JP2000171131A - 冷却装置の制御装置 - Google Patents

冷却装置の制御装置

Info

Publication number
JP2000171131A
JP2000171131A JP10342988A JP34298898A JP2000171131A JP 2000171131 A JP2000171131 A JP 2000171131A JP 10342988 A JP10342988 A JP 10342988A JP 34298898 A JP34298898 A JP 34298898A JP 2000171131 A JP2000171131 A JP 2000171131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
temperature
temperature sensor
data
outside air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10342988A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ishii
裕 石井
Moichi Kawai
茂一 川合
Katsumi Maekawa
勝美 前川
Kazuya Imamura
和哉 今村
Tsutomu Ishikura
勉 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10342988A priority Critical patent/JP2000171131A/ja
Publication of JP2000171131A publication Critical patent/JP2000171131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被冷却空間の温度を検出する温度センサに異
常が生じた場合にも、支障無く運転を継続できる冷却装
置の制御装置を提供する。 【解決手段】 庫内温度を検出する温度センサ27から
のデータに基づき、所定の上限温度と下限温度において
コンプレッサ13をON/OFFサイクル制御する。コ
ンプレッサ13のON/OFFサイクル時間に関するデ
ータが複数サイクル分記憶され、更新されるメモリと、
温度センサ27に異常が生じた場合、メモリに記憶され
た複数のON/OFFサイクルのデータの平均値を算出
し、この平均値にてコンプレッサ13をON/OFFサ
イクル制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば業務用・家
庭用冷蔵庫、低温ショーケース、プレハブ冷蔵庫、空気
調和機、自動販売機などの冷却装置の制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば業務用の冷蔵庫において
は、コンプレッサ、凝縮器、冷却器などを内蔵し、或い
は、コンプレッサ、凝縮器は別置きとし、これらによっ
て周知の冷凍サイクルを構成すると共に、コンプレッサ
から吐出された冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧装置にて
減圧した後、冷却器に供給して冷却効果を発揮させ、こ
の冷却器にて冷却された冷気を庫内ファンにて庫内(貯
蔵室などの被冷却空間)に循環して所定の低温度に冷却
している。
【0003】このような種々の運転制御を行うために、
冷蔵庫にはマイクロコンピュータにて構成されたコント
ローラが搭載される。更に、庫内温度を検出する温度セ
ンサが取り付けられると共に、コンプレッサや庫内ファ
ンなどの取付部品の運転を制御するスイッチも搭載さ
れ、前記温度センサからのデータを取り込んでコントロ
ーラが各スイッチにより取付部品の運転を制御するもの
であった。
【0004】この場合、コントローラには設定温度と、
その上下に例えばプラスマイナス1℃のディファレンシ
ャルで設定された上限温度と下限温度が設定されてお
り、温度センサが検出する庫内温度が上限温度に上昇し
たらコンプレッサをONし、下限温度まで降下したらコ
ンプレッサをOFFする所謂ON/OFFサイクル制御
が成される。
【0005】それによって、庫内温度を平均として設定
温度に維持するものであるが、温度センサに断線や短絡
などを代表とする異常が生じた場合、係る庫内温度に基
づくコンプレッサの制御は出来なくなる。そこで、従来
ではこのような場合、先ず異常発生の旨の警報を発する
と共に、コンプレッサを連続ON(運転)することによ
って庫内の温度上昇を防いでいた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにコンプレッサが連続して運転されると、庫内温度は
図11に示す如く低下して行き、やがて設定温度よりも
著しく低下してしまう。このような状況になると、例え
ば瓶入りの飲料が凍結して破裂するなどの不都合が生じ
ると共に、コンプレッサの連続運転によって消費電力も
増大してしまう問題があった。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、被冷却空間の温度を検出
する温度センサに異常が生じた場合にも、支障無く運転
を継続できる冷却装置の制御装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、被
冷却空間の温度を検出する温度センサからのデータに基
づき、所定の上限温度と下限温度においてコンプレッサ
をON/OFFサイクル制御する冷却装置に適用され、
コンプレッサのON/OFFサイクル時間に関するデー
タが複数サイクル分記憶され、更新される記憶手段と、
温度センサに異常が生じた場合、記憶手段に記憶された
複数のON/OFFサイクルのデータの平均値を算出
し、この平均値にてコンプレッサをON/OFFサイク
ル制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、温度センサに異常が生じ
た場合、制御手段が記憶手段に記憶され、更新される複
数のON/OFFサイクルのデータの平均値を算出し、
この平均値にてコンプレッサをON/OFFサイクル制
御するので、温度センサに異常が生じた場合にも、異常
が発生する前と極めて近い状態でコンプレッサの運転を
制御することができるようになる。これにより、温度セ
ンサの異常発生時にも被冷却空間の温度が異常となるこ
とを防止できると共に、コンプレッサの消費電力の増大
も防げるものである。
【0010】請求項2の発明の冷却装置の制御装置は、
上記において外気温を検出する外気温センサを備え、記
憶手段は、外気温に対応したコンプレッサのON/OF
Fサイクル時間の比率を保有しており、温度センサの異
常発生時、制御手段は外気温センサからのデータと記憶
手段内の比率に基づいて、コンプレッサをON/OFF
する時間を補正することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によれば、上記に加えて外
気温を検出する外気温センサを設け、記憶手段には、外
気温に対応したコンプレッサのON/OFFサイクル時
間の比率が保有されると共に、温度センサの異常発生
時、制御手段は外気温センサからのデータと記憶手段内
の比率に基づいて、コンプレッサをON/OFFする時
間を補正するようにしたので、温度センサの異常発生
後、外気温が変化した場合には、当該外気温の変化に応
じてコンプレッサがON/OFFされる時間が補正され
るようになる。
【0012】これにより、温度センサの異常発生後に冷
却装置の周囲環境が変化した場合にも、適切なコンプレ
ッサの運転制御を実現できるようになるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用する冷却装置の実
施例としての業務用の冷蔵庫1の概略断面図、図2は冷
蔵庫1の電気系の配線図を示している。図1において、
冷蔵庫1は前面に開口する断熱箱体2により本体5を構
成されており、この断熱箱体2内に貯蔵室(被冷却空
間)3が構成されている。この貯蔵室3の前面開口は扉
4により開閉自在に閉塞されている。また、貯蔵室3内
には後述する冷凍サイクルを構成する冷却器6とモータ
にて駆動される庫内ファン7が設置されている。
【0014】また、断熱箱体2の開口縁には結露防止用
の防露ヒータ8が配設されると共に、扉4の前面には制
御手段としてのコントロールボックス9の操作パネル1
1が取り付けられている。また、貯蔵室3内には貯蔵室
3内の温度、即ち、庫内温度を検出する庫内温度センサ
27が取り付けられると共に、断熱箱体2の適所(例え
ばコントロールボックス9)には冷蔵庫1の周囲の温
度、即ち、外気温を検出する外気温センサ29が取り付
けられている。
【0015】一方、断熱箱体2の下側には機械室12が
形成されており、この機械室12内には前記冷却器6と
共に冷凍サイクルを構成するコンプレッサ13、凝縮器
14、凝縮器用ファン16などが設置されている。前記
コンプレッサ13が運転されると、コンプレッサ13か
ら吐出された高温高圧の冷媒は凝縮器14にて放熱して
凝縮し、図示しない減圧装置にて減圧された後、冷却器
6に供給される。
【0016】冷却器6ではこの冷媒が蒸発することによ
り冷却作用を発揮し、その後低温のガス冷媒はコンプレ
ッサ13に再び帰還する。庫内ファン7が運転される
と、冷却器6で冷却された冷気は貯蔵室3内に循環さ
れ、これによって、貯蔵室3内は冷却される。
【0017】また、凝縮器用ファン16が運転される
と、外気を凝縮器14、コンプレッサ13に通風するの
で、これらは空冷される。更に、防露ヒータ8に通電さ
れると断熱箱体2の開口縁が加熱され、結露が防止され
るものである。
【0018】次に、図2において21は冷蔵庫1の本体
5内に配線されたAC電源線であり、22はデータの授受
を行うための信号線である。AC電源線21と信号線22
には前記コントロールボックス9が接続されると共に、
コンプレッサ13の駆動基板23、前記各ファン7、1
6の電源基板24及び前記防露ヒータ8の電源基板26
はAC電源線21に接続される。
【0019】また、信号線22には貯蔵室3内の温度を
検出するチップ状の前記庫内温度センサ27と、チップ
状の前記外気温センサ29と、前記駆動基板23、電源
基板24、26にそれぞれ取り付けられたチップ状のス
イッチング素子28・・がそれぞれコネクタを介して接
続される。尚、電源基板24にはスイッチング素子28
を一つ示しているが、実際には各ファン7、16に対し
てそれぞれ設けられる。
【0020】尚、実施例ではこれら駆動基板23、電源
基板24、26がコンプレッサ13、各ファン7、16
及び、防露ヒータ8と別体で構成されたものを示してい
るが、これら駆動基板23、電源基板24、26を、そ
れぞれのスイッチング素子28と共に、コンプレッサ1
3、各ファン7、16及び防露ヒータ8にそれぞれ内蔵
させた構成としても良い。
【0021】係る構成によれば、コンプレッサ13やフ
ァン7、16、或いは、防露ヒータ8に内蔵された各ス
イッチング素子28と信号線22のコネクタに接続する
だけで配線が完了するかたちとなるため、組立・配線作
業性が一段と向上する。
【0022】前記コントロールボックス9の構成を図3
に示す。コントロールボックス9にはコントローラ(基
板)36が設けられている。このコントローラ36は、
CPU(マイクロコンピュータ)31、記憶手段として
のメモリ32、I/Oインターフェース33及び送受信
手段としてのバスI/Oインターフェース34などから
構成されている。
【0023】また、コントロールボックス9には液晶表
示パネルから構成された表示器37と、入力手段(キー
ボード、マウスなど)としてのスイッチ38と、切換手
段としての切換器39などが設けられており、前記表示
器37とスイッチ38はI/Oインターフェース33に
接続されて前記操作パネル11に配設されている。
【0024】また、前記バスI/Oインターフェース3
4は前記切換器39を介して信号線22に接続され、信
号線22を介して前記庫内温度センサ27、外気温セン
サ29やスイッチング素子28・・・とデータの授受を
行う。切換器39には通信線42を介して外部のラップ
トップパソコンP(外部制御装置)などが接続可能とさ
れている。尚、このパソコンPには複数台のコントロー
ラ36が接続可能である。切換器39は常にはバスI/
Oインターフェース34と信号線22を接続している
が、パソコンPが接続された場合には、バスI/Oイン
ターフェース34(即ちコントロールボックス9)を信
号線22から切り離し、パソコンPを信号線22に接続
する。
【0025】尚、コントローラ36のメモリ32には前
記庫内温度センサ27、外気温センサ29やスイッチン
グ素子28・・、パソコンPとデータ通信を行うための
所定の通信プロトコルや後述する各センサ27、29や
スイッチング素子28・・をサーチして識別するための
ソフトウエア、表示器37への表示画像データなどが設
定されている。
【0026】また、メモリ32には後述する如くコンプ
レッサ13のON/OFFサイクル時間に関するデータ
が複数サイクル分格納され、更新されると共に、メモリ
32には更に、外気温によるON/OFFサイクル時間
の比率が予め書き込まれ、保存されている。
【0027】一方、パソコンPにも前記各センサ27、
29やスイッチング素子28・・、コントローラ36と
データ通信を行うための所定の通信プロトコルや後述す
る各センサ27、29やスイッチング素子28・・をサ
ーチして識別するためのソフトウエア、表示画像データ
などが設定されているものとする。
【0028】次ぎに、前記庫内温度センサ27、外気温
センサ29の構成を図4に示す。尚、各センサ27、2
9は同一の構成であるので以下は庫内温度センサ27に
ついて述べる。庫内温度センサ27は、センサ側制御手
段としてのCPU43と、記憶手段としてのメモリ44
と、送受信手段としてのI/Oインターフェース46
と、A/D変換器47と、このA/D変換器47に接続
された検出素子としてのセンサ部48と、蓄電素子とし
てのコンデンサ49と、整流素子としてのダイオード5
1などから構成されている。
【0029】この場合、コンデンサ49はダイオード5
1の出力側に接続され、このダイオード51とコンデン
サ49との接続点に各素子が接続されている。信号線2
2には例えば+5Vの電位(高電位)が印加されてお
り、データはこの高電位から例えば0Vの低電位に下が
るパルスにて構成される。
【0030】そして、庫内温度センサ27が信号線22
に接続されると、データを構成する高電位と低電位のパ
ルス信号が高電位となっている間はそのまま各素子に給
電が成され、コンデンサ49にも充電される。そして、
低電位となっている間はコンデンサ49から放電され、
各素子の電源が賄われる構成とされている。
【0031】尚、庫内温度センサ27にはVcc(DC
+5V)電源端子45も設けられ、ダイオード51とコ
ンデンサ49との接続点に接続されており、庫内温度セ
ンサ27は、このVcc電源端子45をDC電源に接続
すれば、各素子はDC電源からの給電によっても動作す
ることができるように構成されている。即ち、その場合
にはコンデンサ49に充填すること無く、各素子は動作
するようになるので、検査時などの庫内温度センサ27
を迅速に動作させたい場合に利便性が向上する。
【0032】また、CPU43はセンサ部48が検出す
る温度データをA/D変換器47を介して取り込み、一
旦メモり44に書き込む。そして、I/Oインターフェ
ース46により、信号線22を介してコントローラ36
からポーリングされると、メモリ44に書き込まれた温
度データをI/Oインターフェース46により信号線2
2を介してコントローラ36に送信する。
【0033】ここで、メモリ44には庫内温度センサ2
7自体のIDコードやセンサである旨の識別データ、低
温・高温警報温度などの設定値データ及びコントローラ
36との間のデータ通信を行うためのプロトコルなどが
記憶されている。また、庫内温度センサ27において異
常が生じている場合には当該故障データもメモリ44に
書き込まれ、コントローラ36に送信される。
【0034】一方、前記スイッチング素子28の構成を
図5に示す。スイッチング素子28は、スイッチング素
子側制御手段としてのCPU58と、記憶手段としての
メモリ59と、送受信手段としてのI/Oインターフェ
ース61と、ドライバとしてのI/Oインターフェース
62と、このI/Oインターフェース62に接続された
スイッチング手段としてのトランジスタ63と、蓄電素
子としてのコンデンサ64と、整流素子としてのダイオ
ード66などから構成されている。
【0035】この場合、コンデンサ64はダイオード6
6の出力側に接続され、このダイオード66とコンデン
サ64との接続点に各素子が接続されている。スイッチ
ング素子28が信号線22に接続されると、前述の如く
データを構成する高電位と低電位のパルス信号が高電位
となっている間はそのまま各素子に給電が成され、コン
デンサ64にも充電される。そして、低電位となってい
る間はコンデンサ64から放電され、各素子の電源が賄
われる構成とされている。
【0036】尚、スイッチング素子28にも図5に破線
で示す如く、ダイオード66とコンデンサ64との接続
点に接続されたVcc(DC+5V)電源端子55を設
け、このVcc電源端子55をDC電源に接続すれば、
スイッチング素子28の各素子はDC電源からの給電に
よっても動作することができるようになる。即ち、その
場合にはコンデンサ64に充填すること無く、各素子は
動作するようになるので、検査時などのスイッチング素
子28を迅速に動作させたい場合に利便性が向上する。
【0037】また、CPU58はI/Oインターフェー
ス61により、信号線22を介してコントローラ36か
らON/OFFデータが送信されると、このON/OF
Fデータに基づき、I/Oインターフェース62により
トランジスタ63をON/OFFする。
【0038】ここで、メモリ59にはスイッチング素子
28自体のIDコードやスイッチング素子である旨の識
別データ及びコントローラ36との間のデータ通信を行
うためのプロトコルなどが記憶されている。また、スイ
ッチング素子28において故障が生じている場合には当
該データもメモリ59に書き込まれ、コントローラ36
に送信される。
【0039】係るスイッチング素子28は各駆動基板2
3、電源基板24、26上において図6の如く配線され
てスイッチングユニット68を構成する。即ち、69は
フォトダイオード69Aとフォトトライアック69Bか
ら成るフォトカプラであり、71は抵抗、72は整流素
子としてのダイオード、74は蓄電素子としてのコンデ
ンサである。
【0040】この場合、コンデンサ74はダイオード7
2の出力側に接続され、このダイオード72とコンデン
サ74との接続点とスイッチング素子28のトランジス
タ63のコレクタ端子(図5にS2で示す)間に抵抗7
1とフォトダイオード69Aが直列に接続される。ま
た、スイッチング素子28の端子S1(図5)はダイオ
ード72の手前に接続される。そして、フォトトライア
ック69BはAC電源線21とコンプレッサ13、ファン
7、16、防露ヒータ8間にそれぞれ介設される。
【0041】ダイオード72が信号線22に接続される
と、データを構成する高電位と低電位のパルス信号が高
電位となっている間はそのまま抵抗71を介してフォト
ダイオード69Aに給電が成され、コンデンサ74にも
充電される。そして、低電位となっている間はコンデン
サ74から放電されて、フォトダイオード69Aの電源
を賄う構成とされている。
【0042】尚、同様にダイオード72とコンデンサ7
4の接続点にVcc電源端子60を接続し、このVcc
電源端子60を電源線に接続すれば、フォトダイオード
69Aは電源線からの給電によっても動作することがで
きるようになる。即ち、その場合にはコンデンサ74に
充填すること無く、各素子は動作するようになるので、
検査時などに迅速に動作させたい場合に利便性が向上す
る。
【0043】以上の構成で、動作を説明する。先ず、最
初にパソコンPは切換器39に接続されていないものと
し、冷蔵庫1の生産時の動作を説明する。各センサ2
7、29やスイッチング素子28・・が信号線22に接
続されたものとすると、コントローラ36(のCPU3
1)は先ず信号線22への各素子(センサ27、29、
スイッチング素子28・・)の接続状況をサーチする。
【0044】この場合、コントローラ36は全てのセン
サ27、29、スイッチング素子28・・にID要求を
行い、これに応えて全てのセンサ27、29、スイッチ
ング素子28・・は自らのIDコードなどをコントロー
ラ36に返答する。コントローラ36は返答されたID
コードなどに基づき、信号線22に庫内温度センサ2
7、外気温センサ29が接続され、コンプレッサ13用
のスイッチング素子28、庫内ファン7用のスイッチン
グ素子28、防露ヒータ8用のスイッチング素子28
(実際には凝縮器用ファンもある)の各スイッチング素
子が接続されていることを認識する。
【0045】コントローラ36は認識された温度センサ
27、29とスイッチング素子28・・の接続状況はメ
モリ32に保有すると共に、以後はこのIDコードを用
いて各素子に対してデータを送信することになる。
【0046】次ぎに、冷蔵庫1の据え付け後の実際の制
御動作を説明する。コントローラ36のCPU31は各
センサ27、29に所定の周期でポーリングを行う。こ
のポーリングは前述のIDコードに基づいて行われる。
センサ27、29のCPU43はこのポーリングに応え
て前述の如く温度データをコントローラ36に送信す
る。
【0047】コントローラ36のCPU31は受け取っ
た温度データ(庫内温度と外気温)を一旦メモり32に
書き込み、このうちの庫内温度センサ27からの庫内温
度データと予め設定されている貯蔵室3の設定温度とを
比較してON/OFFデータを、駆動基板23のスイッ
チング素子28のIDコードと共に信号線22に送信す
る。
【0048】駆動基板23のスイッチング素子28のC
PU58は自らのIDコードのON/OFFデータを受
信すると、それに基づいてトランジスタ63をON/O
FFする。このトランジスタ63のON/OFFによ
り、フォトダイオード69AがON(発光)/OFF
(消灯)し、それによって、フォトトライアック69B
がON/OFFされ、これによって、コンプレッサ13
がON(起動)/OFF(停止)される。
【0049】このとき、コントローラ36は上記設定温
度+1℃の上限温度に庫内温度が上昇した場合にスイッ
チング素子28によってコンプレッサ13をON(起
動)し、設定温度−1℃の下限温度に庫内温度が降下し
た場合に、スイッチング素子28によってコンプレッサ
13をOFF(停止)させる。係るON/OFFサイク
ル制御によって、庫内温度を平均として設定温度に維持
する。
【0050】尚、各ファン7、16及び防露ヒータ8は
連続通電であるので、その旨のON/OFFデータが、
各電源基板24、26のスイッチング素子28のIDコ
ードに基づいて送信される。そして、各スイッチング素
子28は当該ON/OFFデータに基づいて各ファン
7、16若しくは防露ヒータ8を運転若しくは通電する
ものである。
【0051】ここで、コントローラ36(CPU31)
のは係る冷却運転中、コンプレッサ13がONしている
時間(図9のT11)とOFFしている時間(図9のT
12)とを計測し、二つのデータを1レコードとして、
nサイクル(ONからOFFになり、OFFからONに
なって1サイクル)分をメモリ32に格納する。
【0052】図7は係るコンプレッサのON/OFFサ
イクル時間のデータを示しており、T11〜Tn1がn
個分のコンプレッサのON時間を表し、T12〜Tn2
がn個分のコンプレッサのOFF時間を表している。即
ち、ここにはnレコードのデータが格納される。
【0053】そして、nサイクルが終了すると、最も古
いデータ(ここではT11とT12)を廃棄して次のサ
イクルのデータを格納することにより、順次コンプレッ
サ13のON/OFFサイクル時間のデータを更新して
行く。
【0054】更に、前述の如くメモリ32には外気温に
よるON/OFFサイクル時間の比率が予め書き込まれ
ている。図8は係る比率を示している。この場合、例え
ば外気温30℃の場合のコンプレッサ13のON時間を
Z1=1として基準とし、それに対するOFF時間の比
率X1と他の外気温のON時間の比率Z2とOFF時間
の比率X2が−10℃の外気温まで設定されている。
【0055】即ち、図10に示す如く外気温が高い方が
庫内温度は下がり難くなり(コンプレッサ13ON)、
上がり易くなる(コンプレッサ13OFF)。従って、
例えば20℃のON時間の比率Z2は30℃の比率Z1
=1よりも小さくなる。一方、OFF時間は30℃の場
合より20℃の方が長くなるようX1、X2の比率は設
定される。
【0056】そして、庫内温度センサ27に異常が発生
し、庫内温度センサ27から送られてくるデータ中に故
障データが含まれ、或いは、データそのものが送られて
来なくなったような場合、コントローラ36(のCPU
31)は先ず表示器37に異常発生の旨の表示を行う。
そして、メモリ32内に格納されているnサイクル分の
ON/OFFサイクル時間のデータを用いて、それらの
平均値のON時間T1とOFF時間T2を算出する。
【0057】次に、コントローラ36は現在コンプレッ
サ13がONしているかOFFしているか確認し、その
時点までの経過時間(ON時間若しくはOFF時間)を
取り込む。そして、上記平均値(ON時間T1若しくは
OFF時間T2)から経過時間をマイナスし、残余の時
間はその状態(ON若しくはOFF)を維持する。
【0058】そして、上記残余時間が経過したら、前述
の平均値と比率を用いてコンプレッサ13のON時間T
onとOFF時間Toffを算出し、コンプレッサ13
の自動サイクル制御を実行する。
【0059】即ち、コントローラ36は外気温センサ2
9から取り込んだ外気温の温度データに基づき、異常発
生時点が夜でそのときの外気温が例えば20℃であった
場合、平均値のON時間T1をON時間Tonとすると
共に、T1×X2によりOFF時間Toffを算出して
コンプレッサ13をON/OFFする。
【0060】コントローラ36は一定周期で外気温セン
サ29からのデータを参照し、異常発生時点(20℃)
から時間が経過して昼となり、外気温が例えば30℃に
上昇したものとすると、(Z1/Z2)×T1でON時
間Tonを補正すると共に、このTon×X1でOFF
時間Toffを補正算出してコンプレッサ13をON/
OFFするものである。
【0061】これによって、庫内温度センサ27に異常
が生じた場合にも、異常が発生する前と極めて近い状態
でコンプレッサ13の運転を制御することができるよう
になると共に、庫内温度センサ27の異常発生後、外気
温が変化した場合にも、当該外気温の変化に応じてコン
プレッサ13がON/OFFされる時間を補正すること
ができるようになる。
【0062】尚、実施例では業務用冷蔵庫にて本発明を
説明したが、それに限らず、家庭用冷蔵庫や低温ショー
ケース、プレハブ冷蔵庫、自動販売機などの各種冷却装
置に本発明は有効である。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、温度
センサに異常が生じた場合、制御手段が記憶手段に記憶
され、更新される複数のON/OFFサイクルのデータ
の平均値を算出し、この平均値にてコンプレッサをON
/OFFサイクル制御するので、温度センサに異常が生
じた場合にも、異常が発生する前と極めて近い状態でコ
ンプレッサの運転を制御することができるようになる。
これにより、温度センサの異常発生時にも被冷却空間の
温度が異常となることを防止できると共に、コンプレッ
サの消費電力の増大も防げるものである。
【0064】請求項2の発明によれば、上記に加えて外
気温を検出する外気温センサを設け、記憶手段には、外
気温に対応したコンプレッサのON/OFFサイクル時
間の比率が保有されると共に、温度センサの異常発生
時、制御手段は外気温センサからのデータと記憶手段内
の比率に基づいて、コンプレッサをON/OFFする時
間を補正するようにしたので、温度センサの異常発生
後、外気温が変化した場合には、当該外気温の変化に応
じてコンプレッサがON/OFFされる時間が補正され
るようになる。
【0065】これにより、温度センサの異常発生後に冷
却装置の周囲環境が変化した場合にも、適切なコンプレ
ッサの運転制御を実現できるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の業務用冷蔵庫の概略断面図で
ある。
【図2】図1の冷蔵庫の電気系の配線図である。
【図3】コントロールボックスの電気回路のブロック図
である。
【図4】庫内温度センサ、外気温センサの電気回路のブ
ロック図である。
【図5】スイッチング素子の電気回路のブロック図であ
る。
【図6】スイッチング素子を用いたスイッチングユニッ
トの電気回路図である。
【図7】コントローラのメモリに記憶されたコンプレッ
サのON/OFFサイクル時間のデータを示す図であ
る。
【図8】コントローラのメモリに記憶された外気温によ
る補正の比率を示す図である。
【図9】本発明による冷蔵庫の庫内温度の推移を示す図
である。
【図10】外気温が高い場合と低い場合の庫内温度の推
移を比較する図である。
【図11】従来の冷蔵庫の異常発生時の庫内温度の推移
を示す図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 6 冷却器 7 庫内ファン 8 防露ヒータ 9 コントロールボックス 10 霜取りセンサ 13 コンプレッサ 14 凝縮器 16 凝縮器用ファン 22 信号線 27 庫内温度センサ 28 スイッチング素子 29 外気温センサ 31、43、58 CPU 32、44、59 メモリ 37 表示器 46、61 I/Oインターフェース 48 センサ部 49、64 コンデンサ 51、66 ダイオード 63 トランジスタ 69 フォトカプラ 69A フォトダイオード 69B フォトトライアック
フロントページの続き (72)発明者 前川 勝美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 今村 和哉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 石倉 勉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 GA07 HA01 LA05 LA17 LA18 MA02 MA05 NA19 NA24 PA01 PA04 PA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却空間の温度を検出する温度センサ
    からのデータに基づき、所定の上限温度と下限温度にお
    いてコンプレッサをON/OFFサイクル制御する冷却
    装置において、 前記コンプレッサのON/OFFサイクル時間に関する
    データが複数サイクル分記憶され、更新される記憶手段
    と、前記温度センサに異常が生じた場合、前記記憶手段
    に記憶された複数のON/OFFサイクルのデータの平
    均値を算出し、この平均値にて前記コンプレッサをON
    /OFFサイクル制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする冷却装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 外気温を検出する外気温センサを備え、
    記憶手段は、外気温に対応したコンプレッサのON/O
    FFサイクル時間の比率を保有しており、温度センサの
    異常発生時、制御手段は前記外気温センサからのデータ
    と前記記憶手段内の比率に基づいて、前記コンプレッサ
    をON/OFFする時間を補正することを特徴とする請
    求項1の冷却装置の制御装置。
JP10342988A 1998-12-02 1998-12-02 冷却装置の制御装置 Pending JP2000171131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10342988A JP2000171131A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 冷却装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10342988A JP2000171131A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 冷却装置の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000171131A true JP2000171131A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18358075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10342988A Pending JP2000171131A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 冷却装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000171131A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115337A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Mitsubishi Electric Corp 冷凍冷蔵庫
JP2012013287A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2012013290A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2012026590A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
WO2012029764A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 三洋電機株式会社 冷却システム制御装置およびこれを備えた冷却システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115337A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Mitsubishi Electric Corp 冷凍冷蔵庫
JP4684279B2 (ja) * 2007-11-02 2011-05-18 三菱電機株式会社 冷凍冷蔵庫
JP2012013287A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2012013290A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2012026590A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
WO2012029764A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 三洋電機株式会社 冷却システム制御装置およびこれを備えた冷却システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001088651A1 (fr) Systeme de detection d'equipement et dispositif de commande d'equipement
JP2000171131A (ja) 冷却装置の制御装置
JP4278213B2 (ja) 機器の制御装置
JP2000146268A (ja) 機器の制御装置
JP2000154969A (ja) 機器の制御装置
JP2000154959A (ja) 機器の制御装置
JP4306884B2 (ja) 機器の制御装置
JPH09264659A (ja) 冷蔵庫
JP4155647B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4397075B2 (ja) 機器の制御装置及び冷却貯蔵庫の除霜制御装置
JP2000154958A (ja) 機器の制御装置
JP2000241007A (ja) 機器の制御装置
JP2000172321A (ja) 機器の制御装置
JP2000181532A (ja) 機器の制御装置
JP2000146633A (ja) センサー
JP2000161756A (ja) 冷却貯蔵庫などの機器の制御装置
JP2000330649A (ja) 温度制御装置
JP2001050632A (ja) 機器の制御装置
JP2000181531A (ja) 機器の制御装置
JP2000172324A (ja) 機器の制御装置
JP4086427B2 (ja) 機器の制御装置
JP2000171080A (ja) 制御装置の設定システム
JP2000172323A (ja) 機器の制御装置
JP2000181518A (ja) 機器の制御装置
JP4404394B2 (ja) 冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071113