JP3661305B2 - 直流電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機や空気清浄器などの家庭電化製品に用いられる直流電源装置に関するもので、一般家庭用交流電源から電源トランスを用いて直流電源部を構成するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品には多くの制御回路が内蔵されており、その制御回路はマイクロコンピュータをはじめ各種電子部品などで構成されたものが一般的である。このような制御回路は直流電源により動作するもので、しかも、一般家庭用交流電源の電圧より低い電圧で動作するものが一般的である。そこで、この制御回路を動作させる直流電源装置としては、交流電源電圧を必要に応じて低下させて直流電源を作る必要から、図10に示す直流電源装置が一般的に使用されている。
【0003】
図10(a)は電源トランス方式の直流電源装置を示し、交流電源に電源トランスの一次巻線を接続し、電源トランスの二次巻線側に整流回路のダイオードを接続しており、電源トランスで交流電源の電圧を低下させ、ダイオードで整流して制御回路に直流電源を供給するものである。
【0004】
図10(b)は抵抗方式の直流電源装置を示し、交流電源と制御回路の間に固定抵抗器とダイオードの直列回路接続しており、固定抵抗器で交流電源の電圧を低下させ、ダイオードで整流して制御回路に直流電源を供給するものである。
【0005】
図10(c)はコンデンサ方式の直流電源装置を示し、交流電源と制御回路との間にダイオード群からなる全波整流回路を接続するとともに、全波整流回路の交流電源側にコンデンサおよび固定抵抗器を接続しており、交流が流れるコンデンサのインピーダンスを利用して交流電源電圧を低下させ、全波整流回路で整流したものを制御回路に供給するものである。
【0006】
図10(d)はスイッチング電源方式の直流電源装置を示す。この直流電源装置は、交流電源にダイオード群からなる全波整流回路を接続し、その出力側にダイオードとトランジスタの直列回路を接続し、この直列回路のダイオードの両端に電源トランスの一次巻線を接続し、電源トランスの二次巻線にダイオードおよびコンデンサからなる平滑回路を接続している。この構成では、トランジスタのスイッチングにより電源トランスの一次巻線に電流を周期的に流し、その二次巻線にトランジスタのオン・オフ時間で電源トランスの二次巻線側に発生する電圧を制御し、制御回路の動作電圧まで電圧を低下させて供給する。
【0007】
なお、制御回路などを動作させるために、直流電源装置の供給能力としては数十mA程度が要求される。
【0008】
図10(a)〜(d)に示す直流電源装置は、以下に示す特徴がある。
【0009】
(a)電源トランス方式は、最も一般的な方法で低コストであり、入出力仕様により小型から大型まで対応可能だが、スペースを多くとるためコンパクト設計が困難である。
【0010】
(b)抵抗方式は、小出力容量であれば最も低コストで省スペースであるが、固定抵抗器自体の発熱が大きいため、部品の確実な固定方法と周囲部品への影響の配慮が必要である。
【0011】
(c)コンデンサ方式は、発熱がないので実装設計はやさしいが、電源周波数(50/60Hz)によりインピーダンスが異なるため、供給電流に差がでる。また、大出力容量では大型コンデンサが必要になる。
【0012】
(d)スイッチング電源方式は、電源トランス方式より小さく軽量な電源トランスが使用可能であるが、回路構成が複雑で、トランジスタのスイッチングノイズにより高周波雑音が発生する。またコストは大幅に高くなる。
【0013】
また、交流電源が100Vの場合には抵抗方式またはコンデンサ方式で対応できるが、交流電源200V対応の機器や、欧州のように交流電源220V〜240V対応の機器に組み込む直流電源装置では、抵抗方式では発熱が大きくなりすぎ(十W程度)、コンデンサ方式ではコンデンサ容量が非常に大きくなりすぎ(数十μF程度)て、いずれの場合にも、大スペースと高コストになるため、電源トランス方式を採用しなくてはならなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、交流電源100V対応の直流電源装置と交流電源200V対応の直流電源装置とで同一の出力容量を得ようとすると、交流電源200V対応のものでは電源トランスの一次巻線をかなり巻き込む必要があり、交流電源100V仕様の電源トランスに比べると大型になり、また生産数量が少ない場合はコスト高になるといった課題があった。
【0015】
例えば、2VAの出力容量の電源トランスの場合には、AC100V仕様では、E28型(外形寸法が縦32mm、横32mm、高さ28mm)であるのに対して、交流電源200V仕様ではE35型(外形寸法縦35mm、横37mm、高さ30mm)というように大型化してしまう。
【0016】
本発明はこのような課題を解決し、小型で安価な電源回路部を有する直流電源装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明では、電源トランスの一次巻線の一端と直列に固定抵抗器を接続し、電源トランスの一次巻線に加わる電圧が前記電源トランスの定格電圧に等しくなるようにして、交流電源200V対応の機器であっても、小型の交流電源100V仕様の電源トランスが使用できるため、小型で安価な構成が可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、電源トランスと、前記電源トランスの一次巻線の一端と直列に接続される固定抵抗器とを備え、前記電源トランスの一次巻線の他端及び固定抵抗器の他端間に交流電源を接続し、電源トランスの一次巻線に加わる電圧を前記電源トランスの定格電圧に等しくなるように前記固定抵抗器の値を設定することにより、交流電源200Vであっても固定抵抗器により電圧降下させ、電源トランスに定格電圧に等しい交流電圧を印加することができる。
【0019】
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の電源トランスの一次巻線の両端間にコンデンサを並列接続した構成としており、コンデンサの働きにより、電源トランスの一次側に印加される電圧波形を交流電圧波形と同位相にできる。
【0020】
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の電源トランスの二次巻線の両端間にコンデンサを並列接続した構成としており、コンデンサの働きにより、電源トランスの二次側に印加される電圧波形を交流電圧波形と同位相にできる。
【0021】
本発明の請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の電源トランスの一次巻線の両端間にバリスタを並列接続し、固定抵抗器より交流電源側に電流ヒューズを直列接続した構成としており、異常電圧がバリスタに印加されるとその働きにより電流ヒューズを溶断する。
【0022】
本発明の請求項5記載の発明は、請求項1から4いずれか記載の電源トランスの二次巻線側に接続される回路の交流的に電位が変動しない箇所と交流電源の一端を高抵抗値の固定抵抗器で接続し、電源トランス一次巻線と接続する固定抵抗器は交流電源の他端に接続した構成としており、高抵抗値の固定抵抗器により、二次巻線側の回路は絶縁された状態でありながら低インピーダンスの交流電源と接続される。
【0023】
【実施例】
(実施例1)
図1に本発明の第一の実施例の回路図を示し、以下説明を行う。
【0024】
図1において、21はその一次定格電圧が交流電源100Vの電源トランスである。22は電源トランス21の一次巻線の一端と直列に接続した固定抵抗器で、電源トランス21の一次巻線の他端及び固定抵抗器22の他端間には交流200Vの交流電源23を接続している。
【0025】
電源トランス21の一次巻線間には、交流電源23から固定抵抗器22で降下させた交流電圧が印加されており、その電圧は電源トランス21の定格電圧に等しい交流100Vである。また、電源トランス21の二次巻線側には整流用のダイオード24を接続し、ダイオード24で整流した直流を制御回路25に供給する構成である。
【0026】
前記構成における直流電源装置の動作を図2により説明する。
【0027】
図2中の曲線Aは、電源トランス21の一次巻線に印加する交流電圧Vとその励磁電流Iとの関係を示すグラフであり、交流100V印加時の動作点は点Pである。
【0028】
横軸の点Q(交流電圧200V、電流0A)とこの動作点Pを直線Bで結び、その傾きの逆数を求めれば、それがこの電源トランス21に適した固定抵抗器22の抵抗値である。
【0029】
すなわち、交流電圧200Vの交流電源23の電圧は電源トランス21と固定抵抗器22とで交流電圧100Vずつ分担することになり、電源トランス21の一次巻線には定格電圧である交流電圧100Vが印加されるため、電源トランス21やその二次巻線側に接続した制御回路25は確実に動作することができる。
【0030】
また、固定抵抗器22の値を変えれば、電源トランス21を定格電圧である点P以外の任意の動作点で動作させることもできる。つまり、固定抵抗器22の抵抗値Rを大きくすれば矢印R大方向に直線が傾き、逆に固定抵抗器22の抵抗値Rを小さくすれば矢印R小方向に直線が傾くので、電源トランス21の任意の動作点で動作させることができる。
【0031】
ところで、家電製品のなかにはその内蔵するモータやヒータなどの負荷への通電を位相制御方式で行っているものがある。この方式では制御回路25が交流電源23の交流0Vを検出し、この0Vを基準に負荷へ通電を開始するタイミングを決定している。例えば、制御回路25は交流電源23に接続された負荷への通電を制御するトライアックのゲートにオン信号を供給するが、このオン信号のタイミングを交流電源23の0Vを基準に決定している。制御回路25は交流電源23の0V電圧検出を電源トランス21の二次巻線側、すなわち電圧降下した交流電圧を検出するのが一般的なので、電源トランス21の一次巻線側の電圧位相と二次巻線側の電圧位相差が最小になるように電源トランス21や制御回路25を設計している。
【0032】
ここで固定抵抗器RとコイルLの構成では、コイルLの電圧位相は電源の電圧位相より進み位相となることは一般に広く知られている。本実施例のような電源トランス21と固定抵抗器22の接続時における関係も同様であり、電源トランス21の一次巻線の電圧位相は交流電源23の電圧位相より進み位相となるため、二次巻線の電圧位相は必ず交流電源23の電圧位相よりも進み位相となる(図3参照)。そこで、このような電圧位相差が発生しないようにして交流電源23の電圧位相を確実に検出すること望まれる。
【0033】
(実施例2)
次に、上記した電圧位相差の発生を抑制した本発明の第二の実施例を図4を用いて説明する。なお、上記実施例と同一部分については同一符号を用いて説明を省略する。
【0034】
図4において、26は電源トランス21の一次巻線の両端間に並列接続したコンデンサであり、本実施例では定格電圧が交流125Vのコンデンサを使用している。
【0035】
固定抵抗器RとコンデンサCの構成の場合には、コンデンサCの電圧位相は電源の電圧位相より遅れ位相となることは一般に広く知られている。すなわち、本実施例によれば、電源トランス21と固定抵抗器22で進み位相となった電圧位相をコンデンサ24の働きにより遅らせることができ、コンデンサ24の値を適切に設定することにより、電源トランス21の一次巻線に印加される電圧波形およびその二次巻線の電圧位相を交流電源23の電圧波形と同位相にすることができる(図5参照)。
【0036】
したがって、図5に示すcのようなコンデンサ26を接続することにより、二次巻線側に接続した制御回路25、特に位相を制御する位相制御回路の場合には、交流電源23の電圧波形に同期して交流電源23の0Vを検出することができ、交流電源23に接続された負荷の通電をトライアックなどのスイッチング素子により正常に動作させる。
【0037】
また、コンデンサ2の値を適切に設定することにより、電源トランス21の二次巻線の電圧位相と交流電源23の電圧位相との位相関係を、進み位相または遅れ位相の任意の値に設定することも可能である。
【0038】
(実施例3)
次に、本発明の第三の実施例を図6により説明する。なお、上記実施例と同一部分については同一符号を用いて説明を省略する。
【0039】
図6において、27は電源トランス21の二次巻線の両端間に並列接続したコンデンサである。
【0040】
コンデンサCの電圧位相はそれに印加される電圧位相より遅れ位相となることは一般に広く知られている。すなわち本実施例によれば、電源トランス21と固定抵抗器22で進み位相となった電圧位相をコンデンサ27の働きにより遅らせることができ、コンデンサ27の値を適切に設定することにより、電源トランス21の一次巻線に印加される電圧波形およびその二次巻線の電圧位相を交流電源23の電圧波形と同位相にすることができる。
【0041】
したがって、第二の実施例と同様に二次側に構成した位相制御回路は電源電圧波形に同期して正常に動作することができるし、またコンデンサ27の値を適切に設定することにより、電源トランス21の二次巻線の電圧位相と交流電源23の電圧位相との位相関係を、進み位相または遅れ位相の任意の値に設定することも可能である。
【0042】
なお、本実施例では電源トランス21の二次巻線側のみにコンデンサ27を接続したが、実施例2のように電源トランス21の一次巻線側にもコンデンサ26を接続して、二次巻線の電圧位相と交流電源23の電圧位相と合わせるようにしてもよい。
【0043】
(実施例4)
次に、本発明の第四の実施例を図7により説明する。なお、上記実施例と同一部分については同一符号を用いて説明を省略する。
【0044】
図において、28は電源トランス21の一次巻線の両端間に並列接続したバリスタで、図8に示すように、電圧V1、V2を超えると急激に電流が流れ出す特性を持っている。また、29は電流ヒューズであり、固定抵抗器22より交流電源23側に位置し、電源トランス21の一次巻線と直列に接続しており、上記のように電圧V1、V2以上がバリスタ28に印加されると、バリスタ28に過電流が流れるため電流ヒューズ29は瞬時に溶断する。
【0045】
このため、固定抵抗器22の両端が短絡するなどにより電源トランス21に異常な高電圧(例えば交流200V)が印加されたとしても、バリスタ28が短絡モードになって電流ヒューズ29が瞬時に溶断するので、電源トランス21やそれに並列接続されたコンデンサ26などを極めて短時間のうちに異常電圧から保護することができる。
【0046】
(実施例5)
次に、本発明の第五の実施例を図9により説明する。なお、上記実施例と同一部分については同一符号を用いて説明を省略する。
【0047】
図9において、30は電源トランス21の二次巻線側の回路、例えば制御回路25のGND(交流的に電位変動しない箇所)と交流電源23の一端を接続する高抵抗値の固定抵抗器であり、本実施例では3MΩの固定抵抗器を用いている。
【0048】
ここで、電源トランス21の一次巻線と直列接続する固定抵抗器22は交流電源23の他端に接続した構成としており、本実施例の構成では高抵抗値の固定抵抗器30により、電源トランス21の二次巻線側の制御回路25は絶縁された状態でありながら交流電源23と接続されている。
【0049】
よく知られているように、家庭用コンセントはその一端はアース接地されて他端との間に交流電圧が出力されているため、いずれのラインも極めて低インピーダンス状態である。(日本国内では交流200Vコンセントにはアース端子が設けてある。)
したがって本実施例によれば、電源トランス21の二次巻線側に構成した制御回路25に静電気が印加されたり、帯電したりしてもGNDラインから確実に低インピーダンスの交流電源23を介してアースに逃がすことができる。
【0050】
なお、本実施例ではGNDラインを交流電源23の一端に接続したが、制御回路25のVddライン(直流電源装置の出力を定電圧化した後)のように交流的に電位が変動しないラインを交流電源23の一端に接続しても同様な動作を行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上の実施例からも明らかなように本発明の請求項1記載の発明によれば、電源トランスの一次巻線側に固定抵抗器を接続しているので、交流200V系機器であっても交流100V仕様の電源トランスが使用でき、小型で安価な電源回路部を有する直流電源装置を構成することができる。
【0052】
本発明の請求項2または3記載の発明によれば、電源トランスの一次巻線または二次巻線の少なくとも一方にコンデンサを接続しているので、電源トランスの二次巻線側の電圧波形を交流電源の電圧波形と同位相に設定することができ、二次巻線側に位相制御回路を接続しても、確実に交流電源に接続された負荷の位相制御を行うことができる。
【0053】
本発明の請求項4記載の発明によれば、電源トランスの一巻線側にバリスタおよび電流ヒューズを接続しているので、固定抵抗器自体の故障やその両端がトラッキング短絡などにより電源トランスに異常な高電圧が印加されたとしても、バリスタが短絡モードになって電流ヒューズが瞬時に溶断するため、異常電圧は極めて短時間しか印加されず、電源トランスやそれに並列接続されたコンデンサおよび電源トランスの二次巻線側に接続された部品などを異常電圧から保護することができる。
【0054】
さらに本発明の請求項5記載の発明によれば、電源トランスの二次巻線側に接続した回路の交流的に電位変動しない箇所と交流電源の一端とを高抵抗値の固定抵抗器で接続しているので、電源トランスの二次巻線側に接続した回路に静電気が印加されたり、帯電したりしてもGNDラインから確実に低インピーダンスの交流電源に逃がすことができ、二次巻線側に接続された部品を静電気破壊から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す直流電源装置の回路図
【図2】同直流電源装置の動作説明図
【図3】同装置に用いる電源トランスの二次巻線側電圧波形と交流電源の電圧波形を示す図
【図4】本発明の第二の実施例を示す直流電源装置の回路図
【図5】同直流電源装置の動作説明図
【図6】本発明の第三の実施例を示す直流電源装置の回路図
【図7】本発明の第四の実施例を示す直流電源装置の回路図
【図8】同直流電源装置の動作説明図
【図9】本発明の第五の実施例を示す直流電源装置の回路図
【図10】従来の各方式の直流電源装置の回路図
【符号の説明】
21 電源トランス
22 固定抵抗器
23 交流電源
26 コンデンサ
27 コンデンサ
28 バリスタ
29 電流ヒューズ
30 高抵抗値の固定抵抗器

Claims (5)

  1. 電源トランスと、前記電源トランスの一次巻線の一端と直列に接続される固定抵抗器とを備え、前記電源トランスの一次巻線の他端及び固定抵抗器の他端間に交流電源を接続し、電源トランスの一次巻線に加わる電圧を前記電源トランスの定格電圧に等しくなるように前記固定抵抗器の値を設定した直流電源装置。
  2. 電源トランスの一次巻線の両端間にコンデンサを並列接続した請求項1記載の直流電源装置。
  3. 電源トランスの二次巻線の両端間にコンデンサを並列接続した請求項1または2記載の直流電源装置。
  4. 電源トランスの一次巻線の両端間にバリスタを並列に接続し、固定抵抗器より交流電源側に電流ヒューズを直列接続した請求項1〜3のいずれか1項記載の直流電源装置。
  5. 電源トランスの二次巻線側に接続される回路の交流的に電位が変動しない箇所と交流電源の一端を高抵抗値の固定抵抗器で接続し、電源トランス一次巻線と接続する固定抵抗器は交流電源の他端に接続した請求項1〜4のいずれか1項記載の直流電源装置。
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