JP3660633B2 - 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、磁気抵抗効果を利用して高密度記録情報の読み取りを行う薄膜磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術及び解決しようとする課題】
近年、高密度記録システムにおける再生ヘッドとして、磁気抵抗効果を利用した磁気抵抗効果素子(MR素子)が広く用いられている。
【0003】
図7、図8は、このMR素子を備えた薄膜磁気ヘッドの従来例を示す。この薄膜磁気ヘッドは、基板106上に保護層107が積層形成され、この保護層107上に、上下一対のシールド層104U、104D、及び上下一対のギャップ層103U、103Dにより、磁気抵抗効果を発揮するMR素子100(MR多層膜)と、このMR素子100の両端に設けた一対の電極層101及びハードバイアス膜102と挟着している。下部ギャップ層103Dと下部シールド層104Dとの間には、エキストラギャップ層105が介在している。従来品においては、下部シールド層104Dの大きさ(形成面積)は上部シールド層104Uの大きさより大きく、トラック方向の長さL1'はL2'より大きかった。
【0004】
この従来の薄膜磁気ヘッドは、下部ギャップ層103D(及びエキストラギャップ105)にピンホールなどを生じていると、電極層101と下部シールド層104Dとの間で十分な絶縁性を確保できずに、電気的にショートやリークを発生することがあった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、電極層からの電流が分流して下部シールド層側へ流れ出して下部シールド層との間でショートやリ−クが発生するのを効果的に抑えることができ、延いては高出力、高信頼度のものが得られる磁気抵抗効果素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、例えばGMRなどのような発熱量の多い磁気抵抗効果素子からの発熱、さらに、再生用薄膜ヘッド上に記録用薄膜ヘッドを積層形成した場合のコイル層からの発熱を、効果的に放熱できる薄膜磁気ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明による薄膜磁気ヘッドは、特に下部シールド層の形成面積を適切に設定することでショートやリークの問題の発生を防止すると共に、アルミナ(Al23)より伝熱性が高い材料からなる放熱層を設けることで放熱性の問題を解決するものである。
【0007】
すなわち本発明は、上部シールド層と下部シールド層との間に、磁気抵抗効果を発揮する多層膜を有する薄膜磁気ヘッドにおいて、上記下部シールド層のトラック幅方向の長さが、上部シールド層の同方向の幅よりも小さく且つ上記多層膜のトラック幅より大きく規定されており、上記下部シールド層の周囲のABS面側を除く周囲には、該下部シールド層と同一の成膜高さに位置させて、アルミナより伝熱性が高い材料からなる放熱層と、この放熱層の外側に位置する、下部シールド層と同一の軟磁性材料からなるダミーシールド層とが存在することを特徴としている。
【0008】
上記ヘッド態様は、例えば、次の製造方法により製造することができる。この製造方法は、基板上に、小面積の下部シールド層の形成範囲を規定するレジスト層を形成して後、該基板上に軟磁性材料を成膜して上記レジスト層に囲まれた小面積下部シールド層と該レジスト層の外側のダミーシールド層とを形成する工程と、レジスト層を除去し、小面積下部シールド層及びダミーシールド層上に放熱層を形成して後、該放熱層、小面積下部シールド層及びダミーシールド層の表面を同一の平坦面に研磨する工程と、この平坦面上に下部ギャップ層を形成する工程と、この下部ギャップ層の上に、小面積下部シールド層の上部に位置させて磁気抵抗効果を発揮する多層膜を形成する工程と、この多層膜の上にレジスト層を形成する工程と、このレジスト層に覆われない上記多層膜をエッチングにより除去する工程と、多層膜が除去された下部ギャップ層の上の多層膜の両側に、バイアス層及び電極層を形成するとともに、レジスト層を除去する工程と、この多層膜の直上に、上部ギャップ層と上部シールド層とを形成する工程とを有しており、上記小面積下部シールド層のトラック幅方向の長さは、上部シールド層の同方向の幅より小さく且つ多層膜のトラック幅より大きく規定することを特徴としている。
【0011】
ショートやリークの問題をさらに改善するためには、下部シールド層のABS面に垂直なハイト方向の長さをトラック幅方向長さより小さく設定することが望ましい。また、下部シールド層ののトラック幅方向の長さは、トラック幅の10乃至20倍であるとよい。
【0012】
本発明による薄膜磁気ヘッドは、磁気抵抗効果を発揮する多層膜が、巨大磁気抵抗効果を発揮する多層膜からなるときの発熱の問題、あるいは記録用薄膜磁気ヘッドを積層形成する場合のコイル層からの発熱の問題を解決するのに特に有効である。
【0013】
【発明の実施形態】
本実施形態の薄膜磁気ヘッド1の全体の積層構造を図1及び図2について説明する。両図は、記録媒体との対向面(ABS面)側から見た部分断面図であり、X方向はトラック幅方向、Y方向はハードディスクなどの磁気記録媒体からの漏れ磁界の方向(ABS面からのハイト方向)、Z方向はハードディスクなどの磁気記録媒体の移動方向である。
【0014】
薄膜磁気ヘッド1は、周知のように、図示しないハードデイスク装置の浮上式スライダのトレーリング側端部などに設けられるもので、例えばアルミニウムチタンカーバイト(AlTiC)などのセラミックス材料からなる基板12上に、アルミナ(Al23)などの絶縁材料からなる保護層(アンダコート)13を有している。保護層13の上には、磁気抵抗効果素子2のZ方向の存在領域に対応させて、パーマロイ(NiFe合金)などの軟磁性材料からなる下部シールド層(小面積下部シールド層)15が積層形成されており、この下部シールド層15の上部には、電極層34と下部シールド層15との間の電気的絶縁性を確保するために、アルミナ(Al23)などの絶縁材料からなる下部ギャップ層16が積層形成されている。
【0015】
下部ギャップ層16の上面α(図2)の中央部には、磁気抵抗効果を発揮する多層膜20からなる磁気抵抗効果素子2が形成されている。磁気抵抗効果素子2には、例えば、巨大磁気抵抗効果を利用したGMR(Giant magnetoresistive)素子、異方性磁気抵抗効果素子(AMR)およびトンネル磁気抵抗効果素子(TMR)などが用いられる。
【0016】
図2は多層膜20の積層構造例を示すもので、下層から順に、反強磁性層22、固定磁性層(ピン(pinned)磁性層)23、非磁性導電層24、フリ−磁性層25及び保護層26を積層形成してなっている。変形例としては、最下層の反強磁性層22の下にTa(タンタル)などの非磁性材料で形成された下地層を設ける態様、あるいは、下部ギャップ層16の下または上に、この下部ギャップ層16とは別に、同一または別の絶縁材料で、ギャップ層(エキストラギャップ層)を積層して、電気的絶縁性をさらに向上させる態様等が知られている。このエキストラギャップ層を設けることで、さらに、ショートやリーク等の発生する確率が低くなり、絶縁性が向上する。
【0017】
反強磁性層22は、耐食性に優れ、しかもブロッキング温度も高く、次に説明する固定磁性層23との界面で大きな交換結合磁界を発生し得る材料から構成されるもので、例えば、元素X(ただしXは、Pt、Pd、Ir、Rh、Ru、Osのうち1種または2種以上の元素である)とMnとを含有する反強磁性材料、あるいは元素Xと元素X'合金(ただし元素X'は、Ne、Ar、Kr、Xe、Be、B、C、N、Mg、Al、Si、P、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Zr、Nb、Mo、Ag、Cd、Sn、Hf、Ta、W、Re、Au、Pb、及び希土類元素のうち1種または2種以上の元素である)とMnを含有する反強磁性材料により形成される。特にPtMn(プラチナマンガン)が好ましいとされている。
【0018】
この反強磁性層22と接して形成される固定磁性層23は、NiFe合金、CoFe合金、Co、CoNiFe合金などにより形成される。この固定磁性層23が積層された後、ハイト方向(図示Y方向)への磁場中アニールを施すことで、固定磁性層23と反強磁性層22との界面で発生する交換結合磁界により、固定磁性層23の磁化はハイト方向(図示Y方向)に強固に固定される。この固定磁性層23は、例えば、20Å以上で60Å以下程度の膜厚を有する。
【0019】
この固定磁性層23の上の非磁性導電層24は、例えばCuなどの電気抵抗の低い導電性材料によって形成される。この非磁性導電層24は例えば25Å程度の膜厚で形成される。
【0020】
この非磁性導電層24の上のフリー磁性層25は、NiFe合金、CoFe合金、Co、CoNiFe合金などにより形成される。このフリー磁性層25は、例えば、20Å以上で40Å以下程度の膜厚で形成される。非磁性導電層24とフリー磁性層25との間には、Cr又はCo膜を介在させることにより、非磁性導電層24との界面での金属元素等の拡散を防止でき、抵抗変化率(ΔGMR)を大きくすることができる。
【0021】
最上層の保護層26はTaなどで形成される。この保護層26の膜厚は30Å程度である。
【0022】
以上の反強磁性層22から保護層26の各層で構成される多層膜20は、トラック幅方向(図示X方向)における両側端面20aが、反強磁性層22の下面から保護層26の上面まで連続した傾斜面となっており、この多層膜20の両側端面20aの両側領域には、下部ギャップ層16上に順に、バイアス下地層32、ハードバイアス層(バイアス層)33、電極層34及び保護層35がそれぞれ積層されている。
【0023】
バイアス下地層32は、多層膜20の両側領域において形成面α上に形成された平坦部32aと、多層膜20の両側端面20a上に沿って保護層26方向に延びる延出部32bとで構成されている。このバイアス下地層32は、一般的に結晶構造が体心立方構造(bcc構造)の金属膜、具体的には、Cr、W、Mo、V、Mn、Nb、Taのいずれか1種または2種以上の元素で形成するのが普通である。特に、Cr膜は、ハードバイアス層33の結晶配向を整える機能に優れ、ハードバイアス層33の保磁力を適切に大きくすることができる。
【0024】
このバイアス下地層32上のハードバイアス層33は、CoPt合金やCoPtCr合金などの高磁性材料からなっている。
【0025】
バイアス下地層32は、図2に示すように、ハードバイアス層33とフリー磁性層25との間に位置する延出部32bを有していて、ハードバイアス層33からの十分な大きさのバイアス磁界をフリー磁性層25に供給する。すなわち、ハードバイアス層33からフリー磁性層25に適切な大きさのバイアス磁界を供給でき、これによりフリー磁性層25の磁化を図示X方向に適切に単磁区化することが可能である。
【0026】
このハードバイアス層33上の電極層34は、Ta(タンタル)又はCr膜が一般に使用されている。
【0027】
磁気抵抗効果素子2の上には、さらに、図1に示すように、電気的に絶縁性の材料、例えば下部ギャップ層16と同じアルミナ(Al23)を使用して上部ギャップ層36が形成され、この上部ギャップ層36の上には、下部シールド層15と同様の軟磁性材料を使用して上部シールド層37が形成される。
【0028】
以上のような全体構造を有する薄膜磁気ヘッド1において、下部シールド層15は、トラック幅方向(X方向)について、シールド機能を損なわない範囲で上部シールド層37よりも狭く形成された小面積下部シールド層である。この小面積下部シールド層15は、下部ギャップ層16を介して電極層34と対向する接近対向領域βを狭めており、その結果、電極層34からこの下部シールド層15へのリーク電流が発生する確率を可及的に抑えて絶縁性を高めている。具体的には、この下部シールド層15のトラック幅方向(X方向)の長さL1は、図3に示すように、少なくとも磁気抵抗効果素子2の長さ(トラック幅)よりは大きく、かつ、上部シールド層37の同方向の長さL2より小さい。下部シールド層15のトラック幅方向の長さは、トラック幅の10〜20倍であることが、十分なシールドを行う上で好ましい。
【0029】
また下部シールド層15は、形状異方性を付与するため、ABS面に垂直なハイト方向の長さH2が、トラック幅方向の長さより小さく形成されている。換言すれば、この下部シールド層15では、寸法的に長い方向を磁化容易軸とさせるため、図3に示すように、トラック幅方向(X方向)とABS面に垂直なハイト方向(Y方向)との長さの比を、X方向が大きくなるように、例えば3:1と設定させている。具体的には、トラック幅方向の長さL1を3μmとしたときにはハイト方向での長さH1を1μm程度である。また、この下部シールド層15の膜厚(積層方向(Z方向)の寸法)は、具体的数値例を上げると、凡そ1.2μmである。このように下部シールド層15の縦横比を異ならせると、形状異方性によりトラック幅方向(X方向)が磁化容易軸となるため、ノイズの発生の少ない安定したシールド効果を発揮することができる。
【0030】
上記下部シールド層15では、ハイト方向(Y方向)の長さH2が小さいと、QST(Quasi- Static Test)電気特性も改善されることが分かった。QST電気特性とは、薄膜磁気ヘッド1の完成後に、磁気抵抗効果素子2に磁界を加えながら電極層34を介して電流を流したときの磁界(H)と電気抵抗(R)の関係を調べるテストである。図6は、その特性測定結果例の模式図であり、最大と最小の飽和抵抗値に達する直前の特性カーブができるだけ線形を維持する(同図(A))ことが、線形が崩れる特性(同図(B))より高い評価を受ける。本実施形態の薄膜磁気ヘッド1は、下部シールド層15のハイト方向の長さH2が小さいので、優れたQST電気特性を得ることができる。
【0031】
これに対し、上部シールド層37のトラック幅方向(X方向)の長さは、図3に示すように、少なくとも下部シールド層15より長く、磁気抵抗効果素子20両側のハードバイアス層33の及び電極層34の長さをカバーする十分な大きさに形成されている。上部シールド層37の具体的数値例を上げると、トラック幅方向についての寸法が凡そ65μm、ハイト方向の寸法は凡そ40μm、積層方向(Z方向)の寸法は凡そ1.6μmである。図3では、下部シールド層15の大きさを上部シールド層37に対して誇張して描いている。
【0032】
本実施形態では、下部シールド層15の大きさを上部シールド層37より十分小さくすることで、例えば下部ギャップ層16のピンホールに起因する、電極層34と下部シールド層15との間でのショートやリークの確率を減らすことができる。ところが、パーマロイ(NiFe合金)などの軟磁性材料からなる下部シールド層15は、磁気シールド作用とともに、磁気抵抗効果素子2からの発熱を放熱する放熱の作用も担っている。よって、下部シールド層15の面積が小さくなると、この放熱性が犠牲にされることとなる。特に、薄膜再生ヘッド上に薄膜記録ヘッドを積層形成する録再ヘッドでは、発熱量の大きい記録ヘッドのコイル層部分からの発熱をどう逃がすかが大きな問題となる。
【0033】
そこで本実施形態では、下部シールド層15のABS面側を除く周囲に、該下部シールド層15と同一の成膜高さ位置に位置させて、非磁性メタル層41と該非磁性メタル層41の外側に位置するダミーシールド層15’とを形成し、これにより放熱性を高めている。非磁性メタル層41は、熱伝導性の良好な非磁性金属、例えばNiP、Cr、Cu、Pd、Au、NiCu、Ta等の金属材料から形成されており、ダミーシールド層15’は、下部シールド層15と同一の軟磁性材料から形成されている。この非磁性メタル層41とダミーシールド層15'は、磁気抵抗効果素子2や薄膜記録ヘッドのコイル層からの発熱を効率的に逃がす放熱層として作用する
【0034】
上述したように、QST電気特性は下部シールド層15のハイト方向の長さH2が小さい程優れるが、本発明者らは、下部シールド層15の周囲に、電気的磁気的に非導通の分断された、該下部シールド層15と同一の軟磁性材料からなるダミーシールド層15’を配しても、QST特性は悪化することがなく、かつこの下部シールド層15とダミーシールド層15’との間に放熱層としての非磁性メタル層41を挟むことで、優れた放熱性も維持できることを見出した。
【0035】
非磁性メッキ層41の形成面積(Z方向から見た面積)は、効率良く放熱を促すために、少なくとも下部シールド層15の10乃至100倍程度以上とする。非磁性メタル層41は、基板12や保護層13と同程度の広い(表)面積に亙って形成されていてもよい。なお、非磁性メタル層41はメッキまたはスパッタによって形成されるものであり、該非磁性メタル層41を形成する前に保護層13上に形成するメッキ下地層の図示は省略している。
【0036】
このように上部シールド層37に比してトラック幅方向長さ及びハイト方向長さの小さい下部シールド層15の周囲に、該下部シールド層15と同一の成膜高さに位置させて、非磁性メタル層41を挟んで下部シールド層15と同一の軟磁性材料からなるダミーシールド層15’が存在すると、QST電気特性を損なうことなく、非磁性メタル層41から効率よく放熱させることができる。よって、磁気抵抗効果素子2として発熱量大のGMRを使用しても、発生する熱を非磁性メタル層41に受けとめて、GMRとしての機能を有効に発揮することができる。
【0037】
次に、図1に示す薄膜磁気ヘッドの製造方法について、図4及び図5を参照して説明する。図4及び図5は、記録媒体との対向面(ABS面)側から見た部分断面図である。
【0038】
(1)最初に、例えばアルチック(アルミニウムチタンカーバイト、AlTiC)などのセラミックス材料からなる基板12上に、アルミナ(Al23)などで保護層(アンダコート)13を積層形成する。
【0039】
(2)次に、保護層13の上にメッキ下地のパーマロイ(図略)を成膜した後、フォトレジストを用いたフレームメッキ法により、下部シールド層15及び該下部シールド層15の周囲に位置するダミーシールド層15’を形成する。下部シールド層15の形成範囲(大きさ)は、フォトレジストにより規定される。より具体的な下部シールド層15のABS面に臨む形成範囲(大きさ)は、図3に示されるように、トラック幅方向(X方向)の長さL1が、トラック領域及びその両側領域であってハードバイアス層33及び電極層34に僅かにかかる接近対向領域β(図1、2参照)の部分までの長さ(少なくとも、上部シールド層37よりは短い長さ)に設定される。一方、ハイト方向(Y方向)の長さH1は、形状異方性を持たせるために、トラック幅方向(X方向)の長さの1/3、つまり(1/3)L1に設定される。この下部シールド層15の膜厚は、例えば1.2μm前後である。
【0040】
(3)続いて、図4に示すように、下部シールド層15及びダミーシールド層15’の上に、非磁性メタル層41をメッキまたはスパッタにより形成する。なお、フレームメッキ法により下部シールド層15を形成する際に保護層13上に形成するメッキ下地膜は、図5の非磁性メタル層41のメッキ工程では残しておくものとする。
【0041】
(4)そして、図5に示すように、この非磁性メタル層41を下部シールド層15表面が露出するまで平坦化処理する。
【0042】
(5)平坦化処理後は、下部シールド層15、非磁性メタル層41及びダミーシールド層15’の上に、電気絶縁性の高いセラミック、例えばアルミナ(Al23)などで下部ギャップ層16を成膜する。なお、下部ギャップ層16の下または上には、この下部ギャップ層16とは別に、同一または別の絶縁材料で、ギャップ層(エキストラギャップ層)を積層して、電気的絶縁性をさらに向上させるようにしてもよい。
【0043】
(6)続いて、常法に従い、磁気抵抗効果素子2を構成する多層膜20の各層を成膜する。詳細は省略するが、下部ギャップ層16上面である形成面α上に、図2のように、PtMn合金などで形成された反強磁性層22、NiFe合金などの磁性材料で形成された固定磁性層23、Cuなどで形成された非磁性導電層24、NiFe合金などで形成されたフリー磁性層25、及びTaなどで形成された保護層26を順次成膜する。
【0044】
多層膜20を形成する際、この形成面α上に反強磁性層22を直接形成せずに下地層を形成し、その上に反強磁性層22を形成したり、下部ギャップ層16上にTaなどの下地層及びNiFeCr合金などの非磁性材料層で構成されるシードレイヤ層27を積層し、そのシードレイヤ層27の上にPtMn合金などで形成された反強磁性層22を形成してもよい。また固定磁性層23及び(又は)フリー磁性層25をフェリ状態にして形成してもよい。
【0045】
また多層膜20の積層構造としては、図2に示す積層構造とは逆に、フリー磁性層25、非磁性導電層24、固定磁性層23及び反強磁性層22の順で、積層する構造、あるいは反強磁性層22からフリー磁性層25までの各層を図2の多層膜20と同様の順で下から積層させたのち、フリー磁性層25の上にさらに、非磁性導電層、固定磁性層及び反強磁性層を、図2の多層膜20と逆の順で下から積層する構造等が知られている。本実施形態は、多層膜20の構造は問わない。
【0046】
(7)多層膜20の形成後は、多層膜20の最上層である保護層26の上に、下部シールド層15の中央部の上方に位置させて、リフトオフ用のレジスト層をフォトリソグラフィー法により形成する。このレジスト層のX方向の幅は、多層膜20(磁気抵抗効果素子2)のトラック幅を規定する。
【0047】
ここで、上述したように下部シールド層15の形成範囲が小さいと、次世代描画装置として実用化されつつある電子線描画装置(EB)によって磁気抵抗効果素子2のトラック幅を正確に規定できるという別の観点からの効果も期待できる。すなわち、電子線描画装置によって、上記リフトオフ用のレジスト層を描画するとき、多数の薄膜磁気ヘッド1用のウエハ全体に均一に下部シールド層を形成する、いわゆる全面下部シールドでは、下部シールド層を構成する磁性体のボリュームが大きいため漏れ磁束によって電子線が曲折されてしまい、正確な描画ができない。これに対し、下部シールド層15を各薄膜磁気ヘッド1毎に分断すると、下部シールド層15が小さければ小さいほど、電子線の曲折を生じさせることなく正確な描画ができる。
【0048】
(8)続いて、レジスト層によって覆われていない多層膜20のトラック幅方向(X方向)における両側領域20bをエッチング、例えばIBE(ion-beam etching)などにより除去する。このエッチング工程では、多層膜20の両側領域20bにおいて、下部ギャップ層16の上面(磁気抵抗効果素子2の形成面α)が露出する深さまで、つまり反強磁性層22まで全てを削り込む(除去する)。これにより、残された多層膜20の両側端面20bは、反強磁性層22から保護層26に達する連続した傾斜面となり、多層膜20はほぼ台形状となる。
【0049】
(9)続いて、多層膜20の両側領域20bに露出している下部ギャップ層16の形成面α上に、下方から順に、バイアス下地層32、ハードバイアス層33、電極層34及び保護層35をスパッタ成膜する。
【0050】
即ち、まず、多層膜20の両側領域での形成面α上において、多層膜20の両側端面20aにかけて、バイアス下地層32をスパッタ成膜する。このスパッタ成膜は、形成面αの垂直方向(図示Z方向)に対して、スパッタ粒子入射角度θを有して行われる。つまり、バイアス下地層32は、形成面αの垂直方向に対して傾いた方向からスパッタ成膜され、このため、多層膜20の左右の下部ギャップ層16上に形成される平坦部32aと、多層膜20の両側端面20a上に沿って保護層26方向に延びる延出部32bとを有することとなる。
【0051】
このバイアス下地層32は、前述のように、結晶構造が(bcc)構造の金属膜で形成することが好ましく、そのような金属膜としてはCr、W、Mo、V、Mn、Nb、Taのうちいずれか1種以上を選択できる。なかでも、次の工程で形成されるハードバイアス層33の結晶構造を(hcp)構造にしやすく、ハードバイアス層33の保磁力を大きくすることができるCr膜が好ましい。
【0052】
(10)続いて、バイアス下地層32上にCoPtCr合金などによるハードバイアス層33をスパッタ成膜する。
【0053】
このように、バイアス下地層32の下に、直接、反強磁性層22が形成されていない構造とすると、バイアス下地層32の結晶配向を適切に整えることができ、よってバイアス下地層32上に形成されるハードバイアス層33の保磁力を高めることができる。
【0054】
(11)続いて、ハードバイアス層33上にCrやAuなどの電極層34をスパッタ成膜した後、電極層34の上にTaなどの保護層35をスパッタ成膜する。
【0055】
(12)そして、リフトオフ用のレジスト層を除去し、続いて磁気抵抗効果素子2上に上部ギャップ層36及び上部シールド層37を形成する。上部ギャップ層36は、トラック幅方向(X方向)については、少なくとも多層膜20の両側領域にある左右のハードバイアス層33及び電極層34をカバーする程度に形成する。一方、上部シールド層37は、図3に示すように、トラック幅方向(X方向)の長さL2が、下部シールド層15の長さL1よりも十分に長く、かつ、ハイト方向(Y方向)の長さH2についても、下部シールド層15の長さH1よりも十分に長く形成する。
【0056】
以上により、図1に示す薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0057】
以上の実施形態の薄膜磁気ヘッド1は、再生用の磁気ヘッドであるが、この薄膜磁気ヘッド1の上(Z方向)には記録用の薄膜インダクティブヘッド(薄膜記録ヘッド)を積層形成して録再ヘッドとすることが一般的に行われている。薄膜記録ヘッドは、概略的には、上部シールド層37上に下部コア層を積層し(ピギーバックタイプ)(あるいは上部シールド層が下部コア層を兼ね(マージドタイプ))、この下部コア層上に、ABS面に臨む磁極部とコイル層、上部コア層及び保護層を順次積層してなっている。本発明は、このような録再ヘッドにも勿論適用できる。
【0058】
以上では、放熱層として非磁性メタル層41を用いたが、この非磁性メタル層41を非金属材料である窒化アルミニウムに代えて放熱層とすることもできる。非磁性メタル、窒化アルミニウムのいずれもが、従来保護層として用いられていた保護層よりも伝熱性が高い。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、下部シールド層のトラック幅方向の長さが、上部シールド層の同方向の幅より小さく、トラック幅より大きく形成されており、トラック幅方向での下部シールド層のうち、電極層の直下に存在する部分の長さを削減してある。従って、例えば電極層直下に設けた下部ギャップ層にピンホールなどを生じているような場合に、電極層からの電流が分流して下部シールド層との間でショートやリークを生じる、といったトラブルが発生する確率を低減できるようになる。
【0060】
さらに、本発明によれば、例えばGMRなどのように発熱の大きな磁気抵抗効果素子を使用する場合あるいは記録用薄膜ヘッドを積層形成する場合でも、磁気抵抗効果素子やコイル層からの熱を効果的に放熱して発熱による不都合を有効に防止することができるようになり、発熱に伴うトラブルを有効に防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による薄膜磁気ヘッドの一実施形態を示す、記録媒体との対向面(ABS面)側から見た部分断面図である。
【図2】図1に示す薄膜磁気ヘッドのトラック領域の中央部から右側部分の領域を拡大した部分断面図である。
【図3】本発明における下部シールド層と上部シールド層との大きさをハイト方向で示す説明図である。
【図4】本発明における薄膜磁気ヘッドの製造方法の一工程図である。
【図5】図4に示す工程の次に行われる一工程図である。
【図6】薄膜磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子に要求されるQST電気特性を説明するグラフ図である。
【図7】従来の薄膜磁気ヘッドをABS面側から見た部分断面図である。
【図8】従来の薄膜磁気ヘッドに設けた下部シールド層及び上部シールド層のハイト方向の大きさを示す説明図である。
【符号の説明】
2 磁気抵抗効果素子
12 基板
15 下部シールド層(小面積下部シールド層)
15’ ダミーシールド層
16 下部ギャップ層
20 多層膜
20a (多層膜の)両側端面
20b トラック幅方向(図示X方向)における両側領域
32 バイアス下地層
33 ハードバイアス層
34 電極層
36 上部ギャップ層
37 上部シールド層
α 形成面
β 接近対向領域
H1 下部シールド層のハイト方向長さ
L1 下部シールド層のトラック幅方向長さ
H2 上部シールド層のハイト方向長さ
L2 上部シールド層のトラック幅方向長さ
X トラック幅方向
Y ハイト方向
Z 積層(高さ)方向

Claims (10)

  1. 上部シールド層と下部シールド層との間に、磁気抵抗効果を発揮する多層膜を有する薄膜磁気ヘッドにおいて、
    上記下部シールド層のトラック幅方向の長さが、上部シールド層の同方向の幅よりも小さく且つ上記多層膜のトラック幅より大きく規定されており、
    上記下部シールド層の周囲のABS面側を除く周囲には、該下部シールド層と同一の成膜高さに位置させて、アルミナより伝熱性が高い材料からなる放熱層と、この放熱層の外側に位置する、下部シールド層と同一の軟磁性材料からなるダミーシールド層とが存在することを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 請求項1項記載の薄膜磁気ヘッドにおいて、上記放熱層は、非磁性メタルまたは窒化アルミニウムからなっている薄膜磁気ヘッド。
  3. 請求項1または2記載の薄膜磁気ヘッドにおいて、上記下部シールド層のABS面に垂直なハイト方向の長さが、上記トラック幅方向長さより小さい薄膜磁気ヘッド。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の薄膜磁気ヘッドにおいて、上記下部シールド層のトラック幅方向の長さが、トラック幅の10乃至20倍である薄膜磁気ヘッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の薄膜磁気ヘッドにおいて、上記多層膜が、巨大磁気抵抗効果を発揮する多層膜からなる薄膜磁気ヘッド。
  6. 基板上に、小面積の下部シールド層の形成範囲を規定するレジスト層を形成して後、該基板上に軟磁性材料を成膜して上記レジスト層に囲まれた小面積下部シールド層と該レジスト層の外側のダミーシールド層とを形成する工程と
    上記レジスト層を除去し、小面積下部シールド層及びダミーシールド層上にアルミナより伝熱性が高い材料からなる放熱層を形成して後、該放熱層、小面積下部シールド層及びダミーシールド層の表面を同一の平坦面に研磨する工程と
    この平坦面上に下部ギャップ層を形成する工程と
    この下部ギャップ層の上に、上記小面積下部シールド層の上部に位置させて磁気抵抗効果を発揮する多層膜を形成する工程と
    この多層膜の上にレジスト層を形成する工程と
    このレジスト層に覆われない上記多層膜をエッチングにより除去する工程と
    上記多層膜が除去された下部ギャップ層の上の上記多層膜の両側に、バイアス層及び電極層を形成するとともに、上記レジスト層を除去する工程と
    この多層膜の直上に、上部ギャップ層と上部シールド層とを形成する工程とを有しており、
    上記小面積下部シールド層のトラック幅方向の長さは、上部シールド層の同方向の幅より小さく且つ上記多層膜のトラック幅より大きく規定することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  7. 請求項記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法において、上記放熱層は、非磁性メタルまたは窒化アルミニウムからなっている薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  8. 請求項6または7記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法において、上記放熱層の形成面積は、上記下部シールド層の同面積の10乃至100倍以上である薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  9. 請求項6ないし8のいずれか一項に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法において、上記小面積下部シールド層のトラック幅方向の長さが、トラック幅の10乃至20倍である薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  10. 請求項6ないし9のいずれか一項に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法において、上記多層膜が、巨大磁気抵抗効果を発揮する多層膜からなる薄膜磁気ヘッドの製造方法。
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