JP3667377B2 - 家屋の床下防虫処理方法 - Google Patents

家屋の床下防虫処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、家屋の床下防虫処理方法に関し、特に、木造家屋を白蟻その他の木材害虫から防護するための床下防虫処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
木造家屋の白蟻の防除方法は、家屋床下の土壌表面や柱の表面に防虫薬剤含有乳剤や液剤を噴霧散布する方法が広く行われた。しかし、この方法は、防虫薬剤の固定が不充分で、比較的短期間に薬剤成分が蒸散するため長期間にわたる防虫効果が期待できなかった。また、そのような欠点を改善する防虫薬剤の固定方法として、例えば、酢酸ビニル樹脂エマルジョンとアスファルト乳剤を7:3程度の割合に混合したアスファルト乳剤変性酢酸ビニル樹脂エマルジョンに防虫薬剤を含有させた主剤と親水性低分子量ポリウレタン樹脂をメチルエチルケトンその他の有機溶剤で溶解した有機溶剤溶液を強力に混合して家屋の床下土壌表面に噴霧し、防虫薬剤を含む硬化した樹脂発泡体防護被覆隔絶層、すなわち、バリヤ層を形成させる防虫方法が開発された。
【0003】
しかし、アスファルト乳剤は高粘性黒色物質で、これを混合した酢酸ビニル樹脂エマルジョン主剤も濃黒色で、これを噴霧する器具や装置は直ぐに黒く汚れ、これが作業衣に付着すると洗濯によって綺麗に洗い去ることができないので、作業者は主剤の取扱いと噴霧作業を慎重に行わねばならならず、作業性の大幅な低下が避けられなかった。また、アスファルト乳剤は、通常、カチオン系界面活性剤による水中油型エマルジョン製剤であるため、アニオン系界面活性剤と接触するとき容易にエマルジョンが破壊され、乳化分散アスファルトが凝縮分離するするという不都合があり、混合される水性酢酸ビニル樹脂エマルジョンに使用される乳化剤も大幅に制約を受けるという問題があった。更に、炭化水素を主成分とするアスファルトは、装置や器具類に使用されているゴムパッキン等を溶かすという欠点があり、また酢酸ビニル樹脂エマルジョン主剤は、添加されるアスファルト乳剤の粘度を増大させるので、主剤の取扱いが一層困難になるという問題があった。
【0004】
このアスファルト変性酢酸ビニル樹脂水性エマルジョンと親水性ポリウレタン樹脂の有機溶剤溶液を強力に機械的に混合し、噴霧することによって形成される混合樹脂発泡体被覆層は、一緒に混合−噴霧される防虫薬剤成分を包埋,固定するが、形成されたその乾燥被覆層は、アスファルト乳剤によると思われる経時的収縮が徐々に進行し、例えば、数年後に亀裂や割れ目をつくるので、その時点で隔離被覆層としての機能が大幅に低下し、バリヤ層としての防虫力が実質的に失われるという欠点があった。
【0005】
本発明者らは、このようなアスファルト乳剤変性酢酸ビニル樹脂を主剤とする防虫被覆層の上記欠点を克服する方法に関し、特に、アスファルト乳剤に代わる材料に着目して多くの各種合成樹脂水性エマルジョンを試作し、適用実験を重ねた。その結果、(メタ)アクリルエステル系単量体と酢酸ビニルとの共重合体樹脂の水性エマルジョン主剤とポリウレタン樹脂形成性のジイソシアネ−トとポリプロピレングリコ−ルとを溶解した有機溶剤溶液の組合せを防虫薬剤と共に強力に混合噴射させて形成される混合樹脂発泡体層が、防虫薬剤を長期間安定に固定すると共に、経時的にほとんど収縮せず、多少収縮したとしても軟質ないし半硬質のポリウレタン樹脂の弾性によって亀裂の発生が効果的に防止されることを知った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、経時的に収縮し亀裂を生ずることのない柔軟性と非収縮性を有し、土壌表面と床下空間とを実質的に隔離し得る長期にわたって物理的に安定な被覆層を提供することにある。また、他の課題は、取扱い操作性及び作業性の優れた床下防虫処理方法を提供することにある。更に本発明の他の課題は、白蟻その他の微生物類が地中から被覆層を喰い破って床下にはい出ることのない防虫薬剤成分を安定に且つ長期にわたって固定し得る実用的に望ましい防虫隔離被覆層を提供することにある。更に、本発明の処理方法の技術的特徴ないし優れた効果は、以下の記載から一層明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、特に特許請求の範囲の請求項1に記載されるように、酢酸ビニルとアルキル(メタ)アクリレ−トをそれぞれ55〜85重量部と15〜45重量部の範囲割合で含有する共重合体樹脂の樹脂固形分15〜20重量%の水性エマルジョン及びジイソシアネ−トとポリプロピレングリコ−ルをそれぞれ5〜15重量部と85〜95重量部の範囲割合で溶解し、その両成分の合計量が60〜80重量%に調整した不活性有機溶剤の溶液を噴霧機の散布ノズル部において、前記有機溶剤溶液を前記エマルジョンの7〜15容量%の範囲割合で該エマルジョン及び防虫薬剤と共に強力に混合,噴射させ、床下地面に吹き付けて防虫薬剤を含有する混合樹脂発泡体被覆層を形成させる家屋の床下防虫処理方法を要旨とするものである。
【0008】
上記構成を有する本発明の方法によれば、水性共重合体樹脂エマルジョン主剤とイソシアネ−トを含有する有機溶剤溶液(硬化剤系)とを防虫薬剤と共に混合噴霧することにより、反応性のイソシアネ−ト基と水及びポリプロピレングリコ−ルの水酸基とが複雑に反応して、その反応により発生するガスを放出させながら、数分ないし数十分間に硬化して軟質ないし半硬質のポリウレタン樹脂を形成し、主剤の樹脂と均一に混合した防虫薬剤を埋包する混合樹脂発泡体被覆層が形成される。本発明の方法は、比較的低い粘度の主剤を主成分とし、相対的に少量の低粘性の有機溶剤溶液硬化剤系を噴霧器のノズル部で強制混合させるので優れた噴霧作業性が得られ、また、作業者はアスファルト乳剤を取扱うような汚れを気にすることなく作業ができるという利点を有する。
【0009】
本発明の方法においては、酢酸ビニル(VA)とアルキル(メタ)アクリル酸エステル(AE)を55〜85重量部と15〜45重量部の範囲割合で含有する共重合体樹脂のエマルジョンが主剤として用いられる。VA成分が55重量部未満(AE45重量部以上)では、土壌に対する接着性が低下し、また多量のAEを使用することは工業的に不利である。更に、VAが85重量部を超えると(AE15重量部以下)では形成される被覆層は固く柔軟性が不足して経時的にひび割れを生じ易く、振動で亀裂を生じ易いので好ましくない。VA:AEの好ましい重量範囲割合は60〜80:20〜40であり、最も好ましくは、65〜75:25〜35である。
【0010】
上記共重合体樹脂の形成に用いられるAE単量体は、アクリル酸及びメタクリル酸のアルキルエステル類であって、アルキル基の炭素数が4以上のものが実用的である。その中で好ましい代表例は、n−ブチルアクリレ−ト及び2−エチルヘキシルアクリレ−トであって、特に後者が好ましい。また、この共重合体樹脂には、土壌への接着性,柔軟性ないし弾性,引張強度等の物理的性質を改善するために、第三の他の共重合性単量体をVAとAEの合計重量の30%以下程度の少量を導入することができる。そのような共単量体としては、例えば、t−モノカルボキシリックアシドエステル類が挙げられるが、被覆バリヤ層としての機能を阻害しないならば、その他の知られた共重合性単量体を導入してもよい。
【0011】
かかるVA−AE系共重合体は、前記各共単量体の所望割合を水媒体中で、通常知られたエマルジョン重合あるいは乳化重合によって容易に形成することができる。重合においては、一般に、固形分濃度40〜50重量%程度の水性エマルジョンとして得られるが、使用に際して適切な濃度、例えば、樹脂固形分15〜20重量%程度に希釈され、主剤成分として用いられる。本発明の方法においては、このVA−AE系共重合体樹脂水性エマルジョンに各種の添加剤が硬化剤系溶液との混合前に添加混合される。そのような添加剤は、防虫用床下土面被覆樹脂発泡体層の形成に有用な物質類として通常知られた、例えば、着色顔料,消泡剤,防かび剤,粘度調整剤,香料あるいは可塑剤等であって、それらは比較的少量が、適宜選択的に用いられる。
【0012】
一方、本発明の方法に用いられる硬化剤系は、ジイソシアネ−ト(DIC)とポリプロピレングリコ−ル(PPG)を不活性有機溶剤に溶解した非水系溶液であって、水と混合するときイソシアネ−ト基は、水及びPPGと複雑にウレタン化反応をして軟質ないし半硬質のポリウレタン樹脂を形成する。それらの好適割合は、DICが5〜15重量部及びPPGが85〜95重量部の範囲割合である。DICが5重量部未満(PPG95重量部以上)では硬化時間が長くなり、液垂れを生じて硬化被膜の膜厚が不均一となるので好ましくない。またDICが15重量部を超える(PPG85重量部以下)と反応速度が速く固い発泡体被膜を形成するので亀裂が生じ易く採用し難い。DICとPPGの好ましい割合は、10〜14重量部対86〜90重量部の範囲である。
【0013】
本発明に好適に用いられるDICとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネ−ト,4,4'-ジフェニルメタンジイシシアネ−ト,ジアニリンジイソシアネ−ト,ヘキサメチレンジイソシアネ−ト,メタキシレンジイソシアネ−ト等を挙げることができる。これらは通常、単独で用いられるが、二種以上を選択的に混合して用いることもできる。工業的及び実用的に望ましいものはトリレンジイソシアネ−ト(TDI)である。
【0014】
また、PPGは、次の化学式:HO-[CH2-CH(CH3)-O]n-H で表されるプロピレングリコ−ルの縮合物であって、通常、分子量が3000〜1000程度の比較的低分子量のものであり、上記式においては、式中のプロピレンオキシド数nが20〜70程度のPPGである。PPGの分子量が大きすぎると、硬化剤系の有機溶剤溶液の粘度を高めるだけでなくウレタン化反応が遅延するので不都合であり、また、分子量が小さすぎると、硬化剤系溶液の安定性が低下するので好ましくない。上記の好適分子量は、混用される上記DICの種類と量により多少変化するかもしれない。
【0015】
硬化剤系を構成するDICとPPGは、そのいずれとも化学的に反応しない不活性の有機溶剤に溶解される。両成分を溶解し得るそのような不活性有機溶剤としては、例えばジメチルケトン,メチルエチルケトンやジエチルケトン等のケトン類;ジプロピルエ−テル,メチルプロピルエ−テル等の脂肪族エ−テル類;ブチルラクトンのような低級脂肪族ラクトン類及び炭化水素類等を挙げることができる。これらの不活性誘有機溶剤は、単独でも二種以上を組合せて使用することもできる。上記のような範囲割合で混合使用されるDICとPPGは、これらの有機溶剤に溶解させて使用に適切な粘度に調整されるが、そのような硬化材系の溶液の実用的濃度は、DICとPPGの合計量に関して、通常、60〜80重量%の範囲である。
【0016】
また、本発明の方法に用いられる防虫薬剤成分は、白蟻その他、木材害虫等を防除する薬剤として知られた化学物質類であって、そのような薬剤としては、例えば、クロルピリホス(chlorpyrifos),ホキシム:o,o-ジエチル-o-(α-シアノベンジリデンアミノ)チオホスフェ−ト,ペリメトリン:3-フェノキシベンジル=(IRS,3RS)-(IRS,3RS)-3-(2,2-ジクロロビニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシラ−ト,エトフェンプロックス:2-(p-エトキシフェニル)-2-メチルプロピル3-フェノキシベンジルエ−テル,ビフェントリン:(2-メチル[1,1-ビフェニル]-3-イル)メチル-3-(2-クロロ-3,3,3- トリフルオロ-1- プロペニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシラ−ト及びシラフルオフェン:(4-エトキシフェニル)[3-(4-フルオロ-3- フェノキシフェニル)プロピル](ジメチル)シラン及びピレスロイド等が挙げられるが、その他の知られた防虫薬剤も適用できる。
【0017】
これらの防虫薬剤は、二種以上を混合して使用することができるが、通常、対象とする害虫に適切な薬剤が単独で使用される。これらの防虫薬剤は、主剤と硬化剤系両液の混合に先立って、主剤又は硬化剤系に所定量が添加される。通常、共重合体樹脂水性エマルジョン主剤に添加される。その防虫剤の使用量は、白蟻等が地中から樹脂被覆層を食い破って床下に侵入することができない程度の充分な濃度の防虫薬剤を層中に埋包させることが重要である。その含有量は、薬剤の種類及びその殺虫能と関連するが、通常、混合樹脂の合計重量に基づいて2〜4重量%の範囲である。
【0018】
本発明の方法において、強制的に混合される硬化剤系溶液と薬剤成分含有共重合体樹脂水性エマルジョン主剤とは、本質的に相溶性はないが、噴霧器のノズル部において物理的に強烈に混合させ、微細に分割された均質な混合物を形成させることができる。この混合に供されるVA−AE共重合体樹脂エマルジョン主剤は、硬化剤系の有機溶剤溶液の比較的低い粘度及び混合操作性を考慮して前述のように、15〜20重量%の範囲内の樹脂固形分濃度に調整される。このノズル部の混合においては、硬化剤系成分の高濃度溶液は、水性樹脂エマルジョンに基づいて7〜15容量%の割合で供給される。この範囲量は、多すぎても少なすぎても、形成される混合樹脂発泡体被覆シ−トが、硬化前に液垂れを起こしたり、適度の柔軟性,硬さ非収縮性及び物理的強度が得られない等の不利益がある。好ましい範囲量は、8〜12容量%である。
【0019】
噴霧器による強制混合噴霧に際しては、まず床下地面を平坦に均し、その土壌面に対し、通常、主剤エマルジョンが1平方メ−トル当たり450〜600ml程度,硬化剤系がその約10%程度の量割合となるように吹付け操作される。噴霧された混合液は、DICのイソシアネ−ト基がエマルジョン媒体水及びPPGと反応してガスを放出しながら、ウレタン結合して軟質ないし半硬質のウレタンを形成し、硬化して前記共重合体樹脂と実質的に均質な混合樹脂で構成される発泡体層を形成する。この吹付け量は、粘土質あるいは砂質等の土壌の質によって多少相違し、砂質に対しては若干多く吹付けられる。また、形成される樹脂発泡体被覆層は、土壌の質によりあるいは発泡状態によって異なるが、脱水乾燥後の被覆層厚が1〜3mmの範囲となるように操作される。
【0020】
噴霧器のノズル部における主剤エマルジョンと硬化剤系溶液の強力混合は、例えば、防虫薬剤含有エマルジョン主剤を噴霧器の主管に強い圧力で噴入させ、その流入速度により霧吹きの原理を利用して吸液管から硬化剤系溶液を吸引させることによりノズル部の混合室において瞬間的に行われる。この場合、主剤の主管への送り込み速度ないし圧力を選択し、これと関連して硬化剤溶液の吸引導入孔の大きさを調節することにより混合割合をコントロ−ルすることができる。このような二液を強制的に混合して噴射させる噴霧器ないし装置としては、例えば、実公平3−40369号公報及び実公平4−915号公報に記載されたものが好都合に使用できる。
【0021】
強制混合された混合液は、その勢いでそのままノズル出口から噴射されて、地面にほゞ均一になるように噴霧される。吹付けられた液は、その中のイソシアネ−トが化学的に反応してガスを放出しながら硬化し、反応によって形成されるウレタン樹脂とVA−AE系共重合体との実質的に均一な混合樹脂の発泡体被覆層を形成する。このようにして形成された被覆層は、上記のように比較的薄い樹脂発泡シ−トであるが、通常80〜90%程度のガスバリヤ性(防湿性)を有し、地中からの蟻や微生物等の床下への移動を完全に防止するだけでなく、地中からの水分の蒸散を実質的に防止するので、柱等の木材の湿気による腐食が効果的に阻止される。また、このような樹脂被覆バリヤ層によって、床下の空気の温度が外気に比べて夏は涼しく冬は暖かく保たれるので、家屋のエア−サイクルに利用することができ、省エネルギ−家屋を建築するのに好都合に利用することができる。
【0022】
この噴霧液の硬化剤系液の硬化速度は、一般に雰囲気温度が高ければ速く、低ければ遅いが、硬化剤系の有機溶剤によってもDICのウレタン化反応速度をコントロ−ルすることができる。そのコントロ−ルのための有機溶剤の選択や組合せは、簡単な実験によって予め容易に確認,選択することができる。作業現場での作業状況から望ましい硬化時間は、通常、吹付後15〜30分程度であって、そのような硬化時間に設計することにより作業をスム−スにが進めることができる。また、本発明の方法による防虫被覆バリヤ層の形成においては、好ましくは木造家屋の床下に露出する柱や梁等の木材表面には、通常知られた白蟻等に対する防虫表面処理が直前に、あるいは平行して行われる。本発明によって形成される混合樹脂発泡体シ−ト層は薄く軽いので、カッタ−のような鋭利な刃物で適切な大きさに切断して容易に床下地表面から取除くことができ、新たな防虫処理を行うのに極めて有利である。
【0023】
【作用】
本発明の方法によって形成される防虫薬剤を含有する混合樹脂発泡体防虫被覆層は、防虫薬剤成分を層中に均一に且つ安定に埋包するだけでなく、防湿層として土壌中の水分の透過蒸散を効果的に防止し、また、適度の柔軟性と非収縮性を有するので、ひび割れたり亀裂がはいることがないので、長期にわったって安定な防虫ガスバリヤ層として機能する。
【0024】
【実施例】
次に、本発明の白蟻防除方法を具体例により、更に具体的に説明する。例中の部数及び%は、特にことわりがない限り重量による。また、土壌表面に形成された混合樹脂発泡体被覆層についての各種の測定は、防湿性は、JIS Z 0208による防湿包装材料の透濕度試験方法に準じて、また、薬剤固定は、被覆層中の含有薬剤量(濃度)を分析することにより行った。柔軟性と非収縮性については亀裂の有無を観察する方法で定性的に判定した。
【0025】
実施例 1
酢酸ビニル65%及びブチルアクリレ−トと2−エチルヘキシルアクリレ−ト等重量混合物35%を乳化重合して得られた共重合体樹脂水性エマルジョンを水で希釈して樹脂濃度を16%に調整した。その水性エマルジョン200kgに防虫薬剤としてクロルピリホス2kg,少量のカ−ボンブラック含有チタン白(グレ−)顔料3kg,少量の消泡剤及び防かび剤を加えた主剤と、2,4−トリレンジイソシアネ−ト(TDI)9%とPPG91%をメチルエチルケトンとγ−ブチルラクトンとの等容量混合溶剤に溶解した70%硬化剤系溶液を組合せて実公平3−40369号公報に記載された装置を用いて床下土壌に強制的に混合噴霧した。その噴霧は、エマルジョン主剤:硬化剤系溶液が10:1の容量比となるように噴霧装置を調整して、床面積約30平方メ−トルの木造家屋の床下全面に1平方メ−トル当たり、主剤約2.5リットル及び硬化剤系溶液約250mlの混合割合で吹き付けた。
【0026】
土壌表面に吹付けられた混合樹脂噴霧層は、その中のDICが化学的にウレタン化反応しながらガスを放出し、15分後にほゞ硬化した。その樹脂発泡体被覆層の乾燥後の厚さは約2mmであった。この混合樹脂発泡体被覆防虫層の防虫薬剤成分クロルピリホスを1年後から8年間にわたって定期的に測定したところ、毎年の含有量の低下は1%以下で、また、発泡樹脂被覆防虫層にひび割れや亀裂は全くなく、8年後の床下木質部の湿気による腐敗や白蟻等による被害は、実質的に認められなかった。
【0027】
実施例2〜3及び比較例1〜4
次のような各種の主剤エマルジョン及び硬化剤系溶液を調製した。
[主剤エマルジョンの調製]
酢酸ビニル(VA)と2−エチルヘキシルアクリレ−ト(2EHA)の含有割合が異なる4種の主剤水性エマルジョンを調製し、これらのそれぞれに上記実施例1に記載される防虫薬剤,顔料系,消泡剤及び防かび剤を同様の割合で添加した。更に、それぞれを樹脂固形分が17%となるように水で希釈調整した。それら各エマルジョンの共単量体成分の重量割合を下掲表1に示す。
【0028】
(表1)
主 剤 主1 主2 主3 主4
V A 50 60 80 90
2EHA 50 40 20 10
【0029】
[硬化剤系溶液の調製]
γ−ブチルラクトンとメチルプロピルエ−テルとの等容量混合液から成る不活性有機溶剤に、トリレンジイソシアネ−ト(TDI)と平均分子量約2000のポリプロピレングリコ−ル(PPG)とを溶解して、それぞれ含有割合の異なる3種の溶液(硬液1〜3)を作製し、両成分の合計濃度を70%に調整した。それらTDIとPPGの重量割合を下掲表2に示した。
【0030】
(表2)
硬化剤系溶液 硬1 硬2 硬3
TDI 4 10 16
PPG 96 90 84
【0031】
地面に1m2 の多数の区画を設け、それぞれの区画に各種の主剤エマルジョン(主1〜4)と硬化剤系の硬2の溶液との組合せ及び主剤エマルジョン(主2)と硬化剤系の硬1並びに硬3との組合せを10対1の容量割合で実施例1において使用した噴霧器により混合噴射して、地面に密着した混合樹脂発泡体層を得た。それぞれの発泡体層の乾燥後の厚さ約2mmであった。その層について防虫剤固定性,防湿性及び亀裂の有無を調べた。それらの結果を主剤−硬化剤系の組合せを下掲表3に示す。
【0032】
Figure 0003667377
上記の各組合せ例では、すべて5年後の樹脂被覆層内の防虫薬剤の低下が数%以下で満足し得る薬剤固定性が得られた。しかし、比較例1は、その被覆層の土壌に対する接着性がやゝ劣り、しかも材料が高価につくため採用し難い。また、比較例2は、樹脂被覆層が硬すぎて柔軟性が不足し、経時的に亀裂の発生が見られた。比較例3は、発泡が不足し硬化速度も遅いので、液垂れ現象が激しく被覆層の層厚が不均一となって安定且つ高いガスバリヤ性が得られず、また比較例4は、紫外線で劣化し易く耐候性に問題があった。これに対し、実施例2及び3の組合せに成る被覆層は、いずれもそれらの不都合はなく、長期にわたって安定な防虫被覆層として機能することが確認された。
【0033】
実施例 4,比較例 5〜6
噴霧器の硬化剤系溶液吸引側管のバルブを調節して、前記硬2の硬化剤系溶液の吸引量を変化させ、前記主2を主剤として、それぞれの混合割合を変化させて区画地面に混合樹脂発泡体被覆層を形成させた。それらの混合樹脂割合及び被覆層の性質を調べた結果を下表4に示す。
【0034】
Figure 0003667377
比較例5は、ウレタン化硬化反応速度が遅延し、発泡不足と吹付け被覆層に液垂れを生じて、被覆層厚が不均一となり望ましいガスバリヤ性が得られず、また比較例6は、発泡ウレタン樹脂が多すぎて表面が紫外線劣化し易く、経時的安定性が得られないため、比較的短期間に取替えが必要であった。
【0035】
【発明の効果】
本発明の方法によって床下地面に得られる混合樹脂発泡体防虫被覆層は、優れた防虫剤固定性,ガスバリヤ性及び耐亀裂性を有し、地中からの白蟻や微生物の床下への侵入や水分の透過を防止するから、特に、木造家屋が長期にわたって安全に保持され、社会生活への寄与は絶大である。

Claims (2)

  1. 酢酸ビニルとアルキル(メタ)アクリレ−トをそれぞれ55〜85重量部と15〜45重量部の範囲割合で含有する共重合体樹脂の樹脂固形分15〜20重量%の水性エマルジョン及びジイソシアネ−トとポリプロピレングリコ−ルをそれぞれ5〜15重量部と85〜95重量部の範囲割合で溶解して成る両成分の合計量が60〜80重量%の不活性有機溶剤溶液を噴霧機の散布ノズル部において、前記有機溶剤溶液を前記エマルジョンの7〜15容量%の範囲割合で該エマルジョン及び防虫薬剤と共に強力に混合,噴射させ、床下地面に吹き付けて防虫薬剤を含有する混合樹脂発泡体被覆層を形成させることを特徴とする家屋の床下の防虫処理方法。
  2. アルキル(メタ)アクリレ−トが、ブチルアクリレ−ト及び/又は2−エチルヘキシルアクリレ−トである請求項1記載の処理方法。
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