JP3664378B2 - 光学ピックアップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンパクトディスクのような光学的回転記録媒体の再生装置に用いる光学ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6を用いて従来の光学ピックアップを説明する。
図5は従来の光学ピックアップの平面図及びそのAA'切断面における断面図、図6は細部を図5と異なる構成とした従来の光学ピックアップの平面図及びそのAA’切断面における断面図である。
【0003】
従来の光学ピックアップの構成の概略は、対物レンズ4を有しホルダ22と一体に可動する可動部20と、シャーシ23を中心とした固定部21とからなる。
【0004】
可動部20は、回転記録媒体(コンパクトディスク等)の情報記録面へ再生光を出射し又出射に応じた反射光が入射する、レンズホルダと一体になった対物レンズ4、対物レンズ4を一体に保持し可動部20の主構造となるホルダ22、ホルダ22を上下方向(図示しない回転媒体の主たる面に垂直な方向、光の出射方向に等しい)に貫通する貫通穴の内壁に3方を固定したフォーカスコイル1a,1bと、フォーカスコイル1a,1bのホルダ22に固定されない一外側面(対物レンズ4側に面している)に固定した2個のトラッキングコイル2とを有し、一体となって可動を行なう。
尚2個のトラッキングコイル2は図5図示の平面図及び断面図における水平方向の軸を中心としてそれぞれが巻回されている。
【0005】
固定部21は、光学ピックアップの主構造たるシャーシ23と、シャーシ23の媒体側の面に固定した断面がUの字状の磁性鋼板であるヨーク5と、ヨーク5に配設されたマグネット3とを有する。
ヨーク5は、そのU字状形状の両端に位置する2つの端部を有し、反−対物レンズ4側に位置する第1の端部(第1ヨーク)5aをホルダ22の貫通穴内のフォーカスコイル巻回内部より媒体側に突き出し、対物レンズ4側に位置する第2の端部(第2ヨーク)5bを同じ貫通穴内ながらフォーカスコイル1a,1b外部に位置する対物レンズ4側空間より媒体側に突き出している。
マグネット3は、ヨーク5の上記2つの端部5a,5bの互いに対向する対向面にそれぞれ1個が固定されており計2個よりなる。
またホルダ22の図5図示水平方向略中央にある支持点を、シャーシ23に設けた弾性を有する支持ワイヤ(図示せず)が支持することにより、可動部20全体が固定部21により揺動自在かつ弾性的に支持されている。
【0006】
次に、光学ピックアップが搭載された光学式再生装置(コンパクトディスクプレイヤ等)がコンパクトディスクなどの回転情報媒体の再生を行うに際し、光学ピックアップの行う動作を以下に説明する。
【0007】
まず、マグネット3が配設されたことによって、ヨーク5の一方の端部(第1ヨーク)5aから他方の端部(第2ヨーク)5bへ向かう磁界が形成されている。
【0008】
図示しない所定のフォーカシング制御手段によってフォーカスコイル1a,1bに所定のフォーカス駆動電流10a,10bが流されると、マグネット3の形成する上記の磁界中でフォーカスコイルの対物レンズ4側電流路1bを流れる電流10bによって、当該電流路1bを図5平面図において紙面に垂直に動かす力を生じる。
上記の力が作用する電流路1bの部位を、以下、「駆動点」とも呼ぶ。力の向きは、上記及び図示の条件において紙面に垂直下向きである。
【0009】
可動部20はその図5図示水平方向略中央を支点としてシャーシ23に揺動自在かつ弾性的に支えられていることを既に説明した。
フォーカスコイル1bの部位に上記の下向きの力が加わると、フォーカス電流の大きさに応じて可動部20全体が媒体に接近または離反する方向に平行移動を行なう。これは可動部20を支える支持ワイヤが弾性を有することにより可能となる。
【0010】
すなわちフォーカシング制御手段がフォーカス電流の大きさを制御することにより、対物レンズ4を含めた可動部20全体をフォーカシング方向(後出)に駆動させて図示せざる回転記録媒体の情報記録面に接近させたり、離反させたりするフォーカシング駆動を光学ピックアップは行う。
ここでフォーカシング方向とは回転媒体の主たる平面(記録面)に対し垂直な方向であり、図5図示の平面図において紙面に対し垂直な方向である。
【0011】
また、所定のトラッキング駆動電流が図示しない所定の制御手段によってトラッキングコイル2に流されると、マグネット3が形成する磁界との相互作用によって駆動力が生じ、対物レンズ4を含めた可動部20全体をトラッキング方向(後出)に駆動させるトラッキング動作を行う。
トラッキング方向とは回転媒体の径方向であり、図5における水平方向である。
【0012】
上記のフォーカシング駆動を行うことによって対物レンズ4を回転記録媒体の記録面に対しフォーカシング方向に追従させてディスク媒体の面振れに対応し、またトラッキング駆動を行うことで対物レンズ4をトラッキング方向に追従させてディスク媒体の偏心に対応し、再生装置が情報の再生を正しく継続的に行う構成としていた。
【0013】
また、図6図示の従来の光学ピックアップは、コストダウンを意図してマグネット3をヨーク第1の端部5aにのみ配設した点が異なる構成であり、図5図示構成と同様の動作を行うものである。
【0014】
上記に説明した図5及び図6図示の光学ピックアップの構成は、マグネット3がヨーク5内に形成する同一の磁界に対し、磁界の方向に垂直なフォーカス電流とトラッキング電流とをそれぞれ通電することにより、1箇所の磁気回路内でフォーカス駆動およびトラッキング駆動を行う構成であり、以降本願において「一磁気駆動方式」とも呼ぶ。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記に説明した一磁気駆動方式の光学ピックアップにおいて、解決すべき以下の問題が存在した。
【0016】
可動部20のフォーカシング駆動力の作用点である駆動点(フォーカスコイルの電流路1bの部位)と可動部20の重心との間に存在する位置ずれによって、可動部20のフォーカス駆動制御時に可動部20等の構造により決まる特定周波数の共振が発生する。
【0017】
共振の量が大きい場合フォーカス駆動の制御に支障をきたし、光学ピックアップを搭載する装置例えば音楽再生装置においては楽曲再生が不可能になる等装置の正常な機能が発揮できなくなる恐れがあった。
【0018】
しかし、光学ピックアップの製造に際して、可動部20の駆動点1bと重心とを完全に一致させることは極めて困難であった。
そこで従来は、サーボ制御を可能にするために、共振が発生する共振周波数において対物レンズ4の追従する位相をやや進ませるように光学ピックアップを構成する場合があった。
具体的には、可動部20の重心を駆動点(フォーカスコイルの電流路1b)よりも反-対物レンズ4側に位置するように、例えばフォーカスコイル1b内壁の部位に重心が位置するよう構成していた。そのために可動部20の反−対物レンズ4側端部に金属等の錘(ウエイト)を配設するなどしていた。
上記の構成とすると、重心よりも駆動点1bの方が対物レンズ4に接近した位置にある場合、傾きにより対物レンズ4の位置が駆動点1bの位置よりも先に動き出すため、駆動点1bの動きよりも対物レンズ4の動きを進ませることができ、フォーカシング駆動の位相を進ませることとなる。
【0019】
上記のように共振が発生する共振周波数において位相をより進ませると、サーボ制御を可能にすることができる。この理由を以下に定性的に説明する。
まずフォーカス駆動電流の変化に対して対物レンズ4の追従が遅れる場合、追従動作の位相は遅れることとなる。位相が遅れている状態で所定のフォーカシング駆動を実現しようとすると、制御回路はさらにフォーカス電流値を増加させて対物レンズ4を所定の位置まで駆動させようとする。従って可動部20は必要量よりも大きなフォーカス電流を与えられて駆動され、サーボ制御が不能となる発振が容易に起こりやすい状態となる。
これに対して位相をより進ませる構成として、上記の対物レンズ4の位相の遅れ、即ち追従動作の遅れ要素を補うことができれば、共振周波数における発振の発生をより起こりにくくすることが可能となる。
【0020】
一方、位相を進ませる目的で上記のように可動部20の重心を意図的にずらした構成とした場合、ずれ量の位相変化に及ぼす影響が大きすぎて位相の進みが過大となり制御が不可能となる恐れがあった。
【0021】
また共振を防ぐための従来の他の方法として、接着剤を少量ずつ可動部20に滴らして重心を微小に変化させ、性能チェックを行うことを繰り返す、いわゆるカットアンドトライの手法も行われていたが、可動部20全体の重量が変化し制御感度が変化したり、接着剤塗布作業のミスが発生する恐れもあり、真の解決とはならなかった。
【0022】
そこで本発明は、可動部(ホルダ)に接着剤を滴らしたりするなどして可動部の重心とフォーカス駆動点とをずらす方策に依ることなく対物レンズの動きにおける位相を進ませてフォーカス駆動時の発振を防止することを可能とし、生産工程を減らし歩留りが向上し品質を均一化させて生産性を向上させるとともに生産コストを大幅に低減させた光学ピックアップを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、下記の構成を有する光学ピックアップを提供する。即ち、対物レンズ(4)を保持したレンズホルダと、このレンズホルダを対物レンズ(4)のフォーカス方向に進退自在に支持する基体(23)と、前記対物レンズ(4)の径方向にその対物レンズ(4)から遠い方より第1,第2として配置され、間隙部を有して互いに対向し前記フォーカス方向に沿って前記基体に固定された第1及び第2のヨーク(5a,5b)とより成るヨーク部と、前記第1のヨーク(5a)における前記第2のヨーク(5b)と対向する面に配設されたマグネット(3)と、前記レンズホルダに固定され、前記間隙部を通じて前記第1のヨーク(5a)及びマグネット(3)を囲む環状のフォーカスコイル(1a,1b)と、を備え、
前記マグネット(3)の磁束により前記フォーカスコイル(1a,1b)に駆動力を生じさせて前記対物レンズ(4)を前記フォーカス方向に進退させる構成とし、一端が前記第2のヨーク(5b)の端部と接触し、他端が前記第1のヨーク(5a)と接触せずにこの第1のヨーク(5a)と前記間隙部より狭い間隙(5c)を有して対向する磁束誘導部材(6)を備えて成ることを特徴とする光学ピックアップである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につきその好ましい実施例を、図1乃至図4を用いて説明する。
図1は本実施例の光学ピックアップの平面図及びAA'切断面による断面図、図2は図1の光学ピックアップに対し細部が異なる構成とした本実施例の光学ピックアップの平面図及びAA'切断面による断面図、図3及び図4は本実施例と従来の構成とを対比して本実施例の特徴的な構成、特に漏れ磁束(漏洩磁束)の磁束密度を向上させる構成を説明するための模式図である。
前述したものと同一部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0025】
本実施例の構成を説明するに先立ち、従来の光学ピックアップの構成に対し本発明人が検討を加えることにより本発明に到達するに至った着目点について説明する。
【0026】
先に説明した従来の構成である図5及び図6の平面図には、ヨーク5の第1の端部5aに配設したマグネット3を発してヨーク5の外部へ飛び出しフォーカスコイル1aを通過してヨーク5へ戻る漏れ磁束11aを矢印で描いてある。
【0027】
ここで漏れ磁束11aとフォーカス電流との関係について本発明人が検討し特に着目した点は次の通りである。
まず、対物レンズ4からより遠いフォーカスコイルの電流路1aを流れるフォーカス駆動電流10aと、上記の漏れ磁束11aとが相互に影響して生じる力はフレミングの左手の法則に従って、図5平面図で紙面に垂直に下向きに向く。
【0028】
一方、フォーカスコイルの対物レンズ4側電流路1bは、フォーカシング駆動時の力の作用点すなわち駆動点であり、可動部20全体を支えつつ移動させている。
漏れ磁束11aにより電流路1aに対して生じる上記の力は、可動部20の重心を支点として可動部20全体を揺動させ、支点に対してフォーカスコイル1aの反対側に位置する対物レンズ4を図5平面図紙面に垂直上方に駆動する。この方向はフォーカス駆動の位相を進ませる方向でもある。
【0029】
従って漏れ磁束11aによる力を利用し、可動部20の共振点における位相進み量を増すことにより、発振現象をより起こりにくくすることが可能となるものである。
本実施例は、上記の着眼をもととして本発明人が以下に説明する構成として具現化を行ったものである。
【0030】
次に図1及び図2を用いて本実施例の光学ピックアップの構成を説明する。
図1は本実施例の光学ピックアップの平面図及びAA'切断面による断面図である。
【0031】
先に図5を用いて説明した従来の光学ピックアップに対し、図1図示の本実施例の光学ピックアップは、断面U字型のヨーク5の上部の両端部(第1ヨーク、第2ヨーク)5a,5b間に磁性鋼板6を配設する点が特徴である。
【0032】
磁性鋼板6の一端はヨーク5の対物レンズ4側の第2の端部5b周縁部に接するものの、他端はヨーク5の他側である第1の端部5a周縁部とは接することなく狭い間隙部5cを挟んで対向している。
【0033】
先に図5を用いて説明したように、従来構成のヨーク5から飛び出る漏れ磁束11aはフォーカスコイル1aを通過することによって、対物レンズ4の駆動制御における位相を進ませる効果があった。
一方本実施例のヨーク5は磁性鋼板6を配設することにより、より大なる磁束密度を有する漏れ磁束12aを外部に飛び出させることができ、より大きく位相を進ませる効果が発揮される。
【0034】
上記した本実施例の構成が従来構成よりも大きい密度の漏れ磁束を生じる原理を、図3及び図4を用いてより視覚的に説明する。
図3に示す本実施例構成では、反−対物レンズ4側のマグネット3を発した磁束の一部が本実施例で新たに配接された磁性鋼板6に一旦入り、そこから磁束が容易に外部に飛び出して漏れ磁束12aとなりフォーカスコイル1aを通過して第1のヨーク5aの外周面に戻る。
また第1のヨーク5aと磁性鋼板6との間の間隙部5cは、2つの構成を磁気的に分断して漏れ磁束12aが外部に飛び出すために必要である。
【0035】
それに対して図4に示す従来構成では、マグネット3を飛び出す磁束の多くは対物レンズ4側にあるもう一つのマグネット3へ至り、マグネット3が接する第1のヨーク5a近傍の磁束のみがかろうじて外部空間へ飛び出して第1のヨーク5aへ戻るので、漏れ磁束11aの密度は小さいものとなる。
すなわち磁性鋼板6は反−対物レンズ4側のマグネット3を発する磁束を誘導し、容易にヨーク5外部の空間へ飛び出させる効果を有する。
なお、図1図示のヨーク5は断面U字状の形状とし、その両端部に設けられた第1ヨーク5a,及び第2ヨーク5bの各磁石3との接合面が磁束の出口、入り口となる構成である。U字形状の底部で2つの端部が連結しているのは、一つの鋼板からヨーク5が生産できるという生産上のメリットと、2つの端部が底部でつながり磁気回路が形成されることから発生磁力が向上することを目的とする。
しかし、本発明の実施の構成としては上記のU字状ヨーク5に限定されず、例えば物理的に離間した互いに対向する2つの磁性鋼板をそれぞれヨークとしても勿論よい。
また磁性鋼板6はヨーク5の媒体側端部に配設することに限定されず、他の部位に配設しても漏れ磁束を強化することが可能であり、本発明が包含するものである。
【0036】
図2は細部が異なる本実施例の光学ピックアップの平面図及びAA'切断面による断面図であり、マグネット3が1個のみヨーク5に配設されている点が異なる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明によれば、可動部(ホルダ)に接着剤を滴らしたりするなどして可動部の重心とフォーカス駆動点とをずらす方策に依ることなく対物レンズの動きにおける位相を進ませてフォーカス駆動時の発振を防止することを可能とし、生産工程を減らし歩留りが向上し品質を均一化させて生産性を向上させるとともに生産コストを大幅に低減させるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例の光学ピックアップの平面図及び断面図である。
【図2】 図1の光学ピックアップに対し細部が異なる構成とした本実施例の光学ピックアップの平面図及び断面図である。
【図3】 本実施例と従来の構成とを対比して本実施例の特徴的な構成を説明するための模式図である。
【図4】 本実施例と従来の構成とを対比して本実施例の特徴的な構成を説明するための模式図である。
【図5】 従来の光学ピックアップの平面図及びそのAA'切断面における断面図である。
【図6】 細部を図5と異なる構成とした従来の光学ピックアップの平面図及びそのAA’切断面における断面図である。
【符号の説明】
1a フォーカスコイル、反−対物レンズ側電流路(第1コイル部分、環状フォーカスコイル)
1b フォーカスコイル、対物レンズ側電流路、駆動点(第2コイル部分、環状フォーカスコイル)
3 マグネット(磁石)
4 対物レンズ(対物レンズ、レンズホルダ)
5a ヨーク第1の端部(第1ヨーク)
5b ヨーク第2の端部(第2ヨーク)
6 磁性鋼板(誘導部材)
10a,10b フォーカス電流、フォーカス駆動電流(フォーカス制御電流)
12a 漏れ磁束(漏洩磁束)
20 可動部(可動体)
22 ホルダ
23 シャーシ(基体)
Claims (1)
- 対物レンズを保持したレンズホルダと、
このレンズホルダを前記対物レンズのフォーカス方向に進退自在に支持する基体と、
前記対物レンズの径方向にその対物レンズから遠い方より第1,第2として配置され、間隙部を有して互いに対向し前記フォーカス方向に沿って前記基体に固定された第1及び第2のヨークとより成るヨーク部と、
前記第1のヨークにおける前記第2のヨークと対向する面に配設されたマグネットと、
前記レンズホルダに固定され、前記間隙部を通じて前記第1のヨーク及びマグネットを囲む環状のフォーカスコイルと、を備え、
前記マグネットの磁束により前記フォーカスコイルに駆動力を生じさせて前記対物レンズを前記フォーカス方向に進退させる構成とし、
一端が前記第2のヨークの端部と接触し、他端が前記第1のヨークと接触せずにこの第1のヨークと前記間隙部より狭い間隙を有して対向する磁束誘導部材を備えて成ることを特徴とする光学ピックアップ。
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