JP3675602B2 - 過熱水蒸気による種実類の焙煎装置 - Google Patents

過熱水蒸気による種実類の焙煎装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、過熱水蒸気による種実類の焙煎装置に関し、特に、胡麻種子、菜種、ピーナツ、カカオ、コーヒー豆等の種実類の過熱水蒸気による焙煎装置に関するものである。
また、本発明は、過熱水蒸気による胡麻種子の焙煎装置に関し、特に、胡麻種の過熱水蒸気による種実類の焙煎装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、種実類、特に胡麻種子の焙煎は、間接熱風加熱方式により行われている。この場合、焙煎される胡麻種子は、スクリュウコンベヤにより、入口側から出口側に向けて下方に傾斜するロータリーキルンの入口側から入れられ、ロータリーキルンを回転させながら出口側に送られる。ロータリーキルンの加熱用外套内は、熱風発生炉に接続しており、ロータリーキルンの入口側から出口側に向けて燃焼ガスを含む熱風を送り込んで、ロータリーキルンの内壁を、例えば700℃の温度に加熱する。ロータリーキルンの入口側には、吸引ブロワーの吸引口に接続しており、ロータリーキルンの出口側からロータリーキルン内に新鮮な空気を吸い込んで、出口側から排出される胡麻種子を冷却する。入口側からスクリュウコンベヤにより供給された胡麻種子は、ロータリーキルンの回転により出口側に送られるが、その間に、700℃に加熱されたロータリーキルンの内壁により加熱され焙煎される。
【0003】
この場合、ロータリーキルン内に導入される新鮮な空気は、キルン出口から胡麻種子の流れとは逆方向に、所謂交流式に流れて、胡麻種子の焙煎によって発生した煙や焼け焦げた種子の外皮等の粉塵を含んだ排煙ガスとして、ロータリーキルン入口側から排出される。ロータリーキルンの入口側は吸引ブロワーを介して熱風発生炉に接続しており、ロータリーキルンから排出された排煙ガスの一部は、燃焼ガスを含む熱風を発生する熱風発生炉に導入されて燃焼に供される。熱風発生炉に供された排煙ガスは、熱風発生炉内でバーナ燃焼ガスにより、排煙ガスに含有される粉塵を燃焼して、熱エネルギー利用のため熱風として循環使用される。ロータリーキルン入口側から排出される残りの排煙ガスは、第一集塵用サイクロンに送られて含有する塵埃を集塵されて大気へ放出される。
【0004】
ロータリーキルンの外套出口側は第二集塵用サイクロンに接続しており、ロータリーキルンの外套出口から排出される燃焼排気ガスは、集塵用サイクロンに送られて集塵されて、排気ブロワーにより煙道に送られ大気へ放出される。
この外熱式のロータリーキルンによる焙煎において、胡麻種子の焙煎温度は、熱風発生炉のバーナを点火したり、停止したりして制御され、また焙煎時間はロータリーキルンの回転速度をインバータで制御して、胡麻種子の炉内滞留時間を調整することにより行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなロータリーキルンによる直接又は間接加熱方式の場合、ロータリーキルン、熱風発生炉及び排煙ガス処理装置から構成されている。
このようなロータリーキルンによる加熱方式によると、胡麻種子は熱風により700℃の高温に加熱されて焙煎され、焙煎時にロータリーキルンの回転により、種実類、特に胡麻種子は、強制的に転動及び落下させられて、摩擦及び衝撃を受ける。
一方、種実類、特に胡麻種子は、リノール酸、オレイン酸等の脂肪酸から構成された油脂を50%程含み、これら成分は、空気中で加熱すると焦げ易く、燃え易い性質を有しているために、ロータリーキルンにより胡麻種子を焙煎する場合には、多くは、胡麻種子を鉄板等の加熱板を介して外側から加熱する、所謂間接加熱方式が採用されている。しかし、胡麻種子がロータリーキルン内で高温に加熱されるために、焼きムラや、焦げが発生し易く問題である。
【0006】
この場合、ロータリーキルン内に導入される胡麻種子及び空気の量は変動し易いが、胡麻種子及び空気の流量が変動した場合、胡麻種子は、キルン内部に付着して、一か所が長時間加熱されることとなり、炭化が進行し、更に加熱されて、発火し、燃焼するに至るので問題である。またこのように胡麻種子の燃焼が起こると、その燃焼熱により、ロータリーキルン内の胡麻種子の焙煎温度の制御が、不可能となり、延いては、火災を引き起こす危険性を生じて問題である。
【0007】
また、ロータリーキルンにより胡麻種子を焙煎する場合は、キルンを回転させながら空気を導入するために、摩擦や衝撃により、胡麻種子の外皮が剥離し、胴割れカスを生じ、また混入しているゴミ等の飛散が多くなって、排気には多量の塵埃が含有されるので、集塵用サイクロンにより排気中の塵埃を集塵除去することが環境汚染を避けるために必要である。しかも、集塵用サイクロンを使用して除塵しても、サイクロンで分離された集塵物を定期的に掻き出さなければならず、集塵物の掻き出しに人手を要して問題である。
【0008】
このような焙煎時における塵埃の発生は、運転条件の管理に細心の注意を払うことが必要であるばかりでなく、焙煎された胡麻種子の品質及び収率の低下を招くために、問題とされている。
本発明は、胡麻種子の特性並びに胡麻種子及び空気の供給量の変動に基づく、焙煎された胡麻種子の品質及び収率の低下、及び火災等を引き起こす危険性に係る問題点を解決することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明らは、胡麻種子が、170℃以上の過熱水蒸気の加熱により、加熱媒体温度という比較的低温条件で焙煎を行うことができ、焼きムラ、焦げ等による不良品の発生を少なくすることができることを発見した。
本発明は、品質が高い焙煎胡麻種子を高い収率で、かつ塵埃の発生を少なくして得ることができる胡麻種子の焙煎方法及び焙煎装置を提供することを目的としている。
【0010】
即ち、本発明は、種実類を焙煎する種実類焙煎室を備える種実類の焙煎装置に於いて、種実類焙煎室内には、種実類移動用のコンベヤの上走路が、水平方向に形成され、種実類移動用のコンベアーの上走路より上方に、複数の過熱水蒸気噴出孔が前記上走路上に向けて形成されている過熱水蒸気噴射器が備えられ、胡麻種子移動用のコンベアーの上走路に撹拌具が備えられており、焙煎室内には、電気ヒータを内蔵する過熱水蒸気供給装置が組込み込まれており、該過熱水蒸気供給装置が前記過熱水蒸気噴射器と管路で連通していることを特徴とする種実類の焙煎装置にある。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明において、温度170乃至250℃の過熱水蒸気を1.0kg/cm 2 以下のゲージ圧力で含む低酸素の雰囲気下で、種実類に、温度170乃至250℃の過熱水蒸気を噴射して、種実類を焙煎することができる。また、本発明において、低酸素の雰囲気内で、種実類を撹拌されながら移動する種実類に、1.0kg/cm 2 以下のゲージ圧力で温度170乃至250℃の過熱水蒸気を噴射して、種実類を焙煎することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明において、種実類とは、胡麻種子、ピーナツ、カカオ、コーヒー豆をいう。本発明において、以下胡麻種子を中心に説明する。原料の胡麻種子は、胡麻種子原料の入口部及び焙煎胡麻種子製品の出口部のみを大気に開放させて、半密閉の構造とした胡麻種子焙煎室内で焙煎される。この胡麻種子の焙煎は、胡麻種子を該胡麻種子焙煎室内を貫通するコンベアー上に一定の厚み、例えば5mm以上の厚みに堆積形成した胡麻種子層を、胡麻種子焙煎室の入口部から出口部にコンベヤに載せて、好ましくは、撹拌装置により胡麻種子を混合しながら移動させる間に、170乃至250℃の温度の過熱水蒸気を連続的に噴射して行われる。胡麻種子層の撹拌は、例えば、コンベヤ上に渡らせた軸に取付けられた撹拌羽根を回転させて、コンベヤ上で搬送中の胡麻種子を撹拌することができる。
【0013】
胡麻種子の加熱に先立って、胡麻種子焙煎室内の空気を過熱水蒸気により置換して、焙煎室内雰囲気を酸素濃度の低下した雰囲気にするのが好ましい。
本発明において、このような胡麻種子焙煎室内での過熱水蒸気による胡麻種子の焙煎雰囲気は、胡麻種子が燃焼する酸素濃度に達せず、しかも従来の焙煎時の加熱温度より低温であるために、胡麻種子が発火することがなくなる。
【0014】
本発明は、間接加熱と直接加熱との違いによる熱効率の差はあるが、胡麻種子が、170℃以上の過熱水蒸気の加熱効果により、加熱媒体温度での焙煎が行うことができ、焼きムラ、焦げ等による不良品の発生を少なくすることができる。胡麻種子焙煎に要す時間は、処理温度を高くすることにより短くできる。焙煎時の胡麻種子の品温を200℃前後とする場合、焙煎時間は5乃至6分とすることができる。この焙煎時間は、燃焼ガスにより胡麻種子の品温を200℃として焙煎するときの半分程度である。
例えば、焙煎時の胡麻種子の品温を200℃とする場合、過熱水蒸気によるときは、例えば胡麻種子に数+m/秒の速度で過熱水蒸気を直接噴射させて行うことができる。この場合、胡麻種子は、過熱水蒸気による直接加熱と過熱水蒸気の放射熱による加熱を受けるので、熱効率を高くして焙煎することができる。
【0015】
本発明においては、過熱水蒸気の場合は、過熱水蒸気の原料の水蒸気そのものが清浄であるので、過熱水蒸気により胡麻種子を焙煎する場合、過熱水蒸気から不純物が持ち込まれない。この点、燃焼ガスを使用する場合と相違する。また過熱水蒸気を使用する場合は、原料の胡麻種子に混入付着している不純物も、過熱水蒸気を数十m/秒の速度で直接噴射させるため、吹き飛ばされて除去され、除去効果が高い。
【0016】
更に、本発明の方法によれば、胡麻種子をコンベヤ上に積んで、胡麻種子の層の厚みを5乃至60mm、好ましくは30mm以下とし、撹拌機で撹拌しながら移動させて焙煎することができる。胡麻種子層の厚さを5mm以下とすると、強く撹拌することなく焙煎することができる。この場合、塵埃の発生が極めて少なく、焙煎された胡麻種子の清浄度を高くすることができる。また過熱水蒸気の噴射で飛ばされて除去された不純物は焙煎室内に付着するが、焙煎室内に付着した不純物は、例えば定期的に清掃して除去することができる。例えば側面に設けられた焙煎室の扉を開放し、過熱媒体の蒸気を利用して行える。
【0017】
本発明の焙煎室は、例えば、焙煎炉内に形成される。本発明において、胡麻種子焙煎装置は、焙煎炉本体と、焙煎炉内又は焙煎炉外に設けられている過熱水蒸気製造用の電気ヒータ等の加熱器と、該加熱器に接続している過熱水蒸気噴射器と、焙煎炉入口から炉出口に延びる胡麻種子焙煎用コンベヤと、焙煎炉内から外部に排気を排出する排気ファンを備えている。焙煎炉本体は、断熱材を中央に入れた内側及び外側の面をステンレス製の薄い鋼板で覆った断熱部材で作られた断熱壁で囲まれて形成されており、焙煎炉本体の長手方向側面片側、望ましくは両側が開放出来る洗浄用扉が備えられている。
【0018】
本発明において、飽和水蒸気を過熱水蒸気にするための電気ヒータ等の加熱器は、過熱水蒸気の放熱を最小限に抑えるために、コンベヤに沿って備えられている過熱水蒸気噴射器に最短距離で連結されるように、例えば焙煎炉内の上部に、熱遮蔽板で囲われて設置されるのがメンテナンスの上からみて好ましい。加熱器は、自由に選定することができる。しかし、価格とコンパクトの観点から、電気ヒータ、特にステンレス製カートリッジタイプのシーズヒータが望ましい。
【0019】
本発明において、過熱水蒸気噴射器の形状は、胡麻種子が均一に加熱されるように、コンベアーの巾と焙煎室内の長さ方向をカバーできるように、小さい噴射口を多数分散した管束状の形や箱状またはフード状で多孔板を備えたものとすることができ、ステンレス製のものとするのが好ましい。過熱水蒸気噴射口の取付け位置は、胡麻種子が飛散せずに微動出来る程度の風速を保てる上下又は側面の位置で、胡麻種子から5乃至10cm離れた距離とするのが好ましい。電気ヒータと過熱水蒸気噴射器を結ぶ連結管の少くとも一部を可撓管とすると、電気ヒータと過熱水蒸気噴射器の間の距離の調整が容易に出来るので好ましい。更に過熱水蒸気噴射口を焙煎炉内のコンベアーの出入り口近辺に備えるとエアーカーテン効果により熱放散を少なくすることができるので好ましい。
【0020】
本発明において、胡麻種子焙煎用コンベアーは、移動面が水平または中央を高くしたベルトコンベアーとすることができる。この場合、例えばインバータ等により搬送速度を自在に調整できるようにするのが好ましく、また胡麻種子が目詰りや落下しない1mm角程度の微細目ネットのステンレス製のものとするのが好ましい。胡麻種子焙煎用コンベヤの中央を高くする場合には、コンベヤ上の温度分布は中央の上部で最も高くなるから、構造的に複雑になるが、熱効率が向上するので、熱効率の点から好ましい。
コンベアーの戻りライン即ち下走路は、放熱を可及的に抑えるために、外気に曝さず焙煎炉本体内の下部を通すのが好ましい。
【0021】
本発明において、排気フアンは、胡麻種子と熱交換して低温となった過熱水蒸気並びに胡麻種子からの蒸発水分及び揮発性成分を炉外に放出するために設けられる。本発明においては、焙煎炉のコンベヤ開口部からの気体の出入りを少なくし、熱損失を最小限度に抑えるために、外気と装置内の気圧を同圧に保つのが好ましく、材質は鉄製とするのが好ましい。焙煎炉の排気口は、熱効率を高めるために、焙煎炉内の気流の流れが、胡麻種子の流れに対して向流式となるようにするために、焙煎炉のコンベヤ入口の下部に設けるのが望ましい。また焙煎炉のコンベヤ出口と排気口との間で気流のショートパスを少なくするために、遮蔽板をコンベヤ出口と排気口間に設けるのが好ましい。
【0022】
【作用】
本発明は、温度170乃至250℃の過熱水蒸気を1.0kg/cm以下のゲージ圧力で含む低酸素の雰囲気下で、移動中の種実類、特に胡麻種子に、温度170乃至250℃の過熱水蒸気を噴射して、種実類、特に胡麻種子を焙煎するので、胡麻種子の焙煎温度を比較的低温とすることができ、焙煎時に生じる胡麻種子の褐変や焦げを避けることができる。また、本発明においては、低い酸素濃度の過熱水蒸気雰囲気下で焙煎が行われるために、胡麻種子に含まれる油脂や糖等の分解重合反応も避けることができ、得られる焙煎胡麻種子の胡麻油成分の杭酸化性を高くすることができ、焙煎胡麻種子の品質の均一性と収率向上を図ることができる。
【0023】
本発明において、焙煎室内には、胡麻種子移動用のコンベヤの上走路が、水平方向に形成されており、胡麻種子移動用のコンベアーの上走路より上方に、複数の過熱水蒸気噴出孔が前記上走路上に向けて形成されている過熱水蒸気噴射器が備えられており、胡麻種子移動用のコンベアーの上走路上に撹拌具が備えられており、焙煎室内には、電気ヒータを内蔵する過熱水蒸気供給装置が組込み込まれており、該過熱水蒸気供給装置と前記過熱水蒸気噴射器を連通する管路が設けられているので、胡麻種子をコンベヤにより焙煎室内を搬送する間に、胡麻種子を過熱水蒸気により均一に焙煎でき、焙煎胡麻種子の品質の均一性と収率向上を図ることができる。
【0024】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の態様を例を上げて説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何ら制限されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の胡麻種子焙煎装置について、その概略を説明するための概略の説明図である。図2は、図1の実施例において使用された過熱水蒸気噴射管の概略を説明するための概念図である。図3は、図1及び図2に示す実施例とは相違する、本発明の他の一実施例の胡麻種子焙煎装置において使用される撹拌機を備えた金網コンベヤについての概略の平面図である。図4は、図3に示す実施例について、金網コンベヤ及び撹拌機を中心に示す概略の側面図である。図5は、図3及び図4に示す実施例について、金網スクリーンコンベヤを中心に示すについての概略の正面図である。図6は、胡麻種子の焙煎において、焙煎製品に及ぼす焙煎時間と焙煎温度の関係図である。図1乃至図6において、同一の箇所又は対応する箇所には同一の符号が付されている。
【0025】
図1に示す実施例において、焙煎炉1は、底部が遮蔽板2で覆われている。焙煎炉1の一方の側にコンベヤ3の上走路4の入口5が形成され、他方の側にコンベヤ3の上走路4の出口6が形成されている。本例において、遮蔽板2の下方にはコンベヤ3の下走路7が延びており、コンベヤ3の下走路7の入口8は、コンベヤ上走路出口6の下方に形成され、コンベヤ3の下走路7の出口9は、コンベヤ上走路入口5の下方に形成されている。本例において、過熱水蒸気噴射口10を備える過熱水蒸気噴射管11は、コンベヤ上走路4の上方及び下方に設けられている。
【0026】
本例において、過熱水蒸気噴射管11は、過熱水蒸気供給管12を介して、電気ヒータ13を内蔵する過熱水蒸気製造装置14に接続している。過熱水蒸気製造装置14は、減圧弁15を備える飽和水蒸気供給管16を介して飽和水蒸気供給源(図示されていない)に接続している。
焙煎炉1のコンベヤ3の入口5の下方には、焙煎炉1内の排気を行う排気ファン17に接続する排気管18が接続している。
【0027】
本例において、焙煎炉1内の温度を検出して焙煎炉内の温度を制御するために、コンベヤ3の上走路4の中央部に温度センサ19が設けられており、温度センサ19の信号線20は、焙煎炉の外部に設けられている焙煎炉内温度制御装置21に接続している。焙煎炉内温度制御装置21は、温度センサ19により検出された温度に応じて、過熱水蒸気製造装置14の電気ヒータ13の供給電線22を介してオン−オフ制御を行い、焙煎炉内温度制御装置21に設定されている温度に、焙煎炉1内の温度を設定されている目的温度に調整する。
【0028】
本例は以上のように構成されているので、排気ファン17を作動しながら、焙煎炉1内に、過熱水蒸気噴射口10から過熱水蒸気を噴射して、焙煎炉1内の空気を過熱水蒸気で置換し、170乃至250℃の温度の低酸素雰囲気に形成しておく。そこでコンベヤ3の駆動用モータ24を作動して、コンベヤ3を矢印25の方向に駆動する。胡麻種子23を、コンベヤ3の上走路4の入口5に供給して、胡麻種子をコンベヤ3上に5mm以下の厚さの層に形成して焙煎炉1内に送る。焙煎炉1内で、胡麻種子23は過熱水蒸気噴射口10から噴射される過熱水蒸気により加熱されると共に、焙煎炉1内に充満する過熱水蒸気の放射熱により加熱されて焙煎される。
【0029】
焙煎された胡麻種子23は上走路出口6から僅かに侵入する外気により冷却されて、上走路出口6から取り出されて製品とされる。
本例においては、胡麻種子はコンベヤ上で5mm以下の厚みに堆積されて焙煎される。本例においては、コンベヤ3は耐熱性及び耐腐食性の金網、例えばステンレス製の網又は多孔板で形成されている。網の目及び多孔板の孔の大きさは胡麻種子粒が抜け落ちない大きさである。
【0030】
図4乃至図5には、胡麻種子23をコンベヤ3上に5mm以上の厚さの層に形成して焙煎する実施例において使用されるコンベヤ3が示されている。
本例において、ステンレス製の金網チェーンコンベヤ又は金網ベルトコンベヤ3は、両側部を立ち上げた側壁26を形成しており、胡麻種子23をコンベヤ3内に5mm以上の厚みの層に形成して行うものである。
胡麻種子層の厚みが5mm以上であると、均一に胡麻種子の焙煎を行うには、胡麻種子層を撹拌をして、例えば、胡麻種子層の上層部と下層部とを混合させることが必要である。
【0031】
そこで本例においては、焙煎炉1内の過熱水蒸気噴射口10から噴射される領域に、焙煎炉1の一方の側壁部28に撹拌羽根29を備えている撹拌軸30の軸受部31を複数個形成し、焙煎炉1の他方の側壁部32に撹拌軸挿通孔33を複数個形成して、各撹拌軸30を、夫々の撹拌軸挿通孔33から外側に突き出して夫々にプーリー35を取り付けて、ベルト34をプーリー35間に架け渡して、撹拌軸30の一を、撹拌軸駆動用のモータ36の回転軸37に連結して形成される。この場合、撹拌機は、2連式で、2乃至3セツト取付けることができる。
【0032】
本例は以上のように構成されているので、コンベヤ3上に、5mm以上の厚み、好ましくは3mm程度の厚みの胡麻種子層を形成し、焙煎炉1内に送る。そこで、撹拌軸駆動用のモータ34を駆動して撹拌軸29を回転させて、コンベヤ3上の胡麻種子層を撹拌し、胡麻種子層の上層部と下層部を混合して、胡麻種子23を焙煎する。このように撹拌羽根28により撹拌した胡麻種子23は均一に焙煎されており、品質も良好であった。
【0033】
【実施例】
本例においては、内容積200lの小型焙煎炉1が使用された。ボイラータイプの過熱水蒸気発生装置14で、1kg/cmG,300℃の過熱水蒸気を発生させ50kg/hの流量で、焙煎炉1内に外径60mmで長さ800mmのパイプに口径6mmの孔を40個設けた噴射管11から噴出させて、胡麻種子23の焙煎を行った。
【0034】
過熱水蒸気噴出開始5分後、噴射口10から60mm下のコンベアー上面位置で高温湿度計により湿度を計測し、酸素濃度を測定の結果、酸素濃度は7乃至9%と空気中と比較し半分以下になる事が確認された。
本例の焙煎装置の場合、小型のため内容積に比してコンベアー出入り口の開口面積比が大きいことや外気侵入に対し特別な対策をとっていなかったことから考慮すると、本発明で示す構造に基づきスケールアップした場合は、該開口面積比が小さくなり、焙煎中の酸素濃度を更に低下させることが十分予測できる。
【0035】
例1
図1及び図2において、ボイラー(図示されていない)で発生させた5乃至7kg/cmGの飽和水蒸気を減圧弁15で2kg/cmG程度に減圧させ、焙煎装置本体1の上部に内蔵した電気ヒータ2で加熱し170〜250℃の過熱水蒸気を造る。
過熱水蒸気は連結管16を通り噴射管11からコンベアー3の上下又は側面方向から胡麻種子原料23に噴射される。図1では噴射管11を上下に備えた例で示している。胡麻種子原料15と熱交換し、温度の降下した蒸気は排気フアン17で系外へ放出させる。焙煎炉本体1をコンベアー3が貫通しておりモータ24駆動させ、入口5から胡麻種子原料23を投入し、出口6から製品として取り出される。又、コンベアーの可戻りライン即ち下走路7は放熱を押さえる目的で装置内下部を貫通させ、かつ通気の防止と断熱の効果を高めるために遮蔽板2を備えている。
【0036】
装置の運転温度調整は温度センサー19検知し電気ヒータ13の出力を自動調整し、処理時間はモータ24のインバータ制御でコンベアー3の送り速度を調整する。これらの制御計器は焙煎炉本体1に搭載した制御装置21に収納されている。
減圧弁15の設定圧力は蒸気流量に応じた電気ヒータ13、過熱水蒸気供給管12,噴射管11の圧力損失で決定されるが1乃至2kg/cmG程度である。
噴射管11の形状は胡麻種子原料23が均一に加熱されるように、噴射口10が小さく多数分散して形成された管束や箱状又はフード状に形成することができる。図2にコンベアー上面及び下面に備える噴射管11を示す。
【0037】
例2
胡麻種子焙煎の運転条件は、洗い胡麻を使用して、過熱水蒸気噴射口の温度を150乃至300℃、焙煎処理時間を30秒から15分の範囲内で組合せて求められた。焙煎した製品の評価は、外観、色、香り及び水分について行った。その結果を総合的に判定して表1に示す。
表1においては、縦に焙煎温度(℃)、横に焙煎時間(分)を表している。表中◎印が良好を意味し、○印が可を意味し、×印が不良を意味している。
【0038】
Figure 0003675602
【0039】
表1の内容を図6に示す。図6において、◎印、○印及び×印は表1の場合と同様であり、点線内が焙煎処理が可能な領域、実線内が良好な領域を示している。170℃未満では褐変度が不足し、処理時間が10分以上要す。また250℃を超えると黒ずんでコゲ臭く、胴割れが発生する。処理時間が1分未満では温度を上げても品質が一定しない。これ等の好ましくない領域を避け、処理量に応じ出来るだけ高温域で短時間に焙煎処理するのが経済的である。例えば焙煎される胡麻種子の品温が210℃の場合で1乃至2分の焙煎時間が好ましく、胡麻種子の品温が200℃の場合で1乃至3分の焙煎時間が好ましく、胡麻種子の品温が190℃の場合で2乃至4分の焙煎時間が好ましい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、温度170乃至250℃の過熱水蒸気を1.0kg/cm以下のゲージ圧力で含む低酸素の雰囲気下で、移動中の種実類、特に胡麻種子に、温度170乃至250℃の過熱水蒸気を噴射して、種実類、特に胡麻種子を焙煎するので、従来の種実類、特に胡麻種子の焙煎方法及び装置と比較して、焙煎温度を低温とすることができ、焙煎された種実類、特に胡麻種子の胡麻油成分の抗酸化性を高くすることができ、焙煎胡麻種子の品質の均一性と収率向上を図ることができる。
【0041】
本発明において、焙煎室内には、胡麻種子移動用のコンベヤの上走路が、水平方向に形成され、胡麻種子移動用のコンベアーの上走路より上方に、複数の過熱水蒸気噴出孔が前記上走路上に向けて形成されている過熱水蒸気噴射器が備えられるという、簡単な構造で、従来の種実類、特に胡麻種子の焙煎方法及び装置に比して、種実類、特に胡麻種子の焙煎が安全かつ短時間で清浄度を保ち行え、品質の均一性が高い製品が収率良く生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の胡麻種子焙煎装置の概略を説明するための概略の説明図である。
【図2】図1の実施例において使用された過熱水蒸気噴射管の概略を説明するための概念図である。
【図3】図1及び図2に示す実施例とは相違する、本発明の他の一実施例の胡麻種子焙煎装置において使用される撹拌機を備えた金網チェーンコンベヤについての概略の平面図である。
【図4】図3に示す実施例について、金網スクリーンコンベヤ及び撹拌機を中心に示す概略の側面図である。
【図5】図3及び図4に示す実施例について、金網スクリーンコンベヤを中心に示すについての概略の正面図である。
【図6】胡麻種子の焙煎において、焙煎製品に及ぼす焙煎時間と焙煎温度の関係図である。
【符号の説明】
1 焙煎炉
2 遮蔽板
3 コンベアー、ネットコンベヤ
4 コンベヤ3の上走路
5 上走路4の入口
6 上走路4の出口
7 コンベヤ3の下走路
8 下走路7の入口
9 下走路7の出口
10 過熱水蒸気噴射口
11 過熱水蒸気噴射管
12 過熱水蒸気供給管
13 電気ヒータ
14 過熱水蒸気製造装置
15 減圧弁
16 飽和水蒸気供給管
17 排気ファン
18 排気管
19 温度センサ
20 信号線
21 焙煎炉内温度制御装置
22 供給電線
23 胡麻種子
24 駆動用モータ
25 矢印
26 ネットコンベヤ3の両側部の立上げる側壁
27 コンベヤ本体
28、32 焙煎炉1の側壁部
29 撹拌羽根
30 撹拌軸
31 軸受部
33 撹拌軸挿通孔
34 ベルト
35 プーリ
36 撹拌軸駆動用モータ
37 モータ36の回転軸

Claims (2)

  1. 種実類を焙煎する種実類焙煎室を備える種実類の焙煎装置に於いて、種実類焙煎室内には、種実類移動用のコンベヤの上走路が、水平方向に設けられており、種実類移動用のコンベアーの上走路より上方に、複数の過熱水蒸気噴射器が過熱水蒸気噴出孔を前記上走路上に向けて設けられており、種実類移動用のコンベアーの上走路に撹拌具が備えられており、焙煎室内には、電気ヒータを内蔵する過熱水蒸気供給装置が組込み込まれており、該過熱水蒸気供給装置が前記過熱水蒸気噴射器と管路で連通していることを特徴とする種実類の焙煎装置。
  2. 種実類が胡麻種子であることを特徴とする請求項に記載の種実類の焙煎装置。
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