JP3669682B2 - 反射型液晶表示装置および携帯電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報表示システムやOA機器等の画像表示に用いられる反射型液晶表示装置およびその反射型液晶表示装置を備えた携帯電子機器に関し、特に、表示品位を低下させることなく効率良く照明することが可能なフロントライトを備え、携帯情報端末やモバイルコンピュータ等に好適な反射型液晶表示装置および携帯電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、特定の光源からの透過光量を調節することによって文字や画像を表示する透過型液晶表示装置と、周囲光を利用して文字や画像を表示する反射型液晶表示装置とに大別することができる。
【0003】
このうち、透過型液晶表示装置には、液晶セルの背面に面光源(バックライト)として蛍光管やEL等の発光源が配置される。一方、反射型液晶表示装置は、周囲光を利用して表示を行うためにバックライトを必要とせず、軽量、薄型および低消費電力という特徴を有している。さらに、表示装置に直接日光が当たるような非常に明るい環境下においては、透過型液晶表示装置では画像の視認性が著しく低下するのに対して、反射型液晶表示装置ではより鮮明に画像の視認が可能であるという利点を有している。このため、近年では、反射型液晶表示装置の需要が益々高まっており、携帯情報端末やモバイルコンピュータ等の携帯電子機器に適用される傾向がある。
【0004】
しかしながら、反射型液晶表示装置においては、周囲光を表示に利用するため、表示輝度が周囲環境に依存する度合いが非常に高く、夜間等の暗環境下では表示が充分に認識できないこともある。特に、画像のカラー化のためにカラーフィルターを設けた反射型液晶表示装置や、偏光板を設けた反射型液晶表示装置では、これが大きな問題となっている。
【0005】
そこで、充分な周囲光が得られない場合に備えて、フロントライトと称される照明装置を用いて反射型液晶セルの前面側から光を照射することが従来から提案されている。
【0006】
このフロントライトとしては、例えば、CX.PAL Vol.40(Sony Semiconductor News p.26〜p.27)に記載されているようなものが挙げられる。この従来技術では、光源からの入射光を面状発光状態に変換するための導光体を備え、導光体の出射面側に偏光板とλ/4板とを組み合わせた光学フィルムを配置したフロントライトが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術は、以下のような問題点を有していた。
【0008】
一般に、電子情報機器には、液晶表示素子を保護するためにその周囲に筐体(保護部材)が設けられており、その筐体には表示画面を観察するための開口部が設けられている。例えば、反射型液晶表示装置では、反射型液晶表示素子に形成された複数の画素で構成される表示領域のサイズよりも大きいサイズの開口部が設けられている。
【0009】
この開口部は、液晶表示素子の表示領域(画素形成領域)に画素欠けが発生しないように設計される。なお、画素欠けとは、図11に示すように、観察者400が斜め方向から開口部401aを通して表示領域402を観察した場合に、筐体401の厚さによって開口部401aと表示領域402とが重なって表示領域の一部が見えなくなる状態を言う。通常、筐体の開口部は、その取り付け誤差も考慮して、表示領域のサイズに対して周辺が1mm程度大きなサイズになるように配置される。
【0010】
ところで、反射型液晶表示素子にフロントライト(照明部)を備えた反射型液晶表示装置の場合、フロントライトを構成する導光体の観察者側(前面側)に筐体が配置されると共に、その筐体に画像を観察するための開口部が設けられる。
【0011】
この構成において、開口部のサイズよりもフロントライトの導光体のサイズが小さい場合、フロントライト点灯時に導光体の周辺端面から出射光が光漏れとして観察され、表示品位が著しく損なわれる。
【0012】
さらに、導光体の下面(観察者側と反対側)に光学フィルムを配置した場合、特に、導光体と光学フィルムとの間に粘着層が介在する場合には、導光体の端面と光学フィルムの周辺端面、および粘着層と導光体の界面から光漏れが発生し、表示品位がさらに低下する。
【0013】
しかしながら、上記CX.PAL Vol.40(Sony Semiconductor News p.26〜p.27)に記載されているフロントライトでは、これらの問題に対する解決方法は何等開示されていない。
【0014】
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、携帯性を損なうことなく、導光体の周辺端面や光学フィルムの周辺端面からの光漏れを防いで表示品位を向上させることができる反射型液晶表示装置および携帯電子機器を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明の反射型液晶表示装置は、入射光を画素毎に制御して反射させる反射型液晶表示素子と、該反射型液晶表示素子の前面側に配置され、光源および該光源からの光を端面から入射して該反射型液晶表示素子側の広面から出射する導光体を有し、該導光体の該反射型液晶表示素子側の広面に反射防止機能を有する光学フィルムが配置されたフロントライトと、該フロントライトの前面側に該反射型液晶表示素子の画像を観察するための開口部を有する保護部材とを備え、少なくとも該光源が配置されていない側面における該開口部の端面と該光学フィルムの端面との距離X3が、
【0028】
【数13】
Figure 0003669682
【0029】
(但し、kおよびk+1は開口部から光学フィルムまでの屈折率が異なる部分であって、kは部分k+1の前面に配置された部分であり、m−1は導光体の前面に配置された部位であり、mは光学フィルムの前面に配置された導光体であり、m+1は光学フィルムであり、tk+1は各部分の厚みであり、nkおよびnk+1は各部分の屈折率であり、θkは部分kにおいて入射光と画面法線方向とのなす角度であり、開口部の空気層であるk=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。さらに、nk×sinθk=nk+1×sinθk+1の関係を有する。)
の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っており、そのことにより上記目的が達成される。
【0030】
少なくとも前記光源が配置されていない側面における前記開口部の端面と前記光学フィルムの端面との距離X3が、
【0031】
【数14】
Figure 0003669682
【0032】
(但し、hおよびh+1は開口部から光学フィルムまでの屈折率が異なる部分であって、hは部分h+1の前面に配置された部分であり、th+1は各部分の厚みであり、nhおよびnh+1は各部分の屈折率であり、θhは部分hにおいて入射光と画面法線方向とのなす角度であり、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1=3゜である。さらに、nh×sinθh=nh+1×sinθh+1の関係を有する。)
の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っているのが好ましい。
【0033】
少なくとも前記光源が配置されていない側面における前記開口部の端面と前記光学フィルムの端面との距離X3が、
【0034】
【数15】
Figure 0003669682
【0035】
(但し、hおよびh+1は開口部から光学フィルムまでの屈折率が異なる部分であって、hは部分h+1の前面に配置された部分であり、th+1は各部分の厚みであり、nhおよびnh+1は各部分の屈折率であり、θhは部分hにおいて入射光と画面法線方向とのなす角度であり、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1は必要とされる視角範囲である。さらに、nh×sinθh=nh+1×sinθh+1の関係を有する。)
の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っているのが好ましい。
【0036】
少なくとも前記光源が配置されている側面における前記開口部の端面と前記光学フィルムの端面との距離X4が、
【0037】
【数16】
Figure 0003669682
【0038】
の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っているのが好ましい。
【0040】
前記光学フィルムが偏光板とλ/4板との組み合わせからなるのが好ましい。
【0041】
前記光学フィルムが偏光板とλ/2板とλ/4板との組み合わせからなるのが好ましい。
【0042】
本発明の携帯電子機器は、本発明の反射型液晶表示装置を備えており、そのことにより上記目的が達成される。
【0043】
以下に、本発明の作用について説明する。
【0044】
上述したように、液晶表示素子を保護するための保護部材(筐体)には、フロントライトの前面側に、画像を観察するための開口部が表示領域に画素欠けが生じないように設けられる。この開口部のサイズよりも導光体のサイズが小さい場合には導光体の周辺端面から光漏れが生じて表示品位が著しく低下する。そこで、本発明にあっては、少なくとも光源が配置されていない側面において、開口部の端面と導光体の端面との距離X1を0≦X1にして導光体の端部が筐体で覆われるようにする。液晶表示素子の表示領域が小さい場合には、開口部端面と導光体端面とはほぼ一直線上に観察され、開口部の端面に対して導光体端面が外側に配置されていれば、すなわち0≦X1であれば、導光体端面から生じる光漏れを防止することができるからである。
【0045】
ところで、液晶表示素子の視角範囲とは、一般に、液晶表示素子の視角依存性によって斜め方向から表示部を観察した場合に、本来黒色で表示されるべき画像が白っぽく見えたり、階調が反転することにより、コントラストが低下したり、コントラストの反転が生じたりして、観察者が表示画像を正確に読み取れない状態を除いた観察範囲のことを言う。通常の液晶表示素子においては、左右上下共に約±80゜程度の視角範囲を有している。よって、視角範囲(80゜以上)の上限としては80゜を考慮すればよく、それ以上に導光体を大きくする必要はない。さらに、導光体を大きくすることは、電子機器の大型化を招き、携帯性を損なうおそれがある。そこで、本発明にあっては、少なくとも光源が配置されていない側面における開口部の端面と導光体の端面との距離X1が、
【0046】
【数17】
Figure 0003669682
【0047】
(但し、開口部の空気層であるi=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆う。これにより、小型画面のように比較的視角範囲を必要としない場合には視角範囲の下限である0゜から、大型化された画面のように広い視角範囲を必要とする場合には視角範囲の上限である80゜まで、携帯性を損なわずに導光体端面からの光漏れや不要な反射光を防ぐことができ、小型で携帯性に優れ、低消費電力な電子情報機器に用いるのに適した反射型液晶表示装置が得られる。
【0048】
また、導光体からの光漏れを防止するためには、観察者が画面を観察した場合に、観察可能な領域を考慮すればよい。例えば、2型サイズの液晶表示素子を、観察者が通常の使用範囲である300mmの位置から観察した場合、図8に示すように、パネル800の長辺側では有効表示エリア(画素形成領域)から3.87゜(約4゜)の角度に相当する領域まで観察され、短辺側では2.91゜(約3゜)の角度に相当する領域まで観察される。
【0049】
このため、液晶表示素子の前面に導光体を配置した場合、その端面を見込み角に相当する領域以上の位置に配置することにより、導光体端面からの光漏れが観察者に到達するのを防止することができる。よって、例えば2型サイズの液晶表示素子の場合には、見込み角が約3゜に相当する領域以上に導光体を延長することにより、正面方向での光漏れを防ぐことができる。より好ましくは、見込み角が約4゜に相当する領域の長さを考慮する。なお、画面サイズが2型以上に大きくなった場合、画面に対する見込み角は大きくなり、これに相当する長さも長くなるが、液晶表示素子の視角特性を考慮して、視角範囲80゜以下に相当する長さとするのが好ましい。よって、本発明にあっては、少なくとも光源が配置されていない側面における開口部の端面と導光体の端面との距離X1が、
【0050】
【数18】
Figure 0003669682
【0051】
(但し、開口部の空気層であるj=1においてn1=1.00であり、θ1=3゜である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。これにより、小型サイズの液晶表示素子にフロントライトを使用した場合にも光漏れを防止して表示品位の向上を図ることができる。
【0052】
さらに、各液晶表示素子に必要とされる視角範囲に応じて、少なくとも光源が配置されていない側面における開口部の端面と導光体の端面との距離X1が、
【0053】
【数19】
Figure 0003669682
【0054】
(但し、開口部の空気層であるj=1においてn1=1.00であり、θ1は必要とされる視角範囲である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。これにより、各液晶表示素子の視角特性に応じて、光漏れを防止して表示品位の向上を図ることができる。
【0055】
一方、光源が配置されている側面では、光源が配置されていない側面に比べて光源からの光の強度が強く、光源から直接入射して反射される光を防止する必要がある。
【0056】
例えば、図9(a)に示すように、導光体907の観察者側に入出力機器であるタッチパネル908を配置した構成例を考えると、光源909が配置された端面では、視角θ1方向から入射した光(i=1番目の空気層901から入射した光)は、PETフィルム902、透明電極903、空気層904、透明電極905およびガラス基板906の各層に入射して屈折され、順次スネルの法則に応じてn+1番目(ここでは7番目)に配置された導光体907の下面まで到達するまでに距離X1が必要である。筐体900の開口部端面と導光体の端面との距離X2には、この距離X1に加えて、光源909から直接発した光が導光体907の下面で反射される距離αに相当する分を余分に考慮する必要がある。なお、図9(a)の部分拡大図である図9(b)に示すように、導光体907の下面では光が反射すると考えられるため、距離αは、角度θ7、導光体の厚さおよび導光体の屈折率に相当する距離を考慮すれば良い。よって、本発明にあっては、少なくとも光源が配置されている側面では、開口部の端面と導光体の端面との距離X2が、
【0057】
【数20】
Figure 0003669682
【0058】
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。これにより、視角範囲の下限である0゜から視角範囲の上限である80゜まで、携帯性を損なわずに導光体端面からの光漏れや光源から直接入射される反射光を防止することができる。
【0059】
さらに、光源が配置されている側面でも、上述したようにパネルの見込み角(例えば2型サイズの液晶表示素子の場合には短辺側で約3゜、長辺側で約4゜)に相当する長さを考慮して筐体の開口部の端面と導光体の端面の距離を設定するのが好ましい。
【0060】
導光体の反射型液晶表示素子側の広面に光学フィルムを配置した場合には、光学フィルムの周辺端面で光漏れが発生する。よって、少なくとも光源が配置されていない側面における開口部の端面と光学フィルムの端面との距離X3が、
【0061】
【数21】
Figure 0003669682
【0062】
(但し、開口部の空気層であるk=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。)
の範囲になるように光学フィルムの端面を筐体で覆うのが好ましい。
【0063】
この場合にも、開口部端面に対して3゜方向から観察した場合の長さを考慮して、少なくとも光源が配置されていない側面における開口部の端面と光学フィルムの端面との距離X3が、
【0064】
【数22】
Figure 0003669682
【0065】
(但し、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1=3゜である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。さらに、各液晶表示素子に必要とされる視角範囲に応じて、少なくとも光源が配置されていない側面における開口部の端面と光学フィルムの端面との距離X3が、
【0066】
【数23】
Figure 0003669682
【0067】
(但し、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1は必要とされる視角範囲である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。
【0068】
さらに、導光体の下面に光学フィルムを配置した場合についても、光源が配置されている側面では、光源が配置されていない側面に比べて光源からの光の強度が強い。
【0069】
例えば図10に示すように、導光体1008の観察者側に入出力機器であるタッチパネル1010を配置した構成例を考えると、光源1011が配置された端面では、視角θ1方向から入射した光(k=1番目の空気層1001から入射した光)は、PETフィルム1002、透明電極1003、空気層1004、透明電極1005、ガラス基板1006および導光体1007の各層に入射して屈折され、順次スネルの法則に応じてm+1番目(ここでは8番目)に配置された光学フィルム1008の下面まで到達するまでに距離X3が必要である。筐体1000の開口部端面と光学フィルムの端面との距離X4には、この距離X3に加えて、光源1011から直接発した光が光学フィルム1008の下面で反射される距離βに相当する分を余分に考慮する必要がある。この場合にも、図10(a)の部分拡大図である図10(b)に示すように、光学フィルム1008の下面では光が反射すると考えられるため、距離βは、角度θ7、角度θ8、導光体と光学フィルムの厚さ、導光体と光学フィルムの屈折率に相当する距離を考慮すれば良い。よって、本発明にあっては、少なくとも光源が配置されている側面では、開口部の端面と光学フィルムの端面との距離X4が、
【0070】
【数24】
Figure 0003669682
【0071】
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。これにより、視角範囲の下限である0゜から視角範囲の上限である80゜まで、光学フィルムの厚さ方向で生じる反射光や光学フィルムによる位相の補償が不十分であるために生じるフィルム周辺での反射光を防止することができる。
【0072】
さらに、光源が配置されている側面でも、上述したようにパネルの見込み角(例えば2型サイズの液晶表示素子の場合には短辺側で約3゜、長辺側で約4゜)に相当する長さを考慮して筐体の開口部の端面と光学フィルムの端面の距離を設定するのが好ましい。
【0073】
上記光学フィルムとして反射防止機能を有するものを用いれば、光源からの光と導光体出射面(反射型液晶表示素子側の広面)での反射光との干渉を防ぐことができる。
【0074】
上記光学フィルムとして偏光板とλ/4板とを組み合わせたフィルムを用いれば、λ/4板と反射型液晶表示素子の対向ガラス基板表面での不要反射光をカットしてコントラスト低下を防ぐことができる。
【0075】
さらに、上記光学フィルムとして偏光板とλ/2板とλ/4板とを組み合わせたフィルムを用いれば、光の波長に対する位相遅れの交差を補償して円偏光状態を維持することができ、λ/4板と反射型液晶表示素子の対向ガラス基板表面での不要反射光をより一層防ぐことができる。
【0076】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0077】
図1(a)は本実施形態の反射型液晶表示装置100の構成を示す断面図であり、図1(b)はその平面図である。
【0078】
この反射型液晶表示装置100は、反射型液晶表示素子106の前面側(観察者側)にフロントライト110が配置されている。
【0079】
フロントライト110は、光源101とそれを覆うように設けられた拡散反射シート103、光源101からの光を端面102a(入射面)から入射して広面(出射面)102bから出射する導光体102、および導光体102の背面側に設けられた光学フィルム105を備えている。
【0080】
この光学フィルム105は、図2に示すように、観察者側から偏光板105a、λ/2板105b、λ/4板105cによって構成され、その総厚みは0.45mmであり、その屈折率は約1.50である。
【0081】
本実施形態では、フロントライト110の導光体102をポリメチルメタクリレート(屈折率n=1.49)を用いて射出成形により作製し、厚さ1mmの平行平板形状とした。この導光体102の出射面102bと対向する対向面102cには、伝搬部102dと反射部102eが繰り返し形成されたプリズム状の周期構造102fを形成した。周期構造102fのピッチPを0.39mm、伝搬部102dの幅P1を0.38mm、反射部102eの幅P2を0.1mmとし、反射部102eの傾斜角度を約45゜とすることにより、光源101からの入射光を面状の出射光に変換して反射型液晶表示素子に照射できるようにした。
【0082】
反射型液晶表示素子106は、図3に示すように、ガラス基板106a上にカラーフィルタ107と透明電極108aが形成された対向基板と、ガラス基板106b上に複数のTFT(薄膜トランジスタ)素子(図示せず)と反射電極108bが形成されたTFT基板との間に液晶層109が挟持されている。
【0083】
この反射型液晶表示装置100は、図1に示すように、反射型液晶表示素子106とフロントライト110の周囲を覆うように筐体104が設けられており、筐体104にはフロントライト110の前面側に画像を観察するための開口部104aが設けられている。なお、図1(b)において、X1は光源101が配置されていない側面における開口部104aの端面と導光体102の端面との距離を示し、X2は光源101が配置されている側面における開口部104aの端面と導光体102の端面との距離を示し、X3は光源101が配置されていない側面における開口部104aの端面と光学フィルム105の端面との距離を示し、X4は光源101が配置されている側面における開口部104aの端面と光学フィルム105の端面との距離を示す。
【0084】
本実施形態では、反射型液晶表示素子106として表示領域116が縦59.4mm×横79.2mmである3.9型の反射型液晶表示素子を用いた。また、筐体104の開口部104aのサイズは、縦61.4mm×横81.2mmとして、表示領域の画素欠けが発生しないように、表示領域よりも周辺を1mm大きく配置した。さらに、後述する導光体端面からの光漏れを防止するために、導光体102の外形サイズを縦64.7mm×横83.8mmとし、光学フィルム105のサイズは縦63.7mm×横82.8mmとした。
【0085】
以下に、この反射型液晶表示装置100における光漏れの防止について説明する。
【0086】
図4(a)は、光源が配置されていない側面における導光体202の端面202a、筐体204の開口部端面204aおよび光学フィルム205の端面205aの配置関係を示し、図4(b)は、光源201が配置された側面における導光体202の端面202b、筐体204の開口部端面204bおよび光学フィルム205の端面205bの配置関係を示す。なお、この図4において、206は反射型液晶表示素子である。
【0087】
図4(a)において、例えば、観察者200が表示領域端部を角度θ1=40゜の方向から観察した場合、導光体202の屈折率nd=1.49、導光体厚みtd=1.00mmを考慮すると、
1.00(空気の屈折率)×sinθ1=nd×sinθ2
であるので、観察者200は開口部端面204aから
Figure 0003669682
だけ外側の位置を観察することになる。
【0088】
さらに、光学フィルム205の屈折率nk=1.50および光学フィルム厚みtk=0.45mmを考慮すると、
nd×sinθ2=nk×sinθ3
であるので観察者200は開口部端面204aから
Figure 0003669682
だけ外側の位置を観察することになる。
【0089】
このとき、光学フィルムを有しないフロントライトでは、開口部端面204aと導光体202の端面202aとの距離X1が0.48mmよりも小さいと、開口部端面204aに距離Xから表示に関与しない光が反射し、観察者がこの反射光を観察することになるので表示品位が低下する。
【0090】
同様に、光学フィルムを有するフロントライトでは、開口部端面204aと光学フィルム205の端面205aとの距離X3が0.70mmよりも小さいと、開口部端面204aに距離X’から表示に関与しない光が反射し、観察者がこの反射光を観察することになるので表示品位が低下する。
【0091】
そこで、本実施形態では、開口部端面204aと光学フィルム205の端面205aとの距離X3を上記距離X’以上の0.8mmとすることにより、光学フィルム205の端面205aでの不要反射光を防いで表示品位を向上することができた。
【0092】
一方、図4(b)に示す光源201が配置された側面では、光源201からの光の強度が他の端面に対して強いので、開口部端面204bと光学フィルム205の端面205bとの距離X4が上記距離X’に導光体202と光学フィルム205での反射分に相当する距離(上述の図10(a)および図10(b)に示したβ)を考慮した距離以上になるように、光学フィルム205の端面202bを配置するのが好ましい。
【0093】
そこで、本実施形態では、開口部端面204bと光学フィルム205の端面205bとの距離X4を1.50mmとすることにより、光学フィルム205の端面205bでの不要反射光を防いで表示品位を向上することができた。
【0094】
さらに、図4(a)に示す光源が配置されていない側面では、開口部端面204aと導光体202の端面202aとの距離X1”を1.30mmとし、図4(b)に示す光源201が配置された側面では、開口部端面204bと導光体202の端面202bとの距離X2”を2.0mmとした。これにより、情報電子機器の携帯性を損なわずに導光体202の端面202a、202bからの光漏れや光源から直接入射して反射される光を防止することができる。
【0095】
なお、距離X1”と距離X3とを同じ長さにしても、距離X2”と距離X4を同じ長さにしても、各々が上記距離X’やX’に導光体202と光学フィルム205での反射分に相当する距離βを考慮した距離以上であれば光学的には問題は生じない。その理由は、光漏れを防止するための距離としては最下面に配置された導光体の端面または光学フィルムの端面までの距離を考慮すればよいからである。但し、光学フィルムを貼り付ける場合には、その貼り付け精度等を考慮すると、導光体よりも光学フィルムが大きいと周辺でフィルム剥がれ等の問題が発生することがある。本実施形態では、光学フィルムを粘着層を介して導光体の出射面に配置しているので、光学フィルムの周辺剥離を防止するために光学フィルムのサイズを導光体のサイズよりも小さくしているのである。ここで、フィルムの貼り合わせ精度は基準位置に対して約±0.5mmであり、導光体の成型精度を考慮しても、導光体のサイズはフィルム端面から高々数mm程度大きくなるに過ぎない。この程度であれば、液晶パネル端部の実装領域内に十分収まるので、表示装置全体としての携帯性を損なうことはない。
【0096】
さらに、上述の各値は、導光体の下面に光学フィルムを配置した場合の一例であり、導光体の下面に光学フィルムを配置しない構成のフロントライトでは、光源が配置されていない側面で距離X1が距離X以上になるようにフロントライトを配置すればよい。一方、光源が配置された側面では距離X2が距離Xと導光体202での反射分を考慮した距離(図9(a)および図9(b)に示したα)以上になるようにフロントライトを配置すればよい。
【0097】
次に、偏光板とλ/4板とを組み合わせた光学フィルムを用いた場合に得られる光の偏光状態の変化について説明する。
【0098】
図5に示すように、導光体の出射面側に配置される光学フィルムは、観察者側から順に偏光板301およびλ/4板302の順に配置される。このとき、λ/4板302の遅相軸(または進相軸)は偏光板301の透過軸(または吸収軸)に対して45゜の角度を成すように配置される。
【0099】
このような光学フィルムに導光体から出射した光または周囲からの外光が入射した場合、入射光300aは偏光板301を通過する過程で偏光状態が一様な直線偏光300bとなってλ/4板302に入射し、円偏光300cに変換される。
【0100】
円偏光300cは、通常、液晶表示素子に入射して変調されることで画像が表示されるが、同時に、液晶表示素子の観察者側に配置された対向ガラス基板303の表面で約4%程度の反射光が生じる。この反射光300dは画像表示には寄与しない不要な光であり、表示のコントラストを低下させる原因となる。
【0101】
しかし、偏光板301とλ/4板302との配置によって、対向ガラス基板303の表面で反射した円偏光300dは、その位相が180゜変調された円偏光となり、λ/4板302によって円偏光300dが偏光板301の透過軸と直交する直線偏光300eに変換される。この結果、不要な反射光が偏光板301によってカットされ、コントラスト低下の無い反射型液晶表示装置が得られる。
【0102】
特に、本実施形態のように偏光板とλ/4板との間にλ/2板を配置した光学フィルムでは、光の各波長に対する位相遅れの交差を補償することができるので、円偏光状態を維持することができ、不要光の発生を防止する効果をより高くすることができる。
【0103】
さらに、斜め方向から観察した場合に発生する光学フィルム端面からの光漏れ、すなわち、光学フィルムの厚さ方向で発生する反射光や位相の補償が不十分であるために発生する光学フィルム周辺での反射光は、開口部端面と光学フィルム端面との距離X3、X4を上記範囲に設定することで防止することができる。
【0104】
なお、本実施形態においては、画面サイズが3.9インチの反射型液晶表示素子を用い、その視角範囲として40゜までを考慮して、筐体の開口部端面と導光体端面との距離X1およびX2、開口部端面と光学フィルム端面との距離X3およびX4を設定したが、本実施形態の値に限定される訳ではなく、光学フィルムが配置されていないフロントライトでは距離X1が
【0105】
【数25】
Figure 0003669682
【0106】
(但し、開口部の空気層であるi=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。)
距離X2が
【0107】
【数26】
Figure 0003669682
【0108】
の範囲になるように設定すればよく、光学フィルムを配置したフロントライトでは距離X3が
【0109】
【数27】
Figure 0003669682
【0110】
(但し、開口部の空気層であるk=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。)
距離X4が
【0111】
【数28】
Figure 0003669682
【0112】
の範囲になるように設定すればよい。
【0113】
例えば、画面の大型化に伴って視角範囲が必要な場合には80゜を上限に設定すればよく、画面サイズが小型である場合には視角範囲0゜以上の値であれば不要な光漏れを防止することができる。
【0114】
下記表1に視角範囲と光漏れが観察されない距離X1、X2、X3およびX4の最小値の関係を示す。なお、距離X1およびX2は導光体の出射面に光学フィルムを配置しない構成のフロントライトを示し、距離X3およびX4は導光体の出射面に光学フィルムを配置した構成のフロントライトを示す。
【0115】
【表1】
Figure 0003669682
【0116】
各反射型液晶表示装置に必要とされる視角範囲に応じて、上記表1に示した数値以上に距離X1、X2、X3およびX4を設定すればよい。
【0117】
さらに、フロントライトの観察者側にタッチパネル等の入出力機器や他の部材、空気層や接着層等がある場合には、それらの厚みや屈折率をも考慮して導光体の端面や光学フィルムの端面を配置することができる。
【0118】
例えば、図6に、導光体の観察者側に入出力機器であるタッチパネルを配置した構成例を示す。タッチパネル608は、一般に、観察者側からPETフィルム602、透明電極603、空気層604、透明電極605、ガラス基板606により構成されている。そして、空気層604の両側に配置された透明電極603、605の接触状態および非接触状態における電気抵抗または電気容量の変化を電気信号に変換する入出力機器である。この図6において、600は筐体であり、601はタッチパネル608の前面側の空気層であり、607は導光体である。
【0119】
この構成において、視角θ1方向から入射した光(i=1番目の空気層601から入射した光)は、i=2番目のPETフィルム602により屈折され、その下層に配置されたi=3番目の透明電極603に入射して屈折される。さらに、順次スネルの法則に応じて入射して屈折され、i=n+1番目(ここでは7番目)に配置された導光体607の端面(距離X1の位置)まで到達する。このため、導光体607の端面に発生する漏れ光は、視角θ1方向に到達することになる。
【0120】
よって、フロントライトを構成する導光体の前面(観察者側)にタッチパネル等の入出力機器や保護板等の部材を設けた場合には、各層の厚みや屈折率を考慮して、筐体の開口部端面から導光体の端面までの距離X1を決定する必要がある。
【0121】
さらに、導光体の下面に光学フィルムを配置した場合には、m+1番目に配置された光学フィルムを考慮する。
【0122】
例えば、図7に、導光体の観察者側に入出力機器であるタッチパネルを配置し、導光体の下面に光学フィルムを配置した構成例を示す。タッチパネル710は、観察者側からPETフィルム702、透明電極703、空気層704、透明電極705、ガラス基板706により構成されている。この図7において、700は筐体であり、701はタッチパネル710の前面側の空気層であり、707は導光体であり、708は光学フィルムである。
【0123】
この構成において、視角θ1方向から入射した光(k=1番目の空気層701から入射した光)は、PETフィルム702〜導光体707に順次スネルの法則に応じて入射して屈折され、さらに、k=m+1番目(ここでは8番目)に配置された光学フィルム708の端面(距離X3の位置)まで到達する。このため、光学フィルム708の端面に発生する漏れ光は、視角θ1方向に到達することになる。
【0124】
よって、導光体の下面に光学フィルムを配置した場合には、m+1番目に配置された光学フィルムを考慮して筐体の開口部端面から導光体の端面までの距離X3を決定する必要がある。
【0125】
これらは、光源が配置された側面における筐体の開口部端面から導光体の端面までの距離X2およびX4についても同様である。
【0126】
上述したタッチパネルにおいて、使用される透明電極603、605や空気層604が非常に薄い場合、例えば光学的に干渉膜厚程度である場合には、これらの層の屈折率や厚みは無視することもできる。
【0127】
なお、上記各数値は、これらに限定されるわけではなく、導光体や光学フィルムの厚さ、屈折率が変化すれば、これらに従って適宜選択する必要がある。さらに、導光体の観察者側またはパネル側に入出力機器(タッチパネル等)や保護板等を配置する場合には、これらの厚さや屈折率を考慮して導光体や光学フィルムの端面から筐体の開口部端面までの距離を決定する必要がある。
【0128】
さらに、画面が正方形ではない場合、画面サイズが大きくなったり、その縦横比が大きくなったりすると、見込み角が長辺方向と短辺方向とで異なることも考えられる。このような場合には、上述した筐体の開口部端面から導光体の端面または筐体の開口部端面から光学フィルムの端面までの距離を、長辺方向と短辺方向とで異ならせて設定してもよい。
【0129】
本実施形態において、光学フィルムとして偏光板とλ/2板とλ/4板とを組み合わせたものを用いたが、これに限定される訳ではなく、偏光板とλ/4板とを組み合わせたものを用いてもよい。この場合にも、液晶表示素子の対向ガラス表面で反射される不要な反射光を偏光板とλ/4板によりカットしてコントラストを改善することができる。
【0130】
さらに、光学フィルムとして反射防止フィルムを用いてもよい。例えば、TAC(トリアセチルセルロース)フィルム上に誘電体薄膜を交互に形成し、薄膜の干渉作用によって反射エネルギーを低下させた反射防止フィルムを用いることができる。より具体的には、TACフィルム上に第1層としてMgF2(屈折率nm=1.38、厚さ100nm)、第2層としてCeF3(屈折率nc=2.30、厚さ120nm)、第3層としてTiO2(屈折率nti=1.63、厚さ120nm)、第4層としてMgF2(屈折率nm=1.38、厚さ100nm)を真空蒸着法によって形成することにより広帯域な波長で反射防止フィルムを作製することができる。この反射防止フィルムの厚さは0.11mmで屈折率は1.50である。
【0131】
導光体材料についても本実施形態に示したものに限られず、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂やポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂等に代表される透明樹脂やガラス等を適宜用いて、射出成形等の加工法によって成形して作製することができる。
【0132】
さらに、導光体の観察者側に形成された周期構造はプリズム状としたが、台形状やレンチキュラー形状、球状等の他の凹凸形状であってもよい。
【0133】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、少なくとも光源が配置されていない側面において、液晶表示素子を保護する保護部材(筐体)の開口部の端面と導光体の端面との距離X1が、
【0134】
【数29】
Figure 0003669682
【0135】
(但し、開口部の空気層であるi=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。)
の範囲、好ましくは
【0136】
【数30】
Figure 0003669682
【0137】
(但し、開口部の空気層であるj=1においてn1=1.00であり、θ1=3゜である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うことにより、視角範囲の下限である0゜から視角範囲の上限である80゜まで、導光体の端面からの光漏れを防止することができる。よって、携帯性を損なうことなく、表示品位に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0138】
さらに、各反射型液晶表示装置に必要とされる視角範囲に応じて、液晶表示素子を保護する保護部材(筐体)の開口部の端面と導光体の端面との距離X1が、
【0139】
【数31】
Figure 0003669682
【0140】
(但し、開口部の空気層であるj=1においてn1=1.00であり、θ1は必要される視角範囲である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。
【0141】
特に、光源が配置された側面においては、筐体の開口部の端面と導光体の端面との距離X2が、
【0142】
【数32】
Figure 0003669682
【0143】
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うことにより、視角範囲の下限である0゜から視角範囲の上限である80゜まで、導光体の端面からの光漏れを防止すると共に、光源から直接入射される反射光を防止することができる。よって、携帯性を損なうことなく、表示品位に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0144】
さらに、導光体の反射型液晶表示素子側の広面に光学フィルムを配置した場合には、少なくとも光源が配置されていない側面において、筐体の開口部の端面と光学フィルムの端面との距離X3が、
【0145】
【数33】
Figure 0003669682
【0146】
(但し、開口部の空気層であるk=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。)
の範囲、好ましくは
【0147】
【数34】
Figure 0003669682
【0148】
(但し、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1=3゜である。)
の範囲になるように光学フィルムの端面を筐体で覆うことにより、視角範囲の下限である0゜から視角範囲の上限である80゜まで、光学フィルムの厚さ方向で生じる反射光や光学フィルムによる位相の補償が不十分であるために生じるフィルム周辺での反射光を防止することができる。よって、表示品位に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0149】
さらに、各反射型液晶表示装置に必要とされる視角範囲に応じて、液晶表示素子を保護する保護部材(筐体)の開口部の端面と光学フィルムの端面との距離X3が、
【0150】
【数35】
Figure 0003669682
【0151】
(但し、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1は必要とされる視角範囲である。)
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うのが好ましい。
【0152】
特に、光源が配置された側面においては、筐体の開口部の端面と光学フィルムの端面との距離X4が、
【0153】
【数36】
Figure 0003669682
【0154】
の範囲になるように導光体の端部を筐体で覆うことにより、視角範囲の下限である0゜から視角範囲の上限である80゜まで、光学フィルムの端面からの光漏れを防止すると共に、光源から直接入射される反射光を防止することができる。よって、表示品位に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0155】
上記光学フィルムとして反射防止フィルムを用いれば、光源からの光と導光体出射面での反射光との干渉を防ぐと共に、光学フィルムの端面での光漏れを防止することができるので、表示品位に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0156】
また、上記光学フィルムとして偏光板とλ/4板とを組み合わせたフィルムを用いれば、λ/4板と反射型液晶表示素子の対向ガラス基板表面での不要反射光をカットしてコントラスト低下を防ぐと共に、光学フィルムの端面での光漏れを防止することができるので、表示品位に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0157】
さらに、上記光学フィルムとして偏光板とλ/2板とλ/4板とを組み合わせたフィルムを用いれば、光の波長に対する位相遅れの交差を補償して円偏光状態を維持することができ、λ/4板と反射型液晶表示素子の対向ガラス基板表面での不要反射光をカットしてコントラスト低下を防ぐと共に、光学フィルムの端面での光漏れを防止することができるので、表示品位に優れた反射型液晶表示装置が得られる。
【0158】
このように表示品位に優れ、しかも携帯性を損なわない本発明の反射型液晶表示装置を用いることにより、小型で携帯性に優れ、低消費電力の電子情報機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態である反射型液晶表示装置の概略構成を示す断面図であり、(b)はその平面図である。
【図2】(a)は実施形態の反射型液晶表示装置におけるフロントライトの概略構成を示す斜視図であり、(b)はその○で囲んだ部分を示す拡大図である。
【図3】実施形態の反射型液晶表示装置における反射型液晶表示素子の概略構成を示す断面図である。
【図4】(a)は光源が配置されていない側面における導光体端面、筐体の開口部端面および光学フィルム端面の配置関係を示す断面図であり、(b)は光源が配置された側面における導光体端面、筐体の開口部端面および光学フィルム端面の配置関係を示す断面図である。
【図5】偏光板とλ/4板とを組み合わせた光学フィルムに入射した光の状態変化を説明するための斜視図である。
【図6】導光体の観察者側にタッチパネルを配置した構成例において、光源が配置されていない側面における導光体端面および筐体の開口部端面の配置関係を示す断面図である。
【図7】導光体の観察者側にタッチパネルを配置した構成例において、光源が配置されていない側面における導光体端面、筐体の開口部端面および光学フィルム端面の配置関係を示す断面図である。
【図8】2型サイズの液晶表示素子について、観察者とパネルとの見込み角度を説明するための斜視図である。
【図9】(a)は導光体の観察者側にタッチパネルを配置した構成例において、光源が配置された側面における導光体端面および筐体の開口部端面の配置関係を示す断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
【図10】(a)は導光体の観察者側にタッチパネルを配置した構成例において、光源が配置された側面における導光体端面、筐体の開口部端面および光学フィルム端面の配置関係を示す断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。
【図11】(a)は従来の反射型液晶表示装置を示す平面図であり、(b)はその断面図である。
【符号の説明】
100 反射型液晶表示装置
101、201、909、1011 光源
102、202、607、707、907、1007 導光体
102a 導光体入射面
102b 導光体出射面
102c 導光体の出射面と対向する対向面
102d 導光体のプリズム状周期構造における伝搬部
102e 導光体のプリズム状周期構造における反射部
102f 導光体のプリズム状周期構造
103 拡散反射シート
104、204、600、700、900、1000 筐体
104a 筐体開口部
105、205、708、1008 光学フィルム
105a、301 偏光板
105b λ/2板
105c、302 λ/4板
106 反射型液晶表示素子
106a、106b ガラス基板
107 カラーフィルタ
108a 透明電極
108b 反射電極
109 液晶層
110 フロントライト
116 表示領域
200 観察者
202a、202b 導光体端面
204a、204b 筐体の開口部端面
205a、205b 光学フィルム端面
300a 入射光
300b、300e 直線偏光
300c 円偏光
300d 反射光
601、701、901、1001 空気層
602、702、902、1002 タッチパネルのPETフィルム
603、605、703、705、903、905、1003、1005 タッチパネルの透明電極
604、704、904、1004 タッチパネルの空気層
606、706、906、1006 タッチパネルのガラス基板
608、710、908、1010 タッチパネル
800 パネル

Claims (7)

  1. 入射光を画素毎に制御して反射させる反射型液晶表示素子と、
    該反射型液晶表示素子の前面側に配置され、光源および該光源からの光を端面から入射して該反射型液晶表示素子側の広面から出射する導光体を有し、該導光体の該反射型液晶表示素子側の広面に反射防止機能を有する光学フィルムが配置されたフロントライトと、
    該フロントライトの前面側に該反射型液晶表示素子の画像を観察するための開口部を有する保護部材と
    を備え、
    少なくとも該光源が配置されていない側面における該開口部の端面と該光学フィルムの端面との距離X3が、
    Figure 0003669682
    (但し、kおよびk+1は開口部から光学フィルムまでの屈折率が異なる部分であって、kは部分k+1の前面に配置された部分であり、m−1は導光体の前面に配置された部位であり、mは光学フィルムの前面に配置された導光体であり、m+1は光学フィルムであり、tk+1は各部分の厚みであり、nkおよびnk+1は各部分の屈折率であり、θkは部分kにおいて入射光と画面法線方向とのなす角度であり、開口部の空気層であるk=1においてn1=1.00であり、θ1=80゜である。さらに、nk×sinθk=nk+1×sinθk+1の関係を有する。)
    の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っている反射型液晶表示装置。
  2. 少なくとも前記光源が配置されていない側面における前記開口部の端面と前記光学フィルムの端面との距離X3が、
    Figure 0003669682
    (但し、hおよびh+1は開口部から光学フィルムまでの屈折率が異なる部分であって、hは部分h+1の前面に配置された部分であり、th+1は各部分の厚みであり、nhおよびnh+1は各部分の屈折率であり、θhは部分hにおいて入射光と画面法線方向とのなす角度であり、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1=3゜である。さらに、nh×sinθh=nh+1×sinθh+1の関係を有する。)
    の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っている請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  3. 少なくとも前記光源が配置されていない側面における前記開口部の端面と前記光学フィルムの端面との距離X3が、
    Figure 0003669682
    (但し、hおよびh+1は開口部から光学フィルムまでの屈折率が異なる部分であって、hは部分h+1の前面に配置された部分であり、th+1は各部分の厚みであり、nhおよびnh+1は各部分の屈折率であり、θhは部分hにおいて入射光と画面法線方向とのなす角度であり、開口部の空気層であるh=1においてn1=1.00であり、θ1は必要とされる視角範囲である。さらに、nh×sinθh=nh+1×sinθh+1の関係を有する。)
    の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っている請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  4. 少なくとも前記光源が配置されている側面における前記開口部の端面と前記光学フィルムの端面との距離X4が、
    Figure 0003669682
    の範囲になるように前記保護部材が該光学フィルムの端部を覆っている請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  5. 前記光学フィルムが偏光板とλ/4板との組み合わせからなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
  6. 前記光学フィルムが偏光板とλ/2板とλ/4板との組み合わせからなる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
  7. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の反射型液晶表示装置を備えた携帯電子機器。
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