JP3666841B2 - 回転式シールバー - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、一対の顎形シールバーが円軌道に沿って回転するシール装置であって、回転式袋詰め装置からの袋詰め品を、トラブルなく受け取りうる構成にすることを目的とするものである。
【0002】
【従来の技術】
実開平7−26305公報には、図4に示すように、一対の1組とする多数組のクランプ2をロータ3の周囲に等間隔に配置した袋詰め機4と、一対を1組とする多数組の顎形シールバー5,6をロータ7の周囲に等間隔に配置するシール機8とからなる、回転式包装装置を開示する。該包装装置は、袋詰め機のロータ3が1回転する間に、前記一対のクランプ2で挟持した包装用の袋内に食材が充填され、前記袋は、前記シール機の一対のシールバー5,6によってキヤッチし、前記ロータ7が1回転中に前記袋の口を前記シールバーによって加熱シールする構成である
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記の袋詰め機4は、図面の各ポジションに単語により書き示したように、シール機8よりも多くの作業工程が要求される。例えば袋給停止位置でクランプ2に対して空袋を供給すると、この空袋は、開口位置で口を広げられ、充填位置では袋内に食材が供給され、振動位置では慣性によって食材を袋内に沈め、液充では味付け液を充填し、次に袋口を閉じ、続いて袋を挟んで内部の空気を抜いたあと、シール機との接点に到達する。一方シール機8は、シールバー5,6でキヤッチした袋の口を、これらシールバーで溶着し、そのあと前記溶着部を自然冷却して放出するだけの工程であるから、該シール機8と、袋詰め機4との間にはスピード差があり、シールバー5,6がキヤッチする袋に対してクランプ2の動きが妨害となり、袋を引き破るというトラブルが発生する可能性がある。
【0004】
なお実開平2−102302公報には、袋詰め機4とシール機8との間に、クランプ2からシールバー5,6に袋をバトンタッチさせるに適する受け渡し装置を開示するが、このように袋を幾段にもバトンタッチすることは、それだけ袋の掴みずれや、受け渡しミスの発生率が大きくなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決するための手段】
本発明は、トラブル少なく袋の受け渡しを行なうために、縦軸のロータの周辺に横軸の枢支ピンを介して前記ロータの遠心方向に傾倒自在に支持した筒形のアームと、前記アームに固定するシールバーと対向するように、該アームに回転自在に支持するレバーに設けた可動シールバーと、前記アームの下端にスライド自在に設けた作動ブロックを、前記アーム内に配置したロッドを介して前記レバーに連結するシールバー開閉手段と、前記作動ブロックを前記アーム内方向に引き込み、前記可動シールバーを前記の固定シールバーに圧着するように付勢する第1スプリングと、前記アームを前記ロータの中心方向に引き付けて該ロータに固定したクッション材に押し付ける第2スプリングと、回転式袋詰め機との対向位置で前記アームから突き出た操作バーを上下動させる前記アームの起伏手段と、同じく前記袋詰め機との対向位置に配置した板カムの抵抗により、尾片を介して前記作動ブロックを下方向にスライドさせ、前記可動シールバーを前記固定シールバーから離反させる第1操作手段と、前記作動ブロックの円軌道の一部領域で該作動ブロックの下面に接触して前記両シールバーによる袋口挟圧を持続させる環状カムと、前記環状カムの途切れた位置で前記第2スプリングの引き付け力に抗する方向から前記尾片に押力を加え前記両シールバーを開放する第2操作手段とにより構成する。
【0006】
【作用】
ロータに支持したアームが袋詰め機との対向位置に到達すると、起伏手段は、前記アームが備える操作バーを下から押して該アームを、前記の袋詰め機の方向に傾倒させる。この傾倒によって作動ブロックから突き出る尾片は、第1操作手段における板カムの抵抗を受けるから、前記作動ブロックは押し下げられてアーム上端のレバーを回転するので、該レバーに設けた可動シールバーは、固定シールバーから離れて袋口を抱え込み、その直後、前記板カムの上動に伴う第1スプリング引き付けにより、前記シールバーは袋口をキヤッチする。そしてその後、前記起伏手段を緩めることにより前記アームは第2スプリングの引き付け力によって、ロータ中心に向けて起立し、一対のシールバーは銜えた袋を袋詰め機から引き離すのである。
【0007】
前記のごとくシールバーが銜える袋は、前記ロータと一体に回転を始めるが、環状カムの領域に達すると、該カムの圧力が作動ブロックを押し上げ、両シールバーによる袋口の挟圧力が増大すると同時に、前記作動ブロックの押し上げ力による前記アームの起立方向への圧力を、クッション材により受け止めるのである。
【0008】
そしてその後、前記アームが環状カムの途切れる領域に達すると、前記第1スプリングの引き付け力に抗する方向から、前記第1操作手段における板カムが前記尾片に押力を作用させるので、前記一対のシールバーは開放して袋を解放するのである。
【0009】
【実施例】
図3に示す袋詰め機10は、軸11の動力で逆時計方向に回転する円盤形のロータ12を8等分し、該ロータ周囲に一対が1組の8組のクランプ13を支持して構成する。一方シール機15は、軸16の動力で時計方向に回転する5角形のロータ17の周囲に、それぞれアーム18を介して5組のシールバー26,33を支持して構成する。
【0010】
前記アーム18は図2に示すごとく筒型で、すでに述べたロータ17周辺のブラケット21の枢支ピン22に、軸受け片23を介して支持する一方、前記軸受け片23から前記ロータ中心方向に突き出る操作バー24の先端に球体25を形成する。
【0011】
前記アーム18の上部に、L字形の支持体26に、調整ねじ27を介して設けた固定シールバー28を設置する。前記調整ねじ27の操作により、前記固定シールバー28は軸方向にアジャストが可能であり、該シールバーに加わる圧力はストッパー29が受け止める。一方前記アーム18に短ピン31を介して回転自在に支持した、レバー32の一端に設けた可動シールバー33を、前記固定シールバー28と対向させ、前記レバー32の他端と、前記アーム18の下端内部にスライド自在に設けた作動ブロック34とを、ロッド35を介して連結してシールバーの開閉手段36を構成すると共に、前記作動ブロック34を、第1スプリング37の引き付け力により前記アーム18の内部方向に引き込む、バー噛み付き手段38を構成する。
【0012】
前記ロータ17と、前記アーム18との間に設けた第2スプリング40は、前記ロータ17上面のL字形の支持体41にねじ棒43を介して固定した、ゴム製のクッション材44に対して、前記アーム18を押し付ける。前記作動ブロック34の下部に設けた滑車46は、回転軌道の一部領域において環状カム47の上面に乗り上げ、この環状カム47との接触圧によって前記作動ブロック34を上動させ、前記可動シールバー33を固定シールバー28に押し付け、袋口に対する挟圧力を発生させるのである。この場合、前記アーム18はさらに矢印方向Xに起立しょうとするが、このXの力をクッション材44は緩衝する。なお図3に示すように前記環状カム47の設置領域は、前記ロータ17周囲における約180度角である。
【0013】
図2において、ナット50の締め付け調整により前記ねじ棒43を軸方向にスライドさせ、アーム18とクッション材44との接触圧、つまり滑車46と前記環状カム47との接触圧を調整できる。これらの接触圧は、要するに両シールバー28,33による袋口に対するシール圧力であり、袋の焼き切れ現象や、未熟シール現象を防止する。なお環状カム47を、機台51に支えるねじ棒52による調整で上下に変位させ、同じ目的の達成が可能である。
【0014】
図3に示すごとく前記アーム18が袋詰め機10と対向する位置に、該アーム18の起伏手段55を、また前記シールバーの開閉を司る第1操作手段56をそれぞれ設置する。図2に示すごとく前記の起伏手段はコこの字形金具55により形成し、一方前記第1操作手段56は、下面の平らな板カム57によって形成する。円軌道を移動する球体25が待機中のコの字形金具55に進入すると、図1のごとくロッド58から伝わる動力によって前記コの字形金具55が上動し、ピン22を軸にアーム18をロータの遠心方向に傾ける。この位置には板カム57が、作動ブロック34から突き出る尾片60の上域に存在するから、該板カム57は前記尾片60の時計方向への傾きの抵抗体となり、作動ブロック34を矢印方向61に引き下げ、可動シールバー33を固定シールバー28から引き離しながら、クランプアーム13に支持した袋62の上から袋口を覆う。その後ロータ17が停止すると同時に板カム57の上方向への退避によって第1スプリング38の推力が働き、一対のシールバー28,33は袋口を挟持する。
【0015】
アーム13の先端のクランプが袋62を解放するのと同期してコの字形の金具55は下動し、アーム18を垂直に起こした直後、ロータ17は再び回転を開始するので、図2のように環状カム47の上に滑車46は乗り上げて転がり、袋口にシール圧力を継続的に加える。
【0016】
図3の環状カム47のエンド端からわずかな角度の部分には第2操作手段59を設ける。この手段として、図1の第1操作手段56と同構造のものを配置しており、尾片60が同第1操作手段56の下域に到達すると、板カム57の下動によってシールバー33は開放し、袋62を放出する。
【0017】
【効果】
本発明は、アームを袋詰め機に向けて傾けながら一対のシールバーで袋をキヤッチし、その後、前記袋を袋詰め機におけるクランプから引き離す。このため袋詰め機とシール機との間に速度差があっても、袋とクランプとの接触は確実に回避されると共に、前記クランプを袋に向けて下降すると同時に停止させることも可能で、その分能率である。また両シールバー28,33の挟圧力を、クッション材44と環状カム47との変位で任意に調整して、高熱による袋切れ、あるいは未熟シールそれぞれの現象を防ぐことができるのであるる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】図1と同じ機構の、状態の異なる側面図
【図3】全体の平面図
【図4】従来例の説明図
【符号の説明】
10…回転式袋詰め機
13…クランプ
17…ロータ
18…アーム
22…枢支ピン
24…操作レバー
32…レバー
28…固定シールバー
33…可動シールバー
34…作動ブロック
35…ロッド
36…シールバー開閉手段
37…第1スプリング
40…第2スプリング
47…環状レール
55…コの字形金具(起伏手段)
56…第1操作手段
59…第2操作手段
60…尾片
Claims (3)
- 回転式袋詰め機のクランプが挟持する袋を、シールバーでもってキヤッチするシール機であって、縦軸のロータの周辺に横軸の枢支ピンを介して前記ロータの遠心方向に傾倒自在に支持した筒形のアームと、前記アーム上端に回転自在に支持したレバーの端に設置しかつ前記アームに支持した固定シールバーと対向するように配置した可動シールバーと、前記アームの下端にスライド自在に設けた作動ブロックを、前記アーム内に配置したロッドを介して前記レバーに連結するシールバー開閉手段と、前記作動ブロックを前記アーム内方向に引き込み、前記可動シールバーを前記の固定シールバーに圧着するように付勢する第1スプリングと、前記アームを前記ロータの中心方向に引き付けて該ロータに固定したクッション材に押し付ける第2スプリングと、前記回転式袋詰め機との対向位置で前記アームから突き出た操作バーを上下動させる前記アームの起伏手段と、同じく前記袋詰め機との対向位置に配置した板カムの抵抗により、尾片を介して前記作動ブロックを下方向にスライドさせ、前記可動シールバーを前記固定シールバーから離反させる第1操作手段と、前記作動ブロックの円軌道の一部領域で該作動ブロックの下面に接触して前記両シールバーによる袋口挟圧を持続させる環状カムと、前記環状カムの途切れた位置で前記第2スプリングの引き付け力に抗する方向から前記尾片に押力を加え前記両シールバーを開放する第2操作手段とにより構成する回転式シール装置。
- ロータに固定したクッション材を、アームに抵抗する方向に沿って変位自在に調整可能にした請求項1に記載の回転シール装置。
- 作動ブロックの下面に接触する環状カムを、上下の方向に変位自在になるように、機台に対してロータの軸方向に変位自在なねじ棒を介して支持した請求項1に記載の回転シール装置。
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