JP3672269B2 - 電動船外機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、小型船舶に搭載される電動船外機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小型船舶には、船体に支持筒を支持し、この支持筒の下部に電動船外機の電動駆動ユニットを備え、一方支持筒の上部ケースに電動駆動ユニットを制御する制御ユニットを設けたものがある。
【0003】
また、小型船舶では、電動駆動ユニットと制御ユニットとを接続するワイヤは、例えば数10A(アンペア)流すため導体断面積の大きな太いものが必要となり、また電動駆動ユニットの内部の狭いスペース内で結線作業ができるように、基板を介してより可撓性の高いワイヤを用いて接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電動駆動ユニットの出力向上を行なうと、電動駆動ユニットを制御する電装部品は、発熱性大の電装部品が増加し、全て電動駆動ユニットの内部に収納することができなくなり、電動駆動ユニットの出力向上に一定の限界がある。
【0005】
また、電動船外機の出力向上を行なうと、部品点数増によって電動駆動ユニットが大型になり、また電動駆動ユニットの径が大きくなると水中の抵抗の増大、コストアップとなる。
【0006】
さらに、電動船外機の回転制御にパワー素子を用いるが、従来品に対してパワーアップを行なうために素子を増加させなければならないので、パワー素子を増加させ、従来と同じようなレイアウトを行なうと電動駆動ユニットの径を大きくしなければならなく、コストアップし、水中での抵抗も大きくなる。
【0007】
さらに、従来品では、電動駆動ユニットの内部にパワー素子を基板に取り付けたものを直接取り付けることで放熱していたが、出力向上でパワー素子の数が増えると同様には組み立てられなくなり、パワー素子を基板に取り付け直接組み付けることができなる。
【0008】
また、電動駆動ユニットと制御ユニットとを接続する太いワイヤを、通常のコストレベルで選択すると、ビニル被覆のワイヤとなり、これは狭いスペース内での結線作業をするには、剛性があり曲げにくく現実的でない。一方、基板を介して、剛性のあるワイヤと可撓性の高いワイヤを接続するためには、基板に半田付けするため、それぞれのワイヤ端部を基板孔に挿入しやすいよう半田上げ等の処理が必要である。また、例えば数10Aという基板にとっては、大きい電流なため、基板スペースを大きく必要で半田肉盛り等が必要となっていた。
【0009】
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、請求項1記載乃至請求項4記載の発明は、電動駆動ユニットの出力向上を可能とし、さらに請求項1記載の発明は、発熱性大の電装部品の冷却能力を確保しつつ全体としてコンパクトであり、さらに組立性の向上と十分な放熱経路を確保することが可能であり、また請求項2記載の発明は、従来品と部品を共用して電動駆動ユニットの径を変えずにコンパクトであり、コストダウンし、かつ水中抵抗の低減が可能であり、また請求項5記載の発明は、パワー素子の配置により省スペース化を可能にし、また請求項6記載の発明は、狭いスペースでの結線作業性を確保しつつ、比較的コストをかけない配線とすることが可能な電動船外機の制御装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1記載の発明は、船体に支持筒を支持し、この支持筒の下部に電動駆動ユニットを備え、一方支持筒の上部に前記電動駆動ユニットを制御する制御ユニットを設けた電動船外機の制御装置において、
前記制御ユニットの内部に発熱性小の電装部品を配置し、
前記電動駆動ユニットは、リアブラケットと、このリアブラケットの前側に配置される電動機と、前記リアブラケットの後側に配置されるプロペラとを有し、 前記リアブラケットは、リアブラケット内壁からの内側に延出して延びる壁状の基部と、この基部から軸方向に延びる円筒部とを有し、
前記リアブラケットの内部にリアブラケット内壁まで延びる平板状のヒートシンクを前記円筒部に挿入して配置し、
前記ヒートシンクの一側面を前記基部に接触させ、前記ヒートシンクの他側面に発熱性大の電装部品を取り付け、
前記基部と前記発熱性大の電装部品との間に前記ヒートシンクを挟み、一方側からボルトを前記発熱性大の電装部品、前記ヒートシンク、前記基部に貫通してナットを螺着し、
前記基部に前記ヒートシンクと前記発熱性大の電装部品とを前記ボルトと前記ナットにより共締めして固定し、
前記電動機の電動駆動軸を前記円筒部に貫通して前記プロペラのプロペラ軸に連結したことを特徴としている。
【0011】
このように、水中の電動駆動ユニットの内部に、より発熱する発熱性大の電装部品を配置し、それ以外の発熱性小の電装部品を、空気中の制御ユニットの内部に分割して配置することで、発熱性大の電装部品の冷却性を確保しつつ全体としてコンパクトにすることができる。
また、リアブラケットの内部にリアブラケット内壁まで延びる平板状のヒートシンクを円筒部に挿入して配置し、ヒートシンクの一側面を基部に接触させ、ヒートシンクの他側面に、発熱性大の電装部品を取り付け、基部にヒートシンクと発熱性大の電装部品とをボルトとナットにより共締めして固定するため、ヒートシンクに単体で発熱性大の電装部品を組立た後、取り付けることができ、組立性の向上と十分な放熱経路が確保される。
【0016】
請求項2記載の発明は、前記発熱性大の電装部品にスペーサを介して基板を取り付けたことを特徴としている。
【0017】
このように、発熱性大の電装部品にスペーサを介して基板を取り付けることで、発熱性大の電装部品への振動を軽減し、かつ基板とヒートシンクの間隔を一定に確保できる。
【0018】
請求項3記載の発明は、前記基板を前記円筒部を貫通して配置し、この基板にパワー素子を前記円筒部を囲むように配置したことを特徴としている。
【0019】
このように、円筒部の周りのスペース的に狭い場所にたくさんのパワー素子を配置し、パワー素子の足の方向を揃えることができるために、基板上の回路パターンの取り回しが効率よく簡単にでき、かつ省スペース化ができる。
【0022】
請求項4記載の発明は、前記電動駆動ユニットと前記制御ユニットとを接続するワイヤを有し、
前記ワイヤは、前記電動駆動ユニットの内部または、前記制御ユニットの内部に配置される部分の一部の可撓性を高くしたことを特徴としている。
【0023】
このように、ワイヤの電動駆動ユニットの内部または、制御ユニットの内部に配置される部分の一部の可撓性を高くし、ワイヤの可撓性を配置場所に応じて適切に設定したから、狭いスペースでの結線作業性を確保しつつ、比較的コストをかけない配線とすることが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の電動船外機の制御装置を図面に基づいて説明する。
【0025】
まず、この実施の形態の電動船外機の制御装置を、図1乃至図7に基づいて説明する。図1は電動船外機を搭載した船舶を示す図、図2は制御ユニットを示す図、図3は電動駆動ユニットを示す図、図4は電動駆動ユニットの基板の配置を示す断面図、図5は図4のV-V線に沿う断面図、図6は図4のVI-VI線に沿う断面図、図7は図4の左側面図である。
【0026】
小型船舶1の船体2には、その後部に取付ブラケット3がクランプ4により締付固定され、この取付ブラケット3に支持筒5が支持されている。支持筒5の下部には、電動船外機の電動駆動ユニット6が備えられ、一方、支持筒5の上部には電動駆動ユニット6を制御する制御ユニット7が設けられている。電動駆動ユニット6と制御ユニット7はワイヤ20で接続され、操作ハンドル8の操作で電動駆動ユニット6が運転される。ワイヤ20は、支持筒5内に挿通して配置されている。
【0027】
制御ユニット7は、図2に示すように下ケース10と上ケース11を有し、その内部には制御アセンブリAが内蔵され、制御アセンブリAの基板12には電動駆動ユニット6を制御するための電装部品13が組み付けられている。
【0028】
電動駆動ユニット6は、リアブラケット30を有し、このリアブラケット30の前側に電動機31が取り付けられている。電動機31の前側にカバー32が取り付けられ、さらにリアブラケット30の後側にプロペラ33が位置している。
【0029】
電動機31は、図3に示すように、ステータ34とアマチュア35を有し、電動駆動軸36には整流子37が設けられ、この整流子37に対向してブラシ38が配置されている。電動駆動軸36は、リアブラケット30の円筒部を構成するボス部30aに貫通して回動可能に支持され、電動駆動軸36はギヤ39を介してプロペラ軸40に連結されている。ギヤ39は、ギヤカバー41で覆われ、このギヤカバー41はスクリュボルト42でリアブラケット30の内部に取り付けられている。ギヤカバー41は、さらにリアブラケット30に取り付けたキャップ43で覆われている。プロペラ軸40はギヤカバー41にブアリング44を介して回動可能に軸支され、プロペラ軸40の先端にプロペラ33が取り付けられている。
【0030】
電動駆動ユニット6のリアブラケット30には、図4乃至図5に示すように、ブラシアセンブリBが内蔵され、ブラジホルダ50がスクリュボルト51によりリアブラケット30に取り付けられ、ブラジホルダ50にブラシ38が保持されている。
【0031】
リアブラケット30のボス部30aには、電動駆動軸36を支持するためのメタル軸受52が設けられている。また、リアブラケット30には、制御アセンブリCが内蔵されている。制御アセンブリCは、電動駆動軸方向にヒートシンク53、基板54,55が配置され、ヒートシンク53にはスイッチング素子(FET)56が取り付けられ、スイッチング素子(FET)56の足56aは基板54に接続されている。基板54,55はスペーサ57を介してスクリュボルト58とナット59で一定の間隔を保持して配置され、これらの基板54,55には電装部品13が取り付けられる。
【0032】
この実施例では、電動駆動ユニット6を制御するため電装部品13の内、より発熱する発熱性大の電装部品、例えばスイッチング素子(FET)56等を、電動駆動ユニット6の内部に配置し、他の発熱性小の電装部品、例えば還流ダイオード、リレー、平滑コンデンサ等を制御ユニット7の内部に分割して配置する。このように、水中の電動駆動ユニット6の内部に、より発熱する発熱性大ので電装部品を配置し、それ以外の発熱性小の電装部品を、空気中の制御ユニット7の内部に分割して配置することで、発熱性大の電装部品の冷却性を確保しつつ全体としてコンパクトにすることができる。
【0033】
図8は制御アセンブリCの拡大図、図9は基板54,55の平面図である。
【0034】
電動駆動ユニット6の内部には、制御アセンブリCがリアブラケット30に内蔵されている。制御アセンブリCの基板54,55は、導電性スペーサ60を介在して対向して配置され、導電性スペーサ60は、スペーサ取付ボルト61により締付固定されている。導電性スペーサ60は、例えば銅、真ちゅう等の金属で形成され、基板54,55に配置された電装部品13に導電性スペーサ60を介して通電可能になっている。
【0035】
このように、電動駆動ユニット6のリアブラケット30内の狭いスペースに基板54,55をレイアウトするために、2階建構造としている。また、導電性スペーサ60により、複数の基板54,55の間隔L1を一定に保つとともに、複数の基板54,55に配置された電装部品13に通電することができる。このため、電動駆動ユニット6の内部の狭いスペースに複数の基板54,55を配置することができ、組立性が向上し、かつ導電性スペーサ60により通電することで配線の削減が可能である。
【0036】
次に、制御アセンブリの他の実施の形態を説明する。図10は制御アセンブリCの拡大図、図11は基板54の平面図、図12は基板55の平面図、図13は図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【0037】
電動駆動ユニット6の内部には、制御アセンブリCがリアブラケット30に内蔵されている。制御アセンブリCの基板54,55は、導電性スペーサ60を介在して対向して配置され、リアブラケット内の狭いスペースに基板をレイアウトするために、2階建構造となっている。
【0038】
一方の基板54は、図11に示すように銅バーにより回路パターン65が形成され、この回路パターン65の一部65aをL字型に曲げて基板54上に立てている。他方の基板55は、図12及び図13に示すように銅バーにより回路パターン66が形成され、この回路パターン66の端部66aには基板55を貫通して接続孔55aが形成されている。回路パターン65のL字型に曲げて基板54上に立てた先端部を、接続孔55aに貫通して、他方の基板55の回路パターン66の端部66aに半田付67して電気的に接続している。
【0039】
このように、電動駆動ユニット6の内部に、一方の基板54に回路パターン65を曲げて基板54上に立て、この回路パターン65を他方の基板55の回路パターン66に電気的に接続し、電動駆動ユニット6の内部の狭いスペースに複数の基板54,55を配置することができ、組立性が向上し、かつ配線の削減が可能できる。
【0040】
次に、制御アセンブリの他の実施の形態を説明する。図14は制御アセンブリCの拡大図である。
【0041】
電動駆動ユニット6の内部には、制御アセンブリCがリアブラケット30に内蔵されている。制御アセンブリCのヒートシンク53及び基板54,55が配置されている。ヒートシンク53には、発熱性大の電装部品を構成するスイッチング素子(FET)56がボルト68により取り付けられている。この発熱性大の電装部品には、スペーサ69が取り付けられ、このスペーサ69を介して基板54が取り付けられている。スペーサ69は、塩化ビニル樹脂等の絶縁材で形成されている。
【0042】
このように、電動駆動ユニット6の内部に、発熱性大の電装部品を取り付けたヒートシンク53と基板54を配置し、発熱性大の電装部品にスペーサ69を介して基板54を取り付けることで、発熱性大の電装部品のスイッチング素子(FET)56がスペーサ69により支持されて振動を軽減できる。また、基板54とヒートシンク53の間隔を一定に確保でき、従来品と部品を共用して電動駆動ユニットの径を変えずにコンパクトであり、コストダウンし、かつ水中抵抗の低減が可能である。
【0043】
次に、制御アセンブリの他の実施の形態を説明する。図15は制御アセンブリCの拡大図、図16は基板54の配線面の平面図、図17は基板55の配線面の平面図、図18は基板54の半田面の平面図、図19は基板55の半田面の平面図である。
【0044】
電動駆動ユニット6の内部には、制御アセンブリCがリアブラケット30に内蔵されている。制御アセンブリCには基板54,55が配置され、パワー素子である4個のスイッチング素子(FET)56が基板54に電動駆動軸36と同じ円筒上に配置され、スイッチング素子(FET)56の足56aは基板方向に向けて揃えて半田付けされている。スイッチング素子(FET)56は基板の半田面から基板54に実装され、基板54,55は所定の距離に設定されている。基板54と基板55の回路パターン65,66は、ワイヤあるいは銅の柱等を介して4箇所で半田付70して結線されている。また、予めワイヤにかしめたターミナル71を接続し、このターミナル71を2箇所ネジ72で基板55に固定して接続され、さらに基板55にはワイヤ73が直接半田付け74され、またドライブIC75が実装される。
【0045】
このように、電動駆動軸36の周りのスペース的に狭い場所にたくさんのパワー素子を電動駆動軸36を囲むように配置し、パワー素子であるスイッチング素子(FET)56の足56aの方向を揃えることができるために、基板54上の回路パターン65の取り回しが効率よく簡単にでき、かつ省スペース化ができる。
【0047】
前記した制御アセンブリにおいて、電動駆動ユニット6の内部には、制御アセンブリCがリアブラケット30に内蔵されている。制御アセンブリCのヒートシンク53は、電動駆動軸方向から配置されて、リアブラケット30の内部の円筒面に、ボルト68により固定されている。
【0048】
このように、電動駆動ユニット6の内部に、ヒートシンク53を電動駆動軸方向から入れて、円筒面に固定するようにしたため、ヒートシンク53に単体で発熱性の電装部品を組立た後、取り付けることができ、組立性の向上と十分な放熱経路が確保される。
【0049】
次に、図20はワイヤの概略構成図、図21は図20のE方向から視た図、図22はグロメットを示す図である。
【0050】
電動駆動ユニット6と、制御ユニット7とを接続するワイヤ20は、グロメット80と、樹脂環81で結束され、支持筒5に挿通して配置される。ワイヤ20の一端側20aが制御ユニット7の内部に接続され、他方側20bが電動駆動ユニット6の内部に接続される。
【0051】
ワイヤ20の電動駆動ユニット6の内部のブラシアセンブリBのブラシ38に接続される部分には、裸圧着端子82、ワイヤ83、絶縁チューブ84、圧着スリーブ85及び熱収縮チューブ86が設けられ、可撓性を高くしている。なお、制御ユニット7の内部に配置される部分の可撓性を高くしてもよい。
【0052】
このように、ワイヤ20の電動駆動ユニット6の内部または、制御ユニット7の内部に配置される部分の一部の可撓性を高くし、ワイヤ20の可撓性を配置場所に応じて適切に設定したから、狭いスペースでの結線作業性を確保しつつ、比較的コストをかけない配線とすることが可能である。
【0053】
【発明の効果】
前記したように、請求項1記載の発明は、水中の電動駆動ユニットの内部に、より発熱する発熱性大の電装部品を配置し、それ以外の発熱性小の電装部品を、空気中の制御ユニットの内部に配置することで、発熱性大の電装部品の冷却性を確保しつつ全体としてコンパクトにすることができる。
また、リアブラケットの内部にリアブラケット内壁まで延びる平板状のヒートシンクを円筒部に挿入して配置し、ヒートシンクの一側面を基部に接触させ、ヒートシンクの他側面に、発熱性大の電装部品を取り付け、基部にヒートシンクと発熱性大の電装部品とをボルトとナットにより共締めして固定するため、ヒートシンクに単体で発熱性大の電装部品を組立た後、取り付けることができ、組立性の向上と十分な放熱経路が確保される。
【0056】
請求項2記載の発明は、発熱性大の電装部品にスペーサを介して基板を取り付けることで、発熱性大の電装部品への振動を軽減し、基板とヒートシンクの間隔を一定に確保でき、電動駆動ユニットの径を変えずにコンパクトで、コストダウンし、かつ水中抵抗の低減が可能である。
【0057】
請求項3記載の発明は、円筒部の周りのスペース的に狭い場所にたくさんのパワー素子を配置し、パワー素子の足の方向を揃えることができるために、基板上の回路パターンの取り回しが効率よく簡単にでき、かつ省スペース化ができ、電動駆動ユニットの径を変えずにコンパクトで、コストダウンし、かつ水中抵抗の低減が可能である。
【0059】
請求項4記載の発明は、ワイヤの電動駆動ユニットの内部または、制御ユニットの内部に配置される部分の一部の可撓性を高くし、ワイヤの可撓性を配置場所に応じて適切に設定したから、狭いスペースでの結線作業性を確保しつつ、比較的コストをかけない配線とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動船外機を搭載した船舶を示す図である。
【図2】制御ユニットを示す図である。
【図3】電動駆動ユニットを示す図である。
【図4】電動駆動ユニットの基板の配置を示す断面図である。
【図5】図4のV-V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】図4の左側面図である。
【図8】制御アセンブリCの拡大図である。
【図9】基板54,55の平面図である。
【図10】制御アセンブリCの拡大図である。
【図11】基板54の平面図である。
【図12】基板55の平面図である。
【図13】図12のXIII-XIII線に沿う断面図である。
【図14】制御アセンブリCの拡大図である。
【図15】制御アセンブリCの拡大図である。
【図16】基板54の配線面の平面図である。
【図17】基板55の配線面の平面図である。
【図18】基板54の半田面の平面図である。
【図19】基板55の半田面の平面図である。
【図20】ワイヤの概略構成図である。
【図21】図20のE方向から視た図である。
【図22】グロメットを示す図である。
【符号の説明】
2 船体
5 支持筒
6 電動駆動ユニット
7 制御ユニット

Claims (4)

  1. 船体に支持筒を支持し、この支持筒の下部に電動駆動ユニットを備え、一方支持筒の上部に前記電動駆動ユニットを制御する制御ユニットを設けた電動船外機の制御装置において、
    前記制御ユニットの内部に発熱性小の電装部品を配置し、
    前記電動駆動ユニットは、リアブラケットと、このリアブラケットの前側に配置される電動機と、前記リアブラケットの後側に配置されるプロペラとを有し、 前記リアブラケットは、リアブラケット内壁からの内側に延出して延びる壁状の基部と、この基部から軸方向に延びる円筒部とを有し、
    前記リアブラケットの内部にリアブラケット内壁まで延びる平板状のヒートシンクを前記円筒部に挿入して配置し、
    前記ヒートシンクの一側面を前記基部に接触させ、前記ヒートシンクの他側面に発熱性大の電装部品を取り付け、
    前記基部と前記発熱性大の電装部品との間に前記ヒートシンクを挟み、一方側からボルトを前記発熱性大の電装部品、前記ヒートシンク、前記基部に貫通してナットを螺着し、
    前記基部に前記ヒートシンクと前記発熱性大の電装部品とを前記ボルトと前記ナットにより共締めして固定し、
    前記電動機の電動駆動軸を前記円筒部に貫通して前記プロペラのプロペラ軸に連結したことを特徴とする電動船外機の制御装置。
  2. 前記発熱性大の電装部品にスペーサを介して基板を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の電動船外機の制御装置。
  3. 前記基板を前記円筒部を貫通して配置し、この基板にパワー素子を前記円筒部を囲むように配置したことを特徴とする請求項2に記載の電動船外機の制御装置。
  4. 前記電動駆動ユニットと前記制御ユニットとを接続するワイヤを有し、
    前記ワイヤは、前記電動駆動ユニットの内部または、前記制御ユニットの内部に配置される部分の一部の可撓性を高くしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電動船外機の制御装置。
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