JP3666367B2 - 溶融金属ハンドリング時の赤煙防止方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、溶銑や溶鋼を受銑器に注湯する際に発生する赤煙を防止するようにした溶銑・溶鋼ハンドリング時の赤煙防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の溶銑・溶鋼のハンドリング時の赤煙防止方法としては、例えば特開昭49−9405号公報(以下、第1従来例と称す)及び特開平9−96492号公報(以下、第2従来例と称す)に記載されているものがある。
第1従来例は、溶銑を受銑器内へ払出すに際し、予め容器内へ不活性ガス又は噴霧水を充満し、次いで、容器内へ溶銑を払出すようにした落下溶銑の発塵防止方法が開示されている。
【0003】
また、第2従来例には、溶銑を容器内に注湯するに当たり、その注湯に先立って容器内に不活性気体を吹きつけることにより空気を排除して容器内雰囲気を不活性可する一方、その後も容器内に不活性気体を供給しつつ注湯を行うようにした溶銑ハンドリング時の赤煙防止方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1従来例及び第2従来例のように、不活性ガスを使用する場合では、例えば150トンの取鍋規模で、赤煙の抑制効果を得るためには、約2万Nm3 /Hの不活性ガスが必要となり、コストが嵩むことにより現実的ではないと共に、不活性ガスの瞬時での多量使用により不活性ガスの安定供給が困難であり、実験用としては可能であるが、工場規模での実施は不可能であるという未解決の課題がある。
【0005】
また、第1従来例のように、赤煙抑制の効果及び経済性から不活性ガスに代えて噴霧水を使用したほうが現実性が高いが、水と高温溶融物との接触による水蒸気爆発を生じるおそれがあり、安全面で問題があるという未解決の課題がある。そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、水を使用して赤煙の発生を抑制する際に、水蒸気爆発の発生を確実に防止しながら赤煙の発生を抑制することができる溶融金属ハンドリング時における赤煙防止方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る溶融金属ハンドリング時における赤煙防止方法は、溶銑・溶鋼等の溶融金属を受銑器内に注湯する際に水を噴霧して赤煙の発生を防止するようにした溶融金属ハンドリング時の赤煙防止方法において、前記赤煙防止用の水を噴霧する水噴霧手段を設け、当該水噴霧手段に、前記溶融金属の受銑器内に対する注湯開始時及び注湯終了時には、前記水噴霧手段にパージ用気体を供給し、中間注湯時には水のみを供給するようにしたことを特徴としている。
【0007】
この請求項1に係る発明では、受銑器に対して溶銑・溶鋼等の溶融金属を注湯開始する際及び溶融金属の注湯を終了する際に、パージ用気体と水との2流体を水噴霧手段に供給することにより、水供給系統の給水圧が低い場合でも、水噴霧手段から噴霧される水をミスト化して、給水圧不足によりシャワー状に水が流下する水だれを確実に防止し、溶融金属によって噴霧した水粒子を完全に水蒸気化することができる。
【0008】
また、請求項2に係る溶融金属ハンドリング時における赤煙防止方法は、請求項1記載の発明において、前記溶融金属を受銑器内に注湯開始する際に、水噴霧手段に、パージ用気体を供給開始してから所定時間後に水の供給を開始するようにしたことを特徴としている。
この請求項2に係る発明では、先にパージ用気体を供給開始してから給水を開始するので、水噴霧手段で、最初にパージ用気体が噴出された後に給水が開始されることにより、水噴霧手段で細かい粒子径の水ミストが発生することにより、水だれを確実に防止することができる。
【0009】
さらに、請求項3に係る溶融金属ハンドリング時における赤煙防止方法は、請求項1係る発明において、前記溶融金属を受銑器内に注湯開始する際に、水噴霧手段に、パージ用気体を供給開始してから所定時間後に水の供給を給水圧が設定圧以上となったときに開始するようにしたことを特徴としている。
この請求項3に係る発明では、パージ用気体を供給開始してから給水を開始する際に、給水圧が所定設定圧以上となったときに給水を開始するので、水噴霧手段に高い圧力の水を供給することが可能となり、より確実に水だれを防止することができる。
【0010】
さらにまた、請求項4に係る溶融金属ハンドリング時における赤煙防止方法は、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記溶融金属の受銑器内への注湯を終了する際に、水噴霧手段に、水及びパージ用気体を同時に供給している状態で、水の供給を先に停止させてパージ用気体で給水系統の残留水を除去するようにしたことを特徴としている。
【0011】
この請求項4に係る発明では、溶融金属の注湯終了時に、水噴霧手段に供給されている水とパージ用気体との2流体のうち、水の供給を先に停止することにより、パージ用気体によって水噴霧手段及びこれに通じる配管路内に残留する水分を全て除去することができ、注湯終了時の水だれをより確実に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を伴って説明する。
図1及び図2は、本発明を適用し得る製鋼工場の原料ヤードを示す正面図及び側面図であり、図中、1A,1Bは高炉からの溶銑を収容する混銑車2A,2Bが到着する左右一対のプラットホームであって、これらプラットホーム1A,1Bの間に形成された凹部3内に混銑車2A,2Bから溶銑が注湯される走行台車4を有する受銑器としての溶銑鍋5A,5Bが停止するプラットホーム6が形成されている。
【0013】
また、凹部3を形成する前後側壁の上端には左右方向の案内レール7F,7Rが敷設され、これら案内レール7F,7Rに案内されてフード台車8が左右方向に移動可能に配設されている。このフード台車8は、案内レール7F,7Rに係合する走行車輪9を有する機枠10F,10Rと、これら機枠9F,9R間に橋架された横行フレーム11と、この横行フレーム11に配設された集塵フード12及び水噴霧機構13とで構成されている。
【0014】
ここで、集塵フード12は、横行フレーム11に固定された中央フード部12aと、この中央フード部11aから左右方向に突出する回動フード部12b,12cとを備えており、フード台車8がプラットホーム1A側の溶銑鍋5Aに上方から対向する位置にあるときには、回動フード12bが水平状態となって混銑車2Aの上部を覆い、回動フード12cが右下方に傾斜状態となって溶銑鍋5Aで発生するダストを集塵し、フード台車8がプラットホール1B側の溶銑鍋5Bに上方から対向する位置にあるときには回動フード12bが左下方に傾斜状態となって溶銑鍋5Bで発生するダストを集塵し、回動フード12cが混銑車2Bの上部を覆う。
【0015】
水噴霧機構13は、図3〜図5に示すように、横行フレーム11の中央寄り位置に前後方向に延長して前後一対の軸受14によって回動自在に配設された回動軸15と、この回動軸15に一端が固定されて下方に延長する外周部を防熱板で覆われた角筒体16と、この角筒体16の先端に配設された複数のスプレーノズル17a〜17fを設けた前後2組のヘッダ18A,18Bと、これらヘッダ18A及び18Bに給水する角筒体16内を通り、途中から外部に露出して回動軸15に沿って配設された給水管19A及び19Bと、この給水管19A及び19Bの端部に継手を介して接続されたフレキシブルホース20A及び20Bと、回動軸15を回動させる回動機構21とを備えている。
【0016】
ここで、ヘッダ18Aは、これに設けたスプレーノズル17a〜17fが図4に示すように、角筒体16の中心軸線に対して反時計方向に145°傾斜した状態で配設され、またヘッダ18Bは、これに設けたスプレーノズル17a〜17fが角筒体16の中心軸線に対して時計方向に130°傾斜した状態で配設されている。そして、スプレーノズル17a〜17fの夫々は、スプレーパターンが円形で、均等な流量分布が得られる充円錐ノズルを適用し、標準圧力が2kg/cm2 で、噴角が80°、噴量が28(l/min)、平均粒径が830μm程度に設定されている。
【0017】
また、回動機構21は、図3及び図4に示すように、回動軸15の右端に固定された回動レバー22と、一端が横行フレーム11に回動可能に取付られたパワーシリンダ23とを有し、パワーシリンダ23のピストンロッド24が回動レバー22の先端に回動可能に取付られ、ピストンロッド24の伸長量を制御することにより、角筒体16が図1で実線図示の垂直線に対して反時計方向に例えば5°程度傾斜した溶銑鍋5A用傾斜位置、図1で一点鎖線図示の垂直線に対して時計方向に20°程度傾斜した溶銑鍋5B用傾斜位置と、図1で二点鎖線図示の垂直線に対して反時計方向に70°程度傾斜したメンテナンス位置との間で回動制御される。
【0018】
さらに、各ヘッダ18A及び18Bに接続されたフレキシブルホース20A及び20Bの他端は、図5に示すように、地上に設けた給水制御ユニット30に接続されている。この給水制御ユニット31は、吸い込み側が給水源に遮断弁32を介して接続されたポンプ33と、このポンプ33の突出側に順次接続された流量調節弁34、ダンパ弁35、電磁開閉弁36、圧力調節弁37とを有する給水系38と、不活性ガスとしての窒素ガス源に接続された流量調節弁39、電磁開閉弁40で構成されるパージ系41とを有し、給水系38の遮断弁37の出力側とパージ系41の電磁開閉弁40の出力側とが互いに接続され、その接続端が分岐されて夫々電磁開閉弁42及び43を介してフレキシブルホース20A及び20Bに接続されている。
【0019】
そして、給水制御ユニット31のポンプ33、流量調節弁34,39及び電磁開閉弁36,40,42,43がコントローラ44によって制御される。このコントローラ44には、オペレータが操作するヘッダ18A側を給水状態とする給水スイッチ45と、ヘッダ18B側を給水状態とする給水スイッチ46とが接続されており、プラットホーム1A側で混銑車2Aから溶銑鍋5Aへの注湯を開始するに先立って、オペレータが給水スイッチ45をオン状態とすると、先ず、窒素ガスをヘッダ18Aに供給して、スプレーノズル17a〜17fから噴射させ、次いで、窒素ガスがスプレーノズル17a〜17fから吐出するに十分な時間が経過した後に給水を開始して、この給水がスプレーノズル17a〜17fに達して、これらスプレーノズル17a〜17fから水ミストが形成されるに十分な時間が経過したときに窒素ガスの供給を遮断して、水のみの噴霧状態に移行し、その後、溶銑鍋5Aへの溶銑の注湯時の溶銑鍋5A内の酸素濃度が12%以下好ましくは8%以下となるように給水の流量及び圧力を制御する。
【0020】
その後、給水終了時には、給水状態で窒素ガスを供給してから窒素ガスがスプレーノズル17a〜17fに達するに十分な所定時間が経過した後に、給水を停止させ、フレキシブルホース20A、給水管19A及びヘッダ18A内の水を眼前に排除するに十分な時間が経過した後窒素ガスの供給を停止する。
次に、上記実施形態の動作を給水制御ユニット31のコントローラ44で実行する給水制御処理手順の一例を示す図6のフローチャートを伴って説明する。
【0021】
この給水制御処理は、先ず、ステップS1で、ヘッダ18A側に給水する給水スイッチ45をオン状態としたか否かを判定し、これがオン状態であるときには、ステップS2に移行して、電磁開閉弁40及び42を開状態に制御し、次いでステップS3に移行して、窒素ガスがヘッダ18Aにおけるスプレーノズル17a〜17fの先端から吐出するまでに必要な所定時間T1が経過したか否かを判定し、所定時間T1が経過していないときには経過するまで待機し、所定時間T1が経過したときには、ステップS4に移行して、ポンプ33を駆動すると共に、電磁開閉弁36を開状態に制御してからステップS5に移行する。
【0022】
このステップS5では、給水を開始して水がヘッダ18Aにおけるスプレーノズル17a〜17fの先端から吐出する状態となるに十分な所定時間T2が経過したか否かを判定し、所定時間T2が経過していないときには所定時間T2が経過するまで待機し、所定時間T2が経過したときにはステップS6に移行し、電磁開閉弁40を閉状態に制御してからステップS7に移行する。
【0023】
このステップS7では、溶銑鍋5A内の酸素濃度が12%以下好ましくは8%以下となる目標水噴霧量Q* (l/min)となるように給水流量及び給水圧力を制御する。
ここで、溶銑鍋5Aに溶銑を注湯すると、図7(b)に示すように、溶銑鍋5Aの内周面側では外気の下降流が発生し、この下降流が中央部で上昇気流となる対流が発生し、この上昇気流は、図7(b)に示すように、溶銑鍋5Aの断面積の80%を占めることになる。この上昇気流が注湯される溶銑に接するので、赤煙が発生する。
【0024】
この赤煙の発生メカニズムは、溶銑を注湯する場合と溶鋼を注湯する場合とでは赤煙の発生量が溶鋼を注湯する場合の方が少ないことに着目し、転炉吹錬でのダスト生成機構と同じバブルバースト現象によるものであることが確認された。すなわち、溶銑注湯時に鉄Feと炭素Cとを含む粒径が100μm程度のスプラッシング粒子が発生し、このスプラッシング粒子中の炭素Cの酸素親和力が強く、鉄Feより先に酸化するため、一酸化炭素COとなってガス化することにより、スプラッシング粒子が急激に体積膨張することになり、この体積膨張に耐えられず爆発して、数μm程度の更に微細化された鉄Fe粒子となり、これが酸化して赤煙となることが確認された。この結果、赤煙を抑制するには、微細化された鉄Fe粒子が酸化しないように酸素濃度を制御すればよいことが知見された。
【0025】
したがって、溶銑鍋5A内の対流による系外からの進入空気により溶銑鍋5A内の不活性状況は変化するため、水噴霧により溶銑鍋5A内の酸素濃度を12%以下に維持する。
すなわち、60トン取鍋を使用して溶銑注湯時の酸素濃度(%)と発生するダスト量(g/Nm3 )との関係を実験した結果、図8に示すように、横軸に酸素濃度をとり、縦軸にダスト濃度をとったときに、酸素濃度が12%を越えている状態では、発生するダスト濃度が6〜11g/Nm3 と高い値を示し、多量の赤煙を発生しているが、酸素濃度が12%以下となると、発生するダスト濃度が2g/Nm3 以下となり、赤煙の発生を1/3程度以下に抑制することができ、さらに酸素濃度が8%以下となるダスト濃度が略0g/Nm3 となり、赤煙の発生を確実に防止することができることが判明した。
【0026】
したがって、溶銑鍋5A内の酸素濃度を12%以下に制御することにより、赤煙の発生を抑制することができるものであるが、酸素濃度を12%以下に維持するためのスプレーノズル17a〜17fでの目標水噴霧量Q* は、溶銑鍋5Aの内径をD(m)、溶銑鍋5Aからの上昇流速をv(m/s)、推量決定定数をk(経験的に3前後の値となる)としたとき下記(1)式で算出することができる。
【0027】
* ≧kπD2 v …………(1)
この目標水噴霧量Q* を維持するように、目標給水量QW* 及び目標給水圧力PW* を設定すると共に、給水系38の流量を圧力調節弁37の出側に配設した流量計47で検出し、且つ圧力を同様に圧力調節弁37の出側に配設した圧力計48で検出し、これら流量検出値Q及び圧力検出値Pが目標給水量QW* 及び目標給水圧力PW* を維持するようにフィードバック制御する。
【0028】
次いで、ステップS8に移行して、給水スイッチ45がオフ状態となったか否かを判定し、オン状態を継続しているときには前記ステップS7に戻り、オフ状態となったときには、ステップS9に移行して、電磁開閉弁40を開状態として、窒素ガスの供給を開始し、次いでステップS10に移行して、数秒程度の所定時間T3が経過したか否かを判定し、所定時間T3が経過していないときには経過するまで待機し、経過時間T3が経過したときにはステップS11に移行して、電磁開閉弁36を閉状態に制御し、次いでステップS12に移行して、フレキシブルホース20A、給水管19A、ヘッダ18A内部の水を完全に排出するに必要な所定時間T4が経過したか否かを判定し、所定時間T4が経過していないときにはこれが経過するまで待機し、所定時間T4が経過したときにはステップS13に移行して、電磁開閉弁42を閉状態に制御してから前記ステップS1に戻る。
【0029】
一方、前記ステップS1の判定結果が給水スイッチ45がオフ状態であるものであるときには、ステップS14に移行して、溶銑鍋5Bに対して給水を開始する給水スイッチ46がオン状態であるか否かを判定し、これがオフ状態であるときには前記ステップS1に戻り、オン状態であるときには、ステップS15〜S26に移行して、ステップS15で電磁開閉弁42に代えて電磁開閉弁43を開状態に制御し、ステップS26で電磁開閉弁42に代えて電磁開閉弁43を閉状態に制御し、さらにステップS21で給水スイッチ46がオフ状態であるか否かを判定することを除いては前述したステップS2〜S13の処理と同様の処理を行ってから前記ステップS1に戻る。
【0030】
したがって、今、混銑車2A及び2Bから溶銑鍋5A及び5Bに溶銑の注湯を行っていない場合には、給水スイッチ45及び46が共にオフ状態であるので、図6の給水制御処理では、ステップS1及びステップS14を繰り返しており、各電磁開閉弁36、40、42及び43が閉状態となっていて、ヘッダ18A及び18Bのスプレーノズル17a〜17fに対する給水及び窒素ガスの供給が停止されている。
【0031】
この状態で、プラットホーム1Aに混銑車2Aが到着し、この混銑車2Aから溶銑鍋5Aに溶銑を注湯する場合には、先ず、フード台車8を溶銑鍋5Aの上方位置に移動させると共に、水噴霧機構13の回動機構21によって回動レバー24を図4の実線図示位置に回動制御することにより、図1で実線図示のようにヘッダ18Aのスプレーノズル17a〜17fが溶銑の流下経路に水平面から60°の傾斜角で対向する状態となる。
【0032】
この状態で、混銑車2Aを傾動させて溶銑鍋5Aに溶銑の注湯を開始する直前にオペレータが給水スイッチ45をオン状態とする。これによって図6の給水制御処理において、ステップS1からステップS2に移行して、先ず、窒素ガスがヘッダ18Aのスプレーノズル17a〜17fから噴射され、この状態で、ポンプ33が回転駆動されると共に、電磁開閉弁36が開状態となってヘッダ18のスプレーノズル17a〜17fに給水が開始される。このとき、スプレーノズル17a〜17fには先に窒素ガスが噴射されているので、この噴射ガスと水とが混ざって、給水開始直後でポンプ33の吐出圧が低い場合でも、粒径が細かい水ミスト状態となって溶銑に噴霧される。因みに、スプレーノズル17a〜17fでの水噴霧開始時に、窒素ガスを噴霧することなく直接給水を開始すると、ポンプ33の吐出圧が低いため、スプレーノズル17a〜17fから微粒子化されずにシャワー状の水だれが発生するおそれがあり、この水滴が蒸発することなく溶銑鍋5Aの底部に達し、この状態で溶銑が注湯されるか又は溜まった溶銑状に水滴が落下することにより、水蒸気爆発を生じるおそれがあるが、本実施形態では、給水開始時でも水ミストとなり、水だれの発生を確実に防止することができるので、水蒸気爆発を未然に回避することができ、安全な操業を行うことができる。
【0033】
この状態で、溶銑が溶銑鍋5A内に注湯されると、スプレーノズル17a〜17fから噴射される水ミストが溶銑に直接噴霧されることになり、その後所定時間T2経過後に電磁開閉弁40が閉状態となって、ヘッダ18Aのスプレーノズル17a〜17fに水のみが供給される状態となり、これらスプレーノズル17a〜17fから830μm程度の粒径で噴霧される。噴霧された噴霧水が溶銑に接触することにより、瞬時に水蒸気化され、発生した水蒸気が溶銑流によって溶銑鍋5A内に引き込まれて溶銑鍋5A内が水蒸気で満たされる。このときの噴霧量が目標水噴霧量Q* となるように給水系38の流量及び圧力がフィードバック制御される。
【0034】
このように、スプレーノズル17a〜17fから溶銑に対して噴霧される水噴霧量が目標水噴霧量Q* に制御されることにより、溶銑鍋5A内の酸素濃度が12%以下に低下される。このとき、酸素濃度を12%以下で8%を越える範囲内に制御すると、赤煙発生量を酸素濃度が12%を越える状態での赤煙発生量に比較して1/3以上低減することができ、さらに酸素濃度を8%以下に制御すると、赤煙の発生を確実に防止することができる。
【0035】
その後、溶銑の注湯が終了すると、オペレータが給水スイッチ45をオフ状態に切換えることにより、先ず、電磁開閉弁40が開状態に制御されて、窒素ガスがヘッダ18Aのスプレーノズル17a〜17fに供給開始され、こ窒素ガスがスプレーノズル17a〜17fから吐出する状態となると、前述したように粒径の小さい水ミストが噴霧され、この状態で、電磁開閉弁36を閉状態に制御することにより、給水が停止される。
【0036】
この結果、フレキシブルホース20A、給水管19A及びヘッダ18Aには、窒素ガスのみが供給されてパージ状態となって、残留する水分が全てスプレーノズル17a〜17fから排出され、パージが完了した時点で電磁開閉弁42が閉じられ、続いて電磁開閉弁40が閉じられることにより、ヘッダ18Aに対する窒素ガスの供給も遮断される。このため、給水終了時にも水だれを生じることを確実に防止して、安全な給水停止を行うことができる共に、次回の噴霧開始時に給水経路に水滴が残留することがなく、確実な防爆対策を行うことができる。
【0037】
また、パージ用気体として不活性ガスである窒素ガスを使用しているので、パージ時に窒素ガスが溶銑鍋5A又は5Bの底部に溜まることにより、この溜まった窒素ガスによっても溶銑鍋5A内の酸素濃度を低下させる効果がある。
また、プラットホーム1B側で混銑車2Bから溶銑を溶銑鍋5Bに注湯する場合には、図1で一点鎖線図示のようにフード台車8を溶銑鍋5Bに対向する位置に移動させ、この状態で、水噴霧機構13の回動機構21で角筒体16を図4で見て時計方向に回動させることにより、図1で鎖線図示のように、ヘッダ18Bのスプレーノズル17a〜17fを水平面に対して60°傾斜させた状態で混銑車2Bからの溶銑流路に対向させ、この状態で、前述した場合と同様に給水制御を行うことにより、溶銑鍋5B内の酸素濃度を12%以下好ましくは8%以下に制御して、赤煙の発生を抑制乃至防止することができる。
【0038】
なお、上記実施形態においては、混銑車2A又は2Bから受銑器としての溶銑鍋5A又は5Bに溶銑を注湯する際に、赤煙の発生を抑制乃至防止する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図9に示すように、高炉から出銑されて溶銑樋50に沿って流れる溶銑を溶銑樋51を介して受銑器としての混銑車2A又は2Bに注湯する際にも、混銑車2A又は2Bの注湯口における溶銑流にスプレーノズルが対向するようにする前述した水噴霧機構13を配置することにより、赤煙の発生を抑制乃至防止することができ、また、図10に示すように、取鍋60から受銑器としての受銑樋61に溶鋼を払出し、受銑樋61から受銑器としての鋳銑機62に溶鋼を注湯する際にも、取鍋60及び受銑樋61間及び受銑樋61及び鋳銑機62間の注湯位置に夫々スプレーノズル63及び64を設け、これらに給水することにより、溶鋼流路を水蒸気で覆って溶鋼流路近傍の酸素濃度を12%以下に制御することにより、赤煙の発生を抑制乃至防止することができ、その他、溶銑鍋から転炉への溶銑注湯時や転炉から取鍋への溶鋼の注湯時等の任意の溶銑又は溶鋼を鍋、樋、鋳型等の受銑器に注湯する際に本発明を適用することができる。
【0039】
また、上記実施形態においては、フード台車8に水噴霧機構13を配設して、混銑車2A及び2Bから溶銑鍋5A及び5Bへの注湯時の赤煙発生を防止するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、個別に水噴霧機構を設けるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、噴霧角が80°で噴霧量が28l/minで平均粒径が830μm程度に設定されている場合について説明したが、これらの諸元については適用する溶銑鍋の大きさや注湯量に応じて(1)式で設定されるものであり、要は溶銑に水を噴霧することにより発生する水蒸気で溶銑流の周りの酸素濃度を12%以下好ましくは8%以下に低下させることができればよい。
【0040】
さらにまた、上記実施形態においては、パージ用に窒素ガスを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、窒素ガスに代えて空気を適用することもでき、この場合にはガス使用コストを低減することができ、この他、燃料ガス等の可燃性気体をパージ用気体として使用することもできる。
なおさらに、上記実施形態において、溶銑鍋5A,5B内の酸素濃度が12%以下好ましくは8%以下となるヘッダ18A,18Bの目標噴霧量Q* を設定し、この目標噴霧量Q* を維持するように給水系38の圧力及び流量を制御するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、溶銑鍋5A,5B内の酸素濃度を直接酸素濃度計で測定し、測定した酸素濃度が12%以下好ましくは8%以下となるように給水計38の流量及び圧力をフィードバック制御するようにしてもよい。
【0041】
また、上記実施形態においては、オペレータの給水スイッチ45,46の操作によって給水系38及びパージ系41を自動制御する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、混銑車2A,2Bからの溶銑の注湯開始を検出して、自動的に給油系38及びパージ系41を制御するようにしてもよく、さらには、オペレータの手動操作で給水系38及びパージ系41を制御するようにしてもよい。
【0042】
さらに、上記実施形態においては、給水系38のポンプ33を駆動してから直ちに電磁開閉弁36を開制御して給水を開始する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、圧力制御弁37を電磁開閉弁36の上流側に設けると共に、この圧力制御弁37と電磁開閉弁36との間に流量系47及び圧力計48を配設して、圧力計48で計測した給水圧が所定設定値以上となったときに電磁開閉弁36を開状態に制御して給水を開始することにより、水噴霧機構13へ給水開始時の水だれをより確実に防止することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、受銑器に対して溶銑・溶鋼等の溶融金属を注湯開始する際及び溶融金属の注湯を終了する際にに、パージ用気体と水との2流体を水噴霧手段に供給することにより、水供給系統の給水圧が低い場合でも、水噴霧手段から噴霧される水をミスト化して、給水圧不足によりシャワー状に水が流下する水だれを確実に防止し、溶融金属によって噴霧した水粒子を完全に水蒸気化することができるので、水蒸気爆発の発生を確実に防止しながら、赤煙の発生を抑制乃至防止することができ、安全操業を確保することができるという効果が得られる。
【0044】
また、請求項2に係る発明によれば、先にパージ用気体を供給開始してから給水を開始するので、水噴霧手段で、最初にパージ用気体が噴出された後に水の噴出が開始されることにより、水噴霧手段で細かい粒子径の水ミストが発生して、水だれを確実に防止することができ、水蒸気爆発をより確実に防止することができるという効果が得られる。
【0045】
さらに、請求項3に係る発明によれば、パージ用気体を供給開始してから給水を開始する際に、給水圧が所定設定圧以上となったときに給水を開始するので、水噴霧手段に高い圧力の水を供給することが可能となり、より確実に水だれを防止することができるという効果が得られる。
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、溶融金属の注湯終了時に、水噴霧手段に供給されている水とパージ用気体との2流体のうち、水の供給を先に停止することにより、パージ用気体によって水噴霧手段及びこれに通じる配管路内に残留する水分を全て除去することができ、注湯終了時の水だれをより確実に防止することができ、水蒸気爆発の発生をより確実に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本発明を製鋼工場の原料ヤードに適用した場合の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】水噴霧機構の一例を示す正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】水噴霧機構の給水系統を示す系統図である。
【図6】給水制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】溶銑鍋内の対流状態を説明する説明図である。
【図8】酸素濃度とダスト濃度との実験結果を示す特性線図である。
【図9】本発明を適用し得る高炉の混銑車受銑状態を示す正面図である。
【図10】本発明を適用し得る溶鋼を受銑樋を使用して鋳銑機に注湯する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2A,2B 混銑車
5A,5B 溶銑鍋
8 フード台車
13 水噴霧機構
16 角筒体
18A,18B ヘッダ
17a〜17f スプレーノズル
19A,19B 給水管
20A,20B フレキシブルホース
21 回動機構
31 給水制御ユニット
33 ポンプ
34 流量制御弁
36 電磁開閉弁
37 圧力制御弁
40,42,43 電磁開閉弁
44 コントローラ
45,46 給水スイッチ
47 流量計
48 圧力計
50 受銑樋
51 傾注樋
60 取鍋
61 受銑樋
62 鋳銑機

Claims (4)

  1. 溶銑・溶鋼等の溶融金属を受銑器内に注湯する際に水を噴霧して赤煙の発生を防止するようにした溶融金属ハンドリング時の赤煙防止方法において、前記赤煙防止用の水を噴霧する水噴霧手段を設け、当該水噴霧手段に、前記溶融金属の受銑器内に対する注湯開始時及び注湯終了時には、前記水噴霧手段にパージ用気体を供給し、中間注湯時には水のみを供給するようにしたことを特徴とする溶融金属ハンドリング時の赤煙防止方法。
  2. 前記溶融金属を受銑器内に注湯開始する際に、水噴霧手段に、パージ用気体を供給開始してから所定時間後に水の供給を開始するようにしたことを特徴とする請求項1記載の溶融金属ハンドリング時の赤煙発生防止方法。
  3. 前記溶融金属を受銑器内に注湯開始する際に、水噴霧手段に、パージ用気体を供給開始してから所定時間後に水の供給を給水圧が設定圧以上となったときに開始するようにしたことを特徴とする請求項1記載の溶融金属ハンドリング時の赤煙発生防止方法。
  4. 前記溶融金属の受銑器内への注湯を終了する際に、水噴霧手段に、水及びパージ用気体を同時に供給している状態で、水の供給を先に停止させてパージ用気体で給水系統の残留水を除去するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の溶融金属ハンドリング時の赤煙防止方法。
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