JP3661140B2 - 自動ドアの配線構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動ドアの可動ドアに設けたセンサーと上枠に設けたコントローラを電気的に接続する配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドア枠体を形成する上枠に沿って可動ドアを開き位置と閉じ位置に亘って開閉移動自在とし、その上枠に可動ドアを移動するためのモータとコントローラを取付け、起動信号発生器によりコントローラに起動信号を入力し、そのコントローラでモータを駆動制御して可動ドアを開閉移動する自動ドアが知られている。
【0003】
前述の起動信号発生器は光電式やマットスイッチなどの人体検知センサー、タッチスイッチなどの起動センサーが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
光電式の人体検知センサーはドア枠体の上枠やドア枠体を取付ける建物壁体に取付けられ、マットスイッチは自動ドアの出入口床に設けられる。
このために人体検知センサーとコントローラを電気的に接続する配線はドア枠体や建物壁体に沿って配設すれば良い。
【0005】
しかしながら、タッチスイッチなどの起動センサーは安全性の面で可動ドアに取付けられるので、この起動センサーとコントローラに配線を接続すると、可動ドアが開閉移動する時に配線がねじれたり、ひっかかったり等の種々のトラブルが発生する。
このために、発信器と受信器を用いて起動センサーの起動信号をコントローラに送っている。
【0006】
前述のように発信器と受信器を用いると高価となる。また、受信器は駆動信号以外の他の電気信号を受信することがあるので、可動ドアが誤って開閉移動することがある。
【0007】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるように自動ドアの配線構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、上枠1の上部寄りにレール4を設け、この上枠1の下部寄りで、かつ長手方向と直角方向における一方側寄りに駆動プーリ5、従動プーリ6、モータ8、コントローラ10をそれぞれ設け、この駆動プーリ5と従動プーリ6にベルト7を巻掛け、
可動ドア11に取付けた戸車12を前記レール4に沿って回転自在に吊り下げ、可動ドア11と前記ベルト7を連結した自動ドアにおいて、
前記上枠1の下部寄りで、かつ長手方向と直角方向における他方側寄りに、長手方向に連続した収納部54を形成し、この収納部54内にフレキシブル配線19を、その長手方向中間部で円孤状に折り返して略長U字形状に配設し、
前記収納部54を長手方向と直角方向における一方側に開口した開口部55を有する形状とし、前記可動ドア11に連結金具14を取付け、この連結金具14に取付けたコネクタ18を開口部55から収納部54内に突出させ、
このコネクタ18に接続したドア側配線17をセンサーに接続し、前記コネクタ18にフレキシブル配線19の長手方向一端部を接続し、このフレキシブル配線19の長手方向他端部をコントローラ10に接続したことを特徴とする自動ドアの配線構造である。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、上部にレール4を備え、長手方向と直角方向における一方側寄りに駆動プーリ5、従動プーリ6、モータ8、コントローラ10を備えた上枠部と、この上枠部の長手方向と直角方向における他方側部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50で上枠1とし、
前記カバー材50に下向きL字状の上突出片52と上向きL字状の下突出片53を上下方向に離隔し、かつ相対向して設けて収納部54を形成し、この収納部54内にフレキシブル配線19を上突出片52と下突出片53に接するように上下方向に略長U字状に配設した自動ドアの配線構造である。
【0010】
第3の発明は、第1の発明において、上部にレール4を備え、長手方向と直角方向における一方側寄りに駆動プーリ5、従動プーリ6、モータ8、コントローラ10を備えた上枠部と、この上枠部の長手方向と直角方向における他方側部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50で上枠1とし、
前記カバー材50の下部寄りに上向きL字状の下突出片53を設け、上枠部の上部寄りに垂下片34を設けて収納部54を形成し、この収納部54内にフレキシブル配線19を上下方向に略長U字状に配設した自動ドアの配線構造である。
【0011】
【作用】
第1の発明によれば、可動ドア11の開閉移動によってフレキシブル配線19が長手方向中間部で湾曲変形しながら収納部54内でねじれたりせずに整然に移動する。
前記収納部54はレール4、戸車12、駆動プーリ5、従動プーリ6等と上下方向、長手方向と直角方向に異なる位置に形成してあるので、フレキシブル配線19が戸車12、駆動プーリ5、従動プーリ6等に噛み込むことがないと共に、巻き込まれることがない。
【0012】
このようであるから、可動ドア11に取付けたセンサーと上枠1に取付けたコントローラ10をフレキシブル配線19で電気的に接続できるし、そのフレキシブル配線19がねじれ、噛み込み、巻き込み等のトラブルが発生することがない。
【0013】
また、可動ドア11に取付けたセンサーの信号がドア側配線17、コネクタ18、フレキシブル配線19を経てコントローラ10に送られる。
また、可動ドア11とベルト7が連結されているし、その可動ドア11に連結金具14が取付けられ、この連結金具14に取付けたコネクタ18にドア側配線17、フレキシブル配線19が接続してあるので、ベルト7の回転で可動ドア11を確実に移動できると共に、ドア側配線17とフレキシブル配線19を容易に接続・分離できる。
【0014】
第2の発明によれば、上枠部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50に収納部54が形成してあるので、そのカバー材50を取り外し又は開放することで配線部分のメンテナンスを容易にできる。
また、収納部54を形成する上突出片52と下突出片53に沿ってフレキシブル配線19が移動し、かつ上突出片52は下向きL字状、下突出片53は上向きL字状であるから、フレキシブル配線19が移動する時に収納部54の外部に突出することがない。
また、上枠部は通常一般の上枠部を用い、カバー材のみを収納部を有する形状とすれば良い。
【0015】
第3の発明によれば、上枠部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50と上枠部で収納部54を形成したので、そのカバー材50を取り外し又は開放することで配線部分のメンテナンスを容易にできる。
また、垂下片34と下突出片53に沿ってフレキシブル配線19が移動し、かつ下突出片53が上向きL字状であるから、フレキシブル配線19が移動する時に収納部54の外部に突出することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】
(自動ドアの全体概略形状)
図1に示すように、上枠1と左右の縦枠2でドア枠3を形成している。上枠1は上部寄りに長手方向に連続したレール4を備え、下部寄りの長手方向両端寄りに駆動プーリ5と従動プーリ6が取付けてあり、その駆動プーリ5と従動プーリ6にベルト7が巻掛けてある。前記駆動プーリ5はモータ8で駆動され、これによって駆動装置9を形成している。前記駆動プーリ5、従動プーリ6は歯付きのプーリで、ベルト7は溝付きのタイミングベルトであるが、これに限ることはない。
前記上枠1の下部寄りにおける長手方向一端寄りにコントローラ10が取付けてある。
上枠1に沿って可動ドア11が移動自在となっている。
【0017】
図2に示すように、可動ドア11の上部に一対の戸車12が取付具13を介して取付けてある。この一対の戸車12が上枠1のレール4に接して可動ドア11は上枠1に移動自在に吊り下げ支持される。可動ドア11の上部に連結金具14が取付けてある。この連結金具14とベルト7が連結してある。
【0018】
前記可動ドア11の戸先側にタッチスイッチ等の起動センサー15と異物感知センサー16が取付けてある。この起動センサー15は可動ドア11内に配設したドア側配線17で連結金具14に設けたコネクター18に接続している。このコネクター18に接続したフレキシブル配線19がコントローラ10に接続してある。
【0019】
起動センサー15の起動信号はコントローラ10に送られる。コントローラ10はモータ8を正起動して駆動プーリ5を正回転駆動する。ベルト7が一方向に回転して連結金具14を介して可動ドア11が開き移動する。
可動ドア11が開き位置に移動して設定時間経過するとモータ8が逆起動して駆動プーリ5を逆回転駆動する。ベルト7が他方向に回転して連結金具14を介して可動ドア11が閉じ移動する。
【0020】
前記異物感知センサー16は可動ドア11の戸先側と縦枠2との間に異物があることを検出する。この異物検出信号はコントローラ10に送られる。コントローラ10は前述のようにモータ8を逆起動した状態で異物検知信号が入力されるとモータ9を正起動して前述のように可動ドア11を開き移動する。
【0021】
(自動ドアの取付け詳細形状)
図3に示すように、建物壁体20の開口部21における左右一方側の室外寄り(長手方向と直角方向における一方側寄り)に木質パネル、固定ドア等の閉塞部材22が取付けてあり、この閉塞部材22と開口部21の左右他方側で出入口23を形成している。
前記開口部21の左右一方側の室内寄り(長手方向と直角方向における他方側寄り)の端部と閉塞部材22の端部に見込み寸法(長手方向と直角方向の寸法)の小さな一方の縦枠2がそれぞれ取付けてある。開口部21の左右他方側に見込み寸法(長手方向と直角方向の寸法)の大きな他方の縦枠2が取付けてある。
【0022】
前記上枠1は建物壁体20の開口部21における室内寄り(長手方向と直角方向における他方側寄り)の左右全長に亘って取付けた第1上枠部30と、閉塞部材22の端部と建物壁体20の開口部21の左右他方側における室外寄り(長手方向と直角方向における一方側寄り)に亘って取付けられ、かつ第1上枠部30の室外側(長手方向と直角方向における一方側)に取付けられた第2上枠部40と、第1上枠部30に着脱自在に取付けたカバー材50を備えている。
【0023】
前記第1上枠部30は第4図に示すように、板状の縦部31と上横部32で鉤形の断面形状で、上横部32に一対のレール4が室内外側方向(長手方向と直角方向)に間隔を置いて一体的に設けてあり、室内側面(長手方向と直角方向における他方側面)32a下部に突片33が長手方向に連続して一体的に設けてある。
前記縦部31の長手方向一端寄り(閉塞部材22寄り)に従動プーリ6が図5に示すように室内側(長手方向と直角方向における他方側)に向けて取付けてある。
【0024】
前記第2上枠部40は図4に示すように、板状の縦部41と上横部42で鉤形の断面形状の本体43と、板状の縦部44と下横部45で鉤形の断面形状のカバー体46で矩形断面中空形状の長尺材である。
この本体43の縦部41が第1上枠部30の縦部31の室外面(長手方向と直角方向における一方側面)に固着され、カバー体46は本体43に着脱自在に連結される。
【0025】
前記縦部41にコントローラ10と取付プレート47が取付けてあり、この取付プレート47に駆動プーリ5とモータ8が取付けてある。駆動プーリ5とモータ8は縦部41、第1上枠30の縦部31の開口部48から第1上枠部30側に突出している。つまり、駆動プーリ5、従動プーリ6、モータ8、コントローラ10は上枠1の室外寄り(長手方向と直角方向における一方側寄り)に取付けてある。
【0026】
前記カバー材50は図4、図5に示すように、縦板状の縦部51の裏面51a(第1上枠30の縦部31と対向する面)の上下寄りに下向きL字状の上突出片52と上向きL字状の下突出片53を一体的に設けた形状で、この上突出片52と下突出片53で収納部54を形成している。つまり、収納部54は上枠1の室内寄り(長手方向と直角方向における他方側寄り)に形成してある。この上突出片52と下突出片53は離隔し、収納部54は第1上枠部30側(長手方向と直角方向における一方側に開口した)長手方向に連続した開口部55を有する。
カバー材50の縦部51の上部に形成した凹部56が第1上枠部30の突片33に係合してカバー材50は第1上枠部30の室内側(長手方向と直角方向における他方側に開口した)に着脱自在に取付けてある。第1上枠部30の縦部31とカバー材50の縦部51は離隔して第1上枠部30の下部とカバー材50の下部とは離隔している。
【0027】
前記駆動プーリ5、従動プーリ6と上突出片52、下突出片53との間に戸車12の取付具13が位置し、可動ドア11が開閉移動する時に取付具13が駆動プーリ5、従動プーリ6、ベルト7、上突出片52、下上突出片53と干渉しないようにしてある。
【0028】
前記連結金具14は図3に示すように可動ドア11が閉じ位置の時に駆動プーリ5と干渉せずに開き位置の時に従動プーリ6と干渉しないように長手方向中間位置に取付けてある。この連結金具14は図6に示すように上下突出片52,53と干渉しないように長手方向と直角方向における中間位置に取付けてある。
この連結金具14の表面14a上部寄りにベルト7がブロック60で取付けてある。連結金具14の裏面14bに取付けた略L字状の補助金具61が収納部54内に突出し、そのブラケット61にコネクタ18が取付けてある。
【0029】
前記フレキシブル配線19は薄肉で幅広な偏平な配線である。このフレキシブル配線19は前記カバー材50の収納部54内に配設され、その長手方向一端部はコネクタ18に接続されて上突出片52に沿って上枠長手方向一端部に向けて配設され、途中で円孤状に折り返しされて下突出片53に沿って上枠長手方向他端部に向けて配設される。これによってフレキシブル配線19は収納部54内に上下方向に略長U字形状に配設される。そしてフレキシブル配線19の長手方向他端部は第1上枠部30の縦部31に取付けた略L字状の補助金具62、又は他方の縦枠2に取付けたコネクタ63に接続してある。このコネクタ63に接続した配線64が第2上枠部40内を通ってコントローラ10に接続してある。
【0030】
このようであるから、可動ドア11を開閉移動すると連結金具14とともにフレキシブル配線19の一端部が長手方向に移動し、そのフレキシブル配線19は長手方向中間部(折り返し部)が湾曲変形しながら収納部54内、つまり上突出片52、下突出片53に沿ってねじれたりせずに整然に移動する。
【0031】
また、収納部54は駆動プーリ5、従動プーリ6、ベルト7、モータ8と長手方向と直角方向にずれた位置に形成してあるので、フレキシブル配線19がそれらに干渉することがなく、フレキシブル配線がそれらに噛み込んだり、巻き込まれることがない。
【0032】
また、収納部54はレール4、戸車12と上下方向に離隔しているから、フレキシブル配線19がレール4、戸車12に噛み込んだり、巻き込まれることがない。
【0033】
また、カバー材50に収納部54を形成したので、そのカバー材50を取り外しすることで配線部分のメンナテンスを容易に行える。
【0034】
次に上枠1の第2の実施の形態を説明する。
図7に示すように、第1上枠部30の横部32に設けた一方のレール4に垂下片34を一体的に設け、この垂下片34とカバー材50の下突出片53との間に開口部55を有する収納部54を形成する。
【0035】
以上の説明では第1上枠部30と第2上枠部40とカバー材50で上枠1としたが、第1上枠部30と第2上枠部40を一体として上枠部とし、この上枠部とカバー材50で上枠1としても良い。
つまり、図3に示すように上枠1の長手方向と直角方向の寸法が長手方向一側部(出入口23部分)が大きく長手方向他側部が小さいので、第1上枠部30と第2上枠部40で上枠部としたが、上枠1の長手方向と直角方向の寸法が長手方向に連続して同一であれば第1上枠部30と第2上枠部40を一体として上枠部としても良い。
【0036】
また、カバー材50を着脱自在としたが開閉自在としても良い。例えば図7に示すように第1上枠部30の突片33を上向きL字状とし、その上端部に円形部33aを一体的に設ける。カバー材50の凹部56を下向き円孤状とし、この凹部56を円形部33aに回動可能に嵌合する。このようにすれば、カバー材50がほぼ垂直な下向き姿勢と横向き姿勢に揺動するので、開閉自在となる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、可動ドア11の開閉移動によってフレキシブル配線19が長手方向中間部で湾曲変形しながら収納部54内でねじれたりせずに整然に移動する。
前記収納部54はレール4、戸車12、駆動プーリ5、従動プーリ6等と上下方向、長手方向と直角方向に異なる位置に形成してあるので、フレキシブル配線19が戸車12、駆動プーリ5、従動プーリ6等に噛み込むことがないと共に、巻き込まれることがない。
【0038】
このようであるから、可動ドア11に取付けたセンサーと上枠1に取付けたコントローラ10をフレキシブル配線19で電気的に接続できるし、そのフレキシブル配線19がねじれ、噛み込み、巻き込み等のトラブルが発生することがない。
【0039】
また、可動ドア11に取付けたセンサーの信号がドア側配線17、コネクタ18、フレキシブル配線19を経てコントローラ10に送られる。
また、可動ドア11とベルト7が連結されているし、その可動ドア11に連結金具14が取付けてあり、この連結金具14に取付けたコネクタ18にドア側配線17、フレキシブル配線19が接続してあるので、ベルト7の回転で可動ドア11を確実に移動できると共に、ドア側配線17とフレキシブル配線19を容易に接続・分離できる。
【0040】
請求項2に係る発明によれば、上枠部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50に収納部54が形成してあるので、そのカバー材50を取り外し又は開放することで配線部分のメンテナンスを容易にできる。
また、収納部54を形成する上突出片52と下突出片53に沿ってフレキシブル配線19が移動し、かつ上突出片52は下向きL字状、下突出片53は上向きL字状であるから、フレキシブル配線19が移動する時に収納部54の外部に突出することがない。
また、上枠部は通常一般の上枠部を用い、カバー材のみを収納部を有する形状とすれば良い。
【0041】
請求項4に係る発明によれば、上枠部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50と上枠部で収納部54を形成したので、そのカバー材50を取り外し又は開放することで配線部分のメンテナンスを容易にできる。
また、垂下片34と下突出片53に沿ってフレキシブル配線19が移動し、かつ下突出片53が上向きL字状であるから、フレキシブル配線19が移動する時に収納部54の外部に突出することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動ドアの全体概略正面図である。
【図2】 可動ドアの正面図である。
【図3】 図1のA−A詳細断面図である。
【図4】 図3のB−B詳細断面図である。
【図5】 図3のC−C詳細断面図である。
【図6】 図3のD−D詳細断面図である。
【図7】 上枠の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…上枠、2…縦枠、3…ドア枠、4…レール、5…駆動プーリ、6…従動プーリ、7…ベルト、8…モータ、10…コントローラ、11…可動ドア、12…戸車、13…取付具、14…連結金具、15…起動センサー、16…異物感知センサー、17…ドア側配線、18…コネクタ、19…フレキシブル配線、23…出入口、30…第1上枠部、34…垂下片、40…第2上枠部、50…カバー材、52…上突出片、53…下突出片、54…収納部、55…開口部、62…コネクタ、64…配線。
Claims (3)
- 上枠1の上部寄りにレール4を設け、この上枠1の下部寄りで、かつ長手方向と直角方向における一方側寄りに駆動プーリ5、従動プーリ6、モータ8、コントローラ10をそれぞれ設け、この駆動プーリ5と従動プーリ6にベルト7を巻掛け、
可動ドア11に取付けた戸車12を前記レール4に沿って回転自在に吊り下げ、可動ドア11と前記ベルト7を連結した自動ドアにおいて、
前記上枠1の下部寄りで、かつ長手方向と直角方向における他方側寄りに、長手方向に連続した収納部54を形成し、この収納部54内にフレキシブル配線19を、その長手方向中間部で円孤状に折り返して略長U字形状に配設し、
前記収納部54を長手方向と直角方向における一方側に開口した開口部55を有する形状とし、前記可動ドア11に連結金具14を取付け、この連結金具14に取付けたコネクタ18を開口部55から収納部54内に突出させ、
このコネクタ18に接続したドア側配線17をセンサーに接続し、前記コネクタ18にフレキシブル配線19の長手方向一端部を接続し、このフレキシブル配線19の長手方向他端部をコントローラ10に接続したことを特徴とする自動ドアの配線構造。 - 上部にレール4を備え、長手方向と直角方向における一方側寄りに駆動プーリ5、従動プーリ6、モータ8、コントローラ10を備えた上枠部と、この上枠部の長手方向と直角方向における他方側部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50で上枠1とし、
前記カバー材50に下向きL字状の上突出片52と上向きL字状の下突出片53を上下方向に離隔し、かつ相対向して設けて収納部54を形成し、この収納部54内にフレキシブル配線19を上突出片52と下突出片53に接するように上下方向に略長U字状に配設した請求項1記載の自動ドアの配線構造。 - 上部にレール4を備え、長手方向と直角方向における一方側寄りに駆動プーリ5、従動プーリ6、モータ8、コントローラ10を備えた上枠部と、この上枠部の長手方向と直角方向における他方側部に着脱又は開閉自在に取付けたカバー材50で上枠1とし、
前記カバー材50の下部寄りに上向きL字状の下突出片53を設け、上枠部の上部寄りに垂下片34を設けて収納部54を形成し、この収納部54内にフレキシブル配線19を上下方向に略長U字状に配設した請求項1記載の自動ドアの配線構造。
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