JP3661025B2 - 筐体の封止構造 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は小型電子機器等を収納するケースに関するもので、全体として合成樹脂製であって、表側のケースAと裏側のケースB及び蓋体Cよりなり、三者をねじ止めすること、さらにクリップ止めすることにより携帯にも便利であって、強固に一体の筐体とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の筐体のように表ケースAと裏ケースBをねじ止めして一体の筐体とする場合、ねじ部分を形成する金型は、横方向から棒状体を中子として用い、スライドさせてねじ穴を形成していた。また、携帯用のクリップを設けるとしても単に外側からピン形のクリップを取付けるものであるためすぐに外れてしまい役に立たないのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため成形用の金型の構造が複雑となるばかりか成形に手間が掛り金型が高価となる。また成形後に穴明き部分のバリ取りや穴の明け直しなど余計な工作が必要となっていた。さらにクリップにしても使用中に変形したり、外れたりして不便であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
発明者はこの点に鑑み成形金型を簡略化すること、及び成形後の余計な工作作業を省くことについて鋭意研究を重ねた結果本発明に到達したものであって、本発明はねじ穴の形成に際して表ケースAと裏ケースBとの対向する勘合面にそれぞれ半円形の溝を設け、この溝を集合することによって円形のねじ穴を形成する。
【0005】
したがって成形用の金型は、単に半円形の溝を成形する構造のものでよく、従来のようにスライド式の特殊な金型を使用することなく、また成形後も表ケースAと裏ケースBを勘合して蓋体Cを被装することによって完全な封止となる。そしてねじ穴の成形に際しては、バリ取りや穴部分の修正加工が不要となり、また金型については金型のピン折れ等微細部分の損傷等がなくなるという成形上きわめて効率が向上する。
【0006】
また携帯用クリップの着装についても表ケースAと裏ケースBとを勘合して、蓋体Cを被装するため筐体の封止成形に十分にその目的を達するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
添付図面により本発明の実施の形態を説明すると、図1は表ケースAと裏ケースBの成形体の実施例図であり、図2はクリップを含めた勘合状態を示す実施例図、図3はケース全体の斜視図、図4は勘合部分の断面図を示している。
【0008】
【実施例】
蓋体Cを介して、ねじ(2)で締付けて成形する筐体の組立に際しては、表ケースAおよび裏ケースBにそれぞれ半円形の溝(1―1)を形成し、この溝(1―1)を集合することによってねじ穴を形成する。
【0009】
このため筐体部材成形用の金型(図示していない)はねじ穴(1)を形成するための中子のようなスライドする棒状体の機構を必要としない単純な半円形の溝を形成するための凸部のみで済む。このため金型の製作費が安価で、しかも成形後の細かいバリ取りや穴明けの修正等の作業もなくきわめて能率的な組立て作業とすることが可能である。
【0010】
さらに本発明の筐体の封止構造にあっては、図示されているように、表ケースAと裏ケースBの勘合部に上中下三段の凸部(3)を形成し、上下の凸部はねじ穴(1)を形成し、中段の凸部はこの凸起部にクリップ(4)の嵌合穴(5)を差し込んで固定するため、AB両ケースの勘合が確実となり、しかも図示のように蓋体Cを覆せてねじ穴(1),(6)にねじ(2)を挿通して一体に封止することで堅牢な筐体が形成でき、またクリップ(4)も強固に取付けられているため筐体の携帯にも不安が生じない。
【0011】
【発明の効果】
上述のように本発明によるときは、ねじ穴の形成に当って複雑な構造の金型の必要がなく、安価に金型が作成でき、しかも成形後もバリ取りや穴明け工程がなくなり、また筐体の組立に当っては、勘合部を蓋体Cで覆うため堅牢な組立が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 筐体を構成する実施例図
【図2】 組立実施例図
【図3】 筐体の全体図
【図4】 勘合部の詳細図
【符号の説明】
1 ねじ穴
1―1 ねじ穴成形のための半円形の溝
2 ねじ
3 勘合用凸起
4 クリップ
5 クリップの取付け穴
6 蓋体のねじ穴
A 表ケース
B 裏ケース
C 蓋体
Claims (2)
- 表ケースAと裏ケースBよりなる収納筐体において、表ケースAと裏ケースBの対向する勘合面の側面に、上中下に三段の係合凸部(3)を設け、この上下の係合凸部の勘合面に半円形の溝(1−1)を形成し、表ケースAと裏ケースBを勘合させて形成される孔をねじ穴(1)とし、該係合凸部(3)の外側から蓋体Cを被装し、蓋体Cの上下に設けたねじ穴(6)にねじ(2)を挿通して表ケースAと裏ケースBによって形成されたねじ穴(1)を介して表ケースAと裏ケースB及び蓋体Cを一体にする筐体の封止構造。
- 表ケースAと裏ケースBの勘合面側辺の中段の係合凸部(3)に、別に設けたL字形のクリップ(4)に設けた穴(5)を前記中段の係合凸部(3)に嵌入し、上下の係合凸部(3)と共に蓋体Cを被装してねじ止めし、クリップ(4)を固定する請求項1に記載の筐体の封止構造。
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JP2002146971A JP3661025B2 (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 筐体の封止構造 |
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JP2002146971A JP3661025B2 (ja) | 2002-04-12 | 2002-04-12 | 筐体の封止構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003300527A JP2003300527A (ja) | 2003-10-21 |
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JP (1) | JP3661025B2 (ja) |
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- 2002-04-12 JP JP2002146971A patent/JP3661025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003300527A (ja) | 2003-10-21 |
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