JP3667425B2 - スプリンクラーヘッドの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シーリングプレートをスプリンクラーヘッドに装着して天井ボードのヘッド取付穴の位置に取り付けるスプリンクラーヘッドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスプリンクラーヘッドの取付構造としては、例えば図15に示すようなものがある。
図15において、101は天井ボードであり、天井ボード101にはヘッド取付穴102が形成され、ヘッド取付穴102の位置にはシーリングプレート103を装着したスプリンクラーヘッド104がヘッド取付穴102との隙間を塞ぐように取り付けられる。
【0003】
スプリンクラーヘッド104は、ヘッド本体105と、ヘッド本体105の下部に設けた感熱部106と、ヘッド本体105の上部に形成したシーリングプレート取付部107と、シーリングプレート取付部107の上部に形成したねじ部108とにより構成されている。シーリングプレート取付部107の外周には凹凸部107Aが形成され、凹凸部107Aにはシーリングプレート103が装着される。
【0004】
シーリングプレート103はスプリンクラーヘッド104に取り付けるヘッド取付円筒部109と、ヘッド取付円筒部109の下部に一体に形成されたリング状のキャップ110を有し、ヘッド取付円筒部109の内周にはシーリングプレート取付部107の凹凸部107Aに係合する凹凸部109Aが形成されている。
【0005】
スプリンクラーヘッド104の取付けは、天井内に消火配管から分岐された巻出し配管を固定金具で固定し、この巻出し配管の先端にネジ部108によって、スプリンクラーヘッド104が接続され、天井ボード101のヘッド取付穴102の位置に配置される。この状態で、シーリングプレート103を天井ボード101の下側からスプリンクラーヘッド104に挿入し、シーリングプレート103の凹凸部109Aとスプリンクラーヘッド104の凹凸部107Aを係合して、ヘッド取付穴102との隙間をキャップ110により塞ぐように装着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスプリンクラーヘッドの取付構造にあっては、地震が発生すると、振動により天井ボード101とスプリンクラーヘッド104が例えば上下に別々に動くと、シーリングプレート103がスプリンクラーヘッド104から抜けて落下してしまい、その結果、感熱部106が天井ボードにぶつかって脱落し、スプリンクラーヘッド104が作動し、その放水により水損が発生するという問題があった。また、シーリングプレート103が抜けた場合でも抜けない場合でも、振動による左右の動きによって天井ボード101が破損してしまうという問題もあった。また、シーリングプレート103が抜けて落下してしまうと、取り付けている天井が高い場合には、再度シーリングプレート103を取り付ける作業が煩雑であった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、地震による振動が発生してもシーリングプレートが落下せず、また天井ボードと感熱部とがぶつかってスプリンクラーヘッドが作動することがないスプリンクラーヘッドの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明は、次のように構成する。
まず、本発明は、天井内に消火配管から分岐された巻出し配管の先端にスプリンクラーヘッドを接続し、スプリンクラーヘッドを天井ボードに開口されたヘッド取付穴の位置に配置し、更に、ヘッド取付円筒部の下部にリング状キャップを一体に備えたシーリングプレートをスプリンクラーヘッドに装着してヘッド取付穴との隙間を塞いだスプリンクラーヘッドの取付構造を対象とする。
【0011】
発明は、シーリングプレートのリング状キャップの内側となるヘッド取付円筒部の下部に、弾性体からなるリング状態のクッションリングを嵌め込んで天井ボードのヘッド取付穴に圧入配置させる。
【0012】
また、本発明のスプリンクラーヘッドの取付構造にあっては、スプリンクラーヘッドはヘッド本体の上部にシーリングプレート取付部を有し、シーリングプレート取付部に耐震スリーブを装着し、耐震スリーブは、円筒部下部に天井ボードに当接する押圧フランジを備えると共に円筒部内側に下側に開口した溝を備え、耐震スリーブの円筒部の溝にシーリングプレートの円筒部を下側から嵌め込んでリング状キャップと押圧フランジとの間に天井ボードを挟み付けるようにする。この場合、押圧フランジと天井ボードとの間に摩擦係数の高いシート部材を介在させても良い。また、押圧フランジの天井ボードとの接触面を、ギザギザの滑り止め形状としても良い。
【0013】
また、本発明のスプリンクラーヘッドの取付構造にあっては、スプリンクラーヘッドはヘッド本体の上部にシーリングプレート取付部を有し、シーリングプレート取付部に取付けられたスプリング押えと天井ボードのヘッド取付穴側に配置したリングプレートの間にスプリングを介在させ、スプリングで押圧されたリングプレートとシーリングプレートのリング状キャップとの間に天井ボードを挟み付けるようにする。
【0014】
この場合にも、リングプレートの天井ボードとの間に摩擦係数の高いシート部材を介在させても良い。また、リングプレートの天井ボードとの接触面を、ギザギザの滑り止め形状としても良い。
このため、本発明のスプリンクラーヘッドの取付構造によれば、地震による振動が生じても、シーリングプレートがスプリンクラーヘッドから抜けて落下してしまうことがないので、スプリンクラーヘッドの感熱部が天井ボードに直接接触することがない。その結果、スプリンクラーヘッドが作動せず、放水による水損を未然に防止することができる。また、シーリングプレートの落下による取り付け作業を行なわなくとも良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のスプリンクラーヘッドの取付構造を第1の実施形態を示す断面説明図である。
図1において、1は天井ボードであり、天井ボード1にはヘッド取付穴2が形成され、ヘッド取付穴2の位置には、天井内に支持固定された巻出し管の先端に接続されたスプリンクラーヘッド3が配置される。4はスプリンクラーヘッド3のヘッド本体であり、ヘッド本体4の下部には感熱部4Aが天井ボード1から露出するように設けられている。
【0016】
ヘッド本体4の上部にはシーリングプレート5を取り付けるためのシーリングプレート取付部6が一体に形成されている。シーリングプレート取付部6の上部には消火用配管から分岐した巻出し配管の先端が接続されるねじ部7が一体に形成されている。
シーリングプレート取付部6の外周には、図2に拡大して示すように、凹凸部6Aが形成され、この凹凸部6Aはシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の内周に形成した凹凸部8Aと係合する。また、シーリングプレート取付部6の周側面には、上下方向に挿入溝8Bが形成され、図3に示すように挿入溝8Bは周方向に複数個形成されている。また、ねじ部7には消火用水を供給するための給水穴9が形成されている。
【0017】
シーリングプレート5は、図4(B)に示すように、ヘッド取付円筒部8と、ヘッド取付円筒部8の下部に一体形成されたリング状のキャップ10を有し、ヘッド取付円筒部8の上部には内側に突出した係止片11が一体に形成されている。係止片11はシーリングプレート取付部6に形成した上下方向の挿入溝8Bを通過可能な矩形形状に形成されている。
【0018】
再び図1を参照するに、12は弾性体からなるリング形状に形成されたクッションリングであり、クッションリング12はシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の下部に嵌め込まれる。クッションリング12は、図4(A)に示すように、上端から下端に向かうにつれて肉厚となるように形成され、断面は略三角形状になっている。
【0019】
図5はスプリンクラーヘッド3の巻出し配管に対する取付構造の説明図である。図5において、天井ボード1の裏面には複数組のエムバー13が固定され、エムバー13はクリップ14を介してアングル15に連結されている。アングル15には吊りボルト16を取り付けるボルト取付部17が設けられ、ボルト取付部17には吊りボルト16の一端が取り付けられる。吊りボルト16の他端は天井面18に挿入したインサートボルト19に高さ調整自在に固定されている。したがって、天井ボード1はアングル15を介して吊りボルト16により天井面18に吊り下げられている。
【0020】
スプリンクラーヘッド3は天井内の給水配管の取出し口25から分岐された巻出し配管21の先端に接続され、天井ボード1のヘッド取付穴2の位置に配置される。巻出し配管21は固定金具22により取付けバー23に固定される。巻出し配管21はフレキシブル管を使用しており、ヘッド取付穴2に対する位置調整が用意にできる。勿論、フレキシブル管以外の巻出し配管を用いても良い。
【0021】
このようなスプリンクラーヘッド3の指示固定状態で、天井ボード1のヘッド取付穴2との隙間に対し下側からシーリンングプレート5を嵌め入れ、図1のような取付状態とする。
図1の実施形態においては、シーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の上部に内側に突出する係止片11を設けたため、地震が発生して、スプリンクラーヘッド3が上下動してもシーリングプレート5は係止片11でスプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6の上部に係止されているため、落下しない。このため、横揺れがあってもシーリングプレート5により天井ボード1とスプリンクラーヘッド3の感熱部4Aは接触しないので、感熱部4Aが脱落してスプリンクラーヘッド3が作動してしまうことがなく、放水による水損を未然に防止することができる。
【0022】
また、弾性体よりなるリング形状のクッションリング12をシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の下部に嵌め込み、その状態でシーリングプレート5をスプリンクラーヘッド3に取り付けるため、クッションリング12と天井ボード1のヘッド取付穴2の側面とが当接し、地震による横揺れがあってもスプリンクラーヘッド3と天井ボード1は一体に動こうとするので、天井ボード1とスプリンクラーヘッド3とがぶつかろうとする力はクッションリング12で吸収されるので天井ボード1が破損することもない。
【0023】
また巻出し配管21としてフレキシブル管を用いることにより、スプリンクラーヘッド3、天井ボード1、シーリングプレート5は地震時の振動に追随できるようになり、耐電性を向上させることができる。
図6および図7は本発明の第2の実施形態を示す図であり、図6はシーリングプレート5の一部破断斜視図、図7は図6のシーリングプレート5を装着したスプリンクラーヘッドの取付け構造図である。
【0024】
図6において、11Aはシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の上部内側に突出する係止片であり、この係止片11Aは下側にいくほど内側に広がるテーパ形状に形成されている。また、シーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の周方向の複数箇所には縦方向に貫通するスリット30が形成されている。
シーリングプレート5をスプリンクラーヘッド3に装着するときは次のようにする。
【0025】
シーリングプレート5をスプリンクラーヘッド3の下側から押し込み、スプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6に係止片11Aのテーパ面が当接するとき、さらにシーリングプレート取付部6を押し込んでスリット30でヘッド取付円筒部8を外側に湾曲変形させながら、係止片11Aをシーリングプレート取付部6の上部に係合させる。このようにして、シーリングプレート5をスプリンクラーヘッド3に取り付けた状態は、図7に示される。
【0026】
地震が発生して振動があっても、シーリングプレート5はテーパ面が形成された係止片11Aによりスプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6の上部に係止されているので、落下しない。図6,図7の第2の実施形態においては、図1の実施形態のように挿入溝に係止片を合わせる必要がないから、シーリングプレート5のスプリンクラーヘッド3への取付け作業が容易になる。この実施形態にあってもクッションリング12を取り付けることで、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0027】
図8は本発明の第3の実施形態を示す取付け構造図である。図8において、11は第1の実施形態の係止片と同様の係止片であり、係止片11はシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の上部内側に突出している。係止片11はスプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6に形成した挿入溝8Bを通過可能な矩形状に形成される。
【0028】
11Bは下部係止片であり、下部係止片11Bはシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の中部内側に突出して形成され、シーリングプレート5のシーリングプレート取付部6への係止状態で、シーリングプレート取付部6の下面に当接して上部の係止片11との間にシーリングプレート取付部6を挟み付ける。
シーリングプレート5は、シーリングプレート取付部6に、上部の係止片11と下部係止片11Bにより上下で確実に係止されるので、スプリンクラーヘッド3から外れて落下してしまうことがない。この第3の実施形態においても第1,2の実施形態と同様な効果が得られる。
【0029】
図9および図10は本発明の第4の実施形態である。図9において、11Aは本発明の第2の実施形態において、設けたものと同様の係止片であり、この係止片11Aは下側にいくほど内側に広がるテーパ形状に形成される。また、ヘッド取付円筒部8の複数箇所には縦方向に貫通するスリット30が形成されている。係止片11Aの下部には矩形状の下部係止片11Bが形成されている。したがって、シーリングプレート5をスプリンクラーヘッド3に下側から装着すると、図10に示すように、スプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6へのシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の係止状態で、シーリングプレート取付部6を上部の係止片11Aと下部係止片11Bとで挟み付ける。シーリングプレート5は、シーリングプレート取付部6に、上部の係止片11Aと下部係止片11Bとにより係止され、スプリンクラーヘッド3に確実に固定される。この第4の実施形態においても第1〜3の実施形態と同様な効果が得られる。
【0030】
尚、上記実施形態において、シーリングプレート取付部6の外周に設けられる凹凸部6Aとシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の内周に設けた凹凸部8Aとの係合は必ずしも必要ではない。
図11は本発明の第5の実施形態である。図11において、スプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6には天井ボード1の厚さに対応してスプリンクラーヘッド3を取り付ける高さ位置を調整するための調整溝31が形成されている。調整溝31は例えば傾斜する複数の溝よりなる。32はスプリンクラーヘッド3に固定される耐震スリーブであり、耐震スリーブ32の円筒部32Aの内周には調整溝31に嵌め込まれる突起部32Bが形成され、突起部32Bを調整溝31に嵌め込むことで、耐震スリーブ32をスプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6に固定する。
【0031】
そして、調整溝31に沿って突起部32Bを動かすことで、耐震スリーブ32に対するスプリンクラーヘッド3の高さ位置を調整することができ、その結果、天井ボード1からのスプリンクラーヘッド3の突出寸法を所定値にすることができる。調整溝31としては、傾斜溝に限らず、図12に示すように、水平方向に二段に形成した固定溝31Aとしても良い。
【0032】
また、耐震スリーブ32には円筒部32Aの下部に天井ボード1に当接する押圧フランジ32Cが一体に形成されるとともに円筒部32Aの内周には下側に開口した大径の溝32Dが形成されている。この溝32Dにはシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8が下側の開口部から嵌め込まれる。
溝32Dには図13に示すように、凹凸部32Eが形成され、凹凸部32Eに係合する凹凸部8Bがシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の外周に形成されている。したがって、溝32Dにヘッド取付円筒部8を嵌め込み、凹凸部32E,8B同士が係合させることにより、シーリングプレート5はスプリンクラーヘッド3に固定される。
【0033】
このようにして、シーリングプレート5のキャップ10と耐震スリーブ32の押圧フランジ32Cとの間に天井ボード1を挟み込むようにしている。凹凸部32E,8Bは、シーリングプレート5を回転させることによって、スプリンクラーヘッド3から外せるように、全周に設ける必要はない。
また、耐震スリーブ32の円筒部32Aと押圧フランジ32Cとの間の角部には補強リブ33が設けられるとともに、押圧フランジ32Cと天井ボード1の間には摩擦係数が高いシート部材34が介装されている。このシート部材34により天井ボード1に対して耐震スリーブ32が回転しないようにしている。なお、このシート部材34の代りに押圧フランジ32Cの天井ボード1との接触面をギザギザの滑り止め形状としても良い。
【0034】
このように、耐震スリーブ32をスプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6に固定し、耐電スリーブ32の溝32Dの凹凸部32Eにシーリングプレート5の凹凸部8Bを下側から嵌め込んで耐震スリーブ32の押圧フランジ32Cとシーリングプレート5のキャップ10との間に天井ボード1を挟み付けるため、地震による振動があってもスプリンクラーヘッド3、シーリングプレート5、天井ボード1は一体となって動き、シーリングプレート5が外れないため、スプリンクラーヘッド3の感熱部4Aが天井ボード1に接触することがなく、スプリンクラーヘッド3が作動することはない。また、天井ボード1が破損する可能性が大幅に低減できる。また、天井ボード1からのスプリンクラーヘッド3の突出寸法を容易に一定値にすることができる。
【0035】
図14は本発明の第6の実施形態である。図14において、スプリンクラーヘッド3のシーリングプレート取付部6の外周には凹凸部6Aが形成され、この凹凸部6Aにはシーリングプレート5のヘッド取付円筒部8の内周に形成した凹凸部8Aが嵌め込まれている。ヘッド取付円筒部8は、リングプレート35の円筒部35A内に挿入され、円筒部35Aの下部にはフランジ部35Bが一体に形成される。
【0036】
フランジ部35Bにはスプリング収納部35Cが一体に形成され、フランジ部35Bと天井ボード1との間には摩擦係数の高いシート部材34が介装され、リングプレート35はシート部材34を介して天井ボード1に固定される。なお、シート部材34の代りにフランジ部35Cの天井ボード1との接触面をギザギザの滑り止め形状としても良い。
【0037】
また、スプリンクラーヘッド3のねじ部7の下部であって、シーリングプレート取付部6の上面にはスプリング押え36が固定されている。スプリング押え36は樹脂製であるため、ねじ部7にねじ込みしなくても、ねじ部7の下部まで容易に差し込み固定することができる。また、スプリング押え36が上方に外れるような場合には、ねじ部7に先端が接続される巻出し配管21で固定するようにすれば良い。スプリング押え36とリングプレート35の間にはスプリング37が介装され、スプリング37で天井ボード1に押圧されたリングプレート35とシーリングプレート5の下部に一体に形成したリング状のキャップ10との間に天井ボード1を挟み付けている。こうして、スプリンクラーヘッド3と天井ボード1が連結される。
【0038】
したがって、地震による振動が生じても、スプリンクラーヘッド3、シーリングプレート5、スプリング押え36、リングプレート35および天井ボード1は一体に動くことから、天井ボード1とスプリンクラーヘッド3の感熱部4との接触によりスプリンクラーヘッド3が作動してしまうことがない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、地震が発生しても振動によりシーリングプレートがスプリンクラーヘッドから抜けないため、シーリングプレートの取り付け作業を再度行なわなくとも良く、またスプリンクラーヘッドの感熱部が天井ボードに接触して、スプリンクラーヘッドが作動してしまうことがない。その結果、放水による水損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスプリンクラーヘッドの取付構造図
【図2】シーリングプレートとスプリンクラーヘッドの係合部の拡大図
【図3】スプリンクラーヘッドの平面図
【図4】クッションリングとシーリングプレートの一部破断斜視図
【図5】スプリンクラーヘッドの巻出し配管への取付構造図
【図6】本発明の第2の実施形態に係るシーリングプレートの一部破断斜視図
【図7】シーリングプレートを装着したスプリンクラーヘッドの取付構造図
【図8】本発明の第3の実施形態に係るスプリンクラーヘッドの取付構造図
【図9】本発明の第4の実施形態に係るシーリングプレートの一部破断斜視図
【図10】図9のシーリングプレートを装着したスプリンクラーヘッドの取付構造図
【図11】本発明の第5の実施形態に係るスプリンクラーヘッドの取付構造図
【図12】スプリンクラーヘッドの固定溝を示す説明図
【図13】耐電スリーブとシーリングプレートの係合を示す拡大図
【図14】本発明の第6の実施形態に係るスプリンクラーヘッドの取付構造図
【図15】従来のスプリンクラーヘッドの取付構造図
【符号の説明】
1:天井ボード
2:ヘッド取付穴
3:スプリンクラーヘッド
4:ヘッド本体
5:シーリングプレート
6:シーリングプレート取付部
8:ヘッド取付円筒部
8B:挿入溝
10:キャップ
11,11A:係止片
11B:下部係止片
12:クッションリング
21:巻出し配管
30:スリット
32:耐震スリーブ
32D:溝
33C:押圧フランジ
35:リングプレート
36:スプリング押え
37:スプリング

Claims (7)

  1. 消火配管から天井内に分岐された巻出し配管の先端にスプリンクラーヘッドを接続し、該スプリンクラーヘッドを天井ボードに開口されたヘッド取付穴の位置に配置し、更に、ヘッド取付円筒部の下部にリング状キャップを一体に備えたシーリングプレートを前記スプリンクラーヘッドに装着してヘッド取付穴との隙間を塞いだスプリンクラーヘッドの取付構造に於いて、
    前記シーリングプレートの前記リング状キャップの内側となる前記ヘッド取付円筒部の下部に、弾性体からなるリング状態のクッションリングを嵌め込んで前記天井ボードのヘッド取付穴に圧入配置させたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  2. 天井内に消火配管から分岐された巻出し管の先端にスプリンクラーヘッドを接続し、該スプリンクラーヘッドを天井ボードに開口されたヘッド取付穴の位置に配置し、更に、ヘッド取付円筒部の下部にリング状キャップを一体に備えたシーリングプレートを前記スプリンクラーヘッドに装着してヘッド取付穴との隙間を塞いだスプリンクラーヘッドの取付構造に於いて、
    前記スプリンクラーヘッドはヘッド本体の上部にシーリングプレート取付部を有し、該シーリングプレート取付部に耐震スリーブを装着し、該耐震スリーブは、円筒部下部に天井ボードに当接する押圧フランジを備えると共に円筒部内側に下側に開口した溝を備え、該耐震スリーブの円筒部の溝に前記シーリングプレートの円筒部を下側から嵌め込んで前記リング状キャップと前記押圧フランジとの間に前記天井ボードを挟み付けたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  3. 請求項記載のスプリンクラーヘッドの取付構造に於いて、前記押圧フランジと天井ボードとの間に摩擦係数の高いシート部材を介在させたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  4. 請求項記載のスプリンクラーヘッドの取付構造に於いて、前記押圧フランジの天井ボードとの接触面を、ギザギザの滑り止め形状としたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  5. 天井内に消火配管から分岐された巻出し配管の先端にスプリンクラーヘッドを接続し、該スプリンクラーヘッドを天井ボードに開口されたヘッド取付穴の位置に配置し、更に、ヘッド取付円筒部の下部にリング状キャップを一体に備えたシーリングプレートを前記スプリンクラーヘッドに装着してヘッド取付穴との隙間を塞いだスプリンクラーヘッドの取付構造に於いて、
    前記スプリンクラーヘッドはヘッド本体の上部にシーリングプレート取付部を有し、該シーリングプレート取付部に取付けられたスプリング押えと天井ボードのヘッド取付穴側に配置したリングプレートの間にスプリングを介在させ、前記スプリングで押圧されたリングプレートと前記シーリングプレートのリング状キャップとの間に前記天井ボードを挟み付けたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  6. 請求項記載のスプリンクラーヘッドの取付構造に於いて、前記リングプレートの天井ボードとの間に摩擦係数の高いシート部材を介在させたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
  7. 請求項記載のスプリンクラーヘッドの取付構造に於いて、前記リングプレートの天井ボードとの接触面を、ギザギザの滑り止め形状としたことを特徴とするスプリンクラーヘッドの取付構造。
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