JP3660331B2 - トランク用バニティミラー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車等に取り付けられるトランクリッドに設けられて、身嗜みを整える際に使用される、トランク用バニティミラー装置に関し、特に、トランクリッドの内壁に設けられた枢軸にバニティミラーのバックプレートを、バニティミラーがトランクリッドの内壁に重なる格納位置と任意の使用位置との間を回動し得るように支承し、前記バックプレートに、その格納位置でトランクリッドの内壁に設けられた保持軸を把持するクリップ手段を設けたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランク用バニティミラー装置では、クリップ手段として、バックプレートの背面から平行して起立した一対のクリップ片で構成し、これらクリップ片にトランクリッドの保持軸を弾性的に把持させて、バニティミラーを格納位置に保持するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記クリップ手段には、バニティミラーの格納状態ではバニティミラーが振動等により妄りに回動しないようにその保持力を強める反面、バニティミラーの使用後は、これを軽快に格納位置へ戻すことを可能にするという、相反する二つの要求があり、従来のものでは、それらの要求を同時に満足させることが困難であった。
【0003】
そこで、本発明は、上記二つの要求を満足させ、格納状態ではバニティミラーの保持力を強化しつゝ、バニティミラーの格納位置への軽快な戻しを可能にした、前記トランク用バニティミラー装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、トランクリッドの内壁に設けられた枢軸にバニティミラーの合成樹脂製バックプレートを、バニティミラーがトランクリッドの内壁に重なる格納位置と任意の使用位置との間を回動し得るように支承し、前記バックプレートに、その格納位置でトランクリッドの内壁に設けられた保持軸を把持するクリップ手段を設けた、トランク用バニティミラー装置であって
前記クリップ手段、それぞれバックプレートから立ち上がって前記保持軸の直前で互いに交差する一対の弾性指部と、これら弾性指部の先端に形成され、各弾性指部の弾性力により各弾性指部の基端と反対側で前記保持軸の一側面に係合する爪部とからなる少なくとも一対のクリップ片で構成され、前記バックプレートには、このバックプレートの一部で前記クリップ片を構成するようにクランク状のスリットが形成されていることを第1の特徴とする。
【0005】
この第1の特徴によれば、両爪部間に保持軸を押し込むときは、両弾性指部が両爪部間を広げるように撓むことになり、両爪部間に保持軸を比較的軽い押圧力で押し込むことができ、反対に、保持軸を把持している両クリップ片を保持軸から引き離そうとするときは、両弾性指部が両爪部間を狭めるように撓むことになり、爪部と保持軸間の摩擦抵抗が増して、両クリップ片の保持軸に対する保持力が増加する。こうして、バニティミラーの使用位置から格納位置への軽快な戻しを可能にしながら、バニティミラーの格納位置での保持力を強化することができる。また特にバックプレートを合成樹脂製とし、このバックプレートには、このバックプレートの一部で前記クリップ片を構成するようにクランク状のスリットを形成したことにより、バックプレートとクリップ片との一体成形を容易に行うことができる。
【0006】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記トランクリッドが、車体に固定されるトランクボックスの前端部に開閉可能に軸支され、その軸支部と前記保持軸との軸間距離が、同軸支部と前記枢軸との軸間距離よりも短いことを第2の特徴とする
【0007】
さらに本発明は、第2の特徴に加えて、前記バックプレートの、前記クリップ片から前記保持軸の軸方向に沿って離れた角部に、これに指を掛けてバニティミラーを使用位置に回動し得る指掛け部を設けたことを第3の特徴とする。
【0008】
この第3の特徴によれば、バニティミラーを格納位置から任意の使用位置に操作するときは、バックプレート下部の左右何れかの角部の指掛け部を手前に引いて、合成樹脂製のバックプレートに多少の弾性変形を与えることにより、一対のクリップ片の爪部が片側側から順に保持軸から外れていくことになるから、比較的軽い操作力をもってクリップ片を保持軸から離脱させることができる。
【0009】
さらにまた本発明は、第1〜第3の特徴の何れかに加えて、前記バニティミラーを、前記バックプレートに、ミラーを支持したミラー支持体を結合して構成し、バックプレート及びミラー支持体間にクッション材を介裝したことを第4の特徴とする。
【0010】
この第4の特徴によれば、バニティミラーを使用位置から格納位置へ勢いよく戻したときでも、その衝撃力を、バックプレート及びミラー支持体間のクッション材により吸収することにより、バックプレートの衝撃振動による異音の発生を抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面に示す本発明の好適な一実施例に基づき以下に説明する。 図1は本発明を適用したトランクを備える自動二輪車の側面図、図2は図1のトランクを開放してバニティミラーの使用状態を示す斜視図、図3は図2の3矢視図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図5の7−7線断面図、図8はバニティミラー装置の作用説明図、図9はバニティミラー装置の別の作用説明図である。
【0012】
先ず、図1及び図2において、自動二輪車Mの車体には、シート1の後方にトランク2が装備される。このトランク2は、車体に固定されるトランクボックス2aと、このトランクボックス2aの前端部に開閉可能に軸支されるトランクリッド2bとから構成され、そのトランクリッド2bの内壁にバニティミラー5が取り付けられる。
【0013】
図3及び図4に示すように、バニティミラー5は、横長で長方形の合成樹脂製バックプレート6と、このバックプレート6の前面に形成された長方形の浅い凹部6aに収容されると共に、その凹部6a内側壁の複数の係止孔7、7…に複数の係止爪8、8…を弾性的に係合して、バックプレート6に結合される合成樹脂製の額縁状支持枠9と、この支持枠9に、その額縁状部の内側に鏡面を臨ませるミラープレート10と、このミラープレート10を支持枠9と協働して挟持すべく支持枠に連結される押え板11とからなっており、その支持枠9と押え板11とでミラープレート10を保持するミラー支持体12が構成される。このミラー支持体12とバックプレート6との間に発泡ウレタン等からなるクッション材13が圧縮状態で介装される。
【0014】
支持枠9には、また、ミラープレート10を間に置いて左右一対のランプユニット14,14が付設される。支持枠9には、さらに、合成樹脂製のカバー15が、ミラープレート10の鏡面やランプユニット14,14を覆う閉じ位置Cとそれらを開放する開き位置Dとの間を回動し得るように軸支され、このカバー15及び支持枠9間には、カバー15を閉じ位置C及び開き位置Dに保持するクリックストッパ(図示せず)が設けられる。
【0015】
次に図4〜図7を参照しながら、バニティミラー5のトランクリッド2bへの取り付け構造について説明する。
【0016】
先ず図4及び図5において、トランクリッド2bの内壁には、バニティミラー5のバックプレート6を支持する取り付け部材17が設けられる。この取り付け部材17は、丸棒を長方形に屈曲してなるフレーム18と、このフレーム18の左右の短辺部に溶接された一対の取り付け板19とからなっており、その取り付け板19がボルト20によりトランクリッド2bの内壁に固着される。フレーム18の上部の長辺部21はバックプレート6を回動可能に支持する枢軸とされ、下部の長辺部22は、バニティミラー5をトランクリッド2bの内壁に重ねる格納位置Aに保持するのに利用する保持軸とされ、保持軸としての下部の長辺部22とトランクリッド2bの軸支部との軸間距離は、枢軸としての上部の長辺部21とトランクリッド2bの軸支部との軸間距離よりも短い。
【0017】
即ち、図5〜図7に示すように、枢軸21は、バニティミラー5のバックプレート6の背面上部にボルト24及びナット25により固着される左右一対の軸受部材23,23を支承する。これら軸受部材23,23は、鋼板を枢軸21の外周に沿って曲げて相互に重ねた両端部を上記ボルト24及びナット25によりバックプレート6に固着したもので、その固着の際、軸受部材23,23には、枢軸21に対する適度な緊締力が付与される。軸受部材23,23と枢軸21との嵌合位置を規定するために、バックプレート6には、バニティミラー5の格納位置Aでフレーム18の左右両外側面に対向する一対の位置決め突起26,26が形成される。
【0018】
而して、バニティミラー5は、枢軸21周りに格納位置Aと任意の使用位置Bとの間を回動可能であり、バックプレート6を任意の使用位置Bに保持するための保持部材27が前記軸受部材23,23と共に前記ボルト24及びナット25によりバックプレート6に固着される。この保持部材27は、左右の軸受部材23,23間で枢軸21の両側面を弾性的に挟圧する鋼板製の一対の弾性挟持板28,28をU字状に連結してなるもので、一方の弾性挟持板28,28の左右両端部に突設された耳片29,29が前記軸受部材23,23と共にバックプレート6に固着される。各弾性挟持板28の先端部は、複数条のスリット30,30…により、それぞれ独立して枢軸21の外周面に圧接し得る複数の弾性片28a,28a…に分割されている。
【0019】
バックプレート6の下部の左右角部には、バックプレート6を使用位置Bに回動する際に使用する指掛け部31が突設される。
【0020】
また図4及び図5に示すように、バックプレート6の長手方向中央部には、前記保持軸22と協働してバニティミラー5を格納位置Aに保持するクリップ手段32が設けられる。クリップ手段32は、保持軸22の上下両側面を把持する一対のクリップ片33a,33bから構成されるもので、図示例ではその一対のクリップ片33a,33bが2組設けられる。その際、バックプレート6には、両クリップ片33a,33bをバックプレート6の一部で構成するように、クランク状のスリット36が形成される。
【0021】
而して、一対のクリップ片33a,33bは、それぞれバックプレート6から立ち上がって保持軸22の直前で互いに交差する一対の鉤形弾性指部34a,34bと、これら弾性指部34a,34bの先端に形成される爪部35a,35bとからなっており、これら爪部35a,35bは、各弾性指部34a,34bの弾性力により各弾性指部34a,34bの基端と反対側で前記保持軸22の一側面に係合する。
【0022】
尚、バックプレート6及びミラー支持体12間に介装される前記クッション材13は、クリップ手段32と対応する位置に配置される。
【0023】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0024】
バニティミラー5の使用に際しては、図2に示すように、トランクリッド2bの開放状態で、先ずカバー15を下方へ開き、バックプレート6下部の指掛け部31に指を掛けて手前に引くと、各一対のクリップ片33a,33bが保持軸22から離脱し、そしてバックプレート6の軸受部材23,23が枢軸21周りに回転することにより、バニティミラー5が上向きに回動する。その間、軸受部材23,23と一体に回転する一対の弾性挟持板28は固定の枢軸21の外周面を滑りながら挟圧し続ける。そこでユーザが所望の使用位置Bで指掛け部31から手を離せば、軸受部材23,23及び枢軸21間の摩擦による回転抵抗に加えて、相対向する弾性挟持板28,28がその挟圧力により枢軸21との間に摩擦による大なる回転抵抗を発生させることにより、バニティミラー5をその使用位置Bに保持することができる。特に、両弾性挟持板28,28は、枢軸21に対して常に一定の挟圧力を発揮するので、軸受部材23,23の枢軸21に対する緊締力の大小に関係なく、枢軸21に対する回転抵抗が常に安定し、バニティミラー5を任意の使用位置Bに確実に保持することが可能となる。したがって、軸受部材23,23の枢軸21に対する緊締力は、両者間にガタを発生させない程度のものでよいから、その緊締力の厳密な管理は不要となり、組立性の向上に寄与し得る。しかも保持部材27は、一対の軸受部材23,23間の比較的広いスペースを利用して設置されるから、バニティミラー装置の大型化が回避される。
【0025】
また各弾性挟持板28,28の先端部は、複数条のスリット30,30…により、それぞれ独立して前記枢軸21に圧接する複数の弾性片28a,28a…に分割されているから、各弾性挟持板28,28を、その全幅に亙り枢軸21に的確に圧接させ得て、各弾性挟持板28,28及び枢軸21間の摩擦抵抗をより安定させることができ、しかもスリット30,30…の幅を調整することにより、各弾性片28a,28a…の枢軸21に対する圧接力の調整が可能である。
【0026】
さらに保持部材27は、その左右一対の耳部29,29が左右一対の軸受部材23,23と共に、共通のボルト24及びナット25によりバックプレート6に固着されるので、部品点数の削減をもたらし、組立性の更なる向上とコストの低減に寄与し得る。
【0027】
照明ユニット14,14のランプを点灯すれば、夜間でもバニティミラー5を使用することが可能であり、のみならずトランクボックス2a内の荷物の確認を行うことができる。
【0028】
バニティミラー5の使用後は、カバー15を閉じて、それをトランクリッド2bの内壁側へ押圧すれば、バニティミラー5はトランクリッド2bの内壁に重なる使用位置Bに戻り、各一対のクリップ片33a,33bの爪部35a,35b間に保持軸22を受け入れて、それを把持することによりバニティミラー5を格納位置Aに保持することになる。
【0029】
ところで、バックプレート6の背面から起立する一対のクリップ片33a,33bの弾性指部34a,34bは、前述のように保持軸22の直前で互いに交差し、それらの先端の爪部35a,35bは、各弾性指部34a,34bの基端と反対側で保持軸22の一側面に弾性的に係合するので、図9に示すように、両爪部35a,35b間に保持軸22を押し込むとき、それに伴い両弾性指部34a,34bが両爪部35a,35b間を広げるように撓むので、両爪部35a,35b間に保持軸22を比較的軽い押圧力で押し込むことができる。これとは反対に、図8に示すように、バニティミラー5が格納位置Aに保持されているとき、両クリップ片33a,33bを保持軸22から引き離そうとする衝撃力が作用すると、それに伴い両弾性指部34a,34bは、両爪部35a,35b間を狭めるように撓むので、爪部35a,35bと保持軸22間の摩擦抵抗が増して、両クリップ片33a,33bの保持軸22に対する保持力が増加する。したがって、バニティミラー5の格納状態では、自動二輪車の走行中の上下振動によっても、バニティミラー5が格納位置Aから妄りに回動することを防止できる。
【0030】
かくして、バニティミラー5の使用位置Bから格納位置Aへの軽快な戻しを可能にしながら、バニティミラー5の格納位置Aでの保持力を強化することができる。
【0031】
一方、バニティミラー5を格納位置Aから任意の使用位置Bに操作するときは、バックプレート6下部の左右何れかの指掛け部31を手前に引くので、クリップ手段32が合成樹脂製の長手方向中央部に位置することから、バックプレート6に多少の弾性変形が生じて、各一対のクリップ片33a,33bの爪部35a,35bが片側側から順に保持軸22から外れていくことになり、その結果、比較的軽い操作力をもってクリップ片33a,33bを保持軸22から離脱させることができる。
【0032】
またバニティミラー5を使用位置Bから格納位置Aへ勢いよく戻したときは、その衝撃力がバックプレート6に伝達するが、その衝撃力は、バックプレート6及びミラー支持体12間のクッション材13により吸収されるので、バックプレート6の衝撃振動による異音の発生を抑えることができる。
【0033】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記実施例では、枢軸21及び保持軸22は、トランクリッド2bに固着されるフレーム18に一体に形成したが、これらを分離して、個別にトランクリッド2bに固着することもできる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、トランクリッドの内壁に設けられた枢軸にバニティミラーのバックプレートを、バニティミラーがトランクリッドの内壁に重なる格納位置と任意の使用位置との間を回動し得るように支承し、前記バックプレートに、その格納位置でトランクリッドの内壁に設けられた保持軸を把持するクリップ手段を設けた、トランク用バニティミラー装置において、前記クリップ手段を、それぞれバックプレートから立ち上がって前記保持軸の直前で互いに交差する一対の弾性指部と、これら弾性指部の先端に形成され、各弾性指部の弾性力により各弾性指部の基端と反対側で前記保持軸の一側面に係合する爪部とからなる少なくとも一対のクリップ片で構成したので、バニティミラーの使用位置から格納位置への軽快な戻しを可能にしながら、バニティミラーの格納位置での保持力を強化することができる。また特に前記バックプレートを合成樹脂製とし、このバックプレートには、このバックプレートの一部で前記クリップ片を構成するようにクランク状のスリットを形成したので、バックプレートとクリップ片との一体成形を容易に行うことができる。
【0035】
また本発明の第2の特徴によれば、第1の特徴に加えて、トランクリッドが、車体に固定されるトランクボックスの前端部に開閉可能に軸支され、その軸支部と前記保持軸との軸間距離が、同軸支部と前記枢軸との軸間距離よりも短い。
【0036】
さらに本発明の第3の特徴によれば、第2の特徴に加えて、前記バックプレートの、前記クリップ片から前記保持軸の軸方向に沿って離れた角部に、これに指を掛けてバニティミラーを使用位置に回動し得る指掛け部を設けたので、バニティミラーを格納位置から任意の使用位置に操作するときは、バックプレート下部の左右何れかの角部の指掛け部を手前に引いて、合成樹脂製のバックプレートに多少の弾性変形を与えることにより、一対のクリップ片の爪部が片側側から順に保持軸から外れていくことになり、比較的軽い操作力をもってクリップ片を保持軸から離脱させることができる。
【0037】
さらにまた本発明の第4の特徴によれば、第1〜第3の特徴の何れかに加えて、前記バニティミラーを、前記バックプレートに、ミラーを支持したミラー支持体を結合して構成し、バックプレート及びミラー支持体間にクッション材を介裝したので、バニティミラーを使用位置から格納位置へ勢いよく戻したときでも、その衝撃力を、バックプレート及びミラー支持体間のクッション材により吸収することにより、バックプレートの衝撃振動による異音の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したトランクを備える自動二輪車の側面図
【図2】 図1のトランクを開放してバニティミラーの使用状態を示す斜視図
【図3】 図2の3矢視図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 図4の5−5線断面図
【図6】 図5の6−6線断面図
【図7】 図5の7−7線断面図
【図8】 バニティミラー装置の作用説明図
【図9】 バニティミラー装置の異なる作用説明図
【符号の説明】
A・・・・・格納位置
B・・・・・使用位置
2・・・・・トランク
2a・・・・トランクボックス
2b・・・・トランクリッド
5・・・・・バニティミラー
6・・・・・バックプレート
10・・・・ミラープレート
12・・・・ミラー支持体
13・・・・クッション材
21・・・・上部の長辺部(枢軸
22・・・・下部の長辺部(保持軸
31・・・・指掛け部
32・・・・クリップ手段
33a,32b・・・一対のクリップ片
34a,34b・・・弾性指部
35a,35b・・・爪部
36・・・・スリット

Claims (4)

  1. トランクリッド(2b)の内壁に設けられた枢軸(21)にバニティミラー(5)の合成樹脂製バックプレート(6)を、バニティミラー(5)がトランクリッド(2b)の内壁に重なる格納位置(A)と任意の使用位置(B)との間を回動し得るように支承し、前記バックプレート(6)に、その格納位置(A)でトランクリッド(2b)の内壁に設けられた保持軸(22)を把持するクリップ手段(32)を設けた、トランク用バニティミラー装置であって
    前記クリップ手段(32)、それぞれバックプレート(6)から立ち上がって前記保持軸(22)の直前で互いに交差する一対の弾性指部(34a,34b)と、これら弾性指部(34a,34b)の先端に形成され、各弾性指部(34a,34b)の弾性力により各弾性指部(34a,34b)の基端と反対側で前記保持軸(22)の一側面に係合する爪部(35a,35b)とからなる少なくとも一対のクリップ片(33,33)で構成され、
    前記バックプレート(6)には、このバックプレート(6)の一部で前記クリップ片(33,33)を構成するようにクランク状のスリット(30)が形成されていることを特徴とする、トランク用バニティミラー装置。
  2. 請求項1記載のトランク用バニティミラー装置において、
    前記トランクリッド(2b)は、車体に固定されるトランクボックス(2a)の前端部に開閉可能に軸支され、その軸支部と前記保持軸(22)との軸間距離が、同軸支部と前記枢軸(21)との軸間距離よりも短いことを特徴とする、トランク用バニティミラー装置。
  3. 請求項2記載のトランク用バニティミラー装置において、
    前記バックプレート(6)の、前記クリップ片(33,33)から前記保持軸(22)の軸方向に沿って離れた角部に、これに指を掛けてバニティミラー(5)を使用位置(B)に回動し得る指掛け部(31)を設けたことを特徴とする、トランク用バニティミラー装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のトランク用バニティミラー装置において、
    前記バニティミラー(5)を、前記バックプレート(6)に、ミラープレート(10)を支持したミラー支持体(12)を結合して構成し、バックプレート(6)及びミラー支持体(12)間にクッション材(13)を介裝したことを特徴とする、トランク用バニティミラー装置。
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