JP3659075B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗車機を図面に基づいて説明する。
図7,図8において、1は被洗浄車両の車両2を跨ぎ、複数個の輪体3を介して床面4に敷設されたレール5の上を車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体であり、この門型の洗車機本体1には、洗浄水(リンス)、あるいは洗剤、あるいはワックスを噴霧するスプレー装置として、第1洗浄水(プレリンス)アーチ6と、第1洗剤(前洗剤)アーチ7と、第2洗浄水(ファイナルリンス)アーチ8と、第1ワックスアーチ9と、第2ワックスアーチ10と、第2洗剤(後洗剤)アーチ11とがこの順で配設され、前記第1洗浄水アーチ6の近くに、車両2の乾燥手段として、トップノズル12、左右一対のサイドノズル13ならびに両ノズル12,13に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置14を設けている。また洗車機本体1内に、車両2をブラッシングする手段として、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を洗浄するトップブラシ15と洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ16とを、それぞれ揺動自在なアームを介して設け、両側下部にそれぞれ左右一対のロッカーブラシ17を互いに接近離間自在に設けている。また洗車機本体1の正面上端には、被洗浄車両2の車高を検出するソニックセンサからなる車高センサ18が設けられ、洗車機本体1の下端には、洗車機本体1がホームポジション(走行開始位置)にあることを検知する第1リミットスイッチ19と洗車機本体1がエンドポジション(走行終了位置)にあることを検知する第2リミットスイッチ20が設けられ、さらに洗車機本体1の正面側部には起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列された操作パネル21が設けられている。また、第1洗剤スプレー装置の一例である、第1および第2洗剤アーチ7,11はそれぞれ、車両2の側部に対向して左右にそれぞれ1箇所、車両2の上部に対向して2箇所にノズル24(図9参照)を備えている。
【0003】
前記各アーチ6〜11の配管図を図9に示す。
上記第1,第2洗浄水アーチ6,8は、水タンク26内の水中ポンプ27とそれぞれソレノイドバルブ28,29を介して接続されており、ソレノイドバルブ28,29を開閉することにより洗浄水アーチ6,8より被洗浄車両2へのリンスの噴霧が制御される。
【0004】
また、第1,第2洗剤アーチ7,11は第1エゼクタ30Aに接続されており、この第1エゼクタ30Aに、エアーポンプ25と第2エゼクタ30Bが接続され、第2エゼクタ30Bに、ソレノイドバルブ31を介して水中ポンプ27と、ソレノイドバルブ32を介して洗剤タンク33と、ソレノイドバルブ34および手動調節バルブ35を介して水垢除去剤タンク36が接続されている。ソレノイドバルブ31,32を開閉することにより洗剤アーチ7,11より被洗浄車両2への洗剤の噴霧が制御され、ソレノイドバルブ31,34を開閉することにより洗剤アーチ7,11より被洗浄車両2への水垢除去剤の噴霧が制御される。また手動調節バルブ35の調整により水垢除去剤の濃度を調整している。
【0005】
また第1ワックスアーチ9は第1エゼクタ37Aに接続されており、この第1エゼクタ37Aに、エアーポンプ25と第2エゼクタ37Bが接続され、エゼクタ37Bに、ソレノイドバルブ38を介して水中ポンプ27と、ソレノイドバルブ39を介して第1ワックス液タンク40が接続されている。ソレノイドバルブ38,39を開閉することにより第1ワックスアーチ9より被洗浄車両2への第1ワックス液の噴霧が制御される。
【0006】
また第2ワックスアーチ10は第1エゼクタ41Aに接続されており、この第1エゼクタ41Aに、エアーポンプ25と第2エゼクタ41Bが接続され、エゼクタ41Bに、ソレノイドバルブ42を介して水中ポンプ27と、ソレノイドバルブ43を介して第2ワックス液タンク44が接続されている。ソレノイドバルブ42,43を開閉することにより第2ワックスアーチ10より被洗浄車両2への第2ワックス液の噴霧が制御される。
【0007】
洗車機の制御系は、図10の制御ブロック図に示すように、洗車機本体1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御装置51、前記操作パネル21、車高センサ18、リミットスイッチ19,20などからなるセンサ系52、走行モータを有す走行駆動装置53、エアーポンプ25、水中ポンプ27、各スプレー装置のソレノイドバルブ28,29,31,32,34,38,39,42,43などからなる駆動系54から構成されている。制御装置51は操作パネル21からの起動、停止などの操作信号、センサ系52からの検出信号を入力して記憶し、これら操作信号、検出信号に応じて、駆動系54を制御して洗車機本体1全体の動作を制御し、洗車動作を実行している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年、洗車の付加価値が多用化し、再度、給油所(サービスステーションSS)において、ブラシを使用しないで洗浄水と洗剤のスプレーにより洗車を行う「手洗い洗車」が見直されている。このようなとき、高発泡の洗剤を使用すると、被洗浄車両2に対して洗剤の付着が良くなり、洗剤による洗浄効果をより期待できる。また洗剤の発泡を良くするためには、スプレーノズル先の口径が大きく、発泡ノズル数も少ない方が良い。
【0009】
上記従来の洗車機の第1,第2洗剤アーチ7,11はそれぞれ、上述したように4個のノズル24を備えておりノズル数が多く、また口径も限られているので発泡が良くなく、したがって洗剤の車両2の付着が良くなく、「手洗い洗車」時の洗浄の効果を減じていた。
またあまり発泡を良くすると、洗剤を噴霧しながらトップブラシ15とサイドブラシ16とロッカーブラシ17を使用して車両2をブラッシングする際、上記ブラシ15,16,17に洗剤が多量に付着し、次のワックス工程の際にワックスのかかりが極端に悪くなるという問題が発生する。
【0010】
そこで、本発明は、上記「手洗い洗車」の際の洗浄効果を向上できる洗車機を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、洗車機本体内に、被洗浄車両のブラッシング手段と、被洗浄車両の乾燥手段と、被洗浄車両に対して洗浄水を噴霧する洗浄水スプレー装置と、被洗浄車両の上部と側部から被洗浄車両に対して第1洗剤を噴霧する第1洗剤スプレー装置と、被洗浄車両に対してワックスを噴霧するワックススプレー装置とを備え、前記洗車機本体と被洗浄車両を相対移動させながら、前記洗浄手段と乾燥手段と各スプレー装置により被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体内に、ノズル数を前記第1洗剤スプレー装置のノズル数より少なくし、ノズルの口径を第1洗剤スプレー装置のノズルの口径より大きくし、第1洗剤より発泡性に優れた第2洗剤を前記被洗浄車両の上部から被洗浄車両に対して噴霧する第2洗剤スプレー装置を備え、ブラシを使用しないで被洗浄車両を洗浄する洗車コースを有し、この洗車コースが選択されたとき、第1洗剤スプレー装置と第2洗剤スプレー装置から同時に、前記第1洗剤と第2洗剤を噴霧する構成としたことを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、第2洗剤スプレー装置のノズル数を少なく、口径を大きくすることで洗剤の発泡が良くなり、さらに第2洗剤スプレー装置より発泡性に優れた第2洗剤が被洗浄車両へ噴霧されるため、洗剤の被洗浄車両への付着が良くなる。このように、洗剤の被洗浄車両への付着が良くなることにより、「手洗い洗車」の際の洗浄効果を向上できる。
また、第1洗剤スプレー装置により被洗浄車両の上部と側部に対して洗剤が噴霧され、同時に第2洗剤スプレー装置により被洗浄車両の上部に発泡性良く洗剤が噴霧される。
また請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記洗車コースが選択されて被洗浄車両に対して1回目の水洗いを行った後、前記第1洗剤スプレー装置と前記第2洗剤スプレー装置から同時に、前記洗剤を噴霧することを特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、ブラシを使用しないで被洗浄車両を洗浄する洗車コースが選択されると、1回目の水洗いの後、第1洗剤スプレー装置により被洗浄車両の上部と側部に対して洗剤が噴霧され、同時に第2洗剤スプレー装置により被洗浄車両の上部に発泡性良く洗剤が噴霧される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図7〜図10と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図1は本発明の実施の形態である洗車機の概略側面図である。図1に示すように、第2ワックスアーチ10の近傍前方に新たに第3洗剤アーチ(第2洗剤スプレー装置の一例)22が設けられており、図2に示すように、第3洗剤アーチ22は第1エゼクタ45Aに接続されており、この第1エゼクタ45Aに、エアーポンプ25と第2エゼクタ45Bが接続され、このエゼクタ45Bに、ソレノイドバルブ46を介して水中ポンプ27と、ソレノイドバルブ47を介して高発泡洗剤タンク48が接続されている。この高発泡洗剤タンク48には、洗剤タンク33に蓄えられた通常の洗剤より発泡性に優れた高発泡洗剤(第2洗剤の一例)が蓄えられている。ソレノイドバルブ46,47を開閉することにより第3洗剤アーチ22より被洗浄車両2への高発泡洗剤の噴霧が制御される。
【0016】
また第3洗剤アーチ22は、被洗浄車両2の上部に、被洗浄車両2の上面に対向して高発泡洗剤を噴霧する2個のノズル23を備えている。このノズル23の数は、第1および第2洗剤アーチ7,11のノズル24の数より少なくしており(半分としており)、またノズル23の口径を、第1および第2洗剤アーチ7,11のノズル24の口径より大きくして、発泡性を良くしている。
【0017】
本発明の洗車機の操作パネルの要部平面図を図3に示す。図3において、61,62は、それぞれ洗車コースを選択するスイッチである。「コースI」スイッチ61は、上記「手洗い洗車」のコースを選択する選択スイッチ、「コースII」スイッチ62は、ワックスかけ洗車コースを選択する選択スイッチである。これらスイッチ61,62の選択時の洗車工程を表1に示す。
【0018】
【表1】
Figure 0003659075
本発明の洗車機の制御系のブロック図を図4に示す。駆動系54に、新たに第3洗剤アーチ22のソレノイドバルブ46,47が追加されている。
以下、本発明の洗車機の制御方法を図5,図6に示すフローチャートにしたがって説明する。以下の制御は、制御装置51により実行される。なお、「コースI」のスイッチ61により手洗い洗車コースが選択されているものとする。
「第1往路」
洗車機本体1の洗浄条件の成立が確認すると(ステップ−1)、エアポンプ25を駆動し(ステップ−2)、続いて水中ポンプ27を駆動し(ステップ−3)、ソレノイドバルブ28,29を開として第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からリンスを噴霧させる(ステップ−4)。
【0019】
そして、走行駆動装置53に前進指令を出力して洗車機本体1を前進させる(ステップ−5)。
洗車機本体1の走行に伴い、第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からリンスが噴霧され、被洗浄車両2の水洗いが行われる。
そして、リミットスイッチ20により洗車機本体1が走行終了位置に到達したことが確認されると(ステップ−6)、走行駆動装置53に停止指令を出力して洗車機本体1を停止させ(ステップ−7)、ソレノイドバルブ28,29を閉として第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からのリンスの噴霧を停止させる(ステップ−8)。
【0020】
これにより、洗車機本体1が走行終了位置に到達すると、洗車機本体1は停止し、第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からのリンスの噴霧が停止される。
「第1復路」
ソレノイドバルブ31,32を開として第1および第2洗剤アーチ7,11から通常洗剤を噴霧させ(ステップ−9)、ソレノイドバルブ46,47を開として第3洗剤アーチ22から高発泡洗剤を噴霧させ(ステップ−10)、走行駆動装置53に後進指令を出力して洗車機本体1を後進させる(ステップ−11)。
【0021】
洗車機本体1の走行に伴い、洗剤アーチ7,11から通常洗剤が噴霧され、同時に第3洗剤アーチ22から高発泡洗剤が噴霧され、被洗浄車両2のシャンプーが行われる。
そして、リミットスイッチ19により洗車機本体1が走行開始位置に到達したことが確認されると(ステップ−12)、走行駆動装置53に停止指令を出力して洗車機本体1を停止させ(ステップ−13)、ソレノイドバルブ31,32を閉として洗剤アーチ7,11からの通常洗剤の噴霧を停止させ(ステップ−14)、ソレノイドバルブ46,47を閉として第3洗剤アーチ22からの高発泡洗剤の噴霧を停止させる(ステップ−15)。
【0022】
これにより、洗車機本体1が走行開始位置に到達すると、洗車機本体1は停止し、洗剤アーチ7,11からの通常洗剤の噴霧が停止され、第3洗剤アーチ22からの高発泡洗剤の噴霧が停止される。
「第2往路」
ソレノイドバルブ28,29を開として第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からリンスを噴霧させ(ステップ−16)、ソレノイドバルブ38,39,42,43を開として第1ワックスアーチ9および第2ワックスアーチ10からワックスを噴霧させ(ステップ−17)、走行駆動装置53に前進指令を出力して洗車機本体1を前進させる(ステップ−18)。
【0023】
洗車機本体1の走行に伴い、第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からリンスが噴霧され、第1ワックスアーチ9および第2ワックスアーチ10からワックスが噴霧され、被洗浄車両2から通常洗剤と高発泡洗剤が洗い落とされ、続いてワックスがけが行われる。
そして、リミットスイッチ20により洗車機本体1が走行終了位置に到達したことが確認されると(ステップ−19)、走行駆動装置53に停止指令を出力して洗車機本体1を停止させ(ステップ−20)、ソレノイドバルブ28,29を閉として第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からのリンスの噴霧を停止させ(ステップ−21)、ソレノイドバルブ38,39,42,43を閉として第1ワックスアーチ9および第2ワックスアーチ10からワックスの噴霧を停止させる(ステップ−22)。
【0024】
そして、水中ポンプ27を停止し(ステップ−23)、続いてエアポンプ25を停止する(ステップ−24)。
これにより、洗車機本体1が走行終了位置に到達すると、洗車機本体1は停止し、洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8からのリンスの噴霧が停止され、第1ワックスアーチ9および第2ワックスアーチ10からワックスの噴霧が停止させる。
「第2復路」
次にブロワ装置14へ駆動指令を出力し、ブロワ装置14を駆動し(ステップ−25)、トップノズル12とサイドノズル13の駆動装置に対して駆動指令を出力し、トップノズル12とサイドノズル13よりエアを噴射させる(ステップ−26)。
【0025】
そして、走行駆動装置53に後進指令を出力して洗車機本体1を後進させる(ステップ−27)。
洗車機本体1の走行に伴い、トップノズル12とサイドノズル13よりエアが被洗浄車両2へ噴射され、被洗浄車両2の乾燥が行われる。
そして、リミットスイッチ19により洗車機本体1が走行開始位置に到達したことが確認されると(ステップ−28)、走行駆動装置53に停止指令を出力して洗車機本体1を停止させる(ステップ−29)。
【0026】
そして、ブロワ装置14を停止する(ステップ−30)。
これにより、洗車機本体1が走行開始位置に到達すると、洗車機本体1は停止され、ブロワ装置14による乾燥が停止される。
このように、手洗い洗車コースの選択スイッチである「コースI」スイッチ61が選択されると、1回目の水洗いの後、洗剤アーチ7,11より被洗浄車両2の上面と両側面に対して通常洗剤が噴霧され、同時に第3洗剤アーチ22より被洗浄車両2の上面に対して高発泡洗剤が噴霧される。よって、被洗浄車両2の表面、特に上面へ洗剤が良く付着し、洗剤による洗浄効果を向上することができる。
【0027】
また、「コースII」のスイッチ62によりワックスかけ洗車コースが選択されているとき、表1に示すように、第1復路におけるブラッシングの際に、通常洗剤のみをスプレーし、高発泡洗剤のスプレーを行わないこととしている。これにより、トップブラシ15とサイドブラシ16とロッカーブラシ17を使用して車両2をブラッシングする際、ブラシ15,16,17に洗剤が多量に付着し、次のワックス工程の際にワックスのかかりが極端に悪くなるという問題の発生を回避している。
【0028】
なお、本発明の実施の形態では、水中ポンプ27を1台のみ備えているが、高圧の水中ポンプを付加し、第1洗浄水アーチ6および第2洗浄水アーチ8と、第1ワックスアーチ9および第2ワックスアーチ10をこの高圧水中ポンプに接続し、リンスとワックスを高圧でスプレーすることもできる。
また本発明の実施の形態では、第3洗剤アーチ22より高発泡洗剤が噴霧されているが、洗剤アーチ7,11から噴霧される通常洗剤を噴霧するようにしてもよい。第3洗剤アーチ22のノズル23の数を、第1および第2洗剤アーチ7,11のノズル24の数より少なくし、またノズル23の口径を、第1および第2洗剤アーチ7,11のノズル24の口径より大きくして、発泡性を良くしていることから、通常洗剤の噴霧に際しても発泡性が良くなり、洗剤の被洗浄車両2への付着が向上し、洗浄効果の向上を期待できる。
【0029】
また高発泡洗剤として、水垢除去剤を使用することも可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ブラシを使用しないで被洗浄車両を洗浄する洗車コースが選択されたとき、第1洗剤スプレー装置より被洗浄車両の上面と両側面に対して第1洗剤が噴霧され、同時に、ノズル数が第1洗剤スプレー装置のノズル数より少なくされ、ノズルの口径が第1洗剤スプレー装置のノズルの口径より大きく形成された第2洗剤スプレー装置より被洗浄車両の上面に対して第1洗剤より発泡性に優れた第2洗剤が噴霧されることにより、被洗浄車両の表面、特に上面へ洗剤が良く付着し、洗剤による洗浄効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である洗車機の概略側面図である。
【図2】同洗車機の各アーチの配管図である。
【図3】同洗車機の操作パネルの要部表面図である。
【図4】同洗車機の制御系のブロック図である。
【図5】同洗車機の制御方法の手順を順に示すフローチャートである。
【図6】同洗車機の制御方法の手順を順に示すフローチャートである。
【図7】従来の洗車機の概略側面図である。
【図8】従来の洗車機の概略正面図である。
【図9】従来の洗車機の各アーチの配管図である。
【図10】従来の洗車機の制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
2 被洗浄車両
6,8 洗浄水アーチ
7,11 洗剤アーチ(第1スプレー装置)
9,10 ワックスアーチ
12 トップノズル
13 サイドノズル
14 ブロワ装置
15 トップブラシ
16 サイドブラシ
19,20 リミットスイッチ
22 第3洗剤アーチ(第2スプレー装置)
25 エアポンプ
27 水中ポンプ
28,29,31,32,34,38,39,42,43,46,47 ソレノイドバルブ
30A,30B,37A,37B,41A,41B,45A,45B エゼクタ
35 手動調整バルブ
51 制御装置
53 走行駆動装置
61,62 選択スイッチ

Claims (2)

  1. 洗車機本体内に、被洗浄車両のブラッシング手段と、被洗浄車両の乾燥手段と、被洗浄車両に対して洗浄水を噴霧する洗浄水スプレー装置と、被洗浄車両の上部と側部から被洗浄車両に対して第1洗剤を噴霧する第1洗剤スプレー装置と、被洗浄車両に対してワックスを噴霧するワックススプレー装置とを備え、前記洗車機本体と被洗浄車両を相対移動させながら、前記洗浄手段と乾燥手段と各スプレー装置により被洗浄車両の洗車を行う洗車機であって、
    前記洗車機本体内に、ノズル数を前記第1洗剤スプレー装置のノズル数より少なくし、ノズルの口径を第1洗剤スプレー装置のノズルの口径より大きくし、前記第1洗剤より発泡性に優れた第2洗剤を前記被洗浄車両の上部から被洗浄車両に対して噴霧する第2洗剤スプレー装置
    を備え
    ブラシを使用しないで被洗浄車両を洗浄する洗車コースを有し、
    この洗車コースが選択されたとき、第1洗剤スプレー装置と第2洗剤スプレー装置から同時に、前記第1洗剤と第2洗剤を噴霧する構成としたこと
    を特徴とする洗車機。
  2. 前記洗車コースが選択されて被洗浄車両に対して1回目の水洗いを行った後、前記第1洗剤スプレー装置と前記第2洗剤スプレー装置から同時に、前記洗剤を噴霧すること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
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