JP3656053B2 - 状態通知システム、状態通知方法及び状態通知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種サービス情報を提供するサービス提供手段の動作状態を、基地局を経由して移動端末に通知する状態通知システム、状態通知方法及び状態通知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動端末からの指示により各種サービス(例えば、プリペイドチャージサービス)を提供するサービス提供部は、各種サービスについての管理、例えば、プリペイドチャージサービスを受けるためのカードの管理、カードに関連付けられている料金の管理、利用者が各種サービスの提供を受けることができる者であるか否かの管理などを、交換機と接続して行っていた。
【0003】
また、サービス提供部は、各種サービスを提供する上での信頼性を確保するために、冗長な構成とするデータベース(カード情報、利用者がサービス制限の対象となっているか否かの情報などを管理するものであり、複数のクラスタサーバから構成されたデータベース;以下、冗長構成データベース)を採用する場合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、サービス提供部を管理する管理者は、冗長構成データベースを構成するクラスタサーバの全てが何らかの原因により障害となった場合には、クラスターサーバの構成を変更等するために、冗長構成データベースを停止する必要があった。
【0005】
この場合、サービス提供部は、自部を構成する冗長構成データベースが停止されているため、各種サービスの提供を受ける利用者に対しては、自動的に冗長構成データベースに障害がある旨、又は冗長構成データベースが工事中である旨等を示す動作状態を通知をすることができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、交換機とサービス提供部との間にサービス提供部の動作状態を監視する監視機能を備えることにより、この監視機能がサービス提供部に障害等が発生したと判断したときには、各種サービスの提供を受ける利用者に対してサービス提供部の動作状態を通知することのできる状態通知システム、状態通知方法及び状態通知装置を提供することを課題とする。
【0007】
本願に係る発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、各種サービス情報を提供するサービス提供手段の動作状態を、所定の基地局を経由して所定の移動端末に通知する際に、前記各サービス情報の提供を受けることができる利用者であることを証明するための証明情報を記憶し、前記各サービス情報の提供を受けることができる前記利用者を認証するための認証情報を、予め作成された前記サービス提供手段の動作計画と関連付けて予め複数記憶し、汎用的な音声データからなる音声情報を記憶し、記憶されている前記証明情報を取得し、取得した前記証明情報と前記各認証情報とを照合し、該各認証情報の中から該証明情報と一致する前記認証情報を検索し、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在する場合は、該認証情報に関連付けられている前記動作計画を前記所定の移動端末に通知し、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在しない場合は、前記音声情報を前記所定の移動端末に通知することを特徴とするものである。尚、前記サービス情報は、サービス提供に対する料金に関するガイダンスであってもよい。
【0008】
このような本願に係る発明によれば、利用者が有する証明情報とサービス提供手段で予め記憶されている各認証情報とを照合し、該各認証情報の中から該証明情報と一致する認証情報を検索したときには、その認証情報に関連付けられている動作計画を移動端末に通知することができるので、利用者は、通知されたサービス提供手段の動作計画(例えば、所定の期間内はサービス提供手段を工事する等の計画)により、サービス提供手段からサービス情報の提供を受けることができない原因を容易に理解することができる。
【0009】
また、サービス提供手段を運営する運営者は、所定の期間の間、サービス提供手段を工事等する場合には、該当する利用者の移動端末にサービス提供手段の動作状態(例えば、サービス提供手段が停止している旨)を通知することができるので、各種サービス情報の提供についての不安を利用者に抱かせないようにすることができ、結果的には業務上の信用を損なわせないようにすることができる。
【0010】
更に、運営者は、予め作成したサービス提供手段の動作計画にない事態が発生(例えば、通信状態の輻輳によりサービス提供手段に障害が発生)した場合であっても、移動端末を通じて汎用的な音声情報(例えば、”現在は通信状態が輻輳しており、サービスの提供を行うことができません”など)を利用者に通知することができるので、各種サービス情報の提供についての不安を利用者に抱かせないようにすることができる。
【0011】
また、本願に係る発明は、前記所定の移動端末からのサービスの要求の有無に関わらず、前記サービス提供手段の前記動作状態を周期的に監視する監視手段からの周期的な指示に基づいて前記サービス提供手段の前記動作状態を通知し、前記監視手段が前記動作状態の通知を受けることができない場合は、前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断し、前記動作状態の通知を受けることができた場合は、前記サービス提供手段の前記動作状態が正常であると判断し、前記所定の移動端末からのサービスの要求があり、前記監視手段が前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断した場合には、前記サービス提供手段がサービスを提供できない状態にあることを示す音声情報を前記所定の移動端末に通知することを特徴とするものである。
【0012】
このような本願に係る発明によれば、監視手段が、サービス提供手段からの応答に基づいてサービス提供手段の動作状態を判定するので、監視手段は、利用者の証明情報と予め記憶されている各認証情報とを照合することなくサービス提供手段の動作状態を判定することができ、迅速にサービス提供手段の動作状態を移動端末に通知することができる。
なお、移動端末と基地局とが衛星を介して通信を行うための通信経路、又は、移動端末と基地局とが直接通信を行うための通信経路と、移動端末及び基地局の組合せとが対応づけられたデータを参照して、前記所定の基地局及び前記所定の移動端末に対応する通信経路を介して、前記動作計画又は前記音声情報を前記所定の移動端末に通知することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
[状態通知システムの基本構成]
本発明に係る状態通知システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る状態通知システムの概略構成図である。
【0014】
同図に示すように、状態通知システムは、移動端末200と、基地局400a〜400cと、交換機500と、サービス提供サーバ600と、料金計算部700と、カード800と、サービス管理部900と、監視部1000(状態通知装置)とを有している。
【0015】
尚、サービス提供サーバ600が基地局400a〜400cを経由して移動端末200に提供するサービス(サービス情報)は、本実施形態では、例えば、利用者が、特定の音声ガイダンスに従って、カード800を購入した購入料金に相当する金額分を、所定の利用料金(移動通信サービスを利用したことにより生じた料金)に充当することのできるサービス(例えば、プリペイドチャージサービス)が挙げられる。
【0016】
前記移動端末200は、利用者に所定の操作をさせることによりサービス提供サーバ600から各種サービス情報を取得するものであり、例えば、携帯電話機、PDAなどが挙げられる。
【0017】
具体的に、移動端末200は、サービス提供サーバ600で提供している各種サービス情報の中から、利用者が希望するサービス情報を利用者に選択させる。特定のサービスを利用者に選択させた移動端末200は、選択されたサービス情報を示す選択情報と、基地局400a〜400cとの間で通信接続を確立するための接続要求とを含むサービス要求情報を基地局400a〜400cに送信する。
【0018】
このサービス要求情報には、サービスの提供を受けることができる利用者であることを証明する証明情報も含まれる。この証明情報は、例えば、移動端末200の電話番号などが挙げられ、移動端末200にある証明情報記憶手段(図示せず)に記憶することができる。
【0019】
監視部1000は、サービス提供サーバ600の動作状態を監視する状態通知装置であり、本実施形態では、通信経路設定部1100と、監視制御部1200と、汎用音声記憶部1300とを有している。
【0020】
通信経路設定部1100は、移動端末200と基地局400a〜400cとの間で通信接続を行うための接続要求(この接続要求は、本実施形態では、「サービス要求情報」に含まれる。)に基づいて、移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信経路を決定するものである。
【0021】
具体的に、移動端末200から交換機500を経由してサービス要求情報が入力された通信経路設定部1100は、入力されたサービス要求情報に基づいて、移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信経路を設定し、設定した通信経路を経路設定情報として交換機500と監視制御部1200とに出力する。
【0022】
ここで、上述の経路設定情報(CH1〜CH3)は、本実施形態では、例えば、図2に示すように、移動端末200と交換機500との間の通信を中継する基地局400a〜400c、所定のデータが移動端末200と基地局400a〜400cとの間で送受信する経路を表す通信経路、移動端末200と基地局400a〜400cとの間で所定のデータを送受信するための通信領域、サービスの提供を受けることができる利用者であることを証明する証明情報等を有している。
【0023】
通信経路は、例えば、本実施形態では、所定のデータが移動端末200と基地局400a〜400cとの間で衛星300等を介さずに直接送受信する経路(図2に示す”直接”)、所定のデータが移動端末200と基地局400a〜400cとの間で衛星300を介して送受信する経路(図2に示す”衛星”)等が挙げられる。
【0024】
この通信経路は、移動端末200の種別(例えば、衛星300を利用する移動端末など)に基づいて判断することができる。この種別は、移動端末200の電話番号により特定することができる。
【0025】
監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の動作状態を監視する監視手段である。また、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600から動作状態の通知を受けることができない場合は、サービス提供サーバ600の動作状態が不正常であると判断し、判断した結果に基づいて音声情報を移動端末200に通知するものでもある。更に、サービス制御部610は、監視制御部1200からの指示に基づいて、サービス提供サーバ600の動作状態を通知する動作通知手段である。
【0026】
ここで、動作状態とは、サービス提供サーバ600の内部の処理状態を意味するものであり、本実施形態では、例えば、サービス提供サーバ600が稼動又は停止している状態にあること、サービス提供サーバ600に障害があること等の状態を意味する。
【0027】
具体的に、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の動作状態を通知させるための通知命令信号をサービス制御部610に出力する。そして、監視制御部1200から通知命令信号が入力されたサービス制御部610は、入力された通知命令信号に基づいて、自部の動作状態を確認し、自部の動作状態が正常であれば、その旨を応答信号として監視制御部1200に出力する。
【0028】
サービス制御部610から通知命令信号に対応する応答信号が入力された監視制御部1200は、入力された応答信号に基づいて、サービス提供サーバ600の動作状態が正常であると判断する。この場合、監視制御部1200は、交換機500から入力されたサービス要求情報をサービス制御部610に出力する。
【0029】
一方、監視制御部1200は、サービス制御部610から通知命令信号に対応する応答信号が入力されない場合は、サービス提供サーバ600の動作状態が不正常であると判断し、サービス提供サーバ610がサービスを提供することができない状態にあることを知らせるための音声情報を、汎用音声記憶部1300の中から取得して、この取得した音声情報を移動端末200に送信する。
【0030】
ここで、汎用音声記憶部1300(汎用音声記憶手段)に記憶されている音声情報は、汎用的な音声データからなるものであり、本実施形態では、例えば、サービス提供サーバ600がサービスを提供することができないことを知らせるための音声データ等から構成される。
【0031】
これにより、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600から通信命令信号に対応する応答信号が入力されない場合は、汎用音声記憶部1300に記憶されている汎用的な音声情報を移動端末200に通知することができるので、利用者は、サービス提供サーバ600からサービスの提供を受けることができない原因を容易に理解することができる。
【0032】
即ち、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600に何らかの障害(例えば、通信状態が混み合っており、サービス提供サーバ600がサービス情報を利用者に通知することができない状態になっているとき、落雷によりサービス提供サーバが故障したときなど)が発生した場合であっても、汎用的な音声情報(例えば、”現在は通信状態が輻輳しており、サービスの提供を行うことができません”)を利用者の移動端末200に通知することができるので、サービス情報の提供についての不安を利用者に抱かせないようにすることができる。
【0033】
更に、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600から入力された応答信号に基づいて、サービス提供サーバ600の動作状態を判定するので、後述するように、利用者の証明情報と状態記憶部630に記憶されている各認証情報とを照合することなくサービス提供サーバ600の動作状態を判定することができ、迅速にサービス提供サーバ600の動作状態を移動端末200に通知することができる。
【0034】
監視制御部1200は、移動端末200で記憶されている証明情報を取得する取得手段でもある。また、監視制御部1200は、取得した証明情報と、状態記憶部630に記憶されている各認証情報とを照合し、各認証情報の中から証明情報と一致する認証情報を検索する検索手段でもある。
【0035】
更に、監視制御部1200は、上述の検索を行った結果、証明情報と一致する認証情報が存在する場合は、該認証情報に関連付けられている動作計画を移動端末200に通知し、証明情報と一致する認証情報が存在しない場合は、汎用音声記憶部1300に記憶されている音声情報を移動端末200に通知する通知手段でもある。
【0036】
具体的に、通信経路設定部1100から経路設定情報が入力された監視制御部1200は、入力された経路設定情報に含まれる証明情報に基づいて、この証明情報と状態記憶部630に記憶されている各認証情報とを照合し、各認証情報の中から証明情報と一致する認証情報があるか否かを検索する。
【0037】
ここで、認証情報とは、サービスの提供を受けることができる利用者を認証するためのものであり、本実施形態では、移動端末200の電話番号、電話番号に関連付けられたカード800のカード番号等が挙げられる。
【0038】
この認証情報は、本実施形態では、予め作成されたサービス提供サーバ600の動作計画と関連付けて予め状態記憶部630(状態記憶手段)に記憶されている。この動作計画には、図3に示すように、サービス提供サーバ600の今後の工事計画又はサービス提供サーバ600の現在の状況(同図に示す”計画又は状況”の箇所)、工事計画を実行する日程、サービス提供サーバ600の動作状態を利用者に通知するための通知内容などが含まれている。
【0039】
ここで、通知内容は、例えば、「2月15日〜2月17日まではサービス提供サーバ600を工事するので、この期間中はサービスの提供をすることができません。」等の内容が挙げられる。
【0040】
監視制御部1200は、上述の検索を行った結果、証明情報と一致する認証情報が存在する場合には、その認証情報に関連付けられている通知内容(この通知内容は、上述の如く”動作計画”に含まれる)を移動端末200に通知し、証明情報と一致する認証情報が存在しない場合は、汎用音声記憶部1300の中から音声情報を取得し、取得した音声情報(例えば、”現在は、通信状態が輻輳しておりますので、サービスの提供を行うことができません”など)を移動端末200に通知する。
【0041】
また、サービス提供サーバ600を工事する予定がなく、現在サービス提供サーバ600が起動している場合は、図3に示す”計画又は現在の状況”の箇所には、”起動中”である旨を記憶する。この場合、同図に示す”通知内容”の欄には、本実施形態では、サービス提供サーバ600を工事する予定がないので、何も記憶しない。従って、監視制御部1200は、証明情報と一致する認証情報に関連付けられている動作計画のうち、”計画又は現在の状況”が”工事中”であり、”通知内容”が”−(記憶なし)”である場合は、サービス提供サーバ600の動作状態が正常であるものと判断する。
【0042】
この場合、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の動作状態を該当する移動端末200には通知せず、交換機500から入力されたサービス要求情報をサービス制御部610に出力する。
【0043】
これにより、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600が工事中であり、利用者にサービスを提供することができない場合は、サービス提供サーバ600が工事中である旨を該当する移動端末200に通知するので、利用者は、サービス提供サーバ600からサービスの提供を受けることができない原因を容易に理解することができる。
【0044】
また、サービス提供サーバ600を運営する運営者がサービス提供サーバ600を工事している場合は、この運営者は、監視部1000を用いて、該当する利用者の移動端末200に工事中である旨を通知することができるので、サービス提供についての不安を利用者に与えさせることなく、結果的には業務上の信用を損なわせないようにすることができる。
【0045】
更に、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の動作計画が予め分かっているときには、その動作計画の内容を該当する移動端末200に通知することができるので、サービス提供サーバ600の動作状態を正確に移動端末200に通知することができる。
【0046】
尚、監視制御部1200は、上述の検索を行った結果、証明情報(例えば、電話番号)と一致する認証情報が存在しない場合には、該当する利用者がサービスの提供を受けることができない者であると判断し、この判断した結果に基づいて、汎用音声記憶部1300に記憶されている音声情報(例えば、”あなたの証明情報は適正ではありませんので、本サービスは提供することができません”など)を移動端末200に通知してもよい。この監視制御部1200で行われる処理は、サービス管理部900で行ってもよい。
【0047】
これにより、監視制御部1200は、利用者の証明情報と、予め記憶されている認証情報とが一致しなければ、利用者が適正でない旨のアナウンスを該当する移動端末200に通知するので、特定の利用者以外の者が本サービスの提供を受けることを排除することができる。また、利用者は、監視制御部1200から送信された音声情報により、自己が本サービスの提供を受けることができる者であるか否かを容易に確認することができる。
【0048】
前記サービス提供サーバ600は、各種サービスを該当する移動端末200に提供するサービス提供手段であり、本実施形態では、サービス制御部610と、サービス記憶部620と、状態記憶部630とを備えている。
【0049】
サービス制御部610は、監視制御部1200からの指示に基づいて、自部の動作状態を応答するための応答信号を監視制御部1200に出力するものである。また、サービス制御部610は、移動端末200からの要求に応じて該当するサービス情報をサービス記憶部620の中から取得するものでもある。
【0050】
具体的に、監視制御部1200から通知命令信号が入力されたサービス制御部610は、入力された通知命令信号に基づいて、自部の動作状態を確認し、自部の内部状態が正常であれば、その旨を応答信号として監視制御部1200に出力する。
【0051】
また、監視制御部1200からサービス要求情報が入力されたサービス制御部610は、入力されたサービス要求情報に基づいて、サービス要求情報に対応するサービス情報をサービス記憶部620から取得し、取得したサービス情報を、監視制御部1200を介して移動端末200に通知する。
【0052】
このサービス記憶部620は、各サービス情報を記憶する記憶手段であり、本実施形態では、各音声データからなるサービス情報を有している。尚、サービス制御部610は、監視制御部1200からの指示により、サービス記憶部620に記憶されている各サービス情報を組み合わせて一つのサービス情報を生成させてもよい。これにより、サービス制御部610は、複数のパターンからなるサービス情報を利用者に提供することができ、より利用者の要求に合致したサービス情報を提供することができる。
【0053】
前記交換機500は、サービス提供サーバ600と基地局400a〜400cとの間で行われる通信を中継するものである。具体的に、移動端末200から基地局400a〜400cを通じてサービス要求情報が入力された交換機500は、入力されたサービス要求情報を通信経路設定部1100に出力する。
【0054】
通信経路設定部1100から経路設定情報が入力された交換機500は、入力された経路設定情報に基づいて、経路設定情報に対応する通信経路を選択し、移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信接続を確立させるための接続確立命令を該当する基地局400a〜400cに出力する。また、サービス制御部610から監視制御部1200を通じてサービス情報が入力された交換機500は、入力されたサービス情報を該当する基地局400a〜400cに出力する。
【0055】
前記基地局400a〜400cは、移動端末200と交換機500との間の通信を中継するものである。具体的に、交換機500から接続確立命令信号が入力された基地局400a〜400cは、入力された接続確立命令信号に基づいて、該当する移動端末200との間で通信接続を確立させる。また、交換機500からサービス情報が入力された基地局400a〜400cは、入力されたサービス情報を該当する移動端末200に送出する。
【0056】
[状態通知システムを用いた状態通知方法]
上記構成を有する状態通知システムによる状態通知方法は、以下の手順により実施することができる。本実施形態に係る状態通知方法は、利用者が、特定の音声ガイダンスに従って、カード800を購入した購入料金に相当する金額分を、所定の利用料金(移動通信サービスを利用したことにより生じた料金)に充当することのできるサービス(以下、単に”サービス”と省略する)をサービス提供サーバ600から受ける場合について説明する。
【0057】
図4〜図8は、交換機500、サービス管理部900、サービス提供サーバ600、監視部1000、料金計算部700で行われる各処理手順の概要を示す図である。図9は、交換機500、サービス管理部900、サービス提供サーバ600、監視部1000、料金計算部700で行われる各処理手順の詳述を説明した図である
図4は、本実施形態における交換機500の内部で行われる処理手順を示す図である。同図に示すように、交換機500では、大きく分けて三つの処理が行われる。第一の処理は、該当する利用者がサービスの提供を受けることができる者であるか否かについて判定させるための判定命令信号をサービス管理部900に通知することを行う(S500a)。
【0058】
第二の処理は、サービス管理部900からの判定結果に基づいて、所要のデータを移動端末200から受信したことを前記移動端末200に通知(接続応答)することを行う(S500b)。第三の処理は、サービス管理部900からの指示に基づいて、移動端末200から取得したサービス要求情報をサービス提供サーバ600に通知することを行う(S500c)。
【0059】
図5は、本実施形態におけるサービス管理部900の内部で行われる処理手順を示す図である。同図に示すように、サービス管理部900は、交換機500から取得した判定命令信号に基づいて、該当する利用者がサービスの提供を受けることができる者であるか否かについて判定する処理を行う(S900a)。
【0060】
図6は、本実施形態における監視部1000の内部で行われる処理手順を示す図である。同図に示すように、監視部1000では、大きく分けて七つの処理が行われる。第一の処理は、サービス提供サーバ600の動作状態を監視することを行う(S1000a)。第二の処理は、交換機500から入力されたサービス要求情報に基づいて、移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信経路を決定することを行う(S1000b)。
【0061】
第三の処理は、サービス提供サーバ600の動作状態を決定することを行う(S1000c)。第四の処理は、所定の音声情報を移動端末200に送出することを行う(S1000d)。第五の処理は、移動端末200が後述するサービス規制の対象となっているかについての判定結果を取得することを行う(S1000e)。
【0062】
第六の処理は、移動端末200から取得したカード番号等をサービス提供サーバ600に通知することを行う(S1000f)。第七の処理は、移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信接続を切断させるための接続切断命令を交換機500に通知することを行う(S1000g)。
【0063】
図7は、本実施形態におけるサービス提供サーバ600の内部で行われる処理手順を示す図である。同図に示すように、サービス提供サーバ600は、大きく分けて四つの処理を行う。
【0064】
第一の処理は、監視部1000からの指示に基づいて、自部の動作状態を監視部1000に通知することを行う(S600a)。第二の処理は、移動端末200が後述するサービス規制の対象となっているか否かについての判定を行う(S600b)。
【0065】
第三の処理は、移動端末200から取得したカード番号等が正当であるか否かを判定することを行う(S600c)。第四の処理は、料金計算部700で行われた処理結果をサービス管理部900に更新することを行う(S600d)。第五の処理は、該当する移動端末200に対して音声ガイダンスを送出することを行う(S600e)。
【0066】
図8は、本実施形態における料金計算部700の内部で行われる処理手順を示す図である。同図に示すように、料金計算部700は、カード番号に関連付けられた金額分を所定の利用料金から減算(減算処理)することを行う(S700a)。
【0067】
上記交換機500、サービス管理部900、サービス提供サーバ600、監視部1000及び料金計算部700で行われる各内部処理(状態通知システムの内部処理)の詳述は、図9に基づいて説明する。図9は、本実施形態に係る状態通知方法の処理手順を示す図である。
【0068】
図9に示すように、先ず、監視部1000がサービスサーバ600の動作状態を監視するステップを行う(S1)。具体的に、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の動作状態を通知させるための通知命令信号をサービス制御部610に出力する。
【0069】
そして、監視制御部1200から通知命令信号が入力されたサービス制御部610は、入力された通知命令信号に基づいて、自部の動作状態を確認し、自部の内部状態が正常であれば、その旨を応答信号として監視制御部1200に出力する(S2)。
【0070】
次いで、移動端末200が交換機500に対してサービス要求情報を送信するステップを行う(S3)。具体的に、各種サービス情報の中から、特定のサービスを利用者に選択させた移動端末200は、選択されたサービスを示す選択情報と、基地局400a〜400cとの間で通信接続を確立するための接続要求とを含むサービス要求情報を交換機500に送信する。このサービス要求情報には、本実施形態では、移動端末200の電話番号も含むものとする。
【0071】
次いで、移動端末200から基地局400a〜400cを介してサービス要求情報が入力された交換機500は、入力されたサービス要求情報に基づいて、該当する利用者がサービスの提供を受けることができる者であるか否かについて判定させるための判定命令信号をサービス管理部900に出力する(S4)。
【0072】
その後、交換機500から判定命令信号が入力されたサービス管理部900は、入力された判定命令信号に基づいて、該当する利用者がサービスの提供を受けることができる者であるか否かを判定する(S5)。
【0073】
具体的に、サービス管理部900は、判定命令信号に含まれる電話番号(この電話番号は、”証明情報”の一例である)に基づいて、この電話番号と自部で予め記憶している電話番号群(この電話番号群は、”認証情報”の一例である)とを照合し、電話番号群に利用者の前記電話番号が含まれていれば、該当する利用者がサービスの提供を受けることができる者であると判定する。
【0074】
この場合、交換機500は、サービス管理部900から上記判定結果を取得(S6)し、移動端末200から取得したサービス要求情報を通信経路設定部1100に出力する(S8)。また、交換機500は、移動端末200からサービス要求情報を取得したことを移動端末200に通知する(接続応答;S7)。
【0075】
一方、サービス管理部900は、判定命令信号に含まれる電話番号にもづいて、この電話番号と自部で予め記憶している電話番号群とを照合し、電話番号群に利用者の前記電話番号が含まれていなければ、該当する利用者がサービスの提供を受けることができない者であると判定する。この場合、交換機500は、サービス管理部900は、サービス管理部900から上記判定結果を取得し、移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信を強制的に切断する。
【0076】
次いで、交換機500からサービス要求情報が入力された通信経路設定部1100は、入力されたサービス要求情報に基づいて、移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信経路を決定するステップを行う(S9)。その後、通信経路を決定した通信経路設定部1100は、決定した通信経路を経路設定情報として交換機500とサービス制御部610とに出力する(S10)。
【0077】
次いで、通信経路設定部1100から経路設定情報が入力された交換機500は、入力された経路設定情報に基づいて、経路設定情報に対応する通信経路を選択し、選択した通信経路に基づいて移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信接続を確立させるための接続確立命令を該当する基地局400a〜400cに出力するステップを行う(S11)。
【0078】
その後、交換機500から接続確立命令信号が入力された基地局400a〜400cは、入力された接続確立命令信号に基づいて、該当する移動端末200との間で通信接続を確立させる(S12)。
【0079】
次いで、サービス制御部610から通知命令信号に対応する応答信号が入力された監視制御部1200は、入力された応答信号に基づいて、サービス提供サーバ600の動作状態が正常であると判断する(S13)。この場合、監視制御部1200は、交換機500から入力されたサービス要求情報をサービス制御部610に出力する(S15)。
【0080】
一方、監視制御部1200は、サービス制御部610から通知命令信号に対応する応答信号が入力されない場合は、サービス提供サーバ600の動作状態が不正常であると判断し、サービス提供サーバ610がサービスを提供することができない状態にあることを知らせるための音声情報を、汎用音声記憶部1300の中から取得して、この取得した音声情報を移動端末200に送信する(S14)。
【0081】
尚、監視制御部1200は、各認証情報の中から、証明情報と一致する認証情報を検索することができた場合は、該認証情報に関連付けられている動作計画を移動端末200に通知し、証明情報と一致する認証情報を検索することができない場合は、汎用音声記憶部1300に記憶されている音声情報を移動端末200に通知するステップを行ってもよい。
【0082】
具体的に、通信経路設定部1100から経路設定情報が入力された監視制御部1200は、入力された経路設定情報に含まれる証明情報に基づいて、この証明情報と状態記憶部630に記憶されている各認証情報とを照合し、各認証情報の中から証明情報と一致する認証情報があるか否かを検索する。
【0083】
この認証情報は、本実施形態では、予め作成されたサービス提供サーバ600の動作計画と関連付けて予め状態記憶部630(状態記憶手段)に記憶されている(図3参照)。
【0084】
その後、監視制御部1200は、上述の検索を行った結果、証明情報と一致する認証情報が存在する場合には、その認証情報に関連付けられている通知内容(この通知内容は、”動作計画”に含まれる)を移動端末200に通知し、証明情報と一致する認証情報が存在しない場合は、汎用音声記憶部1300の中から音声情報を取得し、取得した音声情報(例えば、”現在は、通信状態が輻輳しておりますので、サービスの提供を行うことができません”など)を移動端末200に通知する。
【0085】
また、サービス提供サーバ600を工事する予定がなく、現在サービス提供サーバ600が起動している場合には、図3に示す”計画又は現在の状況”の箇所には、”起動中”である旨が記憶されている。この場合、同図に示す”通知内容”の欄には、本実施形態では、サービス提供サーバ600を工事する予定がないので、何も記憶しない。従って、サービス提供サーバ600が起動している場合は、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の状態を該当する移動端末200には通知しない。
【0086】
即ち、監視制御部1200は、認証情報に関連付けられている動作計画のうち、”計画又は現在の状況”(図3参照)が”起動中”である場合には、サービス提供サーバ600の状態を該当する移動端末200には通知せず、交換機500から入力されたサービス要求情報をサービス制御部610に出力する。
【0087】
これにより、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の動作計画が予め分かっているときには、その動作計画の内容を該当する移動端末200に通知することができるので、サービス提供サーバ600の動作状態を正確に移動端末200に通知することができる。
【0088】
次いで、監視制御部1200からサービス要求情報が入力されたサービス制御部610は、入力されたサービス要求情報に基づいて、該当する移動端末200がサービス規制されている機器であるか否かを判定するステップを行う(S16)。
【0089】
ここで、サービス規制とは、本実施形態では、移動端末200から所定の期間内(例えば、1日の間)に不正なカード番号がカード管理部900に入力された場合に、カード管理部900が該当する移動端末200に対して行う本サービスの提供を停止することを意味する。尚、サービス制御部610は、不正なカード番号に関連付けられた移動端末200に対して、所定の期間の間、本サービスを停止することができる。
【0090】
この不正なカード番号とは、サービス管理部900に未登録のカード番号、使用済みのカード番号などを意味し、このカード番号は電話番号に関連付けられている。尚、正当なカード番号は、利用者がカード800を購入したときに、サービス管理部900に記憶される。サービス管理部900は、サービス規制の対象となっている移動端末200の電話番号を管理している。
【0091】
具体的に、監視制御部1200からサービス要求情報が入力されたサービス制御部610は、入力されたサービス要求情報に含まれる電話番号(証明情報)に基づいて、この電話番号とサービス規制の対象となっている電話番号群(この電話番号群は、本実施形態では、サービス管理部900に記憶されている。)とを照合し、前記電話番号が電話番号群に含まれている場合は、該当する移動端末200がサービス規制の対象となっている機器であると判断し、該当する移動端末200との間の通信を切断する。
【0092】
一方、サービス制御部610は、入力されたサービス要求情報に含まれる電話番号に基づいて、この電話番号とサービス規制の対象となっている電話番号群とを照合し、前記電話番号が電話番号群に含まれていない場合は、該当する移動端末200がサービス規制の対象となっている機器でないと判断し、監視部1000にサービス情報(例えば、本サービスを行うための音声ガイダンス)を出力する(S17)。
【0093】
次いで、サービス制御部610からサービス情報が入力された監視部1000は、入力されたサービス情報を該当する移動端末200に送出する(S18)。そして、移動端末200を所持する利用者は、本サービスの提供を受けるために、サービス制御部610から送出された音声ガイダンスに従って、自己が有するカード800のカード番号を入力する。移動端末200は、利用者に入力させたカード番号を、交換機500を経由してサービス制御部610に送信する(S19、S20)。
【0094】
その後、交換機500からカード番号が入力されたカード制御部620は、入力されたカード番号が正当なものであるか否かの判定をするステップ行う(S21)。このサービス制御部610は、本実施形態では、カード番号の番号形式(例えば、番号の桁数、構成文字)が、予め記憶されているカード番号と一致すれば、正当であると判断する。
【0095】
次いで、カード番号が正当であると判断したサービス制御部610は、カード番号に関連付けられた金額分(この金額分は、カード800を購入した購入料金に相当する額)を、所定の利用料金(移動通信サービスを利用したことにより生じた料金)に充当することができると判断し、カード番号とこのカード番号に関連付けられた金額分とを料金計算部700に出力する(S22)。
【0096】
その後、サービス制御部610からカード番号とこのカード番号に関連付けられた金額分とが入力された料金計算部700は、入力されたカード番号とこのカード番号に関連付けられた金額分とに基づいて、そのカード番号と該当する移動端末200の電話番号とに関連付けられた利用料金から、カード番号に関連付けられた金額分を減算する(S23)。
【0097】
次いで、減算処理を行った料金計算部700は、減算処理の結果をサービス制御部610に出力する(S24)。料金計算部700から減算処理の結果が入力されたサービス制御部610は、入力された減算処理の結果に基づいて、サービス管理部900に記憶されている該当するカード番号を”使用済み”にする(S25)。
【0098】
その後、サービス制御部610は、カード番号に関連付けられた金額が利用料金に充当されたことを示す処理結果を、監視制御部1200に出力する(S26)。サービス制御部610から処理結果が入力された監視制御部1200は、入力された処理結果を該当する移動端末200に通知する(S27)。
【0099】
更に、監視制御部1200は、該当する移動端末200と基地局400a〜400cとの間の通信接続を切断させるための接続切断命令を交換機500に出力する(S28)。
【0100】
次いで、監視制御部1200から接続切断命令信号が入力された交換機500は、入力された接続切断命令信号を該当する移動端末200に通知し、交換機500から接続切断命令信号が入力された移動端末200は、入力された接続切断命令信号に基づいて、該当する基地局400a〜400cとの間の通信接続を切断する(S29)。
【0101】
[変更例]
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、サービス提供サーバ600に有するサービス制御部610と、サービス記憶部620と、状態記憶部630とを交換機500又は監視部1000に備えてもよく、更に、これらの各部をネットワーク網上に分散配置してもよい。また、本発明は、監視部1000に有する通信経路設定部1100と、監視制御部1200と、汎用音声記憶部1300とを交換機500又はサービス提供サーバ600に備えてもよく、更に、これらの各部をネットワーク網上に分散配置してもよい。
【0102】
[状態通知システム、状態通知方法及び状態通知装置による作用及び効果]
このような本実施形態に係る発明によれば、監視制御部1200が、サービス提供サーバ600から通信命令信号に対応する応答信号が入力されない場合は、汎用音声記憶部1300に記憶されている汎用的な音声情報を移動端末200に通知することができるので、利用者は、サービス提供サーバ600からサービスの提供を受けることができない原因を容易に理解することができる。
【0103】
即ち、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600に何らかの障害(例えば、通信状態が混み合っており、サービス提供サーバ600がサービス情報を利用者に提供することができない状態になっているとき、落雷によりサービス提供サーバが故障したときなど)が発生した場合であっても、汎用的な音声情報(例えば、”現在は通信状態が輻輳しており、サービスの提供を行うことができません”など)を利用者の移動端末200に通知することができるので、サービス情報の提供についての不安を利用者に抱かせないようにすることができる。
【0104】
更に、サービス提供サーバ600を運営する運営者がサービス提供サーバ600を工事している場合は、この運営者は、監視部1000を用いて、該当する利用者の移動端末200に工事中である旨を通知することができるので、サービス提供についての不安を利用者に抱かせないようにすることができ、結果的には業務上の信用を損なわせないようにすることができる。
【0105】
更に、監視制御部1200は、サービス提供サーバ600の動作計画が予め分かっているときには、その動作計画の内容を該当する移動端末200に通知することができるので、サービス提供サーバ600の動作状態を正確に移動端末200に通知することができる。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、交換機とサービス提供部との間にサービス提供部の動作状態を監視する監視機能を備えることにより、この監視機能がサービス提供部に障害等が発生したと判断したときには、各種サービスの提供を受ける利用者に対してサービス提供部の動作状態を通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る状態通知システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における経路設定情報の内容を示す図である。
【図3】本実施形態における状態記憶部で記憶されている内容を示す図である。
【図4】本実施形態における交換機の内部で行われる処理手順を示す図である。
【図5】本実施形態におけるサービス管理部の内部で行われる処理手順を示す図である。
【図6】本実施形態における監視部の内部で行われる処理手順を示す図である。
【図7】本実施形態におけるサービス提供サーバの内部で行われる処理手順を示す図である。
【図8】本実施形態における料金計算部の内部で行われる処理手順を示す図である。
【図9】本実施形態に係る状態通知方法の処理手順を示す図である。
【符号の説明】
100…状態通知システム
200…移動端末
300…衛星
400a〜c…基地局
500…交換機
600…サービス提供サーバ
610…サービス制御部
620…サービス記憶部
630…状態記憶部
700…料金計算部
800…カード
900…サービス管理部
1000…監視部
1100…通信経路設定部
1200…監視制御部
1300…汎用音声記憶部
Claims (6)
- 各種サービス情報を提供するサービス提供手段の動作状態を、所定の基地局を経由して所定の移動端末に通知する状態通知システムであって、
前記各サービス情報の提供を受けることができる利用者であることを証明するための証明情報を記憶する証明情報記憶手段と、
前記各サービス情報の提供を受けることができる前記利用者を認証するための認証情報を、予め作成された前記サービス提供手段の動作計画と関連付けて予め複数記憶する状況記憶手段と、
汎用的な音声データからなる音声情報を記憶する汎用音声記憶手段と、
前記証明情報記憶手段で記憶されている前記証明情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記証明情報と前記各認証情報とを照合し、該各認証情報の中から該証明情報と一致する前記認証情報を検索する検索手段と、
前記検索手段による検索結果、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在する場合には、該認証情報に関連付けられている前記動作計画を前記所定の移動端末に通知し、前記検索手段による検索結果、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在しない場合には、前記音声情報を前記所定の移動端末に通知する通知手段と、
前記所定の移動端末からのサービスの要求の有無に関わらず、前記サービス提供手段の前記動作状態を周期的に監視する監視手段と、
前記監視手段からの周期的な指示に基づいて前記サービス提供手段の前記動作状態を通知する動作通知手段とを有し、
前記監視手段は、前記動作通知手段から前記動作状態の通知を受けることができない場合には、前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断し、前記動作通知手段から前記動作状態の通知を受けることができた場合には、前記サービス提供手段の前記動作状態が正常であると判断し、
前記通知手段は、前記所定の移動端末からのサービスの要求があり、前記監視手段が前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断した場合には、前記サービス提供手段がサービスを提供できない状態にあることを示す音声情報を前記所定の移動端末に通知することを特徴とする状態通知システム。 - 請求項1に記載の状態通知システムであって、
前記サービス情報は、サービス提供に対する料金に関するガイダンスであることを特徴とする状態通知システム。 - 各種サービス情報を提供するサービス提供手段の動作状態を、所定の基地局を経由して所定の移動端末に通知する状態通知方法であって、
前記各サービス情報の提供を受けることができる利用者であることを証明するための証明情報を記憶するステップと、
前記各サービス情報の提供を受けることができる前記利用者を認証するための認証情報を、予め作成された前記サービス提供手段の動作計画と関連付けて予め複数記憶するステップと、
汎用的な音声データからなる音声情報を記憶するステップと、
記憶されている前記証明情報を取得するステップと、
取得した前記証明情報と前記各認証情報とを照合し、該各認証情報の中から該証明情報と一致する前記認証情報を検索する検索ステップと、
前記検索ステップにおける検索結果、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在する場合には、該認証情報に関連付けられている前記動作計画を前記所定の移動端末に通知し、前記検索手段による検索結果、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在しない場合には、前記音声情報を前記所定の移動端末に通知するステップと、
前記所定の移動端末からのサービスの要求の有無に関わらず、監視手段が前記サービス提供手段の前記動作状態を周期的に監視するステップと、
前記監視手段からの周期的な指示に基づいて前記サービス提供手段の前記動作状態を通知するステップと、
前記監視手段が前記動作状態の通知を受けることができない場合には、前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断し、前記動作状態の通知を受けることができた場合には、前記サービス提供手段の前記動作状態が正常であると判断するステップと、
前記所定の移動端末からのサービスの要求があり、前記監視手段が前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断した場合には、前記サービス提供手段がサービスを提供できない状態にあることを示す音声情報を前記所定の移動端末に通知するステップとを有することを特徴とする状態通知方法。 - 請求項3に記載の状態通知方法であって、
前記サービス情報は、サービス提供に対する料金に関するガイダンスであることを特徴とする状態通知方法。 - 各種サービス情報を提供するサービス提供手段の動作状態を、所定の基地局を経由して所定の移動端末に通知する状態通知装置であって、
前記各サービス情報の提供を受けることができる利用者であることを証明するための証明情報を記憶する証明情報記憶手段と、
前記各サービス情報の提供を受けることができる前記利用者を認証するための認証情報を、予め作成された前記サービス提供手段の動作計画と関連付けて予め複数記憶する状況記憶手段と、
汎用的な音声データからなる音声情報を記憶する汎用音声記憶手段と、
前記証明情報記憶手段で記憶されている前記証明情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記証明情報と前記各認証情報とを照合し、該各認証情報の中から該証明情報と一致する前記認証情報を検索する検索手段と、
前記検索手段による検索結果、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在する場合には、該認証情報に関連付けられている前記動作計画を前記所定の移動端末に通知し、前記検索手段による検索結果、前記証明情報と一致する前記認証情報が存在しない場合には、前記音声情報を前記所定の移動端末に通知する通知手段と、
前記所定の移動端末からのサービスの要求の有無に関わらず、前記サービス提供手段の前記動作状態を周期的に監視する監視手段と、
前記監視手段からの周期的な指示に基づいて前記サービス提供手段の前記動作状態を通知する動作通知手段とを有し、
前記監視手段は、前記動作通知手段から前記動作状態の通知を受けることができない場合には、前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断し、前記動作通知手段から前記動作状態の通知を受けることができた場合には、前記サービス提供手段の前記動作状態が正常であると判断し、
前記通知手段は、前記所定の移動端末からのサービスの要求があり、前記監視手段が前記サービス提供手段の前記動作状態が不正常であると判断した場合には、前記サービス提供手段がサービスを提供できない状態にあることを示す音声情報を前記所定の移動端末に通知することを特徴とする状態通知装置。 - 請求項5に記載の状態通知装置であって、
前記サービス情報は、サービス提供に対する料金に関するガイダンスであることを特徴とする状態通知装置。
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