JP3659145B2 - オーディオデータ伝送方法及びオーディオデータ伝送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はオーディオデータ伝送方法及びオーディオデータ伝送装置に関し、特に、圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームを伝送する処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルオーディオデータをシリアルデジタル伝送する方法として、IEC60958やIEC69137等の国際規格に準拠した方法がある。なお、IECは、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)の略である。
【0003】
上記国際規格IEC60958による伝送方法は、2chのリニアPCM(Pulse Code Modulation)データを伝送する際に用いられている方式である。この方式は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Video Disk)等の記録媒体に記録されているデジタルデータを伝送する方式として広く用いられている。
【0004】
また、上記国際規格IEC61937は、MPEG(Moving Picture Expert Group )等の規格に準拠した圧縮データのように、リニアPCM処理が施されていない圧縮オーディオデータの通信の際に用いられている方式である。この方式は、近年では、DVDから読み出されたマルチチャンネル音声データを外部のデコーダアンプに伝送して再生する場合に用いられている。
【0005】
図4は、上記国際規格IEC61937に準拠した方式のオーディオデータ送信装置を説明するためのブロック図であり、PCM処理が施されていない圧縮オーディオデータを伝送するデータ伝送システムが示されている。
【0006】
このデータ伝送システムでは、一般的なデジタルオーディオ出力インターフェースを有する民生用デジタルオーディオ機器(オーディオデータ送信装置)1と、デジタルオーディオ入力インターフェースを有するオーディオレシーバ2とが、国際規格IEC60958に対応した伝送インターフェースを介して接続されている。
【0007】
ここで、上記オーディオデータ送信装置1は、複数の放送電波を受信して選択するチューナであり、セットトップボックスと呼ばれている。このオーディオデータ送信装置1は、複数の放送電波として圧縮オーディオデータ(オーディオストリーム)を受信するデジタルデータ受信部3と、受信された複数のオーディオストリームから所要のものを選択し、選択したオーディオストリームに対して変調処理を施して変調ストリーム(伝送ストリーム)Tを出力するデジタルオーディオデータ変調部4とを有している。
【0008】
ここでは、上記オーディオデータ送信装置1には、図5に示すように数種類のサンプリング周波数があり、それぞれに応じたビットレートでオーディオストリーム(ここでは、ストリームA,B,C)が供給されるようになっている。各ストリームはそれぞれ、オーディオパケットから構成されている。ここでは、ストリームAを構成するオーディオパケットとしてサンプリング周波数Fs=32kHzのパケットA(1)〜パケットA(3)を示し、サンプリング周波数Fs=44.1kHzのストリームBを構成するオーディオパケットとしてパケットB(1)〜パケットB(3)を示し、サンプリング周波数Fs=48kHzのストリームCを構成するオーディオパケットとしてパケットC(1)〜パケットC(3)を示している。上記パケットA(1)〜A(3)はそれぞれ、ヘッダAh1〜Ah3とデータ部(データバースト)Ad1〜Ad3から構成されている。上記パケットB(1)〜B(3)はそれぞれ、ヘッダBh1〜Bh3とデータ部(データバースト)Bd1〜Bd3から構成されている。上記パケットC(1)〜C(3)はそれぞれ、ヘッダCh1〜Ch3とデータ部(データバースト)Cd1〜Cd3から構成されている。また、上記各オーディオパケットのデータ部には、デジタルオーディオデータの1フレーム分に相当する圧縮されたデジタルデータが格納されている。ここでは、デジタルオーディオデータは、MPEG2のAAC(Advanced Audio Coding)により圧縮されており、1フレームに相当するデジタルオーディオデータのサンプリングポイント数は1024となっている。
【0009】
また、上記デジタルオーディオデータ変調部4は、上記オーディオストリームA〜Cのうちの1つ(例えばストリームA)を選択し、選択されたストリームに対して変調処理を施す構成となっている。具体的には、上記変調部4は、上記変調処理として、オーディオパケットA(1)〜A(5)をそれぞれ、対応する伝送パケットのデータ部に格納して、オーディオストリームを、伝送パケットT(1)〜T(5)等の複数の伝送パケットからなる伝送ストリーム(変調ストリーム)Tに変換する処理を行う構成となっている。ここで、伝送パケットT(1)〜T(5)は、図6に示すように、ヘッダTh1〜Th5,データ部(データバースト)Td1〜Td5,及びスタッフィング部Ts1〜Ts5から構成されている。上記変調ストリームにおける伝送パケットの繰り返し周期は、デジタルオーディオデータのサンプリングポイント数に換算して、1024サンプリングポイント数に相当する期間となっている。
【0010】
また、上記オーディオレシーバ2は、上記オーディオデータ伝送装置(セットトップボックス)1からの変調ストリームTを復調してデコードするデコードアンプである。このオーディオレシーバ2は、変調ストリームTに対して復調処理を施して復調ストリームRを出力するデジタルオーディオデータ復調部5と、該復調ストリームRをデコードしてデジタルオーディオ信号Dauを再生するデコード部6と、該デジタルオーディオ信号Dauをアナログオーディオ信号Aauに変換するD/A変換器7と、該復調部5及びデコード部6の動作状態を表示する表示部8とを有している。
【0011】
なお、上記復調ストリームRは、図5と同じように、復調オーディオパケットR(1)〜R(5)等の複数のパケットから構成されている。ここで、復調オーディオパケットR(1)〜R(5)は、上記オーディオパケットA(1)〜A(5)に対応するものであり、それぞれ、ヘッダRh1〜Rh5とデータ部(データバースト)Rd1〜Rd5から構成されている(図示せず)。
【0012】
次に動作について説明する。
【0013】
オーディオデータ伝送装置1では、デジタルデータ受信部3にて放送電波Bwが受信されると、デジタルデータ受信部3からは、例えばデジタルオーディオデータ(オーディオストリーム)A,B,Cがデジタルオーディオデータ変調部4に出力される。変調部4では、これらオーディオストリームのうちの1つがユーザ操作による操作信号により選択され、選択されたオーディオストリーム(ここではオーディオストリームA)が変調処理により変調ストリーム(伝送ストリーム)Tに変換されて出力される。
【0014】
具体的には、上記変調部4では、オーディオストリームAに対する変調処理として、オーディオストリームAを構成する各オーディオパケットを伝送パケットのデータ部に格納して複数の伝送パケットからなる伝送ストリームTを出力する処理が行われる。
【0015】
一方、上記オーディオレシーバ2では、上記オーディオデータ伝送装置1からの変調ストリームTが入力されると、デジタルオーディオデータ復調部5にて該変調ストリームTに対して復調処理が施され、該復調ストリームRが該復調部5からデコード部6に出力される。具体的には、上記復調部5では、変調ストリームTに対する復調処理として、該変調ストリームTを構成する各伝送パケットのデータ部からオーディオパケットを復調オーディオパケットとして取り出して、複数の復調オーディオパケットからなる復調ストリームRを出力する処理が行われる。
【0016】
そして、デコード部6では、復調ストリームRに対してデコード処理が施されて、各復調パケットのデータ部に格納されている圧縮されたデジタルオーディオデータDauが生成される。このデジタルオーディオ信号Dauは、D/A変換器7にてアナログオーディオ信号Aauに変換され、このアナログオーディオ信号Aauがオーディオレシーバ2から出力される。
【0017】
以下、上記オーディオレシーバ2における復調処理及びデコード処理について詳細に説明する。
【0018】
図7は、国際規格IEC60958に対応した伝送ストリームに対する復調処理及びデコード処理のフローを示している。
【0019】
デジタルオーディオデータ復調部5では、IEC60958対応の伝送方式により伝送されてきた変調ストリームTに対して、まず、PLL(Phased Locked Loop)によりその位相がロックされているか否かの判定が行われる(ステップS1)。位相がロックされていない場合は、変調ストリームTの位相がアンロック状態であることを示す表示が表示部8にて行われ(ステップS2)、再度ステップS1にて位相がロックされているか否かの判定が行われる。つまり、ステップS1,S2では、伝送されてきた変調ストリームTの位相がロックされるまで、位相ロックの判定が行われることとなる。
【0020】
上記ステップS1にて、変調ストリームTの位相がロックされたと判定された場合には、ワードシンクやチャンネルステータス等の検出が行われ(ステップS3)、チャンネルステータス情報が出力される。ここで、ワードシンクは、IEC60958対応の伝送データ構造におけるヘッダ情報であり、チャンネルステータスは、伝送されるオーディオデータが何チャンネル分あるかを示す情報、各オーディオに対応するコンテンツ(サンプリング周波数等)に関連する情報等が含まれている。
【0021】
次に、復調部5では、変調ストリームTが、コンシューマ用の圧縮オーディオ信号を変調して得られるコンシューマ用ストリームであるか、あるいはプロフェッショナル用のPCMオーディオ信号を変調して得られるプロ用ストリームであるかの判定が行われる(ステップS4)。この判定の結果、変調ストリームTがプロ用ストリームであれば、変調ストリームTに対する再生処理は行われず、再度ストリームの判定処理が行われる。一方、変調ストリームTがコンシューマ用ストリームであれば、バーストのプリアンブル(伝送パケットのヘッダ)の検出処理が行われる(ステップS5)。バーストのプリアンブルが検出されなければ、伝送パケットのヘッダが検出されないことを示すバーストフラグが表示部8にて表示され(ステップS6)、再度ステップS5にてバーストのプリアンブルの検出処理が行われる。つまり、ステップS5,S6では、バーストプリアンブルが見つかるまでその検出が続けられる。
【0022】
そして、バーストプリアンブルが見つかった場合には、バーストデータ(伝送パケット)の反復周期や伝送パケットのヘッダ情報の検出が行われ、このヘッダ情報が出力される(ステップS7)。
【0023】
その後、デコード部6では上記復調ストリームに対するデコード処理が行われる。
【0024】
つまり、まず復調ストリームにおけるMPEG2ヘッダの検出処理が行われ(ステップS8)、MPEG2ヘッダが検出されなければ、MPEG2ヘッダの非検出状態を示すMPEGアンロックフラグが表示部8にて表示され(ステップS9)、再度ステップS8にてMPEG2ヘッダの検出処理が行われる。つまり、ステップS8,S9では、MPEG2ヘッダが見つかるまでその検出が続けられる。
【0025】
そして、MPEG2ヘッダが見つかった場合には、上記復調ストリームに対して、1フレーム単位でMPEG2に対応したデコード処理が施され、PCMデジタルオーディオ信号Dauが出力される(ステップS10)。
【0026】
その後、1フレーム分のデコード処理が終了したか否かの判定が行われ(ステップS11)、終了していなければ、ステップS10におけるデコード処理が続行され、終了していれば、ステップS5〜ステップS11の処理が再度行われることとなる。
【0027】
そして、1つのチャンネルに対応する伝送ストリームに対する復調処理及びデコード処理が終了すると、このオーディオレシーバ2は、次の伝送ストリームが入力されるまで、復調処理及びデコード処理を待機することとなる。
【0028】
なお、ここでは、変調ストリームTが、プロフェッショナル用のPCM信号を変調して得られるプロ用ストリームである場合、変調ストリームTに対する再生処理は行わないようにしているが、オーディオレシーバ2が、プロ用ストリームの再生機能を有する場合には、プロフェッショナル用のPCMオーディオ信号の再生処理を行うようにしてもよい。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のオーディオデータ伝送装置1では、より広い範囲のサンプリング周波数に対応することができない問題があった。現行の国際規格IEC60958に対応した伝送ストリームは以下に示す3種のサンプリング周波数が規定されている。サンプリング周波数Fs=32kHz、サンプリング周波数Fs=44.1kHzおよびサンプリング周波数Fs=48kHzの3種である。
【0030】
ところがAAC(Advanced Audio Coding)で使用できるサンプリング周波数が8kHz〜96kHzと幅広いため、このより広いサンプリング周波数の応用が検討され始めた。例えば日本における地上波デジタル放送では、音声規格としてこれまでの3種のサンプリング周波数以外に、24kHz、22.05kHzおよび16kHzのハーフレートと称する低サンプリング周波数が規定された。また、データ放送に付随する音声のサンプリング周波数としてはさらに広範囲のサンプリング周波数が利用されることが予想される。
【0031】
このような従来のサンプリング周波数とは異なるサンプリング周波数でオーディオデータを伝送するには、大きく2つの方法がある。
【0032】
1つ目の方法は、単純にサンプリング周波数の範囲を拡大することである。このためには国際規格IEC60958で規定しているサンプリング周波数を追加規定する改訂が必要である。しかし仮に幅広いサンプリング周波数が追加規定されたとしても、受信側でそれらを受信するためには幅広いキャプチャーレンジを有するPLL(Phase Locked Loop)回路が要るとか、従来のサンプリング周波数で最適設計したDSP(Digital Signal Processor)では処理を分ける必要があるなどの問題が残る。またサンプリング周波数がプログラム単位でより頻繁に変化するためPLLが一旦アンロックになってから再引き込みするという問題も顕著になる。
【0033】
2つ目の方法は、低いサンプリング周波数を高いサンプリング周波数に変換する方法である。ハーフレートのサンプリング周波数であれば2倍にすれば従来のサンプリング周波数になる。しかしながら、リニアPCMのときはオーバーサンプリング処理をして2倍にすることもできるが、圧縮デジタルオーディオデータでは同じ方法が使えないといった問題があった。
【0034】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、従来のサンプリング周波数より低いハーフレートの圧縮デジタルオーディオデータに対応するオーディオストリームを、国際規格により規定されている伝送方式に対応するよう変調して変調ストリームを伝送する際、従来のサンプリング周波数の伝送方法および回路を共通に利用できるようにし、切り換えに起因して変調ストリームの再生側にて生ずる雑音を回避し、しかもオーディオデータの切り替わり後、再生側での変調ストリームに対する正常再生が開始されるまでの時間を短くすることができるオーディオデータ伝送方法及びオーディオデータ伝送装置を得ることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
この発明(請求項1)に係るオーディオデータ伝送方法は、圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝送方法であって、供給されるオーディオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含み、前記変調処理では供給されるオーディオストリームのn倍(nは正の整数)の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換を行い、また前記変調処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィングを行い、さらに前記変調処理では第1のバーストプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを付加するものであり、前記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブルは、第1のバーストプリアンブルとはパケット長データが異なるようにしたものである。
【0036】
この発明(請求項2)に係るオーディオデータ伝送方法は、圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝送方法であって、供給されるオーディオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含み、前記変調処理では供給されるオーディオストリームのn倍(nは正の整数)の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換を行い、また前記変調処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィングを行い、さらに前記変調処理では第1のバーストプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを付加するものであり、前記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブルのパケット長データがゼロであるようにしたものである。
【0043】
この発明(請求項3)に係るオーディオデータ伝送装置は、圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして受信するオーディオデータ伝送装置であって、供給されるオーディオストリームのn倍(nは正の整数)の変調データを受信するためのデータストローブとを含み、供給されるオーディオストリームの第1のバーストプリアンブルに基づいてデータ処理を行い、供給されるオーディオストリームの第2のバーストプリアンブルに基づいては無処理とするデコーダとを含む構成としたものである。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0045】
図1は、本発明の実施の形態によるオーディオデータ伝送装置を説明するためのブロック図であり、IEC60958およびIEC61937の伝送規格に準拠したデータ伝送システムが示されている。この伝送システムでは、MPEG2におけるAAC処理が施されたデジタルデータの伝送が行われる。なお、IEC60958およびIEC61937の伝送規格については、文献(Interface for non-linear PCM encoded audio bitstreams applying IEC 61937)等に詳しく説明されている。
【0046】
このデータ伝送システムでは、この実施の形態のオーディオデータ伝送装置1aであるデジタルオーディオ出力インターフェースを有する民生用デジタルオーディオ機器1aと、デジタルオーディオ入力インターフェースを有するオーディオレシーバ2aとが、国際規格IEC60958に対応した伝送インターフェースを介して接続されている。
【0047】
この実施の形態のオーディオデータ伝送装置1aは、パルス符号変調処理が施されていない圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームを伝送する構成となっている。つまり、このオーディオデータ伝送装置1aは、従来のオーディオデータ伝送装置1と同様、複数の放送電波として圧縮オーディオデータ(オーディオストリーム)を受信するデジタルデータ受信部3と、受信された複数のオーディオストリームから所要のものを選択し、選択したオーディオストリームに対して変調処理を施して変調ストリーム(伝送ストリーム)Tを出力するデジタルオーディオデータ変調部4aとを有している。
【0048】
ここでは、上記オーディオデータ送信装置1aには、従来の伝送装置1とは異なり、図8に示すようなハーフレートのサンプリング周波数のオーディオストリームHA、HB、HC(ここでは、Fs=16kHz、22.05kHz、24kHz)が供給されるようになっている。これらのハーフレートのストリームは、複数のオーディオパケットから構成されている。
【0049】
そして、この実施の形態では、上記デジタルオーディオデータ変調部4aは、これらのストリームHA〜HCのうちから1つ(例えばストリームHA)を選択し、図2に示すように、このストリームに対して2倍の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換を行うようにした。すなわち元は16kHzであったのを32kHzのクロックで一連の処理をするのと等価になる。1024サンプルの変調処理に要する時間はスタッフィングを入れて32msであり、元の64msに比べ1/2の時間で処理が終了する。
【0050】
残りの空き時間にはオーディオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィングを行い、さらに上記変調処理では第1のバーストプリアンブルTh1と次に出力する第1のバーストプリアンブルTh2の間にパケット周期の1/2の間隔すなわち32msで第2のバーストプリアンブルTh1sを付加するようにした。
【0051】
第2のバーストプリアンブルTh1sの内容は図3に示すようにペイロードのビットレングスを除き第1のバーストプリアンブルTh1と同じ内容とする。第2のバーストプリアンブルTh1sに続くペイロードはゼロであるのでビットレングスを0とした構成となっている。
【0052】
この図2のオーディオストリームAAは、あたかもサンプリング周波数Fs=32kHzのようなデータ構造を有するが、内容はハーフレートの16kHzである。16kHzのデータであることはオーディオヘッダーAd1に書かれている(図示せず)。
【0053】
また、上記オーディオレシーバ2aは、図4に示す従来のオーディオデータ伝送装置1に接続されているオーディオレシーバ2と同一の構成となっている。つまり、該オーディオレシーバ2aは、伝送ストリームTに対して復調処理を施すデジタルオーディオデータ復調部5と、該復調処理により得られた復調ストリームRをデコードするデコード部6と、該デコード処理により得られたデジタルオーディオ信号Dauをアナログオーディオ信号Aauに変換するD/A変換器7と、該復調部5及びデコード部6の動作状態を表示する表示部8とを有している。従って、このオーディオレシーバ2aにおける復調処理及びデコード処理は、図4に示すオーディオレシーバ2と同様、図7に示すフローに従って行われることとなる。
【0054】
次に動作について説明する。
【0055】
オーディオデータ伝送装置1aの変調動作は、従来のオーディオデータ伝送装置1と同様に行われる。
【0056】
つまり、オーディオデータ送信装置1aでは、デジタルデータ受信部3にて放送電波Bwが受信されると、デジタルデータ受信部3からは、例えばデジタルオーディオデータ(オーディオストリーム)A,B,Cがデジタルオーディオデータ変調部4aに出力される。該変調部4aでは、これらのオーディオストリームのうちの1つがユーザ操作による操作により選択され、選択されたオーディオストリーム(ここではオーディオストリームA)が変調処理により変調ストリーム(伝送ストリーム)Tに変換されて出力される。
【0057】
一方、上記オーディオレシーバ2aでは、上記オーディオデータ送信装置1aからの変調ストリームTが入力されると、デジタルオーディオデータ復調部5にて該変調ストリームTに対して復調処理が施され、該復調ストリームRが該復調部5からデコード部6に出力される。そして、デコード部6では、復調ストリームRに対してデコード処理が施されてPCMオーディオ信号Dauが生成される。このPCMオーディオ信号Dauは、D/A変換器7にてアナログオーディオ信号Aauに変換され、このアナログオーディオ信号Aauがオーディオレシーバ2aから出力される。
【0058】
次に、ノーマルレートのオーディオストリーム(サンプリング周波数Fs=32kHz)からハーフレートのオーディオストリームサンプリング周波数Fs=16kHzに遷移したときの、オーディオデータ伝送装置1a及びオーディオレシーバ2aの動作について説明する。
【0059】
まず、オーディオデータ伝送装置1aにおいてハーフレートへ遷移すると、図2に示すように、このストリームに対して2倍の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換をおこなうようになるだけで、特段の切り換えが不要である。すなわち元がサンプリング周波数Fs=32kHzであればそのまま32kHzを継続してハーフレートのオーディオストリームを処理することができる。
【0060】
また残りの32msの空き時間も単に第1のバーストプリアンブルTh1の値をコピーしてレングスだけゼロに変更して出力するのできわめて簡単である。第2のバーストプリアンブルTh1sにつづく部分は全てゼロで埋めれば良い。
【0061】
オーディオレシーバ2aの動作については、ハーフレートへ遷移しても、図2に示すように伝送のサンプリング周波数がFs=32kHzのまま変化なく受信でき、バーストプリアンブルの繰り返し周期も第2のバーストプリアンブルの補間効果で変化しない。そのため再同期引き込みの必要がなく遅延も少なくなる。頭切れなどを起こすおそれがなくなる。
【0062】
また、受信側のPLLをノーマルレートのもので共用することができる。
【0063】
図7において、ステップS1からステップS7までの条件が変化しないので、ノーマルレートからハーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信できる。
【0064】
ステップ8においてはじめてMPEGのサンプリング周波数が変化したことが判明し、新たなMPEGフレーム周期にロックして、ハーフレートのオーディオ出力を行う。
【0065】
本実施の形態をとらないで、ハーフレートをそのままの16kHz相当のクロックで伝送すると仮定する場合には、図7におけるステップ1でサンプリング周波数が変更されるためPLLがアンロックとなる。そのため再同期引き込みに相当のデコード遅延を生じる。
【0066】
ここでは、ハーフレートについて説明したが、クォータレートや1/nのレートであっても、第2のバーストプリアンブルを入れる頻度を変更するなどの少しの容易な設計により、同様の作用を生む。そして遷移が早く受信側のPLLをノーマルレートのもので共用するという本実施の形態の優れた効果を同様に奏することができる。
【0067】
このように本実施の形態のオーディオデータ伝送装置1aでは、ハーフレートのサンプリング周波数で圧縮オーディオデータを伝送する際、従来のサンプリング周波数の伝送方法および回路を共通に利用できるようにし、切り換えに起因して変調ストリームの再生側にて生ずる雑音を回避し、しかもオーディオデータの切り替わり後、再生側での変調ストリームに対する正常再生が開始されるまでの時間を短くすることができるオーディオデータ伝送方法及びオーディオデータ伝送装置を得ることができる。
【0068】
また、上記実施の形態では、オーディオデータ伝送装置により伝送されるデジタルオーディオデータとして、MPEG2におけるAAC処理により圧縮されたものを示したが、伝送されるデジタルオーディオデータは、上記AAC処理以外の処理により圧縮されたものでもよい。
【0069】
また、上記実施の形態では、オーディオデータ伝送装置として、国際規格IEC61937,IEC60958に準拠した構成を示したが、オーディオデータ伝送装置は、将来のオーディオビデオデータ伝送規格であるIEEE1394等に準拠した圧縮オーディオデータを伝送する構成としてもよい。
【0070】
【発明の効果】
この発明(請求項1)によれば、圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝送方法であって、供給されるオーディオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含み、上記変調処理では供給されるオーディオストリームのn(nは正の整数)倍の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換をおこない、また上記変調処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィングをおこない、さらに上記変調処理では第1のバーストプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを付加してデータを出力するので、オーディオデータ伝送装置1aにおいて、クロック回路などの共用化が図れ、DSPなどのソフト処理も共通化できる部分が増え、経済的効果を奏する。
【0071】
また、上記変調ストリームに対する復調処理及びデコード処理を行うオーディオレシーバ側では、再同期引き込みの必要がなく遅延も少なくなる。受信側のPLLをノーマルレートのもので共用することができる。さらに図7において、ステップS1からステップS7までの条件が変化しないので、ノーマルレートからハーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信でき、オーディオストリームの切り換えに起因するノイズがのる確率をさらに低くすることができる。
また、上記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブルは、第1のバーストプリアンブルとはパケット長データが異なるようにしたので、受信側をさらに簡易に設計できる利点を付加し得る。
【0072】
この発明(請求項2)によれば、圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝送方法であって、供給されるオーディオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含み、上記変調処理では供給されるオーディオストリームのn(nは正の整数)倍の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換をおこない、また上記変調処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィングをおこない、さらに上記変調処理では第1のバーストプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを付加してデータを出力するので、オーディオデータ伝送装置1aにおいて、クロック回路などの共用化が図れ、DSPなどのソフト処理も共通化できる部分が増え、経済的効果を奏する。
【0073】
また、上記変調ストリームに対する復調処理及びデコード処理を行うオーディオレシーバ側では、再同期引き込みの必要がなく遅延も少なくなる。受信側のPLLをノーマルレートのもので共用することができる。さらに図7において、ステップS1からステップS7までの条件が変化しないので、ノーマルレートからハーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信でき、オーディオストリームの切り換えに起因するノイズがのる確率をさらに低くすることができる。
また、上記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブルのパケット長データをゼロとしたので、受信側をさらに簡易に設計できる利点を付加し得る。
【0081】
この発明(請求項3)に係るオーディオデータ伝送装置は、圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして受信するオーディオデータ伝送装置であって、供給されるオーディオストリームのn(nは正の整数)倍の変調データを受信するためのデータストローブとを含み、供給されるオーディオストリームの第1のバーストプリアンブルに基づいてデータ処理を行い、供給されるオーディオストリームの第2のバーストプリアンブルに基づいては無処理とするデコーダとを含む構成としたので、再同期引き込みの必要がなく遅延も少なくなる。受信側のPLLをノーマルレートのもので共用することができる。さらに図7において、ステップS1からステップS7までの条件が変化しないので、ノーマルレートからハーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信でき、オーディオストリームの切り換えに起因するノイズがのる確率をさらに低くすることができる。ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるオーディオデータ伝送装置を説明するためのブロック図
【図2】上記実施の形態のオーディオデータ伝送装置における変調処理で用いられるハーレート信号のフォーマットを示す図
【図3】上記実施の形態のオーディオデータ伝送装置の動作を説明するための、ハーフレート信号のバーストプリアンブルの詳細フォーマットを示す図
【図4】国際規格IEC61937に準拠した方式の従来のオーディオデータ伝送装置を説明するためのブロック図
【図5】上記従来のオーディオデータ送信装置に供給される複数のサンプリング周波数のオーディオストリームA〜Cを示す図
【図6】上記オーディオストリームAに対する変調処理により得られる変調ストリームを示す図
【図7】国際規格IEC60958に対応した伝送ストリームに対する復調処理及びデコード処理のフローを示す図
【図8】ハーフレートのストリーム伝送を説明するための図
【符号の説明】
1a オーディオデータ伝送装置(セットトップボックス)
2a オーディオレシーバ
3 デジタルデータ受信部
4 デジタルオーディオデータ変調部
5 デジタルオーディオデータ復調部
6 デコード部
7 D/A変換器
8 表示部
Claims (3)
- 圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝送方法であって、
供給されるオーディオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含み、
前記変調処理では供給されるオーディオストリームのn倍(nは正の整数)の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換を行い、
また前記変調処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィングを行い、
さらに前記変調処理では第1のバーストプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを付加するものであり、前記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブルは、第1のバーストプリアンブルとはパケット長データが異なることを特徴とするオーディオデータ伝送方法。 - 圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝送方法であって、
供給されるオーディオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含み、
前記変調処理では供給されるオーディオストリームのn倍(nは正の整数)の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度変換を行い、
また前記変調処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィングを行い、
さらに前記変調処理では第1のバーストプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを付加するものであり、前記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブルのパケット長データがゼロである
ことを特徴とするオーディオデータ伝送方法。 - 圧縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオーディオストリームとして受信するオーディオデータ伝送装置であって、
供給されるオーディオストリームのn倍(nは正の整数)の変調データを受信するためのデータストローブとを含み、
供給されるオーディオストリームの第1のバーストプリアンブルに基づいてデータ処理を行い、供給されるオーディオストリームの第2のバーストプリアンブルに基づいては無処理とするデコーダとを含むことを特徴とするオーディオデータ伝送装置。
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