JP3659516B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/04Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles
    • B41J15/042Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles for loading rolled-up continuous copy material into printers, e.g. for replacing a used-up paper roll; Point-of-sale printers with openable casings allowing access to the rolled-up continuous copy material

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、長尺紙を用いて印字するラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のプリンタにおいては、プリンタ本体に長尺紙をセットするために、プリンタ本体にはカバーにより開閉される開口面が形成されている。そして、図8に略図的に示すように、プリンタ本体側には長尺紙1を搬送するためのプラテン2が設けられ、カバー側にはこのカバーの閉止操作によりプラテン2に対向接触して印字部を形成する印字ヘッド3が設けられている。よって、長尺紙1をセットする場合、まず、カバーを開放して印字ヘッド3がプラテン2から離反した状態として、プリンタ本体内の収納部にロール状の長尺紙1をセットし、その先端側をプラテン2側に引き出した状態でカバーを閉じて印字ヘッド3をプラテン2に圧接させることにより使用可能状態とする。
【0003】
ところで、この種のプリンタにおいては、印字部に対する長尺紙の位置を制御する等の目的で、用紙搬送経路における長尺紙の状態を検出するための用紙センサを備えているものが多い。特に、長尺状の台紙上に等間隔で貼付されたラベル上に印字するラベルプリンタにあっては、印字部に対してラベル先端が位置するように停止制御させる等の搬送制御のために、印字部より上流側の用紙搬送経路中に透過型用紙センサ4を設けて、ラベル間の台紙位置を検出するようにしている。ここに、透過型用紙センサ4としては、台紙部分の透過性がよくラベル部分との検出出力に差が出る赤外線方式が多用されている。この場合、対をなす赤外発光素子5と赤外受光素子6との光軸が合っていないと正確な測定ができないため、赤外発光素子5と赤外受光素子6とを1つのモジュールとして組み込んだセンサとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のプリンタによると、長尺紙1のセットに際して、この長尺紙1の一側を透過型用紙センサ4間(赤外発光素子5・赤外受光素子6間)に通すようにしてセットしなければならず、用紙の紙質などによっては入れにくく、余分なガイド等を付加する必要がある。特に、透過型用紙センサ4は外乱光の影響を受けやすく、赤外発光素子5・赤外受光素子6間の検出距離が短いため、透過型用紙センサ4間に用紙を入れにくい上に、透過型用紙センサ4間に紙粉や埃などが入り込んだ場合のメンテナンス性の悪いものとなっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のプリンタは、一面に開口を有する開口面とロール状に巻回された台紙の一面にラベルを連続的に配列して貼付した長尺紙を収納する収納部とが形成されたプリンタ本体と、このプリンタ本体に回動自在に保持されて前記開口面を開閉するカバーと、前記開口面に臨ませて前記プリンタ本体に保持されたプラテンと、前記カバーに保持されてこのカバーの閉止操作により前記プラテンに対向する印字ヘッドと、前記プリンタ本体に形成されて前記収納部から引き出される長尺紙を前記プラテン側に向けてガイドする本体側ガイドと、前記印字ヘッドより上流側位置で前記カバー側に形成されてこのカバーの閉止操作により前記本体側ガイドに接近して用紙搬送経路の一部を形成するカバー側ガイドと、このカバー側ガイドと前記本体側ガイドとの近接部分に形成される用紙搬送経路の一部を挾んで対向する位置でこのカバー側ガイドと前記本体側ガイドとに分離配設されて前記長尺紙における前記台紙部分と前記ラベル部分との別を検出する発光素子と受光素子との対による透過型用紙センサと、前記カバーの閉止操作に伴い前記透過型用紙センサの発光素子と受光素子との光軸が一致する位置でこのカバーを閉止状態にロックさせるロック機構とを備えている。
【0006】
【作用】
カバーを開放し、プリンタ本体の収納部に収納した長尺紙の先端側をプラテンの表面を覆う位置まで引き出した状態でカバーを閉止すると、プラテンと印字ヘッドとの間、本体側ガイドとカバー側ガイドとの間、及び、透過型用紙センサの発光素子と受光素子との間に長尺紙がセットされる。よって、透過型用紙センサの発光素子と受光素子との間に長尺紙の一部を差し込むようなセット操作を必要としない。ここに、透過型用紙センサは、発光素子と受光素子とが本体側ガイドとカバー側ガイドとにより分離した状態で配設されているが、カバーを閉止操作させてロック機構により閉止状態にロックさせた状態では、発光素子と受光素子との光軸が一致する状態に位置決めされて保持されるので、長尺紙に対する正常な検出動作が確保される。
【0007】
【実施例】
本発明の一実施例を図1ないし図7に基づいて説明する。本実施例のプリンタは、例えば、宅配便の集配担当者等の使用に適した携帯用ラベルプリンタに適用したものである。まず、11はプリンタ本体で、このプリンタ本体11の前面には開口面12が形成され、この開口面12の一端にはこの開口面12を開閉するカバー13が支点軸14により回動自在に保持されている。プリンタ本体11にはロール状に巻回された長尺紙15を転動自在に収納する収納部であるホッパ16が形成されている。本実施例における長尺紙15は、図1(b)、図2等に示すように、ロール状に巻回された台紙15aの一面にラベル15bを連続的に配列して貼付した例である
【0008】
また、前記プリンタ本体11には前記ホッパ16の底部から前記開口面12に向けて延出する本体側ガイド17が形成され、この本体側ガイド17の開口面12に近い部分には、回転自在なプラテン18と、このプラテン18の長手方向に沿うラベル剥離体19とが配設されている。さらに、プリンタ本体11にはバッテリ20が着脱自在に設けられている。
【0009】
一方、前記カバー13の内面に固定されたヘッド支持体21には、印字ヘッドであるサーマルヘッド22が板ばね23により一方向に付勢されて支軸24を中心に回動自在に保持されている。また、カバー13の自由端側の両側には、スプリング25により一方向に付勢されてピンチローラ26を回転自在に支承する軸受27が変位自在に設けられている。さらに、カバー13には、サーマルヘッド22とピンチローラ26との間に配置されて前記ラベル15bを排出させるラベル発行口28と、前記ホッパ16内の長尺紙15の浮きを押える紙押え29と、この紙押え29と一体で前記サーマルヘッド22よりも上流側の位置にて前記本体側ガイド17に近接する位置まで突出して用紙搬送経路30の一部を形成するカバー側ガイド31とが形成されている。さらに、前記カバー13と一体で突起32が形成され、プリンタ本体11内には前記カバー13を後述する完全な閉止状態に閉じた時にこの突起32によりオンされるカバーオープン/クローズスイッチ33が設けられている。
【0010】
このようなカバー13の長さはプリンタ本体11の開口面12の長さよりも短いもので、従って、カバー13を閉じた状態では、図1(b)に示すように、カバー13の自由端と開口面12の端部との間に前記台紙15aを排出させる台紙排出口34が形成される。また、ラベル剥離体19の中心はラベル発行口28の中心に略一致するように位置設定されている。そして、このラベル剥離体19の中心から支軸24の中心までの距離は、サーマルヘッド22のラベル発行口28側の先端から支軸24の中心までの距離よりもやや長く、且つ、プラテン18とピンチローラ26との接触部から支軸24の中心までの距離よりもやや短い距離に定められている。
【0011】
さらに、これらのプリンタ本体11とカバー13との間には、カバー13を閉止させた場合に閉止状態にロックさせるためのロック機構41が解除自在に設けられている。このロック機構41は、プリンタ本体11の上下の内壁に形成された係止凹部42と、前記カバー13の上下縁に上下方向にスライド自在に設けられて前記サーマルヘッド22が適度な圧力をもって前記プラテン18に圧接する状態に閉止させた時に前記係止凹部42に係止し得るロック爪43と、このロック爪43を前記係止凹部42に係止する外方向に付勢するばね(図示せず)と、前記ロック爪43に連結された状態で前記カバー13の表面に設けられてこのロック爪43をばねに抗して後退する方向にスライド操作するための操作摘み44とにより構成されている。前記ロック爪43の内面側には前記カバー13を閉止する際の動きをよくするための傾斜面43aが形成されている(図3参照)。また、前記カバー13の表面にはこのカバー13を開放させる際の操作摘み44の操作方向(解除方向)を示す矢印45aが表記されている。さらに、操作摘み44の操作範囲内において操作摘み44の状態を表すマーカ45bも設けられている。即ち、このマーカ45bは通常は外部から見える状態にあるが、操作摘み44を解除位置にスライド操作した時にこの操作摘み44によって隠れる位置に設けられている。
【0012】
さらに、前記カバー側ガイド31により形成される用紙搬送経路30の一部に位置させて透過型用紙センサ46が設けられている。この透過型用紙センサ46は対をなす赤外発光素子(発光素子)47と赤外受光素子(受光素子)48とを対向させた赤外線方式のものである。ここに、本実施例では、赤外発光素子47が前記カバー側ガイド31の先端部に取り付けられ、赤外受光素子48が前記本体側ガイド17の一部に取り付けられた分離構造の透過型用紙センサ46とされている。より詳細には、前記カバー13を前記ロック機構41によりロックがかかる状態に完全に閉止させた状態で、赤外発光素子47と赤外受光素子48とが長尺紙15の搬送に支障ない程度に接近するとともに両者の光軸φが一致する位置に取り付けられている。
【0013】
なお、本実施例の携帯用ラベルプリンタのプリンタ本体11の後面側には、図1、図2等に示すように、使用者の腰の辺りに密着される弧面51が形成され、この弧面51には使用者のベルト等に引っ掛けるためのベルト掛け52などが形成されている。また、プリンタ本体11の上面には電源スイッチ53、印字に関係なく台紙15aをフィードさせるフィードキー54、着脱自在に装着されるハンディターミナル(図示せず)からのデータ(光情報)を受信する光I/F受光部55等が設けられている。この他、ハンディターミナルからのデータ(無線情報)を受信する無線I/Fも内蔵されている。
【0014】
次いで、透過型用紙センサ46に関する電装制御系の一部の構成例を図7のブロック図を参照して説明する。まず、全体の制御を受け持つCPU61が設けられ、このCPU61にはバスライン62、I/Oポート63を介して前記赤外発光素子47を発光駆動させる発光側駆動回路64が接続されている。また、前記I/Oポート63には前記赤外受光素子48の検出出力を取り込むための受光側信号入力回路65が接続されている。この受光側信号入力回路65の出力側はレベル変換回路66及びA/Dコンバータ67を介して前記CPU61に接続されている。さらに、前記I/Oポート63には前記カバーオープン/クローズスイッチ33が接続されている。
【0015】
このような構成において、ロール状の長尺紙15をセットする場合の操作等について説明する。まず、カバー13表面において2個の操作摘み44を矢印45aに従いスライド操作させてロック爪43を後退させることにより、係止凹部42から外してロック状態を解除する。このようなロック機構41のロック解除状態でカバー13の一部を把持して図5に示すようにプリンタ本体11から開放する。このようなカバー13の開放状態にあっては、赤外発光素子47や赤外受光素子48も露出する状態となるので、汚れや埃などによって検出感度が低下した場合のメンテナンスを容易に行える。そこで、ロール状に巻回された長尺紙15をホッパ16に収納し、さらに、カバー13が開放されている広い空間において、台紙15aの先端側をプラテン18及びラベル剥離体19を覆う位置まで引き出す。そして、図1(a)や図3に示す途中経過を経て図1(b)や図2に示すようにカバー13を閉止する。
【0016】
このようなカバー13の閉止過程において、図1(a)に示すような状態では、サーマルヘッド22がプラテン18に接触し得る位置にあるが、適度な圧力を持って圧接する状態にはない。そして、ロック爪43が係止凹部42に係止する位置まで閉止されていないので、ロック爪43はプリンタ本体11の内壁面により後退したままの状態にあり、ロックはかからない。この時、操作摘み44側で見れば、この操作摘み44がマーカ45bを覆った状態にあり、マーカ45bが見えないので、カバー13がまだロック状態にないことが分かる。また、この段階では、カバーオープン/クローズスイッチ33も完全には閉じておらず、かつ、赤外発光素子47と赤外受光素子48とは接近しているがそれらの光軸がまだ一致していない状態にある。
【0017】
そこで、図1(a)や図3に示すような状態で、カバー13をさらに閉止方向に押し込むと、図1(b)や図2に示すように、サーマルヘッド22が板ばね23によって適度な圧力をもってプラテン18に圧接するようにさらに変位するとともに、ロック爪43が係止凹部42に係止できる位置まで変位するので、ばねによる外方向への付勢力を受けて係止凹部42に係止する。これにより、カバー13はプリンタ本体11に対してロック状態に維持される。このようなロック状態では、カバーオープン/クローズスイッチ33がカバー13がクローズ状態にあることを示すように突起32によって閉じられている。同時に、赤外発光素子47と赤外受光素子48とが用紙搬送経路30を挾んで接近しつつそれらの光軸φが一致する状態に維持される。よって、透過型用紙センサ46が長尺紙15の状態を正常に検出し得る状態となる。このようにして、CPU61はカバーオープン/クローズスイッチ33がカバー13のロックされた閉止状態を検出している条件下に、透過型用紙センサ46の動作を許可するように制御する。
【0018】
このようにカバー13がロック機構41によりロックされた閉止状態にあっては、長尺紙15の台紙15aの先端側が、サーマルヘッド22とピンチローラ26とによりプラテン18上に圧接され(サーマルヘッド22は板ばね23によって適度な圧力でプラテン18に圧接している)、また、ラベル剥離体19により台紙15aの引き出し経路が鋭角に折曲される状態で用紙搬送経路30にセットされるので、ホッパ16の底面からの長尺紙15の浮きが阻止される。このような作業は、プリンタ本体11をオペレータの腰に装着した状態でなされ、しかも、長尺紙15をプラテン18・サーマルヘッド22間、プラテン18・ピンチローラ26間、及び、赤外発光素子47・赤外受光素子48間の狭い隙間に通すような作業ではないので、長尺紙15のセットは極めて容易になされる。
【0019】
印字に際しては、電源スイッチ53をオンにすると、ハンディターミナルから送信されるデータに基づいて印字がなされる。即ち、サーマルヘッド22がバッテリ20からの供給電圧により印字出力する。そして、1ライン印字する度に、バッテリ20を駆動源とするパルスモータ(図示せず)によりプラテン18が1ピッチずつ駆動され、台紙15aがラベル15bとともに搬送される。この場合、台紙15aがラベル剥離体19により鋭角に折曲された状態で搬送されるため、腰の強いラベル15bは直進して台紙15aから剥がされラベル発行口28から剥離発行され、台紙15aは台紙排出口34から排出される。
【0020】
なお、ハンディターミナルからの印字データ等のデータの送受信は、通常は、無線I/Fを利用して作業性のよい無線通信により実行されるが、ノイズ等の影響で正常な無線通信を行えない場合にはハンディターミナルを光I/F受光部55に装着することにより光I/Fを利用した信頼性の高い光通信により実行される。
【0021】
このようなラベル剥離発行動作においては、例えば、ラベル剥離体19により剥離されるラベル15bが落下してしまわないようにそのラベル15bの後端が少しラベル剥離体19部分にて台紙15a上に残るような位置で停止するように長尺紙15の搬送を制御する必要がある。このような搬送制御のために透過型用紙センサ46の検出出力が用いられる。即ち、ラベル15b付きの台紙15aが赤外発光素子47・赤外受光素子48間を通過する際、ラベル15b部分では赤外線の透過率が低く受光側信号入力回路65、レベル変換回路66及びA/Dコンバータ67を介してCPU61に取り込まれるデジタルデータ値は低いが、台紙15a部分では赤外線の透過率が高く受光側信号入力回路65、レベル変換回路66及びA/Dコンバータ67を介してCPU61に取り込まれるデジタルデータ値は高くなる。よって、適切な閾値を設定しておくことにより、透過型用紙センサ46部分を通過する部分が各ラベル15b間の台紙15a部分であるか否かを確実に検出できる。そして、この透過型用紙センサ46とラベル剥離体19や印字部(サーマルヘッド22)との間の距離に基づき、長尺紙15の搬送状態が制御される。
【0022】
また、ラベル貼付装置(図示せず)により、台紙15aから印刷済みのラベル15bを剥離しながら商品等に貼り付ける場合には、図6(a)に示すように、台紙15aの先端をラベル剥離体19で折曲させることなく真っ直ぐに引き出し、この状態でカバー13を閉じる。つまり、台紙15a側のセット位置が異なる。これにより、図6(b)に示すように、印刷済みのラベル15bを台紙15aとともにラベル発行口28から排出させることも可能である。この場合には、設定されたラベル発行枚数分のラベル印字を連続的に実行するので、先行するラベル15bへの印字が終了すると、次のラベル15bの先頭がサーマルヘッド22による印字位置となるように台紙15a(ラベル15b)送りを制御する必要があり、この制御のために透過型用紙センサ46の検出出力が用いられる。
【0023】
なお、本実施例のラベルプリンタはプリンタ本体11が人体に装着される携帯用ラベルプリンタへの適用例で説明したが、このようなのものに限らず、例えば、机上等に設置されて使用されるものでもよい。また、本実施例ではカバー側ガイド31に赤外発光素子47を設け、本体側ガイド17に赤外受光素子48を設けたが、発光側と受光側とを入れ替えてもよいことはもちろんである。さらに、本実施例では台紙15a部分に対して高い透過性を示しラベル15b部分と区別しやすい出力特性を持つ赤外線方式の透過型用紙センサ46を用いたが、要は、センサ部分を通過する長尺紙15の状態を検出し得るものであれば赤外線方式に限らず、可視光線を利用したセンサであってもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、一面に開口を有する開口面とロール状に巻回された台紙の一面にラベルを連続的に配列して貼付した長尺紙を収納する収納部とが形成されたプリンタ本体と、このプリンタ本体に回動自在に保持されて前記開口面を開閉するカバーと、前記開口面に臨ませて前記プリンタ本体に保持されたプラテンと、前記カバーに保持されてこのカバーの閉止操作により前記プラテンに対向する印字ヘッドと、前記プリンタ本体に形成されて前記収納部から引き出される長尺紙を前記プラテン側に向けてガイドする本体側ガイドと、前記印字ヘッドより上流側位置で前記カバー側に形成されてこのカバーの閉止操作により前記本体側ガイドに接近して用紙搬送経路の一部を形成するカバー側ガイドと、このカバー側ガイドと前記本体側ガイドとの近接部分に形成される用紙搬送経路の一部を挾んで対向する位置でこのカバー側ガイドと前記本体側ガイドとに分離配設されて前記長尺紙における前記台紙部分と前記ラベル部分との別を検出する発光素子と受光素子との対による透過型用紙センサと、前記カバーの閉止操作に伴い前記透過型用紙センサの発光素子と受光素子との光軸が一致する位置でこのカバーを閉止状態にロックさせるロック機構とを備えたので、長尺紙のセットに際してはカバーの開放に伴い透過型用紙センサを構成する発光素子と受光素子とがプリンタ本体側とカバー側とに分離した状態となるので、両素子間に長尺紙を差し込むようなセット操作を必要とせず、後はカバーをロック機構によりロックされる閉止状態に閉じるだけで所定位置に簡単にセットすることができ、かつ、カバーを閉止操作してロック機構により閉止状態にロックさせた状態では、発光素子と受光素子との光軸が一致する状態に位置決めされて保持されるので、分離構成の透過型用紙センサであっても長尺紙に対する正常な検出動作を確保することができるとともに汚れ等に対するメンテナンス性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカバーの閉止過程を一部切り欠いて示す平面図である。
【図2】ロックされた閉止状態を示す外観斜視図である。
【図3】不完全な閉止状態を示す外観斜視図である。
【図4】使用状態を示す正面図である。
【図5】カバー開放状態を一部切り欠いて示す平面図である。
【図6】異なるモードでの使用時のカバーの閉止過程を一部切り欠いて示す平面図である。
【図7】透過型用紙センサに関する電装制御系の構成を示すブロック図である。
【図8】従来例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
11 プリンタ本体
12 開口面
13 カバー
15 長尺紙
16 収納部
17 本体側ガイド
18 プラテン
22 印字ヘッド
30 用紙搬送経路
31 カバー側ガイド
41 ロック機構
46 透過型用紙センサ
47 発光素子
48 受光素子
φ 光軸

Claims (1)

  1. 一面に開口を有する開口面とロール状に巻回された台紙の一面にラベルを連続的に配列して貼付した長尺紙を収納する収納部とが形成されたプリンタ本体と、
    このプリンタ本体に回動自在に保持されて前記開口面を開閉するカバーと、
    前記開口面に臨ませて前記プリンタ本体に保持されたプラテンと、
    前記カバーに保持されてこのカバーの閉止操作により前記プラテンに対向する印字ヘッドと、
    前記プリンタ本体に形成されて前記収納部から引き出される長尺紙を前記プラテン側に向けてガイドする本体側ガイドと、
    前記印字ヘッドより上流側位置で前記カバー側に形成されてこのカバーの閉止操作により前記本体側ガイドに接近して用紙搬送経路の一部を形成するカバー側ガイドと、
    このカバー側ガイドと前記本体側ガイドとの近接部分に形成される用紙搬送経路の一部を挾んで対向する位置でこのカバー側ガイドと前記本体側ガイドとに分離配設されて前記長尺紙における前記台紙部分と前記ラベル部分との別を検出する発光素子と受光素子との対による透過型用紙センサと、
    前記カバーの閉止操作に伴い前記透過型用紙センサの発光素子と受光素子との光軸が一致する位置でこのカバーを閉止状態にロックさせるロック機構と、
    を備えたことを特徴とするプリンタ。
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