JP3663030B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、のびが良好で毛髪に塗布し易く、使用感に優れた毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、毛髪化粧料には、液ダレ等を防止して操作性を向上させたり、皮膚に対する刺激性を低減させることなどを目的として、種々の増粘剤が配合されている。このような増粘剤としては、例えばキサンタンガム、グアーガム等の天然高分子;メチルセルロース、エチルセルロース等の半合成高分子;ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド等の合成高分子などが使用されている。
【0003】
これらのうち、キサンタンガムは、pHや温度などの影響を受け難く、良好な増粘効果を示すことから、広く使用されている。
しかしながら、キサンタンガムを含有する毛髪化粧料は、使用時に容器から出したときに、塊状になってのびが悪く、毛髪に塗布し難く、使用感が著しく害されるという問題があった。また、高濃度の塩類や溶剤を含有する系においては充分な増粘効果が得られなかった。
【0004】
これに対し、米国特許第3,349,077号には、アルキレンオキサイドでエーテル化されたキサンタンガムが増粘剤として使用し得ることが記載されている。しかしながら、当該米国特許には、このエーテル化キサンタンガムがアルコール性の高粘性ゲルを得るのに有用であることは記載されているが、その他の系で充分な増粘性を示すか否かについては検討されていない。
【0005】
一方、毛髪化粧料のうち染毛剤、セット剤、パーマ剤等においては、高濃度の塩類や溶剤が配合されるのが普通であり、これらの系で充分な増粘効果を示す成分が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、のびが良好で毛髪に塗布し易く、使用感に優れ、しかも高濃度の塩類や溶剤を含んでいても充分な増粘効果が持続する染毛剤、セット剤、パーマ剤系の毛髪化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った結果、従来、高濃度の塩類や溶剤を含むために充分にコントロールされた増粘効果を得ることのできなかった、酸化剤、還元剤、被膜形成ポリマー、酸化染料、酸性染料等を含有する染毛剤、セット剤、パーマ剤等の系において、増粘剤として多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原子を特定の疎水性置換基及びスルホン酸基を含む置換基で置換した多糖誘導体を用いれば、伸びが良好で毛髪に塗布し易く、使用感に優れた毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、酸化剤、還元剤、被膜形成ポリマー、酸化染料及び酸性染料から選ばれる1種以上と、多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原子の一部又は全てが、次の基(A)及び(B)
(A)ヒドロキシル基が置換していてもよく、エーテル結合が挿入されていてもよい炭素数12〜36の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基(該置換基(A)のヒドロキシル基の水素原子は更に置換基(A)又は置換基(B)で置換されていてもよい)
(B)ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜5のスルホアルキル基又はその塩(該置換基(B)のヒドロキシル基の水素原子は更に置換基(A)又は置換基(B)で置換されていてもよい)
で置換されており、置換基(A)による構成単糖残基当たりの平均置換度が0.0001〜1.0であり、置換基(B)による構成単糖残基当たりの平均置換度が0.01〜2.0である多糖誘導体とを含有することを特徴とする毛髪化粧料を提供するものである。
【0009】
また、本発明は、酸化剤、還元剤、被膜形成ポリマー、酸化染料及び酸性染料から選ばれる1種以上;上記多糖誘導体;並びに無機酸、有機酸又はこれらの塩から選ばれる1種以上を含有する毛髪化粧料を提供するものである。また、本発明は、酸性染料0.01〜5重量%及び上記多糖誘導体0.01〜10重量%を含有し、pHが2〜5であることを特徴とする一時染毛剤を提供するものである。また、本発明は、被膜形成ポリマー0.1〜10重量%及び上記多糖誘導体0.1〜10重量%を含有し、pHが5〜8であることを特徴とする毛髪セット剤を提供するものである。また、本発明は、還元剤1〜10重量%及び上記多糖誘導体0.01〜5重量%を含有し、pHが4.5〜9.6であることを特徴とするパーマ剤を提供するものである。また、本発明は、酸化染料0.1〜20重量%及び上記多糖誘導体0.01〜5重量%を含有し、pHが6〜9.5であることを特徴とする永久染毛剤を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられる多糖誘導体は、多糖類又はその誘導体としてセルロース類を用いた場合を例に挙げれば、その繰返し単位は次のような一般式で例示される。
【0011】
【化1】
Figure 0003663030
【0012】
〔式中、Rは同一又は異なって、(1):水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等、(2):疎水性置換基(A)、(3):ヒドロキシル基が置換してもよいスルホアルキル基(B)から選ばれる基を示し、Aは同一又は異なって、炭素数2〜4のアルキレン基を示し、a、b及びcは、同一又は異なって0〜10の数を示す。AO基、R基、a、b及びcは、繰り返し単位内で又は繰り返し単位間で同一でも異なってもよく、また上記置換基(A)及び(B)のヒドロキシル基は更に他の置換基(A)又は(B)で置換されていてもよい。置換基(A)及び(B)のそれぞれの構成単糖残基当たりの置換度は、平均して置換基(A)が0.0001〜1.0、置換基(B)が0.01〜2.0であり、残部は基(1)である。〕
【0013】
本発明で用いれらる多糖誘導体においては、上記一般式で表される構成単糖残基におけるRとして、疎水性置換基(A)とヒドロキシル基が置換していてもよいスルホアルキル基(B)とを含むが、同一の構成単糖残基中に必ず置換基(A)及び(B)が存在しければならないという意味ではなく、一分子全体として見た場合に、置換基(A)及び(B)が上記の平均置換度で導入されていればよい。残りのRは上記のとおり、水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等である。
【0014】
疎水性置換基(A)における炭素数10〜43のアルキル基及びアルケニル基としては、直鎖アルキル基として、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル基、ドトリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テトラトリアコンチル基、ペンタトリアコンチル基、ヘキサトリアコンチル基、ヘプタトリアコンチル基、オクタトリアコンチル基、ノナトリアコンチル基、テトラコンチル基等が、分岐アルキル基として、メチルウンデシル基、メチルヘプタデシル基、エチルヘキサデシル基、メチルオクタデシル基、プロピルペンタデシル基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルドデシル、2−ヘプチルウンデシル基、2−デシルテトラデシル基、2−ドデシルヘキサデシル基、2−テトラデシルオクタデシル基、2−テトラデシルベヘニル基等が、アルケニル基として、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、イコセニル基、ヘンイコセニル基、ドコセニル基、トリコセニル基、テトラコセニル基、ペンタコセニル基、ヘキサコセニル基、ヘプタコセニル基、オクタコセニル基、ノナコセニル基、トリアコンテニル基、オレイル基、リノレイル基、リノレニル基等が挙げられる。これらのうち、炭素数12〜36、特に16〜24の直鎖又は分岐のアルキル基及びアルケニル基が好ましく、また、安定性の点から、アルキル基、特に直鎖アルキル基が好ましい。疎水性置換基(A)としては、これらアルキル基及びアルケニル基のほか、これらにヒドロキシル基が置換した2−ヒドロキシアルキル基、1−ヒドロキシメチルアルキル基、2−ヒドロキシアルケニル基、1−ヒドロキシメチルアルケニル基等、エーテル結合が挿入されている2−ヒドロキシ−3−アルコキシプロピル基、2−アルコキシ−3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシ−3−アルケニルオキシプロピル基、2−アルケニルオキシ−3−ヒドロキシプロピル基等、1位にオキソ基が置換した1−オキソアルキル基及び1−オキソアルケニル基(すなわちアシル基)、並びにオキシカルボニル基が挿入されている基を挙げることができるが、ヒドロキシル基が置換していてもよいアルキル基、アルケニル基、アルコキシプロピル基、アルケニルオキシプロピル基、及びアシル基が好ましく、特に、安定面や製造面から、2−ヒドロキシアルキル基、アルコキシヒドロキシプロピル基が好ましい。
【0015】
これら疎水性置換基(A)は、多糖分子に直接結合しているヒドロキシル基の水素原子のみならず、多糖分子に結合しているヒドロキシエチル基やヒドロキシプロピル基のヒドロキシル基の水素原子、又は他の置換基(A)又は(B)の有するヒドロキシル基の水素原子と置換してもよい。これら疎水性置換基(A)による置換度は、構成単糖残基当たり0.0001〜1.0の範囲内で適宜調整することができるが、0.001以下では増粘性が乏しく、0.1以上では水への膨潤が難しくなるため、構成単糖残基当たり0.001〜0.1が好ましい。
【0016】
ヒドロキシル基が置換してもよいスルホアルキル基(B)としては、2−スルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホ−1−(ヒドロキシメチル)エチル基等が挙げられ、安定面や製造面より3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基が好ましい。これら置換基(B)は、その全てあるいは一部がNa、K等のアルカリ金属、Ca、Mg等のアルカリ土類金属類、アミン類等の有機カチオン基、アンモニウムイオンなどとの塩となっていてもよい。これら置換基(B)も、多糖分子に直接結合しているヒドロキシル基の水素原子のみならず、多糖分子に結合しているヒドロキシエチル基やヒドロキシプロピル基のヒドロキシル基の水素原子、又は他の置換基(A)又は(B)の有するヒドロキシル基の水素原子と置換してもよい。これら置換基(B)による置換度は、構成単糖残基当たり0.01〜2.0の範囲内で、疎水性置換基(A)の導入量などによって適宜調整できるが、構成単糖残基当たり0.01〜1.0、特に0.02〜0.5の範囲が好ましい。
【0017】
本発明に用いられる多糖誘導体の原料となる多糖類又はその誘導体としては、セルロース、グアーガム、スターチ等の多糖類;これらにメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等が置換した誘導体が挙げられる。これらの置換基は、構成単糖残基中に単独で又は複数の組合せで置換することができ、多糖誘導体の例としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルグアーガム、ヒドロキシエチルスターチ、メチルセルロース、メチルグアーガム、メチルスターチ、エチルセルロース、エチルグアーガム、エチルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルグアーガム、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルグアーガム、ヒドロキシエチルメチルスターチ、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルグアーガム、ヒドロキシプロピルメチルスターチ等が挙げられる。これら多糖類又はその誘導体のうち、セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースが好ましく、特にヒドロキシエチルセルロースが好ましい。また、上記多糖誘導体の置換基は、ヒドロキシエチル基やヒドロキシプロピル基のヒドロキシル基に更に置換して、例えばポリオキシエチレン鎖等を形成することで、構成単糖残基当たり3.0を超える置換度も可能であり、その構成単糖残基当たりの置換度は0.1〜〜10.0、特に0.5〜5.0が好ましい。また、これら多糖類又はその誘導体の重量平均分子量は、1万〜1000万、10万〜500万、特に50万〜200万の範囲が好ましい。
【0018】
本発明の毛髪化粧料において、多糖誘導体は1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.01〜10重量%(以下単に%で示す)配合するのが好ましく、特に0.01〜5%、更に0.01〜3%配合すると溶解性にも優れるので好ましい。
【0019】
本発明で用いられる多糖誘導体の疎水化反応は、多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原子を部分的に疎水化(疎水性置換基(A)の導入)及びスルホン化(スルホン酸基を有する置換基(B)の導入)することにより得られ、疎水化反応とスルホン化反応はいずれを先に行ってもよく、また同時に行ってもよい。
【0020】
多糖類又はその誘導体の疎水化反応は、多糖類又はその誘導体を適当な溶媒に溶解又は分散させ、必要に応じてアルカリの存在下、炭素数10〜40の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基を有するグリシジルエーテル、エポキシド、ハライド及びハロヒドリン、並びに炭素数10〜40の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和のアシル基を有するエステル、酸ハライド及びカルボン酸無水物から選ばれる疎水化剤と反応させることにより行われる。
【0021】
多糖類又はその誘導体のスルホン化反応は、多糖類又はその誘導体を適当な溶媒に溶解又は分散させて、必要に応じてアルカリの存在下、スルホン化剤と反応させることにより行われる。スルホン化剤としては、ビニルスルホン酸、3−ハロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、3−ハロプロパンスルホン酸が好ましく、これらスルホン化剤は単独で又は2種以上を組合わせて使用することができる。
【0022】
前述したように、以上のようにして得られる本発明の多糖誘導体における置換基(A)及び(B)は、原料として用いた多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基のみならず、他の置換基(A)や置換基(B)が有するヒドロキシル基に置換する場合もあり、更にかかる置換は重畳的に起こる場合もある。すなわち、多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原子のみが置換基(A)及び(B)で置換された化合物のほか、疎水化後にスルホン化した場合には、置換基(A)に更に置換基(A)又は(B)が置換し、また置換基(B)に更に置換基(B)が置換したものが含まれることがあり、スルホン化後に疎水化した場合には、置換基(A)に更に置換基(A)が置換し、また置換基(B)に更に置換基(B)又は(A)が置換したものが含まれることがあり、疎水化とスルホン化を同時に行った場合には、置換基(A)に更に置換基(A)又は(B)が置換し、置換基(B)に更に置換基(A)又は(B)が置換したものが含まれることがあり、更にかかる他の置換基への置換が重畳的に起こったものが含まれることもある。従って、本発明はこのような多糖誘導体のいずれをも含むものである。
【0023】
本発明毛髪化粧料においては、酸化剤、還元剤、被膜形成ポリマー、酸化染料及び酸性染料から選ばれる1種以上が配合されるが、このうち酸化剤、還元剤及び酸化染料から選ばれる1種以上が配合されるとパーマ剤、永久染毛剤等となる。また、酸性染料が配合されると一時染毛剤等となる。また、被膜形成ポリマーが配合されると毛髪セット剤となる。
【0024】
ここで、還元剤としては、例えばチオグリコール酸、チオグリコール酸誘導体、システイン、N−アシルシステイン及びこれらの塩、チオグリセリルアルキルエーテル、メルカプトアルキルアミド等が挙げられ、これらのうち、特に好ましいものとしては、チオグリコール酸、チオグリコール酸のグリセリルエステル、L−システイン、D−システイン、N−アシルシステインこれらシステイン類のアンモニウム塩、4級アンモニウム塩及びモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン塩、エトキシヒドロキシプロパンチオール、メトキシエトキシヒドロキシプロパンチオール、エトキシエトキシヒドロキシプロパンチオール、イソプロポキシエトキシヒドロキシプロパンチオール等のチオグリセリルアルキルエーテル、メルカプトエチルプロパンアミド、メルカプトエチルグルコンアミドなどが挙げられる。
【0025】
これらの還元剤は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.01〜15%、特に1〜10%配合するのが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、このような還元剤を配合することにより、パーマ液第1剤等とすることができる。このパーマ剤とする場合、還元剤を1〜10%、多糖誘導体を0.01〜5%配合し、pHを4.5〜9.6とするのが好ましい。本発明の毛髪化粧料に、還元剤を配合してパーマ剤とした場合には、セット保持性を向上させることができる。
【0026】
また、酸化剤としては、例えば臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、過ホウ素酸ナトリウム、過酸化水素等が挙げられる。これらの酸化剤は、全組成中に0.1〜15%、特に5〜10%配合するのが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、このような酸化剤を配合することにより、パーマ液第2剤、永久染毛剤第2剤とすることができる。
【0027】
更に、酸化染料としては、例えばp−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール、o−フェニレンジアミン、o−アミノフェノール及びこれらの誘導体等の酸化染料前駆体が挙げられ、またこれらの酸化染料前駆体との組合わせにより種々の色調となるカップリング物質として、例えばm−フェニレンジアミン、m−アミノフェノール、多価フェノール類等が挙げられる。
【0028】
これらの酸化染料前駆体は、全組成中に、0.1〜20%、特に0.1〜10%配合するのが好ましく、更に必要に応じてカップリング物質を全組成中に0.1〜10%、特に0.1〜5%配合するのが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、このような酸化染料を配合することにより、永久染毛剤(1剤式、2剤式の第1剤)等とすることができる。この永久染毛剤とする場合、酸化染料を0.1〜20%、多糖誘導体を0.01〜5%配合し、pHを6〜9.5とするのが好ましい。
【0029】
本発明の毛髪化粧料に酸性染料を配合すると、染料を多量に均一に分散させることができ、毛髪に均一に塗布することができ、染色性も向上する。かかる酸性染料としては、通常の化粧料等に使用されるものであれば特に制限されず、例えば赤色102号(C.I.16255)、黄色4号(C.I.19140)、黄色5号(C.I.15985)、赤色201号(C.I.15850)、赤色227号(C.I.17200)、だいだい色205号(C.I.15510)、かっ色201号(C.I.20170)、赤色502号(C.I.16155)、赤色503号(C.I.16150)、赤色504号(C.I.14700)、赤色506号(C.I.15620)、だいだい色402号(C.I.14600)、黄色402号(C.I.18950)、黄色406号(C.I.13065)、黄色407号(C.I.18820)、赤色213号(C.I.45170)、赤色214号(C.I.45170)、赤色3号(C.I.45430)、赤色104号の(1)(C.I.45410)、赤色105号の(1)(C.I.45440)、赤色106号(C.I.45100)、緑色2号、緑色3号(C.I.42053)、だいだい色207号(C.I.45425)、黄色202号の(1)(C.I.45350)、黄色202号の(2)(C.I.45350)、青色202号(C.I.42052)、青色203号(C.I.42052)、青色205号(C.I.42090)、青色2号(C.I.73015)、黄色203号(C.I.47005)、青色201号(C.I.73060)、緑色201号(C.I.61570)、青色1号(C.I.42090)、赤色230号の(1)(C.I.45380)、赤色231号(C.I.45410)、赤色232号(C.I.45440)、緑色204号(C.I.59040)、緑色205号(C.I.42095)、赤色401号(C.I.45190)、黄色403号の(1)(C.I.10316)、緑色401号(C.I.10020)、緑色402号(C.I.42085)、黒色401号(C.I.20470)、紫色401(C.I.60730)号等が挙げられる。
【0030】
これらの酸性染料は1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.001〜10%、特に0.01〜5%配合するのが好ましい。
【0031】
このような一時染毛剤とする場合、酸性染料を0.01〜5%、多糖誘導体を0.01〜10%配合し、pHを2〜5とするのが好ましい。
【0032】
本発明の毛髪化粧料に被膜形成ポリマーを配合すると、優れた被膜特性のセット剤が得られる。かかる被膜形成ポリマーとしては、例えば以下の(1)〜(8)に示すものが挙げられる。
【0033】
(1)ポリビニルピロリドン系高分子化合物:
ポリビニルピロリドン;
市販品としてルビスコールK12,K30(以上、BASF社製)、PVP
K15,K30(以上、GAF社製)などが挙げられる。
ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体;
市販品としてルビスコールVA28,VA73(以上、BASF社製)、PVP/VA E−735,S−630(以上、GAF社製)などが挙げられる。
ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル三元共重合体;
市販品としてルビスコールVAP343(BASF社製)などが挙げられる。
ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体;
市販品としてルビフレックス(BASF社製)、コポリマー845、937、958(以上、GAF社製)などが挙げられる。
ポリビニルピロリドン/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体;
市販品としてルビフレックスVBM35(BASF社製)などが挙げられる。
ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体;
市販品としてコポリマーVC−713(GAF社製)などが挙げられる。
【0034】
(2)酸性ビニルエーテル系高分子化合物:
メチルビニルエーテル/無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体;
市販品としてガントレッツES−225,ES−425,SP−215(以上、GAF社製)などが挙げられる。
【0035】
(3)酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物:
酢酸ビニル/クロトン酸共重合体;
市販品としてレジン28−1310(ナショナル・スターチ社製)、ルビセットCA66(BASF社製)などが挙げられる。
酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニル共重合体;
市販品としてレジン28−2930(ナショナル・スターチ社製)などが挙げられる。
酢酸ビニル/クロトン酸/プロピオン酸ビニル共重合体;
市販品としてルビセットCAP(BASF社製)などが挙げられる。
【0036】
(4)酸性アクリル系高分子化合物:
(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体;
市販品としてプラスサイズL53P(互応化学社製)、ダイヤホールド(三菱化学社製)などが挙げられる。
アクリル酸/アクリル酸アルキルエステル/アルキルアクリルアミド共重合体;
市販品としてウルトラホールド8(BASF社製)、アンフォマーV−42(ナショナル・スターチ社製)などが挙げられる。
【0037】
(5)両性アクリル系高分子化合物:
(メタ)アクリルエチルベタイン/(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体;
例えばN−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウムα−N−メチルカルボキシベタインと(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体等が挙げられ、市販品としてはユカフォーマーM−75、SM(以上、三菱化学社製)などが挙げられる。
アクリル酸アルキルエステル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重合体;
例えばオクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー等が挙げられ、市販品としてアンフォーマー28−4910(ナショナル・スターチ社製)などが挙げられる。
【0038】
(6)塩基性アクリル系高分子化合物:
アクリルアミド・アクリルエステル系四元共重合体;
特開平2−180911号公報に記載されているもの等が挙げられる。
【0039】
(7)セルロース誘導体:
カチオン性セルロース誘導体;
市販品としてセルコートH−100,L−200(ナショナル・スターチ社製)などが挙げられる。
【0040】
(8)キチン・キトサン誘導体:
ヒドロキシプロピルキトサン;
市販品としてキトフィルマー(一丸ファルコス社製)などが挙げられる。
カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン、キトサンとピロリドンカルボン酸、乳酸、グリコール酸などの一価酸又はアジピン酸、コハク酸などの二価酸との塩;
市販品として、カイトマーPC(ピロリドンカルボン酸塩)、カイトマーL(乳酸塩)(以上、ユニオンカーバイド社製)などが挙げられる。
【0041】
これらの被膜形成ポリマーのうち、特にポリビニルピロリドン系高分子化合物、酸性ビニルエーテル系高分子化合物、酸性ポリ酢酸ビニル系高分子化合物、酸性アクリル系高分子化合物、両性アクリル系高分子化合物が好ましい。また、被膜形成ポリマーは、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜10%配合するのが好ましく、特に0.5〜5%配合するのが好ましい。
【0042】
このようなセット剤とする場合、被膜形成ポリマーを0.1〜10%、多糖誘導体を0.01〜10%配合し、pHを5〜8とするのが好ましい。
【0043】
本発明の毛髪化粧料は、多糖誘導体を配合することにより、のびが良好で塗布し易く、優れた使用感が得られる。また、充分な増粘効果を得ることができ、従来用いられていた増粘剤では増粘が困難であった、特に高濃度の塩類や溶媒を配合した系においても、充分な増粘効果が持続できる。
【0044】
ここで、本発明の毛髪化粧料に配合することができる塩類としては、通常の毛髪化粧料に用いられる無機塩、有機塩、高分子電解質ポリマー等のいずれでもよく、例えばリン酸、硫酸、硝酸等の無機酸又はクエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、マンデル酸等の有機酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩などを挙げることができる。
【0045】
また、高分子電解質ポリマーとしては、例えば水溶性ポリエステルナトリウムスルホネート、ナトリウムポリ(スチレンスルホネート)、ポリアクリル酸塩、ポリメタクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、ポリリン酸塩等が挙げられる。
【0046】
これらの塩類は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜20%配合するのが好ましく、特に0.1〜10%、更に1〜8%配合するのが好ましい。
【0047】
また、本発明の毛髪化粧料に配合することができる溶剤としては、通常の毛髪化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、例えばエタノール、1−プロパノール、2−プロパノール(又はイソプロパノール)、1−ブタノール、2−ブタノール等の炭素数1〜6のアルキル基を有する1価アルコール;例えばプロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ヘキサントリオール、ヘプタンジオール、ヘプタントリオール、オクタンジオール、オクタントリオール、イソプレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等の総炭素数3〜8の2価以上のアルコール又はそのエーテル;例えばN−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−プロピル−2−ピロリドン、N−ブチル−2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン等の常温で液体のN−アルキルピロリドン;例えばエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等の低級アルキレンカーボネート;例えばベンジルアルコール、シンナミルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベンジルアルコール、フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、2−ベンジルエタノール、β−フェニルエチルアルコール等の芳香族基を有するアルコール等が挙げられる。
【0048】
これらの溶剤は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.1〜60%配合するのが好ましく、特に0.1〜50%、更に0.1〜30%配合すると、充分なのびと増粘効果が得られるので好ましい。
【0049】
本発明の毛髪化粧料をパーマ剤とする場合には、多糖誘導体0.01〜5%、塩類0.5〜5%、溶剤0〜5%、還元剤1〜10%を配合するのが好ましく、pHは4.5〜9.6とするのが好ましい。
【0050】
また、本発明の毛髪化粧料を永久染毛剤とする場合には、多糖誘導体0.01〜5%、塩類0.1〜5%、溶剤0〜30%、酸化染料0.1〜20%を配合するのが好ましく、pHは6〜9.5とするのが好ましい。
【0051】
本発明の毛髪化粧料を一時染毛剤とする場合には、多糖誘導体0.01〜10%、塩類0.1〜20%、溶剤3〜50%、酸性染料0.01〜5%を配合するのが好ましく、またpHは2〜5とするのが好ましい。
【0052】
本発明の毛髪化粧料を一時的セット剤とする場合には、多糖誘導体0.01〜10%、塩類0.01〜1%、溶剤0.5〜30%、被膜形成ポリマー0.1〜5%を配合するのが好ましく、またpHは5〜8とするのが好ましい。
【0053】
本発明の毛髪化粧料には、前記成分のほか、通常の毛髪化粧料に用いられる成分、例えばカチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤等の界面活性剤;直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール類;流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素類;液状ラノリン、ラノリン脂肪酸等のラノリン誘導体;レシチン等のリン脂質;コレステロール等のステロール及びその誘導体;コラーゲン分解ペプチド誘導体;パーフルオロポリエーテル;高級アルコール高級脂肪酸エステル類、高級脂肪酸類、アルキル基又はアルケニル基を有する長鎖アミドアミン等の油脂類;ミンクオイル、オリーブ油等の動植物性油脂類;抗フケ剤、殺菌剤、ビタミン類等の薬効剤;パラベン類等の防腐剤;染料及び顔料等の着色剤、紫外線吸収剤、植物抽出物、収れん剤、香料、色素などを、本発明の効果を損なわない範囲において、適宜配合することができる。
【0054】
本発明の毛髪化粧料は、通常の方法に従って製造することができ、その剤型は特に制限されず、前記のような各種成分を目的に応じて適宜組合わせて用いることにより、セット剤、一時染毛剤、永久染毛剤、パーマ剤等とすることができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料は、のびが良好で毛髪に塗布し易く、使用感に優れたものである。また、高濃度の塩類や溶剤を含んだ系においても、充分な増粘効果が持続する。
【0056】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0057】
なお、以下の実施例において、本発明の新規多糖誘導体の疎水性置換基(A)の置換度は、置換基(A)が1位にオキソ基を有しない場合(エーテルを形成している場合)には、Zeisel法(D. G. Anderson, Anal. Chem., 43, 894(1971))により定量し、置換基(A)が1位にオキソ基を有する場合(エステルを形成している場合)には、試料を酸で加水分解し中和した後ジアゾメタンでエステル化を行ってガスクロマトグラフィーで定量した。またスルホアルキル基(B)の置換度は、コロイド滴定法により求めた。すなわち濃度既知の増粘剤溶液を調製し、これに撹拌下、重量既知のN/200メチルグリコールキトサン溶液(和光純薬,コロイド滴定用)を加え、更にトルイジンブルー指示薬溶液(和光純薬,コロイド滴定用)数滴加えた。これをN/400ポリビニル硫酸カリウム溶液(和光純薬,コロイド滴定用)により逆滴定し、滴定量から置換度を算出した。また、以下の実施例において「置換度」とは、構成単糖残基当たりの置換基の平均数を示す。
【0058】
製造例1
(1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlのガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約150万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP100M,ユニオンカーバイド社製)80g、80%イソプロピルアルコール640g及び48%水酸化ナトリウム水溶液5.5gを加えてスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪拌した。これにステアリルグリシジルエーテル3.2gを加え、80℃で8時間反応させて疎水化を行った。疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物をろ別した。反応生成物を50℃のイソプロピルアルコール500gで2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体69.4gを得た。
【0059】
(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体20.0g、70%イソプロピルアルコール200g及び48%水酸化ナトリウム水溶液1.33gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム15.8g及び48%水酸化ナトリウム水溶液6.67gを加え、50℃で3時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を塩酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール340gで1回、次いでイソプロピルアルコール120gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基と3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体18.1gを得た。
【0060】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体の3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.0035、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.31であった。
【0061】
製造例2
(1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlのガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約150万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP100M,ユニオンカーバイド社製)80g、80%イソプロピルアルコール640g及び48%水酸化ナトリウム水溶液5.5gを加えてスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪拌した。これにステアリルグリシジルエーテル1.07gを加え、80℃で8時間反応させて疎水化を行った。疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物をろ別した。反応生成物を50℃のイソプロピルアルコール500gで2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体69.0gを得た。
【0062】
(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体20.0g、70%イソプロピルアルコール200g及び48%水酸化ナトリウム水溶液1.33gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム7.9g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.33gを加え、50℃で3時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を塩酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール340gで1回、次いでイソプロピルアルコール120gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基と3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体17.3gを得た。
【0063】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体の3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.0012、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.18であった。
【0064】
製造例3
攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、実施例1(1)で得られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.0g、イソプロピルアルコール160g及び25%ビニルスルホン酸ナトリウム水溶液36gを仕込んでスラリー液を調製した。これを窒素気流下室温で30分間攪拌した後、48%水酸化ナトリウム水溶液1.2gを仕込んで、窒素気流下室温で60分間撹拌した。更に、スラリー液を80℃まで昇温し、80℃で2時間撹拌してスルホン化を行った。反応終了後、反応液を60℃まで冷却し酢酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール170gで3回、次いでイソプロピルアルコール60gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基とスルホエチル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体8.3gを得た。
【0065】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体の3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.0035、スルホエチル基の置換度は0.30であった。
【0066】
製造例4
攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、実施例1(1)で得られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.0g、90%イソプロピルアルコール160g及び48%水酸化ナトリウム水溶液13.1gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液を氷冷下10℃以下まで冷却した後、3−ブロモプロパンスルホン酸ナトリウム30.0gを仕込んで10℃以下で60分間撹拌した。更に、反応液を80℃まで昇温し、80℃で2時間撹拌してスルホン化を行った。反応終了後、反応液を60℃まで冷却し、酢酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール170gで3回、次いでイソプロピルアルコール60gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基とスルホプロピル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体8.7gを得た。
【0067】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体の3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.0035、スルホプロピル基の置換度は0.20であった。
【0068】
製造例5
(1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlのガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約150万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP100M,ユニオンカーバイド社製)50g、88%イソプロピルアルコール400g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.5gを加えてスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪拌した。これに1,2−エポキシ−n−オクタデカン2.2gを加え、80℃で8時間反応させて疎水化を行った。疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物をろ別した。反応生成物を50℃のイソプロピルアルコール500gで2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体49.3gを得た。
【0069】
(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.0g、70%イソプロピルアルコール100g及び48%水酸化ナトリウム水溶液0.67gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム7.9g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.33gを加え、50℃で9時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を酢酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール170gで3回、次いでイソプロピルアルコール60gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、2−ヒドロキシ−n−オクタデシル基と3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体8.4gを得た。
【0070】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体の2−ヒドロキシ−n−オクタデシル基の置換度は0.0045、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.29であった。
【0071】
製造例6
(1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlのガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約150万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP100M,ユニオンカーバイド社製)50g、88%イソプロピルアルコール400g及び48%水酸化ナトリウム水溶液4.7gを加えてスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪拌した。これに1−クロロ−n−オクタデカン4.8gを加え、80℃で8時間反応させて疎水化を行った。疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物をろ別した。反応生成物を50℃のイソプロピルアルコール500gで2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体47.9gを得た。
【0072】
(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.0g、70%イソプロピルアルコール100g及び48%水酸化ナトリウム水溶液0.67gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム7.9g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.33gを加え、50℃で9時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を塩酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール170gで3回、次いでイソプロピルアルコール60gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、n−オクタデシル基と3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体8.2gを得た。
【0073】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体のn−オクタデシル基の置換度は0.0029、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.30であった。
【0074】
製造例7
(1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlのガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約150万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP100M,ユニオンカーバイド社製)50g、70%イソプロピルアルコール500g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.33gを加えてスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム39.5g及び48%水酸化ナトリウム水溶液16.7gを加え、50℃で9時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を酢酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール850gで3回、次いでイソプロピルアルコール300gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、スルホン化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体50.0gを得た。
【0075】
(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得られたスルホン化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.0g、88%イソプロピルアルコール80.0g及び48%水酸化ナトリウム水溶液1.4gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪拌した。これにステアロイルクロリド0.44gを加え、80℃で7時間反応させて疎水化を行った。疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物をろ別した。反応生成物を70%イソプロピルアルコール170gで3回、次いでイソプロピルアルコール60gで2回洗浄し、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、1−オキソ−n−オクタデシル基と3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体8.6gを得た。
【0076】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体の1−オキソ−n−オクタデシル基の置換度は0.0059、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.32であった。
【0077】
製造例8
(1)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた1000mlのガラス製セパラブル反応容器に、重量平均分子量約80万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP4400,ユニオンカーバイド社製)50g、80%イソプロピルアルコール400g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.3gを加えてスラリー液を調製し、窒素雰囲気下室温で30分間攪拌した。これにステアリルグリシジルエーテル2.0gを加え、80℃で8時間反応させて疎水化を行った。疎水化反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物をろ別した。反応生成物を50℃のイソプロピルアルコール500gで2回、次いでアセトン500gで2回洗浄し、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、疎水化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体42.1gを得た。
【0078】
(2)攪拌機、温度計及び冷却管を備えた500mlのガラス製セパラブル反応容器に、(1)で得られた疎水化ヒドロキシエチルセルロース誘導体10.0g、70%イソプロピルアルコール100g及び48%水酸化ナトリウム水溶液0.67gを仕込んでスラリー液を調製し、窒素気流下室温で30分間攪拌した。反応液に3−クロロ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトリウム7.9g及び48%水酸化ナトリウム水溶液3.33gを加え、50℃で3時間スルホン化を行った。反応終了後、反応液を塩酸で中和し生成物をろ別した。生成物を70%イソプロピルアルコール170gで1回、次いでイソプロピルアルコール60gで2回洗浄後、減圧下70℃で1昼夜乾燥し、3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基と3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基で置換されたヒドロキシエチルセルロース誘導体8.6gを得た。
【0079】
得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体の3−ステアリルオキシ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.0034、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基の置換度は0.31であった。
【0080】
実施例1
表1及び表2に示す組成の一時染毛剤を常法により製造し、その粘度、流動性について評価した。結果を表1及び表2に示す。
【0081】
(評価方法)
(1)粘度:
製造直後及び40℃で1ケ月間保存した後の一時染毛剤の粘度を、30℃においてB型粘度計(No.4,30rpm)を用いて測定し、以下の基準で評価した。
○:粘度が500cp以上。
△:粘度が100〜500cp未満。
×:粘度が100cp未満。
【0082】
(2)流動性:
直径5cm、高さ20cmのガラス管に染毛剤を10cm入れ、室温で30秒間上下に良く振とうした後、1分間放置する。次にガラス管を90°横倒し、10秒後の表面のなめらかさを以下の基準で評価した。
○:表面がなめらかである。
×:表面がなめらかでない。
【0083】
【表1】
Figure 0003663030
【0084】
【表2】
Figure 0003663030
【0085】
実施例2
表3に示す組成のジェルローションタイプのスタイリング剤を常法により製造し、その製造直後の粘度を実施例1と同様にして測定した。また、セット力を以下の方法により評価した。結果を表3に示す。
【0086】
(評価方法)
セット力:
長さ18cm、重さ1.5gの毛束を水で濡らし、タオルドライ後、スタイリング剤を2g塗布し、直径2cmのロッドに巻いて自然乾燥させた。乾燥後、カールのついた毛髪からロッドをはずした。これを、恒温箱(20℃、98%RH)に30分間つるし、カールの伸びを観察し、セット力を以下の基準により評価した。
○:セット力が良好である。
△:セット力が普通。
×:セット力が悪い。
【0087】
【表3】
Figure 0003663030
【0088】
実施例3
表4に示す組成のパーマ第1剤を常法により製造し、その製造直後の粘度を実施例1と同様にして評価した。結果を表4に示す。
【0089】
【表4】
Figure 0003663030

Claims (10)

  1. 酸化剤、還元剤、被膜形成ポリマー、酸化染料及び酸性染料から選ばれる1種以上と、多糖類又はその誘導体のヒドロキシル基の水素原子の一部又は全てが、次の基(A)及び(B)
    (A)ヒドロキシル基が置換していてもよく、エーテル結合が挿入されていてもよい炭素数12〜36の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基(該置換基(A)のヒドロキシル基の水素原子は更に置換基(A)又は置換基(B)で置換されていてもよい)
    (B)ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜5のスルホアルキル基又はその塩(該置換基(B)のヒドロキシル基の水素原子は更に置換基(A)又は置換基(B)で置換されていてもよい)
    で置換されており、置換基(A)による構成単糖残基当たりの平均置換度が0.0001〜1.0であり、置換基(B)による構成単糖残基当たりの平均置換度が0.01〜2.0である多糖誘導体とを含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 多糖誘導体の置換基(A)が、ヒドロキシル基が置換していてもよく、エーテル結合が挿入されていてもよい炭素数12〜36の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基であり、かつ置換基(B)が、2−スルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基及び2−スルホ−1−(ヒドロキシメチル)エチル基から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 多糖誘導体が、セルロース、グアーガム、スターチ、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルグアーガム、ヒドロキシエチルスターチ、メチルセルロース、メチルグアーガム、メチルスターチ、エチルセルロース、エチルグアーガム、エチルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルグアーガム、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルグアーガム、ヒドロキシエチルメチルスターチ、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルグアーガム及びヒドロキシプロピルメチルスターチからなる群より選ばれる多糖類又はその誘導体を原料とするものである請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
  4. 多糖誘導体を0.01〜10重量%含有するものである請求項1〜3のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
  5. 多糖誘導体を0.01〜5重量%含有するものである請求項1〜3のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
  6. 更に無機酸、有機酸及びこれらの塩から選ばれる1種以上を0.1〜20重量%含有するものである請求項1〜5のいずれか1項記載の毛髪化粧料。
  7. 酸性染料0.01〜5重量%及び請求項1記載の多糖誘導体0.01〜10重量%を含有し、pHが2〜5であることを特徴とする一時染毛剤。
  8. 被膜形成ポリマー0.1〜10重量%及び請求項1記載の多糖誘導体0.01〜10重量%を含有し、pHが5〜8であることを特徴とする毛髪セット剤。
  9. 還元剤1〜10重量%及び請求項1記載の多糖誘導体0.01〜5重量%を含有し、pHが4.5〜9.6であることを特徴とするパーマ剤。
  10. 酸化染料0.1〜20重量%及び請求項1記載の多糖誘導体0.01〜5重量%を含有し、pHが6〜9.5であることを特徴とする永久染毛剤。
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