JP3661591B2 - 漏電遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電線に流れる漏洩電流或いは地絡電流等の漏電電流を検出して電路を遮断するとともに電路の遮断状態を表示する機能を備えた漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の漏電遮断器には、漏電電流の検出による電路の遮断動作をテストするために擬似的な漏電電流を流すテストスイッチと、器体の上面に進退自在に突出し押圧操作時にテストスイッチをオンして疑似漏電電流を流させるテスト釦と、漏電電流の検出による電路の遮断時に器体上面から突出して漏電状態(電路の遮断状態)を表示する漏電表示部材とが設けられている。
【0003】
ここで、漏電表示部材は漏電発生時に器体上面より突出する構造であるため、器体から少しでも離れた場所からでは漏電表示部材が突出しているか否かの判別が困難であり、正常状態と漏電状態の区別がつけにくいという問題があった。
【0004】
これに対して、漏電発生時に漏電表示部材をスライド移動させ、器体上面に開口する窓孔から漏電表示部材を外部に臨ませることで漏電状態を表示するようにしたものが提案されている(実開昭53−115374号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載されている従来例においては、漏電検出により励磁されたコイルに吸引されるプランジャの上方に漏電表示部材が配設されているため、通常、コイルのプランジャが出没する側に配設されるテスト釦の収納スペースを確保することが困難になるという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、正常状態と漏電状態とが区別し易く、且つテスト釦を器体に収納し易い漏電遮断器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、電路に流れる漏電電流を検出する零相変流器と、この零相変流器の出力により通電されて励磁されるコイルと、両端部に開口する筒状に形成されて外側にコイルが巻装されるコイル枠と、このコイル枠内部に出没自在に挿入され、コイル励磁時に一端側の開口からコイル枠内部に吸引されるプランジャと、プランジャが吸引された時に電路に介在させた接点を開極させて電路を遮断する遮断機構部と、零相変流器に疑似漏電電流を流す経路に介在するテストスイッチと、このテストスイッチをオンオフするテスト釦と、プランジャに連動して漏電表示位置と非漏電表示位置の間を移動する漏電表示部材と、少なくとも漏電表示位置に在る漏電表示部材を外部に臨ませる窓孔を有した器体と、側片によりコイル枠を両端から挟むように配設される略コ字型のヨークとを備え、窓孔が開口する器体表面のコイル枠を挟んだ窓孔と反対側の位置にテスト釦が配設され、プランジャに連結されてコイル枠の他端側の開口から進退自在に突出する連結部が漏電表示部材に設けられ、連結部が突出するコイル枠他端側の開口を通してヨークの側片をプランジャの端部に対向させたことを特徴とし、漏電発生時には漏電表示位置に移動した漏電表示部材が器体の窓孔を通して視認できるために正常状態と漏電状態とが区別し易く、しかも、漏電表示部材がコイル枠を挟んでテスト釦と反対側に配置されるために漏電表示部材がテスト釦の邪魔にならずにテスト釦が器体に収納し易くなる。また、吸引力を増大させてプランジャ並びに漏電表示部材の移動を確実に行わせることができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、漏電表示部材は連結部と対向する方向に折り返して形成されることを特徴とし、漏電表示部材の移動範囲をコイル枠に近づけて器体の小型化が図れる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、漏電表示部材が非磁性材料で形成されたことを特徴とし、励磁されたコイルの磁気吸引力が漏電表示部材に働かず、漏電表示部材をスムーズに移動させることができる。
【0011】
請求項の発明は、請求項1又は2又は3の発明において、コイルの非励磁時にコイル枠の端部に当接してコイル枠からのプランジャの抜けを防ぐ抜止部を漏電表示部材に設けたことを特徴とし、コイル枠からのプランジャの抜け防止にヨークが関与しないためにプランジャを反吸引方向に移動する際に不要な力が働かず、プランジャの移動が容易になる。
【0012】
請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明において、プランジャを反吸引方向に付勢する復帰ばねと、遮断機構部と連動して動作し、コイル枠内部に吸引されたプランジャに係合してプランジャの反吸引方向への移動を規制するとともに、遮断機構部による電路の遮断を中止して接点を閉極させたリセット時にはプランジャとの係合を解除するストッパ部材とを備えたことを特徴とし、漏電発生時にはストッパ部材によってプランジャの反吸引方向への移動を規制するために漏電表示位置にある漏電表示部材を窓孔に臨む状態で静止させることができ、また、リセット時にはストッパ部材とプランジャとの係合を解除することで復帰ばねのばね力によってプランジャが元の位置に復帰して漏電表示部材を非漏電表示位置に移動させることができる。その結果、正常状態と漏電状態とをさらに確実に表示させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0014】
本実施形態は住宅用分電盤の主幹開閉器に用いられるものであって、直方体状に形成された合成樹脂製の器体1を有する。器体1の上端部には端子台30が形成されており、端子台30にはそれぞれ端子ねじ32を有したねじ付き端子よりなる3つの入力端子3,3,3が左右方向に並設されており、中央の入力端子3に単相3線式の中性線が接続され、両側の入力端子3,3に電圧線が接続される。端子台30には、隣り合う入力端子3,3間を絶縁する絶縁壁35が形成されている。また、図2に示すように器体1の上端部の右端部から上方へ端子取付部10が連続一体に突出しており、端子取付部10の右側面から3つの出力端子4,4,4が突出する形で配置されている。而して、入力端子3,3,3と出力端子4,4,4とは1対1で対応付けされており、入力端子3,3,3にはそれぞれ電圧線及び中性線の電線導体(図示せず)が接続され、出力端子4,4,4にはそれぞれ母線となる導電バー(図示せず)が端子ねじを用いて接続される。また、端子取付部10の内部には後述する接続線7を収納する収納部15が形成され、この収納部15と端子台30とが隔壁27によって仕切られている。
【0015】
図3に示すように、器体1内には、器体1の幅方向(図3における左右方向)に並設された3つの接点部26,26,26と、開閉機構部5と、接点部26,26,26が介挿された電路(主回路)に流れる漏洩電流や地絡電流等の漏電電流を検出する零相変流器CTと、零相変流器CTの出力により動作し漏電電流が流れたときに接点部26,26,26を強制的に開極させるように開閉機構部5を作動させる電磁釈放装置9と、上記電路に短絡電流や過電流のような異常電流が流れたときに接点部26,26,26を強制的に開極させるように開閉機構部5を作動させる引き外し装置6,6とが収納されており、3極の接点部26,26,26を器体1の前面に露設した単一のハンドル2によって開閉操作可能としてある。
【0016】
ここで、器体1は前面が開口するボディ1aと、ボディ1aの前面側に覆着されるカバー1bとから構成されている。ボディ1aには内部空間を各極毎に区分けする絶縁壁28が形成されており、隣り合う接点部26,26間の絶縁を図っている。
【0017】
接点部26は、入力端子3,3,3の端子板31,31,31の下端縁から延設されたL字状の接点保持片33,33,33の先端部に固着された固定接点21,21,21と、導電性金属により短冊状に形成された可動接触子25,25,25の長手方向の一端部に固着され固定接点21,21,21に接離する可動接点22,22,22とで構成される。ここで、電圧線に接続される両側の入力端子3,3に対応する可動接触子25,25は各々引き外し装置6,6及び被覆電線からなる接続線7,7を介して上記各入力端子3,3に対応する出力端子4,4に接続され、中性線に接続される中央の入力端子3に対応する可動接触子27は接続線7を介して上記入力端子3に対応する出力端子4に接続される。また、これらの接続線7,7,7は器体1の下部に収納された零相変流器CTのトロイダルコアの貫通孔に挿通されるとともに器体1内部の下面および右側面に沿って器体1内に形成されたL字状の収納部15内で引き回してある。
【0018】
器体1前面(カバー1b前面)の中央には矩形状に開口するハンドル挿通孔29が形成される。また、器体1内部のハンドル挿通孔29の近傍には、ハンドル2を軸支するハンドル軸8の両端部を受ける軸受け部(図示せず)を備えたフレーム12が設けられる。ハンドル2にはハンドル挿通孔29を通して器体1の前面に突出する操作部2aが設けられる。すなわち、ハンドル2は操作部2aがハンドル挿通孔29の開口面と略面一になる位置と、操作部2aがハンドル挿通孔29から突出する位置(図4参照)との間でハンドル軸8を支点として回動し起伏自在になっている。また、器体1内部に収納されるハンドル2の下面にはリンク支持部2bが突設され、リンク支持部2bの下部両側面には軸突起2cが突設される。ここで、操作部2aとリンク支持部2bとは、図4に示すように一直線上にはなく略く字形になるように互いの突出方向が設定されている。さらに、ハンドル2は軸受け部の周囲に装着された鋏形ばねよりなるハンドル復帰ばね16によって操作部2aが器体1前面から起立する向きに付勢されている。
【0019】
開閉機構部5は、一対の脚片の端部が支軸11bにより連結されて略コ字形に形成されるとともに各脚片の先端部に形成された軸受け孔11aに対してハンドル2に設けた軸突起2cが挿通されるハンドルリンク11と、一端部がハンドル2近傍においてフレーム12に回動自在に支承され、他端部が可動接触子25側に延伸されるとともに延伸された先端部が引き外し部材60の脚片60b先端に当接してラッチされるラッチ板13と、器体1の隔壁27並びに隔壁27と対向する内壁面に前後方向(図3における紙面に垂直な方向)に沿って形成された溝部14に両端部が係止され、器体1の前後方向に移動自在に収納される可動枠17とを備える。ここで、フレーム12には器体1後方に凸となる弧状に湾曲したガイド溝12aが形成され、このガイド溝12aにハンドル2の軸突起2cの先端部が挿入されることによって、ハンドルリンク11の移動範囲が規制される。また、ハンドルリンク11の支軸11bがラッチ板13並びに可動枠17の中央前端部に当接させてある。
【0020】
また、図8に示すように可動枠17は絶縁性を有する合成樹脂成型品からなり、3つの可動接触子25,25,25がそれぞれ挿通係止される係止溝17aが並設される。ここで、可動接触子25,25,25は、可動接点22と反対側の端部がボディ1a内底面より突設された係止片18に係止されるとともに、可動枠17の係止溝17aに係止される部位と係止片18に係止される端部との間の部位がコイルばね19によって器体1の前方に付勢されている。このコイルばね19は、一端側がボディ1a内底面の溝部14と係止片18との間に突設されている突起20に挿着され、他端側が可動接触子25に当接している。
【0021】
引き外し板60は、3つの可動接触子25,25,25を跨ぐように器体1の左右幅方向に沿って配設される基片60aと、基片60aの略中央下部より上方に突設された脚片60bと、基片60aの隔壁27側の端部近傍より上方へ突設されるとともに先端部から係合突起60dが突出した駆動片60cとを備え、基片60aの略中央下部に突設された軸突起60eがフレーム12の軸受け部(図示せず)に支承されて軸突起60eの回りに回動自在となっている。ここで、引き外し板60は軸受け部の周囲に装着された鋏形ばねよりなる引き外し板復帰ばね61によって脚片60bがラッチ板13に近づく向き(図4における時計回り)に付勢されている。
【0022】
而して、図4に示すように接点部26が開極した状態(開放状態)から操作部2aを伏せるようにハンドル2を回動させるとリンク支持部2bがラッチ板13の方へ倒れるように回動し、これに伴ってハンドルリンク11がハンドル2の軸突起2cを支点として図4中時計回りに回動する。このハンドルリンク11の回動に伴ってハンドルリンク11の支軸11bがラッチ板13に摺接しながら後方(図4における左方向)へ移動し、コイルばね19のばね力に抗して可動枠17を後方へ押駆動することによって可動接触子25が後方へ移動する。そして、ハンドル軸8とハンドルリンク11の支軸11bとを結ぶ直線よりもハンドル2の軸突起2cがラッチ板13側へ移動すると、ラッチ板13の先端部が引き外し部材60の脚片60bの先端に当接してラッチされるため、操作部2aがハンドル挿通孔29の開口面と略面一になる位置でハンドル2が固定される。このとき、ハンドルリンク11の支軸11bによって可動枠17が後方へ押圧されるため、可動枠17の係止溝17aに係止された3つの可動接触子25,25,25も後方へ押駆動され、図6に示すように各可動接触子25の先端部に固着されている可動接点22が各々対向する固定接点21に接触して接点部26が閉極した状態(投入状態)となる。なお、上述の説明とは逆に図6に示す投入状態から操作部2aを起立させる方向へハンドル2を回動すれば、ハンドルリンク11の支軸11bが前方へ移動し、コイルばね19のばね力によって可動枠17が前方へ移動するために可動接点22が固定接点21から離れて接点部26が開極し、図4に示す開放状態となる。
【0023】
上述のように構成される開閉機構部5は、接点部26の閉極状態において主回路に漏電電流が流れれば電磁釈放装置9の作動により、短絡電流や過電流などの異常電流が流れれば引き外し装置6,6の作動により、引き外し部材60が駆動されてラッチ板13のラッチ状態が解除されて接点部26を強制的に開極させるように機能する。すなわち、本実施形態では開閉機構部5により遮断機構部を兼用している。
【0024】
電磁釈放装置9は、図8に示すように零相変流器CTの出力により通電されて励磁されるコイル90と、絶縁材料により両端部に開口を有する筒状に形成されて外側にコイル90が巻装されるコイル枠91と、磁性体により前方(図8における上方)に開放された略コ字型に形成されたヨーク92と、コイル枠91内部に出没自在に挿入されるプランジャ93とを備える。コイル枠91は軸方向両端部に外鍔91a,91bを有する角筒状に形成され、一方の外鍔91bの軸方向に直交する方向の両端部にはコイル90の端末を接続するコイル端子91c,91cが植設されており、これらの端子91c,91cが図示しない漏電検出回路の出力端に接続される。漏電検出回路では零相変流器CTの2次巻線の出力を増幅し、その増幅出力が所定レベルを越えると出力端間に通電してコイル90を励磁する。また、コイル枠91の外鍔91bの下方(図8における右方)には、後述するストッパ部材94が前後方向(図8における上下方向)に移動自在に挿通されるストッパ部材挿通孔95a、並びにテストスイッチを構成する固定接点板96を支持する支持台95bを有し、内部がコイル枠91の内部空洞に連通し且つ端部が開口した突部95がコイル枠91と一体に突設されている。また、突部95の支持台95bには固定接点板96が支持されるとともに、帯板状の導電部材を略へ字形に折曲してなる可動接点板97の基端部97aが固定され、可動接点板97の先端の接触部97bと固定接点板96とが接離自在に対向する。而して、固定接点板96と可動接点板97とでテストスイッチが構成されており、後述するようにテスト釦42の押操作によって撓められた可動接点板97の接触部97bが固定接点板96と接触導通してテストスイッチがオンすると、図示しない試験回路が作動して零相変流器CTに不平衡電流を流して擬似的に漏電状態を作り出すようになっている。
【0025】
ストッパ部材94は合成樹脂により矩形平板状に形成され、中央にプランジャ93が挿通する挿通窓94cが開口する本体94aと、本体94aの一端側角部より後方(図8における下方)に垂設されて先端部に係合突起94dが突出した腕部94bとを備える。また、本体94aの挿通窓94c前方の内周面からは後方へ突出する取付突部94eが形成されている。而して、コイルばねからなるストッパ部材復帰ばね98の一端部に取付突部94eを嵌合して取り付け、腕部94bの側から突部95のストッパ部材挿通孔95aにストッパ部材94を挿入すれば、ストッパ部材挿通孔95aの内壁面に形成されている係止段部95cにストッパ部材復帰ばね98の他端部が係止し、ストッパ部材復帰ばね98により反挿入方向へ付勢された状態でストッパ部材94が突部95に取り付けられる。
【0026】
プランジャ93は磁性を有する金属板を折曲することにより、後方(図8における下方)に開放する断面形状略コ字形の主部93aと、主部93aの下面(図8における右側端面)より外側へ略ハ字状に開く脚片93b,93bとが一体に形成されている。ここで、片方の脚片93bの後端(図8における下端)には略へ字形の駆動片93cが一体に延設されている。而して、コイルばねからなるプランジャ復帰ばね99に内挿した主部93aの上端(図8における左端)を、突部95の開口から突部95に取り付けられたストッパ部材94の挿通窓94cを通過してコイル枠91の内部にまで挿入することにより、コイル枠91の下端側の開口から突部95の開口を通してプランジャ93が出没自在となる。ここで、図5に示すように突部95の内部は開口側の大径部位とコイル枠91側の小径部位とからなり、開口から大径部位内に挿入されたプランジャ復帰ばね99が小径部位の開口周縁部とプランジャ93の脚片93b,93bとの間に圧縮状態で介装され、プランジャ復帰ばね99によってプランジャ93がコイル枠91への反挿入方向へ付勢される。また、ストッパ部材94は、本体94aの挿通窓94c後方の周縁部94fがプランジャ93の主部93aの開放端縁に当接してストッパ部材挿通孔95aからの抜け止めが図られている。
【0027】
ヨーク92は、図5に示すように両側片92a,92aがコイル90の軸方向に沿って外鍔91a,91aに当接するようにコイル枠91の後方側に取着される。ここで、下端側の側片92aにはプランジャ93を逃がすための逃がし溝92bが形成されており、この逃がし溝92bを通してコイル枠91の内部にプランジャ93が挿入される。また、上端側の側片92aはコイル枠91の上端側の開口を略半分程度被う寸法に形成されており、この開口を通してプランジャ93の上端部とヨーク92の上端側の側片92aとが対向させてある。
【0028】
ところで、プランジャ93の上端部には連結部101を介して漏電表示部材100が取り付けられる。漏電表示部材100は、後述するようにプランジャ93に連動して漏電表示位置と非漏電表示位置の間をスライド移動するものであって、非磁性材料によって矩形板状に形成され、前面下部には漏電状態を表す文字(例えば、「異常」の2文字)が印刷等の適宜の方法で表示されている。また、漏電表示部材100の上側端縁の中央からは略L字形の連結部101が一体に形成されており、漏電表示部材100と連結部101とで全体が略コ字形となっている。連結部101はコイル枠91の内部に挿通可能な幅寸法であって、先端にはプランジャ93に固定される固定部102が一体に形成されている。この固定部102は連結部101よりも幅細であって先端部が二股に形成され、両端縁には係合爪102a,102aが突設されている。一方、プランジャ93の主部93の上端縁からは固定部102を前後方向から狭持する3つの取付爪93d,93d,93dが突設されるとともに、固定部102の係合爪102a,102aを係合する係合溝93e,93e主部93aの上部に形成されている。而して、図5に示すように漏電表示部材100がコイル枠91の前方に位置する向きで、コイル枠91の上端側の開口縁とヨーク92の側片92aの先端縁との隙間から固定部102並びに連結部101をコイル枠91の内部に挿入し、プランジャ93の取付爪93d、93d、93dに固定部102を狭持させ且つ係合爪102a,102aを係合溝93e,93eに係合することで固定部102がプランジャ93に抜け止め状態で固定される。その結果、コイル枠91の上端側の開口から突出した連結部101が外鍔91aを跨ぐようにコイル枠91の前面側へ折り返され、漏電表示部材100がコイル枠91の前面と略平行に配置されることになる。なお、プランジャ93がコイル枠91の内部から抜け出る方向に移動すると、図5に示すように連結部101がコイル枠91の外鍔91aに当接してプランジャ93の抜け止めが図られる。
【0029】
ところで、可動枠17にはストッパ部材94の腕部94bが進退自在に挿入される凹溝17bが形成されるとともに、凹溝17bの前端部には腕部94b先端の係合突起94dが係合して抜け止めされる係合突部17cが形成されている。
【0030】
上述のように構成される電磁釈放装置9は、図1に示すように漏電表示部材100が器体1前面に形成された窓孔40に対向し、可動接点板97が器体1前面に押し込み自在に配設されたテスト釦42と対向するように器体1内部の前方寄りに配設される。而して、漏電表示部材100がコイル枠91を挟んでテスト釦42と反対側に配置されるため、漏電表示部材100がテスト釦42の邪魔にならず、テスト釦42が器体1に収納し易くなる。
【0031】
次に、上述のように構成される電磁釈放装置9の動作を説明する。まず、主回路に漏電電流が流れていない正常時においては、図6に示すように零相変流器CTの2次側に不平衡電流が流れないためにコイル90に通電されず、よってコイル90が励磁されないことからプランジャ復帰ばね99のばね力によってプランジャ93がコイル枠91の内部から突出し、連結部101がコイル枠91の外鍔91aに当接する位置で停止する。このとき、可動枠17はハンドルリンク11に押し下げられて後方へ移動し接点部26を閉極させている。また、ストッパ部材94は、腕部94bの係合突起94dが可動枠17の係合突部17cに係合しているために可動枠17の移動に合わせて後方へ引っ張られている。なお、この状態(正常状態)ではプランジャ93の駆動片93cは引き外し部材60の基片60aに設けられた貫通孔60eに挿通されて引き外し部材60と干渉しないようになっている。このとき、連結部101によってプランジャ93に連結されている漏電表示部材100は移動範囲の最下端位置(非漏電表示位置)にあり、器体1の前面に設けられた窓孔40には漏電表示部材100の前面上部、すなわち漏電状態を示す文字が記されていない部位が臨み、図9(a)に示すように窓孔40を通して非漏電状態(正常状態)であることが表示される。
【0032】
一方、地絡事故が発生して零相変流器CTの2次側に不平衡電流が流れれば、図示しない漏電検出回路の出力によって電磁釈放装置9のコイル90に通電される。通電によりコイル90が励磁されると、コイル90−プランジャ93−ヨーク92を通る磁路の磁気抵抗を小さくするようにプランジャ93に対して吸引力が働き、プランジャ復帰ばね99のばね力に抗してプランジャ93がコイル枠91の内部に引き込まれて上方へ移動する。プランジャ93が上方へ移動すると、プランジャ93の駆動片93cが引き外し部材60の係合突起60dと係合して係合突起60dが突設されている駆動片60cに上向きの力を作用させる。この上向きの力によって引き外し部材60が引き外し部材復帰ばね61のばね力に抗して図6における反時計回りに回動し、引き外し部材60の脚片60bとラッチ板13の先端部とのラッチが解除される。すると、ラッチ板13による支えがなくなったハンドルリンク11が下方(ラッチ板13に近づく向き)に移動し、ハンドル2の軸突起2cがハンドル軸8とハンドルリンク11の支軸11bとを結ぶ直線よりも可動枠17側へ移動するから、ハンドル復帰ばね16のばね力によってハンドル2が起立方向(図4における時計回り)に回動し、それに合わせてハンドルリンク11の支軸11bが前方へ移動する。このため、ハンドルリンク11による可動枠17への押圧力が作用しなくなって、コイルばね19のばね力によって可動接触子25並びに可動枠17も前方へ移動して接点部26が強制的に開極(トリップ)される(図7参照)。また、可動枠17の前方への移動によって腕部94bの係合突起94dと可動枠17の係合突部17cとの係合が外れ、ストッパ部材復帰ばね98のばね力によってストッパ部材94が前方へ移動し、ストッパ部材94の本体94aの周縁部94fがプランジャ93の主部93a下端側に形成されている凹部93eと係合する。このとき、プランジャ93の上方への移動に伴って漏電表示部材100が移動範囲の最上端位置(漏電表示位置)に移動し、器体1前面の窓孔40に漏電表示部材100の前面下部、すなわち漏電状態を示す文字が記されている部位が臨み、図9(b)に示すように窓孔40を通して漏電状態であることが表示される。なお、窓孔40には漏電表示の文字を拡大するためのレンズ41が嵌め込まれており、漏電表示の文字(「異常」)が見やすくなっている。
【0033】
ここで、接点部26が開極すれば零相変流器CTの2次側に不平衡電流が流れなくなり、漏電検出回路からの通電が停止してコイル90が励磁されなくなってプランジャ93にも吸引力が働かず、プランジャ復帰ばね99のばね力によってプランジャ93が下方へ移動しようとするが、上述のようにストッパ部材94の本体94aの周縁部94fがプランジャ93の主部93a下端側に形成されている凹部93eと係合するため、図1に示すようにプランジャ93の移動がストッパ部材94によって規制され、漏電表示部材100が漏電表示位置で静止する。なお、上述したようにハンドル2を操作して接点部26を閉極させるリセット動作を行えば、可動枠17の後方への移動によって腕部94bの係合突起94dと可動枠17の係合突部17cとが係合し、ストッパ部材復帰ばね98のばね力に抗してストッパ部材94が後方へ移動してストッパ部材94の本体94aの周縁部94fとプランジャ93の凹部93eとの係合が外れ、プランジャ復帰ばね99のばね力によりプランジャ93が下方へ移動して図6の投入状態に復帰する。而して、漏電発生時にはストッパ部材94によってプランジャ93の反吸引方向への移動を規制するために漏電表示位置にある漏電表示部材100を窓孔40に臨む状態で静止させることができ、また、リセット時にはストッパ部材94とプランジャ93との係合を解除することでプランジャ復帰ばね99のばね力によってプランジャ93が元の位置に復帰して漏電表示部材100を非漏電表示位置に移動させることができるから、正常状態と漏電状態とを確実に表示させることができる。
【0034】
本実施形態は上述のように動作して漏電発生時に接点部26を強制的に開極させるとともに、器体1前面に設けた窓孔40を通して漏電表示部材100による漏電状態の表示を行うものであるが、漏電表示部材100を連結部101と対向する方向に折り返して形成することにより、漏電表示部材100の移動範囲をコイル枠91に近づけて器体1の小型化を図っている。また、漏電表示部材100を非磁性材料で形成することにより、励磁されたコイル90の磁気吸引力が漏電表示部材100には働かず、漏電表示部材100をスムーズに移動させることができる。さらに、連結部101によってプランジャ93の抜け止めを行っているから、コイル枠91からのプランジャ93の抜け防止にヨーク92が関与せず、プランジャ復帰ばね99のばね力でプランジャ93を反吸引方向に移動する際に不要な力が働かず、プランジャ93の移動が容易になるという利点がある。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明は、電路に流れる漏電電流を検出する零相変流器と、この零相変流器の出力により通電されて励磁されるコイルと、両端部に開口する筒状に形成されて外側にコイルが巻装されるコイル枠と、このコイル枠内部に出没自在に挿入され、コイル励磁時に一端側の開口からコイル枠内部に吸引されるプランジャと、プランジャが吸引された時に電路に介在させた接点を開極させて電路を遮断する遮断機構部と、零相変流器に疑似漏電電流を流す経路に介在するテストスイッチと、このテストスイッチをオンオフするテスト釦と、プランジャに連動して漏電表示位置と非漏電表示位置の間を移動する漏電表示部材と、少なくとも漏電表示位置に在る漏電表示部材を外部に臨ませる窓孔を有した器体と、側片によりコイル枠を両端から挟むように配設される略コ字型のヨークとを備え、窓孔が開口する器体表面のコイル枠を挟んだ窓孔と反対側の位置にテスト釦が配設され、プランジャに連結されてコイル枠の他端側の開口から進退自在に突出する連結部が漏電表示部材に設けられ、連結部が突出するコイル枠他端側の開口を通してヨークの側片をプランジャの端部に対向させたので、漏電発生時には漏電表示位置に移動した漏電表示部材が器体の窓孔を通して視認できるために正常状態と漏電状態とが区別し易く、しかも、漏電表示部材がコイル枠を挟んでテスト釦と反対側に配置されるために漏電表示部材がテスト釦の邪魔にならずにテスト釦が器体に収納し易くなるという効果がある。また、吸引力を増大させてプランジャ並びに漏電表示部材の移動を確実に行わせることができるという効果がある。
【0036】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、漏電表示部材は連結部と対向する方向に折り返して形成されるので、漏電表示部材の移動範囲をコイル枠に近づけて器体の小型化が図れるという効果がある。
【0037】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、漏電表示部材が非磁性材料で形成されたので、励磁されたコイルの磁気吸引力が漏電表示部材に働かず、漏電表示部材をスムーズに移動させることができるという効果がある。
【0039】
請求項の発明は、請求項1又は2又は3の発明において、コイルの非励磁時にコイル枠の端部に当接してコイル枠からのプランジャの抜けを防ぐ抜止部を漏電表示部材に設けたので、コイル枠からのプランジャの抜け防止にヨークが関与しないためにプランジャを反吸引方向に移動する際に不要な力が働かず、プランジャの移動が容易になるという効果がある。
【0040】
請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明において、プランジャを反吸引方向に付勢する復帰ばねと、遮断機構部と連動して動作し、コイル枠内部に吸引されたプランジャに係合してプランジャの反吸引方向への移動を規制するとともに、遮断機構部による電路の遮断を中止して接点を閉極させたリセット時にはプランジャとの係合を解除するストッパ部材とを備えたので、漏電発生時にはストッパ部材によってプランジャの反吸引方向への移動を規制するために漏電表示位置にある漏電表示部材を窓孔に臨む状態で静止させることができ、また、リセット時にはストッパ部材とプランジャとの係合を解除することで復帰ばねのばね力によってプランジャが元の位置に復帰して漏電表示部材を非漏電表示位置に移動させることができ、正常状態と漏電状態とをさらに確実に表示させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示し、開閉機構部がトリップした後、安定した状態を示す一部破断した側面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上のカバーを取り外した状態の正面図である。
【図4】同上のハンドル操作による開放状態を示す一部破断した側面図である。
【図5】同上のハンドル操作による開放状態を示す一部破断した側面図である。
【図6】同上の投入状態を示す一部破断した側面図である。
【図7】同上の開閉機構部がトリップした直後の状態を示す一部破断した側面図である。
【図8】同上における電磁釈放装置の分解斜視図である。
【図9】(a)は正常時の窓孔から見える漏電表示部材を示す一部省略した正面図、(b)は漏電発生時の窓孔から見える漏電表示部材を示す一部省略した正面図である。
【符号の説明】
1 器体
5 開閉機構部
6 引き外し装置
9 電磁釈放装置
40 窓孔
42 テスト釦
90 コイル
91 コイル枠
93 プランジャ
94 ストッパ部材
100 漏電表示部材
101 連結部

Claims (5)

  1. 電路に流れる漏電電流を検出する零相変流器と、この零相変流器の出力により通電されて励磁されるコイルと、両端部に開口する筒状に形成されて外側にコイルが巻装されるコイル枠と、このコイル枠内部に出没自在に挿入され、コイル励磁時に一端側の開口からコイル枠内部に吸引されるプランジャと、プランジャが吸引された時に電路に介在させた接点を開極させて電路を遮断する遮断機構部と、零相変流器に疑似漏電電流を流す経路に介在するテストスイッチと、このテストスイッチをオンオフするテスト釦と、プランジャに連動して漏電表示位置と非漏電表示位置の間を移動する漏電表示部材と、少なくとも漏電表示位置に在る漏電表示部材を外部に臨ませる窓孔を有した器体と、側片によりコイル枠を両端から挟むように配設される略コ字型のヨークとを備え、窓孔が開口する器体表面のコイル枠を挟んだ窓孔と反対側の位置にテスト釦が配設され、プランジャに連結されてコイル枠の他端側の開口から進退自在に突出する連結部が漏電表示部材に設けられ、連結部が突出するコイル枠他端側の開口を通してヨークの側片をプランジャの端部に対向させたことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 漏電表示部材は連結部と対向する方向に折り返して形成されることを特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
  3. 漏電表示部材が非磁性材料で形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の漏電遮断器。
  4. コイルの非励磁時にコイル枠の端部に当接してコイル枠からのプランジャの抜けを防ぐ抜止部を漏電表示部材に設けたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の漏電遮断器。
  5. ランジャを反吸引方向に付勢する復帰ばねと、遮断機構部と連動して動作し、コイル枠内部に吸引されたプランジャに係合してプランジャの反吸引方向への移動を規制するとともに、遮断機構部による電路の遮断を中止して接点を閉極させたリセット時にはプランジャとの係合を解除するストッパ部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の漏電遮断器
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