操作時に電圧+Vを出力するとともに操作時に接地電位を出力する。なお、これらの各種センサ31〜33及び庫内温度設定器34からの信号は入力インターフェース25にてディジタル信号に変換される。
【0017】
出力インターフェース26には、前述したコンプレッサ14、凝縮器ファン18、デフロストヒータ16及び庫内冷却ファン17が接続されているとともに、表示器36が接続されている。表示器36は前記操作パネルに設けた複数桁の7セグメント表示器にて構成され、検出庫内温度T1、設定庫内温度Tsなどを表示する。また、冷蔵庫には電源回路40が設けられていて、同電源回路40は、コネクタ41からの電力を受け、操作パネルに設けられた電源スイッチ42の投入に応答して各回路及び各装置に作動のための電源電圧+Vを供給する。
【0018】
次に、上記のように構成した冷蔵庫の動作について説明する。コネクタ41を介して電力供給を受けた状態で電源スイッチ42を投入すると、電源回路40は電源電圧+Vを各回路及び各装置に供給する。これにより、CPU21は図3のステップ100にてプログラムの実行を開始して、ステップ102にて前記電気制御装置20Aの種類を表すデータをEEPROM22から読み出して、出力インターフェース26を介して同データを表示器36に出力する。表示器36は、前記データにより表された電気制御装置の種類(例えば、A1,A2,B1,B2,C1,C2)が表示する。前記ステップ102の処理後、CPU21は、ステップ104にてタイマ24をスタートさせるとともに、ステップ106にてフラグFLGを”1”に設定して、プログラムをステップ108〜114からなる循環処理に進める。
【0019】
ステップ108〜114からなる循環処理は、前記タイマ24のスタートから所定の短時間(例えば、0.5秒)が経過されるまでステップ114にて「NO」と判定されるので、前記所定の短時間だけ繰り返し行われる。そして、この循環処理中に操作スイッチ35のオン操作が一度でも解除されたり、電源投入時から操作スイッチ35がオン操作されていなければ、ステップ108〜112の処理により、フラグFLGは”0”に変更される。電源投入時から前記所定の短時間が経過するまで操作スイッチ35がオン操作され続けていれば、フラグFLGは”1”に保たれる。また、この循環処理中には、表示器36における電気制御装置20Aの種類の表示が変更されることはないので、表示器36は、前記所定時間中、電気制御装置20Aの種類を必ず表示し続ける。
【0020】
そして、前記タイマ24のスタートから前記所定の短時間が経過すると、ステップ114にて「YES」と判定して、ステップ116にてタイマ24を再スタートさせ、プログラムをステップ118,120を介してステップ122〜126に進める。ステップ122においては、庫内温度センサ31からの検出庫内温度T1、デフロストセンサ32からのデフロスト温度T2及び目詰まりセンサ33からの冷媒温度T3 を入力する。ステップ124においては、庫内温度設定器34にて設定されている設定庫内温度Ts を入力する。次に、ステップ126にて、これらの検出温度T1〜T3及び設定庫内温度Ts に基づいて冷凍装置を制御する運転制御ルーチンを実行する。
【0021】
この運転制御ルーチンにおいては、検出庫内温度T1が設定庫内温度Tsに所定の小さな温度を加算した上限温度よりも高くなると、コンプレッサ14及び凝縮器ファ18を作動させて、冷蔵庫内の温度を下げる。また、検出庫内温度T1が設定庫内温度Tsから所定の小さな温度を減算した下限温度よりも低くなると、コンプレッサ14及び凝縮器ファン18の作動を停止させるので、冷蔵庫内の温度は上昇する。このようなコンプレッサ14及び凝縮器ファン18の作動及び停止を繰り返しながら、冷蔵庫内の温度は設定庫内温度T2 を中心に下限温度及び上限温度の間、すなわち設定庫内温度Ts 近傍に維持される。なお、この温度制御運転中、庫内冷却ファン17は作動し続ける。
【0022】
前記ステップ126の処理後、ステップ128にてフラグFLGが”0”であるか否かを判定する。操作スイッチ35が電源スイッチ42の投入時にオン操作されず、又は同スイッチ35が電源スイッチ42の投入から前記所定の短時間中オン操作され続けていなければ、フラグFLGは前述のように”0”に変更されているので、ステップ128における「YES」との判定の基にプログラムをステップ130〜134に進める。そして、操作スイッチ35がオン中でなければ、ステップ130における「NO」と判定の基に、ステップ132にて表示器36を制御して、同表示器36にて表示されている電気制御装置20Aの種類を庫内温度センサ31により検出された検出庫内温度T1 に変更する。なお、ステップ130にて「YES」と判定される場合については後述する。
【0023】
一方、操作スイッチ35が電源スイッチ42の投入時にオン操作されており、かつ同スイッチ35が電源スイッチ42の投入から前記所定の短時間中オン操作され続けていれば、フラグFLGは前述のように”1”に保たれているので、ステップ128における「NO」との判定の基にプログラムをステップ136に進める。ステップ136においては、前記ステップ116のタイマの再スタート処理から所定時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定する。そして、前記所定時間が経過していなければ、ステップ136における「NO」との判定の基にプログラムをステップ118に戻し、同所定時間が経過するまでステップ118〜136の循環処理が実行され続ける。
【0024】
また、このステップ118〜136の循環処理中、フラグFLGが”1”に設定され続けていても、電源スイッチ42の投入時にオン操作されていた操作スイッチ35が一旦オフされ、その後に再びオン操作されると、ステップ118にて「YES」と判定して、ステップ120にてフラグFLGを”0”に変更する。そして、フラグFLGが”0”に変更された以降、ステップ128にて「YES」と判定して、プログラムをステップ130〜134に進める。したがって、前述のステップ130の判定処理により、操作スイッチ35がオン操作中であれば、ステップ134にて表示器36を制御して、同表示器36にて表示されている電気制御装置20Aの種類を庫内温度設定器34により設定されている設定庫内温度Ts に変更する。その後、前記操作スイッチ35のオン操作が解除されれば、ステップ130の判定処理により、ステップ132にて表示器36を制御して、同表示器36にて表示されている設定庫内温度Ts を庫内温度センサ31により検出された検出庫内温度T1 に変更する。なお、この場合、フラグFLGは”0”に変更されるので、ステップ130〜134の処理が必ず実行されて電気制御装置20Aの種類が表示器36にて表示されることはない。
【0025】
前記ステップ118〜136からなる循環処理中、ステップ116の処理によるタイマ24の再スタートから前記所定時間が経過すると、ステップ136にて「YES」と判定してプログラムをステップ138に進める。ステップ138においてはフラグFLGを”0”に設定して、プログラムをステップ122に進める。以降、CPU21はステップ122〜138からなる循環処理を実行し続ける。このように、タイマ24の再スタートから前記所定時間が経過すると、フラグFLGは必ず”0”に変更されるので、以降、表示器36は電気制御装置20Aの種類を表示することはなく、前記ステップ130の処理により検出庫内温度T1又は設定庫内温度Tsを表示する。そして、冷蔵庫の庫内は、前記ステップ122〜126の処理により、設定庫内温度Ts 近傍に維持され続ける。
【0026】
また、前記ステップ122〜138からなる循環処理中、所定の長時間(例えば、6時間)毎に、CPU21はステップ126の運転制御ルーチンにて、コンプレッサ14、凝縮器ファン18及び庫内冷却ファン17の作動を停止させるとともにデフロストヒータ16を作動させて、蒸発器16に付着した霜を取り除く。そして、この除霜動作は、デフロストセンサ32により検出されたデフロスト温度T2 が所定温度より高くなったことを条件に停止され、再びコンプレッサ14、凝縮器ファン18及び庫内冷却ファン17が作動制御される。また、目詰まりセンサ33により検出される冷媒温度T3 が非常に高くなった場合には、前記ステップ126の処理により、凝縮器15の目詰まりとの判定の基に警報を発生する。
【0027】
以上の作動説明からも理解できるとおり、上記実施例によれば、冷蔵庫の出荷時における作動チェック時に、操作スイッチ35をオン操作した状態で電源スイッチ42を投入して冷蔵庫の運転を開始させるようにすれば、CPU21は、ステップ102〜114,128,136の処理により、EEPROM22内に記憶されていて電気制御装置20Aの種類を表すデータに基づいて同電気制御装置20Aの種類を表示器36にて所定時間(例えば、30秒)だけ表示させる。したがって、この場合、出荷時における検査員は、表示器36にて表示される電気制御装置20Aの種類を見るだけで電気制御装置20Aの組み付け違いを発見することができ、誤って異なる電気制御装置を組み込んだ冷蔵庫を出荷することをなくすことができる。しかも、この検査のための種類表示においては、検出庫内温度T1 又は設定庫内温度Ts を表示するために設けられている表示器36及び操作スイッチ35を共用しているので、この検査のために格別の部品を用いる必要もなく、製造コストの増加を極力小さく抑えることができる。また、操作スイッチ35を操作しないで電源スイッチ42を投入すれば、ステップ110,112,128,132の処理により、表示器36には電気制御装置20Aの種類が前記所定時間だけ表示されることはなく、検出庫内温度T1 が表示されるので、冷蔵庫の使用に際してはなんら支障を来すことはない。
【0028】
また、電気制御装置20Aの組み付け違いの検査終了後であって電気制御装置20Aの種類の表示中に、操作スイッチ35を再操作すれば、ステップ118,120の処理により、CPU21は前記所定時間に渡る電気制御装置20Aの種類の表示を解除して、検出庫内温度T1 又は設定庫内温度Ts を表示する冷蔵庫の通常表示モードに戻すことができる。したがって、この解除機能を用いれば、出荷検査を速く済ませることもでき、同検査に便利になる。
【0029】
また、CPU21は、ステップ102,104,114の処理により電源スイッチ42の投入時における操作スイッチ35のオン操作の有無とは無関係に、同電源スイッチ42の投入直後に電気制御装置20Aの種類を表示器36にて短時間(例えば、0.5秒)だけ表示させる。これにより、電源の投入直後において、庫内温度センサ31自体が不安定であったり、入力インターフェース25の庫内温度センサ31による検出庫内温度T1及び庫内温度設定器34による設定庫内温度Tsの読み取りが不安定であることに起因して、表示器36にて異常な検出庫内温度T1 又は設定庫内温度Ts が表示されることを未然に防止できる。
【0030】
なお、上記実施例は本発明を冷蔵庫に適用した例を示したが、同発明は運転制御のためのコンピュータ装置などを電気制御装置を組み込んだ各種電気機器においても適用できるものである。また、電気制御装置の種類を表示するための表示器については、電気制御装置に対応した複数個のランプを設けておき、各ランプの点灯、消灯により電気制御装置の種類を表示させるようにしてもよい。この場合、図3のフラグFLGが”1”であるとき前記ランプの点灯及び消灯制御を行い、フラグFLGが”0”に変更された後には全ランプを消灯するようにすればよい。ただし、このようにした場合には、上記実施例のような温度を表示するための表示器との兼用の効果を期待できないが、他の機能の表示のためのランプと兼用を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された冷蔵庫の概略断面図である。
【図2】 同冷蔵庫に組み込まれた電気的部分のブロック図である。
【図3】 図2のCPUにて実行されるプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…ハウジング、13…蒸発器、14…コンプレッサ、15…凝縮器、20A…電気制御装置、21…CPU、22…EEPROM、23…RAM、24…タイマ、31…庫内温度センサ、34…庫内温度設定器、35…操作スイッチ、36…表示器、40…電源回路、42…電源スイッチ。
Claims (3)
- 庫内温度を検出する庫内温度センサと、
庫内温度を設定する温度設定器と、
コンプレッサ、凝縮器及びエバポレータからなる冷凍装置と、
前記庫内温度センサにより検出された庫内温度又は前記温度設定器により設定された庫内温度の表示を選択的に指示する操作スイッチと、
前記庫内温度センサにより検出された庫内温度又は前記温度設定器により設定された庫内温度を表示する表示器と、
電源の投入に応答して動作を開始し、前記庫内温度センサにより検出された庫内温度が前記温度設定器により設定された庫内温度近辺に維持されるように前記冷凍装置の作動を制御するとともに、前記操作スイッチの指示に応じて前記庫内温度センサにより検出された庫内温度又は前記温度設定器により設定された庫内温度を前記表示器に表示させる電気制御装置とを備えた冷蔵庫であって、
前記電気制御装置に同電気制御装置の種類を表すデータを記憶する記憶手段と、前記操作スイッチを操作した状態にて電源が投入されたとき前記記憶手段に記憶された記憶データに基づいて前記電気制御装置の種類を前記表示器にて所定時間だけ表示させ、前記操作スイッチを操作しないで電源が投入されたとき同電気制御装置の種類表示をしないようにする表示制御手段を設けたことを特徴とする電気制御装置の種類表示機能を備えた冷蔵庫。 - 前記電気制御装置の種類表示中における前記操作スイッチの再操作に応答して前記表示器による同電気制御装置の種類表示を解除する表示解除手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 電源の投入時における前記操作スイッチの操作の有無とは無関係に、電源の投入直後に前記記憶手段に記憶された記憶データに基づいて前記電気制御装置の種類を前記表示器にて短時間だけ表示させる機能を前記表示制御手段に付与したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
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