JP3655605B2 - ライブラリ装置 - Google Patents

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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープや光磁気ディスクなどといった記憶媒体を複数収納し、それらの記憶媒体に対して少なくとも情報再生を行うライブラリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、磁気テープや光磁気ディスクなどといった記憶媒体を複数収納するとともに、オペレータや他の装置からの指示を受けて、所望の記憶媒体をドライブにマウントし、その記憶媒体に対して情報を記録したり、その記憶媒体に記録された情報を再生するライブラリ装置が知られている。このライブラリ装置は、例えば、コンピュータネットワークにおいて、複数のコンピュータシステムの中心となるホストコンピュータに接続され、そのホストコンピュータに記憶された情報と同一の情報を保管するなどというように、主として、情報を万一の場合に備えて保存する、いわゆるバックアップのための装置である。
【0003】
図17は、従来のライブラリ装置を前面斜め上から見た外観斜視図である。
【0004】
この図17に示すライブラリ装置800には、筐体810と、この筐体810の内部の底板810aに水平方向に固定された水平レール821を備えた移動機構820とが示されている。
【0005】
図18は、図17に示す移動機構の斜視図である。
【0006】
この図18に示す移動機構820には、図17にも示す水平レール821と、水平レール821に沿って水平方向に移動する水平方向移動ベース822と、水平方向移動ベース822に固定されて水平方向移動ベース822を水平方向に移動させるための移動ベース駆動用モータ823と、水平方向移動ベース822に固定されて水平方向移動ベース822とともに水平方向に移動する垂直レール824と、垂直レール824に沿って垂直方向に移動し、収納された記憶媒体(図示せず)の中から所望の記憶媒体を取り出してドライブ(図示せず)にマウントする記憶媒体交換機構825と、水平方向移動ベース822に固定されて記憶媒体交換機構825を垂直方向に移動させるための記憶媒体交換機構駆動用モータ826とが備えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、コンピュータの普及に伴って、日常的に多量の情報が取り扱われるようになるとともに、コンピュータシステムにおいて記憶される情報量も膨大となっており、情報のバックアップとしての役割を担うライブラリ装置の最大記憶容量を増やすことのできるライブラリ装置の需要が増えている。
【0008】
従来より、複数台のライブラリ装置を連結し、連結されたライブラリ装置全体(以下、連結されたライブラリ装置全体を拡張ライブラリ装置と称する)を1つのライブラリ装置とみなして運用することによって、ライブラリ装置の最大記憶容量を増やすことが行われている。(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−96628号公報
ここで、拡張ライブラリ装置の形態としては、以下説明するような形態が知られている。
【0010】
図19は、従来の拡張ライブラリ装置のうちの第1形態の拡張ライブラリ装置の説明図である。
【0011】
この図19に示す第1形態の拡張ライブラリ装置は、特許文献1に提案されたライブラリ装置の構成と同様の構成のライブラリ装置である。この第1形態の拡張ライブラリ装置は、図17,図18に示す移動機構820と同一の移動機構820を備えたライブラリ装置800と、拡張用ライブラリ装置800´とが連結されたものであって、移動機構820に備えられた水平レール821はライブラリ装置800の筐体810の内部の底板に水平方向に固定されている。また、筐体810の内部には、複数の記憶媒体31を収納する記憶媒体収納棚151が備えられている。また、拡張用ライブラリ装置800´には、拡張用ライブラリ装置800´の筐体810´の内部の底板に水平方向に固定された水平レール821´と、複数の記憶媒体31を収納する記憶媒体収納棚151とが備えられている。
【0012】
図20は、図19に示す第1形態の拡張ライブラリ装置において記憶媒体が搬送される流れを説明するフローチャートである。
【0013】
まず、拡張用ライブラリ装置800´の筐体810´内に備えられた記憶媒体収納棚151に収納された記憶媒体31を取り出す(ステップS31)。
【0014】
次に、拡張用ライブラリ装置800´の筐体810´内およびライブラリ装置800の筐体810内をステップS31で取り出された記憶媒体31が搬送される(ステップS32)。
【0015】
最後に、ライブラリ装置800の筐体810内に備えられた記録再生装置(図示せず)にステップS32で搬送された記憶媒体31が挿入される(ステップS33)。
【0016】
ところが、図19に示す第1形態の拡張ライブラリ装置では、複数台のライブラリ装置を連結するにあたって、複数台のライブラリ装置それぞれの筐体の内部の底板に水平方向に固定された水平レール同士を連結する必要がある。上述したように、記憶媒体交換機構は、水平方向移動ベース822とともに水平方向に移動する垂直レールとともに水平レールに沿って水平方向に移動するものであるために、水平レールの連結部分で段差が生じると記憶媒体交換機構がスムーズに移動できなくなり、段差の寸法によっては移動不可能になる場合もある。従って、このような構造の拡張ライブラリ装置が設置される設置面の状態によっては、水平レールの連結部分が段差無く連結されるように、複数台のライブラリ装置を連結することは困難であり、拡張ライブラリの装置の設置に多大な時間と労力が必要とされる。
【0017】
図21は、従来の拡張ライブラリ装置のうちの第2形態の拡張ライブラリ装置の説明図である。
【0018】
この図21に示す第2形態の拡張ライブラリ装置は、図17,図18に示す移動機構820と同一の移動機構820を備えた2つのライブラリ装置800同士が連結されたものであって、各移動機構820に備えられた各水平レール821はライブラリ装置800の筐体810それぞれの内部の底板に水平方向に固定されている。また、各筐体810の内部には、複数の記憶媒体31を収納する記憶媒体収納棚151が備えられている。また、2つのライブラリ装置800の筐体810の連結部分には、記憶媒体31を投入あるいは排出するための図示しない投入排出口が各筐体810の内部方向に向けて設けられた記憶媒体受け渡し機構900が備えられている。
【0019】
図22は、図21に示す第2形態の拡張ライブラリ装置において記憶媒体が搬送される流れを説明するフローチャートである。
【0020】
尚、この図22に示すフローチャートの説明において、図21に示す2つのライブラリ装置800のうちの右側のライブラリ装置800の筐体810をR側筐体と称し、左側のライブラリ装置800の筐体810をL側筐体と称する。
【0021】
まず、R側筐体内に備えられた記憶媒体収納棚151に収納された記憶媒体31を取り出す(ステップS41)。
【0022】
次に、ステップS41で取り出された記憶媒体31がR側筐体内を搬送される(ステップS42)。
【0023】
次に、ステップS42で搬送された記憶媒体31が投入排出口より記憶媒体受け渡し機構900に挿入される(ステップS43)。
【0024】
次に、ステップS43で記憶媒体31が挿入された記憶媒体受け渡し機構900内で、挿入された記憶媒体がL側筐体側に移動される。(ステップS44)
次に、ステップS44でL側筐体側に移動された記憶媒体31が、記憶媒体受け渡し機構900の投入排出口からL側筐体側に受け渡される(ステップS45)。
【0025】
次に、ステップS45で受け渡された記憶媒体31がL側筐体内を搬送される(ステップS46)。
【0026】
最後に、L側筐体内に備えられた記録再生装置(図示せず)にステップS46で搬送された記憶媒体31が挿入される(ステップS47)。
【0027】
この図21に示す第2形態の拡張ライブラリ装置は、図19に示す第1形態の拡張ライブラリ装置のようにレールを連結する必要が無いので設置は容易であるものの、記憶媒体受け渡し機構を介して記憶媒体をドライブにマウントする場合には、収納棚から記憶媒体を取り出してドライブにマウントするまでの時間(以下、この時間を搬送時間と称する)が、図19に示す第1形態の拡張ライブラリ装置における搬送時間に対して2倍〜3倍程度の時間を要し、時間あたりの搬送性能の悪化といった問題がある。
【0028】
さらに、この図21に示す第2形態の拡張ライブラリ装置には、連結されたライブラリ装置の台数と同一台数の移動機構が備えられているので、ライブラリ装置が何台連結されても1つの移動機構で対応可能な、図19に示す第1形態の拡張ライブラリ装置と比較して、コスト高となる問題や、消費電力が増大するといった問題もある。
【0029】
本発明は、上記事情に鑑み、記憶媒体を移動させる移動時間を犠牲にすることなく複数台のライブラリ装置同士を容易に連結することができる機構を備えたライブラリ装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のライブラリ装置のうちの第1のライブラリ装置は、
複数の記憶媒体を収納する記憶媒体収納棚と、記憶媒体に対して少なくとも情報再生を行うドライブと、上記記憶媒体収納棚と上記ドライブとの間で記憶媒体を移動させる移動機構と、上記記憶媒体収納棚と上記ドライブと上記移動機構とが内部に配置された筐体とを備え、
上記移動機構が、
上記筐体に上下方向に固定された縦レールと、
上記縦レールに沿って上下動する、その縦レールに対する横方向に延びた横レールと、
上記横レール上を上記横方向に移動して、上記記憶媒体収納棚および上記ドライブに対して記憶媒体の出し入れを行う記憶媒体入出機と、
上記横レールを延長する延長部材が取り付けられる取付部とを備えたものであることを特徴とする。
【0031】
本発明のライブラリ装置のうちの第1のライブラリ装置は、この第1のライブラリ装置の内部に配備された記憶媒体入出機を上下方向に移動させるための縦レールが筐体に固定され、その記憶媒体入出機を横方向に移動させるための横レールが縦レールに沿って上下動されることによって、記憶媒体が記憶媒体収納棚とドライブとの間で移動されるものであって、この横レールに取付部が備えられているため、複数台のライブラリ装置それぞれの筐体同士を連結する際の複数の横レールの連結にあたっては、各横レールの同一面を基準に連結することによって、互いの横レールを段差無く連結することができる。また、この第1のライブラリ装置によれば、横レールが筐体に固定されていないため、複数台のライブラリ装置それぞれの筐体同士を連結するにあたって、複数台のライブラリ装置が設置される設置面の状態に起因して互いの筐体に段差が生じた状態でこれらの筐体が設置されたとしても、横レール同士の連結には筐体同士の段差の影響が及ぼされないので、複数台のライブラリ装置同士を容易に連結することができる。さらに、この第1のライブラリ装置は、複数台のライブラリ装置それぞれの筐体同士を連結するにあたって、“発明が解決しようとする課題”で説明した第2形態の拡張ライブラリ装置に備えられたような記憶媒体受け渡し機構を必要としないため、記憶媒体を移動させる移動時間を犠牲にすることなく複数台のライブラリ装置同士を連結することができる。
【0032】
また、上記目的を達成する本発明のライブラリ装置のうちの第2のライブラリ装置は、
複数の記憶媒体を収納する記憶媒体収納棚と、記憶媒体に対して少なくとも情報再生を行うドライブと、上記記憶媒体収納棚と上記ドライブとの間で記憶媒体を移動させる移動機構と、複数の筐体が連結されてなる、上記記憶媒体収納棚と上記ドライブと上記移動機構とが内部に配置された拡張筐体とを備え、
上記移動機構が、
上記複数の筐体のうちの1つの筐体に上下方向に固定された縦レールと、
上記縦レールに沿って上下動する、その縦レールに対する横方向に、上記複数の筐体に亘って延びた横レールと、
上記横レール上を上記横方向に移動して、上記記憶媒体収納棚および上記ドライブに対して記憶媒体の出し入れを行う記憶媒体入出機とを備えたものであることを特徴とする。
【0033】
本発明のライブラリ装置のうちの第2のライブラリ装置は、上述した第1のライブラリ装置と同一の構造のライブラリ装置を基準に複数の筐体が連結されてなるものであって、この第2のライブラリ装置の内部に配備された記憶媒体入出機を上下方向に移動させるための縦レールが複数の筐体のうちの1つの筐体に固定され、その記憶媒体入出機を横方向に移動させるための横レールが縦レールに沿って上下動されることによって、記憶媒体が記憶媒体収納棚とドライブとの間で移動されるものであるため、複数台のライブラリ装置が設置される設置面の状態に起因して互いの筐体に段差が生じた状態でこれらの筐体が設置されたとしても、横レールには筐体同士の段差の影響が及ぼされないので、複数台のライブラリ装置同士を容易に連結することができる。また、この第2のライブラリ装置は、“発明が解決しようとする課題”で説明した第2形態の拡張ライブラリ装置に備えられたような記憶媒体受け渡し機構を必要としないものであるため、記憶媒体を移動させる移動時間を犠牲にすることのないライブラリ装置が実現される。
【0034】
ここで、上記第2のライブラリ装置において、上記横レールは、上記複数の筐体それぞれに対応する複数のレール部材が連結されてなるものであってもよく、あるいは、上記横レールは、一体の部材からなるものであってもよい。
【0035】
一体の部材からなる横レールは継ぎ目がないため、記憶媒体入出機が横レール上を横方向に移動するにあたって、連結されてなる横レール上を横方向に移動するよりも滑らかに移動することができる。
【0036】
また、上記第2のライブラリ装置は、上記記憶媒体収納棚および上記ドライブに対する上記記憶媒体入出機の位置を測ってその記憶媒体入出機の位置を調整する位置決め機構を備えたものであることが好ましい。
【0037】
このような位置決め機構を備えた第2のライブラリ装置によれば、複数台のライブラリ装置が設置される設置面の状態に起因して互いの筐体に段差が生じた状態でこれらの筐体が設置されたとしても、全ての筐体が設置された後に位置決め機構による位置決めを実行することによって、記憶媒体収納棚およびドライブと、記憶媒体入出機との相対位置を精度良く調整することができる。
【0038】
さらに、上記第1または第2のライブラリ装置において、上記縦レールが、上記筐体の一方に偏った位置に固定されたものであることも好ましい形態である。
【0039】
このように固定された縦レールを備えたライブラリ装置によれば、筐体の内部の、縦レールが固定されてない位置に、より多くの記憶媒体収納棚を配備することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0041】
図1は、本発明の一実施形態のライブラリ装置を前面斜め上から見た外観斜視図、図2は、図1に示すライブラリ装置を背面斜め上から見た外観斜視図である。
【0042】
図1,図2に示すライブラリ装置100は、所望の磁気テープをテープドライブにマウントしてその磁気テープに情報を記録、あるいはその磁気テープに記録された情報を再生する磁気テープライブラリ装置である。
【0043】
このライブラリ装置100には、側面パネル110a、天板110b、底板110c、および後述する柱110dによって構成される筐体110、この筐体110の前面に位置する前面扉121、およびこの筐体110の背面に位置する背面扉122が備えられている。また、この前面扉121上には、磁気テープが収納された磁気テープカートリッジを投入あるいは排出するための投入排出機構が内蔵された投入排出口130、およびオペレータによって操作される各種スイッチが配列されたオペレータパネル140が備えられている。
【0044】
図3は、図1に示すライブラリ装置の筐体の前面扉および側面パネルを取り外して前面斜め上から見た内部説明図、図4は、図1に示すライブラリ装置の天板を取り外して上から見た内部説明図である。
【0045】
この図3,図4に示すライブラリ装置100には、筐体110の構成要素の1つである柱110dが備えられている。また、この筐体110の内部には、図1に示す投入排出口130を通じて磁気テープカートリッジ30が投入あるいは排出される投入排出機構131、複数の磁気テープカートリッジ30を収納する磁気テープカートリッジ収納棚150、磁気テープカートリッジ30に対する情報の記録や磁気テープカートリッジ30に記録された情報の再生を行う記録再生装置160、投入排出機構131や磁気テープカートリッジ収納棚150と記録再生装置160との間で磁気テープカートリッジ30を移動させる移動機構200が備えられている。
【0046】
ここで、磁気テープカートリッジ収納棚150は本発明にいう記憶媒体収納棚の一例を示すものであり、記録再生装置160は本発明にいうドライブの一例を示すものであり、移動機構200は本発明にいう移動機構の一例を示すものである。
【0047】
図5は、図3,図4に示す磁気テープカートリッジ収納棚および記録再生装置の説明図である。
【0048】
この図5に示すように、ライブラリ装置の筐体の内部には磁気テープカートリッジ収納棚150が備えられており、この磁気テープカートリッジ収納棚150には、磁気テープカートリッジ30が挿入されるための複数の磁気テープカートリッジ挿入口150aが形成されている。また、磁気テープカートリッジ収納棚150の各段は、挿入された磁気テープカートリッジ30を確実に保持するために傾斜して配備されている。また、磁気テープカートリッジ収納棚150の所定の段には、後述する位置決め機構による位置決めの際に使用されるフラグ40が設けられており、フラグの設けられた段には磁気テープカートリッジ30が挿入されない構成となっている。
【0049】
また、ライブラリ装置100の筐体110の内部には、複数の記録再生装置160も備えられており、各記録再生装置160には、磁気テープカートリッジ30が挿入されるための磁気テープカートリッジ挿入口160aが形成されている。また、各記録再生装置160の磁気テープカートリッジ挿入口160aの下部には、上述した、磁気テープカートリッジ収納棚150に設けられたフラグ40と同一のフラグ40が設けられている。尚、フラグ40を使用した位置決め機構については後述する。
【0050】
図6は、図3,図4に示す移動機構の説明図、図7〜図10は、図6に示す水平方向移動機構、水平回転機構、および媒体把持機構の説明図である。
【0051】
図6に示す移動機構200には、垂直方向移動機構210、水平方向移動機構220と、水平回転機構230、および媒体把持機構240が備えられている。
【0052】
図6に示す移動機構200に備えられた垂直方向移動機構210は、主として、図3,図4に示す筐体の柱110dに敷設された垂直レール211と、第1の垂直ベルト212と、第2の垂直ベルト213と、垂直ベルト駆動用モータ214と、プーリ215と、第1のウェイト216と、第2のウェイト217とによって構成されている。
【0053】
また、図6〜図10に示す水平方向移動機構220は、主として、垂直レール211に沿って垂直方向に移動する水平方向移動ベース2211と、水平方向移動ベース2211上に固定されて水平方向移動ベース2211とともに垂直レール211に沿って垂直方向に移動する水平レールベース2212と、水平レール222に沿って水平方向に移動する移動ベース224と、移動ベース224上に固定されて駆動歯車225が取り付けられた移動ベース駆動用モータ226とによって構成されている。また、水平レールベース2212上には、水平レール222と、歯が刻まれたラックギア223とが互いに平行に敷設されている。さらに、水平方向移動ベース2211には、水平レールベース2212を延長する延長部材が取り付けられる取付部2211aが設けられている。
【0054】
また、図6〜図10に示す水平回転機構230は、主として、移動ベース224上に搭載される水平回転ベース231と、移動ベース224上の中心部分に固定されて水平回転機構230を貫いていて図示しないプーリが取り付けられた図示しない軸と、水平回転ベース231上に固定されて回転軸に図示しないプーリが取り付けられた水平回転用モータ232と、移動ベース224上に設けられた軸および水平回転用モータ232の回転軸との間に備えられた図示しないタイミングベルトとによって構成されている。
【0055】
さらに、図6〜図10に示す媒体把持機構240は水平回転機構230上に搭載されるものであって、媒体把持機構用モータ241と、上述したフラグ40を読み取るためのCCDセンサ242とが備えられている。
【0056】
次に、図6〜図10を参照して構成を説明した移動機構200の動作を説明する。
【0057】
図6に示す第1の垂直ベルト212の一端および第2の垂直ベルト213の一端には水平方向移動ベース2211が取り付けられている。また、第1の垂直ベルト212のもう一端には第1のウェイト216が取り付けられており、第2の垂直ベルト213のもう一端には第2のウェイト217が取り付けられている。尚、第1のウェイト216および第2のウェイト217それぞれの重量は、水平回転機構230および媒体把持機構240が搭載された水平方向移動機構220の総重量の半分の重量である。従って、水平回転機構230および媒体把持機構240が搭載された水平方向移動機構220と、第1のウェイト216および第2のウェイト217とが、プーリ215を介して配備された第1の垂直ベルト212および第2の垂直ベルト213に取り付けられているため、垂直レール211上の任意の位置で平衡が保たれている。さらに、第1の垂直ベルト212のかかっているプーリ215に垂直ベルト駆動用モータ214が取り付けられており、この垂直ベルト駆動用モータ214が通電を受けることによってプーリ215が回動して動力が第1の垂直ベルト212および第2の垂直ベルト213に伝えられる。その結果、第1の垂直ベルト212および第2の垂直ベルト213に取り付けられた水平方向移動ベース2211が垂直レール211に沿って垂直方向に移動することによって、水平回転機構230および媒体把持機構240が搭載された水平方向移動機構220の全体が、垂直レール211に沿って垂直方向に移動する。
【0058】
また、ラックギア223と移動ベース駆動用モータ226に取り付けられた駆動歯車225とは常に噛み合っており、この移動ベース駆動用モータ226が通電を受けることによって駆動歯車225が回動して動力がラックギア223に伝えられる。その結果、水平回転機構230および媒体把持機構240が搭載された移動ベース224の全体が、水平レール222に沿って水平方向に移動する
また、図6〜図10に示す水平回転機構230は、水平回転用モータ232が通電を受けることによる動力が、この水平回転用モータ232の回転軸に取り付けられたプーリと移動ベース224上に設けられた軸に取り付けられたプーリとの間にかけられたタイミングベルトを介してその軸に伝えられることによってその軸を中心に回転する。
【0059】
また、図6〜図10に示す媒体把持機構240は、媒体把持機構用モータ241が通電を受けることによって、磁気テープカートリッジ30を把持するための図示しない一対の把持アームが動作し、磁気テープカートリッジ30を保持する。
【0060】
次に、図1〜図10を参照して説明したライブラリ装置に拡張用ライブラリ装置が連結されてなる拡張ライブラリ装置について説明する。
【0061】
尚、以下の説明において、上述したライブラリ装置100の構成要素と同一の構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
【0062】
図11は、図1〜図10に示すライブラリ装置に拡張用ライブラリ装置が連結されてなる拡張ライブラリ装置の天板を取り外して上から見た内部説明図である。
【0063】
この図11に示す拡張ライブラリ装置600は、図1〜図10に示すライブラリ装置100と拡張用ライブラリ装置500とが連結されたものであって、この拡張用ライブラリ装置500には、ライブラリ装置100および拡張用ライブラリ装置500の筐体が連結されてなる拡張筐体610と、図1に示す投入排出口130を通じて磁気テープカートリッジ30が投入あるいは排出される投入排出機構131、複数の磁気テープカートリッジ30を収納する磁気テープカートリッジ収納棚150、磁気テープカートリッジ30に対する情報の記録や磁気テープカートリッジ30に記録された情報の再生を行う記録再生装置160、投入排出機構131や磁気テープカートリッジ収納棚150と記録再生装置160との間で磁気テープカートリッジ30を移動させる移動機構700が備えられている。
【0064】
図12,図13は、図11に示す移動機構の説明図、図14は、図12,図13に示す水平方向移動ベースおよび水平レールベースの分解斜視図である。
【0065】
図12に示す移動機構700には、垂直方向移動機構210、水平方向移動機構710と、水平回転機構230、および媒体把持機構240が備えられている。
【0066】
図12に示す移動機構700に備えられた垂直方向移動機構210は、主として、図3,図4に示す筐体の柱110dに敷設された垂直レール211と、第1の垂直ベルト212と、第2の垂直ベルト213と、垂直ベルト駆動用モータ214と、プーリ215と、第1のウェイト216と、第2のウェイト217とによって構成されている。尚、第1のウェイト216および第2のウェイト217それぞれの重量は、水平回転機構230および媒体把持機構240が搭載された水平方向移動機構710の総重量の半分の重量である。
【0067】
また、図12に示す水平方向移動機構710は、主として、垂直レール211に沿って垂直方向に移動する水平方向移動ベース2211と、水平方向移動ベース2211上に固定されて水平方向移動ベース2211とともに垂直レール211に沿って垂直方向に移動する水平レールベース2212と、水平方向移動ベース2211に連結されて水平方向移動ベース2211とともに垂直レール211に沿って垂直方向に移動する水平方向移動ベース7111と、水平方向移動ベース7111上に固定されて水平レールベース2212に連結されて水平方向移動ベース2211,7111とともに垂直レール211に沿って垂直方向に移動する水平レールベース7112と、水平レール222に沿って水平方向に移動する移動ベース224と、移動ベース224上に固定されて駆動歯車225が取り付けられた移動ベース駆動用モータ226とによって構成されている。また、水平レールベース2212上には、水平レール222と、歯が刻まれたラックギア223とが互いに平行に敷設されている。さらに、水平レールベース7112上には、水平レール222に連結された水平レール712と、歯が刻まれてラックギア223に連結されたラックギア713とが互いに平行に敷設されている。
【0068】
ここで、水平方向移動ベース2211には、水平レールベース2212を延長する延長部材の一例である水平レールベース7112が取り付けられる取付部2211aが設けられており、図14に示すようにボルト70によって固定される。
【0069】
図15は、図12〜図14に示す水平方向移動機構移動機構の別の例を示す説明図である。
【0070】
この図15に示す水平方向移動機構710´は、一体の部材からなる水平レールベース711が、水平方向移動ベース2211,7111上に固定されて水平方向移動ベース2211,7111とともに垂直レール211に沿って垂直方向に移動するように構成されている。
【0071】
このように、水平方向移動機構の水平レールベースは、図11〜図13に示したような複数の筐体それぞれに対応する複数の水平レールベースが連結されてなるものに限られるものではなく、一体の部材からなるものであってもよい。一体の部材からなる水平レールは継ぎ目がないため、水平回転機構および媒体把持機構が搭載された移動ベースが水平レール上を水平方向に移動するにあたって、連結されてなる水平レール上を水平方向に移動するよりも滑らかに移動することができる。
【0072】
次に、図11に示す拡張ライブラリ装置600における、磁気テープカートリッジ収納棚および記録再生装置に対する媒体把持機構の位置を測ってその媒体把持機構の位置を調整する位置決め機構について説明する。
【0073】
図16は、位置決め機構によって媒体把持機構の位置を調整する流れを説明するフローチャートである。
【0074】
まず、拡張ライブラリ装置600を構成するライブラリ装置100と拡張用ライブラリ装置500とが確実に連結されていることを確認する(ステップS11)。
【0075】
次に、磁気テープカートリッジ収納棚150および記録再生装置160と、媒体把持機構240との相対位置の検出を開始する(ステップS12)。
【0076】
次に、水平回転機構230および媒体把持機構240が搭載された水平方向移動機構710の全体を、垂直レール211に沿って検出の基準位置(ここでは垂直レール211の上端)まで移動する(ステップS13)。
【0077】
次に、垂直ベルト駆動用モータ214のモータタコをリセットする(ステップS14)。
【0078】
次に、水平回転機構230および媒体把持機構240が搭載された移動ベース224の全体を、水平レール222,712に沿って検出の基準位置(ここでは水平レール222の、水平レール712と連結されていない先端)まで移動する(ステップS15)。
【0079】
次に、移動ベース駆動用モータ226のモータタコをリセットする(ステップS16)。
【0080】
次に、媒体把持機構240の位置を予め設定されたノミナル値に従って移動させる(ステップS17)。
【0081】
次に、媒体把持機構240に備えられたCCDセンサ242により、媒体把持機構240がステップS17で移動された位置に設けられているフラグ40が読み取られる(ステップS18)。
【0082】
次に、媒体把持機構240がステップS17で移動された位置と、ステップS18でCCDセンサ242により読み取られたフラグの位置との補正値が、垂直ベルト駆動用モータ214のモータタコのカウントと、移動ベース駆動用モータ226のモータタコのカウントとによって算出され、その補正値が記憶される(ステップS19)。
【0083】
次に、拡張ライブラリ装置600に配備された全てのフラグ40の位置に対応する補正値が、ステップS17〜ステップS19が繰り返されることによって記憶される(ステップS20)。
【0084】
最後に、ステップS20によって拡張ライブラリ装置600に配備された全てのフラグ40の位置に対応する補正値が記憶されると、記憶された補正値が予め設定されたノミナル値に加算され、磁気テープカートリッジ収納棚150および記録再生装置160と、媒体把持機構240との正確な相対位置が記憶される(ステップS21)。
【0085】
このような位置決め機構を備えたライブラリ装置によれば、複数台のライブラリ装置が設置される設置面の状態に起因して互いの筐体に段差が生じた状態でこれら複数台のの筐体が設置されたとしても、全ての筐体が設置された後に位置決め機構による位置決めを実行することによって、磁気テープカートリッジ収納棚および記録再生装置と、媒体把持機構との相対位置を精度良く調整することができる。
【0086】
以上説明したように、本実施形態のライブラリ装置は、水平レールが筐体に固定されていないため、複数台のライブラリ装置それぞれの筐体同士を連結するにあたって、複数台のライブラリ装置が設置される設置面の状態に起因して互いの筐体に段差が生じた状態でこれらの筐体が設置されたとしても、水平レール同士の連結には筐体同士の段差の影響が及ぼされないので、複数台のライブラリ装置同士を容易に連結することができる。また、本実施形態のライブラリ装置は、複数台のライブラリ装置それぞれの筐体同士を連結する際の複数の水平レールの連結にあたっては、各水平レールの同一面を基準に連結することによって、互いの水平レールを段差無く連結することができる。また、本実施形態のライブラリ装置は、複数台のライブラリ装置それぞれの筐体同士を連結するにあたって、“発明が解決しようとする課題”で図21,図22を参照して説明した第2形態の拡張ライブラリ装置に備えられたような記憶媒体受け渡し機構を必要としないため、記憶媒体を移動させる移動時間を犠牲にすることなく複数台のライブラリ装置同士を連結することができる。さらに、本実施形態のライブラリ装置は、垂直レールが、筐体の一方に偏った位置に固定されたものであるため、筐体の内部の、垂直レールが固定されてないスペースに、より多くの磁気テープカートリッジ収納棚を配備することができる。
【0087】
尚、本実施形態では、所望の磁気テープをテープドライブにマウントしてその磁気テープに情報を記録、あるいはその磁気テープに記録された情報を再生する磁気テープライブラリ装置に本発明を適用した例で説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、所望の光磁気ディスクを光磁気ディスクドライブにマウントしてその光磁気ディスクに情報を記録、あるいはその光磁気ディスクに記録された情報を再生する光磁気ディスクライブラリ装置などにも適用することができる。
【0088】
また、ライブラリ装置の販売形態としては、以下の3形態が考えられる。第1の販売形態は、ライブラリ装置の内部に配備された記憶媒体入出機を上下方向に移動させるための縦レールが筐体に固定され、その記憶媒体入出機を横方向に移動させるための横レールが縦レールに沿って上下動されることによって、記憶媒体が記憶媒体収納棚とドライブとの間で移動されるものであって、この横レールに取付部が備えられているライブラリ装置である。また、第2の販売形態は、第1の販売形態のライブラリ装置と同一の構造のライブラリ装置を基準に複数の筐体が連結されてなる拡張ライブラリ装置の内部に配備された記憶媒体入出機を上下方向に移動させるための縦レールが複数の筐体のうちの1つの筐体に固定され、その記憶媒体入出機を横方向に移動させるための横レールが縦レールに沿って上下動されることによって、記憶媒体が記憶媒体収納棚とドライブとの間で移動される構造の拡張ライブラリ装置である。さらに、第3の販売形態は、第1の販売形態の拡張ライブラリ装置に使用される、第1の販売形態のライブラリ装置と同一の構造のライブラリ装置に連結されるライブラリ装置である。
【0089】
以下、本発明の各実施態様を付記する。
【0090】
(付記1) 複数の記憶媒体を収納する記憶媒体収納棚と、記憶媒体に対して少なくとも情報再生を行うドライブと、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブとの間で記憶媒体を移動させる移動機構と、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブと前記移動機構とが内部に配置された筐体とを備え、
前記移動機構が、
前記筐体に上下方向に固定された縦レールと、
前記縦レールに沿って上下動する、該縦レールに対する横方向に延びた横レールと、
前記横レール上を前記横方向に移動して、前記記憶媒体収納棚および前記ドライブに対して記憶媒体の出し入れを行う記憶媒体入出機と、
前記横レールを延長する延長部材が取り付けられる取付部とを備えたものであることを特徴とするライブラリ装置。
【0091】
(付記2) 複数の記憶媒体を収納する記憶媒体収納棚と、記憶媒体に対して少なくとも情報再生を行うドライブと、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブとの間で記憶媒体を移動させる移動機構と、複数の筐体が連結されてなる、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブと前記移動機構とが内部に配置された拡張筐体とを備え、
前記移動機構が、
前記複数の筐体のうちの1つの筐体に上下方向に固定された縦レールと、
前記縦レールに沿って上下動する、該縦レールに対する横方向に、前記複数の筐体に亘って延びた横レールと、
前記横レール上を前記横方向に移動して、前記記憶媒体収納棚および前記ドライブに対して記憶媒体の出し入れを行う記憶媒体入出機とを備えたものであることを特徴とするライブラリ装置。
【0092】
(付記3) 前記横レールは、前記複数の筐体それぞれに対応する複数のレール部材が連結されてなるものであることを特徴とする付記2記載のライブラリ装置。
【0093】
(付記4) 前記横レールは、一体の部材からなるものであることを特徴とする付記2記載のライブラリ装置。
【0094】
(付記5) 前記記憶媒体収納棚および前記ドライブに対する前記記憶媒体入出機の位置を測って該記憶媒体入出機の位置を調整する位置決め機構を備えたことを特徴とする付記2記載のライブラリ装置。
【0095】
(付記6) 前記縦レールが、前記筐体の一方に偏った位置に固定されたものであることを特徴とする付記1または2記載のライブラリ装置。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記憶媒体を移動させる移動時間を犠牲にすることなく複数台のライブラリ装置同士を容易に連結することができる機構を備えたライブラリ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のライブラリ装置を前面斜め上から見た外観斜視図である。
【図2】図1に示すライブラリ装置を背面斜め上から見た外観斜視図である。
【図3】図1に示すライブラリ装置の筐体の前面扉および側面パネルを取り外して前面斜め上から見た内部説明図である。
【図4】図1に示すライブラリ装置の天板を取り外して上から見た内部説明図である。
【図5】図3,図4に示す磁気テープカートリッジ収納棚および記録再生装置の説明図である。
【図6】図3,図4に示す移動機構の説明図である。
【図7】図6に示す水平方向移動機構、水平回転機構、および媒体把持機構の説明図である。
【図8】図6に示す水平方向移動機構、水平回転機構、および媒体把持機構の説明図である。
【図9】図6に示す水平方向移動機構、水平回転機構、および媒体把持機構の説明図である。
【図10】図6に示す水平方向移動機構、水平回転機構、および媒体把持機構の説明図である。
【図11】図1〜図10に示すライブラリ装置に拡張用ライブラリ装置が連結されてなる拡張ライブラリ装置の天板を取り外して上から見た内部説明図である。
【図12】図11に示す移動機構の説明図である。
【図13】図11に示す移動機構の説明図である。
【図14】図12,図13に示す水平方向移動ベースおよび水平レールベースの分解斜視図である。
【図15】図12〜図14に示す水平方向移動機構移動機構の別の例を示す説明図である。
【図16】位置決め機構によって媒体把持機構の位置を調整する流れを説明するフローチャートである。
【図17】従来のライブラリ装置を前面斜め上から見た外観斜視図である。
【図18】図17に示す移動機構の斜視図である。
【図19】従来の拡張ライブラリ装置のうちの第1形態の拡張ライブラリ装置の説明図である。
【図20】図19に示す第1形態の拡張ライブラリ装置において記憶媒体が搬送される流れを説明するフローチャートである。
【図21】従来の拡張ライブラリ装置のうちの第2形態の拡張ライブラリ装置の説明図である。
【図22】図21に示す第2形態の拡張ライブラリ装置において記憶媒体が搬送される流れを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100,800 ライブラリ装置
110,810 筐体
110a 側面パネル
110b 天板
110c,810a 底板
110d 柱
121 前面扉
122 背面扉
130 投入排出口
131 投入排出機構
140 オペレータパネル
150 磁気テープカートリッジ収納棚
151 記憶媒体収納棚
150a,160a 磁気テープカートリッジ挿入口
160 記録再生装置
200,700,820 移動機構
210 垂直方向移動機構
211,824 垂直レール
212 第1の垂直ベルト
213 第2の垂直ベルト
214 垂直ベルト駆動用モータ
215 プーリ
216 第1のウェイト
217 第2のウェイト
220,710,710´ 水平方向移動機構
2211,7111,822 水平方向移動ベース
2211a 取付部
2212,7112,711 水平レールベース
222,821,821´ 水平レール
223 ラックギア
224 移動ベース
226,823 移動ベース駆動用モータ
230 水平回転機構
231 水平回転ベース
232 水平回転用モータ
240 媒体把持機構
241 媒体把持機構用モータ
242 CCDセンサ
30 磁気テープカートリッジ
31 記憶媒体
40 フラグ
500,800´ 拡張用ライブラリ装置
600 拡張ライブラリ装置
610 拡張筐体
825 記憶媒体交換機構
826 記憶媒体交換機構駆動用モータ
900 記憶媒体受け渡し機構

Claims (5)

  1. 複数の記憶媒体を収納する記憶媒体収納棚と、記憶媒体に対して少なくとも情報再生を行うドライブと、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブとの間で記憶媒体を移動させる移動機構と、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブと前記移動機構とが内部に配置された筐体とを備え、
    前記移動機構が、
    前記筐体に上下方向に固定された縦レールと、
    前記縦レールに沿って上下動する、該縦レールに対する横方向に延びた横レールと、
    前記横レール上を前記横方向に移動して、前記記憶媒体収納棚および前記ドライブに対して記憶媒体の出し入れを行う記憶媒体入出機と、
    前記横レールを延長する延長部材が取り付けられる取付部とを備えたものであることを特徴とするライブラリ装置。
  2. 複数の記憶媒体を収納する記憶媒体収納棚と、記憶媒体に対して少なくとも情報再生を行うドライブと、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブとの間で記憶媒体を移動させる移動機構と、複数の筐体が連結されてなる、前記記憶媒体収納棚と前記ドライブと前記移動機構とが内部に配置された拡張筐体とを備え、
    前記移動機構が、
    前記複数の筐体のうちの1つの筐体に上下方向に固定された縦レールと、
    前記縦レールに沿って上下動する、該縦レールに対する横方向に、前記複数の筐体に亘って延びた横レールと、
    前記横レール上を前記横方向に移動して、前記記憶媒体収納棚および前記ドライブに対して記憶媒体の出し入れを行う記憶媒体入出機とを備えたものであることを特徴とするライブラリ装置。
  3. 前記横レールは、前記複数の筐体それぞれに対応する複数のレール部材が連結されてなるものであることを特徴とする請求項2記載のライブラリ装置。
  4. 前記記憶媒体収納棚および前記ドライブに対する前記記憶媒体入出機の位置を測って該記憶媒体入出機の位置を調整する位置決め機構を備えたことを特徴とする請求項2記載のライブラリ装置。
  5. 前記縦レールが、前記筐体の一方に偏った位置に固定されたものであることを特徴とする請求項1または2記載のライブラリ装置。
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