JP3676016B2 - 送電線用ドラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、架空送電線のプレハブ架線工法に用いられる送電線用ドラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、架空送電線の架線工事の効率化を図るためにプレハブ架線工法が採用されている。
このプレハブ架線工法は、予め架線すべき鉄塔の区間を計尺し、該計尺した鉄塔間の長さに基づいて電線を所定の長さに計尺して切断し、また該切断した電線の両端に引留クランプを圧縮固定し、該両端に引留クランプを圧縮固定した電線を送電線用ドラムに巻き取っておき、架線工事の際には、一方の引留クランプに延線用ワイヤーを接続して順次電線を繰り出して行くものである。
【0003】
上記のようなプレハブ架線工法によれば、鉄塔間に電線を延線した後に、鉄塔上で電線の両端に引留クランンプを取付ける作業を必要としないので電線を鉄塔に引留める作業を簡単に短時間で行うことができるという利点がある。
【0004】
上記プレハブ架線工法に使用する送電線用ドラムは、図3に示すように、両端に鍔10、11が設けられた巻胴20に仕切り壁30、31を取付けて引留クランプ収納部40、41を設けた構成となっている。仕切り壁30は、鍔10の内側の巻胴20に鍔10と対向して設けられており、また仕切り壁31は、鍔11の内側の巻胴20に鍔11と対向して設けられている。鍔10と仕切り壁30とで作る空間部が引留クランプ収納部40となっており、また鍔11と仕切り壁31とで作る空間部が引留クランプ収納部41となっている。なお、符号50は電線巻き取り部である。
【0005】
この送電線用ドラムは、電線巻き取り部50に電線を巻き取り、また引留クランプ収納部40、41に電線の両端に接続した引留クランプをそれぞれ収納して使用するものである。
【0006】
上記のように、通常は1ドラムに1区間分の電線を巻き取っているが、耐張区間が連続して存在する場合がある。この場合、1区間1ドラムでは、ドラムの数が多くなってしまい、ドラムコスト、ドラム運搬コストが大幅に上昇してしまう等の問題がある。そこで1個のドラムに複数区間の電線を、1耐張区間ごとの電線に切り分けて収納するようにした送電線用ドラムが開発された。
【0007】
このような送電線用ドラムの一例を図4に示す。この送電線用ドラムは2つの耐張区間に延線する電線を巻取るものであり、両端に鍔10、11が設けられた巻胴20に4個の仕切り壁30、31、32、33を設けた構造となっている。仕切り壁30は一方の鍔10の内側の巻胴20に鍔11と対向して取付けられており、仕切り壁31、32は対向した状態で巻胴2の長手方向略中央位置に取付けられており、更に仕切り壁33は他方の鍔11の内側の巻胴20に鍔11と対向して取付けられている。鍔10と仕切り壁30とで作る空間部、仕切り壁31と32で作る空間部および鍔11と仕切り壁33とで作る空間部がそれぞれ引留クランプ収納部40、41、42となっている。なお、符号50および51はそれぞれ電線巻き取り部である。
【0008】
この送電線用ドラムは、仕切り壁30と31に挟まれた電線巻き取り部50に第1の耐張区間用の電線を巻き取り、また仕切り壁32と33に挟まれた電線巻き取り部51に第2の耐張区間用の電線を巻き取るものである。また一方の鍔10と仕切り壁30との間に形成された引留クランプ収納部40には、第1の耐張区間用の電線の一端末に圧縮固定した引留クランプを収納し、仕切り壁31と32との間に形成された引留クランプ収納部41には、第1の耐張区間用の電線の他端末に圧縮固定した引留クランプを収納すると共に第2の耐張区間用の電線の一端末に圧縮固定した引留クランプを収納し、仕切り壁33と他方の鍔11との間に形成された引留クランプ収納部42には、第2の耐張区間用の電線の他端末に圧縮固定した引留クランプを収納して使用するものである。
【0009】
ところで従来、上記のような送電線用ドラムの引留クランプ収納部に収納した引留クランプを固定するには、図5に示すように、引留クランプ60の先端にロープ62を取付け、該ロープ62を例えば引留クランプ収納部40側に位置した仕切り壁30に固定していた。すなわち、引留クランプ収納部40側に位置した仕切り壁30にフック64を固定しておき、該フック64にロープ62を固定することによって引留クランプ60を固定していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、引留クランプ収納部側に位置した鍔または仕切り壁にフック64を固定しておき、該フック64にロープ62を固定する構造では、フック64にロープ62を結び付ける作業が面倒であり、またフック64の数も少ないので任意の場所に引留クランプを固定することができないという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、簡単にしかも任意の位置で引留クランプを取付けることができる送電線用ドラムを提供するもので、その構成は、両端に鍔が設けられた巻胴に仕切り壁を取付けて引留クランプ収納部を設けてなる送電線用ドラムにおいて、前記引留クランプ収納部側に位置した鍔または仕切り壁に、ネット状の部材を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
このように、引留クランプ収納部側に位置した鍔または仕切り壁に、ネット状の部材を設けておくことにより、該ネット状の部材を利用して任意の位置で簡単に引留クランプを固定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。
図1は前記図3および図4に示した引留クランプ収納部40に位置した仕切り壁30の側面図であり、該仕切り壁30には、ネット状の部材100が取付けてある。このネット状の部材100は、金属線やプラスチック線等を格子状に形成したものであり、適宜な手段で仕切り壁30に取付けておくものである。
【0014】
このようなネット状の部材100を利用して引留クランプ60を固定するには次のように行う。まず、仕切り壁30に貫通して形成されたスリット36から導出された電線70に引留クランプ60を圧縮した後、電線70を略円弧状に折り曲げる。次に電線70と引留クランプ60に所定間隔を開けて抑え部材110を取付ける。抑え部材110は、帯状体111とフック体112とから構成されており、帯状体111を電線70および引留クランプ60の外周に巻き付けた後、フック体112の基部側を帯状体111に取付けると共にフック体112の先端側をネット状の部材100に引掛け固定する。これによって、電線70と引留クランプ60を仕切り壁30に容易に固定することができる。
【0015】
なお、本発明で使用するネット状の部材100の材質や形状は特に限定するものではなく、材質としては例えばゴム状のものでもよく、また形状としては図2に示すように放射状の縦糸150と円状の横糸160を組み合わせたものでもよい。また、上記の実施の形態においてはネット状の部材100を仕切り壁に取付けたが、ネット状の部材100は鍔側に取付けてもよい。更に抑え部材110の形状も特に限定するものではなく、例えば帯状体に代えて線状体を使用したり、フック体を帯状体や線状体の両側に取付けてもよい。更に、本発明で使用する送電線用ドラムの形状も、少なくとも1個の引留クランプ収納部が存在するものであればよく、特に限定するものではない。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る送電線用ドラムは、両端に鍔が設けられた巻胴に仕切り壁を取付けて引留クランプ収納部を設けてなる送電線用ドラムにおいて、前記引留クランプ収納部側に位置した鍔または仕切り壁に、ネット状の部材を設けたので、該ネット状の部材を利用して任意の位置で簡単に引留クランプを固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送電線用ドラムの要部を示す側面図。
【図2】本発明で使用するネット状の部材の実施の形態を示す側面図。
【図3】送電線用ドラムの一実施の形態を示す正面図。
【図4】送電線用ドラムの他の実施の形態を示す正面図。
【図5】従来の引留クランプの固定状態を示す側面図。
【符号の説明】
30 仕切り壁
40 引留クランプ収納部
60 引留クランプ
100 ネット状の部材
110 抑え部材
111 帯状体
112 フック体

Claims (1)

  1. 両端に鍔が設けられた巻胴に仕切り壁を取付けて引留クランプ収納部を設けてなる送電線用ドラムにおいて、前記引留クランプ収納部側に位置した鍔または仕切り壁に、ネット状の部材を設けたことを特徴とする送電線用ドラム。
JP00907097A 1997-01-22 1997-01-22 送電線用ドラム Expired - Lifetime JP3676016B2 (ja)

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JPH10203730A JPH10203730A (ja) 1998-08-04
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