JP3660384B2 - 外部同調カメラ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、外部のカメラによるストロボ発光に同調して撮像を行う外部同調カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、銀塩カメラでは、撮影の終了後にフィルムの現像およびプリントなどの作業を行うため、撮影者はその場で即座に写真の仕上がりを確認することができない。
そこで、スタジオ撮影などにおいては、本番の撮影に先立って、インスタント写真用のカメラで予備の撮影が行われ、そのインスタント写真の仕上がりに基づいて、被写体への照明が調節されたり、露出値の補正などが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、本番の撮影に先立って、インスタント写真の撮影が行われるために、本番の撮影におけるシャッターチャンスの適否を判定することができないという問題点があった。
そのため、例えば、被写体である人物が目を閉じていたか否かを判断できず、万全を期すためには、複数枚の銀塩写真を撮影しておく必要があった。
【0004】
さらに、このような問題点を避けるために、銀塩カメラ側からレリーズに同期したトリガ信号を出力させ、このトリガ信号に同期してインスタントカメラ側のシャッターを切ることが考えられるが、そのためには、銀塩カメラ側にレリーズの瞬間にトリガ信号を出力する端子を特別に備えなければならず、一般的な銀塩カメラを使用できないという問題点があった。
【0005】
特に、レリーズが押されてからシャッターが切られるまでの所要時間は、カメラの機種ごとに異なるので、レリーズに同期したトリガ信号のみで、シャッターチャンスを完全に同期させることは困難であった。
また、銀塩カメラからストロボ同調用のX接点が出力されるので、このX接点をインスタントカメラのレリーズソケットに接続することにより、銀塩写真とインスタント写真とのレリーズのタイミングを同調させることが考えられる。
【0006】
しかし、図11に示されるように、X接点は、銀塩カメラのシャッターが全開になった瞬間に出力される。したがって、このX接点をトリガにしてインスタントカメラのシャッターを駆動すると、シャッターの動作に要する時間だけインスタント写真のレリーズが遅れるため、銀塩写真とインスタント写真とのレリーズのタイミングを同調させることができなかった。
【0007】
すなわち、X接点が出力されてから、ストロボ発光が終了するまでの時間は、高々 数msecであり、その時間内にインスタントカメラのシャッターを切ることは不可能であった。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するために、銀塩写真の仕上がりをその場で予想し、かつシャッターチャンスの適否を的確かつ容易に確認できる外部同調カメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1〜3に対応する原理ブロック図である。
【0010】
請求項1に記載の発明は、被写体像を光電変換する撮像手段1と、撮像手段1に結像する光束を遮蔽する遮蔽手段2と、その遮蔽手段2を開状態に保つバルブ手段3と、外部のストロボ発光に同期した同調信号を出力する同調手段4と、その同調手段4から同調信号が出力されるまで、撮像手段1に生じる電荷を排出する排出手段5と、バルブ手段3により遮蔽手段2が開いた状態で、同調手段4から同調信号が出力されると、撮像手段1に蓄積された電荷を転送して画像信号を生成する転送手段6とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の外部同調カメラにおいて、同調手段は、外部のストロボ光を受光することにより、ストロボ光に同期した同期信号を出力することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2の外部同調カメラにおいて、バルブ手段3が、遮蔽手段2が開いた状態で予め定められた時間が経過すると、その遮蔽手段2を閉状態に戻すことを特徴とする。
図2は、請求項4に対応する原理ブロック図である。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項の外部同調カメラにおいて、転送手段6により取り出された画像信号を記録媒体に記録する記録手段7を有し、バルブ手段3は、その記録手段7に記録媒体が装填されていないときは、遮蔽手段2を閉状態に保つことを特徴とする。
【0012】
図3は、請求項5に対応する原理ブロック図である。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項の外部同調カメラにおいて、外部から連写モードが設定される連写設定手段8を有し、転送手段6は、連写設定手段8に連写モードが設定された状態では、同調手段4から同調信号が出力されるたびに、撮像手段1に蓄積された電荷を転送することを特徴とする。 図4は、請求項6に対応する原理ブロック図である。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項の外部同調カメラにおいて、外部のストロボ発光に同調して撮像する撮影モードの表示を行う表示手段9と、バルブ手段3により遮蔽手段2が開いた状態では、表示手段9の表示を点滅させる表示点滅手段9aとを有したことを特徴とする。
図5は、請求項7に対応する原理ブロック図である。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項の外部同調カメラにおいて、外部から露出値が手動設定される露出設定手段10と、その露出設定手段10により設定される露出値と適正露出値との差を表示する露出差表示手段10aとを有し、その露出差表示手段10aは、バルブ手段3により遮蔽手段2が開いた状態では、露出値と適正露出値との差を表示しないことを特徴とする。
【0015】
【作用】
請求項1の外部同調カメラでは、バルブ手段3により遮蔽手段2が開放され、撮像手段1に被写体像が結像する。
排出手段5は、被写体像の結像に伴って蓄積される電荷を撮像手段1から逐次排出して、電荷の蓄積を防止する。
【0016】
この状態において、外部のカメラがストロボ撮影を行うと、同調手段4は、そのストロボ発光に同期した同調信号を出力する。
このような同調信号が出力されると、排出手段5による電荷の排出動作が停止され、所定時間だけ電荷の蓄積が行われた後に、転送手段6によって撮像手段1に蓄積された電荷が転送されて、画像信号が生成される。
【0017】
このように、遮蔽手段2を予め開状態に保って、外部のカメラの撮影を待機することにより、遮蔽手段2の開閉に所要する遅れなく、外部のカメラの撮影と同じタイミングで画像信号が取り出される。
【0018】
請求項2の外部同調カメラでは、外部のストロボ光を受光することによって、ストロボ光に同期した同期信号を生成する。
請求項3の外部同調カメラでは、遮蔽手段2の開状態が、予め定められた時間を超過すると、バルブ手段3は遮蔽手段2を閉じる。
このように、遮蔽手段2を開く時間を制限することにより、遮蔽手段2を開状態に保つために要する電力量が節約される。
請求項4の外部同調カメラでは、記録手段7は、記録媒体が装填されていない場合、画像信号の記録を行うことが不可能なので、バルブ手段3は遮蔽手段2を開かない。
【0019】
このように、バルブ手段3が遮蔽手段2を開かないことにより、遮蔽手段2を開状態に保つために無駄に消費される電力量が省かれる。
請求項5の外部同調カメラでは、連写設定手段8により連写モードが設定されると、バルブ手段3は遮蔽手段2の開状態を継続して保ち、その間に、転送手段6は、同調信号が出力されるたびに、撮像手段1から画像信号を取り出す。
【0020】
このようにすることにより、外部のカメラの連写撮影に同期して画像信号が逐次取り出される。
請求項6の外部同調カメラでは、表示手段9が、外部のストロボ撮影に同調して被写体を撮像する撮影モードの表示を行う。表示点滅手段9aは、遮蔽手段2が開いている期間、この表示を点滅させる。
【0021】
このように、表示を点滅させることより、外部のストロボ撮影に同期して撮像を待機している状態を強調して表示することができる。
請求項7の外部同調カメラでは、外部から手動で露出値を設定する露出設定手段10を備え、設定された露出値と、適正露出値との露出差を表示する露出差表示手段10aを備える。
【0022】
一般に、操作者は、露出値を手動設定する場合、露出差表示手段10aに表示される露出差を参考にする。
しかし、遮蔽手段2が開いた状態では、撮像手段1の光学系から、図示しない測光系に光を取り込むことができないので、適正露出値を正確に得ることができない。そこで、露出差の表示を行なわないことにより、不正確な適正露出値を参考にして露出値を手動設定されることがなくなる。
【0023】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
図6は、請求項1〜7に対応する実施例を示す図である。
図7は、本実施例の電子カメラの上面図である。
これらの図において、撮影レンズ21の光軸上にはクイックリターンミラー22が斜めに配置され、クイックリターンミラー22の反射方向には、焦点板23およびレンズ23aを介してハーフミラー24が配置される。このハーフミラー24の透過方向には測光部25が配置され、反射方向にはファインダ光学系が配置される。
【0024】
一方、クイックリターンミラー22の背面部には、測距部26が配置される。このクイックリターンミラー22の後方には、縮小光学系を構成するレンズ27a,ミラー27b,27cおよびコンデンサレンズ28が配置される。
このコンデンサレンズ28の光軸上には、先幕30aおよび後幕30bからなるシャッター30を介して、CCD素子31の受光部31aが配置される。
【0025】
このCCD素子31の基板上には、電荷排出回路31bおよび転送回路31cが形成され、転送回路31cの出力は、撮像信号処理回路32,A/D変換部33を介して、フレームメモリ34に入力される。
このフレームメモリ34の出力は、圧縮処理回路35および記録回路36を介して、メモリカード37に記録される。このメモリカード37の有無を示す信号は、マイクロプロセッサ38の入力端子に取り込まれる。
【0026】
また、マイクロプロセッサ38の入力端子には、ストロボ受光部39,連写切換スイッチ40,コマンドダイヤル41,露出モードスイッチ42およびレリーズ43の出力端子が個別に接続される。
一方、マイクロプロセッサ38の出力端子は、CCD素子31,ミラー駆動機構44,絞り駆動機構45,シャッター駆動機構46,本体表示部47aおよびファインダ内表示部47bに個別に接続される。
【0027】
なお、本実施例と請求項1〜3に記載の発明との対応関係については、受光部31aは撮像手段1に対応し、クイックリターンミラー22およびシャッター30は遮蔽手段2に対応し、ミラー駆動機構44,シャッター駆動機構46およびマイクロプロセッサ38はバルブ手段3に対応し、ストロボ受光部39およびマイクロプロセッサ38は同調手段4に対応し、電荷排出回路31bは排出手段5に対応し、転送回路31cは転送手段6に対応する。
【0028】
また、本実施例と請求項4に記載の発明との対応関係については、撮像信号処理回路32,A/D変換部33,フレームメモリ34,圧縮処理回路35および記録回路36は、記録手段7に対応する。
さらに、本実施例と請求項5に記載の発明との対応関係については、連写切換スイッチ40およびマイクロプロセッサ38は、連写設定手段8に対応する。
【0029】
また、本実施例と請求項6に記載の発明との対応関係については、本体表示部47aは表示手段9に対応し、マイクロプロセッサ38は表示点滅手段9aに対応する。
さらに、本実施例と請求項7に記載の発明との対応関係については、コマンドダイヤル41および露出モードスイッチ42は露出設定手段10に対応し、ファインダ内表示部47bは露出差表示手段10aに対応する。
【0030】
図8および図9は、本実施例の動作を示す流れ図である。
また、図10は、本実施例のタイミングチャートである。
以下、これらの図を用いて本実施例の動作を説明する。
【0031】
操作者は外部同調撮影を行うために、まず、露出モードスイッチ42をマニュアル露出モードに切り換え、コマンドダイヤル41を回動して、「外部同調モード」に設定する。
このように、外部同調モードおよびマニュアル露出モードが設定されると(ステップS1,S2)、マイクロプロセッサ38はメモリカード37が装填されているか否かを判定する(ステップS3)。
【0032】
メモリカード37が装填されているときは、本体表示部47aのシャッター速度の箇所に「SY」の文字を表示し、さらに、ファインダ内表示部47bの露出差表示を消灯して、外部同調モードに設定されたことを示す(ステップS4)。
この状態でレリーズ43が全押しされるまで待機し、その間にマニュアル露出モードが解除されたり、メモリカード37が抜き出されると、「SY」の表示を消灯して通常の動作に戻る(ステップS5,S6,S7)。
【0033】
一方、レリーズ43が全押しされると(ステップS8)、マイクロプロセッサ38は「SY」の表示を点滅させて外部同調の待機状態を示す(ステップS9)。
次に、マイクロプロセッサ38は、ミラー駆動機構44を介して、クイックリターンミラー22を跳ね上げた状態に保持し(ステップS10)、さらに、シャッター駆動機構46を介して、先幕30aを開いてシャッター30をバルブ状態に保持する(ステップS11)。
【0034】
このようにCCD素子31の光路を開けることにより、CCD素子31の受光部31aに被写体像が結像する。この状態が10秒を越えると(ステップS12)、クイックリターンミラー22および先幕30aを元の位置に戻して、光路を閉じる。
一方、光路が開いている間、マイクロプロセッサ38は、電荷排出回路31bを介して、受光部31aに蓄積される電荷を逐次排出し、電荷の蓄積を防止する(ステップS13)。
【0035】
この状態で、外部のカメラがストロボ撮影を行うと、ストロボ受光部39は、そのストロボ光を受光して、同調信号を出力する。
マイクロプロセッサ38は、この同調信号を取り込むと(ステップS14)、電荷排出回路31bの排出動作を停止させ、所定時間だけ電荷の蓄積を行う。
ここで、転送回路31cは、受光部31aに蓄積された電荷を転送して、画像信号を生成する。この画像信号は、圧縮処理などを施され、メモリカード37に記録される(ステップS15)。
【0036】
ここで、連写切換スイッチ40により連写モードが設定されていると(ステップS16)、光路を開いた状態でステップS12に戻リ、次回のストロボ撮影を待機する。
一方、単写モードに設定されているか、あるいは光路を開いた状態が10秒を超過すると、マイクロプロセッサ38は、「SY」の点滅を解除し(ステップS18)、先幕30aおよびクイックリターンミラー22を元の位置に戻す(ステップS19)。
【0037】
この状態で、レリーズの待機状態(ステップS5)に戻り、以上の動作を繰り返す。
このように、本実施例の電子カメラは、クイックリターンミラー22とシャッター30を開状態に保持し、かつCCD素子31に蓄積される電荷を逐次排出する状態で、外部のカメラのストロボ撮影を待機する。
【0038】
そのため、クイックリターンミラー22やシャッター30の開閉に所要する遅れなく、外部のカメラのストロボ撮影と同じタイミングで画像信号を生成し、即座に確認することができる。
したがって、外部のカメラのシャッターチャンスの適否を的確に判定することができるので、従来のように、万全を期して複数枚の写真を撮影しておく必要がなく、フィルムを無駄に消費することがなくなる。
【0039】
また、同調信号として、外部のカメラに標準的に装備されるX接点を使用することができるので、外部のカメラとして、特殊なカメラを必要とせずに、一般的な銀塩カメラを使用することができる。
また、光路を開いた状態で、予め定められた時間を超過すると、クイックリターンミラー22およびシャッター30を閉じるので、これらを開状態に保つために要する電力量を節約することができる。
【0040】
さらに、メモリカード37が装填されていない場合、マイクロプロセッサ38は、クイックリターンミラー22およびシャッター30を開かない。そのため、これらを開状態に保つために無駄に消費される電力量を大幅に省くことができる。
また、連写モードに設定されていると、光路を開いた状態で継続して、ストロボ発光を待機するので、外部のカメラの連写撮影に同期して、画像信号を逐次取り出すことができる。
【0041】
さらに、光路を開いて待機している期間、「SY」の表示を点滅させることより、外部のストロボ撮影の待機状態を強調して表示することができる。
また、光路を開いた状態では、ファインダ内表示部47bの露出差表示を消灯するので、不正確な適正露出値を参考にして露出値を手動設定されるおそれがなくなる。
【0042】
なお、本実施例では、CCD素子31を撮像素子として使用しているが、それに限定されるものではなく、MOS撮像素子,撮像管その他の撮像素子を使用してもよい。
また、本実施例では、クイックリターンミラー22およびシャッター30を用いて、光路の開閉を行なっているが、それに限定されず、例えば、レンズシャッターカメラでは、レンズシャッターを用いて光路の開閉を行なってもよい。
【0043】
さらに、本実施例では、光路を開く時間を10秒に制限しているが、それに限定されるものではなく、任意の時間に設定してもよい。
また、本実施例では、ストロボ受光部39を設けて同調信号を生成しているが、このような構成に限定されず、外部のカメラのX接点を同調信号として取り込んでもよい。
【0044】
さらに、本実施例では、ストロボ受光部39をカメラ本体に一体的に設けているが、それに限定されるものではなく、ストロボ受光部39をカメラ本体に設けられた入力端子に着脱可能な別体としてもよい。また、この入力端子をX接点の入力端子と兼用してもよい。
また、本実施例では、二次結像面であるCCD素子31の近傍にシャッター31を配置しているが、この構成に限定されるものではなく、撮影レンズ21による一次結像面であるレンズ27aの近傍にシャッター31を配置してもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,2の外部同調カメラでは、バルブ手段が遮蔽手段を開状態に保持して、外部のカメラのストロボ撮影を待機するので、遮蔽手段の開閉に要する遅れが生じず、外部のカメラのストロボ撮影と同じタイミングで画像信号を取り出すことができる。
【0046】
したがって、外部同調カメラから取り出された画像信号に基づいて、外部のカメラにおけるシャッターチャンスの適否を容易かつ的確に判定することができる。 また、従来のように万全を期して、複数枚の銀塩写真などを撮影しておく必要がなく、フィルムを無駄に消費することがなくなる。
さらに、同調手段として、外部のカメラに標準的に装備されるX接点を使用することができるので、外部のカメラとして、一般的な銀塩カメラを使用することができる。
【0047】
請求項3の外部同調カメラでは、予め定められた時間を超過すると、バルブ手段が遮蔽手段を閉じるので、遮蔽手段を開状態に保つために要する電力量を大幅に節約することができる。
請求項4の外部同調カメラでは、記録媒体が装填されていないときに、バルブ手段が遮蔽手段を開かない。
【0048】
したがって、遮蔽手段を開状態に保つために無駄に消費される電力量を大幅に省くことができる。
請求項5の外部同調カメラでは、遮蔽手段の開状態を保ちつつ、同調信号に同期して画像信号を逐次に取り出すので、外部のカメラの連写撮影に同期して、画像信号を取り出すことができる。
【0049】
請求項6の外部同調カメラでは、遮蔽手段が開いている期間、撮影モードの表示を点滅させることより、外部同期の待機状態を強調して表示することができる。
請求項7の外部同調カメラでは、遮蔽手段が開いた状態では、適正露出値を正確に得ることができないので、露出差の表示を行なわない。そのため、不正確な適正露出値を参考にして露出値を手動設定されるおそれがなくなる。
このように、本発明を適用したカメラを用いることにより、銀塩写真の仕上がりをその場で速やかに予想し、かつシャッターチャンスの適否を容易かつ的確に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜3に対応する原理ブロック図である。
【図2】 請求項4に対応する原理ブロック図である。
【図3】 請求項5に対応する原理ブロック図である。
【図4】 請求項6に対応する原理ブロック図である。
【図5】 請求項7に対応する原理ブロック図である。
【図6】 請求項1〜7の実施例を示す図である。
【図7】 本実施例の電子カメラの上面図である。
【図8】 本実施例の動作を示す流れ図(1)である。
【図9】 本実施例の動作を示す流れ図(2)である。
【図10】 本実施例のタイミングチャートである。
【図11】 X接点のタイミングを示す説明図である。
Claims (7)
- 被写体像を光電変換する撮像手段と、
前記撮像手段に結像する光束を遮蔽する遮蔽手段と、
前記遮蔽手段を開状態に保つバルブ手段と、
外部のストロボ発光に同期した同調信号を出力する同調手段と、
前記同調手段から同調信号が出力されるまで、前記撮像手段に生じる電荷を排出する排出手段と、
前記バルブ手段により遮蔽手段が開いた状態で、前記同調手段から同調信号が出力されると、前記撮像手段に蓄積された電荷を転送して画像信号を生成する転送手段と、
を備えたことを特徴とする外部同調カメラ。 - 請求項1に記載の外部同調カメラにおいて、
前記同調手段は、外部のストロボ光を受光することにより、前記ストロボ光に同期した前記同期信号を出力する
ことを特徴とする外部同調カメラ。 - 請求項1または請求項2に記載の外部同調カメラにおいて、
前記バルブ手段は、
前記遮蔽手段が開いた状態で、予め定められた時間が経過すると、前記遮蔽手段を閉状態に戻す
ことを特徴とする外部同調カメラ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の外部同調カメラにおいて、
前記転送手段により取り出された画像信号を記録媒体に記録する記録手段を有し、
前記バルブ手段は、前記記録手段に前記記録媒体が装填されていないときは、遮蔽手段を閉状態に保つ
ことを特徴とする外部同調カメラ。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の外部同調カメラにおいて、
外部から連写モードが設定される連写設定手段を有し、
前記転送手段は、前記連写設定手段に連写モードが設定された状態では、前記同調手段から前記同調信号が出力されるたびに、前記撮像手段に蓄積された電荷を転送する
ことを特徴とする外部同調カメラ。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の外部同調カメラにおいて、
外部のストロボ発光に同調して撮像する撮影モードの表示を行う表示手段と、 前記バルブ手段により前記遮蔽手段が開いた状態では、前記表示手段の表示を点滅させる表示点滅手段とを有した
ことを特徴とする外部同調カメラ。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の外部同調カメラにおいて、
外部から露出値が手動設定される露出設定手段と、
前記露出設定手段により設定される露出値と適正露出値との差を表示する露出差表示手段とを有し、
前記露出差表示手段は、前記バルブ手段により前記遮蔽手段が開いた状態では、露出値と適正露出値との差を表示しない
ことを特徴とする外部同調カメラ。
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JP02546295A Expired - Fee Related JP3660384B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 外部同調カメラ |
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