JP3672837B2 - 圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造 - Google Patents

圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧接ハーネス製造装置において、複数本の電線の一側端末を一側接続用のコネクタに一括して圧接接続する圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の圧接ハーネス製造装置としては、例えば、特開平7−296933号公報に開示されたようなものがある。
【0003】
この圧接ハーネス製造装置は、上下方向に接離可能で、かつ、電線の送り方向に対して直交方向に少くとも一方が横方向移動可能な一対の電線検尺ローラと、該電線検尺ローラを回転させるモータと、コネクタをセット可能で、少くとも一方が電線の送り方向に対して直交方向に移動可能な一対のコネクタテーブルと、各コネクタテーブル上で昇降可能で、かつ、電線の送り方向に対して直交方向に移動可能な電線圧接ブレードと、前記一対のコネクタテーブル間を進退可能な電線供給ヘッドとを備えている。
【0004】
そして、一対のコネクタテーブルに対し、電線の送り方向の前方のコネクタテーブル上のコネクタに電線の一側端末を圧接接続させ、電線検尺ローラで電線をコネクタテーブル間で所定の長さに送り出し、電線の送り方向の後方のコネクタテーブル上のコネクタに電線の他側端末を圧接接続させてワイヤーハーネスを完成させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の圧接ハーネス製造装置では、複数本の電線の送り方向の一側端末をコネクタ内の圧接端子に一括して圧接接続するための電線圧接ブレード200を、図10に示すように、圧接位置のピッチに合わせた複数の圧接刃201を有する櫛歯状に一体形成しているので、複数本の電線をコネクタ内の圧接端子に一括して圧接接続する際に、圧接位置の無い部分まで圧接刃を入れてしまう。
【0006】
このように、圧接位置の無い部分に圧接刃が入れられると、電線の無い部分ではコネクタの両側壁が内側へ膨らむため、圧接刃によってコネクタを傷付けてしまうという問題があった。
【0007】
この問題を解決するために、従来は、コネクタに圧接接続する電線の本数とピッチに対応させた圧接刃を有する多種類の圧接ブレードを用意しておき、圧接接続する電線の本数やピッチを変更する場合には、その都度圧接ブレード200を作り換えていた。
【0008】
このため、従来の圧接ハーネス製造装置は、電線の本数やピッチを変更する場合の圧接ブレードの取り換えに手数がかかると共に、部品点数が増加するという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は電線の本数やピッチを変更する場合の圧接刃の取り換えを容易に行うことができると共に部品点数を減らすことができ、コネクタに傷を付けることのない圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数本の電線の両端をコネクタ内に収容された圧接端子にそれぞれ圧接接続してワイヤハーネスを製造する圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造であって、複数の圧接刃と、これら圧接刃を平行に、かつ、所定のピッチで係合させる圧接刃ホルダーと、前記圧接刃ホルダーに係合させた複数の圧接刃をそれぞれ圧接状態と、この圧接状態から退避させた退避状態とに回動可能に支持する支持軸と、圧接状態と退避状態とに位置させた各圧接刃を、前記圧接刃ホルダーにボルトを介して固定するカバープレートとからなることを特徴としている。
【0011】
この圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造では、複数の圧接刃を圧接刃ホルダーに係合させ、各圧接刃をそれぞれ圧接状態と、この圧接状態から退避させた退避状態とに支持軸を介して回動可能に支持し、圧接状態と退避状態とに位置させた各圧接刃をカバープレートにより圧接刃ホルダーに固定するようになっているため、各圧接刃を電線の本数やピッチに合せて変更する場合に、各圧接刃を圧接状態と退避状態とに変更するだけで、各圧接刃の圧接状態の位置を変更することができる。
【0012】
従って、電線の本数やピッチを変更する場合の圧接刃の取り換えを容易に行うことができると共に、部品点数を減らすことができる。しかも、圧接によってコネクタに傷を付けることもない。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1記載の圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造であって、前記カバープレートのボルトの挿通孔の一方を切欠き孔で形成したことを特徴としている。
【0014】
この圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造では、請求項1の発明の作用に加えて、カバープレートの一方のボルト挿通孔を切欠き孔で形成しているため、カバープレートを圧接刃ホルダーから取り外すことなく、圧接刃の取り換えを行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造の一実施形態について、図1〜図 を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る圧接刃支持構造を備えた圧接ハーネス製造装置の一実施形態を示す側面図、図2は、図1の圧接部を省略すると共に、電線供給部のプレートの半分を破断して裏面を示す平面図である。
【0017】
図1および図2に示すように、圧接ハーネス製造装置1は、複数本の電線(図9参照)2を並行に、かつ、所定の間隔で所定の長さに送り出して供給する電線供給部10と、前記電線供給部10から送り出された複数本の電線2の送り方向(矢印A方向)に対して交差方向から前記複数本の電線2の一側端末および他側端末に接続されるコネクタ(図9参照)3を供給するコネクタ供給部30とを備えている。
【0018】
また、圧接ハーネス製造装置1は、コネクタ供給部30から供給された一側端末接続用のコネクタ3a内の圧接端子に複数本の電線2の一側端末を一括して圧接接続すると共に、他側端末接続用のコネクタ3bの任意の圧接端子に複数本の電線2の他側端末を圧接接続する圧接部50と、電線供給部10から供給される複数本の電線2とコネクタ供給部30から送り出されたコネクタ3との圧接タイミングを制御する制御部130とを備えている。
【0019】
上記電線供給部10は、図1および図2に示すように検尺ローラ部11と、電線ホルダー・ガイド部12とからなる。
【0020】
検尺ローラ部11は、複数本の電線2の送り方向に対して前後に配設されると共に、複数本の電線2の送り方向に対して交差方向に所定の間隔で並設された複数個の下側検尺ローラ13を備えた下側検尺ローラ部14と、各下側検尺ローラ13に対して上下方向に接合・離間可能に対向配置された複数個の上側検尺ローラ15を備えた上側検尺ローラ部16とからなり、各下側検尺ローラ13と各上側検尺ローラ15は、サーボモータ43により図示しない伝導機構を介して同期回転される。
【0021】
複数本の電線2は、対向する下側検尺ローラ13と上側検尺ローラ15により直線的に検尺されて電線ホルダー・ガイド部12に送り込まれる。
【0022】
電線ホルダー・ガイド部12は、電線ホルダー部17と、この電線ホルダー部17を複数本の電線2の送り方向に前後移動させるホルダーガイド部18とからなる。
【0023】
電線ホルダー部17は、電線ホルダープレート19と、位置決めブロック20とを備えている。
【0024】
電線ホルダープレート19は、ホルダーガイド部18のホルダーガイド21上に着脱可能に取付けられている。
【0025】
この電線ホルダープレート19の裏側面には、図2に示すように、前記検尺ローラ部11から並行に、かつ、所定の間隔で送り出される複数本の電線2のそれぞれの挿入口22と、前記圧接部50側に設けられ所定のピッチで形成された送り出し口23とを備え、前記挿入口22と送り出し口23との間で電線2を案内する電線案内溝24が形成されている。
【0026】
本実施形態では、前記電線案内溝24を挿入口22側から送り出し口23へ向けて中央部分に寄る用に形成している。
【0027】
位置決めブロック20は、前記電線ホルダープレート19の圧接部50側に組付けられており、この位置決めブロック20の前面には、図示しない電線ガイドスリットおよびカッターブレードを組込んだプレートホルダー25が取付けられている。
【0028】
ホルダーガイド部18は、フレーム基板4のベッド5上に固定されたLMガイドレール26にLMガイド27を介して複数本の電線2の送り方向にスライド移動可能に組付けられたLMベース28と、このLMベース28に取付けられ前記電線ホルダープレート19が着脱可能に取付けられるホルダーガイド21と、LMベース28を駆動するシリンダ29とを備えている。
【0029】
コネクタ供給部30は、図1および図2に示すように複数本の電線2の一側端末に接続される一側接続用のコネクタ3aを供給するA側ホルダー部31と、他側端末に接続される他側接続用のコネクタ3bを供給するB側ホルダー部32とからなる。
【0030】
A側ホルダー部31は、複数本の電線2の送り方向に対して交差方向にフレーム基板4上に固定されたA側スライドガイド部33と、このA側スライドガイド部33上に長手方向へスライド移動可能に設けられたA側コネクタレール34とから構成されている。
【0031】
A側コネクタレール34には、複数本の電線2の一側端末に接続される一側接続用コネクタ3aを収容するコネクタ収容溝35が形成されている。
【0032】
B側ホルダー部32は、複数本の電線2の送り方向に対して交差方向に前記A側ホルダー部31と並設されてフレーム基板4上に固定されたB側スライドガイド部36と、このB側スライドガイド部36上に長手方向へスライド移動可能に設けられたB側コネクタレール37とから構成されている。
【0033】
B側コネクタレール37には、複数本の電線2の他側端末に接続される他側接続用コネクタ3bを収容するコネクタ収容溝38が形成されている。
【0034】
また、A側ホルダー部31には、前記電線ホルダー部17の位置決めブロック20を位置決めする位置決め装置39が設けられている。
【0035】
また、A側ホルダー部31には、複数本の電線2の一側端末に接続された一側接続用コネクタ3aをA側コネクタレール34のコネクタ収容溝35から取り外すコネクタ外し装置40が設けられている。このコネクタ外し装置40は、複数本の電線2の送り方向に対して交差方向に延びる取外しバー41と、この取外しバー41を揺動駆動するシリンダ42とからなる。
【0036】
圧接部50は、図1に示すように、複数本の電線2の一側端末を一側接続用コネクタ3a内の圧接端子に一括して圧接接続するA側圧接部51と複数本の電線2の他側端末を他側接続用コネクタ3b内の任意の圧接端子に圧接接続するB側圧接部52とからなる。
【0037】
A側圧接部51は、前記コネクタ供給部30のA側ホルダー部31の上方に対向配置されている。
【0038】
そして、A側圧接部51は、図3に示すように、固定基台53に固定されたラムガイド54と、このラムガイド54内に上下方向にスライド移動可能に組込まれたラム55と、このラム55の下端部に取付けられたパンチガイド56と、ラム55を昇降駆動するシリンダ57とを備えている。
【0039】
シリンダ57は、固定基板53上に設置され、前記ラム55の上端部にシリンダージョイント58を介して連動連結されている。また、ラムガイド54にはフロントプレート59がボルト60により取付けられており、このフロントプレート59によりラム55をカバーしている。
【0040】
前記パンチガイド56には、複数の圧接刃110を組込んだ圧接刃ホルダー111がボルト(図示せず)により着脱可能に取付けられている。
【0041】
前記ラム55には、ラムストッパー63がボルト64により取付けられており、このラムストッパー63は前記フロントプレート59の長孔部65から突出され、ラム55と一体的に上下動する。また、フロントプレート59の下端部には、C/Hブロック66を有するストッパーブロック67がボルト68で取付けられている。
【0042】
前記ラム55の前後壁には、モータステー69とベアリングガイド70がそれぞれボルト71により取付けられている。また、ラムガイド54の後壁には、シリンダ72が取付けられており、このシリンダ72には、ワイヤガイドステー73を介してワイヤガイド74が取付けられている。
【0043】
このワイヤガイド74は、前記A側ホルダー部31のコネクタ外し装置40によって、複数本の電線2の一側端末に接続された一側接続用コネクタ3aがコネクタ収容溝35から取外されたワイヤハーネスを下方へ押し下げるものである。
【0044】
B側圧接部52は、前記コネクタ供給部30のB側ホルダー部32の上方に対向配置されている。
【0045】
そして、B側圧接部52は、図4に示すように、前記A側圧接部51のラムガイド54に固定された上下一対のLMガイド75に、複数本の電線2の送り方向に対して交差方向にスライド移動可能に取付けられたラムガイド76と、このラムガイド76内に上下方向にスライド移動可能に組込まれたラム77と、ラムガイド76に電線2の送り方向に対して交差方向に螺合されたボールねじ78と、このボールねじ78を回転駆動するサーボモータ79と、前記ラム77の下端部に取付けられたパンチホルダー80と、このラム77を昇降駆動するシリンダ81とを備えている。
【0046】
ボールねじ78は、前記A側圧接部51のラムガイド76に固設されたモータステー69に取付けられたサーボユニット83と、同じくラムガイド76に固設されたベアリングガイド70とにより回転自在に支承され、サーボユニット83側の軸端部にはカップリング85を介してサーボモータ79に連動連結されている。
【0047】
ラム77のパンチホルダー86には、パンチガイド87がボルト88により取付けられており、このパンチガイド86にクランプガイド89,圧接刃90およびスタッフガイド91がボルト92により一体的に取付けられている。前記圧接刃90は、一本歯で形成されている。
【0048】
シリンダ81は、ラムカバー93の上端部にボルト94で取付けられたシリンダーブロック95にボルト96により固定され、接続継手97を介してラム77の下端部に連動連結されている。
【0049】
また、ラム77の上端部には、ショックアブソーバ98を取付けたストッパーステー99がボルト100により取付けられている。
【0050】
つぎに、本実施形態の圧接刃支持構造を図5〜図8を用いて説明する。
【0051】
図5は、一実施形態の圧接刃支持構造を示す分解斜視図、図6は、一実施形態の圧接刃を示す平面図、図7(a)は、一実施形態の圧接刃ホルダーを示す平面図、図7(b)は、一実施形態の圧接刃ホルダーを示す底面図、図8は、一実施形態の圧接刃支持構造の作用説明図である。
【0052】
この圧接刃支持構造は、図5に示すように、複数の圧接刃110と、これら圧接刃110を平行に、かつ、所定のピッチで係合させる圧接刃ホルダー111と、前記圧接刃ホルダー111に係合させた複数の圧接刃110をそれぞれ圧接状態と、この圧接位置から退避させた退避状態とに回動可能に支持する支持軸112と、圧接状態と退避状態とに位置させた各圧接刃110を前記圧接刃ホルダー111に固定するカバープレート113とを備えている。
【0053】
圧接刃110は、図6に示すように、所定の幅と長さおよび所定の肉厚を有するプレート状を呈し、先端部に圧接刃部114を形成するとともに、基部に前記支持軸112が挿通される支持軸挿通孔115を形成してなる。
【0054】
圧接刃ホルダー111は、図7(a),(b)に示すように、左右の側壁116,117間に、前記圧接刃110を係合させる複数の圧接刃係合溝118を並行に、かつ、所定のピッチで形成してなる。
【0055】
左右の両壁116,117には、前記支持軸112が挿通される支持軸挿通孔119が形成されると共に、左右の側壁116,117間に、前記支持軸挿通孔119に連通する角形切欠き部120が形成されている。
【0056】
カバープレート113は、図5に示すように一側端部にボルト121を挿入するボルト孔122を形成し、他側端部にはボルト121が挿入される一側を切欠いた切欠き孔123が形成されている。
【0057】
そして、図8に示すように、複数の圧接刃110をそれぞれ圧接刃ホルダー111の圧接刃係合溝118に係合させ、支持軸112を圧接刃ホルダー111に形成された支持軸挿通孔119と、各圧接刃110の基部に形成された支持軸挿通孔115とに連通して各圧接刃110を圧接刃ホルダー111内にそれぞれ回動可能に連結する。そして、各圧接刃110のうち、所望の圧接刃110を圧接状態に位置させるとともに、他の圧接刃110は圧接状態から退避させた退避状態に位置させ、カバープレート113をボルト121により圧接刃ホルダー111に取付けて各圧接刃110を圧接刃ホルダー111に固定する。
【0058】
以上説明した圧接ハーネス製造装置1では、電線供給部10の検尺ローラ部11の上下の検尺ローラ15,13で送り出された複数本の電線2は、電線ホルダー・ガイド部12の電線ホルダー部17の電線ホルダープレート19で並行に、かつ、所定の間隔に整列されて、位置決めブロック20の前面に取付けられたプレートホルダー25に送り込まれる。
【0059】
そして、電線ホルダー部17を前進させてプレートホルダー25がコネクタ供給部30のA側ホルダー部31上に進出した位置決め装置39に当接すると、複数本の電線2の一側端末がA側ホルダー部31のA側コネクタレール34上に位置決めされた後、A側コネクタレール34のコネクタ収容溝35に送り込まれた一側接続用のコネクタ3a内の圧接端子に圧接部50のA側圧接部51の複数の圧接刃61で一括して圧接接続される。
【0060】
複数本の電線2の一側端末が一側接続用のコネクタ3aに一括して圧接接続されると、電線ホルダー部17がB側ホルダー部32側へ後退すると共に、位置決め装置39がA側ホルダー部31上から退避する。そして、コネクタ外し装置40が作動してコネクタ3aをA側コネクタレール34のコネクタ収容溝35から取り外した後、ワイヤーガイド74が下降してワイヤハーネスをA側圧接部51とB側圧接部52との間に押し下げる。
【0061】
ついで、上下の検尺ローラ15,13で複数本の電線2を所定の長さに検尺して延長させた後、これら複数本の電線2の他側端末を圧接部50のB側圧接部52の一本歯の圧接刃90で、B側ホルダー部32のB側コネクタレール37のコネクタ収容溝38に送り込まれた他側接続用のコネクタ3b内の任意の圧接端子に個々に圧接接続する。電線2はコネクタ収容溝38内の他側接続用のコネクタ3b内の圧接端子に圧接される直前に電線ホルダー部17のカッターブレード(図示せず)により切断される。
【0062】
そして、複数本の電線2の他側端末に他側接続用のコネクタ3bを圧接接続した後のワイヤハーネスは、該ワイヤハーネスの自重でA側圧接部51とB側圧接部52との間から排出される。
【0063】
また、本実施形態では、各圧接刃110を電線2の本数やピッチに合せて変更するときには、カバープレート113を取付けた両ボルト121を緩めた後、カバープレート113を一側のボルト121を支点にして回動させて切欠き孔123を介して他側のボルト121から抜き離すことにより、各圧接刃110を支持軸112を介して回動可能な状態にする。
【0064】
そして、各圧接刃110のうち、電線2の本数やピッチに合せた圧接刃110を圧接状態に位置させると共に、他の圧接刃110は圧接状態から退避させた退避状態に位置させ、この状態でカバープレート113をボルト121により圧接刃ホルダー111に固定して各圧接刃110を圧接刃ホルダー111に固定することによって行われる。
【0065】
これにより、カバープレート113や圧接刃110を圧接刃ホルダー111から取り外すことなく、圧接刃110の変更を容易に行なうことができる。
【0066】
前述したように、B側圧接部52の圧接刃90はサーボモータ79で複数本の電線2の送り方向に対して交差方向にピッチ送りで移動可能であり、また、B側ホルダー部32は複数本の電線2の送り方向に対して交差方向に移動可能であるので、これにより図9(a)〜(f)に示すように種々のハーネスパターンを得ることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1の発明によれば、電線の本数やピッチを変更する場合の圧接刃の取り換えを容易に行うことができると共に部品点数を減らすことができる。
【0068】
また、電線の本数やピッチに合せて容易に圧接刃を変更できるので、コネクタに傷を付けることもない。
【0069】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、より容易に圧接刃の変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の圧接刃支持構造を備えた圧接ハーネス製造装置を示す側面図である。
【図2】図1の圧接ハーネス製造装置の圧接部を省略すると共に電線供給部の電線ホルダープレートの右半分を破断して裏面を示す平面図である。
【図3】図1の圧接ハーネス製造装置の圧接部のA側圧接部を示す分解斜視図である。
【図4】図1の圧接ハーネス製造装置の圧接部のB側圧接部を示す分解斜視図である。
【図5】一実施形態の圧接刃支持構造を示す分解斜視図である。
【図6】図5の圧接刃支持構造の圧接刃を示す平面図である。
【図7】(a)図5の圧接刃支持構造の圧接刃ホルダーを示す平面図である。(b)図5の圧接刃支持構造の圧接刃ホルダーを示す底面図である。
【図8】図5の圧接刃支持構造の作用説明図である。
【図9】(a)〜(f)は、コネクタに電線を接続した各種形態を示す平面図である。
【図10】従来の圧接ハーネス製造装置の圧接刃を示す平面図である。
【符号の説明】
1 圧接ハーネス製造装置
2 電線
3,3a,3b コネクタ
110 圧接刃
111 圧接刃ホルダー
112 支持軸
113 カバープレート
121 ボルト
123 切欠き孔

Claims (2)

  1. 複数本の電線の両端をコネクタ内に収容された圧接端子にそれぞれ圧接接続してワイヤハーネスを製造する圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造であって、
    複数の圧接刃と、これら圧接刃を平行に、かつ、所定のピッチで係合させる圧接刃ホルダーと、前記圧接刃ホルダーに係合させた複数の圧接刃をそれぞれ圧接状態と、この圧接状態から退避させた退避状態とに回動可能に支持する支持軸と、圧接状態と退避状態とに位置させた各圧接刃を、前記圧接刃ホルダーにボルトを介して固定するカバープレートとからなることを特徴とする圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造。
  2. 請求項1記載の圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造であって、前記カバープレートのボルトの挿通孔の一方を切欠き孔で形成したことを特徴とする圧接ハーネス製造装置の圧接刃支持構造。
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