JP3657051B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳幼児、失禁者用、及び大人用のパンツ型使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
パンツ型使い捨ておむつは、フラット型(展開型)使い捨ておむつに比較して、通常の下着と同様に着用者が自分で上げ下げできるという特徴を有する。しかし、着用者自身が排泄物を漏らさないようにするために、且つ容易に装着できるようにするためには、パンツ型の使い捨ておむつには優れたフィット性が要求され、更に、着用者の活発な活動に対しても十分な追従性を有することが要求される。このような要求に対応するため、パンツ型使い捨ておむつ本体の腹側部と背側部とを接着するサイド部分に伸縮性のサイドパネルを設けたパンツ型使い捨ておむつが提案されている。
【0003】
上記サイドパネルの材質としては、伸縮性不織布等が一般に用いられている。上記不織布は、一般に、熱可塑性エラストマーを繊維状に加工して得られる弾性繊維から製造されるが、その製造方法には直接シート法しか用いることができず、製造方法が限られていた。しかも直接シート法によって製造された伸縮性不織布はゴム特有の肌触りがある。
【0004】
そこで、特公平7−35632号公報には、通常の方法により不織布化が可能な弾性繊維が提案されている。該弾性繊維は、結晶性ポリプロピレンからなる第1成分と融点が100〜150の熱可塑性樹脂からなる第2成分とから構成される弾性複合繊維である。
【0005】
しかしながら、上記公報の実施例に記載の弾性複合繊維から形成された弾性不織布は、上記第2成分の熱可塑性樹脂に伸縮弾性の特性が無いため、複合繊維としての伸縮弾性が実質的に発現せず、熱接着後も硬いという欠点があり、また、衣料用の素材として用いるには肌触りや風合いが未だ不十分であるという欠点があった。
【0006】
従って、本発明の目的は、肌触りや風合いに優れ、快適な装着感を有するパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討した結果、特定の成分の組み合わせからなる2成分系伸縮弾性複合繊維、特に第2成分として熱可塑性エラストマーを選択した伸縮弾性複合繊維を構成繊維として用いた伸縮弾性不織布を含むシートを伸縮性サイドパネルとして用いることによって上記目的が達成され得ることを知見した。
【0008】
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在する液保持性の吸収体を有する本体と、一対の伸縮性サイドパネルとを備え、
一対の上記伸縮性サイドパネルはそれぞれウエスト開口部と一対のレッグ開口部との間に配されており、
上記ウエスト開口部及び一対の上記レッグ開口部には、それぞれその周縁部に、ギャザーを形成する弾性部材が設けられてなるパンツ型使い捨ておむつにおいて、
上記伸縮性サイドパネルとして、結晶性ポリプロピレンからなるハードエラスチック成分を第1成分とし、熱可塑性エラストマーを第2成分とする伸縮弾性複合繊維からなる伸縮弾性不織布を含むシートを用い、
上記伸縮弾性複合繊維は、上記第1成分が鞘で、上記第2成分が芯である芯鞘型複合繊維であるパンツ型使い捨ておむつを提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】
【作用】
本発明によるパンツ型使い捨ておむつは、伸縮性サイドパネルを有し、該伸縮性サイドパネルが布様の感触を有する伸縮弾性不織布を含むシートからなるので、肌触りや風合いに優れ、快適な装着感を有するものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のパンツ型使い捨ておむつの好ましい一実施形態を、図面を参照して説明する。ここで、図1は、本発明のパンツ型の使い捨ておむつの好ましい一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1に示す使い捨ておむつの一部破断展開図である。
【0011】
図1及び図2に示す本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1は、液透過性の表面シート11、液不透過性の裏面シート12、及びこれら両シート間に介在する液保持性の吸収体13を有する本体10を備えている。そして、上記本体10は着用時に着用者の腹側に位置する腹側部Cと、背中側に位置する背側部Aと、股下部Bとに区分されている。また、上記吸収体13は、長方形状であり、上記表面シート11と上記裏面シート12とにより挟持固定されている。
【0012】
上記腹側部C及び上記背側部Aそれぞれの左右両側縁部には、伸縮性サイドパネル20,20’が接合固定されている。上記両側縁部と上記伸縮性サイドパネル20、20’との接合固定は、ヒートシール、超音波シール、接着剤によるシール又はその他の何らかの適切な手段により行うことができる。
【0013】
上記腹側部Cの伸縮性サイドパネル20,20と上記背側部Aの伸縮性サイドパネル20’,20’とはそれぞれ、上記伸縮性サイドパネル20の表面シート側と上記伸縮性サイドパネル20’の表面シート側とを当接させてシール部31を形成し、該シール部31を介して接合固定されている。その結果、ウエスト開口部15と左右一対のレッグ開口部17,17’とが形成されている。即ち、上記伸縮性サイドパネル20,20’は、上記シール部31により接合固定されて一体化した一つの伸縮性サイドパネルとなり、該伸縮性サイドパネルがウエスト開口部と一対のレッグ開口部との間に配された状態になっている。
なお上記シール部31における接合固定は、ヒートシール、超音波シール、接着剤によるシール又はその他の何らかの適切な手段により行うことができる。
【0014】
上記腹側部C及び上記背側部Aにおける、ウエスト開口部近傍Dには帯状のウエスト部弾性部材23,23’がウエスト開口部の縁端、即ち、前後のウエスト部14,14’に平行に配置されている。また、着用時に着用者の胴回りに位置する胴回り部Eには、糸状の胴回り部弾性部材21,21’が上記腹側部C及び上記背側部Aにそれぞれ4本づつ、前後のウエスト部14,14’に平行に且つ上記裏面シート12と上記吸収体13とに挟持されるように配置されている。上記胴回り部弾性部材21,21’及びウエスト部弾性部材23,23’が配置されていることにより、上記腹側部C及び背側部Aが上記伸縮性サイドパネル20,20’を介して、上記パンツ型使い捨ておむつ1における着用者の胴回り及びウエストに当接する部分の外周面(ウエスト開口部近傍D及び胴回り部Eを主とする裏面シート12表面)に、ギャザーが形成されている。
【0015】
また、上記本体の左右両側には、レッグ部弾性部材22,22’が配されており、該レッグ部弾性部材22,22’により、一対の上記レッグ開口部17,17’の周縁部にギャザーが形成され、股下領域にフィットし得るようになされている。
【0016】
また、図1及び図2に示すように、上記背側部Aには、その略中央部における上記裏面シート12の表面に廃棄用テープ30が設けられている。該廃棄用テープ30を用いることにより、排便後等には、おむつ本体を丸めて、該廃棄用テープ30でコンパクトに止めて廃棄することができ、排便をおむつ本体に閉じ込めて衛生的に処理できかつ廃棄が容易となる。
【0017】
次に、本実施形態のパンツ型使い捨ておむつにおける各構成部材の材料等について説明する。
上記表面シート11は、排泄物を吸収体13へ透過させる液透過性シートで肌着に近い感触を有したものが好ましく、このような液透過性シートとしては、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等が用いられる。
【0018】
上記裏面シート12としては、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸した液不透過性かつ蒸気透過性のフィルムシート、または繊維集合体と該フィルムシートとのラミネート等が用いられる。
【0019】
上記吸収体13としては、解繊パルプを主材とし、高分子吸水ポリマーを併用したものが好ましい。該高分子吸水ポリマーは、上記吸収体13の上層、中層、下層の何れの位置に存在させてもよく、また、パルプと混合したものであってもよい。また、該高分子吸水ポリマーは自重の20倍以上の液体を吸収して保持し得る保持性能を有し、ゲル化する性質を有する粒子状のものが好ましい。このような高分子吸水ポリマーとしては、例えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体などが好ましく挙げられる。
【0020】
上記ウエスト部弾性部材23,23’、胴回り部弾性部材21,21’、及びレッグ部弾性部材22,22’としては、それぞれ、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタン、メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体エラストマーなどからなる糸状、帯状、フィルム状発泡体等の弾性体を特に制限されることなく用いることができる。
【0021】
また、上記廃棄用テープ30は、通常のテープ材に粘着材を塗布したものが好ましく用いられる。該粘着剤としては、通常の粘着剤、例えば、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、アクリル酸エステル、アクリル共重合体、酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のホットメルト樹脂あるいはエマルジョンが用いられる。
【0022】
而して、本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1の特徴部分について説明すると、上記伸縮性サイドパネル20,20’は、結晶性ポリプロピレンからなるハードエラスチック成分を第1成分とし、熱可塑性エラストマーを第2成分とする2成分系の伸縮弾性複合繊維(以下、単に「複合繊維」という)からなる伸縮弾性不織布を含むシートからなる。
上記複合繊維は、熱可塑性エラストマーからなる従来の弾性繊維に比して、すべり性が良好であり、特にカード機を用いて不織布に加工することが容易である。
また、上記複合繊維を構成繊維とする上記伸縮弾性不織布は、通常の不織布と同様に布様の感触を有し、風合いに優れたものである。従って、該伸縮弾性不織布を含むシートを上記伸縮性サイドパネル20,20’として用いる上記パンツ型使い捨ておむつ1は、快適な装着感を有するものとなる。
【0023】
上記伸縮弾性不織布を構成する上記複合繊維の第1成分として用いられるハードエラスチック成分は結晶性ポリプロピレンからなる。
【0024】
上記結晶性ポリプロピレンとしては、ハードエラスチック性を有するものであれば特に制限無く用いることができる。上記結晶性ポリプロピレンの好ましい例としては、プロピレンのホモポリマー、プロピレンを主体とするエチレンとのコポリマー、及びプロピレンを主体とするα−オレフィンとのコポリマー等が挙げられる。
【0025】
上記結晶性ポリプロピレンは、その結晶化度が40%以上であることが好ましい。上記結晶化度が40%満たないと繊維の伸張回復率が不十分となる場合がある。なお、上記結晶化度は、DSC(示差走査熱量測定)法に従って測定された結晶の融解に要するエネルギーをもとに算出した値である。
【0026】
上記結晶性ポリプロピレンは、そのメルトインデックスが、1〜200g/10分であることが好ましく、3〜50g/10分であることが更に好ましい。上記メルトインデックスが1g/10分に満たないと溶融粘度が高すぎて、紡糸が困難となる場合があり、200g/10分を超えると溶融粘度が低すぎて、繊維化する前に糸切れが発生する場合があるので上記範囲内とすることが好ましい。なお、上記メルトインデックスは、ASTM D−1238に従い、230℃、2.16kgf荷重下で測定された値である。
【0027】
また、上記結晶性ポリプロピレンは、伸縮弾性が容易に発現し、且つ上記複合繊維を容易に紡糸し得る点から、その重量平均分子量が、1万〜100万であることが好ましく、2万〜60万であることが更に好ましい。
【0028】
上記伸縮弾性不織布を構成する上記複合繊維の第2成分は熱可塑性エラストマーからなる。
該熱可塑性エラストマーは、一般に、分子中にゴム弾性を有する柔軟性成分(ソフトセグメント、軟質相)と、塑性変形を防止するための分子拘束成分(ハードセグメント、硬質相)とから構成されている。
上記熱可塑性エラストマーは、そのハードセグメントの種類により分類することができ、本発明においては、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ウレタン系エラストマー、エステル系エラストマー、アミド系エラストマー、シンジオタクチックポリ(1,2−ブタジエン)及びポリ(トランス−1,4−イソプレン)等を好ましく用いることができる。これらの熱可塑性エラストマーのうち、ウレタン系エラストマー及びエステル系エラストマーを特に好ましく用いることができる。
【0029】
上記ウレタン系エラストマーとして好ましく用いられるものとしては、例えば、ハードセグメントとしてウレタン結合を有するブロックと、ソフトセグメントとしてポリカーボネート系ポリオール、エーテル系ポリオール、カプロラクトン系ポリエステル、又はアジペート系ポリエステル等を有するブロックとから成るウレタン系エラストマー等が挙げられる。
また、上記エステル系エラストマーとして好ましく用いられるものとしては、例えば、ハードセグメントとして芳香族ポリエステルを有するブロックと、ソフトセグメントとして脂肪族ポリエーテル、又は脂肪族ポリエステルを有するブロックとから成るエステル系エラストマー等が挙げられる。
【0030】
とりわけ、加工性、コスト、耐光性、耐薬品性、及び皮膚刺激性等を考慮すると、上記熱可塑性エラストマーとして、メタロセンを触媒として用いて製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体を用いることが特に好ましい。
上記エチレン−α−オレフィン共重合体において、エチレンと共重合させるα−オレフィンとしては、炭素数が3〜30のα−オレフィン、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、オクタデセン等が挙げられる。これらの中でも1−ヘキセン、1−オクテン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ペンテンが好ましく用いられる。
上記エチレン−α−オレフィン共重合体におけるエチレンとα−オレフィンとの配合割合は、好ましくはエチレンが40〜98重量%であり、α−オレフィンが60〜2重量%である。
【0031】
本発明においては、これらの熱可塑性エラストマーの溶融流動性を改質するために、これらの熱可塑性エラストマーに熱可塑性プラスチックやオイル成分等を添加してもよい。
【0032】
上記熱可塑性エラストマーは、その100%伸張時の伸張回復率が50%以上であることが、上記伸縮性サイドパネルが、人体の動作に対して破壊を起こさずに追従可能となる点から好ましい。
【0033】
上記複合繊維においては、好ましくは、上記第1成分の含有量が5〜70重量%であり、上記第2成分の含有量が95〜30重量%であり、更に好ましくは、上記第1成分の含有量が10〜60重量%であり、上記第2成分の含有量が90〜40重量%であり、一層好ましくは、上記第1成分の含有量が10〜50重量%であり、上記第2成分の含有量が90〜50重量%である。上記第1成分の含有量が上記の上限を超えるか又は上記第2成分の含有量が上記の下限に満たないと上記複合繊維の伸縮性が不十分となる場合があり、上記第1成分の含有量が上記の下限に満たないか又は上記第2成分の含有量が上記の上限を超えると上記複合繊維の表面に上記第2成分が露出する面積が多くなり、触感が低下する場合があるうえ、鞘芯型の複合繊維を紡糸することが困難となる場合があるので、上記範囲内とすることが好ましい。
【0034】
上記複合繊維の繊維形態は、鞘芯型〔シース・コア型(同心円型及び偏心型)〕である。
【0035】
上記公知の紡糸方法により製造された上記複合繊維は、紡糸後直接ウエブとなして不織布を形成してもよく、或いは、伸縮特性を一層発現させる点から、紡糸後所定の延伸処理に付した後にウエブとなして不織布を形成してもよい。
上記延伸処理の条件としては、延伸温度が20〜130℃であることが好ましく、延伸倍率が1〜6倍であることが好ましい。上記延伸処理における上記伸縮弾性複合繊維の加熱には、例えば、熱風、蒸気、赤外線等の加熱手段を用いることができる。
【0036】
上記複合繊維は、その繊維径が1〜20デニールであることが好ましく、2〜6デニールであることが更に好ましい。上記繊維径が1デニールに満たないと紡糸工程での紡糸性が低下し、繊維化しにくくなる場合があり、20デニールを超えると上記伸縮弾性不織布の実用性において、風合いが悪化する場合があるので上記範囲内とすることが好ましい。
【0037】
上記複合繊維は、その100%伸張時の伸張回復率が20〜100%であることが好ましく、50〜100%であることが更に好ましい。上記伸張回復率が20%に満たないと、上記伸縮性サイドパネルの、人体の動作に追従する機能が不十分となる場合がある。
【0038】
上記複合繊維は、ステープルファイバーのような短繊維の形態で用いられてもよく、連続フィラメントのような長繊維の形態で用いられてもよい。
【0039】
上記伸縮弾性不織布は、上記複合繊維100%から構成されていることが特に好ましいが、他の繊維と混紡されたものであってもよい。
上記複合繊維を他の繊維と混紡する場合には、上記伸縮弾性不織布は、上記複合繊維を好ましくは30重量%以上含み、更に好ましくは50重量%以上含む。上記複合繊維の量が30重量%に満たないと、上記伸縮弾性不織布の伸縮弾性が著しく低下して破断してしまう場合がある。
上記複合繊維と混紡し得る他の繊維としては、不織布形成工程における熱処理により変質しない繊維、例えば、ポリオレフィン、ポリエステル及びポリアミド等の熱可塑性合成繊維、コットン、麻及び羊毛等の天然繊維、並びにレーヨン及びアセテート等の再生繊維や、上記熱処理により融着し得る各種バインダー繊維等が挙げられる。
【0040】
上記伸縮弾性不織布は、例えば、カード機を用いる方法や直接シート法によって製造することができ、具体的には、レジンボンド、バインダー繊維の混紡、ヒートロール、及びウオーターニードリンク等の不織布製造法により製造することができる。
特に、上記伸縮弾性不織布は、公知のウエブ形成方法を用いて上記複合繊維からなる(又は上記複合繊維を含む)ウエブを形成し、次いで該ウエブにおける繊維の交絡点間を、上記第1成分の融点と上記第2成分の融点との間の温度での熱処理により融着させ、多数の接着点を形成することにより好ましく製造される。上記ウエブ形成方法としては、上記複合繊維としてステープルファイバー等の短繊維を用いる場合には、カード機を用いて該複合繊維を開繊させてウエブを形成する方法が挙げられる。また、上記複合繊維として連続フィラメント等の長繊維を用いる場合には、溶融紡糸した上記複合繊維を高速の空気流に搬送させ、移動ネット上に堆積・開繊させてウエブを形成する方法(スパンボンド法)が挙げられる。
【0041】
形成されたウエブを熱処理して不織布を形成する方法(サーマルボンド法)としては、例えば、該ウエブを、スルー・エア・ドライヤ中を通過させ、熱風により該ウエブの構成繊維の交絡点間を熱融着させて、多数の接着点を形成する方法が挙げられる。この場合、熱風の温度や供給量は、上記ウエブの構成繊維の種類並びに上記ウエブの坪量及び搬送速度等にもよるが、一般に、熱風の温度が140〜170℃であることが好ましく、流速又は風速が0.5〜3m/分であることが好ましい。
また、上記熱処理の別法として、彫刻ロールと平滑ロールとからなる一対のエンボスロールを用いた熱エンボス加工が挙げられる。この場合、これら両ロールのうちの何れか一方又は両方を加熱して用いることにより、熱エンボス加工を行う。エンボスロールの加熱温度は、120〜170℃とすることが好ましい。エンボスロールをこれよりも高い温度に加熱すると、上記ウエブが該エンボスロールに接着する場合がある。
上記彫刻ロールとしては、例えば種々のパターンがその表面に彫刻された鉄ロールを用いることができる。一方、上記平滑ロールとしてはペーパーロール、ゴムロール、シリコンゴムロール、ウレタンゴムロール、金属ロール等を用いることができる。上記彫刻ロールのパターンの例としては、例えば、ピン、点ドット、亀甲、格子、縦縞、横縞、編み目、絵柄等があり、特にそのパターンに限定されるものでは無い。
上記熱エンボス加工時のエンボスロールの線圧は、上記ウエブの坪量及び搬送速度並びにエンボスロールの加熱温度等にもよるが、一般的な範囲として、10〜150kg/cmであることが好ましい。
【0042】
上記伸縮弾性不織布は、その20%伸張時の伸張回復率が40〜100%であることが好ましく、60〜100%であることが更に好ましい。上記伸張回復率が40%に満たないと、上記伸縮性サイドパネルの、人体の動作等への追従が不十分で、抵抗が大きくなる場合がある。
【0043】
上記伸縮弾性不織布は、その坪量が5〜200g/m2 であることが好ましく、15〜80g/m2 であることが更に好ましい。上記坪量が5g/m2 に満たないと、上記伸張回復率が小さく不十分となる場合があり、200g/m2 を超えると、サーマルボンド法での不織布形成が難しくなり、コスト的に不利であるので上記範囲内とすることが好ましい。
【0044】
また、上記伸縮弾性不織布は、その0.5g/cm2 加重下における厚さが0.05〜5mmであることが好ましく、0.2〜2mmであることが更に好ましい。上記厚さが0.05mmに満たないと、繊維密度が高くなり、伸縮特性が不十分となる場合があり、5mmを超えると、上記伸縮性サイドパネルが、実用上、違和感を与えるので上記範囲内とすることが好ましい。
【0045】
本発明のパンツ型使い捨ておむつにおいては、上記伸縮性サイドパネルが、上記伸縮弾性不織布のみからなるシートから構成されていても、本発明の効果は十分に奏されるが、上記伸縮性サイドパネルとして、上記伸縮弾性不織布と他の伸縮性材料、例えば熱可塑性エラストマーフィルムとを積層した積層シートを用いても本発明の効果は十分に奏される。かかる積層シートを用いることにより、上記伸縮性サイドパネルの伸縮物性を自由にコントロールすることができるので好ましい。上記熱可塑性エラストマーフィルムと上記伸縮弾性不織布との積層形態としては、例えば、上記伸縮弾性不織布の片面に上記熱可塑性エラストマーフィルムを積層する形態、上記伸縮弾性不織布の両面に上記熱可塑性エラストマーフィルムを積層する形態、及び上記熱可塑性エラストマーフィルムの両面に上記伸縮弾性不織布を積層する形態等が挙げられる。上記熱可塑性エラストマーフィルムを構成する材料としては、例えば、ウレタン、スチレン、エステル、オレフィン系の熱可塑性エラストマーが挙げられ、特に、メタロセンを触媒として用いて製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体が好ましく用いられる。
【0046】
以上、本発明のパンツ型使い捨ておむつをその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明のパンツ型使い捨ておむつは上記実施形態に制限されず、他の変更形態も可能である。
例えば、上記伸縮性サイドパネルは、上記背側部A及び上記腹側部Cの何れか一方の左右両側縁部にのみ接合固定されていてもよい。
また、上記伸縮性サイドパネルは、上記背側部及び上記腹側部の何れか一方に接合固定されているもののみが上記伸縮弾性不織布を含むシートから成っていてもよい。
また、上記伸縮性サイドパネルは、非伸縮性部材により形成された非伸縮性部と、上記伸縮弾性不織布を含むシートにより形成された伸縮性部分とが多列に且つ交互に配されて成るものでもよい。
また、上記伸縮性サイドパネル20,20’の接合固定は、着用者の身体の真横に相当する位置に限られず、着用者の身体の腹側寄り又は背中側寄りの位置であってもよい。
【0047】
【実施例】
以下、実施例により本発明のパンツ型使い捨ておむつの有効性を例示する。しかしながら、本発明の範囲は、かかる実施例に制限されるものではない。
【0048】
〔製造例1〕
複合繊維の製造
第1成分としてポリプロピレン(メルトインデックス;8g/10分、結晶化度;43%)を用い(50重量%)、第2成分としてメタロセンを触媒として用いて製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体(100%伸張時の伸張回復率;80%)を用いて(50重量%)、溶融紡糸により偏心鞘芯型(第1成分が鞘で、第2成分が芯)の複合繊維を製造した。この複合繊維の繊維径は2デニールであり、100%伸張時の伸張回復率は80%であった(表1参照)。
【0049】
伸縮弾性不織布の製造
上記複合繊維のステープルファイバー(2d×51mm)をカード機を用いて開繊しウエブとなした。引き続き、該ウエブを、スルー・エア・ドライヤ中を通過させて熱処理し(熱風温度;168℃、風速;2m/分)、伸縮弾性不織布を製造した。
このようにして得られた伸縮弾性不織布の20%伸張時の伸張回復率、坪量及び0.5g/cm2 加重下での厚さをそれぞれ測定したところ、20%伸張時の伸張回復率は75%であり、坪量は32g/m2 であり、0.5g/cm2 加重下での厚さは0.8mmであった。また、この伸縮弾性不織布の風合いを評価した。その結果を表2に示す。
なお、上記第2成分及び上記複合繊維の100%伸張時の伸張回復率、並びに上記伸縮弾性不織布の20%伸張時の伸張回復率の測定方法及び風合いの評価方法は下記の通りである。
【0050】
<第2成分及び複合繊維の100%伸張時の伸張回復率>
長さ51mm、繊維径2.0デニールの試料を用意し、テンシロン(オリエンテック社製RTA−100)装置を用いて、JIS L1015及びL1096に従い、試料を試験機に固定して、100%伸張させる。この状態を1分間保持した後、引張速度と同様の速度で戻し始めて応力が0になったときの変位長L’(mm)を測定する。元の固定寸法L(mm)に対して下記式から100%伸張時の伸張回復率(%)を算出する。
100伸張時の伸張回復率(%)=(L’/L)×100
<伸縮弾性不織布の20%伸張時の伸張回復率>
上記伸縮弾性不織布の流れ方向(連続方向)を長手方向とした試料を縦サンプルとし、それに直交する方向を長手方向とした試料を横サンプルとし、試料サイズが長さ200mm×幅50mmの試料を縦サンプル及び横サンプルそれぞれ10枚ずつサンプリングした。次いで、テンシロン(オリエンテック社製 RTA−100)装置を用いて、試料固定の寸法150mm、引張速度300mm/minで引張試験を行い、20%伸張させる。この状態を1分間保持した後、速度300mm/minで戻し始めて、応力が0になったときの長さを測定する。20%伸張時の伸張回復率(%)は下記式から算出する。
20%伸張時の伸張回復率(%)=(初期長さ/伸張回復後の長さ)×100
<伸縮弾性不織布の風合い>
パネラー10人により手触りの評価を行なった。手触りが良かったと感じる人数が10人又は9人のときを「◎」、8人〜6人のときを「○」、5人〜3人のときを「△」、2人又は1人のときを「×」とした。
【0051】
〔製造例2〜6〕
表1に示す成分を用い且つ表1に示す断面形状とする以外は製造例1と同様の手順により複合繊維を製造した。得られた複合繊維を用いて製造例1と同様の手順により伸縮弾性不織布を製造した。このようにして得られた伸縮弾性不織布について製造例1と同様の測定及び評価をした。その結果を表2に示す。
【0052】
〔比較製造例1〜3〕
表1に示す成分を用いて溶融紡糸により繊維を製造した。得られた繊維を用いてスパンボンド不織布を製造した。このようにして得られた不織布について製造例1と同様の測定及び評価をした。その結果を表2に示す。なお、上記繊維は、断面が円形である通常の繊維である。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
表2に示す結果から明らかなように、結晶性ポリプロピレンからなるハードエラスチック成分を第1成分とし、熱可塑性エラストマーを第2成分とする複合繊維からなる伸縮弾性不織布(製造例1〜6)は、伸縮性が高く、しかも優れた風合いを有するものである。これに対して、比較製造例1〜3の不織布は肌触りが悪く、直接肌に接触する用途には不適当である。
【0056】
〔実施例1〜6及び比較例1〜3〕
製造例1〜6で得られた伸縮弾性不織布を、伸縮性サイドパネルとして用いて、図1に示すパンツ型使い捨ておむつを製造した(実施例1〜6)。同様に、比較製造例1〜3で得られた不織布を、伸縮性サイドパネルとして用いて、図1に示すパンツ型使い捨ておむつを製造した(比較例1〜3)。
これらのパンツ型使い捨ておむつについて、10人のモニターに対して装着感に関する試験を行った。その結果、実施例1〜6(本発明)のパンツ型使い捨ておむつは、肌触りや風合い及び装着感が良好であったのに対して、比較例1〜3のパンツ型使い捨ておむつは、肌触りが悪く、装着感に劣るものであった。
【0057】
【発明の効果】
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、伸縮性サイドパネルが布様の感触を有する伸縮弾性不織布を含むシートからなるので、肌触りや風合いに優れ、快適な装着感を有するものとなる。また、胴回り部のフィット性及びずれ落ち防止性に優れ、排泄物の防漏性に優れたものであり、更には、幼児等へのおむつの着脱を座ったまま又は立ったままの状態で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパンツ型使い捨ておむつの好ましい一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す使い捨ておむつの一部破断展開図である。
【符号の説明】
1 パンツ型使い捨ておむつ
11 表面シート
12 裏面シート
13 吸収体
14 前のウエスト部
14’後のウエスト部
15 ウエスト開口部
17 レッグ開口部
20 伸縮性サイドパネル
21 胴回り部弾性部材
22 レッグ部弾性部材
23 ウエスト部弾性部材
30 廃棄テープ
31 シール部
A 背中部
B 股下部
C 腹側部
D ウエスト開口部近傍
E 胴回り部
Claims (8)
- 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在する液保持性の吸収体を有する本体と、一対の伸縮性サイドパネルとを備え、
一対の上記伸縮性サイドパネルはそれぞれウエスト開口部と一対のレッグ開口部との間に配されており、
上記ウエスト開口部及び一対の上記レッグ開口部には、それぞれその周縁部に、ギャザーを形成する弾性部材が設けられてなるパンツ型使い捨ておむつにおいて、
上記伸縮性サイドパネルとして、結晶性ポリプロピレンからなるハードエラスチック成分を第1成分とし、熱可塑性エラストマーを第2成分とする伸縮弾性複合繊維からなる伸縮弾性不織布を含むシートを用い、
上記伸縮弾性複合繊維は、上記第1成分が鞘で、上記第2成分が芯である芯鞘型複合繊維であるパンツ型使い捨ておむつ。 - 上記伸縮弾性不織布が、上記伸縮弾性複合繊維の交絡点間を融着させ多数の接着点を形成して得られたものである、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 上記伸縮弾性不織布が、上記伸縮弾性複合繊維を30重量%以上含む、請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 上記伸縮弾性複合繊維における上記第1成分の含有量が5〜70重量%であり、上記第2成分の含有量が95〜30重量%である、請求項1〜3の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 上記伸縮弾性不織布の20%伸張時の伸張回復率が40〜100%である、請求項1〜4の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 上記シートが、エラストマーフィルムと上記伸縮弾性不織布との積層シートである、請求項1〜5の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 上記シートが、上記伸縮弾性不織布のみからなる、請求項1〜5の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 上記熱可塑性エラストマーが、メタロセンを触媒として用いて製造されたエチレン−α−オレフィン共重合体からなる、請求項1〜7の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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