JP3668395B2 - タンクレス便器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は便器洗浄タンクを有さないタンクレス便器に関し、便座・便蓋装置及び便器洗浄装置を備えたタンクレス便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な水洗式便器では、水道管等の給水管から供給される水をロータンク等の便器洗浄タンクに一旦貯留し、その便器洗浄タンクに貯留した水により便器本体の洗浄を行う。この便器洗浄タンクは、便器本体の外方に位置するようにトイレの側壁に取り付けられており、しかも、排泄物の便器本体からの排出を確実に行うべく多量の水を一度に便器本体に吐出するために大容積とされている。このため、かかる一般的な水洗式便器では、便器洗浄タンクを設置するために大きなスペースが必要とされる。
【0003】
そこで、近年、トイレのスペースの有効活用等の観点から、便器洗浄タンクを有さないタンクレス便器が開発されつつある(特開平3−90723号公報等)。このタンクレス便器では、リムの後方に支持部を有する洋風便器本体を採用しており、この洋風便器本体の支持部には固定プレートが固定され、この固定プレートの後方側に便器洗浄装置が備えられ、便器洗浄装置のカバーの前方側に便座・便蓋装置が上下に揺動可能に備えられている。便座・便蓋装置は便座及び便蓋を有している。また、便器洗浄装置は、組み込まれている弁手段の開弁により給水管からの水を洋風便器本体へ直接供給するようになっており、これにより洋風便器本体の洗浄を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のタンクレス便器では、支持部に固定プレートを固定し、この固定プレートに固定した便器洗浄装置のカバーに便座・便蓋装置を設けているため、洋風便器本体の清掃が困難であるという難点を有する。特に、このタンクレス便器では、便座・便蓋装置ががたつかないように固定プレートが洋風便器本体の前後でしっかり固定される必要があり、この傾向が大きい。
【0005】
すなわち、上記タンクレス便器を含む便器は、便器本体周りに尿等が付着し、汚れが発生することがある。殊に子供が便器を使用する場合には、汚れが発生し易い。こうして上記タンクレス便器において、洋風便器本体と便座・便蓋装置や便器洗浄装置との間の微小隙間に汚れが発生し、洋風便器本体の清掃を行おうとする場合、清掃者は、まず便器洗浄装置のカバーから便座・便蓋装置を取り外した後、便器洗浄装置のカバーを取り外し、さらに便器洗浄装置を固定プレートとともに洋風便器本体から取り外すか、又は便器洗浄装置を固定プレートから取り外した後に固定プレートを洋風便器本体から取り外すかする必要がある。こうして、このタンクレス便器は、洋風便器本体の清掃のために多くの手順を必要とすることから、洋風便器本体の清掃性が低いといえる。特に、このタンクレス便器は、固定プレートを取り外す際、固定プレートが洋風便器本体の前後でしっかり固定されていることから、この傾向が大きい。
【0006】
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、洋風便器本体の清掃性を高めたタンクレス便器を提供することを解決すべき課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のタンクレス便器は、リムの後方に支持部を有する洋風便器本体と、該支持部に設けられ、便座及び便蓋をもつ便座・便蓋装置と、該支持部に設けられ、給水管から供給される水で該洋風便器本体の洗浄を行う便器洗浄装置とを備えたタンクレス便器において、
前記支持部には、前方側便座・便蓋装置取付部後方側便器洗浄装置取付部を有する固定プレートの該後方側が固定され、前記便座・便蓋装置は該便座・便蓋装置取付部に固定され、前記便器洗浄装置は該便器洗浄装置取付部に固定され、該固定プレートは該便座・便蓋装置取付部が該便器洗浄装置取付部に対して上下に揺動可能であることを特徴とする。
【0008】
このタンクレス便器では、洋風便器本体の支持部に固定プレートが固定されている。固定プレートは、便座・便蓋装置を取り付ける便座・便蓋装置取付部を前方側に有し、便器洗浄装置を取り付ける便器洗浄装置取付部を後方側に有する。このため、洋風便器本体と便座・便蓋装置や便器洗浄装置との間の微小隙間に汚れが発生し、洋風便器本体の清掃を行おうとする場合、清掃者は、固定プレートを洋風便器本体の支持部から外せば、便座・便蓋装置及び便器洗浄装置を洋風便器本体から取り外すことができる。こうして、このタンクレス便器は、洋風便器本体の清掃のために多くの手順を必要としないことから、洋風便器本体の清掃性が高い。
【0009】
また、固定プレートは、便座・便蓋装置及び便器洗浄装置の双方を併せて洋風便器本体に取り付ける共通プレートとして利用されるため、取付性も改善され、部品点数の低減も図り得る。
固定プレートは便座・便蓋装置取付部が便器洗浄装置取付部に対して上下に揺動可能である。こうであれば、便座・便蓋装置のみを固定プレートに固定したまま洋風便器本体に対して上下に揺動できるため、固定プレートの前方側に隠れた洋風便器本体の支持部の清掃性を高めることができる。便座・便蓋装置取付部には便座・便蓋装置の取付ボルトを固定する便座・便蓋取付孔が形成され、洋風便器本体の支持部には、その取付ボルトを挿通する挿通孔と、固定プレートの後方側を支持部に固定する固定プレート取付孔とが形成されていることが好ましい。こうであれば、支持部の固定プレート取付孔により固定プレートの後方側のみが洋風便器本体に固定されているだけであるので、便座・便蓋装置とともに固定プレートを容易に取り外すことができ、本発明の効果が大きい。
【0010】
また、便器洗浄装置が弁手段とバキュームブレーカとを備えている場合、固定プレートはそのバキュームブレーカの吸気口から吐出する逆流水を洋風便器本体に案内する案内路を有することができる。ここで、弁手段は水を洋風便器本体に供給・停止可能なものである。また、バキュームブレーカは、大気と連通する吸気口を有し、その弁手段における水の逆流を防止するものである。こうであれば、バキュームブレーカの吸気口から吐出する逆流水を固定プレートに設けた案内路で洋風便器本体に案内することができるため、特別な配管を必要とすることなく、逆流水による汚染を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施形態に係るタンクレス便器1は、ロータンク等の便器洗浄タンクを有さないタンクレス方式のものであり、洋風便器本体2と、便座・便蓋装置5と、便器洗浄装置7とを備えている。
【0012】
洋風便器本体2は陶器で形成されており、排泄物を受けるボウル部20をもつ便鉢21と、便鉢21の前側の上部の周縁に巡らされ、内部にリム通水路23を有するリム24と、リム24の後方に便鉢21と一体的に設けられた支持部25とを備えている。ボウル部20の底付近には図示しないジェットノズルが設けられている。支持部25は洋風便器本体2の後部で盤状に後方に向けて延設されており、リム24の高さとほぼ同一高さをもつ平坦な支持面26を備えている。支持部25には、硬質樹脂製の固定プレート3が脱着可能に固定されている。
【0013】
固定プレート3は四角板形状をなしており、前方側に便座・便蓋装置取付部30を有し、後方側に便器洗浄装置取付部31を有しており、便座・便蓋装置5及び便器洗浄装置7を共通して取り付けるための共通プレートとして機能する。
図2に示すように、固定プレート3の便座・便蓋装置取付部30は上面及び下面が平坦なほぼ四角板形状をなしており、互いに平行な前辺部30a及び後辺部30bと、互いに平行な横辺部30cと、幅方向の両側から後方に突出した突出部30dとを備えている。
【0014】
また、固定プレート3の便器洗浄装置取付部31は上面及び下面が平坦なほぼ四角板形状をなしており、互いに平行な前辺部31a及び後辺部31bと、互いに平行な横辺部31cと、横辺部31cに形成され便座・便蓋装置取付部30の突出部30dが嵌まる凹部31dとを備えている。
固定プレート3を構成する便座・便蓋装置取付部30と便器洗浄装置取付部31との境界域において、幅方向の両端には、横方向に沿った軸芯をもつ枢軸部35が合計2個設けられている。枢軸部35はヒンジ手段として機能するものであり、固定プレート3を構成する便座・便蓋装置取付部30と便座・便蓋装置取付部30とは上下に揺動可能とされている。つまり、固定プレート3は上下方向に揺動して折り畳み可能とされている。このため、固定プレート3の前方側を構成する便座・便蓋装置取付部30は、固定プレート3の後方側を構成する便器洗浄装置取付部31に対して上下に揺動可能とされている。
【0015】
固定プレート3の便座・便蓋装置取付部30の前部のうち幅方向の両端側には、便座・便蓋取付孔32が上下方向に貫通して合計2個形成されている。また、固定プレート3の便器洗浄装置取付部31の後部のうち幅方向の両端側には、取付孔33が上下に貫通して合計2個形成されている。
図1に示すように、便座・便蓋装置5は、洋風便器本体2のリム24に沿った形状をもつ便座50と、便座50の上方に支持軸51により揺動可能に設けられた便蓋52と、便座50よりも下方に突出するように下向きに突設された取付ボルト54とを備えている。取付ボルト54は取付手段として機能するものであり、先端部に雄ねじ部をもち、便座・便蓋装置5の幅方向の両側に合計2個設けられている。
【0016】
前記した洋風便器本体2の支持部25のうちボウル部20側には、その幅方向の両側に、挿通孔27が上下に貫通するように合計2個形成されている。洋風便器本体2の挿通孔27の位置、便座・便蓋装置5の取付ボルト54の位置、固定プレート3の便座・便蓋取付孔32の位置は、重なり得るように互いに相応する位置に設けられている。挿通孔27の孔径は固定プレート3の便座・便鉢取付孔32の孔径及び取付ボルト54の雄ねじ部の径よりも大きくされている。これにより挿通孔27内に挿入した便座・便蓋装置5の取付ボルト54を支持面26の面方向において位置調整できるようにされている。
【0017】
図1及び図2に示すように、便器洗浄装置7は固定プレート3の便器洗浄装置取付部31の片側に固定されている。便器洗浄装置7は便鉢21のボウル部20を洗浄するために水を供給するものであり、開閉機能をもつ弁手段70と、弁手段70の開閉操作に起因する減圧による逆流水を抑えるためのバキュームブレーカ75とを備えている。
【0018】
弁手段70は、便鉢21の洗浄のために水を洋風便器本体2の便鉢21内に供給・停止するものであり、リム用の開閉弁71と、ジェット用の開閉弁73とを互いに隣設させて構成されている。リム用の開閉弁71の出水ポートは、図3に示すように、リム用導管71eを介してリム通水路23に接続されており、リム通水路23に水を供給する。ジェット用の開閉弁73の出水ポートは、ジェット用導管73eを介してジェットノズルに接続されており、ジェットノズルに水を供給する。
【0019】
バキュームブレーカ75は、前述したように弁手段70における水の逆流を防止するために弁手段70に設けられたものであり、リム用の開閉弁71に設けられた第1バキュームブレーカ76と、ジェット用の開閉弁73に設けられた第2バキュームブレーカ78とで構成されている。第1バキュームブレーカ76は、大気に連通する第1吸気口76aと、逆流水を流す第1吐出管76cとをもつ。第2バキュームブレーカ78は、大気に連通する第2吸気口78aと、逆流水を流す第2吐出管78cとをもつ。
【0020】
図2に示すように、固定プレート3の内部には、バキュームブレーカ75からの逆流水を洋風便器本体2のボウル部20内に案内する案内手段として機能する案内路8が形成されている。案内路8は、固定プレート3の便器洗浄装置取付部31の内部に形成された第1案内路81と、第1案内路81に連通するように固定プレート3の便座・便蓋装置取付部30の内部に形成され、ボウル部20に臨む先端開口82mをもつ第2案内路82とを有する。第1案内路81の第1底面81k及び第2案内路82の第2底面82kは共に、ボウル部20に向かうにつれて下降傾斜するようにされており、逆流水をボウル部20に向けて流下させ得るようにされている。
【0021】
第1案内路81は第1吐出管76cの先端及び第2吐出管78cの先端と連通しており、逆流水が発生したとしても、逆流水は第1吐出管76c及び第2吐出管78cを介して第1案内路81を流下し、さらに第2案内路82を流下し、先端開口82mから洋風便器本体2のボウル部20内に排出される。
なお、図2に示すように、第1案内路81は平面形状がLの字形状をなしており、第2案内路82は平面形状が直路形状をなしている。第1案内路81と第2案内路82との境界域には、水洩れを抑えるゴムや軟質樹脂等の弾性材料で形成されたシール部材83が設けられている。
【0022】
図1〜3に示すように、固定プレート3の便器洗浄装置取付部31に固定された便器洗浄装置7には、弁手段70の開閉を行う駆動装置9が設けられている。駆動装置9は、リム用の開閉弁71の開弁及び閉弁と、ジェット用の開閉弁73の開弁及び閉弁とを行うためのものであり、カム装置90と、カム装置90を駆動させるモータ装置95とを備えている。カム装置90は弁手段70の上方に設けられており、固定プレート3の便器洗浄装置取付部31に保持されている取付片91に水平状態で回転可能に保持された回転軸92と、回転軸92にこれの軸直角方向に突出するように並設された第1カム93及び第2カム94とを備えている。回転軸92は洋風便器本体2の幅方向に沿って延設されている。
【0023】
モータ装置95は取付片91に固定されており、モータ96と、モータ96の回転力を回転軸92に伝達する減速ギヤとを内蔵しており、図示しないコントローラの制御により回転軸92を回転駆動できるようになっている。モータ装置95により回転軸92が回転すると、第1カム93及び第2カム94は回転する。次に、固定プレート3を洋風便器本体2に組み付ける場合について説明を加える。このタンクレス便器1では、図1から理解できるように、固定プレート3の便器洗浄装置取付部31には便器洗浄装置7が予め装備されている。この状態において、固定プレート3の取付孔33を洋風便器本体2の固定プレート取付孔28を対面させた状態で固定プレート3を洋風便器本体2の支持部25に載せると共に、取付孔33及び固定プレート取付孔28に取付手段としてのボルト部材100を挿通し、ボルト部材100の雄ねじ部に第1ナット部材102を締結することにより、固定プレート3の便器洗浄装置取付部31を洋風便器本体2の支持部25の支持面26に脱着可能に固定する。
【0024】
また、便座・便蓋装置5の取付ボルト54を固定プレート3の便座・便蓋装置取付部30の便座・便蓋取付孔32及び洋風便器本体2の挿通孔27に順に挿通した状態とし、取付ボルト54の先端の雄ねじ部に第2ナット部材104を締結する。これにより便座・便蓋装置5を固定プレート3の便座・便蓋装置取付部30に脱着可能に固定すると共に、固定プレート3の便座・便蓋装置取付部30を洋風便器本体2の支持部25に脱着可能に固定する。そして、外側からカバー150を脱着可能に被せ、便器洗浄装置7等を覆う。
【0025】
図3に示すように、タンクレス便器1を設置する室の壁には給水源である水道管等の給水管110が設けられている。給水管110に取り付けられた止水栓111から導出されたフレキシブルホース112の先端部112aは便器洗浄装置7の弁手段70の入水ポートに接続される。これにより給水管110からの水はリム用の開閉弁71及びジェット用の開閉弁73に給水される。
【0026】
次に、洋風便器本体2のボウル部20の洗浄を行う場合について説明を加える。このタンクレス便器1では、使用者のスイッチ操作に基づいて、コントローラの信号により駆動装置9のモータ96が駆動し、回転軸92が回転駆動される。これにより第1回目のリム通水操作が行われる。すなわち、第1カム93のカム面がリム用の開閉弁71の図示しないシャフトを下方向に押圧し、リム用の開閉弁71を開弁させる。これにより洗浄水はリム用の開閉弁71の出水ポートを経てリム用導管71eに供給され、リム通水路23に供給されてボウル部20の内壁面が洗浄される。
【0027】
カム装置90の駆動に伴い、第1カム93がリム用の開閉弁71のシャフトを下方向に押圧しなくなり、図略のリターンバネによりリム用の開閉弁71が閉弁する。その後、第2カム94がジェット用の開閉弁73の図示しないシャフトを下方向に押圧し、ジェット用の開閉弁73を開弁させる。これによりジェット通水操作が行われる。すなわち、第2カム94のカム面がジェット用の開閉弁73のシャフトを下方向に押圧し、ジェット用の開閉弁73を開弁させる。これにより洗浄水はジェット用の開閉弁73の出水ポートを経てジェット用導管73eに供給され、ジェットノズルに供給されて強制的にサイホン作用を生じさせる。
【0028】
次いで、カム装置90の駆動に伴い、第2カム94のカム面がジェット用の開閉弁73のシャフトを下方向に押圧しなくなり、図略のリターンバネによりジェット用の開閉弁73が閉弁する。その後、第1カム93のカム面がリム用の開閉弁71のシャフトを再度下方向に押圧し、リム用の開閉弁71を再度開弁させる。これにより第2回目のリム通水操作が行われる。すなわち、洗浄水はリム用の開閉弁71を経てリム通水路23に供給され、洗浄水はボウル部20の内壁面に沿って流下する。これによりボウル部20は封水され、ボウル部20の洗浄を終了する。
【0029】
次に清掃する場合について説明を加える。このタンクレス便器1では、洋風便器本体2と便座・便蓋装置5や便器洗浄装置7との間の微小隙間に汚れが発生し、洋風便器本体2の清掃を行おうとする場合、清掃者は、固定プレート3を洋風便器本体2の支持部25から外せば、便座・便蓋装置5及び便器洗浄装置7を洋風便器本体2から取り外すことができる。こうして、このタンクレス便器1は、洋風便器本体2の清掃のために多くの手順を必要としないことから、洋風便器本体2の清掃性が高い。特に、このタンクレス便器1では、便座・便蓋装置5のみを固定プレート3に固定したまま洋風便器本体2に対して上下に揺動できるため、固定プレート3の前方側に隠れた洋風便器本体2の支持部25の清掃性を高めている。また、このタンクレス便器1では、支持部25の固定プレート取付孔28により固定プレート3の後方側のみが洋風便器本体2に固定されているだけであるので、便座・便蓋装置5とともに固定プレート3を容易に取り外すことができ、洋風便器本体2の清掃性が高い。
【0030】
また、このタンクレス便器1では、固定プレート3は、便座・便蓋装置5及び便器洗浄装置7の双方を併せて洋風便器本体2に取り付ける共通プレートとして利用されるため、取付性も改善され、部品点数の低減も図っている。
さらに、このタンクレス便器1では、固定プレート3内の第1、2案内路81、82により第1、2バキュームブレーカ76、78の第1、2吸気口76a、78aから吐出する逆流水を洋風便器本体2に案内することができるため、特別な配管を必要とすることなく、逆流水による汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るタンクレス便器の分解斜視図である。
【図2】実施形態に係るタンクレス便器の固定プレート付近の要部平面図である。
【図3】実施形態に係るタンクレス便器の固定プレート付近の要部側面図である。
【符号の説明】
24…リム
25…支持部
2…洋風便器本体
5…便座・便蓋装置
110…給水管
7…便器洗浄装置
1…タンクレス便器
30…便座・便蓋装置取付部
31…便器洗浄装置取付部
3…固定プレート
54…取付ボルト
32…便座・便蓋取付孔
27…挿通孔
28…固定プレート取付孔
70…弁手段(71…リム用の開閉弁、73…ジェット用の開閉弁)
75…バキュームブレーカ(76…第1バキュームブレーカ、78…第2バキュームブレーカ)
76a…第1吸気口
78a…第2吸気口
8…案内路(81…第1案内路、82…第2案内路)

Claims (2)

  1. リムの後方に支持部を有する洋風便器本体と、該支持部に設けられ、便座及び便蓋をもつ便座・便蓋装置と、該支持部に設けられ、給水管から供給される水で該洋風便器本体の洗浄を行う便器洗浄装置とを備えたタンクレス便器において、
    前記支持部には、前方側便座・便蓋装置取付部後方側便器洗浄装置取付部を有する固定プレートの該後方側が固定され、前記便座・便蓋装置は該便座・便蓋装置取付部に固定され、前記便器洗浄装置は該便器洗浄装置取付部に固定され、該固定プレートは該便座・便蓋装置取付部が該便器洗浄装置取付部に対して上下に揺動可能であることを特徴とするタンクレス便器。
  2. 便器洗浄装置は、水を洋風便器本体に供給・停止可能な弁手段と、大気と連通する吸気口を有し、該弁手段における該水の逆流を防止するバキュームブレーカとを備え、固定プレートは該バキュームブレーカの該吸気口から吐出する逆流水を該洋風便器本体のボウル部に向けて流下させる案内路を有することを特徴とする請求項記載のタンクレス便器。
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