JP3676685B2 - レジンコンクリート管遠心力成形装置 - Google Patents

レジンコンクリート管遠心力成形装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種のレジンコンクリート管を効率的に製造することのできるレジンコンクリート管遠心力成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂材料を投入する投入パイプを具備した投入機と、円筒形の型枠を回転可能に保持する製管機とから構成され、樹脂材料を上記投入パイプから回転状態の上記型枠内に供給することで該型枠内にレジンコンクリート管を遠心力成形するレジンコンクリート管の遠心力成形装置が存在する(例えば、実開昭57−165420)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の装置では、管種(管の内径や管の長さ等)の異なる複数のレジンコンクリート管を製造する場合は、管種が異なる毎に製管機の型枠を取り代える必要があり、管種の異なる複数のレジンコンクリート管を効率的に製造することができないという問題があった。
【0004】
また、管の内径や管の長さが異なると、投入パイプからの樹脂材料の投入高さや該パイプの型枠内での投入位置等を変更する必要があるため、1台の投入機で複数種のレジンコンクリート管を製造することは困難を伴うものであった。
【0005】
本発明は、管種の異なる複数種のレジンコンクリート管を効率的に製造することのできるレジンコンクリート管遠心力成形装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、
複数の製管機を並設すると共に各製管機に円筒状型枠を回転可能に支持し、これら製管機の列に沿ってレールを敷設し該レール上に投入機台車を設けて台車駆動手段により該台車を上記複数の製管機の内、指定された製管機の型枠に対向する位置に停止可能に構成し、上記投入機台車上に製管用材料の投入パイプを設け上記台車駆動手段により該台車を上記レールに沿って駆動して、上記投入パイプを指定された上記型枠に対向する型枠対向位置に停止し得るように構成し、かつ上記台車に上記投入パイプを上下方向に駆動し得る昇降駆動手段を設けて、上記投入パイプを指定された上記型枠に対応する昇降位置に停止し得るように構成し、さらに、上記台車に前後方向駆動手段を設けて上記投入パイプを上記製管機の方向に前進駆動して該パイプ先端部を上記指定された型枠内に挿入し得るように構成し、上記型枠の回転状態において上記型枠内の上記投入パイプ先端部から上記型枠内に製管用材料を投入して指定された管種のレジンコンクリート管を遠心力成形するものであって、一つの型枠について複数の回転速度と各回転速度毎の運転時間とを設定可能にすると共に、これら回転速度と運転時間を管種毎に記憶手段に記憶し、かつ指定された管種の製造時にはその管種に対応する型枠の回転速度データと運転時間データを上記記憶手段から読み出して、その型枠を上記運転時間データに基づいて各運転時間毎の回転速度で順次回転しながら製管を行うものであることを特徴とするレジンコンクリート管遠心力成形装置により構成されるものである。
【0007】
各製管機の指定は、例えば製管すべき製管機のナンバー等を予め指定して、当該ナンバーを記憶手段等に記憶しておくことが好ましい。上記台車駆動手段(104)は、例えば上記投入機台車を駆動する駆動モータ(M1)、台車位置制御用のエンコーダ(E1)、モータ制御用のインバータ(I1)等により構成することが好ましい。上記製管用材料としては、例えば樹脂と硬化材及び骨材とをミキサ(36)で混合したものを使用することが好ましい。上記型枠対向位置は、例えば上記レールに沿う方向において型枠の中心軸(a)と投入パイプ(19)の中心軸(a’)が一致又は略一致する位置とすることが好ましい。上記昇降駆動手段(110)は、例えば昇降基台(25)を駆動する駆動モータ(M3)、昇降位置制御用のエンコーダ(E3)、モータ制御用のインバータ(I3)等により構成することが好ましい。上記昇降位置は、例えば投入パイプ(19)の昇降径路において上記型枠の中心軸(a)と投入パイプ(19)の中心軸(a’)が一致する位置、或いは各中心軸が一致しなくとも投入パイプ(19)が型枠内に挿入可能な位置とすることが好ましい。上記前後方向駆動手段(113)は、例えば移動基台(17)を駆動する駆動モータ(M2)、前後位置制御用のエンコーダ(E2)、モータ制御用のインバータ(I2)等により構成することが好ましい。
【0008】
また、上記複数の各製管機上に、製造するレジンコンクリート管の管種に応じた異なる型枠を支持することが好ましい。
【0009】
また、上記レールの一端部に上記投入機台車に骨材を供給する材料投入機を設けることが好ましい。
【0010】
また、円筒状型枠を回転可能に支持する複数の製管機を並設すると共に、これら製管機の列に沿ってレールを敷設し、該レール上に製管用材料の投入パイプを具備する投入機台車を設けて台車駆動手段により該台車を上記レールに沿って任意の製管機に対向する型枠対向位置に停止可能に構成し、かつ上記投入機台車に上記投入パイプの昇降駆動手段及び前後方向駆動手段を設けて対向する上記型枠内に上記投入パイプを挿入可能に構成し、
かつ少なくとも製造すべき型枠の製管機を特定し得る複数の予約データを登録する予約記憶部と、各製管機毎の上記型枠対向位置を記憶する横行位置記憶部と、各型枠毎の上記投入パイプの昇降位置を記憶する昇降位置記憶部と、各型枠毎の投入パイプ停止位置を記憶する位置記憶部と、1つの型枠について複数の型枠回転速度及びそれら回転速度に対応する運転時間とを管種毎に記憶すると共に管種に対応する型枠毎のその他の製造条件を記憶する管種記憶部とを有する記憶手段と、該記憶手段の各種データに基づいて製管動作を行う制御手段とを設け、該制御手段は、上記予約記憶部の予約データの内、製造すべき製管機特定データを認識する製管機認識手段と、上記製管機特定データに対応する横行位置データを上記横行位置記憶部から読み出して上記台車駆動手段を以って上記投入パイプを上記型枠対向位置まで移動させる横行位置制御手段と、上記製管機特定データに対応する回転速度データ及び運転時間データを上記管種記憶部から読み出して上記型枠を上記運転時間データに基づいて各運転時間毎の回転速度で順次回転駆動する型枠制御手段と、上記製管機特定データに対応する昇降位置データを上記昇降位置記憶部から読み出して該昇降位置データに基づいて上記昇降駆動手段を以って上記投入パイプを上記昇降位置まで移動する昇降位置制御手段と、上記製管機特定データに対応する停止位置データを上記位置記憶部から読み出して該停止位置データに基づいて上記前後方向駆動手段を以って投入パイプを上記認識された製管機の型枠内に挿入する位置制御手段と、上記製管機特定データに対応する製造条件データを上記管種記憶部から読み出して該製造条件データに基づいて上記投入パイプから上記型枠内に製管用材料を供給する製管制御手段とを具備するものであることを特徴とするレジンコンクリート管遠心力成形装置により構成されるものである。
【0011】
上記予約記憶部は、例えば製管機を特定する製管機ナンバー(1等)の他、管種データ(B1等)、管径データ(K4等)等の予約データを記憶する予約テーブル(101)によることが好ましい。上記横行位置記憶部は、各製管機毎の上記型枠停止位置、例えば製管機(1等)毎にエンコーダ(E1)の信号に基づく型枠対向位置を示す横行位置データ(Y1等)等を記憶する横行位置テーブル(103)によることが好ましい。上記昇降位置記憶部は、各型枠毎の上記投入パイプの昇降位置、例えば管径(K4等)毎にエンコーダ(E3)の信号に基づく昇降位置データ(D4等)等を記憶する昇降位置テーブル(109)によることが好ましい。上記位置記憶部は、各型枠毎の投入パイプ停止位置、例えば管種(B1等)毎にエンコーダ(E2)の信号に基づく投入パイプの入側又は出側停止位置データ(F3,O3等)等を記憶する入出停止位置テーブル(112)によることが好ましい。上記管種記憶部は、各型枠毎の製造条件、例えば管種(B1等)毎に製品重量データ(C1等)、投入長データ(E1等)、投入回数データ(1等)、型枠回転数データ(N0等)等の製造条件データを記憶する管種テーブル(106)によることが好ましい。また、上記記憶手段及び制御手段は、例えばプログラマブルコントローラ等のシーケンサー(52)により構成することが好ましい。また、上記製管機特定データは、例えば製管機を特定する製管機ナンバー(1等)、管種データ(B1等)、管径データ(K4等)等の何れかにより構成することが好ましい。尚、上記各記憶部は上記記憶手段内に各記憶テーブルを設けても良いし、単一の記憶領域内に各データを識別可能に設けることもできる。また、製管機認識手段は、予約テーブル内の製管機の内、上記材料供給機(骨材等の材料投入機)から最も遠い製管機を、最初に製管する型枠の製管機として認識するものであることが好ましく、当該製管機から順次材料供給機側に移動しながら製管動作を行うように構成することが好ましい。
【0012】
また、上記制御手段は上記予約記憶部の製管機特定データに基づいて上記投入機台車を製造予約された製管機の型枠対向位置に順次移動して、複数種のレジンコンクリート管を製造するものであることが好ましい。
【0013】
上記製管機特定データは、少なくとも製造すべき型枠の載置された製管機を特定するデータ(1等)であることが好ましい。
【0014】
尚、当該欄中において、各構成について発明の実施形態中で示す符号をかっこ書で示したが、これは単に各構成との対応関係を明確にするために付したものであり、本発明が当該符号で示す構成に限定されるものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明のレジンコンクリート管遠心力成形装置の全体構成を示すものであり、11は製造する管の品種毎の骨材が収納された骨材品種別タンク、12はミキサ、13はミキサ12で混合された骨材を材料投入機14に搬送するパケットエレベータ、14は材料投入機であり、搬送された原材料(骨材)を排出部14aから投入機台車16上の原料骨材ホッパー18に供給するものである。
【0017】
15,15’は上記材料投入機14の上記排出部14a近傍から互いに平行に敷設されたレールであり、当該レール15,15’上に投入機台車16が当該レールに沿って左右方向(矢印A,B方向)に移動可能に、かつ任意の位置に停止可能に設けられている。
【0018】
16は上記投入機台車であり、当該台車16上には上記レール15,15’とは直交する前後方向(矢印C,D方向)に移動可能な移動基台17が設けられており、当該移動基台17上に上記材料投入機14から骨材を受ける原料骨材ホッパー18、及び当該ホッパー18下部に接続されたものであって後述の型枠(1a,2a等)に材料を供給する投入パイプ(投入管)19が設けられている。
【0019】
上記投入機台車16の前方側には、上記レール15,15’と平行に複数の遠心力製管機1〜10(本実施形態では1号機〜10号機の全10台であるが、この台数には限定されない)が設けられている。当該製管機1〜10には、各々管種(製造するレジンコンクリート管の径、同管の長さ等)の異なる成形用の円筒形状の型枠1a〜10aが各中心軸aの回りに回転可能に設けられており、各製管機1〜10の型枠対向位置に上記投入機台車16を停止させ、その投入パイプ19の先端部を型枠1a〜10a内に挿入し、該型枠1a〜10aの回転状態において該先端部から製管用材料を型枠内に投入することにより、該型枠1a〜10a内にレジンコンクリート管を遠心力成形するものである。そして、上記製管機1〜10において上記成形動作を順次自動的に行うことで管種の異なる複数のレジンコンクリート管を遠心力成形するものである。
【0020】
次に、上記投入機台車16の構成について図2、図3に基づいて説明する。上記投入機台車16は、その下部に上記レール15,15’に嵌合して回転する4つの車輪16a〜16dが設けられており、上記車輪16a,16bを駆動軸20,20’で連結し、該駆動軸20上のスプロケット20aを上記台車16上に設けられた駆動モータM1でチェン21を介して駆動することにより、上記台車16を上記レール15,15’に沿って左右方向(矢印A,B方向)に駆動するものである。また、上記投入機台車16の車軸には高分解能の位置発振装置としてのアブソリュートエンコーダE1が接続されており、後述のシーケンサー52において当該エンコーダE1の出力信号に基づいて上記レール15,15’上の投入機台車16の位置を正確に把握して、制御用インバータI1(後述)を介して予め設定された型枠対向位置に上記台車16を正確に停止することができるように構成されている。上記エンコーダE1は所定の原点位置(例えば材料投入機14側の端部)にてゼロリセットされる機能を有しており、当該原点位置に戻るたびに誤差を修正する機能を有しているものである。尚、d1は上記駆動モータM1のディスクブレーキである。
【0021】
上記台車16上には上記レール15,15’に直交する前後方向(矢印C,D方向)移動用のレール22,22’が敷設されており、該レール22,22’上に車輪23a〜23dを以って前後方向に移動可能に上記移動基台17が設けられている。この移動基台17(図3)は上記車輪23a,23cの駆動軸23’をチェン61を介してモータM2で駆動することにより、上記レール22,22’に沿って前後方向(矢印C,D方向)に移動可能に構成されている。また上記レール22’に平行にラックギヤ22aを敷設し(図2参照)、該ギヤ22aに移動基台17側に軸支されたピニオンギヤ22bを噛合させ、該ピニオンギヤ22bの回転数を位置発振用のエンコーダE2で検出することで、後述のシーケンサー52において当該エンコーダE2の出力信号に基づいて上記レール22,22’上の上記移動基台17の位置を正確に把握して、制御用インバータI2(後述)を介して予め設定された前後方向位置に上記基台17を正確に停止できるように構成されている。尚、d2は上記駆動モータM2のディスクブレーキである。
【0022】
25は上記移動基台17上に昇降アーム27,27’を介して接続された昇降基台であり、該昇降基台25はボールジャッキ28,28’により上記移動基台17に対して上下方向(矢印E,F方向)に昇降可能に設けられている。上記昇降基台25上の中央部には上記レール22,22’と平行に上記投入パイプ19が固設されている。
【0023】
上記ボールジャッキ28,28’は、上記移動基台17に回転自在に軸支された回転螺杆29,29’と、上記昇降基台25に固設され上記螺杆29,29’に螺合することで該螺杆29,29’の回転により上下方向に移動する昇降螺子部30,30’と、上記回転螺杆29,29’を回転駆動する駆動軸31により構成されており、該駆動軸31を駆動モータM3で正逆駆動することにより、上記回転螺杆29,29’を回転させ、当該螺杆29,29’の回転に基づいて、上記昇降螺子部30,30’と共に上記昇降基台25を上下方向に昇降駆動するものである。また、上記移動基台17の端部にはエンコーダ用機枠90が設立されており(図21参照)、当該機枠90内の一対の垂直シャフト91,91に上下方向摺動自在に上下方向位置発振用のエンコーダE3を設け、上記エンコーダE3を上記昇降基台25に接続して該エンコーダE3を上記昇降基台25の昇降動作に伴って上記垂直シャフト91,91を昇降し得るように構成する。かかる構成により、上記エンコーダE3から出力する上下方向位置信号に基づいて後述のシーケンサー52において上記昇降基台25の上下方向位置を正確に把握して、制御用インバータI3(後述)を介して上記基台25を予め設定された上下方向位置に正確に停止できるように構成されている。尚、上記昇降基台25を設けて投入パイプ19を昇降するのは、型枠1a〜10aはその製造する管種の管径によってその内径が異なるため、各型枠毎にその中心軸aに投入パイプ19の中心軸a’を一致させるためである。尚、d3は上記駆動モータM3のディスクブレーキである。
【0024】
上記投入パイプ19の内部には、骨材投入口19aから投入された骨材を該パイプ19の先端部に移送するスクリューコンベヤ33が配置されており(図20参照)、該コンベヤ33は、該コンベヤ33の駆動軸33aをチェン34を介して基台25上の駆動モータM4で駆動することにより(図2参照)、回転駆動し得るように構成されている。また上記投入パイプ19の先端部にはミキサ36が設けられており、該ミキサ36の駆動軸36aは上記スクリューコンベヤ33の中心部を挿通して投入パイプ19の後端部から後方に突出しており(図20、図2参照)、該駆動軸36aをチェン37を介して基台25上の駆動モータM5で駆動することにより、上記ミキサ36を回転駆動し得るように構成されている。これらのモータM4,M5には回転速度[rpm]検出用のエンコーダE4,E5が設けられており、後述のシーケンサー52において上記各エンコーダE4,E5の出力信号を検出し、制御用のインバータI4,I5を介して上記スクリューコンベヤ33及びミキサ36の回転速度を独立して制御できるように構成されている。上記スクリューコンベヤ33とミキサ36は同一方向に駆動されるものであり、常時ミキサ36の回転速度がスクリューコンベヤ33の回転速度よりも一定量大きくなるように制御される。尚、上記ミキサ36には材料排出口36bが下方に開口しており、該排出口36bから型枠内に材料を供給できるように構成されている。
【0025】
上記原料骨材ホッパー18は、上記昇降基台25上の機枠39に吊り下げ支持されており、その上面開口部18aから骨材が投入されるものである。当該ホッパー18は、上記投入パイプ19の上方に位置するように配設されており、その下方内部には材料排出部18bから外部に材料を排出するためのスクリューフィーダ40が設けられ、上記材料排出部18bと上記投入パイプ19の骨材投入部19aとは接続管41で接続されている。従って、上記ホッパー18内の骨材は上記スクリューフィーダ40により材料排出部18bに搬送され、接続管41を介して上記投入パイプ19に投入される。上記スクリューフィーダ40は駆動モータM6により駆動されるものであり、当該駆動モータM6にも回転速度[rpm]検出用のエンコーダE6が接続されており、後述のシーケンサー52により、インバータI6を介して当該モータM6を駆動制御することにより、上記ホッパー18内の骨材を上記投入パイプ19に定量供給できるように構成されている。尚、上記定量供給装置としては、例えばワークホッパーとスクリューフィーダを一体としたアキュレート方式の定量供給装置を使用することができる。
【0026】
上記ホッパー18と上記機枠39との間には歪ゲージ式重量計62が設けられており、当該重量計62の計量信号は常時、後述のシーケンサー52に送出され、当該計量信号は後述のプログラミングパネル59で操作者が確認し得るように構成している。上記重量計62はアンカー63を固定していない状態では、上記プログラミングパネル59に、ホッパー18の総重量を表示し、投入パイプ19が型枠に骨材を投入している間は投入重量を表示する。原料骨材ホッパー18内の骨材が減少したことを、操作者が上記パネル59で確認した場合は、手動で投入機台車16を材料投入機14まで移動して材料の供給を受ける。尚、上記シーケンサー52が上記ホッパー18内の材料の減少を自動的に検出し、投入機台車16を自動的に左端部の材料投入機14まで移動させ、材料の供給を受けるように構成しても良い。
【0027】
42は樹脂タンク、43は硬化材タンクであり、何れも上記投入機台車16上に設置されている。これら両タンク42,43内の樹脂及び硬化材は、制御容量ポンプ44により、配管42a,43aを介して上記投入パイプ19先端の上記ミキサ36内に投入されるように構成されている(図20参照)。上記制御容量ポンプ44は上記樹脂タンク42内の樹脂と硬化材タンク43内の硬化材の排出量をポンプのストローク長を変えることにより各々独立して制御できるものであり、予め定められた最適の比率(樹脂:硬化材)に設定されており、当該比率により上記ミキサ36内に樹脂及び硬化材を注入するものである。
【0028】
63は上記投入機台車16に設けられた固定用アンカーであり、上記投入機台車16を所定位置に停止したとき、後述のシーケンサー52がエアーシリンダー63aを駆動して当該アンカー63を下ろして当該台車16を固定するものである。
【0029】
次に、上記製管機1〜10の構成について説明する。上記各製管機1〜10は設置される型枠の種類が製造するレジンコンクリート管の種類によって異なるだけで、その構成は同一であるので、製管機1について説明し、その他の製管機2〜10については便宜上その説明を省略する。尚、各製管機1〜10の各駆動モータ、及び各エンコーダは、モータを各々M1’〜M10’、各エンコーダを各々E1’〜E10’とする。
【0030】
上記製管機1は、図4,図5に示すようにその基台45上に各1対の駆動ローラ47,47’及び従動ローラ46,46’が設けられ、該ローラ46,46’と47,47’上に円筒状の上記型枠1aが回転自在に支持(載置)されている。この型枠1aは、製造するレジンコンクリート管の種類によってその径、及び管長等が異なるものであり(図4の二点鎖線の型枠参照)、製造する管種に応じて、各製管機1〜10の上記ローラ上に設置されているものである。
【0031】
M1’は上記駆動ローラ47,47’を駆動するための駆動モータであり、Vベルト60により上記ローラ47,47’を矢印G方向に駆動することにより、上記型枠1aを矢印H方向に回転駆動するものである。上記駆動モータM1’〜M10’には回転速度[rpm]検出用のエンコーダE1’〜E10’が接続されており、後述のシーケンサー52が上記各エンコーダE1’〜E10’からの信号に基づいて制御用インバータI1’〜I10’(後述)を介して上記駆動モータM1’〜M10’の回転速度を制御するものである。尚、図4には1個の型枠1aを回転駆動する形式を示すが、その他の製管機として、小形の型枠を2つ設置して、1つの駆動モータで同時に回転駆動するものでも良い。
【0032】
次に、本発明の装置の電気的構成について図7に基づいて説明する。
【0033】
48は管理室内に設置されたパソコンであり、該パソコン48には記憶装置49、CRT50、プリンター51が接続されている。
【0034】
52は電気室内に設置されたシーケンサー(プログラマブルコントローラ)であり、図14〜図19に示す動作手順を記憶した記憶部53、図8〜図11に示す各種設定データ及び予約データを記憶するデータ記憶部54、上記投入機台車16上の各エンコーダE1〜E6、及び上記製管機1〜10の各エンコーダE1’〜E10’の出力信号を受けて演算部56に送出する入力インターフェース55、上記記憶部53及びデータ記憶部54に記憶した動作手順及び各種データに基づいて入力インターフェース55から送出される各種データを演算し、各種制御信号を出力インターフェース57に送出する演算部56、該演算部56からの制御信号を受けて、該信号を上記投入機台車16上のモータ制御用のインバータI1〜I6、制御容量ポンプ44、及びディスクブレーキd1〜d3の電磁弁92に出力すると共に、上記製管機1〜10のモータ制御用のインバータI1’〜I10’に出力する出力インターフェース57からなるものである。また、上記記憶部53及びデータ記憶部54と上記パソコン48は制御用LANとしてのプロセッサーリンクPL(1Mbps)で接続されており、上記記憶部53及びデータ記憶部54内の各種データは上記パソコン48の記憶装置49にも格納され、各データ及び動作履歴等をCRT50上で確認し得るように構成されている。
【0035】
上記シーケンサー52の入力インターフェース55には、投入機台車16の上記位置信号発振用のエンコーダE1〜E3、上記モータM4〜M6に接続された回転速度検出用のエンコーダE4〜E6、及び上記各製管機1〜10の各モータM1’〜M10’の回転速度検出用のエンコーダE1’〜E10’及び上記重量計62が接続されている。尚、上記構成はエンコーダE1’〜E10’の出力信号をシーケンサー52にフィードバックし、インバータI1’〜I10’を介して各製管機の駆動モータM1’〜M10’を制御するものであるが、上記フィードバックを行うことなく各インバータI1’〜I10’で上記各モータM1’〜M10’を一定速度に駆動する構成でも良いし、各エンコーダE1’〜E10’の出力信号を上記各インバータI1’〜I10’にフィードバックして、当該インバータにより上記各モータを一定速度に駆動制御する構成でも良い。
【0036】
上記シーケンサー52の出力インターフェース57には、制御対象として投入機台車16上の上記横行用モータM1の横行位置制御用のインバータI1、前後進用モータM2の前後方向位置制御用のインバータI2、昇降用モータM3の昇降位置制御用のインバータI3、スクリューコンベヤ33の駆動モータM4の回転速度制御用のインバータI4、ミキサ駆動用のモータM5の回転速度制御用のインバータI5、スクリューフィーダ40の駆動用モータM6の回転速度制御用のインバータI6、制御容量ポンプ44及びアンカー63駆動用エアーシリンダー63a、及びディスクブレーキd1〜d3の駆動用の電磁弁92が接続されている。さらに、製管機1〜10の型枠1a〜10aの駆動モータM1’〜M10’の回転速度制御用インバータI1’〜I10’が接続されている。
【0037】
また、上記投入機台車16上には上記駆動モータM1〜M3を手動操作するための操作スイッチ58及び各種条件設定を行い、設定した条件を上記シーケンサー52のデータ記憶部54に記憶するプログラミングパネル59が設けられている。上記操作スイッチ58は上記各モータM1〜M3を独立して駆動し得るスイッチを有しており、各モータM1〜M3のスイッチを操作することにより上記シーケンサー52を介して各モータのインバータI1〜I3に制御信号が送出され、これにより各モータM1〜M3を手動操作し得るようになっている。尚、上記シーケンサー52と各制御用インバータI1〜I6、及び各制御用インバータI1’〜I10’及び上記プログラミングパネル59は、高速のシリアル伝送(500Kbps)のフィールドLANで接続されている。
【0038】
レジンコンクリート管の製造の条件(製管の条件)は予めプログラミングパネル59から入力してシーケンサー52のデータ記憶部54に記憶しておく。この条件としては、各製管機1〜10に対応する投入機台車16の横方向位置、即ち図5に示すように、投入機台車16の左右方向(矢印A,B方向)の移動径路において、製管機1の型枠1aの中心軸aと投入機台車16の投入パイプ19の中心軸a’の一致する横行位置データ(Y1〜Y10)(型枠対向位置)であり、これらのデータはデータ記憶部54の横行位置テーブル103(図8)として記憶される。
【0039】
また、製造する管の径である管径(K1〜K10)及び各管径に対応する投入パイプ19の上下方向位置、即ち図6に示すように、投入機台車16の昇降基台25の上下方向昇降径路において、投入パイプ19の中心軸a’と型枠1aの中心軸aの一致する昇降位置データ(D1〜D10)(昇降位置)であり、これらのデータはデータ記憶部54内の昇降位置テーブル109(図9)に記憶される。
【0040】
また、製造する管の種類(管種A1,B2,B1,・・・)に応じた投入パイプ19の入側停止位置データ(F1〜F10)及び出側停止位置データ(O1〜O10)、即ち図6(又は図22)に示すように移動基台17の前後方向移動径路において、投入パイプ19の先端位置が型枠1a内の入側近傍に停止する入側停止位置データ(例えば図6の位置F3)及び投入パイプ19の先端位置が型枠1a内の出側(奥側)近傍に停止する出側停止位置データ(例えば図6の位置O3)であり、これらのデータはデータ記憶部54内の入出位置テーブル112(図10)に記憶される。
【0041】
その他、図11の管種テーブル106に示すように、製品重量[kg]、金枠ステンレス材料(型枠内側の金網篭)の重量[kg]、投入長[mm](入側停止位置から出側停止位置までの長さ)、投入回数[回](投入パイプが入側又は出側停止位置から出側又は入側停止位置に移動した片道移動で1回とする)、吐出能力[kg/min]、スクリューコンベヤ33の回転速度(投入管スクリューrpm)[rpm]、ミキサ36の回転速度(投入管ミキサrpm)[rpm]を各管種毎に上記プログラミングパネル59から入力する。尚、吐出能力[kg/min](投入パイプ19から排出される製管用材料の時間当りの重量)は管種に拘わらず一定(G1[kg/min])とする。
【0042】
また、製管機1〜10のモータM1’〜M10’の回転数及び回転時間(型枠rpm/時間sec)も管種毎に設定が可能である。上記型枠1a〜10aの回転は、投入時製管機回転速度N0[rpm]でNt0[sec]駆動し、その後製管が終了した時点でならし時回転速度N1[rpm]でNt1[sec]駆動し、その後、絞固め回転速度N2[rpm]でNt2[sec]駆動し、その後、養生時回転速度N3[rpm]でNt3[sec]駆動して製管を終了するものである。従って上記回転速度N0〜N3、及び各運転時間Nt0〜Nt3を各管種毎に設定することができ、これらのデータはデータ記憶部54の管種テーブル106(図11)に記憶される。また、上記投入時製管機回転速度N0の運転時間Nt0は製管機回転開始(図17S4)から投入パイプ19が後退して停止するまで(図18S5)の時間に設定されるが、上記シーケンサー52が上記投入パイプ19の停止(図18S5)を検出したときに、製管機のならし運転を開始するように構成しても良い(図18S6)。尚、図11の管種テーブル中の記号(H1等)は各管種毎の独自のデータを示し、「***」は管種毎の独自のデータが入力されていることを示す。
【0043】
また、レジンコンクリート管の遠心力成形製造に関する材料及び製品の規格は、下水道推進工法用レジンコンクリート管JSWAS、K−10,K−11,K−12に規定されており、本発明に係る装置はこの規格に適合するように上記各種条件を設定するものである。
【0044】
上記パソコン48は上記プログラミングパネル59の入力機能、操作表示機能と同様の機能を有しており、上記プログラミングパネル59からの各種条件の入力操作はパソコン48の入力装置からも行うことができる。また上記パソコン48は各機器の運転履歴情報管理機能、故障情報表示機能、日報編集・月報編集機能を有している。
【0045】
次に、図13は上記シーケンサー52の機能をブロック化したものであり、当該機能ブロックについて説明する。上記シーケンサー52は、後述の予約テーブル101(図12)から、これから製造すべき所定の予約製管機ナンバー(1等)、その管種データ(B1等)及び管径データ(K4等)により構成される予約データを読み出してそれらを認識し、かつ各制御手段102,105,108,111,114に認識した製管機ナンバー、管種、管径の各データを送出する製管機認識手段100、該認識手段100から送出された製管機ナンバー(1等)に対応する横行位置データ(Y1等)を上記横行位置テーブル103から読み出して、台車駆動手段104を制御して投入機台車16を上記製管機ナンバー(1等)に対応する製管機の型枠対向位置(Y1等)までレール15,15’上を移動させ、アンカー63を固定する横行位置制御手段102、上記認識手段100から送出された管種(B1等)に対応する型枠回転数データ(N0等)を管種テーブル106から読み出して、エンコーダE1’等、駆動モータM1’等、インバータI1’等からなる型枠駆動手段107を制御して、上記型枠(1a等)を上記回転数(N0等)で駆動する型枠制御手段105、上記認識手段100から送出された管径データ(K4等)に対する昇降位置データ(D4等)を上記昇降位置テーブル109から読み出して、昇降駆動手段110を制御して昇降位置まで投入パイプ19を上昇させて型枠の中心軸aと投入パイプ19の中心軸a’を一致させる昇降位置制御手段108、上記認識手段100から送出された管種(B1等)に対応する入側又は出側停止位置データ(F3又はO3等)を上記入出位置テーブル112から読み出し、前後方向駆動手段113を駆動して上記入側停止位置又は出側停止位置まで投入パイプ19を前後進させる入出位置制御手段111、上記認識手段100から送出された管種(B1等)に対応する製管に関する各種データを管種テーブル106から読み出して、制御容量ポンプ44、エンコーダE4〜E6、駆動モータM4〜M6、インバータI4〜I6等からなる材料供給手段115を制御して投入パイプ19から型枠内に所定量の製管用材料を供給する製管制御手段114により構成されている。
【0046】
そして、上記入出位置制御手段111が入出位置テーブル112の入側又は出側停止位置データ(F3,O3等)に基づいて投入パイプ19が入側停止位置(F3等)又は出側停止位置(O3等)に達したことを検出すると、同制御手段111が管種テーブル106に基づいて投入回数に達したか否かを検出し、投入回数に達している場合は、上記入出位置制御手段111が前後方向駆動手段113を制御して投入パイプ19を後退させ、その後製管機認識手段100が予約テーブル101に基づいて次の予約製管機ナンバー(例えば「2」)を検出し、以降は同様の手順により投入機台車16を予約製管機に移動させて、次の製管機(「2」等)においてレジンコンクリート管の成形動作が行われる。
【0047】
本発明は、上述のように構成されているものであるから、次に本発明の動作を説明する。まず、投入機台車16のプログラミングパネル59から、各製管機1〜10に設置されている管種(A1,B2,B1等)、及び各管種に対応した製品重量、金枠ステンレス材重量、投入長、型枠の回転速度及びその時間、投入回数、投入パイプ19の吐出能力、投入パイプ19のスクリューコンベヤ33の回転速度、ミキサ36の回転速度を予め入力する。これらの管種毎のデータはシーケンサー52のデータ記憶部54の管種テーブル106(図11)に記憶される。尚、本実施形態では、吐出能力は管種に拘わらず、一定値とする。
【0048】
上記入力操作の終了後、まず投入機台車16を上記レール15,15’の先端部(右端)の位置(製管機1に対向する位置)まで移動する。この状態から、先ず手動で以下の設定動作を行う。尚、各製管機1,2,…には各々異なる管種の型枠(例えば製管機1には管種B1の型枠1a,製管機2には管種B2の型枠2a…(予約テーブル101参照))が設置されているものとする。
(1)設定動作
▲1▼製管機位置合わせ
まず、プログラミングパネル59で製管機ナンバーを入力し(この場合1とする)(図14S1)、製管機1の型枠1a(管種B1)の中心軸aに投入パイプ19の中心軸a’を一致させる。即ち、操作スイッチ58を操作してインバータI1を介して上記モータM1を手動で駆動して投入機台車16を左右に動かすことで、製管機1の型枠対向位置に位置決めを行う(図14S2)。位置決めが終了すると、上記パネル59で読み込み動作を行う(図14S3)。このとき、エンコーダE1から上記一致位置の位置信号(横行位置データY1)がシーケンサー52に入力インターフェース55を介して入力し、製管機1に対応する横行位置データY1としてデータ記憶部54の横行位置テーブル103(図8)に記憶される(図14S4、図5参照)。尚、上記中心軸aとa’を一致させる作業は、操作者がスケール等を使用して手動で行う。
【0049】
▲2▼昇降位置合わせ
引き続いて、プログラミングパネル59から製管機1に載置されている型枠1a(管種B1)より成形される管の直径(管径、この場合K4とする)を入力し(図15S1)、操作スイッチ58を操作してインバータI3を介して上記モータM3を駆動して製管機1の型枠1aの中心軸aと投入パイプ19の上下方向の中心軸a’が一致する昇降位置まで昇降基台25を上昇させる(図15S2)。位置決めが終了するとプログラミングパネル59から読み込み操作を行う(図15S3)。このとき、エンコーダE3から位置信号(昇降位置データD4)がシーケンサー52の入力インターフェース55を介して入力し、上記管径K4に対応する昇降位置データD4としてデータ記憶部54の昇降位置テーブル109(図9)に記憶される(図15S4)。尚、昇降位置の位置合わせは、操作者が手動でスケール等を用いて行う。
【0050】
▲3▼入側及び出側停止位置の位置合わせ
次に、プログラミングパネル59から製管機1に載置されている型枠1aで成形される管の管種(この場合B1とする)を入力し(図16S1)、操作スイッチ58を操作してインバータI2を介してモータM2を駆動し、移動基台17を前方に駆動し、投入パイプ19の先端部を型枠1aの入側停止位置に合わせる(図16S2)。位置決めが終了するとプログラミングパネル59から読み込み操作を行う(図16S3)。すると、エンコーダE2から位置信号(入側停止位置データF3、図6参照)がシーケンサー52の入力インターフェース55を介して入力し、データ記憶部54の入出位置テーブル112(図10)に上記管種B1に対応する入側停止位置データF3として記憶される(図16S4)。引き続いて、操作スイッチ58を操作してインバータI2を介してモータM2を駆動し、移動基台17をさらに前方に駆動し、投入パイプ19の先端部を型枠1a内の出側停止位置に合わせる(図16S5)。位置決めが終了するとプログラミングパネル59から読み込み操作を行う(図16S6)。すると、エンコーダE2から位置信号(出側停止位置データO3、図6参照)がシーケンサー52の入力インターフェース55を介して入力し、データ記憶部54の入出停止位置テーブル112(図10)に上記管種B1に対応する出側停止位置データO3として記憶される(図16S7)。尚、位置決めは操作者がスケール等を用いて手動にて行う。
【0051】
以上で製管機ナンバー1(管種「B1」、管径「K4」)についての設定操作が終了する。以降は、投入機台車16を隣接する製管機(2)に移動しながら、上記▲1▼〜▲3▼の操作を繰り返し行い、全ての製管機1〜10について上記各条件設定を行う。また、横行位置(型枠対向位置)(Y1,Y2,・・・・)は、管種が変わっても変化はないため、一度横行位置の位置決めが終了した場合は、管種が変わる際に昇降位置合わせ及び入側又は出側停止位置合わせを行えば良い。尚、管種が代わっても例えば管長が同じで入側又は出側停止位置は同じである場合は、共通位置の位置合わせは行う必要はなく、この場合は同一データの入力を行う。
【0052】
全製管機1〜10について設定動作を終了すると、シーケンサー52のデータ記憶部54には、図8〜図11に示す各種条件設定データが記憶されることになる。また、これらのデータは同時にプロセッサーリンクPLを介してパソコン48の記憶装置49内にも記憶される。
(2)自動製管動作
次に、本発明の自動製管動作を図17〜図19のフローチャートと共に説明する。
【0053】
先ず、投入機台車16上の操作スイッチ58を操作してモータM1を駆動してレール15,15’の始端部(左端)に投入機台車16を移動し、材料投入機14からホッパー18内に材料としての骨材を投入する。尚、樹脂タンク42、硬化材タンク43には各々樹脂、硬化材が収容されているものとする。
【0054】
その後、操作者は投入機台車16上のプログラミングパネル59から、「予約製管機」、その製管機に載置されている管の「管種」及び「管径」を順次予約登録する。まず、製管機として「2」、管種として「B2」、管径として「K1」を入力し、予約確定キーを押すことで予約を行う。その後、同様の操作を繰り返し、製管機ナンバー、管種、管径を予約登録する。その結果、シーケンサー52のデータ記憶部54に図12に示すような予約テーブル101が記憶されたものとする(図17S1)。
【0055】
次に、シーケンサー52(製管機認識手段100)は、予約テーブル101内の予約された製管機の番号を検索し、当該予約製管機の内、最も右より(一番奥)の製管機を検索する。シーケンサー52(製管機認識手段100)は、予約テーブル101(図12)を参照し、最も右よりの製管機は製管機「1」であることを認識し、該シーケンサー52(横行位置制御手段102)は、データ記憶部54の横行位置テーブル103(図8)から製管機1に対応する横行位置データY1を読み出し、当該停止位置まで投入機台車16を移動するようにインバータI1に駆動信号を送出する。シーケンサー52(横行位置制御手段102)はエンコーダE1からの出力信号を入力インターフェース55を介して受けながら、上記インバータI1を制御してモータM1を駆動する。
【0056】
その結果、モータM1が回転駆動され投入機台車16は右方向に駆動され、上記シーケンサー52(横行位置制御手段102)は、上記エンコーダE1の出力信号に基づいて投入機台車16が上記横行位置データY1に達した時点で上記モータM1の駆動を停止すると共に、当該停止位置にて電磁弁92を駆動してディスクブレーキd1を作動させ投入機台車16を固定する。その結果、該台車16は、製管機1の型枠1a(管種B1)の中心軸aに投入パイプ19の中心軸a’の左右方向位置が一致する型枠対向位置に停止する(図17S2、図5の投入パイプ19の二点鎖線参照)。次に、シーケンサー52(横行位置制御手段102)はエアーシリンダー63aを駆動し、投入機台車16のアンカー63を下し、該台車16を当該型枠対向位置に固定する(図17S3)。
【0057】
また、シーケンサー52(型枠制御手段105)は、データ記憶部54の管種テーブル106(図11)から管種B1に対する型枠の投入時回転速度N0を読み出し、インバータI1’を介してモータM1’を駆動して該型枠1aをN0[rpm]で回転駆動する(図17S4)。シーケンサー52(昇降位置制御手段108)は引き続いてデータ記憶部54の昇降位置テーブル109(図9)から入力された管径K4に対応する昇降位置データD4を読み出して、インバータI3を制御しながらモータM3を駆動してボールジャッキ28,28’を駆動して昇降台車25を上昇させ、エンコーダE3からの出力信号に基づいて該昇降位置D4に達したところで昇降台車25の上昇を停止すると共に、当該停止位置にて電磁弁92を駆動してディスクブレーキd3を作動させ昇降基台25を固定する。(図17S5、S6、S7)。このとき、投入パイプ19の中心軸a’の上下方向位置と型枠1aの中心軸aの上下方向位置が一致して、投入パイプ19の中心軸a’と型枠1aの中心軸aが一致する昇降位置となる(図6の投入パイプ19の二点鎖線位置参照)。
【0058】
次に、シーケンサー52(入出位置制御手段111)は、管種テーブル106から管種「B1」に関する投入回数を検索し、該投入回数が1回であるか否かを判断する(図17S8)。この場合、管種「B1」に関する投入回数は1回であるのでこれを認識し、ステップS13に以降する。即ち、上記シーケンサー52(入出位置制御手段111)は、インバータI2を制御しながらモータM2を駆動して移動基台17を前進させ(図17S13)、エンコーダE2からの出力信号に基づいて上記投入パイプ19が上記出側停止位置O3に達した時点で該移動基台17の前進を停止させる(図17S13、S14、S15)。このとき、投入パイプ19の先端は図6に示すように型枠1aの出側停止位置O3に位置している。
【0059】
ここで、シーケンサー52(入出位置制御手段111)は、投入回数が設定値に達したか否かを判断し(図17S16)、この場合は未だ製管用材料の投入は行っておらず、投入回数に達していないので、ステップS17に移行し、シーケンサー52(製管制御手段114)は、管種テーブル106から管種B1に関する各種データを読み出して製管用材料の投入を開始する。即ち、シーケンサー52(製管制御手段114)は、管種テーブル106の各データに基づいて、インバータI6を介して駆動モータM6を駆動してスクリューフィーダ40を回転駆動して骨材を投入パイプ19内に供給すると共に、インバータI4を介してモータM4を駆動してスクリューコンベヤ40をH1[rpm]で回転駆動して骨材をミキサ36内に供給する。さらにインバータI5を介してモータM5を駆動してミキサ36をJ1[rpm]で回転駆動すると共に制御容量ポンプ44を駆動して樹脂及び硬化材を樹脂タンク42、硬化材タンク43からミキサ36内に投入開始する(図17S17)。その結果、上記樹脂、硬化材及び骨材からなる製管用材料がミキサ36で混合され、該材料が該ミキサ36の材料排出口36bから回転中の型枠1a内に吐出能力G1[kg/min]で投入開始される。その後、上記シーケンサー52(入出位置制御手段111、製管制御手段114)は上記製管用材料を投入しながらインバータI2を制御してモータM2を逆転駆動し、上記移動基台17を後退させる(図17S18)。
【0060】
即ち、上記投入パイプ19は上記製管用材料を型枠1a内に投入しながら後退し、当該材料は遠心力により型枠1a内周に付着していき、該型枠1a内にレジンコンクリート管が成形されていく。そしてシーケンサー52(入出位置制御手段111)はエンコーダE2からの信号に基づいて、投入パイプ19先端が入側停止位置F3に達したことを検出すると、上記モータM3の駆動を停止して、該投入パイプ19を入側停止位置F3で一旦停止する(図17S18、S19、S20、図6参照)。ここで、シーケンサー52(入出位置制御手段111)は投入回数が設定回数に達したか否かを判断する(図17S21)。即ち、データ記憶部54の管種テーブル106(図11)を参照し、投入回数が1回である場合は、▲1▼の停止処理(図18)に移行し、投入回数が2回以上であれば次の処理(S12)に移行する。
【0061】
本実施形態の場合、上記投入回数は1回に設定されているので(図11、管種B1に対する投入回数参照)、図18の終了処理に移行する。シーケンサー52(製管制御手段114)はモータM5の駆動を停止してミキサ36を停止し、また制御容量ポンプ44を停止して樹脂及び硬化材の投入を停止し、さらにモータM4の駆動を停止してスクリューコンベヤ33の運転も停止し、さらにモータM5の駆動を停止してスクリューフィーダ40の運転を停止する(図18S1)。尚、上記制御容量ポンプ44とスクリューフィーダ40の停止タイミングは、上記ミキサ36及びコンベヤ33の停止タイミングよりも少し遅らせて上記投入パイプ内を材料で満たしておくことが好ましい。また、上記コンベヤ30等を停止しても投入パイプ19先端から多少の材料が型枠内に落ちるためΔT[sec](例えば5秒程度)、投入パイプ19の停止状態を維持する(図18S2)。
【0062】
そして、シーケンサー52(入出位置制御手段111)は、インバータI2を介してモータM2を逆転駆動して移動基台17を後退させ、投入パイプ19を退位位置(図6の実線位置)まで後退させる(図18S3、S4、S5、図6参照)。その後、上記シーケンサー52(型枠制御手段105)は投入パイプ19の停止を検出すると、データ記憶部54の管種テーブル106(図11)から型枠1aのならし回転数をN1を読み出し、インバータI1’を介してモータM1’を回転数N1[rpm]で駆動して型枠1aのならし運転を行い、引き続いて絞固め回転速度N2、養生時回転速度N3を順次読み出して順次各回転数で運転を行い、製管を行う(図18S6)。以上の工程により、製管機1(管種B1)についてのレジンコンクリート管の成形が終了する。
【0063】
シーケンサー52(製管制御手段114)は、上記型枠1aがならし運転を開始した時点で、投入完了を認識し(図18S7)、今回の製管機1、管種B1についてのレジン投入量、骨材投入量を算出し、各量をデータ記憶部54に記憶する(図18S8)。その後、シーケンサー52(製管機認識手段100)はデータ記憶部54の予約テーブル101(図12)を参照し、次の予約があるか否かを判断する(図18S9)。本実施形態の場合、次の予約があるので、シーケンサー52(製管機認識手段100)は、データ記憶部54の予約テーブル101の内、投入完了した製管機1の左側の製管機の内、最も近い製管機を検索する。その結果、シーケンサー54(製管機認識手段100)は、次の製管機は「2」であることを認識し、当該製管機2に対応する横行位置データY2を横行位置テーブル103(図8)から読み出す。その後、シーケンサー52(横行位置制御手段102)はアンカー63を上昇させ、インバータI1を介してモータM1を駆動して投入機台車16を左方向に駆動して、エンコーダE2からの出力信号に基づいて、次の製管機2の位置(横行位置データY2の位置)まで投入機台車16を移動させる(図18S10、S11)。その後は、図17の動作手順S3に移行して上記と同様の手段で製管機2(管種B2)について製管が行われる。
【0064】
一方、上記図17のステップS8において、投入回数が2回以上の場合(例えば製管機2の管種B2)は、上記シーケンサー52(入出位置制御手段111)はステップS8で投入回数が2回以上であることを認識すると、ステップS9に移行して、インバータI2を介して駆動モータM2を駆動して移動基台17を前進させ、エンコーダE2からの信号に基づいて入出位置テーブル112の管種「B2」に対する入側停止位置F2に達したところで、上記移動基台17の前進を停止する(図17S9、S10、S11、図22参照)。その後、上記シーケンサー52(製管制御手段114)は、インバータI6を介して駆動モータM6を駆動してスクリューフィーダ40を回転駆動して骨材を投入パイプ19内に供給すると共に、インバータI4を介して駆動モータM4を駆動してスクリューコンベヤ40をH2[rpm]で回転駆動して骨材をミキサ36内に供給し、インバータI5を介してモータM5を駆動してJ2[rpm]でミキサ36を運転し、さらに制御容量ポンプ44を駆動して樹脂及び硬化材をミキサ36内に投入し、製管用材料を型枠1a内に投入開始する(図17S12)。
【0065】
そして、シーケンサー52(製管制御手段114、入出位置制御手段111)は上記材料を吐出能力G1[kg/min]で供給しながらインバータI2を介してモータM2を駆動して移動基台17、即ち投入パイプ19を前進させる(図17S12、S13)。このとき、上記製管用材料が回転中の型枠1b(管種B2)内に投入され、当該材料は型枠の遠心力により型枠1b内周に付着し、該型枠内にレジンコンクリート管が成形されていく。そしてシーケンサー52(入出位置制御手段111)はエンコーダE2からの信号を検出し、投入パイプ19先端が出側停止位置O2に達したことを検出すると、上記モータM2の駆動を停止して、該投入パイプ19の前進を出側停止位置O2で一旦停止する(図17S14、S15、図22参照)。
【0066】
ここで、シーケンサー52(入出位置制御手段111)は、投入回数が設定回数に達したか否かを判断する(図17S16)。現時点の投入回数は1回であり、設定された管種B2の投入回数は2回であるので、ステップS17に移行し、上記シーケンサー52(製管制御手段114、入出位置制御手段111)は引き続いてミキサ36及びスクリューコンベヤ33の運転を継続し、製管用材料の投入を継続しながら投入パイプを後退させる(図17S17、S18)。即ち、上記シーケンサー52はインバータI2を介してモータM2を逆転駆動して上記製管用材料を供給しながら移動基台17を後退させる(図17S18)。そしてシーケンサー52(入出位置制御手段111)はエンコーダE2からの信号に基づいて、投入パイプ19先端が入側停止位置(F2)に達したことを検出すると、該投入パイプ19を入側で停止する(図17S18、S19、S20、図22参照)。
【0067】
上記シーケンサー52(入出位置制御手段111)は、この時点で、投入回数をインクリメントし(この場合2回)、設定された投入回数に達したか否かを判断する(図17S21)。この場合、設定回数は2回であるので、上記と同様▲1▼に移行し、図18の終了処理を行い、これにより型枠2内に管種「B2」のレジンコンクリート管を成形することができる。投入回数が3回以上であれば、図17におけるS12に戻り、投入回数が設定回数に達するまで再び同様の処理(S12〜S21)を繰り返す。
【0068】
投入パイプ19の投入回数が所定の回数に達した場合は、シーケンサー52(製管機認識手段100)は、図18のS9の処理で、予約テーブル101(図12)を参照し、次の予約があるか否かを判断し、今回の製管機(例えば製管機2)に最も近い製管機を検索する。本実施形態の場合、製管機「4」であるため、上記シーケンサー52(横行位置制御手段102)は投入機台車16を上記製管機4(管種A1)に対応する型枠対向位置に移動して、上記と同様の手段で自動的に製管が行われる。
【0069】
尚、全ての予約の製管動作が終了した場合は、図18のステップS9においてシーケンサー52(製管機認識手段100)はデータ記憶部54の予約テーブル101(図12)を参照することでこれを検出し、▲2▼(図19)の骨材供給動作に移行する。即ち、シーケンサー52は、モータM1を駆動して投入機台車16を左端の材料投入機14の位置に移動して骨材を供給を受ける動作を行う。以上により、全ての製管機におけるレジンコンクリート管の成形動作が終了する。
【0070】
上述のように、本発明によれば、各製管機1〜10上に管種の異なる型枠1a〜10aを設置することにより、種類の異なる複数のレジンコンクリート管を自動的かつ効率的に製造することができる。
【0071】
また、データ記憶部54に横行位置テーブル103、昇降位置テーブル109、入出停止位置テーブル112、管種テーブル106を保存しておくことで、予約時は予約製管機ナンバー、管種、管径等のみを指定するだけで、後は自動的に複数のレジンコンクリート管の製管を行うことができ、極めて効率的な製造装置を提供することができる。
【0072】
また、予約された製管機の型枠対向位置に投入機台車を自動的に停止し、製造するレジンコンクリート管の管径に応じた投入位置(昇降位置)に投入パイプを自動的に停止させることができ、さらに、製造するレジンコンクリート管の長さ等が異なる場合であっても、投入パイプを適切な位置で前後進駆動し得るので、管径、管の長さ等が異なる複数種のレジンコンクリート管を自動的に製造することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るレジンコンクリート管遠心力成形装置によると、例えば管径や管長等の異なる複数種のレジンコンクリート管を極めて効率的かつ自動的に製造することができる。
【0074】
また、記憶手段に横行位置データ、昇降位置データ、停止位置データ、製造条件データ等を記憶しておくことで、予約記憶部内において予約データを登録するだけで、後は自動的に該予約データ等に基づいて複数種のレジンコンクリート管の製管を順次行うことができ、極めて効率的なレジンコンクリート管の遠心力成形装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレジンコンクリート管遠心力成形装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】同上装置の投入機台車の一部省略平面図である。
【図3】同上投入機台車の一部省略側面図である。
【図4】同上装置の製管機の概略側面図である。
【図5】投入機台車と製管機の左右方向位置合わせを説明するための同上装置の投入機台車近傍の概略平面図である。
【図6】投入機台車と製管機の上下方向位置合わせを説明するための同上装置の投入機台車近傍の概略側面図である。
【図7】同上装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図8】データ記憶部の横行位置テーブルの記憶内容を示す図である。
【図9】同上記憶部の昇降位置テーブルの記憶内容を示す図である。
【図10】同上記憶部の入出位置テーブルの記憶内容を示す図である。
【図11】同上記憶部の管種テーブルの記憶内容を示す図である。
【図12】同上記憶部の予約テーブルの記憶内容を示す図である。
【図13】同上装置のシーケンサーの機能を示す機能ブロック図である。
【図14】同上装置における製管機位置合わせの動作手順を示すフローチャートである。
【図15】同上装置における昇降位置合わせの動作手順を示すフローチャートである。
【図16】同上装置における入側及び出側停止位置合わせの動作手順を示すフローチャートである。
【図17】同上装置における製管の動作手順を示すフローチャートである。
【図18】同上装置における製管の動作手順を示すフローチャートである。
【図19】同上装置における製管の動作手順を示すフローチャートである。
【図20】同上装置における投入パイプ先端部の縦断面図である。
【図21】同上装置における昇降位置検出用のエンコーダを示す昇降基台の背面図である。
【図22】製管機に他の型枠を載置した状態における、投入機台車と製管機の上下方向位置合わせを説明するための同上装置の投入機台車近傍の概略側面図である。
【符号の説明】
1〜10 製管機
1a〜10a 型枠
14 材料投入機
15,15’ レール
16 投入機台車
17 移動基台
19 投入パイプ
25 昇降基台
42 樹脂タンク
46 硬化材タンク
52 シーケンサー
54 データ記憶部
M1〜M6、M1’〜M10’ 駆動モータ
I1〜I6、I1’〜I10’ インバータ
E1〜E6、E1’〜E10’ エンコーダ
100 製管機認識手段
101 予約テーブル
102 横行位置制御手段
103 横行位置テーブル
105 型枠制御手段
106 管種テーブル
108 昇降位置制御手段
109 昇降位置テーブル
111 入出位置制御手段
112 入出位置テーブル
114 製管制御手段

Claims (5)

  1. 複数の製管機を並設すると共に各製管機に円筒状型枠を回転可能に支持し、これら製管機の列に沿ってレールを敷設し該レール上に投入機台車を設けて台車駆動手段により該台車を上記複数の製管機の内、指定された製管機の型枠に対向する位置に停止可能に構成し、
    上記投入機台車上に製管用材料の投入パイプを設け上記台車駆動手段により該台車を上記レールに沿って駆動して、上記投入パイプを指定された上記型枠に対向する型枠対向位置に停止し得るように構成し、
    かつ上記台車に上記投入パイプを上下方向に駆動し得る昇降駆動手段を設けて、上記投入パイプを指定された上記型枠に対応する昇降位置に停止し得るように構成し、
    さらに、上記台車に前後方向駆動手段を設けて上記投入パイプを上記製管機の方向に前進駆動して該パイプ先端部を上記指定された型枠内に挿入し得るように構成し、
    上記型枠の回転状態において上記型枠内の上記投入パイプ先端部から上記型枠内に製管用材料を投入して指定された管種のレジンコンクリート管を遠心力成形するものであって、
    一つの型枠について複数の回転速度と各回転速度毎の運転時間とを設定可能にすると共に、これら回転速度と運転時間を管種毎に記憶手段に記憶し、
    かつ指定された管種の製造時にはその管種に対応する型枠の回転速度データと運転時間データを上記記憶手段から読み出して、その型枠を上記運転時間データに基づいて各運転時間毎の回転速度で順次回転しながら製管を行うものであることを特徴とするレジンコンクリート管遠心力成形装置。
  2. 上記複数の各製管機上に、製造するレジンコンクリート管の管種に応じた異なる型枠を支持するものであることを特徴とする請求項1記載のレジンコンクリート管遠心力成形装置。
  3. 上記レールの一端部に上記投入機台車に骨材を供給する材料投入機を設けたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のレジンコンクリート管遠心力成形装置。
  4. 円筒状型枠を回転可能に支持する複数の製管機を並設すると共に、これら製管機の列に沿ってレールを敷設し、該レール上に製管用材料の投入パイプを具備する投入機台車を設けて台車駆動手段により該台車を上記レールに沿って任意の製管機に対向する型枠対向位置に停止可能に構成し、かつ上記投入機台車に上記投入パイプの昇降駆動手段及び前後方向駆動手段を設けて対向する上記型枠内に上記投入パイプを挿入可能に構成し、
    かつ少なくとも製造すべき型枠の製管機を特定し得る複数の予約データを登録する予約記憶部と、各製管機毎の上記型枠対向位置を記憶する横行位置記憶部と、各型枠毎の上記投入パイプの昇降位置を記憶する昇降位置記憶部と、各型枠毎の投入パイプ停止位置を記憶する位置記憶部と、1つの型枠について複数の型枠回転速度及びそれら回転速度に対応する運転時間とを管種毎に記憶すると共に管種に対応する型枠毎のその他の製造条件を記憶する管種記憶部とを有する記憶手段と、該記憶手段の各種データに基づいて製管動作を行う制御手段とを設け、
    該制御手段は、
    上記予約記憶部の予約データの内、製造すべき製管機特定データを認識する製管機認識手段と、
    上記製管機特定データに対応する横行位置データを上記横行位置記憶部から読み出して上記台車駆動手段を以って上記投入パイプを上記型枠対向位置まで移動させる横行位置制御手段と、
    上記製管機特定データに対応する回転速度データ及び運転時間データを上記管種記憶部から読み出して上記型枠を上記運転時間データに基づいて各運転時間毎の回転速度で順次回転駆動する型枠制御手段と、
    上記製管機特定データに対応する昇降位置データを上記昇降位置記憶部から読み出して該昇降位置データに基づいて上記昇降駆動手段を以って上記投入パイプを上記昇降位置まで移動する昇降位置制御手段と、
    上記製管機特定データに対応する停止位置データを上記位置記憶部から読み出して該停止位置データに基づいて上記前後方向駆動手段を以って投入パイプを上記認識された製管機の型枠内に挿入する位置制御手段と、
    上記製管機特定データに対応する製造条件データを上記管種記憶部から読み出して該製造条件データに基づいて上記投入パイプから上記型枠内に製管用材料を供給する製管制御手段とを具備するものであることを特徴とするレジンコンクリート管遠心力成形装置。
  5. 上記制御手段は上記予約記憶部の製管機特定データに基づいて上記投入機台車を製造予約された製管機の型枠対向位置に順次移動して、複数種のレジンコンクリート管を製造するものであることを特徴とする請求項4記載のレジンコンクリート管遠心力成形装置。
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