JP3665767B2 - ターンバックル式の鉄筋接合金物と、その使用によるプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の接合方法 - Google Patents
ターンバックル式の鉄筋接合金物と、その使用によるプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の接合方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はターンバックル式の鉄筋接合金物と、その使用によるプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者の1人は「建物の布基礎用プレキャスト鉄筋コンクリートブロックとその連結施工法」について、先に特許第2725173号を提案した。
【0003】
特に、その図17〜20に開示の第3変形例では、プレキャストコンクリート製布基礎ブロック(A)(B)の補強用異形鉄筋(12)を、その布基礎ブロック(A)(B)に切り欠かれた連結金具落し入れ用溝レール(21)の内部へ張り出し延長させ、その鉄筋(12)の延長部分(12a)を言わばスタッドボルトとして、これに套嵌した別個なキーナット(27)を、上記溝レール(21)の内部へ落し入れた連結金具(C)のフック(26)により、抜け止め状態に抱持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公知発明の連結金具(C)は布基礎ブロック(A)(B)の全体高さとほぼ等しい寸法の長尺な重量品として、その布基礎ブロック(A)(B)の連結端面に切り欠かれた溝レール(21)の内部へ、上方から落し入れられるようになっているため、その連結金具(C)を正確な位置に保持するクレーンなどの特別な機械や、いたづらに多数の作業者及び大量の目地材(49)が必要となり、未だ短時間での軽快に能率良く連結施工することができない。
【0005】
又、このような長尺・重量品の連結金具(C)を介して、布基礎ブロック(A)(B)を連結施工したとしても、その連結金具(C)は上記キーナット(27)や、まして鉄筋(12)の引き締め作用力を全然発揮しない結果、引張りと剪断に対抗する優れた耐力を確保することが不可能であり、連結施工状態の一体性に劣る。
【0006】
他方、プレキャスト鉄筋コンクリート製の柱や梁などを現場打ちコンクリートによって接合するような場合、その柱や梁などの端面から鉄筋を予じめ部分的に張り出しておき、その主筋同志を施工現場において溶接することも行なれわているが、このような接合手段では端面に働く剪断力を負担し得るだけのあばら筋を、現場打ち部分に配筋したり、その現場打ちコンクリート面とプレキャスト部材との付着を良くするため、充分荒らしておいたりする必要があって、甚だ煩らわしく重労働な作業となる。
【0007】
更に、現場打ちコンクリートによって柱や梁などを塑造する場合に、一定単位長さの鉄筋をその端部同志の突き合わせ状態のもとで、バット溶接することも行なわれているが、何れにしても溶接方法では溶接機や溶接棒、発電機などを必要とし、溶接工の技能程度による溶接状態のバラツキを生じやすく、それにもまして溶接上の高熱により母材(鉄筋)の本来具備する強度を、爾後的に低下させてしまう致命的な問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような諸問題の抜本的な解決を企図しており、その構成上向かい合う先端部に相反する螺旋方向性の雄ネジが付与された一対の鉄筋を、引き締め一体化するための鉄筋接合金物として、
【0009】
上記鉄筋の雄ネジへ締結使用する雌ネジと、向かい合う対称なほぼ蟻溝型の楔受け入れ口とが各々設けられた一対の回動ブロックと、
【0010】
両回動ブロックの互いに合致連通した楔受け入れ口内へ、抜き差し自在に差し込み嵌合されることにより、その両回動ブロックを一体回動できる組立状態に保つほぼ鼓型又は砂時計型の連結楔と、
【0011】
上記回動ブロックの何れか一方又は双方へスライド自在に套嵌されることにより、上記連結楔をその回動ブロックからの脱落不能に拘束し得るカバーリングと、
【0012】
その連結楔を脱落不能に拘束したカバーリングと、上記回動ブロックとの嵌合空隙へ圧入一体化される1個又は複数個のフィラープレートとから成り、
【0013】
上記回動ブロックを直接に又はそのカバーリングを介して間接的に回動操作することにより、一対の上記鉄筋を互いに引き締め一体化できるように定めたことを特徴とする。
【0014】
又、プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の接合方法として、向かい合うプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の接合端面から張り出す鉄筋の先端部に、予じめ相反する螺旋方向性の雄ネジを付与しておき、
【0015】
先ず、ターンバックル式の鉄筋接合金物における一対の回動ブロックを上記鉄筋の雄ネジへ仮止め状態に各々螺合締結すると共に、その締結した回動ブロックへ一対のカバーリングをスライド自在に套嵌させ、
【0016】
その後、上記回動ブロックを一旦回動操作することにより、その両回動ブロックの向かい合う対称なほぼ蟻溝型の楔受け入れ口を合致連通させると共に、上記カバーリングの一対を互いに離反する方向へスライド操作して、その楔受け入れ口内へこれらと対応するほぼ鼓型又は砂時計型の連結楔を差し込み嵌合させた上、
【0017】
上記カバーリングを互いに接近する方向へスライドバックさせることにより、上記連結楔を回動ブロックからの脱落不能な組立状態に拘束し、
【0018】
その後、上記回動ブロックとそのカバーリングとの嵌合空隙へ一対のフィラープレートを圧入一体化した状態において、上記回動ブロックを直接に又はそのカバーリングを介して間接的に回動操作することにより、上記プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の向かい合う鉄筋を引き締め一体化し、
【0019】
最後に、そのコンクリート構造物における接合端面の向かい合う相互間へ、無収縮モルタルやコンクリート、その他のグラウト材を現場打ちすることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の詳細を説明すると、図1〜12は本発明の基本実施形態に係るターンバックル式の鉄筋接合金物(A)につき、その分解状態と仮組み状態を示しており、これは直列する一対の回動ブロック(10)(10)とその1個の連結楔(11)、一対のカバーリング(12)(12)並びに一対のフィラープレート(13)(13)から組み立て使用されるユニット体である。
【0021】
先ず、一対の回動ブロック(10)(10)は互いに同じ大きさ・形状として、一般構造用圧延鋼材から一定の長さ(L1)(例えば約62mm)と太さ(例えば約35mm×35mm)を備えた正方形の角軸状に造形されており、その互いに遠ざかる一端部には相反する螺旋方向性の雌ネジ(14)(14)が各々加工されている。一方の回動ブロック(10)に開口する雌ネジ(14)は右ネジとし、他方の回動ブロック(10)に開口する雌ネジ(14)は左ネジとして、互いに相違されているわけである。
【0022】
(15)(15)は同じく両回動ブロック(10)(10)の互いに接近する他端部へ、その向かい合う対称なほぼ蟻溝型として且つ上記雌ネジ(14)(14)と直交する貫通状態に切り欠かれた楔受け入れ口であって、その一対の合致連通により全体的なほぼ鼓型又は砂時計型の開口輪郭形状をなす。その各楔受け入れ口(15)(15)の開口長さ(L2)は例えば約40mm、同じく広い一端部での開口幅(W1)は例えば約23mm、狭い他端部での開口幅(W2)は例えば約8mmであり、その相互間が傾斜したフラット面を呈している。
【0023】
図例の場合、各回動ブロック(10)(10)の雌ネジ(14)(14)と楔受け入れ口(15)(15)とは連通状態にあるが、その非連通状態に隔離してもさしつかえない。
【0024】
次に、連結楔(11)は溶接構造用圧延鋼材から両回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)と対応するほぼ鼓型又は砂時計型に造形されており、その互いに合致連通した両回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)へ、外部から抜き差し自在に差し込み嵌合されて、両回動ブロック(10)(10)を一体回動できる組立状態に連結する。
【0025】
連結楔(11)の一定長さ(L3)は例えば約74mmとして、互いに合致連通した上記楔受け入れ口(15)(15)の全体長さ(例えば約80mm)よりも短かく、その長短差分が両回動ブロック(10)(10)と連結楔(11)との相対的にスライドし得る余裕代となる。尚、連結楔(11)における狭い中間部での幅(W3)は例えば約7mm、同じく広い両端部での幅(W4)は例えば約21mm、奥行(H)は上記回動ブロック(10)(10)の太さと対応する寸法として、例えば約35mmである。
【0026】
更に、一対のカバーリング(12)(12)も上記回動ブロック(10)(10)と同じ圧延鋼材から互いに同じ大きさ・形状として、回動ブロック(10)(10)を包囲する対応的な正方形(例えば約60mm×60mm)のドーナツ状に造形されており、その回動ブロック(10)(10)へスライド自在に套嵌されて、上記連結楔(11)が両回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)から脱落することを防ぐ。
【0027】
つまり、各カバーリング(12)(12)の一定長さ(L4)は例えば約25.5mm、同じく口径は例えば約36mm×36mmの正方形として、その一対を一旦互いに離反する方向へスライド操作し、両回動ブロック(10)(10)の一端部へ片寄せ退避させた時には、両回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)へ連結楔(11)を支障なく差し込み嵌合でき、その後カバーリング(12)(12)の一対を互いに接近する方向へスライドバックさせて、図11、12のように両回動ブロック(10)(10)の他端部へ寄せ集めた時には、同じく連結楔(11)をその両回動ブロック(10)(10)からの脱落不能に拘束し得るようになっているのである。
【0028】
先に一言したフィラープレート(13)(13)の一対は、上記回動ブロック(10)(10)とカバーリング(12)(12)との嵌合空隙へ圧入できる一定厚み(T)を備えた鋼板やその他の金属板片から成り、その嵌合空隙への圧入一体化によって、上記カバーリング(12)(12)をスライド不能に固定維持すると共に、本発明に係る鉄筋接合金物(A)の使用時、両回動ブロック(10)(10)が連結楔(11)の内圧を受けて、その楔受け入れ口(15)(15)の狭い他端部から不正に拡開することを防ぐものである。
【0029】
上記基本実施形態の鉄筋接合金物(A)では、回動ブロック(10)(10)とカバーリング(12)(12)との一対づつを対応的な正方形として、相互の空転しない嵌合状態に保っているが、その回動ブロック(10)(10)の全体又は一部に回動操作工具(図示省略)の係止可能なフラット面を具備する限り、これを図13の変形実施形態に示すような楕円形や、正方形以外の多角形に造形してもさしつかえない。但し、正方形やその他の正多角形に造形することが、その鉄筋接合金物(A)の製造上並びに回動操作上好適であると言える。
【0030】
又、カバーリング(12)(12)はフィラープレート(13)(13)を介して、回動ブロック(10)(10)へスライド不能に固定維持され、その回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)が不正に拡開変形することを防止し得る限りでは、カバーリング(12)(12)の外周面を図13のような円形に造形してもさしつかえない。
【0031】
更に、上記基本実施形態の場合回動ブロック(10)(10)の一対を互いに同じ大きさとして、これにカバーリング(12)(12)の一対を套嵌しているが、回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)から退避する一端部へ片寄せる如く、そのカバーリング(12)(12)をスライド操作することにより、両回動ブロック(10)(10)の合致連通した楔受け入れ口(15)(15)へ連結楔(11)を差し込み嵌合できる限りでは、図13の変形実施形態から併せて明白なように、上記回動ブロック(10)(10)の何れか一方を他方よりも長く相違変化させると共に、そのカバーリング(12)を1個として両回動ブロック(10)(10)へスライド自在に套嵌し、これを1個のフィラープレート(13)によって固定維持するように定めても良い。
【0032】
図14〜18は上記鉄筋接合金物(A)を用いて接合するプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の一例として、建物の布基礎ブロック(B)を示しており、これは垂立盤(16)とその下端部に直交する水平なフーチング盤(17)とからほぼ倒立T字型をなしている。
【0033】
(18)(18)は上記垂立盤(16)の上端角隅部に切り欠かれた前後一対の鉄筋接合金物用逃し入れ溝であり、鉄筋接合金物(A)とそのスパナやレンチなどの適当な回動操作工具(図示省略)を挿入できる大きさ・形状として、上記布基礎ブロック(B)の接合端面(f)(r)と上面との2方向に向かって開口している。
【0034】
(19)(19)は同じく垂立盤(16)とフーチング盤(17)との直交部に切り欠かれた前後一対の鉄筋接合金物用逃し入れ溝であり、やはり上記鉄筋接合金物(A)とその適当な回動操作工具(図示省略)を挿入できる大きさ・形状として、布基礎ブロック(B)の接合端面(f)(r)と片側面との2方向に向かって開口している。
【0035】
その場合、図例では上側の鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)を平面から見て、布基礎ブロック(B)の接合端面(f)(r)に向かい拡開するラッパ型として切り欠いている。(20)(20)は前後一対の垂直な目地用スリットであり、上下一対づつの上記鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)を連通する一条として、布基礎ブロック(B)の接合端面(f)(r)に切り欠かれている。
【0036】
(21)は上記布基礎ブロック(B)の補強用鉄筋網であって、鉄筋コンクリート用異形棒鋼から交錯状態に組み付け一体化されているが、その水平な上下一対の主筋(横筋)(22)(22)だけは上記鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)の切り欠き内部に向かって張り出し露呈している。
【0037】
しかも、その各主筋(22)(22)が張り出す前後両端部には、相反する螺旋方向性の雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)が付与されており、その右ネジと左ネジとの相違する雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)に対して、上記鉄筋接合金物(A)における回動ブロック(10)(10)の雌ネジ(14)(14)が、各々螺合締結されるようになっている。上記雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)の付与長さは、例えば約30mmである。
【0038】
尚、図14〜18では垂立盤(16)が平面視の一文字型に延在する布基礎ブロック(B)を示しているが、図18と対応する図19〜21の各種変形例から明白なように、その垂立盤(16)が平面視の十文字型やT字型、L字型などに交叉する布基礎ブロック(B)についても、複数の主筋(22)(22)が上記鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)の内部へ張り出す先端部に、雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)を加工しておくことによって、本発明を支障なく適用することができる。
【0039】
上記のようなターンバックル式の鉄筋接合金物(A)を用いて、プレキャスト鉄筋コンクリート構造物に係る布基礎ブロック(B)の一対を接合施工するに当っては、その各布基礎ブロック(B)の鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)内に張り出している主筋(22)(22)の雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)へ、鉄筋接合金物(A)における回動ブロック(10)(10)の雌ネジ(14)(14)を予じめ螺合締結すると共に、その回動ブロック(10)(10)へカバーリング(12)(12)も套嵌させておく。
【0040】
そして、このような回動ブロック(10)(10)とカバーリング(12)(12)が仮止め状態にある布基礎ブロック(B)の一対を、図22、23のようにその接合端面(f)(r)同志が突き合う状態に直列させ、その結果向かい合うことになる回動ブロック(10)(10)の一対を一旦回動調整して、そのほぼ蟻溝型の楔受け入れ口(15)(15)が互いに合致連通する状態に保つと共に、上記カバーリング(12)(12)の一対を互いに離反する方向へスライド操作する。
【0041】
そうすれば、両回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)が言わば全開するため、引き続きその内部へ図24のように対応するほぼ鼓型又は砂時計型の連結楔(11)を差し込み嵌合させた上、一対の上記カバーリング(12)(12)を図25、26のように相互の接近する方向へスライドバックさせることにより、上記連結楔(11)が両回動ブロック(10)(10)から脱落しない組立状態に拘束する。
【0042】
その後、両回動ブロック(10)とそのカバーリング(12)(12)との嵌合空隙へ、図27、28のように一対のフィラープレート(13)(13)を圧入一体化して、上記カバーリング(12)(12)をスライド不能に固定維持し、その状態のもとで回動ブロック(10)(10)又はカバーリング(12)(12)へ、スパナやレンチなどの回動操作工具(図示省略)を係止させて、両回動ブロック(10)(10)を図29のように一緒に回動操作して締め上げるのである。
【0043】
そうすれば、その回動ブロック(10)(10)の雌ネジ(14)(14)と上記主筋(22)(22)の雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)は、相反する螺旋方向性にあるため、本発明に係る鉄筋接合金物(A)を言わばターンバックルとして、向かい合う主筋(22)(22)同志を自づと引き締めることができ、一対の布基礎ブロック(B)が強固に接合一体化されることになる。
【0044】
その過程では図30の矢印に示す如く、一対の回動ブロック(10)(10)が離反する方向へ引っ張られて、連結楔(11)の内圧を受けることになるが、その回動ブロック(10)(10)はフィラープレート(13)(13)を介して、カバーリング(12)(12)による包囲状態に拘束されているため、楔受け入れ口(15)(15)の不正に拡開変形するおそれがない。
【0045】
このようにして、一対の布基礎ブロック(B)を接合一体化できた最後には図31のように、その接合端面(f)(r)に向かい合う上記鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)と目地用スリット(20)(20)へ、無収縮モルタルや早強コンクリートなどのグラウト材(24)を充填し、茲に一連の現場作業が完了する。
【0046】
尚、先には布基礎ブロック(B)の接合方法を説明したが、例えば建物の梁ブロックをプレキャスト鉄筋コンクリート構造物として、その梁補強用鉄筋篭の向かい合う主筋(横筋)(22)(22)同志を上記と同様な作業順序により、引き締め一体化することも可能である。
【0047】
その場合には、各梁ブロックの接合端面(f)(r)から上記鉄筋篭の主筋(22)(22)を張り出して、その先端部へやはり相反する螺旋方向性の雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)を加工しておく一方、上記鉄筋接合金物(A)の使用により向かい合う一対の梁ブロックを接合一体化した後、その両梁ブロックにおける接合端面(f)(r)の向かい合う相互間隙へ、コンクリートなどのグラウト材(24)を施工現場での打継ぎ状態に充填すれば良い。
【0048】
又、上記ターンバックル式の鉄筋接合金物(A)を用いて、現場打ちコンクリートにより塑造される道路橋の床版や建物の梁(C)などを接合施工することもでき、その場合には図32、33から示唆される如く、梁補強用鉄筋篭(25)の一定な単位長さを有する主筋(横筋)(22)(22)の前後両端部へ、予じめ相反する螺旋方向性の雄ネジ(23a)(23a)(23b)(23b)を加工しておき、その接合上向かい合う上側の主筋(22)(22)同志や下側の主筋(22)(22)同志を、上記鉄筋接合金物(A)によって一定の間隔ピッチ(P)毎に強く引き締め一体化すれば良い。
【0049】
更に、上記鉄筋接合金物(A)を使用して、現場打ちコンクリートにより塑造される建物の柱(D)を接合施工することもでき、その場合には鉄筋接合金物(A)の全体を予じめ仮組みした状態として、その何れか一方の回動ブロック(10)(10)から下側主筋(縦筋)(22)(22)の雄ネジ(23b)(23b)へ、先ず図35のように螺合締結する。
【0050】
その際、カバーリング(12)(12)はフィラープレート(13)(13)の圧入一体化によって、回動ブロック(10)(10)から脱落するおそれはないが、万一のためにはそのフィラープレート(13)(13)を図示のようなバネ性の金属板から円弧状に弯曲形成して、その弯曲する一端部を回動ブロック(10)(10)へ差し込み係止することにより、カバーリング(12)(12)の確実な脱落防止を図ることが好ましい。
【0051】
そして、引き続き他方の回動ブロック(10)(10)に露出状態の雌ネジ(14)(14)へ、上方から図36〜38に示す如く、上側主筋(縦筋)(22)(22)の雄ネジ(23a)(23a)を螺合締結し、その上側の主筋(22)(22)を柱(D)の補強用鉄筋篭(26)として組み付け一体化した最終的に、上記鉄筋接合金物(A)を回動操作することにより、その上側の主筋(22)(22)と下側の主筋(22)(22)とを引き締め固定すれば良い。その最終的に、柱(D)となるコンクリートが現場打ちされることは言うまでもない。
【0052】
(27)(27)はバネ性の金属線から成る係止フックの一対であり、互いに上下逆向きの使用状態として、その一端部がカバーリング(12)(12)へ係止されると共に、残る他端部が主筋(22)(22)へ捲き付けられるようになっている。これによれば、打設コンクリートの圧力を受けるも、カバーリング(12)(12)の脱落を完全に予防できる利点がある。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明では向かい合う先端部に相反する螺旋方向性の雄ネジ(23a)(23b)が付与された一対の鉄筋(22)(22)を、引き締め一体化するための鉄筋接合金物(A)として、
【0054】
上記鉄筋(22)(22)の雄ネジ(23a)(23b)へ締結使用する雌ネジ(14)(14)と、向かい合う対称なほぼ蟻溝型の楔受け入れ口(15)(15)とが各々設けられた一対の回動ブロック(10)(10)と、
【0055】
両回動ブロック(10)(10)の互いに合致連通した楔受け入れ口(15)(15)内へ、抜き差し自在に差し込み嵌合されることにより、その両回動ブロック(10)(10)を一体回動できる組立状態に保つほぼ鼓型又は砂時計型の連結楔(11)と、
【0056】
上記回動ブロック(10)(10)の何れか一方又は双方へスライド自在に套嵌されることにより、上記連結楔(11)をその回動ブロック(10)(10)からの脱落不能に拘束し得るカバーリング(12)(12)と、
【0057】
その連結楔(11)を脱落不能に拘束したカバーリング(12)(12)と、上記回動ブロック(10)(10)との嵌合空隙へ圧入一体化される1個又は複数個のフィラープレート(13)(13)とから成り、
【0058】
上記回動ブロック(10)(10)を直接に又はそのカバーリング(12)(12)を介して間接的に回動操作することにより、一対の上記鉄筋(22)(22)を互いに引き締め一体化できるように定めてあるため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を完全に解決できる効果がある。
【0059】
即ち、鉄筋(22)(22)の向かい合う先端部へ予じめ相反する螺旋方向性の雄ネジ(23a)(23b)を付与しておけば、そのターンバックル式の鉄筋接合金物(A)を用いて、上記鉄筋(22)(22)の一対を互いに引き締め一体化することができ、その際連結楔(11)を介して一体回動し得る組立状態に保たれる一対の回動ブロック(10)(10)と、その連結楔(11)を脱落不能に拘束するカバーリング(12)(12)との嵌合空隙には、フィラープレート(13)(13)が圧入一体化されるようになっているため、上記鉄筋(22)(22)の引き締め作用時に回動ブロック(10)(10)が不正に拡開せず、引張りと剪断に対抗する優れた耐力を得られるのである。
【0060】
又、スパナやレンチなどのありふれた回動操作工具を用いて、上記回動ブロック(10)(10)を直接に又はそのカバーリング(12)(12)を介して間接的に回動操作することにより、その鉄筋(22)(22)の接合作業を誰でも短時間での能率良く、且つバラツキのない仕上がり状態に行なえ、従来技術のような施工現場での煩らわしい溶接作業を要さず、鉄筋(22)(22)の強度を爾後的に低下させてしまうおそれもない。
【0061】
上記建物の布基礎ブロック(B)や梁ブロック、その他の各種プレキャスト鉄筋コンクリート構造物のみならず、現場打ちコンクリートによって建物の梁(C)や柱(D)などを塑造するような場合でも、その補強用鉄筋網(21)や鉄筋篭(25)の向かい合う主筋(22)(22)同志を、本発明に係るターンバックル式の鉄筋接合金物(A)の使用によって、強固に引き締め一体化することができ、汎用性に優れる。
【0062】
請求項2の構成を採用するならば、両回動ブロック(10)(10)の楔受け入れ口(15)(15)に対する連結楔(11)の抜き差し操作を便利良く行なえ、鉄筋接合金物(A)の仮組み作業性を向上させることができる。
【0063】
請求項3の構成を採用するならば、楔受け入れ口(15)(15)が切り欠かれた回動ブロック(10)(10)の強度や、その鉄筋(22)(22)廻りの均衡性を低下させるおそれがない形態として、上記回動ブロック(10)(10)とそのカバーリング(12)(12)を容易に製作することができ、しかも回動ブロック(10)(10)とそのカバーリング(12)(12)との嵌合空隙へ、ありふれた金属板のフィラープレート(13)(13)を強固に安定良く圧入することができ、その不慮に脱落するおそれもない。
【0064】
更に、請求項4の接合方法によれば、プレキャスト鉄筋コンクリート構造物(B)の向かい合う一対を施工現場での能率良く、しかも一体性に富む引き締め状態として接合できる効果がある。
【0065】
そのプレキャスト鉄筋コンクリート構造物(B)を建物の布基礎ブロックとして、請求項5の接合方法を採用するならば、特別な型枠を用意する必要もなく、その鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)の向かい合う相互間へ、無収縮モルタルなどのグラウト材(24)を充填することができ、その現場作業性の向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄筋接合金物の分解斜面図である。
【図2】図1の回動ブロックを抽出して示す正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図3の6−6線断面図である。
【図7】図1の連結楔を抽出して示す平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図1のカバーリングを抽出して示す側面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】鉄筋接合金物の仮組み状態を示す平面断面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】鉄筋接合金物の変形実施形態を示す図1に対応する分解斜面図である。
【図14】プレキャスト鉄筋コンクリート構造物としての布基礎ブロックを示す斜面図である。
【図15】図14の正面図である。
【図16】図15の16−16線断面図である。
【図17】図16の17−17線断面図である。
【図18】図14の平面図である。
【図19】図14に対応する十文字型の布基礎ブロックを示す平面図である。
【図20】同じく図14に対応するT字型の布基礎ブロックを示す平面図である。
【図21】同じく図14に対応するL字型の布基礎ブロックを示す平面図である。
【図22】鉄筋接合金物の回動ブロックとカバーリングを鉄筋へ予じめ仮止め状態に螺合締結した斜面図である。
【図23】図22の側断面図である。
【図24】両回動ブロックに対する連結楔の差し込み嵌合状態を示す斜面図である。
【図25】図24からカバーリングの一対を接近させたスライド操作状態の側断面図である。
【図26】図25の26−26線断面図である。
【図27】図26の27−27線断面図である。
【図28】図27の28−28線断面図である。
【図29】全体の回動操作状態を示す斜面図である。
【図30】図29の側断面図である。
【図31】布基礎ブロックの接合施工状態を示す断面図である。
【図32】現場打ちコンクリート製の梁に対する鉄筋接合金物の使用例を示す側断面図である。
【図33】図32の33−33線断面図である。
【図34】現場打ちコンクリート製の柱に対する鉄筋接合金物の使用例を示す斜面図である。
【図35】下側主筋に対する鉄筋接合金物の仮組み締結状態を示す側断面図である。
【図36】上側主筋と下側主筋との引き締め状態を示す斜面図である。
【図37】図36の正面図である。
【図38】図37の38−38線断面図であり、図35に対応する。
【符号の説明】
(10)・回動ブロック
(11)・連結楔
(12)・カバーリング
(13)・フィラープレート
(14)・雌ネジ
(15)・楔受け入れ口
(16)・垂立盤
(17)・フーチング盤
(18)・鉄筋接合金物用逃し入れ溝
(19)・鉄筋接合金物用逃し入れ溝
(20)・目地用スリット
(21)・鉄筋網
(22)・主筋(鉄筋)
(23a)(23b)・雄ネジ
(24)・グラウト材
(25)・鉄筋篭
(A)・鉄筋接合金物
(B)・プレキャスト鉄筋コンクリート構造物(布基礎ブロック)
(C)・梁
(D)・柱
(f)・接合端面
(r)・接合端面
Claims (5)
- 向かい合う先端部に相反する螺旋方向性の雄ネジ(23a)(23b)が付与された一対の鉄筋(22)(22)を、引き締め一体化するための鉄筋接合金物(A)として、
上記鉄筋(22)(22)の雄ネジ(23a)(23b)へ締結使用する雌ネジ(14)(14)と、向かい合う対称なほぼ蟻溝型の楔受け入れ口(15)(15)とが各々設けられた一対の回動ブロック(10)(10)と、
両回動ブロック(10)(10)の互いに合致連通した楔受け入れ口(15)(15)内へ、抜き差し自在に差し込み嵌合されることにより、その両回動ブロック(10)(10)を一体回動できる組立状態に保つほぼ鼓型又は砂時計型の連結楔(11)と、
上記回動ブロック(10)(10)の何れか一方又は双方へスライド自在に套嵌されることにより、上記連結楔(11)をその回動ブロック(10)(10)からの脱落不能に拘束し得るカバーリング(12)(12)と、
その連結楔(11)を脱落不能に拘束したカバーリング(12)(12)と、上記回動ブロック(10)(10)との嵌合空隙へ圧入一体化される1個又は複数個のフィラープレート(13)(13)とから成り、
上記回動ブロック(10)(10)を直接に又はそのカバーリング(12)(12)を介して間接的に回動操作することにより、一対の上記鉄筋(22)(22)を互いに引き締め一体化できるように定めたことを特徴とするターンバックル式の鉄筋接合金物。 - カバーリング(12)(12)を一対として、その互いに離反する方向へスライド操作すれば、両回動ブロック(10)(10)の互いに合致連通した楔受け入れ口(15)(15)へ、連結楔(11)を差し込み嵌合でき、
同じく両カバーリング(12)(12)を互いに接近する方向へスライドバックさせれば、上記連結楔(11)をその回動ブロック(10)(10)からの脱落不能に拘束できるように関係設定したことを特徴とする請求項1記載のターンバックル式の鉄筋接合金物。 - 一対の回動ブロック(10)(10)を互いに同じ大きさの正多角形な角軸状に造形する一方、カバーリング(12)(12)も互いに同じ大きさの一対として、上記回動ブロック(10)(10)へ空転不能に套嵌させたことを特徴とする請求項1記載のターンバックル式の鉄筋接合金物。
- 向かい合うプレキャスト鉄筋コンクリート構造物(B)の接合端面(f)(r)から張り出す鉄筋(22)(22)の先端部に、予じめ相反する螺旋方向性の雄ネジ(23a)(23b)を付与しておき、
先ず、ターンバックル式の鉄筋接合金物(A)における一対の回動ブロック(10)(10)を上記鉄筋(22)(22)の雄ネジ(23a)(23b)へ仮止め状態に各々螺合締結すると共に、その締結した回動ブロック(10)(10)へ一対のカバーリング(12)(12)をスライド自在に套嵌させ、
その後、上記回動ブロック(10)(10)を一旦回動調整することにより、その両回動ブロック(10)(10)の向かい合う対称なほぼ蟻溝型の楔受け入れ口(15)(15)を合致連通させると共に、上記カバーリング(12)(12)の一対を互いに離反する方向へスライド操作して、その楔受け入れ口(15)(15)内へこれらと対応するほぼ鼓型又は砂時計型の連結楔(11)を差し込み嵌合させた上、
上記カバーリング(12)(12)を互いに接近する方向へスライドバックさせることにより、上記連結楔(11)を回動ブロック(10)(10)からの脱落不能な組立状態に拘束し、
その後、上記回動ブロック(10)(10)とそのカバーリング(12)(12)との嵌合空隙へ一対のフィラープレート(13)(13)を圧入一体化した状態において、上記回動ブロック(10)(10)を直接に又はそのカバーリング(12)(12)を介して間接的に回動操作することにより、上記プレキャスト鉄筋コンクリート構造物(B)の向かい合う鉄筋(22)(22)を引き締め一体化し、
最後に、そのコンクリート構造物(B)における接合端面(f)(r)の向かい合う相互間へ、無収縮モルタルやコンクリート、その他のグラウト材(24)を現場打ちすることを特徴とするプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の接合方法。 - プレキャスト鉄筋コンクリート構造物(B)を建物の布基礎ブロックとして、その布基礎ブロック(B)の接合端面(f)(r)に鉄筋接合金物用逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)の上下一対を切り欠き、
上記布基礎ブロック(B)の補強用鉄筋網(21)から上記逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)の内部へ、上下一対の主筋(22)(22)を一体的に張り出すと共に、
その逃し入れ溝(18)(18)(19)(19)の内部へグラウト材(24)を現場打ちすることを特徴とする請求項4記載のプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の接合方法。
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