JP3670512B2 - レバー嵌合式コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レバー操作によって雌雄一対のコネクタを嵌合させ、その嵌合を解除させるレバー嵌合式コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のレバー嵌合式コネクタとしては、例えば図8及び図9に示すようなものがある。
【0003】
このレバー嵌合式コネクタ101は、雄コネクタハウジング103と、この雄コネクタハウジング103が嵌合される雌コネクタハウジング105と、雌コネクタハウジング105に突設された軸部107に回動自在に支持されたコネクタ嵌合用のレバー109とを備えている。
【0004】
レバー109は、軸部107に固定された渦巻状のばね部材111により、レバー109の開き方向に付勢されている。
【0005】
雄コネクタハウジング103には、ガイドリブ113が突設されている。雌コネクタハウジング105には、前記雄コネクタハウジング103のガイドリブ113を案内するガイド用凹部115が設けられている。
【0006】
レバー109には、雄コネクタハウジング103のガイドリブ113と係合して、雄コネクタハウジング103を雌コネクタハウジング105へ嵌入させる方向又は雌コネクタハウジング105から雄コネクタハウジング103を離脱させる方向へ押進させるカム溝117が設けられている。
【0007】
レバー109の先端部にロック爪119が設けられており、雄コネクタハウジング103の後端側頂部には、前記ロック爪119を係合する係止アーム121が設けられている。
【0008】
このレバー嵌合式コネクタ101では、図9(a)〜図9(c)に示すように、レバー109がばね部材111に付勢された開状態で、雄コネクタハウジング103を雌コネクタハウジング105の前端側に接合し、雄コネクタハウジング103のガイドリブ113をレバー109のカム溝117の入口に係入させる。
【0009】
そして、レバー109を閉方向(矢印R方向)に回動させてガイドリブ113をカム溝117に導入し、雄コネクタハウジング103を雌コネクタハウジング105へ嵌入させる方向へ押進させる。
【0010】
そして、レバー109を前方へ倒して、全閉状態で雄コネクタハウジング103と雌コネクタハウジング105が完全に嵌合し、レバー109先端のロック爪119が雄コネクタハウジング103の係止アーム121に係合する。
【0011】
したがって、てこの原理により雌雄一対のコネクタを小さい力で嵌合させることができる。
【0012】
また、雌雄一対のコネクタが嵌合している状態から両コネクタハウジング103,105を離脱させるときには、係止アーム121を押してロック爪119の係合を解除させて、両コネクタハウジング103,105を引張ることにより、レバー109がばね部材111の付勢力により元の開状態に戻り、雄コネクタハウジング103と雌コネクタ105との嵌合が解除される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のレバー嵌合式コネクタ101では、レバー109を閉方向へ回動させるとき及びレバー109が開方向へ戻るときに、レバー109の先端部が円弧運動をするので、レバー109の回動途中においてレバー109先端部の雌コネクタハウジング105外周からの突出量が大きくなる。このため、レバー109の操作スペースを大きく必要とするとともに、その操作性にも問題があった。
【0014】
また、雌雄一対のコネクタを完全に嵌合させた状態でレバー109の先端部が雌コネクタハウジング105外周から突出しているので、レバー109の先端部に電線等の引掛かりなどによる外力がかかり、この外力によってレバー109先端のロック爪119の係止アーム121との係合が解除されて、雌コネクタハウジング105と雄コネクタハウジング103の嵌合が誤解除される恐れがあった。
【0015】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、雌雄一対のコネクタを完全嵌合させた状態又はレバーの回動途中におけるレバーの雌コネクタハウジング外周からの突出量を低減することができ、その結果、レバーの操作スペースを省スペース化することができ、さらに雌雄一対のコネクタの嵌合の誤解除を防止することができるレバー嵌合式コネクタを提供することを課題としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の端子収容室内に端子が収容された雄コネクタハウジングと、この雄コネクタハウジングが挿入・嵌合されるフード部を有し、前記端子と接続される複数の相手方端子が前記フード部に収容された雌コネクタハウジングと、前記雌コネクタハウジングに回動自在に支持されるとともに操作部が前記フード部の外側に突設されて回動動作により前記雄コネクタハウジングを前記雌コネクタハウジングのフード部内に嵌合させるレバーとを備えたレバー嵌合式コネクタであって、前記フード部内へ雄コネクタハウジングを完全に嵌合させた状態又は前記レバーの回動途中に前記操作部のフード部外周からの突出量を低減する突出量低減手段を設け、前記レバーが、一端に前記操作部が設けられたレバー本体と、このレバー本体の前記操作部側に設けられた垂直リブと、雌コネクタハウジングにレバー本体を回動自在に支持する水平リブとを備え、前記雌コネクタハウジングが、雌コネクタハウジングのフード部を形成する壁部に設けられて前記垂直リブが摺動案内される垂直リブ摺動溝と、前記水平リブが回動自在に支持されるとともに前記レバーの回動により水平リブが水平方向へ移動する水平リブ摺動溝とを備え、前記突出量低減手段が、前記水平リブ摺動溝と、前記垂直リブ摺動溝と、前記垂直リブと、前記水平リブとで形成され、雌コネクタハウジングのフード部に雄コネクタハウジングを完全嵌合した状態で、前記操作部が雌コネクタハウジング内に収容される収納部が前記フード部の壁部に設けられ、前記水平リブ摺動溝が前記収納部内に操作部が完全に収納可能に水平リブを案内するように延設されていることを特徴としている。
【0017】
この発明では、雌コネクタハウジングのフード部内へ雄コネクタハウジングを完全に嵌合させた状態又はレバーの回動途中に操作部のフード部外周からの突出量を低減する突出量低減手段を設けたので、雌雄一対のコネクタを完全に嵌合させた状態又はレバーの回動途中における操作部の雌コネクタハウジング外周からの突出量が低減される。
【0018】
したがって、レバーの操作スペースを省スペース化することができる。
【0020】
また、この発明では、雌コネクタハウジングのフード部内への嵌入時や、フード部内からの脱出時には、レバー本体の垂直リブは雌コネクタハウジングに設けられた垂直リブ摺動溝に案内されて、雄コネクタハウジングのフード部内への嵌入方向や、フード部内からの脱出方向へ直線移動するとともに、レバー本体の水平リブは雌コネクタハウジングに設けられた水平リブ摺動溝に案内されて直交方向(水平方向)へ移動する。
【0021】
したがって、このレバー本体の移動とともに操作部が嵌入方向又は脱出方向へ直線移動するので、操作部の雌コネクタハウジング外周からの突出量が低減される。
【0024】
また、この発明では、雌コネクタハウジングのフード部内に雄コネクタハウジングを完全に嵌合させた状態で、レバーの操作部を直交方向(水平方向)に押し込むことにより、水平リブは雌コネクタハウジングに延設された水平リブ摺動溝に案内されて移動するとともに操作部はフード部の壁部に設けられた収納部に完全に改善されるので、操作部の雌コネクタハウジング外周からの突出量が0(零)となる。
【0025】
したがって、雌雄一対のコネクタを完全嵌合した状態で、レバーの雌コネクタハウジング外周からの突出量が0(零)であるから、雌雄一対のコネクタを嵌合状態で小型化することができるとともに、外力等による雌雄一対のコネクタの嵌合の誤解除を防止することができる。
【0026】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレバー嵌合式コネクタであって、前記水平リブ摺動溝が、前記レバー本体が挿通する回動用凹部の対向する両対向面に設けられていることを特徴としている。
【0027】
この発明では、水平リブ摺動溝をレバー本体が挿通する回動用凹部の対向する両対向面に設けているので、水平リブは水平リブ摺動溝に案内されて水平方向へ移動するとともにレバー本体は回動用凹部を水平方向へ移動する。
【0028】
したがって、請求項1に記載の発明の作用と同等の作用が得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1〜図7を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すものの雌コネクタハウジングの平面図である。図3は、図2に示すもののIII−III線断面図である。図4は、図2に示すものの雌コネクタハウジングIV−IV線断面図である。図5(a)〜(c)、図6(d)〜(f)、図7(g)、(h)は、作用状態を示す断面説明図である。ただし、図1,図4では、レバーは回動上死点位置に位置し、図2,図3では、レバーは回動下死点位置に位置している。
【0030】
図1に示すように、このレバー嵌合式コネクタ1は、雄コネクタハウジング3と、この雄コネクタハウジング3が嵌入されるフード部5を有する雌コネクタハウジング7と、雌コネクタハウジング7のフード部5内に回動自在に支持されるとともに操作部9がフード部5の外側に突出したレバー11とを備えている。
【0031】
雄コネクタハウジング3には、図外の雌型端子を収容する端子収容室13が、左右2列に配列され、各列同数づつ所定のピッチで形成されている。各端子収容室13は、雄コネクタハウジング3の頂面3aから底面3bまで雄コネクタハウジング3を貫通し、頂面3aの開口部から、リード線の先端に取り付けられた雌型端子が装着され、底面3bの開口部から、雌コネクタハウジング7のフード部5内に起立する雄型端子15(相手端子)が挿入されるようになっている。
【0032】
雄コネクタハウジング3の底面3bには、レバー11が挿入されるレバー用凹部17が形成されている。このレバー用凹部17は、端子収容室13配列の中間に位置し、その配列に沿って雄コネクタハウジング3の底部を貫通している。レバー用凹部17には、所定位置にガイドリブ19が配設されている。このガイドリブ19は、レバー用凹部17の互いに対向する両対向面を連結して設けられ、雄コネクタハウジング3を補強している。
【0033】
図1〜図4に示すように、レバー11は、レバー本体21と、このレバー本体21の一端側頂部に前記操作部9を設けて形成されている。レバー11は、レバー本体21が雌コネクタハウジング7のフード部5内に回動自在に立設され、操作部9が雌コネクタハウジング7のフード部5の一端側壁部5aに設けられたスリット23からフード部5外へ回動自在に突出されている。
【0034】
レバー本体21の他端側底部には、その両壁面にレバー本体21を前記雌コネクタハウジング7に回動自在に支持させる回動支点となる水平リブ25がそれぞれ設けられている。
【0035】
レバー本体21の操作部9側には、その両壁面にレバー本体21を前記雌コネクタハウジング7に、前記雄コネクタハウジング3の嵌入方向Y1及び脱出方向Y2へ支持させる垂直リブ27がそれぞれ設けられている。
【0036】
レバー本体21の頂部には、雄コネクタハウジング3のガイドリブ19と係合して雄コネクタハウジング3をフード部5内への雄コネクタハウジング3の嵌入方向Y1又はフード部5内からの雄コネクタハウジング3の脱出方向Y2へ押進させるカム溝29が形成されている。
【0037】
さらに、レバー本体21の頂部には、ガイドリブ19を前記嵌入方向Y1及び脱出方向Y2と直交する直交方向Xへ移動可能に保持するガイドリブガイド用保持部31が形成されている。このガイドリブガイド用保持部31は、前記カム溝29の下面と連続形成されている。
【0038】
雌コネクタハウジング7には、雄型端子15が多数植設されている。各雄型端子15は、その一端が雌コネクタハウジング7の底部から雌コネクタハウジング7の左右両側へそれぞれ所定のピッチで突出している。雄型端子15の他端部は、雌コネクタハウジング7のフード部5内で左右2列に配列され各列同数づつ所定のピッチで起立しており、フード部5内へ雄コネクタハウジング3を嵌入させることによって、雄コネクタハウジング3の端子収容室13に配設された雌型端子に挿入接続されるようになっている。
【0039】
レバー11は、フード部5内の雄型端子15の配列に沿って、その配列の中間位置に回動自在に配設されている。
【0040】
レバー11の操作部9をフード部5から回動自在に突出させる雌コネクタハウジング7のスリット23は、フード部5の開放端面5bから嵌入方向Y1に延び、この開放端面5bに開口部を有している。レバー11は、その回動上死点位置ではスリット23の開口部から頂部が突出するようになっている。
【0041】
スリット23の互いに対向する両対向面23a,23aには、レバー本体21に設けられた垂直リブ27を嵌入方向Y1及び脱出方向Y2へ摺動案内する垂直リブ摺動溝33がそれぞれ形成されている。
【0042】
フード部5の底壁5cには、嵌入方向Y1及び脱出方向Y2と直交する直交方向Xへスリット23の下端部から延び、レバー本体21が回動自在に挿入された回動用凹部35が形成されている。この回動用凹部35の奥部の対向する両対向面35a,35aには、回動用凹部35と連通しレバー本体21に設けられた水平リブ25を直交方向X(水平方向)へ移動可能に保持する水平リブ摺動溝37が形成されている。この水平リブ摺動溝37及び回動用凹部35は、スリット23及び垂直リブ摺動溝33と互いに連通している。
【0043】
スリット23の下端部には、フード部5に雄コネクタハウジング3を完全嵌合した状態で、前記レバー11の操作部9を雌コネクタハウジング7内に収容する収納部39が形成されている。また、前記水平リブ摺動溝37は、前記収納部39内にレバー11の操作部9を収納可能に水平リブ25を案内するように延設されている。
【0044】
前記雌コネクタハウジング7のフード部5の一端側壁部5aに形成された垂直リブ摺動溝33と、フード部5の底壁5cに形成された水平リブ摺動溝37と、前記レバー11のレバー本体21の他端側底部に設けられた水平リブ25と、レバー本体21の操作部9側に設けられた垂直リブ27とにより、前記雌コネクタハウジング7のフード部5へ雄コネクタハウジング3を完全に嵌合させた状態又は前記レバー11の回動途中に前記操作部9のフード部5外周からの突出量を低減する突出量低減手段Aが形成されている。
【0045】
雌コネクタハウジング7の底面には、雌コネクタハウジング7を電気回路基板に取り付けるための位置決め突部41が2箇所に設けられている。
【0046】
以上説明したレバー嵌合式コネクタ1では、図5(a)〜(c)、図6(d)〜(f)、図7(g)、(h)に示すように、レバー11を回動上死点位置に位置させた状態で雄コネクタハウジング3の底部を雌コネクタハウジング7のフード部5内に挿入し、レバー本体21のカム溝29に雄コネクタハウジング3のガイドリブ19を導入してレバー11の操作部9を押し下げることにより、レバー本体21が水平リブ25を回動支点として回動し、該水平リブ25が水平リブ摺動溝37を直交方向X(水平方向)に移動するとするとともに垂直リブ27が垂直リブ摺動溝33を嵌入方向Y1へ移動する。このレバー本体21の回動により、レバー本体21のカム溝29の上面と雄コネクタハウジング3のガイドリブ19とが係合して雄コネクタハウジング3が嵌入方向Y1へ押進される。したがって、てこの原理により雌雄一対のコネクタを小さい力で嵌合させることができる。
【0047】
また、雌雄一対のコネクタが嵌合している状態でレバー11の操作部9を持ち上げることによりレバー本体21のカム溝29の下面と雄コネクタハウジング3のガイドリブ19とが係合し、雄コネクタハウジング3が脱出方向Y2へ押進されて、てこの原理により雌雄一対のコネクタの嵌合を小さい力で解除することができる。
【0048】
しかも、このレバー嵌合式コネクタ1では、レバー11の回動時に、垂直リブ27がフード部5の垂直リブ摺動溝33に案内されて直線移動するので、レバー11の操作部9が直線運動し、レバー11の回動途中における操作部9のフード部5外周からの突出量が低減される。
【0049】
したがって、レバー11の操作スペースを省スペース化することができるとともに操作性を向上することができる。
【0050】
また、雌コネクタハウジング7のフード部5に雄コネクタハウジング3を完全嵌合した状態で、レバー11の操作部9を直交方向X(水平方向)に押し進むことにより、水平リブ25が水平リブ摺動溝37に案内されて移動し、図7(h)に示すように、操作部9が雌コネクタハウジング7の収納部39に収容されるので、操作部9のフード部5外周からの突出量が0(零)となる。
【0051】
このとき、雄コネクタハウジング3のレバー用凹部17に配設されたガイドリブ19が、レバー本体21のカム溝29に連設したガイドリブガイド用保持部31に案内されて、レバー本体21と相対移動する。
【0052】
したがって、レバー嵌合式コネクタを嵌合状態で小型化することができるとともに嵌合の安定性を向上することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、雌コネクタハウジングのフード部内へ雄コネクタハウジングを完全に嵌合させた状態又はレバーの回動途中に操作部のフード部外周からの突出量が突出量低減手段によって低減される。
【0054】
したがって、レバーの操作スペースを省スペース化することができる。
【0055】
また、請求項1に記載の発明によれば、雄コネクタハウジングのフード部内への嵌入時や、フード部内からの脱出時には、レバー本体の垂直リブは、雌コネクタハウジングに設けられた垂直リブ摺動溝に案内されて、雄コネクタハウジングのフード部内への嵌入方向や、フード部内からの脱出方向へ直線移動するとともに、レバー本体の水平リブは雌コネクタハウジングに設けられた水平リブ摺動溝に案内されて直交方向(水平方向)へ移動する。
【0056】
したがって、このレバー本体の移動とともに操作部が嵌入方向又は脱出方向へ直線移動するので、操作部の雌コネクタハウジング外周からの突出量が低減される。
【0058】
また、請求項1に記載の発明によれば、雌コネクタハウジングのフード部内に雄コネクタハウジングを完全に嵌合させた状態で、レバーの操作部を直交方向(水平方向)に押し込むことにより、水平リブは雌コネクタハウジングに延設された水平リブ摺動溝に案内されて移動するとともに操作部はフード部の壁部に設けられた収納部に完全に改善されるので、操作部の雌コネクタハウジング外周からの突出量が0(零)となる。
【0059】
したがって、雌雄一対のコネクタを完全嵌合した状態で、レバーの雌コネクタハウジング外周からの突出量が0(零)であるから、雌雄一対のコネクタを嵌合状態で小型化することができるとともに、外力等による雌雄一対のコネクタの嵌合の誤解除を防止することができる。
【0060】
請求項2に記載の発明によれば、水平リブ摺動溝をレバー本体が挿通する回動用凹部の対向する両対向面に設けているので、水平リブは水平リブ摺動溝に案内されて水平方向へ移動するとともにレバー本体は回動用凹部を水平方向へ移動する。
【0061】
したがって、請求項1に記載の発明の作用と同等の作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すものの雌コネクタの平面図である。
【図3】図2に示すもののIII−III線断面図である。
【図4】図2に示すもののIV−IV線断面図である。
【図5】(a)〜(c)は一実施形態の作用状態を示す断面説明図である。
【図6】(d)〜(f)は一実施形態の作用状態を示す断面説明図である。
【図7】(g)、(h)は一実施形態の作用状態を示す断面説明図である。
【図8】従来例を示す分解斜視図である。
【図9】(a)〜(c)従来例の作用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レバー嵌合式コネクタ
3 雄コネクタハウジング
5 フード部
5a フード部の壁部
7 雌コネクタハウジング
9 操作部
11 レバー
13 端子収容室
21 レバー本体
25 水平リブ
27 垂直リブ
33 垂直リブ摺動溝
35 回動用凹部
35a 回動用凹部の対向面
37 水平リブ摺動溝
39 収納部
A 突出量低減手段
Claims (2)
- 複数の端子収容室内に端子が収容された雄コネクタハウジングと、この雄コネクタハウジングが挿入・嵌合されるフード部を有し、前記端子と接続される複数の相手方端子が前記フード部に収容された雌コネクタハウジングと、前記雌コネクタハウジングに回動自在に支持されるとともに操作部が前記フード部の外側に突設されて回動動作により前記雄コネクタハウジングを前記雌コネクタハウジングのフード部内に嵌合させるレバーとを備えたレバー嵌合式コネクタであって、前記フード部内へ雄コネクタハウジングを完全に嵌合させた状態又は前記レバーの回動途中に前記操作部のフード部外周からの突出量を低減する突出量低減手段を設け、前記レバーが、一端に前記操作部が設けられたレバー本体と、このレバー本体の前記操作部側に設けられた垂直リブと、雌コネクタハウジングにレバー本体を回動自在に支持する水平リブとを備え、前記雌コネクタハウジングが、雌コネクタハウジングのフード部を形成する壁部に設けられて前記垂直リブが摺動案内される垂直リブ摺動溝と、前記水平リブが回動自在に支持されるとともに前記レバーの回動により水平リブが水平方向へ移動する水平リブ摺動溝とを備え、前記突出量低減手段が、前記水平リブ摺動溝と、前記垂直リブ摺動溝と、前記垂直リブと、前記水平リブとで形成され、前記雌コネクタハウジングのフード部に雄コネクタハウジングを完全嵌合した状態で、前記操作部が雌コネクタハウジング内に収容される収納部が前記フード部の壁部に設けられ、前記水平リブ摺動溝が前記収納部内に操作部が完全に収納可能に水平リブを案内するように延設されていることを特徴とするレバー嵌合式コネクタ。
- 請求項1に記載のレバー嵌合式コネクタであって、前記水平リブ摺動溝が、前記レバー本体が挿通する回動用凹部の対向する両対向面に設けられていることを特徴とするレバー嵌合式コネクタ。
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