JP3673907B2 - 載置台のストッパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降空間に隣接した収納室に配置された載置台を地震等の揺れにより移動するのを防止する機械式のストッパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の格納塔の載置台は、昇降空間に隣接した収納室に配設され、収納室と昇降空間とを往復動可能にトレイ受が水平に配置され、そのトレイ受に軸着された複数のローラ上に搭載されて支持されている。トレイ受は、昇降空間と収納室の各階の載置台の長手側の移動方向と平行に、載置台を支持する位置の前後位置に配置されている。トレイ受のローラは、載置台の前後に備えられたトレイレールに嵌め込まれ、ローラの駆動モータにより駆動回転される。
【0003】
載置台は、トレイ受のローラの駆動回転により、トレイレールを支持されて収納室から昇降空間に移動することができ、また、昇降空間から収納室に戻る移動をすることができる。昇降空間には、昇降リフトが昇降空間の上部に設けられた駆動部から吊り下げられたチェンに固定されて、駆動部がチェンを巻き上げ・巻き戻しすることによってガイドレールに沿って昇降可能にしてある。
【0004】
昇降リフトと載置台は、互いにすれ違い可能にしたホーク式のものであり、昇降リフトの昇降動作により載置台に格納物を受け渡ししたり受け取ったりすることができる。
トレイ受のローラは、ローラの駆動モータにより回転できるようにしてあり、停止状態においては駆動モータに付加されたブレーキ部によってロックされ、載置台を支持して停止させている。
【0005】
最近では、地震対策として格納塔が地震により大きく揺れても、トレイ受で支持されている載置台が収納室から移動しないように一般に知られるストッパ装置を設置している。そのストッパ装置は、電磁式のもので電気の供給を受けストッパの突出・収納動作を行なえるようにしている。
【0006】
従って、載置台を移動させるときには、電磁式のストッパをソレノイドの励磁により収納させ、横行トレイを移動可能にする。そして、横行トレイが定位置に収まると、ストッパ装置の電気の供給を停止させることでソレノイドの励磁が消え、ばねの付勢力でストッパを押し出して載置台を移動不可にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のストッパ装置では、載置台の移動指令とストッパを出し入れさせる2つの制御装置を必要として複雑な構成で、誤動作の発生とコストを高くする問題があった。
また、電源がないと動作しないために、メンテイ・調整作業を正確に行うことができないという問題もあった。
【0008】
本発明の第1の目的は、安価で誤動作が少なくメンテイ・調整作業が簡単に行える機械式のストッパ装置を提供することにあり、載置台の移動方向軌道上に機械的にストッパを突出・収納可能させるようにして、載置台を横行移動させる横行駆動部と連動してストッパを突出したり収納したりする構成にする。
【0009】
第2の目的は、第1の発明のストッパを突出・収納する機構を提供することにあり、横行駆動部の駆動力をクラッチ手段を連結して、駆動部の回転力を滑り手段によりクランク機構を回転させてストッパを突出・収納させる構成にする。
第3の目的は、第2の発明のクラッチ手段が駆動部の回転力によりブレーキ部を開閉する機構を提供することにあり、クラッチ接続部の摺動でブレーキが開閉する構成にする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、昇降空間に昇降リフトを昇降可能に配置して、昇降空間に隣接して収納室を備え、収納室には載置台を昇降空間に横行可能に配置して、載置台の横行移動と昇降リフトの昇降移動により格納物を受け渡し可能にした格納塔である。載置台は、横行駆動部により収納室から昇降空間まで往復移動可能にする。横行駆動部は、駆動モータにより軸着したローラを回転させて、載置台を横行移動可能にするトレイ受を設ける。トレイ受は、駆動モータと連結するクランク機構を設ける。前記クランク機構は、ストッパにより載置台を収納室内からの横行移動を阻止する。ストッパは、クランク機構により突出・収納可能にして、収納室のトレイ受に設ける。
前記クランク機構は、横行駆動部の回転力によりストッパを載置台の軌道上以外に収納させ、横行駆動部の回転力が停止するとストッパを載置台の軌道上に突出させるストッパ装置の機構にする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1のストッパ装置を横行駆動部の回転に回転力が加わると摺動するクラッチ手段に連結し、クラッチ手段が摺動してクランク機構に当接して、クランク機構によりストッパをシリンダ内に収納させ、クラッチ手段の回転によりストッパをシリンダ内に収納した状態にする滑り手段を設ける構成とする。
請求項3の発明は、請求項2のクラッチ手段にブレーキ部を備え、横行駆動部の回転によりクラッチ手段を摺動させて横行駆動部のブレーキ部を入り切りする構成とする。
【0012】
請求項1の構成では、載置台の横行駆動部の回転力を利用して載置台の横行移動の軌道上に載置台の移動を阻止するストッパを突出・収納可能にすることで、横行駆動部のでストッパが作動するので正確に載置台の移動を機械的に制御できる作用がある。
請求項2の構成では、横行駆動部の回転力の滑り手段により、クランク機構を回転させストッパを収納した状態に保持することが簡単な構成で行える作用がある。
【0013】
請求項3の構成では、横行駆動部の回転力を連結するクラッチ手段の摺動により、クラッチ手段がフレームに当接することで横行駆動部の回転を停止させることができ、載置台の駆動部にブレーキを備えなくてもストッパ装置がブレーキの作用をする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面で示し説明する。図1は本発明を具体化した一実施形態であり、外周面を壁面9で覆い、地上面GLに乗込場Sを設け、地下階Bを含む地上階Fに複数階の収納室6を設けた格納塔1を示す。
この格納塔1は、中央に上下方向に伸びる昇降空間Eを備え、昇降空間Eに隣接した左右に収納室6を複数階に亘って備えられている。昇降空間Eには、昇降可能にした昇降リフト2が配置してあり、格納物Cを搭載して収納室6へ入出庫可能にしてある。昇降リフト2は、格納塔1の上部に設けられた昇降駆動部(図示略)からチェン・ワイヤロープ8等により吊り下げられている。
【0015】
各階の収納室6には、載置台3が配置されて、昇降空間Eまで往復動可能に横行駆動部であるトレイ受4を備えている。そのトレイ受4は、載置台3の前後に備えられたトレイレール10を支持すると共に、ローラ7を回転させて横行移動させる。ローラ7は、各階の収納室6に配置されたトレイ受4に軸着されて、駆動モータ35により回転させられる。昇降空間Eにもトレイ受4が各階の収納室6のトレイ受4と一線上の位置で水平に取り付けられ、載置台3の移動を容易にしている。
【0016】
格納物Cは、地上面GLの乗込場Sに位置する移動床38から昇降リフト2の上昇により昇降リフト2上に搭載されて、昇降空間Eを昇降して格納室6の載置台3に受け渡しされる。載置台3は、パレット形状のものとホーク形状のものがある。パレット形状ものでは、パレット自体が昇降リフト2に載置された状態で昇降して収納室6に移動して納められる。もう一方のホーク形状のものは、ホークとホークの隙間を利用して昇降リフト2と載置台3とをすれ違い可能にしたホーク形状にして格納物Cを移載する。格納物Cの受け渡しは、昇降リフト2が昇降空間Eを昇降して、載置台3が収納室6と昇降空間Eを往復動して、昇降空間Eに載置台3を移動させ昇降リフト2の上下動により格納物Cを載置台3から受け取り又は受け渡しする。
【0017】
本実施形態では、昇降リフト2と載置台3をホークとホークにより受け渡しするホーク式のもので説明し、載置台3を横行トレイ3として説明する。
図2乃至図5は、横行トレイ3のストッパ装置14を示すものであり、図2が斜視図であり、図3が立設したガイドレール5に水平に固定されたトレイ受4のローラ7に横行トレイ3が横行移動する側面断面図である。トレイ受4のローラ7と同軸上に固定された駆動スプロケット11は、2列仕様のもので駆動スプロケット11a・駆動スプロケット11bとなり、横行駆動部であるトレイ受4のローラ7の回転と連結した駆動モータ35から駆動を受け、入力するストッパ装置14のスプロケット33にチェン12で連結して回転させる。
【0018】
スプロケット33は、隣接しているブレーキ板28と山形クラッチ31を介在して連結している。スプロケット33は、中心部を4つ山形状に突出させて形成し、他端側をストッパ装置のフレーム26の軸受により支持されている。スプロケット33の山形状は、互いに噛合う同一山形状が形成されているブレーキ板28に連結している。ブレーキ板28は、中心部にスプライン溝32が設けられ、フレーム26に支持された主軸23のスプライン24に摺動可能に嵌め込まれている。主軸23は、フレーム26に回転自在に軸着してあり、ブレーキ板28をスプライン24で支持している。
【0019】
ブレーキ板28とスプロケット33の山形状は、クラッチとしてスプロケット33が回転すると、当接板27とブレーキ板28が当接状態でブレーキ作用により主軸23を停止させていたが、図4の断面図に示す様にそのスプロケット33の回転力により、ブレーキ板28の山形状を押圧するとスプライン24上を摺動してブレーキ作用を解除し、隣接するクランクホイル21に当接する。クランクホイル21の端面は、主軸23を中心にして回転自在に軸着されてブレーキ板28との当接面側に摩擦板25を固定している。
【0020】
また、クランクホイル21とブレーキ板28間には、ブレーキスプリング22を介在して、山形クラッチ31の押圧力がないとき(トレイ受4の回転しないとき)にブレーキスプリング22の付勢力でクランクホイル21とブレーキ板28間に隙間をつくって摩擦板25とブレーキ板28の滑面29との接触を防止している。クランクホイル21には、外周付近にクランクアーム17の一端が軸着され、回転運動を直線運動に変換することができるクランク機構15にしている。
【0021】
クランクアーム17の他端は、回転自在に軸着したアームピン18がストッパ13に固定されている。アームピン18は、シリンダ16に備えられた摺動溝39をクランクホイル21の回転により上下動の直線運動を行うことになる。
しかし、摺動溝39の上死点と下死点の長さは、クランクホイル21の1サイクル回転に対し、上死点を摺動溝39より外れない長さにして、下死点を下死点まで下降しない途中に溝底39aを備えてたものに形成している。アームピン18が溝底39aに達したときには、ストッパ13がシリンダ16内に収納された状態になり、横行トレイ3の移動方向の障害がなくなり移動可能になる。
【0022】
横行トレイ3の移動中は、ローラ7が回転しているためスプロケット33が回転して、そのスプロケット33に連結しているブレーキ板28も回転して、クランクホイル21の摩擦板25とブレーキ板28の滑面29が当接して回転力を伝達している。クランクホイル21は、ストッパ13をシリンダ16内に収納した状態でアームピン18を摺動溝39の下死点の溝底39aに達した状態で回転を停止させ、ブレーキ板28との接触面を滑らしている。
【0023】
シリンダ16は、フレーム26と一体に形成してあり、ストッパ13の上下動を可能にして、シリンダ16内にストッパ押し出しばね19が介在してあり、ストッパ13を突出する付勢力が働いている。ストッパ13は、スプロケット33が回転するとクランクホイル21とブレーキ板28が当接状態になりシリンダ16内に収納され、スプロケット33の回転が停止するとクランクホイル21とブレーキ板28の当接状態が開きストッパ押し出しばね19の付勢力でストッパ13を図5の様に突出させる。
【0024】
本発明のストッパ装置14の作用について、ホーク式の格納塔1で格納物Cを入庫する動作で説明すると、始めに、格納物Cを乗込場Sに待機している移動床38上に搭載する。格納物Cは、乗込場Sから昇降リフト2に格納物Cを搭載した状態で、昇降空間Eを収納室6の階の上方位置まで昇降する。収納室6と昇降空間Eのトレイ受4は、ローラ7を同方向に回転させる。ローラ7は回転すると、ローラ軸7aと一体に固定されたスプロケット11a,11bが回転し、スプロケット11からチェン12で連結したストッパ装置14のスプロケット33が回転する。
【0025】
ストッパ装置14は、スプロケット33が回転すると、ブレーキスプリング22の付勢力で当接していたブレーキ板28と当接板27が、山形クラッチ31の作用でブレーキ板28を押圧してクランクホイル21に接近させる。ブレーキ板28は、山形クラッチ31に押圧されてスプライン軸32に沿って移動し、クランクホイル21に接触する。クランクホイル21の摩擦板25とブレーキ板28の滑面29とが接触してクランクホイル21は回転する。そして、クランクアーム17は回動して、アームピン18が摺動溝39に沿って下降し溝底39aで止まる。
【0026】
ストッパ13はアームピン18により下降され、横行トレイ3を移動可能にする。横行トレイ3の移動中は、ローラ7が回転してスプロケット33を回転させて、ストッパ13を収納した状態にしてクランクホイル21を停止させて、ブレーキ板28の滑面が摩擦板と接触した状態で滑って回転している。
【0027】
ストッパ13は、横行トレイ3が定位置の昇降空間Eに到達すると、駆動モータ35の回転を停めるために、ブレーキ板28がブレーキスプリング22の付勢力でクランクホイル21から離れ、シリンダ16内のストッパ押出しばね19により突出する。ブレーキ板28は当接板27に当接してスプロケット33の回転を停止させると共に、駆動モータ35の回転を停める作用をする。
【0028】
昇降リフト2は、格納物Cを搭載した状態で下降を始め、下方に位置する横行トレイ3とすれ違い格納物Cを横行トレイ3に移載して乗込場Sまで下降する。
横行トレイ3は、トレイ受4のローラ7の回転を始めると、前述したようにストッパ13をシリンダ16内に収納させ、ローラ7の回転により収納室6に戻ると、再びローラ7の回転を停止させ、ストッパ13を突出させて入庫を完了する。ストッパ13は突出しているので、地震等の揺れにより横行トレイ3がローラ7上を滑って移動しても安全である。なお、横行トレイ3がローラ7上を滑るときは、ブレーキ板28が当接板27と接触してローラ7の回転を停止させているため、大きな力を必要とする。
【0029】
(第2の実施形態)
図6に示し説明すると、ストッパ13は第1実施形態と同様にクランク機構15によるもので、クランクホイル21に回転を伝達する構成に特徴を有するものである。
トレイ受4のローラ7を回転させる駆動モータ35には、ブレーキが付加されている。
横行トレイ3を横行移動させるには、駆動モータ35のブレーキを解除して、ローラ7の回転力をストッパ装置14のスプロケット33に伝達する。
【0030】
スプロケット33は、フレーム26の軸受34に、両端を回転自在に支持された主軸23に固定されている。主軸23の中間付近には、クランクホイル21も回転自在に軸着されている。クランクホイル21は円筒状にして、内部に円板状のプレート40が回転可能に備えられている。プレート40は、主軸23に固定されスプロケット33と同回転する。プレート40の一端側には、クランクホイル21の内周と接触する1組のガバナ50が揺動可能にプレート40の外周に合わせて備えられている。
【0031】
ガバナ50は、図7のようにプレート40に固定してあるガバナピン52に揺動自在にガバナスプリング51の引張力により取り付けられ、外周面をクランクホイル21の内周面より若干小径にしてあり、プレート40の回転が高まるとガバナ50が遠心力の作用でガバナスプリング51の付勢力に勝って拡がりクランクホイル21の内周と接触する。ガバナ50が接触すると、ガバナ50とプレート40がガバナピン52を介して固定状態であるため、回転力をクランクホイル21に伝達してクランクホイル21を回転させる。
【0032】
クランクホイル21は、左右のいずれか一方に回転するとクランクアーム17を回動させ、シリンダ16の摺動溝39に沿ってアームピン18を下降する。アームピン18はストッパ13に固定してあるために、ストッパ13をシリンダ16内に収納することができる。摺動溝39は、クランクアーム17が下死点より上方位置で溝底39aにしてあるので、ストッパ13をシリンダ16内のストッパ押出しばね19を圧縮して収納した状態でクランクホイル21の回転を停止させる。プレート40は、ガバナ50をクランクホイル21の内周面に沿って滑って回転を続ける。ローラ7は回転して横行トレイ3を横行移動させることができると共に、プレート40も回転させてクランクホイル21に回転力を伝達し続ける。
【0033】
そして、横行トレイ3が昇降空間E又は収納室6に到達するとローラ7の回転が停止する、プレート40の回転も停止するとガバナ50に遠心力が働かず、ガバナスプリング51の引張力によりクランクホイル21の接触を断つため、クランクホイル21の回転力の保持力が無くなる。ストッパ13は、ストッパ押出しばね19の付勢力で、横行トレイ3の軌道上に突出して横行トレイ3の移動を阻止する。
【0034】
(第3実施形態)
ストッパ13のクランク機構15は、上述した第1・2実施形態と同じものであり、山形クラッチ31とブレーキ板28との機構が異なっている。図8に示し説明すると、シリンダ16と一体のフレーム26があり、シリンダ16に軸着された主軸23にクランクホーイル21が回転自在に軸着され、主軸23に設けられたスプライン溝32にブレーキ板28が摺動可能に軸着され、フレーム26と一体に固定された当接板27とブレーキ板28がブレーキスプリング22の付勢力で当接状態になっている。
【0035】
ブレーキ板28とスプロケット33間には、ボールクラッチ54が介在してあり、ブレーキスプリング22の付勢力でボールクラッチ54がスプロケット33をフレーム26に押し付けている。ローラ7が回転すると、スプロケット33はローラ7から回転力が伝達され回転すると、ボールクラッチ54に回転力を伝達する。ブレーキ板28は、当接板27にブレーキスプリング22で押し付けているので制動状態になって回転しない。ボールクラッチ54は、スプロケット33とブレーキ板28間に3か所のボール穴を備え、ボール穴にボール55を入れ込んで、ブレーキスプリング22で押し付けているが、スプロケット33が回転すると回転力をボール55を介して制動しているブレーキ板28に伝達する。
【0036】
その時に、ボール55がボール穴からずれようとしてブレーキ板28を押圧する、当接板27からブレーキ板28が離れて、離れた状態で回転力が伝達されるためクランクホイル21が回転する。クランクホイル21の回転は、ストッパ13をシリンダ16内に収納して、横行トレイ3の移動を可能にする。
スプロケット33の回転は、停止すると回転力の伝達が無くなるためにボールクラッチ54のボール55がボール穴に落ち込み、ブレーキスプリング22の付勢力で離れ、クランクホイル21とブレーキ板28の接触を解除する。ストッパ13は、クランクホイル21の回転が停止されるとストッパ押出しばね19によりシリンダ16内から突出して、横行トレイ3の移動を阻止する。
【0037】
もし、地震により格納塔1が大きく揺れたときの動作を説明すると、収納室6の横行トレイ3はローラ7により支持されているが地震の揺れによりローラ7上を滑って移動する。ところが、収納室6にはガイドレール5寄りに設置されたストッパ装置14があり、シリンダ16からストッパ13を突出しているので、横行トレイ3がローラ7上を滑って移動してもストッパ13に当接して収納室6から昇降空間Eに横行トレイ3を移動させることがない。ローラ7は、ストッパ装置14のブレーキ板28で制動されているか、駆動モータ35のブレーキ付きのものかによって、ローラ7がロックされているために地震による揺れで横行トレイ3がローラ7上を滑って移動をしようとする。ところが、ローラ7はロックされて回転しないので、ストッパ13を突出した状態にいるため、横行トレイ3の移動が収納室6内に限定されて昇降空間Eまで移動することはできない。
【0038】
本実施形態では、昇降空間Eにもトレイ受4が設置されているため、万一移動しても安全であるが、昇降空間Eにトレイ受4が設置されていない格納塔1においては、横行トレイ3と格納物Cが昇降空間Eに落下する事故になるので、本発明のストッパ装置14の安全性の効果が大きい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1の発明では、横行駆動部の回転力で載置台の軌道上にストッパを突出させたり除去したり機械的にするので、ストッパ装置の電気的な制御装置が不要で安価になり、しかも誤動作がなく確実に作動するので安全である効果がある。請求項2の発明では、ローラの回転力でクラッチ手段が入ると滑り手段でクランク機構を作動してストッパを収納することができ、ローラの回転が止まるとクラッチ手段が切れストッパが突出することができ、ローラの回転でストッパを作動させるため誤動作なく安全に作動する効果がある。
請求項3の発明では、ローラの駆動部の回転を制動するブレーキの作用をするので駆動モータのブレーキを不要として安価にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した格納塔の縦断面図。
【図2】ローラの回転力でストッパ装置の動作を説明する各装置の内部構造を示す斜視図。
【図3】載置台を支持するトレイ受とストッパ装置を示す側面図。
【図4】第1実施形態を示すストッパ装置の側面の断面図。
【図5】第1実施形態でローラの回転が停止して、ストッパを突出した状態を示す側面図。
【図6】第2実施形態のプレートの回転により遠心力で開閉するガバナ機構を採用したものでローラの回転が停止して、ストッパを突出した状態を示す側面断面図。
【図7】図6のA−A線切断面のクランクホイルとガバナの構造を示す矢視図。
【図8】第3実施形態のボールクラッチの作動を示す側面断面図。
【符号の説明】
1 格納塔
2 昇降リフト
3 載置台(横行トレイ)
4 トレイ受
5 ガイドレール
6 収納室
7 ローラ 7aローラ軸
8 チェン
9 壁面
13 ストッパ
14 ストッパ装置
15 クランク機構
16 シリンダ
17 クランクアーム
18 アームピン
19 ストッパ押出しばね
21 クランクホイル
22 ブレーキスプリング
23 主軸
24 スプライン
25 摩擦板
26 フレーム
27 当接板
28 ブレーキ板
29 滑面
30 ライニング
31 山形クラッチ
32 スプライン溝
33 スプロケット
34 軸受
35 駆動モータ
36 ストッパ受
37 ピン
38 移動床
39 摺動溝
50 ガバナ
54 ボールクラッチ
E 昇降空間
GL 地上面
F 地上階
B 地下階
C 格納物
S 乗込場

Claims (3)

  1. 昇降空間を備え、その昇降空間に隣接して複数階に収納室を備え、収納室に載置台を昇降空間に横行可能に配置し、前記昇降空間昇降可能にした昇降リフトを配置して、載置台の横行移動と昇降リフトの昇降移動により格納物を受け渡し可能にした格納塔において、
    載置台を収納室から昇降空間まで往復移動可能にする横行駆動部を設け、
    横行駆動部に駆動モータを備えると共に、軸着したローラを回転させて載置台を横行移動可能にするトレイ受を設け
    トレイ受に駆動モータの回転で動作するクランク機構を設け、
    載置台を横行移動させる横行駆動部と連結した前記クランク機構により突出・収納可能にして、収納室のトレイ受に載置台を収納室内からの横行移動の阻止をするストッパを設け、
    横行駆動部の回転力によって前記ストッパを載置台の軌道上以外に収納し、横行駆動部の回転力が停止するとストッパを載置台の軌道上に突出させる機構にすることを特徴とする載置台のストッパ装置。
  2. ストッパ装置は、横行駆動部の回転を連結すると摺動して回転するクラッチ手段と、
    クラッチ手段の摺動をクランク機構に当接して、クラッチ手段の回転によりクランク機構内のシリンダにストッパを収納した状態にする滑り手段と、
    を設けることを特徴とする請求項1記載の載置台のストッパ装置。
  3. クラッチ手段は、横行駆動部の回転力により横行駆動部のブレーキ手段を入り切りすることを特徴とする請求項2記載の載置台のストッパ装置。
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