JP3676018B2 - 電圧レベルシフター回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力信号を高電圧または負電圧にシフトする電圧レベルシフター回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力信号の電圧と異なる電圧を使用するデバイスとして、例えば、フラッシュメモリ、EPPROM等がある。このようなデバイスでは、入力信号の電圧を高電圧もしくは、負電圧にレベルシフトする必要がある。このような回路をレベルシフター回路と言う。なお、本明細書では、高電圧とは、入力信号の電圧より高い電圧を意味する。入力信号の電圧としては、例えば、3V、または5Vなどの値をとる。また、高電圧としては、例えば、8V、10V、または12Vなどの値をとる。
【0003】
特開平6−236694号公報は、図14に示すような高電圧レベル変換回路を開示している。
【0004】
入力端子T1の電圧が電圧Vccのとき、トランジスタN1がオン状態となり、トランジスタN2がオフ状態となる。このとき、トランジスタP2およびN1は、オン状態である。出力端子T2は、トランジスタP2を介して、電圧Vppの信号を出力する。また、出力端子T3は、トランジスタN1を介して、電圧Vssの信号を出力する。
【0005】
入力端子T1の電圧が電圧Vssのとき、トランジスタN1およびP2がオフ状態となり、トランジスタN2およびP1はオン状態となる。出力端子T2は、トランジスタN2を介して、電圧Vssの信号を出力する。また、出力端子T3は、トランジスタP1を介して、電圧Vppの信号を出力する。
【0006】
ここで、電圧Vccは例えば3Vであり、電圧Vssは例えば0Vであり、高電圧Vppは例えば10Vである。
【0007】
特開昭58−125298号公報は、図15に示すような低消費電力デジタル・レベル・シフタを開示している。
【0008】
入力端子T1の電圧が電圧Vccのとき、ノードnd5は電圧Vssとなり、トランジスタP2がオン状態となる。また、ノードnd6は電圧Vccとなり、トランジスタP1はオフ状態になる。この結果、出力端子T2は電圧Vppの信号を出力し、出力端子T3は電圧Vssの信号を出力する。
【0009】
入力端子T1の電圧が電圧Vssのとき、ノードnd5は電圧Vccとなり、トランジスタP2がオフ状態となる。また、ノードnd6は電圧Vssとなり、トランジスタP1はオン状態になる。この結果、出力端子T2は電圧Vssの信号を出力し、出力端子T3は電圧Vppの信号を出力する。
【0010】
図16は、一般的な負電圧レベルシフター回路を示している。
【0011】
入力端子T1の電圧が電圧Vccであるとき、トランジスタP1はオフ状態となり、トランジスタP2はオン状態になる。このため、トランジスタN1はオン状態となり、トランジスタN2はオフ状態となる。この結果、出力端子T2は電圧Vccの信号を出力し、出力端子T3は電圧Vnの信号を出力する。
【0012】
入力端子T1の電圧が電圧Vssであるとき、トランジスタP1はオン状態となり、トランジスタP2はオフ状態になる。このため、トランジスタN1はオフ状態となり、トランジスタN2はオン状態となる。この結果、出力端子T2は電圧Vnの信号を出力し、出力端子T3は電圧Vccの信号を出力する。
【0013】
ここで、電圧Vccは例えば3Vであり、電圧をVssは例えば0Vであり、負電圧Vnは例えば−8Vである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
図14の電圧レベルシフター回路は、入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssへ遷移する場合、以下に示す問題を生じる。
【0015】
電圧Vssの入力信号Siが入力されると、最初に、トランジスタN1がオフ状態になる。このとき、トランジスタP1がオフ状態であるため、ノードnd1は電圧Vssを維持している。
【0016】
次に、トランジスタN2がオン状態になる。このとき、トランジスタP2は、依然としてオン状態なので、トランジスタP2とトランジスタN2との間に貫通電流が流れる。
【0017】
電圧Vssが印加される端子T5とノードnd2との間には、寄生負荷が生ずるため、ノードnd4の電圧が上昇する。ノードnd4の電圧が、例えばVpp−Vthp1まで上昇すると、トランジスタP1はオン状態にならない。ここで、Vthp1はトランジスタP1がオン状態になるためのしきい値である。
【0018】
したがって、トランジスタP2およびN2はオン状態を維持し、貫通電流が流れ続け、図14の電圧レベルシフター回路は反転しない。
【0019】
また、図15の電圧レベルシフター回路は、入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssへ遷移する場合、以下に示す問題を生じる。
【0020】
入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssに遷移すると、ノードnd5の電圧は電圧Vccとなる。トランジスタP1がオフ状態を維持するため、ノードnd1の電圧は、Vcc−Vthn1まで上昇する。ここで、Vthn1はトランジスタN1がオン状態になるためのしきい値である。
【0021】
次に、ノードnd6の電圧は電圧Vssとなる。ノードnd1では、トランジスタP1がオフ状態であるため、Vcc−Vthn1の電圧が維持される。電圧Vcc−Vthn1は、 Vpp−Vthp2以下の電圧である。ここで、 Vthp2は、トランジスタP2をオン状態にする電圧である。従って、トランジスタP2は依然としてオン状態であるため、トランジスタP2とトランジスタN2とインバータINV3の一部を通る貫通電流が流れる。なお、実際は、ノードnd2と、電圧Vssが供給されている端子T2との間には、寄生抵抗が生じるため、ノードnd4の電圧が上昇する。ノードnd4の電圧がVpp−Vthp1以上の電圧であれば、トランジスタP1はオフ状態が保たれ、その結果、ノードnd1の電圧はVcc−Vthn1を維持し、トランジスタP2がオフ状態にならず、貫通電流が流れ続ける。このため、図15の電圧レベルシフター回路は反転しない。
【0022】
また、図16の電圧レベルシフター回路は、入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssへ遷移する場合、以下に示す問題を生じる。
【0023】
入力信号の電圧が電圧Vssから電圧Vccに遷移すると、最初、トランジスタP1がオン状態からオフ状態になる。
【0024】
このとき、トランジスタN1は、依然としてオフ状態を維持し、ノードnd1の電圧が、電圧Vccより少し低い電圧であるため、トランジスタN2はオン状態を維持する。次に、トランジスタP2がオン状態になると、トランジスタP2とトランジスタN2との間に貫通電流が流れる。このため、ノードnd15の電圧が、電圧Vccより低くなる。
【0025】
例えば、寄生負荷等の影響のため、ノードnd12の電圧が、1.5Vまで低下したとする。トランジスタP2のバックゲートの電圧が降下し、トランジスタP2が電流を流す能力が極端に低下する現象が生じる。
【0026】
トランジスタP2のチャネル抵抗が非常に大きいため、ノードnd14の電圧が低下し、ノードnd14の電圧はVnにかなり近い値となる。なお、ノードnd14の電圧は、トランジスタP2およびN2のチャネル抵抗の比で決定される。
【0027】
ノードnd14の電圧がVn+Vthn1より低い場合、トランジスタN1はオン状態にならずオフ状態を維持する。ここで、Vthn1はトランジスタN1がオン状態なるためのしきい値である。ノードnd11の電圧が低下しないため、トランジスタN2がオン状態を維持する。このため、トランジスタP2とトランジスタN2との間に、貫通電流が流れ続け、図16の電圧レベルシフター回路は反転しない。
【0028】
本発明は、上記問題点を鑑み、入力信号の電圧が遷移するときに反転動作が安定する電圧レベルシフター回路を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の電圧レベルシフター回路は、ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第1のトランジスタと、ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第2のトランジスタと、入力信号を受け取り、第1および第2のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させるスイッチ手段とを備える電圧レベルシフター回路であって、該第1および2のトランジスタのソース/ドレインの一方が第3のノードに接続され、該第1および2のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第3のノードに接続され、該第1のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第2のトランジスタの第2のゲートとが該第1のノードに接続され、該第2のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第1のトランジスタの第2のゲートとが該第2のノードに接続され、一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に高電圧が印加され、該他端と該第3のノードとが接続される抵抗等価素子をさらに備え、該抵抗等価素子および第2のトランジスタのオン抵抗値が該スイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該抵抗等価素子が挿入されており、該抵抗等価素子が第1および2のPチャネルMOSトランジスタを有し、該第1のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が該第2のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、該入力信号の遷移に応じて、互いに相補的な該第1および第2のPチャネルMOSトランジスタの各ゲート用信号をそれぞれ遷移させて出力するATD回路を有し、そのことによって上記目的が達成される。
【0033】
本発明の他の電圧レベルシフター回路は、ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第1のトランジスタと、ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第2のトランジスタと、 入力信号を受け取り、第1および第2のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させるスイッチ手段とを備える電圧レベルシフター回路であって、該第1および2のトランジスタのソース/ドレインの一方が第3のノードに接続され、該第1および2のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第3のノードに接続され、該第1のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第2のトランジスタの第2のゲートとが該第1のノードに接続され、該第2のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第1のトランジスタの第2のゲートとが該第2のノードに接続され、一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に負電圧が印加され、該他端と該第3のノードが接続される抵抗等価素子をさらに備え、該抵抗等価素子および第2のトランジスタのオン抵抗値が該スイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該抵抗等価素子が挿入されており、該抵抗等価素子が第1および第2のNチャネルMOSトランジスタを有し、該第1のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が該第2のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、該入力信号の遷移に応じて、互いに相補的な該第1および第2のNチャネルMOSトランジスタの各ゲート用信号をそれぞれ遷移させて出力するATD回路を有し、そのことによって上記目的が達成される。
【0037】
本発明のさらに他の電圧レベルシフター回路は、ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第1のトランジスタと、ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第2のトランジスタと、 ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第3のトランジスタと、 ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第4のトランジスタと、 入力信号を受け取り、第1および第2のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させる第1のスイッチ手段とを備える電圧レベルシフター回路であって、該第1および2のトランジスタのソース/ドレインの一方が第3のノードに接続され、該第1および2のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第3のノードに接続され、該第1のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第2のトランジスタの第2のゲートとが該第1のノードに接続され、該第2のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第1のトランジスタの第2のゲートとが該第2のノードに接続され、該第3および4のトランジスタのソース/ドレインの一方が第4のノードに接続され、該第3および4のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第4のノードに接続され、該第3のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第4のトランジスタの第2のゲートとが第5のノードに接続され、該第4のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第3のトランジスタの第2のゲートとが第6のノードに接続され、該第1および2のノードの電圧に基づいて、該第5および6のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させる第2スイッチ手段と、一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に電圧が印加され、該他端と該第3のノードが接続される第1の抵抗等価素子と、一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に負電圧が印加され、該他端と該第4のノードが接続される第2の抵抗等価素子とをさらに備え、該第1の抵抗等価素子および第2のトランジスタのオン抵抗値が該第1のスイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該第1の抵抗等価素子が挿入され、該第2の抵抗等価素子および第3のトランジスタのオン抵抗値が該第2のスイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該第2の抵抗等価素子が挿入されており、、そのことによって上記目的が達成される。
【0038】
前記第1および2の抵抗等価素子が抵抗素子であってもよい。
【0039】
前記第1の抵抗等価素子が少なくとも1つのPチャネルMOSトランジスタを有すると共に、前記第2の抵抗等価素子が少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスタを有し、該入力信号の遷移に応じて、該少なくとも1つのPチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力し、または、該少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力するATD回路を有してもよい。
【0040】
前記第1の抵抗等価素子が第1および2のPチャネルMOSトランジスタを有し、前記第1のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が前記第2のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、前記第2の抵抗等価素子が第1および2のNチャネルMOSトランジスタを有し、前記第1のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が前記第2のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、該入力信号の遷移に応じて、該第1および第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力し、または、該第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力するATD回路を有してもよい。
【0041】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の第1の実施形態における電圧レベルシフター回路の構成を図1を用いて説明する。
【0042】
図1は、第1の実施形態の電圧レベルシフター回路の構成を示している。図1の電圧レベルシフター回路は、入力端子T1に入力される入力信号Siの電圧に応じて、出力端子T2およびT3から出力される出力信号So1およびSo2の電圧をそれぞれ変化させる。
【0043】
図1の電圧レベルシフター回路は、ソース、ドレイン、およびゲートを有するトランジスタP1、P2、N1およびN2と、インバータINV1と、抵抗R1と、入力端子T1と、出力端子T2およびT3と、端子T4およびT5とを備えている。
【0044】
以下に、上述した構成の接続関係を説明する。
【0045】
入力端子T1は、トランジスタN1のゲートに接続されている。トランジスタN1のソース/ドレインの一方はノードnd1に接続され、トランジスタN1のソース/ドレインの他方はノードnd2に接続される。ノードnd1は、出力信号So2を出力する端子T3に接続されている。ノードnd2は、電圧Vssが印加される端子T5に接続されている。なお、電圧Vppは電圧Vssより大きい。
【0046】
トランジスタP1のソース/ドレインの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP1のソース/ドレインの他方はノードnd1に接続される。トランジスタP1のゲートの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP1のゲートの他方はノードnd4に接続されている。ノードnd3は、抵抗R1を介して、電圧Vppが印加される端子T4に接続されている。ノードnd4は、出力信号So1を出力する端子T2に接続されている。
【0047】
トランジスタP2のソース/ドレインの一方は、ノードnd3に接続され、トランジスタP2のソース/ドレインの他方はノードnd4に接続される。トランジスタP2のゲートの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP2のゲートの他方はノードnd1に接続されている。
【0048】
トランジスタN2のソース/ドレインの一方はノードnd4に接続され、トランジスタN2のソース/ドレインの他方はノードnd2に接続される。
【0049】
インバータINV1の入力端子はトランジスタN1のゲートに接続され、インバータINV1の出力端子はトランジスタN2のゲートに接続されている。
【0050】
以下に、入力信号Siの電圧が電圧Vccから基準電圧Vssへ遷移する場合における、図1の電圧レベルシフター回路の動作を説明する。
【0051】
入力信号Siの電圧が電圧Vccである場合、トランジスタN1およびP2がオン状態となり、トランジスタP1およびN2はオフ状態となる。
【0052】
入力信号Siの電圧が、電圧Vccから電圧Vssへ遷移すると、最初にトランジスタN1がオフ状態となる。次に、インバータINV1の入力端子が電圧Vssの信号を受け取り、インバータINV1の出力端子が電圧Vccの信号をトランジスタN2のゲートに出力する。このため、トランジスタN2がオン状態となる。
【0053】
このとき、依然としてトランジスタP2はオン状態であるため、トランジスタP2とトランジスタN2との間に、貫通電流が流れる。このため、ノードnd2の電圧が上昇する。
【0054】
上述した場合におけるノードnd4の電圧は、「端子T4とノードnd4との間の抵抗」と、「ノードnd4と端子T5との間の抵抗」との比によって決定される。「端子T4とノードnd4との間の抵抗」とは、「Vppに付随する抵抗+トランジスタP2のオン抵抗+抵抗R1」であり、「ノードnd4と端子T5との間の抵抗」とは、「トランジスタN2のオン抵抗+基準電圧Vssに付随する抵抗」である。ここで、Vppに付随する寄生抵抗とは、端子T4とノードnd4との間の寄生抵抗を意味し、基準電圧Vssに付随する寄生抵抗とは、端子T5とノードnd2との間の寄生抵抗を意味する。
【0055】
第1の実施形態では、端子T4とノードnd3との間に、抵抗R1が挿入されているため、ノードnd3、ノードnd4、およびノードnd2を流れる電流が制限され、「端子T4と端子T5との間の抵抗」による電圧の上昇は小さくなる。つまり、抵抗R1の抵抗値を大きくすることにより、ノードnd4の電圧を下げることが可能である。
【0056】
ノードnd1の電圧が「Vpp−Vthp1」より低いため、トランジスタP1はオンし、出力端子T3の電圧が上昇し、トランジスタP2がオフする。ここで、Vthp1は、pチャネルトランジスタP1がオン状態になるためのしきい値である。端子T4とノードnd3との間に、抵抗R1が挿入されているため、図1の電圧レベルシフター回路の反転動作は、正常に行われる。
【0057】
なお、図1の電圧レベルシフター回路が、シリコン基板に形成される場合、抵抗R1は拡散抵抗であってもよい。また、抵抗R1はポリシリコンにより形成されてもよい。
【0058】
一般に、デコーダ等では、電圧レベルシフター回路が多数使用されている。複数の電圧レベルシフター回路が同時に動作すると、端子T5とノードnd4との間のそれぞれの寄生抵抗が顕著に大きくなる。
【0059】
複数の電圧レベルシフター回路が同時に動作する場合、図14に示す従来の電圧レベルシフター回路では、「端子T5とノードnd4との間の抵抗」が「端子T4とノードnd4との間の抵抗」より大きくなる。
【0060】
ノードnd4の電圧が「Vpp−Vthp1」より高くなると、P1トランジスタはオンされず、出力端子T3の電圧は電圧Vppになることはない。このため、トランジスタP2がオフすることなく、トランジスタP2とトランジスタN2との間に貫通電流が流れ続ける。
【0061】
第1の実施形態では、端子T4とノードnd3との間に、「端子T4とノードnd4との間の抵抗」が「端子T5とノードnd4との間の抵抗」より大きくなるような抵抗R1が挿入されているため、上述したように、電圧レベルシフター回路の反転動作は、正常に行われる。
【0062】
(実施形態2)
本発明の第2の実施形態における電圧レベルシフター回路の構成を図2を用いて説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態の構成と同じ構成には同じ参照符号を付与し、その構成の説明を省略する。
【0063】
図2は、第2の実施形態の電圧レベルシフター回路の構成を示している。
【0064】
本発明の第2の実施形態の構成は、図2の電圧レベルシフター回路が抵抗R1の代わりにPチャネルMOSトランジスタPR1を有している点を除いて、第1の実施形態の構成と同じである。MOSトランジスタPR1のソース/ドレインの一方は端子T4と接続され、MOSトランジスタPR1のソース/ドレインの他方はノードnd3に接続されている。MOSトランジスタPR1のゲートは、信号ATDを受け取る。信号ATDは、後述するATD回路で生成される。
【0065】
以下に、入力信号Siの電圧が、電圧Vccから基準電圧Vssへ遷移する場合における、図2の電圧レベルシフター回路の動作を説明する。
【0066】
入力信号Siの電圧が、電圧Vccである場合、トランジスタP1およびN2はオフ状態となり、トランジスタN1およびP2がオン状態となる。このとき、信号ATDの電圧はVssである。
【0067】
信号ATDの電圧は電圧Vssから電圧Vvvに遷移し、MOSトランジスタPR1のソースとドレインと間のオン抵抗が増加する。ここで、電圧Vvvは電圧Vssより大きく、電圧Vccより小さい。その後、入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssに遷移する。
【0068】
入力信号Siの電圧が、電圧Vccから基準電圧Vssへ遷移すると、最初にトランジスタN1がオフ状態となる。次に、インバータINV1の入力端子が電圧Vssの信号を受け取り、インバータINV1の出力端子が電圧Vccの信号をトランジスタN2のゲートに出力する。このため、トランジスタN2がオン状態となる。
【0069】
第2の実施形態では、入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssに遷移する際、MOSトランジスタPR1の電流を流す能力が低下するため、MOSトランジスタPR1のソースとドレインとの間の抵抗成分が大きくなる。つまり、「端子T4とノードnd4との間の抵抗(トランジスタP2のオン抵抗+MOSトランジスタPR1のオン抵抗+Vppに付随する寄生抵抗)」が「端子T5とノードnd4との間の抵抗(トランジスタN2のオン抵抗+基準電圧Vssに付随する寄生抵抗)」より大きくなる。このため、ノードnd3、ノードnd4、およびノードnd2を流れる電流が制限され、「端子T4と端子T5との間の抵抗」による電圧の上昇は小さくなる。出力端子T2の電圧が「Vpp−Vthp1」より低くなるため、P1トランジスタはオン状態になり、出力端子T3の電圧は電圧Vppになる。
【0070】
図3は、信号ATDと入力信号Siとの関係を表すタイミングチャートの一例を示している。入力信号Siが電圧Vccから電圧Vssに遷移する前、MOSトランジスタPR1が電流を流す能力を低下させるために、信号ATDの電圧が電圧Vssから電圧Vvvに遷移される。入力信号Siが電圧Vccから電圧Vssに遷移した後、MOSトランジスタPR1の能力を高めるために、信号ATDが電圧Vvvから電圧Vssに遷移される。
【0071】
図4は、図3に示す信号ATDと入力信号Siとを生成するATD回路を示している。ATD回路は、入力信号Sに基づいて信号ATDと入力信号Siとを生成する。ここで、入力信号Sは、電圧レベルシフター回路の出力端子の電圧を反転させることを指示する信号である。ATD回路は、入力信号Sの電圧の遷移に応じて、信号ATDを電圧Vssから電圧Vvvまたは電圧Vvvから電圧Vssに遷移する。ATD回路の電圧は、信号ATDが電圧Vssから電圧Vvvに遷移した後、入力信号Siの電圧を電圧Vccから電圧Vssに遷移する。
【0072】
電圧レベルシフター回路がシリコン基板に形成される場合、図1の電圧レベルシフター回路に比べて小さい面積で、図2の電圧レベルシフター回路がシリコン基板の上に形成される。「端子T4とノードnd4との間の抵抗」を「端子T5とノードnd4との間の抵抗」より大きくするための素子が、抵抗の代わりにMOSトランジスタで構成されているためである。
【0073】
上記素子がMOSトランジスタで構成されているため、入力信号Siが電圧Vccから電圧Vssに遷移するときに、上記素子の抵抗を高くすることができる。このため、第2の実施形態における電圧レベルシフター回路の反転動作は、正常に行われる。また、図2の電圧レベルシフター回路は、図1の電圧レベルシフター回路に比べて、電圧レベルシフター回路で消費される電力を小さくすることができる。
【0074】
(実施形態3)
本発明の第3の実施形態における電圧レベルシフター回路の構成を図5を用いて説明する。第3の実施形態において、第1の実施形態の構成と同じ構成には参照符号を付与し、その構成の説明を省略する。
【0075】
図5は、第3の実施形態の電圧レベルシフター回路の構成を示している。
【0076】
本発明の第3の実施形態の構成は、図5の電圧レベルシフター回路が抵抗R1の代わりにPチャネルMOSトランジスタPR1およびPR2を有している点を除いて、第1の実施形態の構成と同じである。
【0077】
MOSトランジスタPR1およびPR2は、それぞれのゲートが電圧Vssの信号を受け取るとそれぞれオン状態になる。また、MOSトランジスタPR1およびPR2は、それぞれのゲートが電圧Vppの信号を受け取るとそれぞれオフ状態になる。トランジスタPR1のトランジスタサイズつまりチャネル幅は、トランジスタPR2のチャネル幅より大きい。例えば、トランジスタPR1のチャネル幅が20μmであり、トランジスタPR2のチャネル幅が5μmであってもよい。
【0078】
MOSトランジスタPR1のソース/ドレインの一方は端子T4と接続され、MOSトランジスタPR1のソース/ドレインの他方はノードnd3に接続される。MOSトランジスタPR1のゲートは、信号ATD1を受け取る。MOSトランジスタPR2のソース/ドレインの一方は端子T4と接続され、MOSトランジスタPR2のソース/ドレインの他方はノードnd3に接続されている。MOSトランジスタPR2のゲートは、信号ATD2を受け取る。信号ATD1および信号ATD2は、後述するATD回路で生成される。
【0079】
以下に、入力信号Siの電圧が、電圧Vccから基準電圧Vssへ遷移する場合における、図5の電圧レベルシフター回路の動作を説明する。
【0080】
入力信号Siの電圧が電圧Vccである場合、トランジスタP1およびN2はオフ状態となり、トランジスタN1およびP2がオン状態となる。このとき、信号ATD1の電圧は電圧Vssであり、MOSトランジスタPR1はオン状態である。また、信号ATD2の電圧は電圧Vppであり、MOSトランジスタPR2はオフ状態になる。
【0081】
その後、信号ATD1の電圧は電圧Vssから電圧Vppに遷移し、MOSトランジスタPR1はオフ状態になる。また、信号ATD2の電圧は電圧Vppから電圧Vssに遷移し、MOSトランジスタPR2はオン状態になる。その後、入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssに遷移する。
【0082】
入力信号Siの電圧が、電圧Vccから電圧Vssへ遷移すると、最初にトランジスタN1がオフ状態となる。次に、インバータINV1の入力端子が電圧Vssの信号を受け取り、インバータINV1の出力端子が電圧Vccの信号をトランジスタN2のゲートに出力する。このため、トランジスタN2がオン状態となる。
【0083】
第3の実施形態では、入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssに遷移するとき、MOSトランジスタPR1がオフ状態であり、MOSトランジスタPR2がオン状態である。MOSトランジスタPR2のオン抵抗は、MOSトランジスタPR1に比べて高い。MOSトランジスタPR2のオン抵抗が高いため、「端子T4とノードnd4との間の抵抗(トランジスタP2のオン抵抗+MOSトランジスタPR2のオン抵抗+Vppに付随する寄生抵抗)」が「端子T5とノードnd4との間の抵抗(トランジスタN2のオン抵抗+基準電圧Vssに付随する寄生抵抗)」より大きくなる。
【0084】
このため、ノードnd3、ノードnd4、およびノードnd2を流れる電流が制限され、「端子T4と端子T5との間の抵抗」による電圧の上昇は小さくなる。ノードnd4の電圧が「Vpp−Vthp1」より低くなるため、トランジスタP1はオン状態になり、出力端子T3の電圧は電圧Vppになる。
【0085】
図6は、信号ATDと入力信号Siとの関係を表すタイミングチャートの一例を示している。入力信号Siが電圧Vccから電圧Vssに遷移する前、「端子T4とノードnd4との間の抵抗」を「端子T5とノードnd4との間の抵抗」より大きくするために、信号ATD1が電圧Vssから電圧Vppに遷移され、信号ATD2が電圧Vppの電圧から電圧Vssに遷移される。入力信号Siの電圧が電圧Vccから電圧Vssに遷移した後、信号ATD1が電圧Vppから電圧Vssに遷移され、信号ATD2の電圧が電圧Vssから電圧Vppに遷移される。
【0086】
図7は、図6に示す信号ATD1および2と入力信号Siとを生成するATD回路を示している。ATD回路は、入力信号Sに基づいて信号ATD1および2と入力信号Siとを生成する。ここで、入力信号Sは、電圧レベルシフター回路の出力端子の電圧を反転させることを指示する信号である。ATD回路は、入力信号Sの電圧の遷移に応じて、信号ATD1の電圧を電圧Vssから電圧Vppに遷移し、信号ATD2の電圧を電圧Vppから電圧Vssに遷移する。ある期間が経過した後、ATD回路は、入力信号Siの電圧を電圧Vccから電圧Vssに遷移する。
【0087】
入力信号Siの電圧が遷移する場合、電流を流す能力の小さいMOSトランジスタPR2だけがオン状態になり、入力信号Siが遷移しない場合(通常状態の場合)、電流を流す能力の大きいMOSトランジスタPR1がオン状態になる。このため、図5の電圧レベルシフター回路は、図2の電圧レベルシフター回路に比べて、通常状態で、電圧Vppを安定して、出力端子T2またはT3から出力することができる。
【0088】
(実施形態4)
本発明の第4の実施形態における電圧レベルシフター回路の構成を図8を用いて説明する。
【0089】
図8は、第4の実施形態の電圧レベルシフター回路の構成を示している。図8の電圧レベルシフター回路は、入力端子T1に入力される入力信号Siの電圧に応じて、出力端子T2およびT3から出力される出力信号So1およびSo2の電圧をそれぞれ変化させる。
【0090】
図8の電圧レベルシフター回路は、ソース、ドレイン、およびゲートを有するトランジスタP1、P2、N1およびN2と、インバータINV2およびINV3と、抵抗等価素子Xと、入力端子T1と、出力端子T2およびT3と、端子T4およびT5とを備えている。
【0091】
以下に、上述した構成の接続関係を説明する。
【0092】
入力端子T1は、インバータINV2の入力端子に接続されている。インバータINV2の出力端子は、ノードnd5を介して、インバータINV3の入力端子に接続されている。インバータINV3の出力端子は、ノードnd6に接続されている。インバータINV2に電圧を供給するための端子の一方は、第1の電源(図示されず)に接続され、インバータINV3に電圧を供給するための端子の一方は、第1の電源(図示されず)に接続されている。また、インバータINV2に電圧を供給するための端子の他方は、ノードnd2を介して、端子T5に接続され、インバータINV3に電圧を供給するための端子の他方は、ノードnd2を介して、端子T5に接続されている。
【0093】
トランジスタN1のソース/ドレインの一方はノードnd1に接続され、トランジスタN1のソース/ドレインの他方はノードnd5に接続される。トランジスタN1のゲートは、常に電圧Vccを受け取る。ノードnd1は、出力信号So2を出力する端子T3に接続されている。
【0094】
トランジスタP1のソース/ドレインの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP1のソース/ドレインの他方はノードnd1に接続される。トランジスタP1のゲートの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP1のゲートの他方はノードnd4に接続されている。ノードnd3は、抵抗等価素子Xを介して、電圧Vppが印加される端子T4に接続される。ノードnd4は、出力信号So1を出力する端子T2に接続される。
【0095】
トランジスタP2のソース/ドレインの一方は、ノードnd3に接続され、トランジスタP2のソース/ドレインの他方はノードnd4に接続される。トランジスタP2のゲートの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP2のゲートの他方はノードnd1に接続されている。
【0096】
トランジスタN2のソース/ドレインの一方はノードnd4に接続され、トランジスタN2のソース/ドレインの他方はノードnd6に接続される。トランジスタN2のゲートは、常に電圧Vccを受け取る。
【0097】
以下に、入力信号Siの電圧が電圧Vccから基準電圧Vssへ遷移する場合における、図8の電圧レベルシフター回路の動作を説明する。
【0098】
入力信号Siの電圧が電圧Vccである場合、ノードnd5の電圧が電圧Vssであり、ノードnd6の電圧がVccである。この場合、トランジスタP1はオフ状態となり、トランジスタP2がオン状態となる。
【0099】
入力信号Siの電圧が、電圧Vccから基準電圧Vssへ遷移すると、ノードnd5の電圧が電圧Vccになる。また、ノードnd1出力端子T3の電圧は、P1トランジスタがオフ状態なので、「Vcc−Vthn1」まで上昇する。ここで、Vthn1はトランジスタN1がオン状態になる場合のしきい値である。
【0100】
次に、ノードnd6の電圧が電圧Vssになる。トランジスタP2のゲートの電圧がVcc−Vthn1であるため、依然としてトランジスタP2はオン状態である。このため、トランジスタP2とトランジスタN2との間に、貫通電流が流れ、ノードnd2の電圧が上昇する。
【0101】
第4の実施形態の電圧レベルシフター回路では、端子T4とノードnd4との間に、抵抗等価素子Xが挿入されているため、ノードnd3、ノードnd4、およびノードnd2を流れる電流が制限され、上述したような「ノードnd4と端子T5との間の抵抗」による電圧の上昇は小さくなる。つまり、抵抗等価素子の抵抗値を大きくすることにより、出力端子T2の電圧を下げることが可能である。このため、図8の電圧レベルシフター回路の反転動作は、正常に行われる。
【0102】
「端子T4とノードnd4との間の抵抗」が「端子T5とノードnd4との間の抵抗」より大きければ、抵抗等価素子Xは、第1の実施形態のような抵抗であってもよい。図8の電圧レベルシフター回路が、シリコン基板に形成される場合、上記抵抗は拡散抵抗であってもよいし、上記抵抗はポリシリコンにより形成されてもよい。
【0103】
「端子T4とノードnd4との間の抵抗」が「端子T5とノードnd4との間の抵抗」より大きければ、抵抗等価素子Xは、第2の実施形態のようなPチャネルMOSトランジスタであってもよい。
【0104】
「端子T4とノードnd4との間の抵抗」が「端子T5とノードnd4との間の抵抗」より大きければ、抵抗等価素子Xは、第3の実施形態のようなPチャネルMOSトランジスタと、そのPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より狭いPチャネルMOSトランジスタとを備えていてもよい。
【0105】
(実施形態5)
本発明の第5の実施形態における電圧レベルシフター回路の構成を図9を用いて説明する。
【0106】
図9は、第5の実施形態の電圧レベルシフター回路の構成を示している。図9の電圧レベルシフター回路は、入力端子T1に入力される入力信号Siの電圧に応じて、出力端子T2およびT3から出力される出力信号So1およびSo2の電圧をそれぞれ変化させる。第5の実施形態では、出力信号So1およびSo2の電圧は、VccとVnとの値を持つ。ここで、 Vnは、負の電圧である。
【0107】
図9の電圧レベルシフター回路は、ソース、ドレイン、およびゲートを有するトランジスタP1、P2、N1およびN2と、インバータINV4と、抵抗等価素子Xと、入力端子T1と、出力端子T2およびT3と、端子T4、T5およびT6とを備えている。
【0108】
以下に、上述した構成の接続関係を説明する。
【0109】
入力端子T1は、インバータINV4の入力端子に接続される。さらに、入力端子T1は、トランジスタP1のゲートの一方に接続されている。トランジスタP1のゲートの他方は、ノードnd15に接続される。トランジスタP1のソース/ドレインの一方はノードnd15に接続され、トランジスタP1のソース/ドレインの他方はノードnd11に接続される。ノードnd11は、出力信号So2を出力する端子T3に接続されている。
【0110】
トランジスタP2のソース/ドレインの一方はノードnd15に接続され、トランジスタP2のソース/ドレインの他方はノードnd14に接続される。トランジスタP2のゲートの一方はインバータINV4の出力端子に接続され、トランジスタP2のゲートの他方はノードnd15に接続される。
【0111】
インバータINV4に電圧を供給するための端子の一方は、ノードnd15に接続され、インバータINV4に電圧を供給するための端子の他方は、ノードnd12を介して、端子T5に接続される。端子T5には、電圧Vssが印加される。
【0112】
トランジスタN1のソース/ドレインの一方はノードnd11に接続され、トランジスタN1のソース/ドレインの他方はノードnd13に接続される。トランジスタN1のゲートの一方はノードnd14に接続され、トランジスタN1のゲートの他方はノードnd13に接続されている。ノードnd13は、抵抗等価素子Xを介して、電圧Vnが印加される端子T4に接続されている。ノードnd14は、出力信号So1を出力する端子T2に接続されている。
【0113】
トランジスタN2のソース/ドレインの一方は、ノードnd14に接続され、トランジスタN2のソース/ドレインの他方はノードnd13に接続される。トランジスタN2のゲートの一方はノードnd11に接続され、トランジスタN2のゲートの他方はノードnd13に接続されている。
【0114】
以下に、入力信号Siの電圧が、基準電圧Vssから電圧Vccへ遷移する場合における、図9の電圧レベルシフター回路の動作を説明する。
【0115】
入力信号Siの電圧が電圧Vssである場合、トランジスタP1がオン状態となり、トランジスタP2がオフ状態となる。このため、トランジスタN1がオフ状態となり、トランジスタN2がオン状態となる。出力端子T2は電圧Vnの信号So1を出力し、出力端子T3は電圧Vccの信号So2を出力する。
【0116】
入力信号Siの電圧が基準電圧Vssから電圧Vccへ遷移すると、トランジスタP1がオン状態からオフ状態になる。次に、トランジスタP2がオフ状態からオン状態になる。
【0117】
抵抗等価素子Xが端子T4とノードnd13との間に挿入されているため、図16の電圧レベルシフター回路に比べて、ノードnd14の電圧が降下しにくい。言い換えると、第5の実施形態の高電圧レベルシフターでは、抵抗等価素子Xが端子T4とノードnd13との間に挿入されているため、ノードnd15、ノードnd14、およびノードnd13を流れる電流が制限される。このことによって、第5の実施形態における電圧レベルシフター回路の反転動作は、正常に行われる。
【0118】
「端子T4とノードnd14との間の抵抗」が「端子T6とノードnd14との間の抵抗」より大きければ、抵抗等価素子Xは、第1の実施形態のような抵抗であってもよい。図9の電圧レベルシフター回路が、シリコン基板に形成される場合、上記抵抗は拡散抵抗であってもよい。また、上記抵抗はポリシリコンにより形成されてもよい。
【0119】
「端子T4とノードnd14との間の抵抗」が「端子T6とノードnd14との間の抵抗」より大きければ、抵抗等価素子Xは、第2の実施形態のようなPチャネルMOSトランジスタであってもよい。
【0120】
「端子T4とノードnd14との間の抵抗」が「端子T6とノードnd14との間の抵抗」より大きければ、抵抗等価素子Xは、第3の実施形態のようなPチャネルMOSトランジスタと、そのPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より狭いPチャネルMOSトランジスタとを備えていてもよい。
【0121】
(実施形態6)
本発明の第6の実施形態における電圧レベルシフター回路の構成を図10を用いて説明する。
【0122】
図10は、第6の実施形態の電圧レベルシフター回路の構成を示している。図10の電圧レベルシフター回路は、入力信号Siと信号PATD1、 PATD2、NATD1およびNATD2とに基づいて、出力端子T2およびT3から出力される出力信号So1およびSo2の電圧を変化させる。第6の実施形態では、出力信号So1およびSo2の電圧は、VppとVnとの値を持つ。ここで、Vnは、負の電圧である。
【0123】
図10の電圧レベルシフター回路は、ソース、ドレイン、およびゲートを有するトランジスタP1、P2、P3、P4、N1、N2、N3およびN4と、インバータINV1と、PチャネルMOSトランジスタPR1およびPR2と、NチャネルMOSトランジスタNR1およびNR2と、入力端子T1と、出力端子T2およびT3と、端子T4、T5およびT6とを備えている。
【0124】
以下に、上述した構成の接続関係を説明する。
【0125】
図10の部分Aの構成は、上述した図5の電圧レベルシフター回路の構成と同じであるので、詳しい説明を省略する。なお、部分Aは、抵抗等価素子X1と、トランジスタP1、P2、N1およびN2と、インバータINV1と、入力端子T1とを備えている。また、図10の電圧レベルシフター回路の抵抗等価素子X1は、PチャネルMOSトランジスタPR1およびPR2を有している。トランジスタPR1のチャネル幅は、トランジスタPR2のチャネル幅より広い。例えば、トランジスタPR1のチャネル幅が20μmであり、トランジスタPR2のチャネル幅が5μmであってもよい。
【0126】
部分Aのノードnd4は、トランジスタP3のゲートの一方に接続されている。トランジスタP3のゲートの他方は、部分Aのノードnd3に接続される。トランジスタP3のソース/ドレインの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP3のソース/ドレインの他方はノードnd5に接続される。ノードnd5は、出力信号So2を出力する端子T3に接続されている。
【0127】
トランジスタP4のソース/ドレインの一方はノードnd3に接続され、トランジスタP4のソース/ドレインの他方はノードnd8に接続される。トランジスタP4のゲートの一方は部分Aのノードnd1に接続され、トランジスタP4のゲートの他方はノードnd3に接続される。ノードnd8は、出力信号So1を出力する端子T2に接続されている。
【0128】
トランジスタN3のソース/ドレインの一方はノードnd5に接続され、トランジスタN3のソース/ドレインの他方はノードnd7に接続される。トランジスタN3のゲートの一方はノードnd8に接続され、トランジスタN3のゲートの他方はノードnd7に接続されている。ノードnd14は、出力信号So1を出力する端子T2に接続されている。
【0129】
トランジスタN4のソース/ドレインの一方は、ノードnd8に接続され、トランジスタN4のソース/ドレインの他方はノードnd7に接続される。トランジスタN4のゲートの一方はノードnd5に接続され、トランジスタN4のゲートの他方はノードnd7に接続されている。
【0130】
ノードnd7は、抵抗等価素子X2を介して端子T6に接続されている。図10の電圧レベルシフター回路の抵抗等価素子X1は、NチャネルMOSトランジスタNR1およびNR2を有している。トランジスタNR1のチャネル幅は、トランジスタNR2のチャネル幅より広い。例えば、トランジスタNR1のチャネル幅が20μmであり、トランジスタNR2のチャネル幅が5μmであってもよい。
【0131】
図11のATD回路は、入力信号Sとモード切り換え信号Mとを受け取り、入力信号Sとモード切り換え信号Mとに基づいて、入力信号Siと信号PATD1、PATD2、NATD1、およびNATD2とを生成する。信号PATD1、PATD2、NATD1、およびNATD2は、トランジスタPR1、トランジスタPR2、トランジスタNR、およびトランジスタNR2にそれぞれ入力される。入力信号Sは、電圧Vccと電圧Vssとを持つ。
【0132】
モード切り換え信号Mが図10の電圧レベルシフター回路に正電圧レベルシフターとして働くことを指示する信号である場合、図10の電圧レベルシフター回路の端子T2およびT3の電圧は、電圧Vssまたは電圧Vppとなる。端子T4には、電圧Vppが印加され、端子T6には、電圧Vssが印加される。また、端子T5には、電圧Vssが印加される。
【0133】
モード切り換え信号Mが図10の電圧レベルシフター回路に負電圧レベルシフターとして働くことを指示する信号の場合、図10の電圧レベルシフター回路の端子T2およびT3の電圧は、電圧Vssまたは電圧Vnとなる。端子T4には、電圧Vccが印加され、端子T6には、電圧Vnが印加される。また、端子T5には、電圧Vssが印加される。
【0134】
正電圧レベルシフターとして働くことを指示するモード切り換え信号Mが図11のATD回路に入力された場合の、入力信号Siと信号PATD1、PATD2、NATD1、およびNATD2とのタイミングチャートの一例を図12に示す。また、負電圧レベルシフターとして働くことを指示するモード切り換え信号Mが図11のATD回路に入力された場合の、入力信号Siと信号PATD1、PATD2、NATD1、およびNATD2とのタイミングチャートの一例を図13に示す。
【0135】
以下に、図10の電圧レベルシフター回路が正電圧レベルシフターとして働く場合の動作を説明する。図11のATD回路は、図10の電圧レベルシフター回路が正電圧レベルシフターとして働くことを指示するモード切り換え信号Mと、入力信号Siの電圧が基準電圧Vssから電圧Vccへ遷移することを指示する入力信号Sとを受け取る。上述したように、端子T4には電圧Vppが印加され、端子T6には電圧Vccが印加されている。なお、端子T5には常に電圧Vssが印加されている。
【0136】
初期状態では、信号PATD1の電圧はVssであり、信号PATD2の電圧はVppである。このため、トランジスタPR1がオン状態になり、トランジスタPR2がオフ状態になる。このとき、信号NATD1およびNATD2の電圧はVccであり、トランジスタNR1およびNR2はオン状態である。
【0137】
この初期状態では、入力信号Siの電圧が電圧Vccであるため、トランジスタN1およびP2がオン状態であり、トランジスタN2およびP1がオフ状態となる。ノードnd1の電圧がVssとなり、ノードnd4電圧がVppとなる。
【0138】
このため、トランジスタN3およびP4がオン状態になり、トランジスタN4およびP3がオフ状態になる。その結果、出力端子T2およびT3は、電圧Vppの信号So1および電圧Vssの信号So2をそれぞれ出力する。
【0139】
入力信号Siの電圧が電圧Vssから電圧Vccへ遷移する前に、信号PATD1の電圧が電圧Vssから電圧Vppに遷移し、信号PATD2の電圧が電圧Vppから電圧Vssに遷移する。このため、トランジスタPR1がオフ状態となり、トランジスタPR2がオン状態になる。なお、信号NATD1およびNATD2の電圧は電圧Vccを維持する。
【0140】
次に、入力信号Siが電圧Vccから電圧Vss遷移すると、トランジスタN1がオフ状態になる。次に、インバータINV1から出力される信号の電圧は電圧Vccに遷移するため、トランジスタN2はオンする。トランジスタP2は依然としてオン状態であるため、端子T4と端子T5との間に貫通電流が流れる。しかしながら、トランジスタPR2のチャネル幅がトランジスタPR1のチャネル幅よりも狭いため、トランジスタPR2の電流を流す能力は、トランジスタPR1の電流を流す能力に比べて低い。電流を流す能力が大きいトランジスタPR1がオフ状態であり、電流を流す能力が小さいトランジスタPR2がオン状態であるため、端子T4と端子T5との間に流れる貫通電流が抑制される。このため、ノードnd4の電圧が、「Vpp−Vthp2」より低くなり、トランジスタP1はオン状態になる。ここで、Vthp2はトランジスタP2がオン状態になるためのしきい値である。
【0141】
この結果、トランジスタP3およびN4はオン状態になり、トランジスタN3およびP4はオフ状態になり、端子T2から電圧Vssの信号So1が出力され、端子T3から電圧Vppの信号So2が出力される。
【0142】
以下に、図10の電圧レベルシフター回路が負電圧レベルシフターとして働く場合の動作を説明する。図11のATD回路は、図10の電圧レベルシフター回路が負電圧レベルシフターとして働くことを指示するモード切り換え信号Mと、入力信号Siの電圧が基準電圧Vssから電圧Vccへ遷移することを指示する入力信号Sとを受け取る。上述したように、端子T4には電圧Vccが印加され、端子T6には電圧Vnが印加されている。なお、端子T5には常に電圧Vssが印加されている。
【0143】
初期状態では、信号NATD1の電圧はVccであり、信号NATD2の電圧はVnである。このため、トランジスタNR1がオン状態になり、トランジスタNR2がオフ状態になる。このとき、信号PATD1およびPATD2の電圧はVssであり、トランジスタPR1およびPR2はオン状態である。
【0144】
この初期状態では、入力信号Siの電圧が電圧Vccであるため、トランジスタN1およびP2がオン状態であり、トランジスタN2およびP1がオフ状態となる。ノードnd1の電圧がVssとなり、ノードnd4が電圧がVccとなる。
【0145】
このため、トランジスタN3およびP4がオン状態になり、トランジスタN4およびP3がオフ状態になる。その結果、出力端子T2およびT3は、電圧Vccの信号So1および電圧Vnの信号So2をそれぞれ出力する。
【0146】
入力信号Siの電圧が電圧Vssから電圧Vccへ遷移する前に、信号NATD1の電圧が電圧Vccから電圧Vnに遷移し、信号NATD2の電圧が電圧Vnから電圧Vccに遷移する。このため、トランジスタNR1がオフ状態となり、トランジスタNR2がオン状態になる。なお、信号PATD1およびPATD2の電圧は電圧Vssを維持する。
【0147】
次に、入力信号Siが電圧Vccから電圧Vss遷移すると、トランジスタN1がオフ状態になる。次に、インバータINV1から出力される信号の電圧は電圧Vccに遷移するため、トランジスタN2はオンする。
【0148】
この結果、ノードnd1の電圧はVccとなり、ノードnd4の電圧はVssとなる。このため、トランジスタP3がオン状態になり、トランジスタP4がオフ状態になる。
【0149】
ここで、トランジスタN3は依然としてオン状態であるため、端子T4と端子T6との間に貫通電流が流れる。しかしながら、トランジスタNR2のチャネル幅がトランジスタNR1のチャネル幅よりも狭いため、トランジスタNR2の電流を流す能力は、トランジスタNR1の電流を流す能力に比べて低い。電流を流す能力が大きいトランジスタNR1がオフ状態であり、電流を流す能力が小さいトランジスタNR2がオン状態であるため、端子T4と端子T6との間に流れる貫通電流が抑制される。
【0150】
このため、ノードnd5の電圧が上昇し、「Vpp−Vthn4」より高くなり、トランジスタN4はオン状態になる。ここで、Vthn4はトランジスタN4がオン状態になるためのしきい値である。
【0151】
この結果、トランジスタP3およびN4はオン状態になり、トランジスタN3およびP4はオフ状態になり、端子T2から電圧Vssの信号So1が出力され、端子T3から電圧Vppの信号So2が出力される。上述したように、電圧レベルシフター回路の反転動作は、正常に行われる。
【0152】
【発明の効果】
本発明の電圧レベルシフター回路は、第1および2のトランジスタと、入力信号を受け取り、第1および第2のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させるスイッチ手段と、一端に高電圧または負電圧が印加され、他端と第3のノードとが接続される抵抗等価素子を備えている。
【0153】
第1のノードには、第1のトランジスタのソース/ドレインの他方と第2のトランジスタの第2のゲートとが接続されている。第2のノードには、第2のトランジスタのソース/ドレインの他方と第1のトランジスタの第2のゲートとが接続されている。第3のノードには、第1および2のトランジスタのソース/ドレインの一方が接続されている。
【0154】
本発明の電圧レベルシフター回路では、高電圧または負電圧が第3のノードに直接印加される電圧レベルシフター回路に比べて、高電圧または負電圧が印加されるノードから第2のノードまでの抵抗値が大きい。このため、本発明の電圧レベルシフター回路は、入力信号の電圧が遷移する場合に第2のトランジスタとスイッチ手段との間に流れる貫通電流を抑制することができる。この結果、本発明の電圧レベルシフター回路は、入力信号の電圧が遷移する場合でも、反転動作を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における電圧レベルシフター回路を示している。
【図2】本発明の第2の実施形態における電圧レベルシフター回路を示している。
【図3】 図2の高電圧レベルシフターに入力される信号のタイミングを示す一例である。
【図4】第2の実施形態の高電圧レベルシフター回路とATD回路との構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における電圧レベルシフター回路を示している。
【図6】図6の高電圧レベルシフターに入力される信号のタイミングを示す一例である。
【図7】第3の実施形態の高電圧レベルシフター回路とATD回路との構成図である。
【図8】本発明の第4の実施形態における電圧レベルシフター回路を示している。
【図9】本発明の第5の実施形態における電圧レベルシフター回路を示している。
【図10】本発明の第6の実施形態における電圧レベルシフター回路を示している。
【図11】第6の実施形態の電圧レベルシフター回路とATD回路との構成図である。
【図12】図11の電圧レベルシフターに入力される信号のタイミングを示す一例である。
【図13】図11の電圧レベルシフターに入力される信号のタイミングを示す一例である。
【図14】従来の電圧レベルシフター回路を示している。
【図15】従来の電圧レベルシフター回路を示している。
【図16】従来の電圧レベルシフター回路を示している。
【符号の説明】
T1 入力端子
T2、T3 出力端子
T4、T5 端子
P1、P2 Pチャネルトランジスタ
N1、N2 Nチャネルトランジスタ
INV1 インバータ
R1 抵抗

Claims (6)

  1. ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第1のトランジスタと、
    ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第2のトランジスタと、 入力信号を受け取り、第1および第2のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させるスイッチ手段とを備える電圧レベルシフター回路であって、
    該第1および2のトランジスタのソース/ドレインの一方が第3のノードに接続され、
    該第1および2のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第3のノードに接続され、
    該第1のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第2のトランジスタの第2のゲートとが該第1のノードに接続され、
    該第2のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第1のトランジスタの第2のゲートとが該第2のノードに接続され、
    一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に高電圧が印加され、該他端と該第3のノードとが接続される抵抗等価素子をさらに備え、
    該抵抗等価素子および第2のトランジスタのオン抵抗値が該スイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該抵抗等価素子が挿入されており、
    該抵抗等価素子が第1および2のPチャネルMOSトランジスタを有し、該第1のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が該第2のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、
    該入力信号の遷移に応じて、互いに相補的な該第1および第2のPチャネルMOSトランジスタの各ゲート用信号をそれぞれ遷移させて出力するATD回路を有する電圧レベルシフター回路。
  2. ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第1のトランジスタと、
    ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第2のトランジスタと、 入力信号を受け取り、第1および第2のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させるスイッチ手段とを備える電圧レベルシフター回路であって、
    該第1および2のトランジスタのソース/ドレインの一方が第3のノードに接続され、
    該第1および2のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第3のノードに接続され、
    該第1のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第2のトランジスタの第2のゲートとが該第1のノードに接続され、
    該第2のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第1のトランジスタの第2のゲートとが該第2のノードに接続され、
    一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に負電圧が印加され、該他端と該第3のノードが接続される抵抗等価素子をさらに備え、
    該抵抗等価素子および第2のトランジスタのオン抵抗値が該スイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該抵抗等価素子が挿入されており、
    該抵抗等価素子が第1および第2のNチャネルMOSトランジスタを有し、該第1のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が該第2のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、
    該入力信号の遷移に応じて、互いに相補的な該第1および第2のNチャネルMOSトランジスタの各ゲート用信号をそれぞれ遷移させて出力するATD回路を有する電圧レベルシフター回路。
  3. ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第1のトランジスタと、
    ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第2のトランジスタと、
    ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第3のトランジスタと、
    ソース、ドレイン、第1および第2のゲートを有する第4のトランジスタと、
    入力信号を受け取り、第1および第2のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させる第1のスイッチ手段とを備える電圧レベルシフター回路であって、
    該第1および2のトランジスタのソース/ドレインの一方が第3のノードに接続され、
    該第1および2のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第3のノードに接続され、
    該第1のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第2のトランジスタの第2のゲートとが該第1のノードに接続され、
    該第2のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第1のトランジスタの第2のゲートとが該第2のノードに接続され、
    該第3および4のトランジスタのソース/ドレインの一方が第4のノードに接続され、
    該第3および4のトランジスタのそれぞれの第1のゲートが該第4のノードに接続され、
    該第3のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第4のトランジスタの第2のゲートとが第5のノードに接続され、
    該第4のトランジスタのソース/ドレインの他方と該第3のトランジスタの第2のゲートとが第6のノードに接続され、
    該第1および2のノードの電圧に基づいて、該第5および6のノードに供給するそれぞれの電圧を変化させる第2スイッチ手段と、
    一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に電圧が印加され、該他端と該第3のノードが接続される第1の抵抗等価素子と、
    一端と他端とを有する抵抗等価素子であって、該一端に負電圧が印加され、該他端と該第4のノードが接続される第2の抵抗等価素子とをさらに備え、
    該第1の抵抗等価素子および第2のトランジスタのオン抵抗値が該第1のスイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該第1の抵抗等価素子が挿入され、
    該第2の抵抗等価素子および第3のトランジスタのオン抵抗値が該第2のスイッチ手段のオン抵抗値よりも大きくなるような抵抗値の該第2の抵抗等価素子が挿入されている電圧レベルシフター回路。
  4. 前記第1および2の抵抗等価素子が抵抗素子である請求項に記載の電圧レベルシフター回路。
  5. 前記第1の抵抗等価素子が少なくとも1つのPチャネルMOSトランジスタを有すると共に、前記第2の抵抗等価素子が少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスタを有し、
    該入力信号の遷移に応じて、該少なくとも1つのPチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力し、または、該少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力するATD回路を有する請求項に記載の電圧レベルシフター回路。
  6. 前記第1の抵抗等価素子が第1および2のPチャネルMOSトランジスタを有し、該第1のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が該第2のPチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、
    前記第2の抵抗等価素子が第1および2のNチャネルMOSトランジスタを有し、該第1のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅が該第2のNチャネルMOSトランジスタのチャネル幅より大きく、
    該入力信号の遷移に応じて、該第1および第2のPチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力し、または、該第1および第2のNチャネルMOSトランジスタのゲート用信号を遷移させて出力するATD回路を有する請求項に記載の電圧レベルシフター回路。
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