JP2002077128A - オーディオデータ伝送方法及びオーディオデータ伝送装置 - Google Patents

オーディオデータ伝送方法及びオーディオデータ伝送装置

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JP2002077128A
JP2002077128A JP2000260397A JP2000260397A JP2002077128A JP 2002077128 A JP2002077128 A JP 2002077128A JP 2000260397 A JP2000260397 A JP 2000260397A JP 2000260397 A JP2000260397 A JP 2000260397A JP 2002077128 A JP2002077128 A JP 2002077128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーフレートのデータ伝送はfsを拡大する
ため規格の追加規定が必要である他、受信側でもPLL
回路が困難でありプログラム単位で頻繁にfsが変化し
て音途切れや雑音を発生する課題があった。 【解決手段】 問題点を解決するため、デジタルオーデ
ィオデータ変調部4aにおいて、ハーフレートの圧縮オ
ーディオデータを、国際規格に応するよう高速変調して
ダミーのプリアンブルを追加しストリームを伝送するよ
うにした。従来の伝送方法および回路を共用でき、切り
換えに起因して再生側に生ずる雑音を回避し、正常再生
が開始されるまでの復帰時間を短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーディオデータ伝
送方法及びオーディオデータ伝送装置に関し、特に、圧
縮デジタルオーディオデータをその処理単位である1フ
レーム毎にパケット化して得られるオーディオストリー
ムを伝送する処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルオーディオデータをシリ
アルデジタル伝送する方法として、IEC60958やIEC69137
等の国際規格に準拠した方法がある。なお、IECは、
国際電気標準会議(International Electrotechnical C
ommission)の略である。
【0003】上記国際規格IEC60958による伝送方法は、
2chのリニアPCM(Pulse CodeModulation)データ
を伝送する際に用いられている方式である。この方式
は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Video Di
sk)等の記録媒体に記録されているデジタルデータを伝
送する方式として広く用いられている。
【0004】また、上記国際規格IEC61937は、MPEG
(Moving Picture Expert Group )等の規格に準拠した
圧縮データのように、リニアPCM処理が施されていな
い圧縮オーディオデータの通信の際に用いられている方
式である。この方式は、近年では、DVDから読み出さ
れたマルチチャンネル音声データを外部のデコーダアン
プに伝送して再生する場合に用いられている。
【0005】図4は、上記国際規格IEC61937に準拠した
方式のオーディオデータ送信装置を説明するためのブロ
ック図であり、PCM処理が施されていない圧縮オーデ
ィオデータを伝送するデータ伝送システムが示されてい
る。
【0006】このデータ伝送システムでは、一般的なデ
ジタルオーディオ出力インターフェースを有する民生用
デジタルオーディオ機器(オーディオデータ送信装置)
1と、デジタルオーディオ入力インターフェースを有す
るオーディオレシーバ2とが、国際規格IEC60958に対応
した伝送インターフェースを介して接続されている。
【0007】ここで、上記オーディオデータ送信装置1
は、複数の放送電波を受信して選択するチューナであ
り、セットトップボックスと呼ばれている。このオーデ
ィオデータ送信装置1は、複数の放送電波として圧縮オ
ーディオデータ(オーディオストリーム)を受信するデ
ジタルデータ受信部3と、受信された複数のオーディオ
ストリームから所要のものを選択し、選択したオーディ
オストリームに対して変調処理を施して変調ストリーム
(伝送ストリーム)Tを出力するデジタルオーディオデ
ータ変調部4とを有している。
【0008】ここでは、上記オーディオデータ送信装置
1には、図5に示すように数種類のサンプリング周波数
があり、それぞれに応じたビットレートでオーディオス
トリーム(ここでは、ストリームA,B,C)が供給さ
れるようになっている。各ストリームはそれぞれ、オー
ディオパケットから構成されている。ここでは、ストリ
ームAを構成するオーディオパケットとしてサンプリン
グ周波数Fs=32kHzのパケットA(1)〜パケットA
(3)を示し、サンプリング周波数Fs=44.1kHzのスト
リームBを構成するオーディオパケットとしてパケット
B(1)〜パケットB(3)を示し、サンプリング周波
数Fs=48kHzのストリームCを構成するオーディオパケ
ットとしてパケットC(1)〜パケットC(3)を示し
ている。上記パケットA(1)〜A(3)はそれぞれ、
ヘッダAh1〜Ah3とデータ部(データバースト)Ad1〜
Ad3から構成されている。上記パケットB(1)〜B
(3)はそれぞれ、ヘッダBh1〜Bh3とデータ部(デー
タバースト)Bd1〜Bd3から構成されている。上記パケ
ットC(1)〜C(3)はそれぞれ、ヘッダCh1〜Ch3
とデータ部(データバースト)Cd1〜Cd3から構成され
ている。また、上記各オーディオパケットのデータ部に
は、デジタルオーディオデータの1フレーム分に相当す
る圧縮されたデジタルデータが格納されている。ここで
は、デジタルオーディオデータは、MPEG2のAAC
(Advanced Audio Coding)により圧縮されており、1
フレームに相当するデジタルオーディオデータのサンプ
リングポイント数は1024となっている。
【0009】また、上記デジタルオーディオデータ変調
部4は、上記オーディオストリームA〜Cのうちの1つ
(例えばストリームA)を選択し、選択されたストリー
ムに対して変調処理を施す構成となっている。具体的に
は、上記変調部4は、上記変調処理として、オーディオ
パケットA(1)〜A(5)をそれぞれ、対応する伝送
パケットのデータ部に格納して、オーディオストリーム
を、伝送パケットT(1)〜T(5)等の複数の伝送パ
ケットからなる伝送ストリーム(変調ストリーム)Tに
変換する処理を行う構成となっている。ここで、伝送パ
ケットT(1)〜T(5)は、図6に示すように、ヘッ
ダTh1〜Th5,データ部(データバースト)Td1〜Td
5,及びスタッフィング部Ts1〜Ts5から構成されてい
る。上記変調ストリームにおける伝送パケットの繰り返
し周期は、デジタルオーディオデータのサンプリングポ
イント数に換算して、1024サンプリングポイント数
に相当する期間となっている。
【0010】また、上記オーディオレシーバ2は、上記
オーディオデータ伝送装置(セットトップボックス)1
からの変調ストリームTを復調してデコードするデコー
ドアンプである。このオーディオレシーバ2は、変調ス
トリームTに対して復調処理を施して復調ストリームR
を出力するデジタルオーディオデータ復調部5と、該復
調ストリームRをデコードしてデジタルオーディオ信号
Dauを再生するデコード部6と、該デジタルオーディオ
信号Dauをアナログオーディオ信号Aauに変換するD/
A変換器7と、該復調部5及びデコード部6の動作状態
を表示する表示部8とを有している。
【0011】なお、上記復調ストリームRは、図5と同
じように、復調オーディオパケットR(1)〜R(5)
等の複数のパケットから構成されている。ここで、復調
オーディオパケットR(1)〜R(5)は、上記オーデ
ィオパケットA(1)〜A(5)に対応するものであ
り、それぞれ、ヘッダRh1〜Rh5とデータ部(データバ
ースト)Rd1〜Rd5から構成されている(図示せず)。
【0012】次に動作について説明する。
【0013】オーディオデータ伝送装置1では、デジタ
ルデータ受信部3にて放送電波Bwが受信されると、デ
ジタルデータ受信部3からは、例えばデジタルオーディ
オデータ(オーディオストリーム)A,B,Cがデジタ
ルオーディオデータ変調部4に出力される。変調部4で
は、これらオーディオストリームのうちの1つがユーザ
操作による操作信号により選択され、選択されたオーデ
ィオストリーム(ここではオーディオストリームA)が
変調処理により変調ストリーム(伝送ストリーム)Tに
変換されて出力される。
【0014】具体的には、上記変調部4では、オーディ
オストリームAに対する変調処理として、オーディオス
トリームAを構成する各オーディオパケットを伝送パケ
ットのデータ部に格納して複数の伝送パケットからなる
伝送ストリームTを出力する処理が行われる。
【0015】一方、上記オーディオレシーバ2では、上
記オーディオデータ伝送装置1からの変調ストリームT
が入力されると、デジタルオーディオデータ復調部5に
て該変調ストリームTに対して復調処理が施され、該復
調ストリームRが該復調部5からデコード部6に出力さ
れる。具体的には、上記復調部5では、変調ストリーム
Tに対する復調処理として、該変調ストリームTを構成
する各伝送パケットのデータ部からオーディオパケット
を復調オーディオパケットとして取り出して、複数の復
調オーディオパケットからなる復調ストリームRを出力
する処理が行われる。
【0016】そして、デコード部6では、復調ストリー
ムRに対してデコード処理が施されて、各復調パケット
のデータ部に格納されている圧縮されたデジタルオーデ
ィオデータDauが生成される。このデジタルオーディオ
信号Dauは、D/A変換器7にてアナログオーディオ信
号Aauに変換され、このアナログオーディオ信号Aauが
オーディオレシーバ2から出力される。
【0017】以下、上記オーディオレシーバ2における
復調処理及びデコード処理について詳細に説明する。
【0018】図7は、国際規格IEC60958に対応した伝送
ストリームに対する復調処理及びデコード処理のフロー
を示している。
【0019】デジタルオーディオデータ復調部5では、
IEC60958対応の伝送方式により伝送されてきた変調スト
リームTに対して、まず、PLL(Phased Locked Loo
p)によりその位相がロックされているか否かの判定が
行われる(ステップS1)。位相がロックされていない
場合は、変調ストリームTの位相がアンロック状態であ
ることを示す表示が表示部8にて行われ(ステップS
2)、再度ステップS1にて位相がロックされているか
否かの判定が行われる。つまり、ステップS1,S2で
は、伝送されてきた変調ストリームTの位相がロックさ
れるまで、位相ロックの判定が行われることとなる。
【0020】上記ステップS1にて、変調ストリームT
の位相がロックされたと判定された場合には、ワードシ
ンクやチャンネルステータス等の検出が行われ(ステッ
プS3)、チャンネルステータス情報が出力される。こ
こで、ワードシンクは、IEC60958対応の伝送データ構造
におけるヘッダ情報であり、チャンネルステータスは、
伝送されるオーディオデータが何チャンネル分あるかを
示す情報、各オーディオに対応するコンテンツ(サンプ
リング周波数等)に関連する情報等が含まれている。
【0021】次に、復調部5では、変調ストリームT
が、コンシューマ用の圧縮オーディオ信号を変調して得
られるコンシューマ用ストリームであるか、あるいはプ
ロフェッショナル用のPCMオーディオ信号を変調して
得られるプロ用ストリームであるかの判定が行われる
(ステップS4)。この判定の結果、変調ストリームT
がプロ用ストリームであれば、変調ストリームTに対す
る再生処理は行われず、再度ストリームの判定処理が行
われる。一方、変調ストリームTがコンシューマ用スト
リームであれば、バーストのプリアンブル(伝送パケッ
トのヘッダ)の検出処理が行われる(ステップS5)。
バーストのプリアンブルが検出されなければ、伝送パケ
ットのヘッダが検出されないことを示すバーストフラグ
が表示部8にて表示され(ステップS6)、再度ステッ
プS5にてバーストのプリアンブルの検出処理が行われ
る。つまり、ステップS5,S6では、バーストプリア
ンブルが見つかるまでその検出が続けられる。
【0022】そして、バーストプリアンブルが見つかっ
た場合には、バーストデータ(伝送パケット)の反復周
期や伝送パケットのヘッダ情報の検出が行われ、このヘ
ッダ情報が出力される(ステップS7)。
【0023】その後、デコード部6では上記復調ストリ
ームに対するデコード処理が行われる。
【0024】つまり、まず復調ストリームにおけるMP
EG2ヘッダの検出処理が行われ(ステップS8)、M
PEG2ヘッダが検出されなければ、MPEG2ヘッダ
の非検出状態を示すMPEGアンロックフラグが表示部
8にて表示され(ステップS9)、再度ステップS8に
てMPEG2ヘッダの検出処理が行われる。つまり、ス
テップS8,S9では、MPEG2ヘッダが見つかるま
でその検出が続けられる。
【0025】そして、MPEG2ヘッダが見つかった場
合には、上記復調ストリームに対して、1フレーム単位
でMPEG2に対応したデコード処理が施され、PCM
デジタルオーディオ信号Dauが出力される(ステップS
10)。
【0026】その後、1フレーム分のデコード処理が終
了したか否かの判定が行われ(ステップS11)、終了
していなければ、ステップS10におけるデコード処理
が続行され、終了していれば、ステップS5〜ステップ
S11の処理が再度行われることとなる。
【0027】そして、1つのチャンネルに対応する伝送
ストリームに対する復調処理及びデコード処理が終了す
ると、このオーディオレシーバ2は、次の伝送ストリー
ムが入力されるまで、復調処理及びデコード処理を待機
することとなる。
【0028】なお、ここでは、変調ストリームTが、プ
ロフェッショナル用のPCM信号を変調して得られるプ
ロ用ストリームである場合、変調ストリームTに対する
再生処理は行わないようにしているが、オーディオレシ
ーバ2が、プロ用ストリームの再生機能を有する場合に
は、プロフェッショナル用のPCMオーディオ信号の再
生処理を行うようにしてもよい。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のオーディオデータ伝送装置1では、より広い範囲の
サンプリング周波数に対応することができない問題があ
った。現行の国際規格IEC60958に対応した伝送ストリー
ムは以下に示す3種のサンプリング周波数が規定されて
いる。サンプリング周波数Fs=32kHz、サンプリング周
波数Fs=44.1kHzおよびサンプリング周波数Fs=48kHzの
3種である。
【0030】ところがAAC(Advanced Audio Coding)で使
用できるサンプリング周波数が8kHz〜96kHzと幅広いた
め、このより広いサンプリング周波数の応用が検討され
始めた。例えば日本における地上波デジタル放送では、
音声規格としてこれまでの3種のサンプリング周波数以
外に、24kHz、22.05kHzおよび16kHzのハーフレートと称
する低サンプリング周波数が規定された。また、データ
放送に付随する音声のサンプリング周波数としてはさら
に広範囲のサンプリング周波数が利用されることが予想
される。
【0031】このような従来のサンプリング周波数とは
異なるサンプリング周波数でオーディオデータを伝送す
るには、大きく2つの方法がある。
【0032】1つ目の方法は、単純にサンプリング周波
数の範囲を拡大することである。このためには国際規格
IEC60958で規定しているサンプリング周波数を追加規定
する改訂が必要である。しかし仮に幅広いサンプリング
周波数が追加規定されたとしても、受信側でそれらを受
信するためには幅広いキャプチャーレンジを有するPL
L(Phase Locked Loop)回路が要るとか、従来のサンプ
リング周波数で最適設計したDSP(Digital Signal P
rocessor)では処理を分ける必要があるなどの問題が残
る。またサンプリング周波数がプログラム単位でより頻
繁に変化するためPLLが一旦アンロックになってから
再引き込みするという問題も顕著になる。
【0033】2つ目の方法は、低いサンプリング周波数
を高いサンプリング周波数に変換する方法である。ハー
フレートのサンプリング周波数であれば2倍にすれば従
来のサンプリング周波数になる。しかしながら、リニア
PCMのときはオーバーサンプリング処理をして2倍に
することもできるが、圧縮デジタルオーディオデータで
は同じ方法が使えないといった問題があった。
【0034】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、従来のサンプリング周波数より
低いハーフレートの圧縮デジタルオーディオデータに対
応するオーディオストリームを、国際規格により規定さ
れている伝送方式に対応するよう変調して変調ストリー
ムを伝送する際、従来のサンプリング周波数の伝送方法
および回路を共通に利用できるようにし、切り換えに起
因して変調ストリームの再生側にて生ずる雑音を回避
し、しかもオーディオデータの切り替わり後、再生側で
の変調ストリームに対する正常再生が開始されるまでの
時間を短くすることができるオーディオデータ伝送方法
及びオーディオデータ伝送装置を得ることを目的とす
る。
【0035】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係るオーディオデータ伝送方法は、圧縮デジタルオーデ
ィオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケッ
ト化して得られるオーディオストリームとして伝送する
オーディオデータ伝送方法であって、供給されるオーデ
ィオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝送
パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブルを
付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含
み、上記変調処理では供給されるオーディオストリーム
のs(sは正の実数)倍の変調速度でオーディオパケッ
トを伝送処理する速度変換をおこない、また上記変調処
理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付
加するスタッフィングをおこなってデータを出力するも
のである。
【0036】この発明(請求項2)は、圧縮デジタルオ
ーディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパ
ケット化して得られるオーディオストリームとして伝送
するオーディオデータ伝送方法であって、供給されるオ
ーディオストリームを構成するオーディオパケット毎に
伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブ
ルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを
含み、上記変調処理では供給されるオーディオストリー
ムのn(nは正の整数)倍の変調速度でオーディオパケ
ットを伝送処理する速度変換をおこない、また上記変調
処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを
付加するスタッフィングをおこない、さらに上記変調処
理では第1のバーストプリアンブルと次に出力する第1
のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1/nの
間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを付加し
てデータを出力するものである。
【0037】この発明(請求項3)は、請求項2記載の
オーディオデータ伝送方法において、上記圧縮デジタル
オーディオデータを、デジタルオーディオデータに対し
てMPEG2およびまたはMPEG4におけるAAC処
理を施して得られるデータとしたものである。
【0038】この発明(請求項4)は、請求項2記載の
オーディオデータ伝送方法において、上記供給されるオ
ーディオストリームの速度がハーフレートまたはクォー
タレートのとき、上記nをそれぞれ2または4としたも
のである。
【0039】この発明(請求項5)は、請求項2記載の
オーディオデータ伝送方法において、上記変調処理で付
加する第2のバーストプリアンブルを、第1のバースト
プリアンブルと同じデータタイプ値と同じ繰り返し周期
値としたものである。
【0040】この発明(請求項6)は、請求項2記載の
オーディオデータ伝送方法において、上記変調処理で付
加する第2のバーストプリアンブルは、第1のバースト
プリアンブルとはパケット長データが異なるようにした
ものである。
【0041】この発明(請求項7)は、請求項2記載の
オーディオデータ伝送方法において、上記変調処理で付
加する第2のバーストプリアンブルのパケット長データ
をゼロとしたものである。
【0042】この発明(請求項8)に係るオーディオデ
ータ伝送装置は、圧縮デジタルオーディオデータをその
処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られる
オーディオストリームとして伝送するオーディオデータ
伝送装置であって、供給されるオーディオストリームを
構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに順次格
納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送ストリ
ームとして出力する変調手段とを含み、上記変調手段で
は供給されるオーディオストリームのn(nは正の整
数)倍の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する
速度変換をおこない、また上記変調手段ではオーディオ
パケットが空のときにゼロデータを付加するスタッフィ
ングをおこない、さらに上記変調手段では第1のバース
トプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリアン
ブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくとも第
2のバーストプリアンブルを付加する構成としたもので
ある。
【0043】この発明(請求項9)に係るオーディオデ
ータ伝送装置は、圧縮デジタルオーディオデータをその
処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られる
オーディオストリームとして受信するオーディオデータ
伝送装置であって、供給されるオーディオストリームの
n(nは正の整数)倍の変調データを受信するためのデ
ータストローブとを含み、供給されるオーディオストリ
ームの第1のバーストプリアンブルに基づいてデータ処
理を行い、供給されるオーディオストリームの第2のバ
ーストプリアンブルに基づいては無処理とするデコーダ
とを含む構成としたものである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0045】図1は、本発明の実施の形態によるオーデ
ィオデータ伝送装置を説明するためのブロック図であ
り、IEC60958およびIEC61937の伝送規格に準拠したデー
タ伝送システムが示されている。この伝送システムで
は、MPEG2におけるAAC処理が施されたデジタル
データの伝送が行われる。なお、IEC60958およびIEC619
37の伝送規格については、文献(Interface for non-li
near PCM encoded audio bitstreams applying IEC 619
37)等に詳しく説明されている。
【0046】このデータ伝送システムでは、この実施の
形態のオーディオデータ伝送装置1aであるデジタルオ
ーディオ出力インターフェースを有する民生用デジタル
オーディオ機器1aと、デジタルオーディオ入力インタ
ーフェースを有するオーディオレシーバ2aとが、国際
規格IEC60958に対応した伝送インターフェースを介して
接続されている。
【0047】この実施の形態のオーディオデータ伝送装
置1aは、パルス符号変調処理が施されていない圧縮デ
ジタルオーディオデータをその処理単位である1フレー
ム毎にパケット化して得られるオーディオストリームを
伝送する構成となっている。つまり、このオーディオデ
ータ伝送装置1aは、従来のオーディオデータ伝送装置
1と同様、複数の放送電波として圧縮オーディオデータ
(オーディオストリーム)を受信するデジタルデータ受
信部3と、受信された複数のオーディオストリームから
所要のものを選択し、選択したオーディオストリームに
対して変調処理を施して変調ストリーム(伝送ストリー
ム)Tを出力するデジタルオーディオデータ変調部4a
とを有している。
【0048】ここでは、上記オーディオデータ送信装置
1aには、従来の伝送装置1とは異なり、図8に示すよ
うなハーフレートのサンプリング周波数のオーディオス
トリームHA、HB、HC(ここでは、Fs=16kH
z、22.05kHz、24kHz)が供給されるようになっている。
これらのハーフレートのストリームは、複数のオーディ
オパケットから構成されている。
【0049】そして、この実施の形態では、上記デジタ
ルオーディオデータ変調部4aは、これらのストリーム
HA〜HCのうちから1つ(例えばストリームHA)を
選択し、図2に示すように、このストリームに対して2
倍の変調速度でオーディオパケットを伝送処理する速度
変換を行うようにした。すなわち元は16kHzであった
のを32kHzのクロックで一連の処理をするのと等価に
なる。1024サンプルの変調処理に要する時間はスタ
ッフィングを入れて32msであり、元の64msに比
べ1/2の時間で処理が終了する。
【0050】残りの空き時間にはオーディオパケットが
空のときにゼロデータを付加するスタッフィングを行
い、さらに上記変調処理では第1のバーストプリアンブ
ルTh1と次に出力する第1のバーストプリアンブルTh2の
間にパケット周期の1/2の間隔すなわち32msで第
2のバーストプリアンブルTh1sを付加するようにした。
【0051】第2のバーストプリアンブルTh1sの内容は
図3に示すようにペイロードのビットレングスを除き第
1のバーストプリアンブルTh1と同じ内容とする。第2
のバーストプリアンブルTh1sに続くペイロードはゼロで
あるのでビットレングスを0とした構成となっている。
【0052】この図2のオーディオストリームAAは、
あたかもサンプリング周波数Fs=32kHzのようなデータ
構造を有するが、内容はハーフレートの16kHzであ
る。16kHzのデータであることはオーディオヘッダーA
d1に書かれている(図示せず)。
【0053】また、上記オーディオレシーバ2aは、図
4に示す従来のオーディオデータ伝送装置1に接続され
ているオーディオレシーバ2と同一の構成となってい
る。つまり、該オーディオレシーバ2aは、伝送ストリ
ームTに対して復調処理を施すデジタルオーディオデー
タ復調部5と、該復調処理により得られた復調ストリー
ムRをデコードするデコード部6と、該デコード処理に
より得られたデジタルオーディオ信号Dauをアナログオ
ーディオ信号Aauに変換するD/A変換器7と、該復調
部5及びデコード部6の動作状態を表示する表示部8と
を有している。従って、このオーディオレシーバ2aに
おける復調処理及びデコード処理は、図4に示すオーデ
ィオレシーバ2と同様、図7に示すフローに従って行わ
れることとなる。
【0054】次に動作について説明する。
【0055】オーディオデータ伝送装置1aの変調動作
は、従来のオーディオデータ伝送装置1と同様に行われ
る。
【0056】つまり、オーディオデータ送信装置1aで
は、デジタルデータ受信部3にて放送電波Bwが受信さ
れると、デジタルデータ受信部3からは、例えばデジタ
ルオーディオデータ(オーディオストリーム)A,B,
Cがデジタルオーディオデータ変調部4aに出力され
る。該変調部4aでは、これらのオーディオストリーム
のうちの1つがユーザ操作による操作により選択され、
選択されたオーディオストリーム(ここではオーディオ
ストリームA)が変調処理により変調ストリーム(伝送
ストリーム)Tに変換されて出力される。
【0057】一方、上記オーディオレシーバ2aでは、
上記オーディオデータ送信装置1aからの変調ストリー
ムTが入力されると、デジタルオーディオデータ復調部
5にて該変調ストリームTに対して復調処理が施され、
該復調ストリームRが該復調部5からデコード部6に出
力される。そして、デコード部6では、復調ストリーム
Rに対してデコード処理が施されてPCMオーディオ信
号Dauが生成される。このPCMオーディオ信号Dau
は、D/A変換器7にてアナログオーディオ信号Aauに
変換され、このアナログオーディオ信号Aauがオーディ
オレシーバ2aから出力される。
【0058】次に、ノーマルレートのオーディオストリ
ーム(サンプリング周波数Fs=32kHz)からハーフレー
トのオーディオストリームサンプリング周波数Fs=16kH
zに遷移したときの、オーディオデータ伝送装置1a及
びオーディオレシーバ2aの動作について説明する。
【0059】まず、オーディオデータ伝送装置1aにお
いてハーフレートへ遷移すると、図2に示すように、こ
のストリームに対して2倍の変調速度でオーディオパケ
ットを伝送処理する速度変換をおこなうようになるだけ
で、特段の切り換えが不要である。すなわち元がサンプ
リング周波数Fs=32kHzであればそのまま32kHzを継続
してハーフレートのオーディオストリームを処理するこ
とができる。
【0060】また残りの32msの空き時間も単に第1
のバーストプリアンブルTh1の値をコピーしてレングス
だけゼロに変更して出力するのできわめて簡単である。
第2のバーストプリアンブルTh1sにつづく部分は全てゼ
ロで埋めれば良い。
【0061】オーディオレシーバ2aの動作について
は、ハーフレートへ遷移しても、図2に示すように伝送
のサンプリング周波数がFs=32kHzのまま変化なく受信
でき、バーストプリアンブルの繰り返し周期も第2のバ
ーストプリアンブルの補間効果で変化しない。そのため
再同期引き込みの必要がなく遅延も少なくなる。頭切れ
などを起こすおそれがなくなる。
【0062】また、受信側のPLLをノーマルレートの
もので共用することができる。
【0063】図7において、ステップS1からステップ
S7までの条件が変化しないので、ノーマルレートから
ハーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信でき
る。
【0064】ステップ8においてはじめてMPEGのサンプ
リング周波数が変化したことが判明し、新たなMPEGフレ
ーム周期にロックして、ハーフレートのオーディオ出力
を行う。
【0065】本実施の形態をとらないで、ハーフレート
をそのままの16kHz相当のクロックで伝送すると仮定
する場合には、図7におけるステップ1でサンプリング
周波数が変更されるためPLLがアンロックとなる。そ
のため再同期引き込みに相当のデコード遅延を生じる。
【0066】ここでは、ハーフレートについて説明した
が、クォータレートや1/nのレートであっても、第2
のバーストプリアンブルを入れる頻度を変更するなどの
少しの容易な設計により、同様の作用を生む。そして遷
移が早く受信側のPLLをノーマルレートのもので共用
するという本実施の形態の優れた効果を同様に奏するこ
とができる。
【0067】このように本実施の形態のオーディオデー
タ伝送装置1aでは、ハーフレートのサンプリング周波
数で圧縮オーディオデータを伝送する際、従来のサンプ
リング周波数の伝送方法および回路を共通に利用できる
ようにし、切り換えに起因して変調ストリームの再生側
にて生ずる雑音を回避し、しかもオーディオデータの切
り替わり後、再生側での変調ストリームに対する正常再
生が開始されるまでの時間を短くすることができるオー
ディオデータ伝送方法及びオーディオデータ伝送装置を
得ることができる。
【0068】また、上記実施の形態では、オーディオデ
ータ伝送装置により伝送されるデジタルオーディオデー
タとして、MPEG2におけるAAC処理により圧縮さ
れたものを示したが、伝送されるデジタルオーディオデ
ータは、上記AAC処理以外の処理により圧縮されたも
のでもよい。
【0069】また、上記実施の形態では、オーディオデ
ータ伝送装置として、国際規格IEC61937,IEC60958に準
拠した構成を示したが、オーディオデータ伝送装置は、
将来のオーディオビデオデータ伝送規格であるIEEE1394
等に準拠した圧縮オーディオデータを伝送する構成とし
てもよい。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明(請求項1)に係る
オーディオデータ伝送方法によれば、圧縮デジタルオー
ディオデータをその処理単位である1フレーム毎にパケ
ット化して得られるオーディオストリームとして伝送す
るオーディオデータ伝送方法であって、供給されるオー
ディオストリームを構成するオーディオパケット毎に伝
送パケットに順次格納して第1のバーストプリアンブル
を付けて伝送ストリームとして出力する変調処理とを含
み、上記変調処理では供給されるオーディオストリーム
のs(sは正の実数)倍の変調速度でオーディオパケッ
トを伝送処理する速度変換をおこない、また上記変調処
理ではオーディオパケットが空のときにゼロデータを付
加するスタッフィングをおこなってデータを出力するの
で、オーディオデータ伝送装置1aにおいてハーフレー
トへ遷移しても、図2に示す通りこのストリームに対し
て2倍の変調速度すなわちノーマルレートと同じ速度で
変換をおこなうようになるだけで、元がサンプリング周
波数Fs=32kHzであればそのまま32kHzを継続してハー
フレートのオーディオストリームを処理することがで
き、クロック回路などの共用化が図れ、DSPなどのソ
フト処理も共通化できる部分が増え、経済的効果を奏す
る。
【0071】また、上記変調ストリームに対する復調処
理及びデコード処理を行うオーディオレシーバ側では、
ハーフレートへ遷移しても、図2に示すように伝送のサ
ンプリング周波数がFs=32kHzのまま変化なく受信で
き、そのため再同期引き込みの必要がなく遅延も少なく
なる。頭切れなどを起こすおそれがなくなる。受信側の
PLLをノーマルレートのもので共用することができ
る。さらに図7において、ステップS1からステップS
6までの条件が変化しないので、ノーマルレートからハ
ーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信でき、
オーディオストリームの切り換えに起因するノイズがの
る確率を低くすることができる。
【0072】この発明(請求項2)によれば、圧縮デジ
タルオーディオデータをその処理単位である1フレーム
毎にパケット化して得られるオーディオストリームとし
て伝送するオーディオデータ伝送方法であって、供給さ
れるオーディオストリームを構成するオーディオパケッ
ト毎に伝送パケットに順次格納して第1のバーストプリ
アンブルを付けて伝送ストリームとして出力する変調処
理とを含み、上記変調処理では供給されるオーディオス
トリームのn(nは正の整数)倍の変調速度でオーディ
オパケットを伝送処理する速度変換をおこない、また上
記変調処理ではオーディオパケットが空のときにゼロデ
ータを付加するスタッフィングをおこない、さらに上記
変調処理では第1のバーストプリアンブルと次に出力す
る第1のバーストプリアンブルの間にパケット周期の1
/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリアンブルを
付加してデータを出力するので、オーディオデータ伝送
装置1aにおいて、クロック回路などの共用化が図れ、
DSPなどのソフト処理も共通化できる部分が増え、経
済的効果を奏する。
【0073】また、上記変調ストリームに対する復調処
理及びデコード処理を行うオーディオレシーバ側では、
再同期引き込みの必要がなく遅延も少なくなる。受信側
のPLLをノーマルレートのもので共用することができ
る。さらに図7において、ステップS1からステップS
7までの条件が変化しないので、ノーマルレートからハ
ーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信でき、
オーディオストリームの切り換えに起因するノイズがの
る確率をさらに低くすることができる。
【0074】この発明(請求項3)によれば、請求項2
記載のオーディオデータ伝送方法において、上記圧縮デ
ジタルオーディオデータを、デジタルオーディオデータ
に対してMPEG2およびまたはMPEG4におけるA
AC処理を施して得られるデータとしたので、国際規格
に対応したオーディオストリームの伝送処理における、
オーディオストリームの切り換えに起因して、該オーデ
ィオストリームの再生の際にノイズが発生するのを回避
することができ、しかもオーディオストリームの切り替
わり後、再生側にて伝送パケットに対する復調処理の再
開を比較的短時間で行うことができる。
【0075】この発明(請求項4)によれば、請求項2
記載のオーディオデータ伝送方法において、上記供給さ
れるオーディオストリームの速度がハーフレートまたは
クォータレートのとき、上記nをそれぞれ2または4と
したので、国際規格に対応したオーディオストリームの
伝送処理における、オーディオストリームの切り換えに
起因して、該オーディオストリームの再生の際にノイズ
が発生するのを回避することができ、しかもオーディオ
ストリームの切り替わり後、再生側にて伝送パケットに
対する復調処理の再開を極めて短時間で行うことができ
る。
【0076】この発明(請求項5)によれば、請求項2
記載のオーディオデータ伝送方法において、上記変調処
理で付加する第2のバーストプリアンブルを、第1のバ
ーストプリアンブルと同じデータタイプ値と同じ繰り返
し周期値としたこのため、再生側にて、生成されるデジ
タルオーディオ信号に、オーディオストリームの切り換
えに起因するノイズがのるのを確実に回避することがで
きる。
【0077】この発明(請求項6)によれば、請求項2
記載のオーディオデータ伝送方法において、上記変調処
理で付加する第2のバーストプリアンブルは、第1のバ
ーストプリアンブルとはパケット長データが異なるよう
にしたので、受信側をさらに簡易に設計できる利点を付
加し得る。
【0078】この発明(請求項7)によれば、請求項2
記載のオーディオデータ伝送方法において、上記変調処
理で付加する第2のバーストプリアンブルのパケット長
データをゼロとしたので、受信側をさらに簡易に設計で
きる利点を付加し得る。
【0079】この発明(請求項8)に係るオーディオデ
ータ伝送装置によれば、圧縮デジタルオーディオデータ
をその処理単位である1フレーム毎にパケット化して得
られるオーディオストリームとして伝送するオーディオ
データ伝送装置であって、供給されるオーディオストリ
ームを構成するオーディオパケット毎に伝送パケットに
順次格納して第1のバーストプリアンブルを付けて伝送
ストリームとして出力する変調手段とを含み、上記変調
手段では供給されるオーディオストリームのn(nは正
の整数)倍の変調速度でオーディオパケットを伝送処理
する速度変換をおこない、また上記変調手段ではオーデ
ィオパケットが空のときにゼロデータを付加するスタッ
フィングをおこない、さらに上記変調手段では第1のバ
ーストプリアンブルと次に出力する第1のバーストプリ
アンブルの間にパケット周期の1/nの間隔で少なくと
も第2のバーストプリアンブルを付加する構成としたの
で、オーディオデータ伝送装置1aにおいて、クロック
回路などの共用化が図れ、DSPなどのソフト処理も共
通化できる部分が増え、経済的効果を奏する。
【0080】また、上記変調ストリームに対する復調処
理及びデコード処理を行うオーディオレシーバ側では、
再同期引き込みの必要がなく遅延も少なくなる。受信側
のPLLをノーマルレートのもので共用することができ
る。さらに図7において、ステップS1からステップS
7までの条件が変化しないので、ノーマルレートからハ
ーフレートへ遷移しても、そのまま継続的に受信でき、
オーディオストリームの切り換えに起因するノイズがの
る確率をさらに低くすることができる。
【0081】この発明(請求項9)に係るオーディオデ
ータ伝送装置は、圧縮デジタルオーディオデータをその
処理単位である1フレーム毎にパケット化して得られる
オーディオストリームとして受信するオーディオデータ
伝送装置であって、供給されるオーディオストリームの
n(nは正の整数)倍の変調データを受信するためのデ
ータストローブとを含み、供給されるオーディオストリ
ームの第1のバーストプリアンブルに基づいてデータ処
理を行い、供給されるオーディオストリームの第2のバ
ーストプリアンブルに基づいては無処理とするデコーダ
とを含む構成としたので、再同期引き込みの必要がなく
遅延も少なくなる。受信側のPLLをノーマルレートの
もので共用することができる。さらに図7において、ス
テップS1からステップS7までの条件が変化しないの
で、ノーマルレートからハーフレートへ遷移しても、そ
のまま継続的に受信でき、オーディオストリームの切り
換えに起因するノイズがのる確率をさらに低くすること
ができる。ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるオーディオデータ伝
送装置を説明するためのブロック図
【図2】上記実施の形態のオーディオデータ伝送装置に
おける変調処理で用いられるハーレート信号のフォーマ
ットを示す図
【図3】上記実施の形態のオーディオデータ伝送装置の
動作を説明するための、ハーフレート信号のバーストプ
リアンブルの詳細フォーマットを示す図
【図4】国際規格IEC61937に準拠した方式の従来のオー
ディオデータ伝送装置を説明するためのブロック図
【図5】上記従来のオーディオデータ送信装置に供給さ
れる複数のサンプリング周波数のオーディオストリーム
A〜Cを示す図
【図6】上記オーディオストリームAに対する変調処理
により得られる変調ストリームを示す図
【図7】国際規格IEC60958に対応した伝送ストリームに
対する復調処理及びデコード処理のフローを示す図
【図8】ハーフレートのストリーム伝送を説明するため
の図
【符号の説明】
1a オーディオデータ伝送装置(セットトップボック
ス) 2a オーディオレシーバ 3 デジタルデータ受信部 4 デジタルオーディオデータ変調部 5 デジタルオーディオデータ復調部 6 デコード部 7 D/A変換器 8 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D045 DA20 5J064 AA01 BA01 BB07 BB09 BC02 BC07 BD02 5K047 AA02 HH01 HH53 JJ06 MM12 MM44 MM46

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮デジタルオーディオデータをその処
    理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオ
    ーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝
    送方法であって、 供給されるオーディオストリームを構成するオーディオ
    パケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバース
    トプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する
    変調処理とを含み、 前記変調処理では供給されるオーディオストリームのs
    倍(sは正の実数)の変調速度でオーディオパケットを
    伝送処理する速度変換を行い、 また前記変調処理ではオーディオパケットが空のときに
    ゼロデータを付加するスタッフィングを行う、ことを特
    徴とするオーディオデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 圧縮デジタルオーディオデータをその処
    理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオ
    ーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝
    送方法であって、 供給されるオーディオストリームを構成するオーディオ
    パケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバース
    トプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する
    変調処理とを含み、 前記変調処理では供給されるオーディオストリームのn
    倍(nは正の整数)の変調速度でオーディオパケットを
    伝送処理する速度変換を行い、 また前記変調処理ではオーディオパケットが空のときに
    ゼロデータを付加するスタッフィングを行い、 さらに前記変調処理では第1のバーストプリアンブルと
    次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケッ
    ト周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリ
    アンブルを付加する、ことを特徴とするオーディオデー
    タ伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオーディオデータ伝送方
    法において、 前記圧縮デジタルオーディオデータは、デジタルオーデ
    ィオデータに対してMPEG2またはMPEG4におけ
    るAAC処理を施して得られるものであることを特徴と
    するオーディオデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のオーディオデータ伝送方
    法において、 前記供給されるオーディオストリームの速度はハーフレ
    ートまたはクォータレートであり、 前記nはそれぞれ2または4であることを特徴とするオ
    ーディオデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のオーディオデータ伝送方
    法において、 前記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブル
    は、第1のバーストプリアンブルとは同じデータタイプ
    値と同じ繰り返し周期値を有することを特徴とするオー
    ディオデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のオーディオデータ伝送方
    法において、 前記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブル
    は、第1のバーストプリアンブルとはパケット長データ
    が異なることを特徴とするオーディオデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のオーディオデータ伝送方
    法において、 前記変調処理で付加する第2のバーストプリアンブルの
    パケット長データがゼロであることを特徴とするオーデ
    ィオデータ伝送方法。
  8. 【請求項8】 圧縮デジタルオーディオデータをその処
    理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオ
    ーディオストリームとして伝送するオーディオデータ伝
    送装置であって、 供給されるオーディオストリームを構成するオーディオ
    パケット毎に伝送パケットに順次格納して第1のバース
    トプリアンブルを付けて伝送ストリームとして出力する
    変調手段とを含み、 前記変調手段では供給されるオーディオストリームのn
    倍(nは正の整数)の変調速度でオーディオパケットを
    伝送処理する速度変換をおこない、 また前記変調手段ではオーディオパケットが空のときに
    ゼロデータを付加するスタッフィングを行い、 さらに前記変調手段では第1のバーストプリアンブルと
    次に出力する第1のバーストプリアンブルの間にパケッ
    ト周期の1/nの間隔で少なくとも第2のバーストプリ
    アンブルを付加する、ことを特徴とするオーディオデー
    タ伝送装置。
  9. 【請求項9】 圧縮デジタルオーディオデータをその処
    理単位である1フレーム毎にパケット化して得られるオ
    ーディオストリームとして受信するオーディオデータ伝
    送装置であって、 供給されるオーディオストリームのn倍(nは正の整
    数)の変調データを受信するためのデータストローブと
    を含み、 供給されるオーディオストリームの第1のバーストプリ
    アンブルに基づいてデータ処理を行い、供給されるオー
    ディオストリームの第2のバーストプリアンブルに基づ
    いては無処理とするデコーダとを含むことを特徴とする
    オーディオデータ伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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