JP3659449B2 - トンネル掘削機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイロット坑をリーミング坑に拡径掘削するとともに、斜坑を切下がりで掘削するトンネル掘削機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば発電所の導水用の斜坑を切下がりで掘削するトンネル掘削機として、予め傾斜状のパイロット坑をパイロット坑用トンネル掘削機で掘削した後に、このパイロット坑の外周側の地山をリーミング坑に拡径掘削する斜坑リーミング掘削機が知られている。
【0003】
この種従来の斜坑リーミング掘削機においては、特に掘進中に肌落ちしたずりや、坑壁に対し吹付け材の吹付けを行うことにより生じた吹付けリバウンド材がフロントサポートとグリッパ装置間から斜め前方へ向けて落下し、これら落下ずり等が機内の各種機器類(モータ,ジャッキ等)に直撃してそれら機器類を損傷させるという不具合を生じていた。このため、これら落下ずり等から各種機器類を保護するために、各機器類毎に保護用のカバーを付設することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のように各機器類毎に個別に保護用カバーを設ける方式では、各機器類の構造が複雑になって装置全体が大がかりになり、また例えばモータが空冷式の場合にそのモータ周りの空気流通が悪くなるといった問題点がある。なお、フロントサポートの後方側における肌落ちを防止するために、この部分に支保工の組み立てを行うことも考えられるが、斜坑トンネルの場合にはそのような支保工組立作業の作業性が極めて悪いという問題点がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、極めて簡単な構造により、フロントサポートとグリッパ装置との間から落ちるずり等から機内の各機器類を保護することのできるカバー部材を備えたトンネル掘削機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前述の目的を達成するために、本発明によるトンネル掘削機は、
パイロット坑をリーミング坑に拡径掘削するとともに、斜坑を切下がりで掘削するトンネル掘削機において、
フロントサポートとグリッパ装置との間に配される機器類を全体的に覆うカバー部材を備えてなり、このカバー部材は、トンネル軸を中心軸とする円筒状もしくは後方へ向けて窄んだ円錐状の外周カバー部とその外周カバー部の後端部に連設されトンネル軸に垂直な後部カバー部とを有し、外周カバー部の前端側が前記フロントサポートに追従して移動可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明においては、フロントサポートとグリッパ装置との間に配される機器類の外周側が外周カバー部によって全体的に覆われるとともに、これら機器類の後面側が垂直状の後部カバー部によって覆われているので、掘進中に肌落ちしたずりもしくは吹付けリバウンド材からそれら機器類をほぼ全面的に覆うことができ、これら機器類が損傷したり汚れたりするのを確実に防ぐことができる。また、各機器類毎に個別にカバー部材を設けるものに比べ、各機器類の構造が複雑になることがなく、しかも例えばモータ周りの空気流通が悪くなるといった不具合の発生を回避することができる。さらに、このカバー部材の前端側がフロントサポートに追従して移動可能にされているので、カッタヘッドサポートをリーミング坑の内周面に対して支持し、もしくは支持解除するためにフロントサポートを坑壁に対して接離させても、その動きに合わせてカバー部材も移動するので、このフロントサポートの後方に隙間が生じることがなく、各機器類を確実に保護することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明によるトンネル掘削機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施例に係るトンネル掘削機の縦断面図、図2は図1のA部拡大図、図3は図2のB矢視図である。
【0010】
本実施例のトンネル掘削機は、予め形成されたパイロット坑を拡径掘削するリーミング用であって、かつ斜坑を切り下がりで掘削するトンネル掘削機(TBM)に適用されるものである。このトンネル掘削機においては、中心部に前後方向にメインビーム1が延設され、このメインビーム1の前部にカッタヘッドサポート2を介してカッタヘッド3が回転自在に支承されている。また、前記メインビーム1の後部には、カッタヘッドサポート2に対しスラストジャッキ4を介してグリッパ装置5が前後摺動可能に設けられている。
【0011】
前記カッタヘッドサポート2には、掘削中の安定化および掘削終了時にそのカッタヘッドサポート2をトンネル坑壁に対して支持する目的で、フロントサポート6が設けられている。このフロントサポート6は、頂部に設けられるルーフサポート7と、側部に設けられるサイドサポート8,8と、下部に設けられるバーチカルサポート9とよりなっており、それぞれジャッキおよび平行リンクよりなる個別の接離機構10によってトンネル坑壁に対して独立して接離できるようにされている。
【0019】
前記カッタヘッドサポート2の後方に配される既設の旋回リング11には、ブラケット12を介して保護カバー(カバー部材)13が支持されている。この保護カバー13は、カッタヘッドサポート2の後面に取り付けられる駆動モータ14等の機器類の外周部を覆うように後方へ向けて窄んだ円錐状の外周カバー部13aと、この外周カバー部13aの後端部に連設されてトンネル軸に垂直なリング状の後部カバー部13bとを備えている。また、前記ブラケット12の先端側には外周カバー部13aに連設するように、蝶番15を介して前部カバー部13cが図2で矢印C方向に揺動自在に取り付けられている。この前部カバー部13cは、フロントサポート6がトンネル坑壁に対して接離するのにつれてその前端縁がフロントサポート6の後端部に常に当接して追従するようにされている。これによって、フロントサポート6の後端縁と保護カバー13の前端縁との間に隙間が生じてその隙間から肌落ち土砂が侵入するのが防がれている。なお、本実施例の保護カバー13は、下部がメンテナンス用に一部開放された形状とされている。
【0020】
このように構成されているので、フロントサポート6とグリッパ装置5との間に配される駆動モータ14等の機器類が全体として一つの保護カバー13にて覆われていて、掘進中に肌落ちしたずりもしくは吹付けリバウンド材からそれら機器類をほぼ全面的に覆うことができ、これら機器類が損傷したり汚れたりするのを確実に防ぐことができる。また、前部カバー部材13cの前端縁がフロントサポート6の動きに追従して移動可能にされているので、このフロントサポート6の後方に隙間が生じることがなく、各機器類を確実に保護することができる。本実施例の構造によれば、各機器類毎に個別にカバー部材を設ける従来のものに比べて、各機器類の構造が複雑になることがなく、しかも例えばモータ周りの空気流通が悪くなるといった不具合の発生を回避することができる。
【0021】
また、本実施例の保護カバー13においては、外周カバー部13aが後方へ向けて窄んだ円錐形状にされているので、本実施例のような斜坑用のトンネル掘削機であっても、ずりが外周カバー部13aの上面に滞留することがなく、この外周カバー部13aの表面に落下したずりを下方に円滑に落下させることができる。
【0021】
前述の保護カバーの構成は掘削機の形状により種々に変更可能である。例えば前部カバー部はフロントサポート側に蝶番を介して取り付けるようにしても良い。
【0022】
本実施例においては、外周カバー部を円錐形状としたものを説明したが、円筒形状としても良い。
【0023】
本実施例においては、保護カバーの下部をメンテナンス用に開放するものとしたが、この保護カバーは全周を覆うように設けることもできる。なお、このように全周を覆うように設けた場合、メンテナンス用に一部を開閉可能にすることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係るトンネル掘削機の縦断面図である。
【図2】図2は、図1のA部拡大図である。
【図3】図3は、図2のB矢視図である。
【符号の説明】
1 メインビーム
2 カッタヘッドサポート
3 カッタヘッド
4 スラストジャッキ
5 グリッパ装置
6 フロントサポート
7 ルーフサポート
8 サイドサポート
9 バーチカルサポート
10 接離機構
11 旋回リング
12 ブラケット
13 保護カバー(カバー部材)
13a 外周カバー部
13b 後部カバー部
13c 前部カバー部
14 駆動モータ
15 蝶番

Claims (1)

  1. パイロット坑をリーミング坑に拡径掘削するとともに、斜坑を切下がりで掘削するトンネル掘削機において、
    フロントサポートとグリッパ装置との間に配される機器類を全体的に覆うカバー部材を備えてなり、このカバー部材は、トンネル軸を中心軸とする円筒状もしくは後方へ向けて窄んだ円錐状の外周カバー部とその外周カバー部の後端部に連設されトンネル軸に垂直な後部カバー部とを有し、外周カバー部の前端側が前記フロントサポートに追従して移動可能に構成されていることを特徴とするトンネル掘削機。
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