JP3674326B2 - シート綴じ込み装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどで画像記録が行われた複数のシートに対してステープルによる綴じ込みを行うシート綴じ込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ等で画像記録が行われた複数枚の用紙を、ステープルにより綴じ込む製本機能を有する装置が開発されている。このような装置で行われる綴じ込み方法としては、用紙の端部側の1箇所または複数箇所を閉じる端綴じと、用紙の中央部の複数箇所を綴じ込む中綴じがある。中綴じを行う装置には、綴じられた用紙の中央部を折り曲げて週刊誌状にする中綴じ折り機能を備えるものもある。
【0003】
特開平6−72064号公報には、上述した端綴じ機能および綴じ折り機能を備えた装置が開示されている。この装置は、綴じ込みを行うために用紙をスタックさせる位置を決める移動可能な基準部材を有しており、端綴じを行う場合と中綴じを行う場合とで基準部材の位置を変化させている。このように端綴じを行う場合と中綴じを行う場合との用紙のスタック位置を変えることにより、1つのステープラで用紙の端部または中央部の位置で綴じ込みを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の公報に記載の装置は、端綴じ機能および中綴じ折り機能を備えているため便利であるが、高価であった。
【0005】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、中綴じ機能および端綴じ機能を備えながら、製造コストを低減することが可能なシート綴じ込み装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るシート綴じ込み装置は、画像形成装置によって画像が記録された複数のシートに対してステープルによる綴じ込みを行うステープラと、
前記ステープラによってシートの端部に対して綴じ込みが行われる位置で、所定の進行方向に進行してくるシートをスタックさせる第1のスタック手段と、前記第1のスタック手段より前記進行方向の下流側に設けられ、前記ステープラによってシートの中央部に対して綴じ込みが行われる位置で、前記進行方向に進行してくるシートをスタックさせる第2のスタック手段と、シートの進行路を挟んで第1のギャップをおいて対向配置される部材であって、前記第1のスタック手段によりスタックされる複数のシートが前記第1のギャップに収容されるようにした第1の案内部材と、シートの進行路を挟んで前記第1のギャップよりも小さい第2のギャップをおいて対向配置される部材であって、前記第2のスタック手段によりスタックされる複数のシートが前記第2のギャップに収容されるようにした第2の案内部材とを具備し、前記第2のスタック手段および前記第2の案内部材が単一の支持体に支持されており、この支持体が一括でシート綴じ込み装置に対して着脱可能になされていることを特徴としている。
【0010】
このシート綴じ込み装置によれば、画像形成装置から送られてくる記録済みシートが所定の進行方向に進行する。端綴じを行う場合には、所定の進行方向に進行してくるシートが第1のスタック手段によりスタックされる。そして、所定の枚数の記録済みシートがスタックされると、綴じ込み手段が記録済みシートの端部に対してステープルによる綴じ込みを行う。一方、中綴じ折りを行う場合には、所定の方向に進行してくる記録済みシートが第2のスタック手段によりスタックされる。そして、所定の枚数の記録済みシートがスタックされると、綴じ込み手段が記録済みシートの中央部に対してステープルによる綴じ込みを行う。中綴じを行う場合には、対向して固定配置された第2の案内部材のギャップ、つまり第2のギャップ内にスタックされた複数のシートが収容される。従って、端綴じを行う場合よりも、小さなギャップに複数のシートが収容されるため、収容されたシートのばらつきを抑制することが可能となる。従来の装置では、端綴じ機能および中綴じ機能を備える装置では、端綴じを行う場合と中綴じを行う場合とでシートを収容するギャップを調整する機構を設けていた。このシート綴じ込み装置は、端綴じ用のギャップを形成する第1の案内部材と、中綴じ用の小さいギャップを形成する第2の案内部材とを有しているため、従来装置のようにギャップサイズを調整する調整機構を設けることなく、中綴じ時の綴じ込み精度等を向上させることができる。従って、製造コストを低減することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.第1実施形態
A−1.構成
まず、図1は本発明の第1実施形態に係るシート綴じ込み装置1が装着された画像形成装置の一例を示す。同図において、符号10は、像担自体である感光体ドラムを示す。感光体ドラム10の周囲には、帯電コロトロン11、現像器12、転写ロール13が配置されている。感光体ドラム10は、図中矢印で示す方向に回転させられ、これに伴って帯電コロトロン11により感光体ドラム10の表面が一様に帯電される。
【0012】
この後、図示せぬ潜像書込装置等からの光が感光体ドラム10上に照射される。これにより、シートSに形成すべき画像に対応する潜像が感光体ドラム10の表面に書き込まれる。そして、この潜像に現像器12から供給されるトナーが静電的に付着されることにより、顕像であるトナー像が形成される。
【0013】
感光体ドラム10と転写ロール13との間には、トレイ14からシートSが複数対の搬送ローラ15により搬送されてくる。そして、転写ロール13の発生する電界により、感光体ドラム10上のトナー像がシートSに静電的に転写される。なお、図1中の二点鎖線はシートSが搬送される搬送経路を示す。
【0014】
以後、シートSは、加熱定着装置16に搬送される。そして、加熱定着装置16により、シートS上のトナー像が加熱・加圧され、シートS上に定着する。このようにして画像が記録された後、シートSはシート綴じ込み装置1に向けて搬送される。
【0015】
次に、シート綴じ込み装置1について図2ないし図4を用いて説明する。符号20は、搬送ローラを示す。搬送ローラ20は、画像形成装置から排出された記録済みのシートSを図中の右上側に向けて搬送する。図2における搬送ローラ20の右上側には、2つのギャップ形成部材(第1の案内部材)24が配設されている。ギャップ形成部材24は、図2中2点鎖線で示すシートSの進行路を挟んで間隔D1を隔てて対向配置されており、これらのギャップ形成部材24の間のスペース(以下、端綴じ用シートパスギャップとする)に、後述する端綴じ用先端ストッパ25によってスタックされた複数のシートSが収容される。
【0016】
符号25は、端綴じ用先端ストッパ(第1のスタック手段)を示す。端綴じ用先端ストッパ25は支点25aを中心として回動可能になされている。上述のように搬送ローラ20により図の右上側に搬送されたシートSは、その自重、または図示せぬブラシローラ等からの推進力によって図中の左下側に進行することになる。端綴じ込みを行う場合、端綴じ用先端ストッパ25は、二点鎖線で示したシートSの進行路上に配置され(図2に示す位置)、進行してくるシートSをスタックする。ここで、端綴じ用先端ストッパ25によりスタックされるシートSの枚数は、上述したギャップ形成部材24により形成されるD1の間に収容可能な枚数であり、本実施形態では、端綴じ用スペースギャップD1は50枚程度のシートSを積層したときの厚さとほぼ同じである。つまり、このシート綴じ込み装置1では、最大50枚程度のシートをスタックして端綴じを行うことができる。端綴じ用先端ストッパ25によりスタックされたシートSは、揃え用パドル18によって上述した端綴じ用シートパスギャップ内で揃えられる。
【0017】
符号26,27はステープラを示す。ここで、図3はシート綴じ込み装置1の内部を側方(図2の右側方向)から視た図であり、同図に示すように、ステープラ26はシートSの搬送方向と垂直な方向に2箇所配置されている。端綴じ用先端ストッパ25によりスタックされた複数のシート、または後述する中綴じ用先端ストッパ28によりスタックされた複数のシートに対してステープルによる綴じ込みを行う。本実施形態では、ステープラ26は、20枚程度のシートに対して綴じ込み可能なものが用いられている。
【0018】
ステープラ27は、スタックされるシートSの端部側(図3の左側)に配置されており、スタックされた複数のシートに対してステープルによる綴じ込みを行う。本実施形態では、ステープラ27は、50枚程度のシートに対して綴じ込み可能なものが用いられている。
【0019】
符号29はタンパを示す。タンパ29はシートSの図3における搬送方向と垂直な方向への移動を規制し、スタックされるシートSを揃えるものである。タンパ29は、スタックされるシートSのサイズに合わせて矢印方向にそれぞれ独立して移動することが可能である。ステープラ26により綴じ込みを行う場合には、スタックされるシートSの中心線Xが2つのステープラ26の中間に位置するように、それぞれのタンパ29がシートサイズに合わせて移動することになる。一方、ステープラ27により綴じ込みを行う場合には、図3の左側の配置されたタンパ29は移動せず、シートの左端側の位置が固定され、右側に配置されたタンパ29のみがシートサイズに合わせて移動することになる。なお、図3は、端綴じ用先端ストッパ25によりシートSがスタックされた状態を示す。
【0020】
記録済みのシートに対してステープルによる綴じ込みを行わない場合には、図1に示す排出ローラ21aが図中矢印で示す方向に移動し、排出ローラ21bと共に搬送ローラ20により搬送されてくるシートSを排出トレイ23に向けて排出する。また、端綴じ用先端ストッパ25によりスタックされて綴じ込みが行われたシートSを排出する場合にも、排出ローラ21aが図中矢印で示す方向に移動し、排出ローラ21bと共に綴じ込み済みのシートSを排出トレイ23に向けて排出する。
【0021】
ステープラ26,27および端綴じ用先端ストッパ25の下側、つまりシートSの進行方向下流側には、折りナイフ30が配置されている。ステープラ26により中綴じが行われた複数のシートSを折り曲げる場合には、折りナイフ30が図中矢印で示す方向に移動し、折りナイフ30により図中右側に押し出された部分を中心としてシートSが折り曲げられる。折りローラ32は、折りナイフ30により折り曲げられたシートSを、中綴じ用トレイ33に向けて排出する。従って、シート綴じ込み装置1において、折りナイフ30および折りローラ32は折り曲げ手段を構成している。
【0022】
折りナイフ30のシート進行方向の下流側には、2つのギャップ形成部材(第2の案内部材)31が配設されている。ギャップ形成部材31は、シートSの進行路を挟んで間隔D2を隔てて対向配置されており、2つのギャップ形成部材31の間のスペース(以下、中綴じ用シートパスギャップとする)に、スタックされた複数のシートが収容される。ここで、中綴じ用シートスペースギャップD2は、上述したD1より小さくなっており、本実施形態ではシートを5枚程度収容することが可能な間隔とする。
【0023】
ギャップ形成部材31のシート進行方向の下流側には、中綴じ用先端ストッパ(第2のスタック手段)28が図中の矢印方向に移動可能に配置されている。後述する中綴じ折りを行う場合には、中綴じ用先端ストッパ28は、その自重、または図示せぬブラシローラ等からの推進力によって進行してくるシートSをスタックする。このとき、中綴じ用先端ストッパ28は、スタックするシートサイズに合わせて移動し、シートSをスタックさせる位置を決める。この場合、図4に示すようにシートSをスタックさせたときに、シートSの進行方向の中心線Y上の位置で上述したステープラ26により綴じ込みが行われるように中綴じ用先端ストッパ28が移動することになる。また、中綴じ用先端ストッパ28は、ステープラ26による綴じ込みが終わった後、シートSを折り曲げる際に、シートSの折り曲げ位置、つまり搬送方向の中心線Yを折りナイフ30の位置に合わせるように移動する。
【0024】
A−2.シート綴じ込み装置の動作
次に、上記構成のシート綴じ込み装置1の動作について説明する。このシート綴じ込み装置1は、図5(a),(b)に示すように、積層されたシートSの左上側部や左端側2箇所をステープルにより綴じ込む端綴じモードと、図5(c)に示すように、シートSの中心線に沿った2箇所をステープルにより綴じ込んだ後、その中心線に沿って折り曲げて週刊誌状にする中綴じ折りモードとを行うことが可能である。以下、これらの端綴じモードおよび中綴じ折りモードについて分けて説明する。
【0025】
(1)端綴じモード
まず、端綴じモードを行う場合について説明する。使用者により端綴じモードを行うことが選択されると、端綴じ用先端ストッパ25が回動させられ、図2に示す位置、つまりシートSの搬送経路を遮る位置に配置される。そして、画像形成装置から排出された記録済みのシートSが搬送ローラ20により右上側に搬送された後、シートSの自重、または図示せぬブラシローラ等からの推進力により図中左下側方向へ2点鎖線に沿って進行する。これによりシートSの下端が端綴じ用先端ストッパ25に当たる位置で、シートSがスタックされる。この後、図6に示すように、画像形成装置から排出された複数のシートSが収容される。
【0026】
そして、所定枚数のシートSが収容されると、ステープラ26またはステープラ27により、シートSの端部側(図2の下端側)にステープルによる綴じ込みが行われる。ここで、ステープラ26により綴じ込みを行った場合は、図5(b)に示すようにシートSの端部側2箇所が綴じ込まれる。一方、ステープラ27により綴じ込みを行った場合には、図5(a)に示すように、シートの左上側1箇所が綴じ込まれることになる。
【0027】
このようにしてシートSの綴じ込みが終了すると、排出ローラ21aが図2中矢印で示す方向に移動し、綴じ込みが終了したシートSを排出ローラ21bと共に挟み込む。そして、図示せぬモータにより排出ローラ21a,21bが回転させられ、綴じ込みの終了したシートSが排出トレイ23に向けて排出される。
【0028】
(2)中綴じ折りモード
一方、使用者により中綴じ折りモードが選択された場合、端綴じ用先端ストッパ25は、図7に示す位置に配置され、シートSの進行路が開放される。一方、中綴じ用先端ストッパ28は、綴じ込みを行うシートサイズに合わせて移動する。そして、画像形成装置から排出された記録済みのシートSが搬送ローラ20により右上側に搬送された後、シートSの自重、または図示せぬブラシローラ等からの推進力により図中左下側に向かって進行する。この後、シートSの下端が中綴じ用先端ストッパ28に当たる位置でシートSがスタックされる。このとき、中綴じ用先端ストッパ28は、スタックされたシートSの進行方向の中心位置がステープラ26により綴じ込みが行われる位置になるように配置される。また、スタックされた複数のシートSは、中綴じ用シートパスギャップに収容されることになる。本実施形態では、中綴じ用シートパスギャップがシート5枚程度の厚さしかないため、収容された複数のシートSがばたつきにくくなっている。
【0029】
そして、所定枚数のシートSがスタックされると、ステープラ26によりシートSの中心部の2箇所にステープルによる綴じ込みが行われる。ステープラ26による綴じ込みが終了すると、中綴じ用先端ストッパ28が図の下側に移動し、これに伴って綴じ込みが行われたシートSが下側に移動する。そして、シートSの中心位置、つまり綴じ込みが行われた位置が折りナイフ30の位置になる場所で中綴じ用先端ストッパ28が停止する。
【0030】
この後、図8に示すように、折りナイフ30が図示の位置に移動することにより、綴じ込みが行われたシートSが折り曲げられる。折り曲げられたシートSは、折りローラ32により中綴じ用トレイ33に向けて搬送される。これにより、中綴じ用トレイ33には、図5(c)に示すような週刊誌状になされたシートSが排出される。
【0031】
本実施形態に係るシート綴じ込み装置1では、中綴じ折りモードで使用される折りナイフ30、ギャップ形成部材31、折りローラ32および中綴じ用先端ストッパ28などの構成要素が端綴じモードで使用される構成要素よりもシートSの進行方向の下流側に配置されている。また、端綴じを行うには、端綴じ用先端ストッパ25等などの折りナイフ30よりも上流側の構成要素があれば足りる。すなわち、折りナイフ30よりも上流側の構成要素で端綴じを機能を有するシート綴じ込み装置を構成することができる。このような端綴じ機能のみを備える装置を構成して製造すれば、本実施形態に係るシート綴じ込み装置1における端綴じを行うための構成要素については、端綴じ機能のみを有する装置と共用することが可能となり、シート綴じ込み装置1の製造コストを低減することができる。
【0032】
また、端綴じ機能のみを有するシート綴じ込み装置を購入した後に、中綴じ折り機能が必要となった場合にも、端綴じ機能において使用される構成要素の下流側に、折りナイフ30、ギャップ形成部材31、折りローラ32および中綴じ用先端ストッパ28などの構成要素を追加すれば、端綴じ機能と中綴じ折り機能を備えるシート綴じ込み装置とすることができる。
【0033】
ところで、中綴じ折りを行う場合の折り曲げ精度や綴じ込み精度を維持するためには、スタックされるシートのばたつきを抑制する必要がある。従来の装置で中綴じ折りを行う場合には、シートパスギャップを端綴じを行う場合より小さくして、シートのばたつきを抑制していた。このため、従来の装置では、スタックされるシートパスギャップを調整する機構を設けていたが、本実施形態に係るシート綴じ込み装置1では、中綴じ用シートパスギャップは、中綴じ折りのためだけに使用されるものであるため、ギャップサイズが予め小さくなされている。すなわち、このシート綴じ込み装置1は、中綴じ折りを行うために適したシートパスギャップを有しているため、上述した調整機構を設けることなく、折り曲げ精度を維持することが可能となる。従って、中綴じ折り時における折り曲げ精度や綴じ込み精度を維持しながら、製造コストを低減することが可能である。
【0034】
なお、上述した実施形態において、揃え用パドル18に加えて中綴じ折り専用の揃えパドルを設けるようにしてもよい。この場合、中綴じ折りを行うシートは、カラー記録等がなされるシート、つまり平滑性の高いシートであることが多いため、中綴じ折り用の揃えパドルの材質や揃え方式等を平滑性の高いシートに適したものとすることが好ましい。
【0035】
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係るシート綴じ込み装置について図9を用いて説明する。なお、同図において、第1実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付けてその説明を省略する。同図に示すように、本実施形態に係るシート綴じ込み装置は、端綴じユニット80と、中綴じユニット81とから構成されている。端綴じユニット80は、搬送ローラ20、排出ローラ21a、21b、ギャップ形成部材24、端綴じ用先端ストッパ25、ステープラ26およびステープラ27が1つの枠体82に納められたものである。また、中綴じユニット81は、中綴じ折りモードで使用される折りナイフ30、ギャップ形成部材31、折りローラ32および中綴じ用先端ストッパ28が1つの枠体(支持体)83内に納められたものである。また、中綴じユニット81は、端綴じユニット80に対して着脱可能になされている。
【0036】
このようにシート綴じ込み装置を、端綴じユニット80と中綴じユニット81とからなる構成とすることによって、ユーザはシート綴じ込み装置を購入する際に、中綴じユニット81をオプションで付加するか否かを判断することができる。また、図10に示すように端綴じユニット80のみから構成されるシート綴じ込み装置を購入した後に、中綴じ折りを行わなければならなくなった場合にも、ユーザは中綴じユニット81のみを購入して端綴じユニット80に取り付ければよい。また、端綴じのみの機能を備える端綴じユニット80と、端綴じユニット80および中綴じユニット81を備える本実施形態に係るシート綴じ込む装置とでは、端綴じユニット80の部品を共用できるので、それぞれの製造コストを低減することができる。従って、ユーザが所望する機能に応じた装置をより低価格で提供することができる。
【0037】
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態に係るシート綴じ込み装置について図11を用いて説明する。同図に示すように、本実施形態に係るシート綴じ込み装置は、第1実施形態におけるギャップ形成部材31の代わりに、シートパスギャップ調整部(調整手段)100を備えた構成となっている。
【0038】
シートパスギャップ調整部100は、シートSの搬送経路に沿って配置される平板状の固定部材101および調整部材102を有している。調整部材102は、スタックされるシートの厚さ方向(図中矢印で示す)に移動可能になされており、中綴じ折りを行う場合にスタックされるシートの枚数に応じて、固定部材101との間に形成される中綴じ用シートパスギャップの間隔を調整する。この場合、調整部材102は、図示せぬ駆動装置、例えばソレノイド等により駆動される。ここで、図12に示すように、調整部材102には、複数箇所(図示は3箇所)に切り欠き部102aが形成されており、切り欠き部102aに形成される空間内を中綴じ用先端ストッパ28が図12中の上下方向に移動可能になされている。
【0039】
本実施形態に係るシート綴じ込み装置では、中綴じ折りを行う場合のシートパスギャップを調整することができる。上述したように中綴じ折り時に精度よく折り曲げを行うには、スタックされた複数のシートのばたつきを可能な限り抑えることが好ましい。第1実施形態に係るシート綴じ込み装置においても、中綴じ用シートパスギャップが小さいため(シート5枚程度の厚さ)、シートのばたつきを抑えることができた。しかし、中綴じ折りを行うシート枚数が20枚の場合もあり、この場合、第1実施形態に係るシート綴じ込み装置では、中綴じ用シートパスギャップに20枚のシートを収容することができない。この場合、ギャップ形成部材31の配置間隔を大きくして、中綴じ用シートパスギャップをシート20枚程度の大きさにすればよいが、中綴じ用シートパスギャップを20枚程度の大きさにすると、5枚程度のシートに綴じ込みを行ったときに、折り曲げ精度や綴じ込み精度が悪くなってしまうことがある。本実施形態では、綴じ込みを行うシート枚数に合わせてシートパスギャップ調整部100がシートパスギャップのサイズを調整することができるため、中綴じ折りを行うシート枚数に関わらず、常に高い折り曲げ精度および綴じ込み精度を維持することが可能である。
【0040】
また、上述した第2実施形態のように、折りナイフ30、折りローラ32、中綴じ用トレイ33、中綴じ用先端ストッパ28およびシートパスギャップ調整部100をユニットとして構成し、このユニットを第2実施形態における端綴じユニット80(図10参照)に取り付ければ、より高い折り曲げ精度を有する中綴じ折り機能を付加することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、中綴じ機能および端綴じ機能を備えるシート綴じ込み装置を低コストで製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るシート綴じ込む装置を備えた画像形成装置を示す図である。
【図2】 前記シート綴じ込み装置の構成を示す図である。
【図3】 前記シート綴じ込み装置により端綴じを行う場合のシートのスタック位置を説明するための図である。
【図4】 前記シート綴じ込み装置により中綴じ折りを行う場合のシートのスタック位置を説明するための図である。
【図5】 (a)、(b)は前記シート綴じ込む装置によって端綴じがなされたシートを示す図であり、(c)は前記シート綴じ込み装置によって中綴じ折りがなされたシートを示す図である。
【図6】 前記シート綴じ込み装置の端綴じモード時の動作を説明するための図である。
【図7】 前記シート綴じ込み装置の中綴じ折りモード時の動作を説明するための図である。
【図8】 前記シート綴じ込み装置の中綴じ折りモードにおけるシート折り曲げ時の動作を説明するための図である。
【図9】 本発明の第2実施形態に係るシート綴じ込み装置を示す図である。
【図10】 第2実施形態に係るシート綴じ込み装置における端綴じユニットを示す図である。
【図11】 本発明の第3実施形態に係るシート綴じ込み装置を示す図である。
【図12】 図11のXII−XII線に沿って視た図である。
【符号の説明】
1…シート綴じ込み装置、20…搬送ローラ、21a…排出ローラ、21b…排出ローラ、23…排出トレイ、24…ギャップ形成部材(第1の案内部材)、25…端綴じ用先端ストッパ(第1のスタック手段)、26…ステープラ、27…ステープラ、28…中綴じ用先端ストッパ(第2のスタック手段)、30…折りナイフ(折り曲げ手段)、31…ギャップ形成部材(第2の案内部材)、32…折りローラ(折り曲げ手段)、33…中綴じ用トレイ、80…端綴じユニット、81…中綴じユニット、82…枠体、83…枠体(支持体)、100…シートパスギャップ調整部(調整手段)、101…固定部材、102…調整部材
Claims (1)
- 画像形成装置によって画像が記録された複数のシートに対してステープルによる綴じ込みを行うステープラと、
前記ステープラによってシートの端部に対して綴じ込みが行われる位置で、所定の進行方向に進行してくるシートをスタックさせる第1のスタック手段と、
前記第1のスタック手段より前記進行方向の下流側に設けられ、前記ステープラによってシートの中央部に対して綴じ込みが行われる位置で、前記進行方向に進行してくるシートをスタックさせる第2のスタック手段と、
シートの進行路を挟んで第1のギャップをおいて対向配置される部材であって、前記第1のスタック手段によりスタックされる複数のシートが前記第1のギャップに収容されるようにした第1の案内部材と、
シートの進行路を挟んで前記第1のギャップよりも小さい第2のギャップをおいて対向配置される部材であって、前記第2のスタック手段によりスタックされる複数のシートが前記第2のギャップに収容されるようにした第2の案内部材とを具備し、
前記第2のスタック手段および前記第2の案内部材が単一の支持体に支持されており、この支持体が一括でシート綴じ込み装置に対して着脱可能になされていることを特徴とするシート綴じ込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23468598A JP3674326B2 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | シート綴じ込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23468598A JP3674326B2 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | シート綴じ込み装置 |
Related Child Applications (3)
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