JP3669402B2 - ガスクロマトグラフの試料導入方法及び試料導入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスクロマトグラフ装置(以下「GC」と称す)において、キャピラリカラムの入口に設けた試料気化室を介して目的成分を含む試料をカラムに導入するための試料導入方法及び試料導入装置に関する。なお、本明細書では、「注入」とは試料気化室に外部より試料液を入れることを意味し、「導入」とは試料気化室内から試料をキャリアガス流に乗せてカラムへ送り込むことを意味するものとする。
【0002】
【従来の技術】
図9(a)は、一般的なGCの流路構成の一例を示す図である。細径のガラスキャピラリカラム22の入口には試料気化室10が設けられており、該試料気化室10の上端にはシリコンゴム等から成るセプタム11が取り付けられている。試料気化室10の上部には、キャリアガス(He等)を導入するためのキャリアガス流路23とセプタム11から発生するガスを除去するためのセプタムパージ流路25とが接続されている。キャリアガス流路23には圧力調節器24が設けられ、この圧力を調節することにより試料気化室10に供給するキャリアガス流量が制御される。また、セプタムパージ流路25には圧力センサ26と流路抵抗27とが設けられており、該圧力センサ26により試料気化室10内のガス圧が検出できるようになっている。
【0003】
試料気化室10にはヒータ12が周設され、内部にはガラス等から成る筒状のインサート13が備えられている。更に、試料気化室10内部のガスを排出するために、電磁弁29が備えられたスプリット流路28が接続されている。試料注入時には、圧力調節器24を適当に調節して一定流量のキャリアガスが試料気化室10内のインサート13を通ってカラム22に流れるようにしておき、シリンジ20先端のニードル21をセプタム11に貫通させて試料液を噴射注入する。試料液は、通常、分析対象成分と溶媒(アセトン、ヘキサン等)とから成る。
【0004】
上記構成のGCでは、試料気化室10に注入された試料液をカラム22へ導入するために、従来より、スプリットレス法、コールドオンカラム法、PTV(Programmed Temperature Vaporizer)法等の各種手法が用いられている。
【0005】
スプリットレス法では、試料気化室10内の温度が分析対象成分の沸点より高い温度に維持されるようにヒータ12を一定温度に制御しておき、1〜2μL程度の量の試料液をシリンジ20から試料気化室10に注入する。試料注入時にスプリット流路28の電磁弁29は閉鎖しておく。試料気化室10内は高温になっているため、注入された試料液は気化し、キャリアガス流に乗ってインサート13内を通過しカラム22に送られる。試料気化室10内に残った気化溶媒が長時間に亘って少しずつカラム22に流れ込むとクロマトグラム上で溶媒ピークのテイリングが顕著に現われるため、試料注入時から所定時間が経過したとき電磁弁29を開放し、試料気化室10内の気化溶媒をスプリット流路28を通して外部へ排出する。
【0006】
上記スプリットレス法では、比較的沸点の低い成分は瞬時に気化するが、沸点の高い成分は気化しにくい。そのため、インサート13内にガラスウール等の充填物を詰める。これによれば、気化しにくい高沸点成分は充填物により熱せられて気化し、キャリアガス流に乗ってカラム22に導入される。従って、高沸点の成分もカラム22に導入できると共に、試料液の気化が安定的に行なわれるので繰り返し分析時の再現性も良くなる。
【0007】
また、上記方法では、試料液に不揮発性成分が含まれていても、該成分はインサート13内(又は充填物を使用する場合には該充填物)に担持されカラム22には導入されない。このため、カラム22の汚染を防止することができ、必要に応じてインサート13(又は充填物)のみを交換すればよい、という利点がある。
【0008】
しかしながら、スプリットレス法では、試料気化室10内は常に高温に保たれるため、熱分解性成分はカラム22に導入される前に分解されてしまう。また、インサート13内に充填物を詰めると、該充填物により分析対象成分が吸着されたり分解されたりする恐れがある。
【0009】
コールドオンカラム法では、図9(a)に示したようなインサート13を用いる代わりに、図9(b)に示すようなステンレス等から成るアダプタ131をプログラム昇温可能な試料気化室10内に取り付ける。このアダプタ131内にカラム22を挿入し、その末端がセプタム11の直下にくるようにする。試料気化室10内は試料液の溶媒の沸点以下の低い温度に維持するようにヒータ12を制御し、1〜2μL程度の量の試料液をニードル21先端からカラム22内に直接注入する。試料液は液体状態のままカラム22に導入され、カラム22を通過する間に気化する。従って、この方法では、成分の沸点に拘らず確実に全量をカラム22に導入することができる。また、試料気化室10は低温に保たれるため、熱分解性成分も殆ど分解することなくカラム22に導入することができる。しかしながら、試料液に不揮発性成分が含まれていると該成分がカラム22を汚染し、カラム22の汚染部分を切除する必要がある。また、カラム22に直接試料液を入れるためにニードル21の外径の細い特殊なシリンジ20が必要であり、カラム22自体を損傷する恐れもある。
【0010】
PTV法では、通常、図9(c)に示すような充填物132を詰めたインサート13を用いる。試料注入時点では試料気化室10内の温度が溶媒の沸点近傍となるようにし、所定の昇温をするようにヒータ12を制御する。試料注入時には温度が比較的低いため、注入された試料液は完全には気化せず、充填物132に一時的に保持される。そして、昇温に伴って沸点の低い成分から順に気化し、キャリアガス流に乗ってインサート13内を通過してカラム22に送られる。
【0011】
この方法では、スプリットレス法と同様に、溶媒ピークのテイリングの影響を軽減するべく試料注入から所定時間経過後にスプリット流路28の電磁弁29を開放して気化溶媒を逃がす必要があり、この時間が長過ぎると溶媒のテイリングが大きくなり、逆に時間が短か過ぎると溶媒のテイリングは小さいものの分析対象成分まで外部に逃がしてしまう、という問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法にはそれぞれ長所と短所とがあるため、一回の注入によって多成分の一斉分析を行なう場合に、熱分解性成分や溶媒と沸点が近い成分等、一部の成分がカラム22に適正に導入されず、分析不可能となることがあった。
【0013】
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、まず第一に、低沸点の成分から高沸点の成分まで種々の成分を確実にカラムに導入すること、第二に、溶媒の影響によるクロマトグラムのベースラインの変動を抑制すること、そして第三に、試料を熱分解することなくカラムに導入することができるガスクロマトグラフの試料導入方法及び試料導入装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された第一の発明は、ガスクロマトグラフのキャピラリカラムの入口に設けた試料気化室にキャリアガスを供給し、該試料気化室に注入した試料を該ガス流に乗せてカラムへ導入するための試料導入方法であって、内部でのキャリアガスの滞留時間が4秒以下であるような内容積を有する筒状のインサートを使用して試料をカラムへ導くと共に、試料注入時に試料気化室内の温度を試料液の溶媒の沸点以上の所定範囲内に保ち、その後に所定の昇温を行なうことを特徴としている。
【0015】
また、第二の発明は、ガスクロマトグラフのキャピラリカラムの入口に設けた試料気化室にキャリアガスを供給し、該試料気化室に注入した試料を該ガス流に乗せてカラムへ導入する試料導入装置において、内部でのキャリアガスの滞留時間が4秒以下であるような内容積を有する筒状のインサートを試料気化室内部に配設し、試料注入時に試料気化室内の温度を試料液の溶媒の沸点以上の所定範囲内に保ち、その後に所定の昇温を行なう加熱手段を試料気化室に付設したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
上記第一及び第二の発明が対象とする試料導入装置では、試料気化室内に配設されたインサートを通過するキャリアガスの流量は、試料導入時においては、標準的に1〜3mL/分の範囲に設定される。例えば、キャリアガスの流量が1mL/分であるとすると、キャリアガスの滞留時間が4秒以下であるようなインサートの内容積とは、約0.07mL以下の内容積となる。これは、従来、標準的に使用されていた0.2mL程度のインサートの内容積に比べて、約1/3というかなり小さなものである。このような滞留時間の短いインサートを用いる理由は、試料気化室に注入された試料液を霧状の状態で(つまり、その大部分を気化することなく)カラムに送り込むためである。
【0017】
上記第一及び第二の発明に係るガスクロマトグラフの試料導入方法及び試料導入装置では、このような内容積の小さな、充填物を詰めないインサートを用い、注入された試料の全量をカラムに導入する。また、試料注入時には、試料気化室内の温度を注入する試料液の溶媒の沸点以上で且つあまり高温でない温度(例えば溶媒の沸点より20〜30℃程度高い温度)に設定し、試料注入後に所定の昇温曲線に従って温度が上昇するように制御する。
【0018】
試料液は試料気化室内に微細液滴として噴霧されるが、注入直後には温度が比較的低いため、微細液滴中の溶媒の一部のみが気化する。この霧状の試料液はガス流に乗ってカラムの入口方向へ移動する間に、微細液滴中の溶媒の蒸発が進み、また比較的沸点の低い成分も気化する。インサートの内容積は小さく、その内部に供給されたキャリアガスは流速が速いため、試料は、気化した分と微細液滴とが入り混じった状態で短時間の間にカラムに送り込まれる。噴霧された試料液の一部がインサート内壁に付着しても、試料気化室を昇温するに伴って気化し、キャリアガス流に乗ってカラム内へ送られる。
【0019】
試料気化室内で試料液は完全には気化しないので、体積の膨張も小さく、インサートから溢れ出して試料気化室内のデッドボリウムに入り込むこともない。このため、試料気化室に注入された試料液のほぼ全量が、失われることなく迅速にカラムに導入される。また、試料注入時より暫くの間は試料気化室内は比較的低温になっているため、熱分解性成分も分解されることなくカラムに導入される。また、試料液に含まれる不揮発性成分は大部分がインサート内部に保持されるため、カラムを汚染することも少ない。
【0020】
なお、上記第一及び第二の発明に係る試料導入方法及び試料導入装置では、試料注入時に試料気化室へ供給するキャリアガスの流量を一時的に増加することが好ましい。すなわち、例えば、キャリアガスの圧力を調節することによりガス流量を制御する構成である場合、試料注入時には一時的に該圧力を高め、注入後に所定時間が経過したならば該圧力を元に戻すように制御する。このようにキャリアガス流量を増加させると、試料がカラムに導入される時間が短縮され、試料の導入効率を高めることができる。
【0021】
【実施例】
以下、第一及び第二の発明に係る試料導入方法及び試料導入装置の一実施例について図1〜図5を参照して説明する。図1は本実施例のGC用試料導入装置の構成図、図2は本実施例による試料導入装置に用いられるガラスインサートの一例の外観図である。
【0022】
本実施例のGC用試料導入装置の基本的構成は従来のプログラム昇温を備えた装置と同じであるが、特に試料気化室10内に設置されるインサート13に特徴を有する。従来のPTV法等では、0.25〜0.32mm程度の内径を有するキャピラリカラムに対し、標準的に1.6mm程度の内径を有するインサートが使用されていた。これに対し、本実施例による試料導入装置では、より細径で内容積の小さなインサート13を使用している。図2に示したインサートは、長さが95mm、外径4.0mm、内径0.8mmの円筒形状を有している。これにより、内容積は0.05mLとなっている。従って、標準的なキャリアガス流量1〜3mL/分に対し、試料導入時のインサート内のガスの滞留時間は約1〜3秒となる。
【0023】
図1の構成において、温度制御部31は、試料注入時には試料気化室10内の温度が試料液の溶媒の沸点以上で且つあまり高温でない温度となるようにし、試料注入後に所定時間が経過するまで該温度を維持し、その後に所定の昇温プログラムに則って温度が上昇するようにヒータ12を制御する。昇温プログラムの初期温度は溶媒の種類に応じて変更する必要があるから、初期温度を使用者の操作により設定できるようにしてもよいし、或いは、溶媒の種類等を選択すると適正な初期温度が自動的に設定されるようにしてもよい。
【0024】
また、圧力制御部30は、基本的に、圧力センサ26にてモニタした試料気化室10内のガス圧が所定の目標圧力となるように圧力調節器24を制御する。これにより、カラム22に一定の流量のキャリアガスが流れるようにする。そしてカラム22への試料の導入効率を上げるため、試料注入時及び注入後の所定時間(例えば10分間)だけ一時的に圧力を増すように圧力調節器24を制御する。
【0025】
試料を注入する際には、従来と同様に、シリンジ20先端のニードル21をセプタム11に突き刺して、試料気化室10内に試料液を噴射する。噴射された試料液は霧状に広がる。このとき、試料気化室10内の温度は溶媒の沸点に近いため、微細液滴の大部分を占める溶媒の一部が蒸発し、試料液に含まれる分析対象成分の殆どは、その沸点がその時点での温度より高いため、気化せずに液滴中に残る。キャリアガス流路23を通して試料気化室10内に流れ込んだキャリアガスはインサート13の上部開口からインサート13内を下向きに進む。気化溶媒を含む霧状の試料液はこのガス流に乗ってインサート13内を通過し、カラム22の入口近傍に到達する。インサート13の内容積は小さいため、試料液は短時間の間にカラム22入口まで到達するが、その間にも微細液滴中の溶媒は一層蒸発し液滴は一層小さくなり、また沸点の低い成分も気化する。
【0026】
従って、カラム22には気体(既に気化した試料液)と液体(微細液滴)とが入り混じった試料が導入される。微細液滴中の高沸点成分はすぐには蒸発しないため、その一部はインサート13の内壁に液体として付着し、霧状の試料の大部分がカラム22に入った後にも残される。しかしながら、試料気化室10内の温度はその後に上昇するので、該温度が当該成分の沸点近傍に達したときにインサート13の内壁に付着していた成分は気化し、ガス流に乗ってカラム22に送り込まれる。このようにして、本実施例の試料導入方法では、スプリット流路28の電磁弁29を閉鎖したままで、注入した試料の全量をカラム22に送り込むことができる。
【0027】
次に、上記試料導入方法における各パラメータの分析結果に対する影響について説明する。
(i)試料注入時の初期温度
図3(a)、(b)及び(c)は、試料注入時の試料気化室10の初期温度をそれぞれ50℃、90℃、140℃としたときの実測結果であるトータルイオンクロマトグラムの一例である。試料は、水質基準ゴルフ場用農薬の一種をアセトン(沸点56℃)を溶媒として5mg/Lに希釈したもので、これを2μL注入している。GCの検出器としては質量分析計を用いているが、他の検出器を用いることもできる。温度は初期的に上記温度とし、試料注入後に5分間その温度を維持した後に、10℃/分の温度勾配で260℃に到達するまで昇温を行なう。また、試料注入時にはガス圧を100kPa(ガス流量4.9mL/分)とし、該ガス圧を2分維持した後に30kPa(ガス流量2.1mL/分)に戻す。但し、ガス圧は一気には下がらないため、実際にはガス圧が所定の値にまで低下するには数十秒〜数分要する。また、カラムは、内径0.32mm、長さ30mのものを使用し、キャリアガスにはHeを用いた。
【0028】
インサート13の温度が溶媒の沸点よりも低い場合、図3(a)に示すように所定試料の注入後からかなり長い時間(27分程度)、溶媒のテイリングが発生している。これは、初期温度が低過ぎるため、試料気化室10に注入された試料液の大部分を占めるアセトンが気化せずにインサート13の底部に滞留し、これが徐々に気化してカラム22の中に入ってゆき、これにより溶媒の影響が長時間続くためであると考えられる。
【0029】
逆に、インサート13の温度が溶媒の沸点よりも遙かに高い場合にも、図3(c)に示すように図3(a)ほど顕著ではないものの、試料の注入後からかなり長い時間(21分程度)溶媒のテイリングが発生している。これは、初期温度が高過ぎるため、試料気化室10に注入された試料液中のアセトンが急激に気化して体積が一気に増加し、気化溶媒がインサート13から溢れ出て試料気化室10内のデッドボリウムに溜まり、これが徐々にカラム22の中に入ってゆくためである、と考えられる。
【0030】
これに対し、初期温度を溶媒の沸点よりも高い適切な温度に設定した場合には、図3(b)に示すように溶媒のテイリングは殆ど出現しない。これは、初期温度を適正に設定することにより、ニードル21先端から噴出した試料液の微細液滴がカラム22入口に到達するまでに、該微細液滴中の溶媒(及び低沸点の成分)が適度に揮発し、一部気化溶媒が混じった微細液滴としてカラム22に滞りなく送り込まれているためである、と考えられる。
【0031】
(ii)インサートの内容積
図4(a)、(b)及び(c)は、ガラスインサート13の内径をそれぞれ2.0mm、1.6mm、0.8mmとしたときのガスクロマトグラムの一例である。インサート13の長さは95mmとしているので、それぞれの内容積は0.3、0.2、0.05mLとなり、試料導入時における標準的なキャリアガス流量1〜3mL/分に対するインサート13内部での滞留時間は、それぞれ、6〜18秒、4.2〜12秒、1.02〜3秒となる。なお、試料気化室10の初期設定温度は90℃、キャリアガスの圧力設定は初期値100kPa(約2分間)→30kpPaとしている。
【0032】
図4(a)〜(c)に示すように、内容積の大きなインサートになるほど溶媒のテイリングが大きくなる。これは、インサート13の内容積が大きくなるとインサート13内で気化した溶媒が拡散してしまうためである、と考えられる。特に、上記滞留時間は、インサート13内へ流れ込んだキャリアガスが順調にカラムへ送り出される、という前提に基づく値であるが、実際には、内容積が大きくなるとキャリアガスの交換が行なわれにくくなり、一部は上記滞留時間を大幅に越えて残留するものがある。このようなキャリアガス中に混じった気化溶媒は、徐々にカラム22に流れ込み、長時間に亘って影響を及ぼすことになる。従って、この結果より、滞留時間が約4秒以内となるような内容積を有するインサート13を使用すると、顕著な効果を得られることがわかる。
【0033】
(iii)キャリアガスの圧力設定
図5(a)、(b)及び(c)は、それぞれキャリアガス初期圧力を30kPa一定とした場合、初期値60kPa(約10分間)→30kPaとした場合、初期値100kPa(約2分間)→30kPaとした場合のガスクロマトグラムの一例である。なお、インサートは内径0.8mm、長さ95mmのものを使用し、初期設定温度は90℃としている。
【0034】
試料気化室10に注入された試料液の一部は注入直後に気化するため、その体積は急激に膨張する。このため、特に上記のような内容積の小さいインサートでは、注入した霧状の試料がインサート13から溢れ出す恐れがあるため、注入量をあまり多くすることができず、分析対象成分の量が少ないため分析感度の点で不利である。そこで、試料注入時にキャリアガス流量を増してインサート13内のガス圧を一時的に高めることにより、注入した試料を溢れさせることなくカラム22の入口方向に運ぶことができる。
【0035】
すなわち、図5(a)に示すように、試料注入時の圧力を増加させない場合には、溶媒のテイリングの影響が顕著である。これは、インサート13から溢れ出た気化溶媒が試料気化室10のデッドボリウムに入り込んで長時間に亘りカラム22に流れ込むためである、と考えられる。そこで、図5(b)及び(c)に示すように、試料注入時に圧力を一時的に高めれば、キャリアガスの圧力により気化溶媒が溢れ出ることがなくなり、溶媒のテイリングが抑制される。
【0036】
次に、この試料導入方法により水道法の水質規制項目の分析を行なった場合の、従来の試料導入法に対する効果を実測結果に基づいて説明する。図6はゴルフ場農薬(イソキサチオン等)の分析結果、図7はHAME(ハロ酢酸メチル誘導体)の分析結果、図8は消毒副生成物(ホルムアルデヒド等)の分析結果であり、図6〜図8において(a)はスプリットレス法、(b)はコールドオンカラム法、(c)はPTV法、(d)は本発明に係る試料導入法を用いたGC分析により得られたクロマトグラムである。
【0037】
ゴルフ場農薬は、熱分解性成分を含んでいる。このため、図6(a)に示すように、スプリットレス法では、熱分解により生じた分解物によるピークがp1に発生している。つまり、スプリットレス法はこのような試料の分析には適さない。また、コールドオンカラム法及びPTV法では、溶媒のテイリングが現われている。これは、コールドオンカラム法では、ニードルから極く細径のカラムに直接試料液を注入するため、試料液の一部がカラムから溢れ出て該試料液中の溶媒の影響が続くためである。一方、PTV法では、上述のように試料気化室の底部に溜まった試料液の影響によるものである。これに対し、本発明による試料導入法では、図6(d)に示すように、熱分解性成分の分解は生じておらず、溶媒のテイリングも小さくクロマトグラムのベースラインが安定していることは明らかである。
【0038】
HAME及び消毒副生成物は、溶媒の沸点に近い比較的低い沸点の成分を含んでいるため、溶媒ピークの近くに複数のそれらの成分のピークを有する。本実施例の試料導入法を除く他の方法では、図7(a)〜(c)、図8(a)〜(c)に示すように、溶媒のテイリングが顕著に現われており、特にスプリットレス法では初期に出現するピークが該テイリングに埋もれてしまうほどである。これに対し、本発明による試料導入法では、図7(d)及び図8(d)に示すように、溶媒のテイリングが殆どないため、溶媒と沸点の近い成分のピークも明確に分離され、感度よく検出されていることがわかる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明のように、本発明に係るガスクロマトグラフ用試料導入方法及び試料導入装置によれば、従来の各種試料導入方法に対し次のような効果を奏する。
(1)従来の試料導入方法では困難であった、低沸点の成分から高沸点の成分までの幅広い範囲の試料をカラムに導入することができる。また、熱分解成分も分解することなくカラムに導入することができる。従って、分析対象成分によって試料導入方法を変える必要がなく、効率的な分析が行なえる。また、これらの成分を含む試料を一斉分析することが可能となる。
【0040】
(2)カラムへの試料の導入効率が良好であることから、溶媒のテイリングが小さくなり、クロマトグラムのベースラインが安定する。このため、溶媒と低沸点成分とのピークを明確に分離することができる。
(3)インサート内部に充填物を入れないので、充填物による試料成分の吸着や分解の恐れがない。
【0041】
(4)従来のコールドオンカラム法では試料液がカラムに直接導入されるため、カラムが不揮発性成分により徐々に汚染され、カラムの切除や交換が必要であった。本発明では、不揮発成分はインサート内部或いはカラム先端(インサートとの連結部)に残りカラムを汚染する恐れが少ないので、複数の試料の連続分析も行なうことができると共にカラムの損傷を防止することができる。
(5)従来のコールドオンカラム注入法では、直接ニードルをカラム内に挿入できる特殊なマイクロシリンジを用いる必要があったが、本発明では一般的なマイクロシリンジを用いることができるので、耐久性も高く、注入の信頼性も高い。また、特殊なシリンジを用いないので、分析コストも安価で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のガスクロマトグラフ用試料導入装置の実施例の構成図。
【図2】 本発明の試料導入装置に使用されるインサートの一例の外観図。
【図3】 クロマトグラムにおける初期温度の影響を示す図。
【図4】 クロマトグラムにおけるインサートの内容積の影響を示す図。
【図5】 クロマトグラムにおける試料注入時のガス圧力の影響を示す図。
【図6】 本発明の試料導入方法の効果を示すクロマトグラム。
【図7】 本発明の試料導入方法の効果を示すクロマトグラム。
【図8】 本発明の試料導入方法の効果を示すクロマトグラム。
【図9】 従来の一般的なガスクロマトグラフ用試料導入装置の構成図。
【符号の説明】
10…試料気化室
11…セプタム
12…ヒータ
13…インサート
22…カラム
23…キャリアガス流路
24…圧力調節器
25…セプタムパージ流路
30…圧力制御部
31…温度制御部
Claims (2)
- ガスクロマトグラフのキャピラリカラムの入口に設けた試料気化室にキャリアガスを供給し、該試料気化室に注入した試料を該ガス流に乗せてカラムへ導入するための試料導入方法であって、内部でのキャリアガスの滞留時間が4秒以下であるような内容積を有する筒状のインサートを使用して試料をカラムへ導くと共に、試料注入時に試料気化室内の温度を試料液の溶媒の沸点以上の所定範囲内に保ち、その後に所定の昇温を行なうことを特徴とするガスクロマトグラフの試料導入方法。
- ガスクロマトグラフのキャピラリカラムの入口に設けた試料気化室にキャリアガスを供給し、該試料気化室に注入した試料を該ガス流に乗せてカラムへ導入する試料導入装置において、内部でのキャリアガスの滞留時間が4秒以下であるような内容積を有する筒状のインサートを試料気化室内部に配設し、試料注入時に試料気化室内の温度を試料液の溶媒の沸点以上の所定範囲内に保ち、その後に所定の昇温を行なう加熱手段を試料気化室に付設したことを特徴とするガスクロマトグラフの試料導入装置。
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