JP3666341B2 - ロボット制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータを用いてロボットを駆動するロボット制御方法に関するものであり、特に2つの動作を滑らかに接続し動作時間を短縮する軌跡接続方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりロボットなどの自動機械を教示点に沿って厳密に動かす必要のない場合は、第1の動作である動作1が終了する前に第2の動作である動作2を開始することにより、動作時間を短縮するとともに、ロボットを滑らかに動作させることが行われてきた。例えば、特開昭64-26911号公報に記載されているように、動作1の減速開始と同時に動作2の加速を開始することにより、2つの動作を滑らかに接続する軌道を動作1と動作2の合成により生成する方式が用いられている。AからBへの直線動作である動作1とBからCへの直線動作である動作2を上記従来技術で接続した場合のロボットの軌道を図12に示す。また、特開昭64-26911号公報に記載の方法では、動作1の移動方向と動作2の移動方向のなす角度に応じて動作1の減速度と動作2の加速度を求め直し、求め直した減速度で動作1の減速を行うとともに、求め直した加速度で動作2の加速を行っている。例えば図13のように動作1と動作2の動作方向のなす角度が0度の場合は、図14のように動作1、動作2の加減速度は変更せずそのまま合成する。図15のように動作1と動作2のなす角度が180度の場合は、図16のように動作1の減速度、動作2の加速度をそれぞれ半減し、合成した結果が元々の加減速度と一致するように変更する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、図1に示す動作2の開始点Dと動作1の終了点Eを直接指定できない。そのため、障害物を回避しながら動作せるために、動作1及び動作2の速度を変更するなどの試行錯誤が必要となる。また、第1動作の減速開始後にしか第2動作が開始されないため、必ずしも動作時間は最短とはならないという問題点があった。
【0004】
さらに、上記従来技術では、動作1の移動方向と動作2の移動方向のみを考慮して動作1の減速度及び動作2の加速度を修正しているが、ロボットでは加減速度が同一でもロボットを駆動するために必要なトルクの大きさは大きく異なる。従って、あらゆる姿勢でトルクの許容値を超えないようにするためには、最も苦しい姿勢においてもトルクの許容値を越えないような加減速度に基づいて動作1及び動作2の加減速度を修正するため、多くの場合にロボットの持つ能力を十分には発揮できず、動作時間が長くなるといった問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、2つの連続した動作において、中間点が厳密な位置決めを必要としない地点では、中間点の近傍を滑らかに通過させることにより、ロボットの動作時間を短縮することができるロボット制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の構成によるロボット制御方法は、動作1の完了前に次の動作である動作2を開始することにより、2つ以上の連続動作の動作時間を短縮する軌跡接続方式において、動作1の軌跡接続を行わない区間及び動作2の軌跡接続を行わない区間の両方を保証する軌跡接続可能地点を求め、動作1の完了前に次の動作である動作2を開始する場合に、各関節での速度が許容値以上となるかどうかの判別を行う速度超過条件の判別、又は各関節でのトルクが許容値以上となるかどうかの判別を行うトルク超過条件の判別を、動作2の開始前に行い、当該判別結果に応じて動作1の減速パラメータ又は動作2の加速パラメータを修正し、動作1が軌跡接続可能地点を通過した後に動作2を開始するものである。
【0007】
この発明の第2の構成によるロボット制御方法は、速度超過条件が成立しない場合には、動作2を軌跡接続可能地点で開始することを特徴とするものである。
【0008】
この発明の第3の構成によるロボット制御方法は、速度超過条件が成立する場合には、動作 1 の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータを修正し、動作1が軌跡接続可能地点に到達し、かつ、動作1が減速を開始した後に動作2を開始することを特徴とするものである。
【0009】
この発明の第4の構成によるロボット制御方法は、トルク超過条件が成立しない場合には、動作1の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータに対してトルクを考慮しての変更は行わず、動作1が軌跡接続可能地点に到達した後に動作2を開始することを特徴とするものである。
【0010】
この発明の第5の構成によるロボット制御方法は、トルク超過条件が成立する場合には、動作1の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータのうち、少なくとも一方を修正し、動作1が軌跡接続可能地点に到達した後に動作2を開始することを特徴とするものである。
【0011】
この発明の第6の構成によるロボット制御方法は、軌跡接続区間以外では、動作1の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータを、それぞれが単独で動作する場合の値を使用するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の基本的事項はつぎの通りであり、具体的には実施の形態1〜6において図を用いて説明する。
【0014】
まず、動作2がまだ開始する前に動作1が移動する区間である動作1の非軌跡接続区間と、動作1が動作終了してから動作2が移動する区間である動作2の非軌跡接続区間を指定する。非軌跡接続区間の指定は、距離、各動作にしめる非軌跡接続区間の割合、時間のいずれであってもよい。また、非軌跡接続区間の指定は、非軌跡接続区間の距離、割合などを指定してもよいし、軌跡接続を行ってもよい区間を動作1、動作2のそれぞれに対して指定してもかまわない。動作1が動作1の非軌跡接続区間を通過し、かつ、動作2の非軌跡接続区間を満たすために動作1が動作2の開始前に通過しなければ行けない区間を通過した後に、動作2を開始する。
【0015】
動作2を開始する前に、動作1と動作2を合成することにより、各関節での速度が許容値以上になるかどうかの判別(速度超過条件の判別と呼ぶ)を行う。速度超過条件が成立しない場合(動作1と動作2を合成しても各関節での速度が必ず許容値以下となる場合)、動作1及び動作2の加減速パラメータを速度超過の観点からは変更しない。速度超過条件が成立する場合(そのまま動作1と動作2を合成すると少なくとも1つの関節の速度が許容値以上となる場合)は、軌跡接続区間における動作1の減速パラメータ、動作2の加速パラメータの少なくとも一方を修正する。
【0016】
速度超過条件の判別を行い、必要に応じて動作1及び動作2の加減速パラメータを変更した後、動作1と動作2を合成することにより、各関節でのトルクが許容値以上となるかどうかの判別(トルク超過条件の判別と呼ぶ)を行う。トルク超過条件が成立しない場合(動作1と動作2を合成しても各関節でのトルクが必ず許容値以下となる場合)、動作1及び動作2の加減速パラメータをトルク超過の観点からは変更しない。トルク超過条件が成立する場合(そのまま動作1と動作2を合成すると少なくとも1つの関節のトルクが許容値以上となる場合)は、軌跡接続区間における動作1の減速パラメータ、動作2の加速パラメータの少なくとも一方を修正する。
【0017】
速度超過条件判別、トルク超過条件判別の結果に応じて動作1の減速パラメータ、動作2の加速パラメータを修正し、動作1が動作1の非軌跡接続区間を通過し、かつ、動作2の非軌跡接続区間を満たすために動作1が動作2の開始前に通過しなければ行けない区間を通過した後に、動作2を開始する。また、速度超過条件が成立する場合は、動作1が動作1の非軌跡接続区間を通過し、かつ、動作2の非軌跡接続区間を満たすために動作1が動作2の開始前に通過しなければ行けない区間を通過し、かつ、動作1が減速を開始してから動作2を開始する。
【0018】
作用の概略はつぎの通りである。動作1の非軌跡接続区間と動作2の非軌跡接続区間を陽に指定し、速度超過条件判別、トルク超過条件判別の結果に応じて動作1及び動作2の加減速パラメータを変更するため、動作1及び動作2の非軌跡接続区間を保証すること、速度が許容値を超えないこと、トルクが許容値を超えないことの3つの制約条件を満たす範囲で最短の動作時間がとなるような軌跡接続方式が実現できる。
【0019】
実施の形態1.
図1の様に、動作1がA点からB点への移動動作、動作2がB点からC点への移動動作で、動作1の移動区間のなかで、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線AB(もしくは曲線AB)からずれてもよい区間をDBの長さをl1、動作2の移動区間の中で、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線BC(もしくは曲線BC)からずれてもよい区間をBEの長さをl2で指定する。この時動作2を開始するタイミングを図2のフローで決定する。まず、動作1の残距離lz1を指令生成周期毎に計算し(ST1)、残距離lz1がl1以下になったかどうかの判別を行う(ST2)。動作1の残距離lz1がl1以下になった後、動作2がl2で指定された軌跡接続を行ってよい区間BEを通過するのに要する時間tl2を算出する(ST3)。次に動作1が終了するまでの残り時間である残時間tz1がtl2より大きいかどうかの判別を指令生成周期毎に実施し(ST4,ST5)、残時間tz1がtl2より小さくなった時点で動作2を開始する。動作2開始後も動作1はB点への移動動作を続け、動作1と動作2の合成によりロボット動作が決定される。残距離lz1がl1以下になった地点ですでに残時間tz1がtl2より小さくなっている場合は、図1のfのような軌道上をロボット手先は動作する。残距離lz1がl1以下になってしばらく後に残時間tz1がtl2より小さくなる場合は、図3のfの様な軌道上をロボットは動作する。
【0020】
実施の形態2.
図4の様に、動作1がA点からB点への移動動作、動作2がB点からC点への移動動作で、動作1の移動区間のなかで、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線AB(もしくは曲線AB)からずれてもよい区間をDBが直線ABに占める割合をr1、動作2の移動区間の中で、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線BC(もしくは曲線BC)からずれてもよい区間をBEが直線BCに占める割合をr2で指定する。この時動作2を開始するタイミングを図5のフローで決定する。まず、動作1の残距離lz1が動作1移動量全体に占める割合rz1を指令生成周期毎に計算し(ST6)、rz1がr1以下になったかどうかの判別を行う(ST7)。rz1がr1以下になった後、動作2がr2で指定された軌跡接続を行ってよい区間BEを通過するのに要する時間tl2を算出する(ST8)。次に動作1が終了するまでの残り時間である残時間tz1がtl2より大きいかどうかの判別を指令生成周期毎に実施し(ST9,ST10)、残時間tz1がtl2より小さくなった時点で動作2を開始する。動作2開始後も動作1はB点への移動動作を続け、動作1と動作2の合成によりロボット動作が決定される。rz1がr1以下になった地点ですでに残時間tz1がtl2より小さくなっている場合は、図4のfのような軌道上をロボット手先は動作する。rz1がr1以下になってしばらく後に残時間tz1がtl2より小さくなる場合は、図6のfの様な軌道上をロボットは動作する。
【0021】
実施の形態3.
図1の様に、動作1がA点からB点への移動動作、動作2がB点からC点への移動動作で、動作1の移動区間のなかで、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線AB(もしくは曲線AB)からずれてもよい区間をDBの長さをl1、動作2の移動区間の中で、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線BC(もしくは曲線BC)からずれてもよい区間をBEの長さをl2で指定する。この時動作2を開始するタイミングを図2のフローで決定する。まず、動作1の残距離lz1を指令生成周期毎に計算し、残距離lz1がl1以下になったかどうかの判別を行う。動作1の残距離lz1がl1以下になった後、動作2がl2で指定された軌跡接続を行ってよい区間BEを通過するのに要する時間tl2を算出する。次に動作1が終了するまでの残り時間である残時間tz1がtl2より大きいかどうかの判別を指令生成周期毎に実施し、残時間tz1がtl2より小さくなった時点で速度超過条件の判別を行う。
【0022】
速度超過条件の判別は例えば下記のように行う。まず特開平7-200033号公報に記載のようにロボットの運動方程式に基づいて動作毎の加減速時間を求める際、加速終了地点及び減速開始地点での速度を求めているので、(図7参照)動作1及び動作2の加速終了地点の速度及び減速開始地点での速度を記憶しておく。次に動作1の減速開始地点の速度vgs1と動作2の加速加速終了地点の速度vke2を加算する。加算した結果、少なくとも1つの関節の速度が許容値を超えていれば、速度超過条件が成立したと判別する。加算した結果、いずれの関節の速度も許容値以下となっていれば、速度超過条件が成立しないと判別する。
【0023】
速度超過条件が成立しない場合、動作1及び動作2の加減速パラメータは変更しない。動作1の残距離lz1がl1以下になった後、残時間tz1がtl2より小さくなった時点で直ちに動作2を開始する。
【0024】
速度超過条件が成立する場合、動作1の減速時間t1gv及び動作2の加速時間t2kvをそれぞれ下記の式で算出しなおす。
t1gv=max(t1g0,min(t1g1,t2k1)) (1)
t2kv=max(t2k0,min(t1g1,t2k1)) (2)
ここで、t1g0は動作1の元々の(軌跡接続を行わない場合の)減速時間、t2k0は動作2の元々の(軌跡接続を行わない場合の)加速時間であり、t1g1はDBを動作1の減速区間にした場合の動作1の減速時間であり、t2k1はBEを動作2の加速区間にした場合の動作2の加速時間である。動作1の減速時間をt1gv、動作2の加速時間をt2kvに変更し,動作1の残距離lz1がl1以下になった後、残時間tz1がtl2より小さくなり、かつ、減速時間を修正した動作1が減速区間を開始した時点で、加速時間をt2kvに変更した動作2を開始する。
【0025】
実施の形態4.
図1の様に、動作1がA点からB点への移動動作、動作2がB点からC点への移動動作で、動作1の移動区間のなかで、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線AB(もしくは曲線AB)からずれてもよい区間をDBの長さをl1、動作2の移動区間の中で、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線BC(もしくは曲線BC)からずれてもよい区間をBEの長さをl2で指定する。この時動作2を開始するタイミングを図2のフローで決定する。まず、動作1の残距離lz1を指令生成周期毎に計算し、残距離lz1がl1以下になったかどうかの判別を行う。動作1の残距離lz1がl1以下になった後、動作2がl2で指定された軌跡接続を行ってよい区間BEを通過するのに要する時間tl2を算出する。次に動作1が終了するまでの残り時間である残時間tz1がtl2より大きいかどうかの判別を指令生成周期毎に実施し、残時間tz1がtl2より小さくなった時点でトルク超過条件の判別を行う。
【0026】
トルク超過条件の判別は下記のように行う。まず、動作1及び動作2の加速時間、減速時間をそれぞれ図7のフローで求める。図7においてkは指定された繰り返し回数である。各動作の加速時間及び減速時間の算出各動作を開始するまでに行えばよい。加速開始地点及び加速終了地点での加速時間の算出は下記のように行う。
【0027】
ロボットの運動方程式は各軸の駆動トルクから構成されるベクトルをτ、慣性行列をM、各軸の加速度から構成されるベクトルをa、各軸の遠心・コリオリ力から構成されるベクトルをh、各軸の重力から構成されるベクトルをg、各軸の摩擦力から構成されるベクトルをfとすると、
τ=Ma+h+g+f (3)
とかける。さらにベクトルtorhをtorh=h+g+fと定義すればロボットの運動方程式は、
τ=Ma+torh (4)
となる。各動作における最高速度から構成されるベクトルをv、加速時間をtとすると、加速区間ではa=v/tであるから加速区間のロボットの運動方程式は
τ=Mv/t+torh (5)
となる。mddt=Mvで定義し,mddt、torh、の第i軸要素と第i軸の許容トルクをそれぞれmddti、torhi、tmaxiとすると、それぞれの軸において駆動トルクが許容トルク以下となる制約を満たす範囲で最短の加速時間t1iは、
t1i=mddti/(tmaxi− torhi) (mddti>0の時) (6)
t1i=mddti/(−tmaxi− torhi) (上記以外) (7)
で求められる。従って加速開始地点及び加速終了地点でのmddt、torhを計算すれば(6)、(7)式で各軸の許容トルク以下となる範囲で最短の加速時間が計算できる。加速開始地点のデータから計算した(6)式もしくは(7)式の値をt1ia、加速終了地点のデータから計算した(6)、(7)式の値をt1ib、加速開始地点のデータから決定する加速時間をt1a、加速終了地点のデータから決定する加速時間をt1bとすると、t1aはt1iaの最大値、t1bはt1ibの最大値である。
【0028】
減速時間をtとすると減速区間での運動方程式は
τ=−Mv/t+torh (8)
となる。従って、それぞれの軸において駆動トルクが許容トルク以下となる制約を満たす範囲で最短の減速時間t2iは
t2i=mddti/(tmaxI+ torhi) (mddti>0の時) (9)
t2i=−mddti/(tmaxi− torhi) (上記以外) (10)
で求められる。減速開始地点及び減速終了地点でのmddt、torhを計算すれば(9)、(10)式で各軸の許容トルク以下となる範囲で最短の加速時間が計算できる。減速開始地点のデータから計算した(9)式もしくは(10)式の値をt2ia、減速終了地点のデータから計算した(9)、(10)式の値をt2ib、減速開始地点のデータから決定する減速時間をt2a、減速終了地点のデータから決定する減速時間をt2bとすると、t2aはt2iaの最大値、t2bはt2ibの最大値である。
【0029】
動作1及び動作2の加速時間、減速時間を算出する際,繰り返しの最終回における加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点のデータに基づいて計算したmddt、torhを記憶しておく。動作1の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるmddtをそれぞれmddt1a, mddt1b, mddt1c, mddt1d、動作1の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるtorhをそれぞれtorh1a, torh1b, torh1c, torh1dとし、動作2の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるmddtをそれぞれmddt2a, mddt2b, mddt2c, mddt2d、動作2の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるtorhをそれぞれtorh2a, torh2b, torh2c, torh2dとする。
【0030】
動作1の残時間tz1がtl2より小さくなった時点で、各軸毎に
を計算する。ここで、下付き添え字iは第i軸要素を意味し,t1gは動作1の減速時間である。次にt2k1i、t2k2i、t2k3iの最大値t2kaを算出する。t2kaが動作2の加速時間t2kより小さい場合はトルク超過条件が成立しないと判別する。トルク超過条件が成立しない場合は、動作2の加速時間をt2kのまま動作2を開始する。t2kaがt2kより大きい場合は、トルク超過条件が成立すると判別し,動作2の加速時間をt2kaに変更してから動作2を開始する。
【0031】
実施の形態5.
図1の様に、動作1がA点からB点への移動動作、動作2がB点からC点への移動動作で、動作1の移動区間のなかで、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線AB(もしくは曲線AB)からずれてもよい区間をDBの長さをl1、動作2の移動区間の中で、動作1がB点に到達する前に動作2を開始することにより直線BC(もしくは曲線BC)からずれてもよい区間をBEの長さをl2で指定する。この時動作2を開始するタイミングを図2のフローで決定する。まず、動作1の残距離lz1を指令生成周期毎に計算し、残距離lz1がl1以下になったかどうかの判別を行う。動作1の残距離lz1がl1以下になった後、動作2がl2で指定された軌跡接続を行ってよい区間BEを通過するのに要する時間tl2を算出する。次に動作1が終了するまでの残り時間である残時間tz1がtl2より大きいかどうかの判別を指令生成周期毎に実施し、残時間tz1がtl2より小さくなった時点で速度超過条件の判別及びトルク超過条件の判別を行う。
【0032】
速度超過条件の判別は実施の形態3と全く同様に行う。速度超過条件が成立しない場合,動作1の減速時間は変更しない。動作2の加速時間も変更しない。従って速度超過を考慮した動作1の減速時間と、速度超過を考慮した動作2の加速時間t2kvは、
t1gv=t1g0 (17)
t2kv=t2k0 (18)
となる。ここで、t1g0は動作1の元々の(軌跡接続を行わない場合の)減速時間、t2k0は動作2の元々の(軌跡接続を行わない場合の)加速時間である。
【0033】
速度超過条件が成立する場合、速度超過を考慮した動作1の減速時間t1gvと動作2の加速時間t2kvを(1)、(2)式で算出する。
【0034】
次にトルク超過条件の判別を下記のように行う。まず、実施の形態4と全く同様にして、動作1及び動作2の加速時間、減速時間を算出し,加速時間、減速時間の算出の際に、加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるmddt、torhを記憶しておく。動作1の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるmddtをそれぞれmddt1a, mddt1b, mddt1c, mddt1d、動作1の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるtorhをそれぞれtorh1a, torh1b, torh1c, torh1dとし、動作2の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるmddtをそれぞれmddt2a, mddt2b, mddt2c, mddt2d、動作2の加速開始地点、加速終了地点、減速開始地点、減速終了地点におけるtorhをそれぞれtorh2a, torh2b, torh2c, torh2dとする。
【0035】
次に、
を計算する。ここで、下付き添え字iは第i軸要素を意味する。次にt2k1i、t2k2i、t2k3iの最大値t2kaを算出する。t2kaが動作2の速度超過を考慮した加速時間t2kvより小さい場合はトルク超過条件が成立しないと判別し、大きい場合はトルク超過条件が成立すると判別する。トルク超過条件が成立しない場合は、動作1の減速時間はt1gvのままとし、動作2の加速時間はt2kvのままとする。トルク超過条件が成立する場合は、動作1の減速時間はt1gvのままとし、動作2の加速時間はt2kaに変更する。
【0036】
速度超過条件が成立しない場合,動作1の残時間tz1がtl2より小さくなった時点で動作2が開始される。その際の動作2の加速時間はトルク超過条件が成立しない場合はt2kvであり、トルク超過条件が成立する場合はt2kaである。
【0037】
速度超過条件が成立する場合、動作1の残時間tz1がtl2より小さくなり、かつ、減速時間をt1gvに変更した動作1が減速を開始した地点で動作2を開始する。その際の動作2の加速時間はトルク超過条件が成立しない場合はt2kvであり、トルク超過条件が成立する場合はt2kaである。
【0038】
実施の形態6.
実施の形態5と全く同様に速度超過条件、トルク超過条件の判別を行い、判別結果に応じて動作1及び動作2の加速時間、減速時間を修正する。ただし、軌跡接続終了後も動作2の加速区間が残る場合は,動作2の加速時間を元々の加速時間に戻してから動作2を継続する。
【0039】
【発明の効果】
この発明の第1の構成であるロボット制御方法によれば、ロボットの第1の動作である動作1が終了する前に動作2を開始し、動作1と動作2を合成してロボットの動作指令を生成することによりロボット動作を高速化する軌跡接続方式において、動作1および動作2の非軌跡接続区間を保証でき、速度あるいはトルクが許容値を超えない制約条件を満たす範囲で最短の動作時間となるような軌跡接続方式が実現できる効果がある。
【0040】
この発明の第2および第3の構成であるロボット制御方法によれば、ロボットの第1の動作である動作1が終了する前に動作2を開始し、動作1と動作2を合成してロボットの動作指令を生成することによりロボット動作を高速化する軌跡接続方式において、速度が許容値を超えない制約条件を満たす範囲で最短の動作時間となるような軌跡接続方式が実現できる効果がある。
【0041】
この発明の第4および第5の構成であるロボット制御方法によれば、ロボットの第1の動作である動作1が終了する前に動作2を開始し、動作1と動作2を合成してロボットの動作指令を生成することによりロボット動作を高速化する軌跡接続方式において、トルクが許容値を超えない制約条件を満たす範囲で最短の動作時間となるような軌跡接続方式が実現できる効果がある。
【0042】
この発明の第6の構成であるロボット制御方法によれば、ロボットの第1の動作である動作1が終了する前に動作2を開始し、動作1と動作2を合成してロボットの動作指令を生成することによりロボット動作を高速化する軌跡接続方式において、軌跡接続終了後は加減速度を元に戻すため、必要以上に動作時間が長くなることを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における軌跡接続を行ってよい区間の指定と軌跡(その1)を示す図である。
【図2】 実施の形態1における動作2開始タイミング決定のフローチャートである。
【図3】 実施の形態1における軌跡接続を行ってよい区間の指定と軌跡(その2)を示す図である。
【図4】 実施の形態2における軌跡接続を行ってよい区間の指定と軌跡(その1)を示す図である。
【図5】 実施の形態2における動作2開始タイミング決定のフローチャートである。
【図6】 実施の形態2における軌跡接続を行ってよい区間の指定と軌跡(その2)を示す図である。
【図7】 動作1及び動作2の元々の加速時間・減速時間決定のフローチャートである。
【図8】 実施の形態3における軌跡接続のフローチャートである。
【図9】 実施の形態4における軌跡接続のフローチャートである。
【図10】 実施の形態5における軌跡接続のフローチャートである。
【図11】 実施の形態6における軌跡接続のフローチャートである。
【図12】 従来技術における軌跡接続時のロボットの軌道を示す図である。
【図13】 動作1と動作2の動作方向のなす角度が0度の例を示す図である。
【図14】 従来技術において動作1と動作2の動作方向のなす角度が0度の場合の速度指令を示す図である。
【図15】 動作1と動作2の動作方向のなす角度が180度の例を示す図である。
【図16】 従来技術において動作1と動作2の動作方向のなす角度が180度の場合の速度指令を示す図である。
【符号の説明】
ST1 動作1残距離lz1 計算、ST2 lz1<l1、ST3 tl2計算、ST4 動作1残時間tz1計算、ST5 tz1<tl2、ST6 動作1残距離の動作1全体に占める割合rz1計算、ST7 rz1<r1、ST8 tl2計算、ST9 動作1残時間tz1が計算、ST10 tz1<tl2。
Claims (6)
- 動作1の完了前に次の動作である動作2を開始することにより、2つ以上の連続動作の動作時間を短縮する軌跡接続方式において、動作1の軌跡接続を行わない区間及び動作2の軌跡接続を行わない区間の両方を保証する軌跡接続可能地点を求め、動作1の完了前に次の動作である動作2を開始する場合に、各関節での速度が許容値以上となるかどうかの判別を行う速度超過条件の判別、又は各関節でのトルクが許容値以上となるかどうかの判別を行うトルク超過条件の判別を、動作2の開始前に行い、当該判別結果に応じて動作1の減速パラメータ又は動作2の加速パラメータを修正し、動作1が軌跡接続可能地点を通過した後に動作2を開始することを特徴とするロボット制御方法。
- 速度超過条件が成立しない場合には、動作2を軌跡接続可能地点で開始することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
- 速度超過条件が成立する場合には、動作 1 の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータを修正し、動作1が軌跡接続可能地点に到達し、かつ、動作1が減速を開始した後に動作2を開始することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
- トルク超過条件が成立しない場合には、動作1の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータに対してトルクを考慮しての変更は行わず、動作1が軌跡接続可能地点に到達した後に動作2を開始することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
- トルク超過条件が成立する場合には、動作1の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータのうち、少なくとも一方を修正し、動作1が軌跡接続可能地点に到達した後に動作2を開始することを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
- 軌跡接続区間以外では、動作1の減速パラメータ及び動作2の加速パラメータを、それぞれが単独で動作する場合の値を使用する請求項1に記載のロボット制御方法。
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