JP3503537B2 - 情報記録媒体自動ローディング装置及び該装置に用いるマガジン及びケーシング - Google Patents
情報記録媒体自動ローディング装置及び該装置に用いるマガジン及びケーシングInfo
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- JP3503537B2 JP3503537B2 JP22576099A JP22576099A JP3503537B2 JP 3503537 B2 JP3503537 B2 JP 3503537B2 JP 22576099 A JP22576099 A JP 22576099A JP 22576099 A JP22576099 A JP 22576099A JP 3503537 B2 JP3503537 B2 JP 3503537B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体の自
動ローディング装置に関するものであり、特にコンピュ
ータのデータバックアップ用の記録媒体のローディング
等に好適に用いられる情報記録媒体自動ローディング装
置に関する。又、本発明は、このローディング装置に好
適に用いられる情報記録媒体収納マガジン及びケーシン
グに関するものである。
動ローディング装置に関するものであり、特にコンピュ
ータのデータバックアップ用の記録媒体のローディング
等に好適に用いられる情報記録媒体自動ローディング装
置に関する。又、本発明は、このローディング装置に好
適に用いられる情報記録媒体収納マガジン及びケーシン
グに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】大型コンピュータのデータバックアップ
用の記録媒体として、磁気テープカートリッジが好適に
用いられている。しかし、磁気テープカートリッジは一
本のカートリッジに記録することのできるデータの容量
が限られているため、記録データの大容量化が進んだ計
算機システムやデータ検索システム等でデータのバック
アップをとるには多数の磁気テープカートリッジが必要
である。
用の記録媒体として、磁気テープカートリッジが好適に
用いられている。しかし、磁気テープカートリッジは一
本のカートリッジに記録することのできるデータの容量
が限られているため、記録データの大容量化が進んだ計
算機システムやデータ検索システム等でデータのバック
アップをとるには多数の磁気テープカートリッジが必要
である。
【０００３】このようなデータバックアップ用磁気テー
プカートリッジの交換を手動で行うのは手間がかかるた
め、近年は磁気テープカートリッジ用の自動ローディン
グ装置が開発されている。この装置は、磁気テープカー
トリッジに情報の記録／再生を行うテープドライブ装置
と、複数のカートリッジを収納可能で、ローディング装
置から着脱可能なマガジンと、カートリッジをマガジン
とテープドライブ装置の間を搬送する搬送機構を具えて
いる。
プカートリッジの交換を手動で行うのは手間がかかるた
め、近年は磁気テープカートリッジ用の自動ローディン
グ装置が開発されている。この装置は、磁気テープカー
トリッジに情報の記録／再生を行うテープドライブ装置
と、複数のカートリッジを収納可能で、ローディング装
置から着脱可能なマガジンと、カートリッジをマガジン
とテープドライブ装置の間を搬送する搬送機構を具えて
いる。
【０００４】この自動ローディング装置は、前記マガジ
ンとは別に、例えばテープドライブのクリーニング用カ
ートリッジ等の特定のカートリッジを収納するセルを更
に有するものがある。このセルは通常、自動ローディン
グ装置内に固定的に設けられており、必要に応じてこの
特定のカートリッジを自動的にドライブ装置に挿入し
て、クリーニング等の動作を行い、動作が完了するとま
た自動的に固定セルに収納するようになっている。一
方、通常の記録媒体としてのカートリッジを収納するマ
ガジンは、自動ローディング装置から着脱可能に構成さ
れており、ユーザがマガジン単位でカートリッジを管理
することができるようになっている。
ンとは別に、例えばテープドライブのクリーニング用カ
ートリッジ等の特定のカートリッジを収納するセルを更
に有するものがある。このセルは通常、自動ローディン
グ装置内に固定的に設けられており、必要に応じてこの
特定のカートリッジを自動的にドライブ装置に挿入し
て、クリーニング等の動作を行い、動作が完了するとま
た自動的に固定セルに収納するようになっている。一
方、通常の記録媒体としてのカートリッジを収納するマ
ガジンは、自動ローディング装置から着脱可能に構成さ
れており、ユーザがマガジン単位でカートリッジを管理
することができるようになっている。
【０００５】図５は、このような磁気テープカートリッ
ジの自動ローディング装置の従来の構成を示す図であ
り、図６は図５のＺ−Ｚにおける断面図である。図５及
び図６に示すように、従来の自動ローディング装置２０
は、ケーシング２２と、このケーシング２２内に着脱可
能であり、複数のテープカートリッジ２３を個別に収納
可能なマガジン２４と、ケーシング２２に固定的に設け
られており、クリーニング用テープカートリッジを収納
する固定セル２５と、テープカートリッジ２３に情報を
記録／再生するテープドライブユニット２６と、マガジ
ン２４、固定セル２５、及びテープドライブユニット２
６間でテープカートリッジ２３を搬送する搬送機構２７
を具える。搬送機構２７は、テープカートリッジ２３の
挿抜方向（矢印Ｃ方向）に動作しマガジン２４、固定セ
ル２５あるいはテープドライブユニット２６に対してカ
ートリッジ２３を挿抜するピッカー２８と、前記挿抜方
向に直交する方向（矢印Ｄ方向）に動作し、カートリッ
ジ２３を保持したピッカー２８を各セル２４、２５又は
ドライブユニット２６にアクセスするアクセッサ２９を
具える。
ジの自動ローディング装置の従来の構成を示す図であ
り、図６は図５のＺ−Ｚにおける断面図である。図５及
び図６に示すように、従来の自動ローディング装置２０
は、ケーシング２２と、このケーシング２２内に着脱可
能であり、複数のテープカートリッジ２３を個別に収納
可能なマガジン２４と、ケーシング２２に固定的に設け
られており、クリーニング用テープカートリッジを収納
する固定セル２５と、テープカートリッジ２３に情報を
記録／再生するテープドライブユニット２６と、マガジ
ン２４、固定セル２５、及びテープドライブユニット２
６間でテープカートリッジ２３を搬送する搬送機構２７
を具える。搬送機構２７は、テープカートリッジ２３の
挿抜方向（矢印Ｃ方向）に動作しマガジン２４、固定セ
ル２５あるいはテープドライブユニット２６に対してカ
ートリッジ２３を挿抜するピッカー２８と、前記挿抜方
向に直交する方向（矢印Ｄ方向）に動作し、カートリッ
ジ２３を保持したピッカー２８を各セル２４、２５又は
ドライブユニット２６にアクセスするアクセッサ２９を
具える。
【０００６】尚、図５に示すようにマガジン２４の両側
壁２４ａ、２４ｂ、マガジン２４のカートリッジ収納セ
ル間の隔壁（仕切板）２４ｃ、及び固定セル２５の両側
壁２５ａのカートリッジ挿抜側端部は、カートリッジの
挿抜方向に対してテーパ形状をなしており、各セル内に
カートリッジ２３を挿入する際のガイドとして機能する
ように構成されている。
壁２４ａ、２４ｂ、マガジン２４のカートリッジ収納セ
ル間の隔壁（仕切板）２４ｃ、及び固定セル２５の両側
壁２５ａのカートリッジ挿抜側端部は、カートリッジの
挿抜方向に対してテーパ形状をなしており、各セル内に
カートリッジ２３を挿入する際のガイドとして機能する
ように構成されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の自動ローディング装置２０は、図５及び図６に
示すように、ケーシング２２内にマガジン２４と固定セ
ル２５が別個に実装されている。このため、マガジン２
４及び固定セル２５の実装スペースに無駄があり、自動
ローディング装置の小型化が進むにつれ、マガジン２４
の隔壁２４ｃが薄くなってしまうという問題点があっ
た。
た従来の自動ローディング装置２０は、図５及び図６に
示すように、ケーシング２２内にマガジン２４と固定セ
ル２５が別個に実装されている。このため、マガジン２
４及び固定セル２５の実装スペースに無駄があり、自動
ローディング装置の小型化が進むにつれ、マガジン２４
の隔壁２４ｃが薄くなってしまうという問題点があっ
た。
【０００８】すなわち、自動ローディング装置を小型化
しようとすると、固定セル及びマガジン自体の横幅を小
さくしなければならない。しかし、固定セル及びマガジ
ン自体の横幅を小さくすると、例えばマガジン２４のセ
ル間に設けた隔壁（仕切板）２４ｃが薄くなるため、セ
ル内にカートリッジ２３を挿入する際のガイドとして機
能する挿抜側端部のテーパ部の角度を十分に設けること
ができない。このため、カートリッジ２３をマガジン２
４あるいは固定セル２５に挿入する際に、アクセッサ２
９に高精度な位置決め機能が要求される。この位置決め
精度をあげるためにはアクセッサの部品精度を上げた
り、位置センサを追加したりする必要があるためアクセ
ッサの製造コストが高くなり、ひいては自動ローディン
グ装置全体の価格が高くなるという問題点がある。
しようとすると、固定セル及びマガジン自体の横幅を小
さくしなければならない。しかし、固定セル及びマガジ
ン自体の横幅を小さくすると、例えばマガジン２４のセ
ル間に設けた隔壁（仕切板）２４ｃが薄くなるため、セ
ル内にカートリッジ２３を挿入する際のガイドとして機
能する挿抜側端部のテーパ部の角度を十分に設けること
ができない。このため、カートリッジ２３をマガジン２
４あるいは固定セル２５に挿入する際に、アクセッサ２
９に高精度な位置決め機能が要求される。この位置決め
精度をあげるためにはアクセッサの部品精度を上げた
り、位置センサを追加したりする必要があるためアクセ
ッサの製造コストが高くなり、ひいては自動ローディン
グ装置全体の価格が高くなるという問題点がある。
【０００９】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
ものであり、カートリッジを収納する各セルの壁をより
厚くすることにより、カートリッジの挿抜動作を容易に
行いうるようにした情報記録媒体自動ローディング装置
を提供することを目的とする。
ものであり、カートリッジを収納する各セルの壁をより
厚くすることにより、カートリッジの挿抜動作を容易に
行いうるようにした情報記録媒体自動ローディング装置
を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の情報記録媒体自動ローディング装置は、情報
記録媒体に情報を記録／再生するドライブ装置と、該ド
ライブ装置を収納するケーシングと、該ケーシング内に
着脱自在に設けられ情報記録媒体を個別に収納する複数
のセル（第１セル）を有する情報記録媒体収納マガジン
と、前記ケーシングに固定して設けられ、少なくとも一
つの情報記録媒体を収納する情報記録媒体収納固定セル
（第２セル）と、前記第１セル又は第２セルに対して又
は前記ドライブ装置に対して前記情報記録媒体を挿抜し
うるように構成され、かつ情報記録媒体を載置して前記
第１セル又は第２セルと前記ドライブ装置との間を移動
可能に構成された情報記録媒体搬送手段とを具える情報
記録媒体自動ローディング装置において、前記マガジン
と前記固定セルとが隣接しており、前記固定セルのマガ
ジン側の側壁を取り払って前記マガジンの固定セル側の
側壁を前記固定セルと前記マガジンとで共用するように
したことを特徴とする。
に本発明の情報記録媒体自動ローディング装置は、情報
記録媒体に情報を記録／再生するドライブ装置と、該ド
ライブ装置を収納するケーシングと、該ケーシング内に
着脱自在に設けられ情報記録媒体を個別に収納する複数
のセル（第１セル）を有する情報記録媒体収納マガジン
と、前記ケーシングに固定して設けられ、少なくとも一
つの情報記録媒体を収納する情報記録媒体収納固定セル
（第２セル）と、前記第１セル又は第２セルに対して又
は前記ドライブ装置に対して前記情報記録媒体を挿抜し
うるように構成され、かつ情報記録媒体を載置して前記
第１セル又は第２セルと前記ドライブ装置との間を移動
可能に構成された情報記録媒体搬送手段とを具える情報
記録媒体自動ローディング装置において、前記マガジン
と前記固定セルとが隣接しており、前記固定セルのマガ
ジン側の側壁を取り払って前記マガジンの固定セル側の
側壁を前記固定セルと前記マガジンとで共用するように
したことを特徴とする。
【００１１】又、本発明の情報記録媒体自動ローディン
グ装置は、情報記録媒体に情報を記録／再生するドライ
ブ装置と、該ドライブ装置を収納するケーシングと、該
ケーシング内に着脱自在に設けられ情報記録媒体を個別
に収納する複数のセル（第１セル）を有する情報記録媒
体収納マガジンと、前記ケーシングに固定して設けら
れ、少なくとも一つの情報記録媒体を収納する情報記録
媒体収納固定セル（第２セル）と、前記第１セル又は第
２セルに対して又は前記ドライブ装置に対して前記情報
記録媒体を挿抜しうるように構成され、かつ情報記録媒
体を載置して前記第１セル又は第２セルと前記ドライブ
装置との間を移動可能に構成された情報記録媒体搬送手
段とを具える情報記録媒体自動ローディング装置におい
て、前記マガジンと前記固定セルとが隣接しており、前
記マガジンの固定セル側の側壁を取り払って前記固定セ
ルのマガジン側の側壁を前記マガジンと前記固定セルと
で共用するようにしたことを特徴とする。
グ装置は、情報記録媒体に情報を記録／再生するドライ
ブ装置と、該ドライブ装置を収納するケーシングと、該
ケーシング内に着脱自在に設けられ情報記録媒体を個別
に収納する複数のセル（第１セル）を有する情報記録媒
体収納マガジンと、前記ケーシングに固定して設けら
れ、少なくとも一つの情報記録媒体を収納する情報記録
媒体収納固定セル（第２セル）と、前記第１セル又は第
２セルに対して又は前記ドライブ装置に対して前記情報
記録媒体を挿抜しうるように構成され、かつ情報記録媒
体を載置して前記第１セル又は第２セルと前記ドライブ
装置との間を移動可能に構成された情報記録媒体搬送手
段とを具える情報記録媒体自動ローディング装置におい
て、前記マガジンと前記固定セルとが隣接しており、前
記マガジンの固定セル側の側壁を取り払って前記固定セ
ルのマガジン側の側壁を前記マガジンと前記固定セルと
で共用するようにしたことを特徴とする。
【００１２】更に、本発明の情報記録媒体自動ローディ
ング装置は、前記情報記録媒体収納マガジンに設けた第
１セルの各々の情報記録媒体挿抜用開口部及び前記第２
セルの情報記録媒体挿抜用開口部に情報記録媒体の挿入
を円滑に行うためのガイド手段を設けたことを特徴とす
る。
ング装置は、前記情報記録媒体収納マガジンに設けた第
１セルの各々の情報記録媒体挿抜用開口部及び前記第２
セルの情報記録媒体挿抜用開口部に情報記録媒体の挿入
を円滑に行うためのガイド手段を設けたことを特徴とす
る。
【００１３】尚、前記マガジンに設けた第１セルの各々
は、板状部材で仕切られており、この板状部材及び前記
マガジンと前記固定セルとで共用している側壁（共用側
壁）及び前記固定セルの前記共用側壁側と反対側の側
壁、及び前記マガジンの前記共用側壁と反対側の側壁の
各情報記録媒体挿抜用開口端部を、前記情報記録媒体挿
抜方向に対してテーパ形状として、このテーパ部を前記
ガイド手段とすることが好ましい。
は、板状部材で仕切られており、この板状部材及び前記
マガジンと前記固定セルとで共用している側壁（共用側
壁）及び前記固定セルの前記共用側壁側と反対側の側
壁、及び前記マガジンの前記共用側壁と反対側の側壁の
各情報記録媒体挿抜用開口端部を、前記情報記録媒体挿
抜方向に対してテーパ形状として、このテーパ部を前記
ガイド手段とすることが好ましい。
【００１４】このように構成することによって、マガジ
ンの固定セル側の側面分、又は固定セルのマガジン側の
側面分だけ実装スペースを節約できることになる。従っ
て、マガジンと固定セルとで共用する側壁の厚さ、又は
各セルを仕切る壁の厚さを十分に確保することができ
る。このため、前記側壁及び前記隔壁の端部に形成した
テーパ部の角度を十分に設けられるので、情報記録媒体
の挿抜動作が容易となり、情報記録媒体搬送手段に高い
位置決め精度が要求されない。
ンの固定セル側の側面分、又は固定セルのマガジン側の
側面分だけ実装スペースを節約できることになる。従っ
て、マガジンと固定セルとで共用する側壁の厚さ、又は
各セルを仕切る壁の厚さを十分に確保することができ
る。このため、前記側壁及び前記隔壁の端部に形成した
テーパ部の角度を十分に設けられるので、情報記録媒体
の挿抜動作が容易となり、情報記録媒体搬送手段に高い
位置決め精度が要求されない。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の自動ローディング装置を
添付の図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明
の自動ローディング装置の第１の実施形態の構成を示す
図であり、図２は、図１のＸ−Ｘにおける断面図であ
る。図１に示すように、本実施形態の自動ローディング
装置１は、マガジン４と、固定セル５と、カートリッジ
３内のテープに情報を記録／再生するテープドライブユ
ニット６と、マガジン４又は固定セル５とテープドライ
ブユニット６の間でカートリッジ３を搬送する搬送機構
７と、これらの部材を収納するケーシング２とを具え
る。
添付の図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明
の自動ローディング装置の第１の実施形態の構成を示す
図であり、図２は、図１のＸ−Ｘにおける断面図であ
る。図１に示すように、本実施形態の自動ローディング
装置１は、マガジン４と、固定セル５と、カートリッジ
３内のテープに情報を記録／再生するテープドライブユ
ニット６と、マガジン４又は固定セル５とテープドライ
ブユニット６の間でカートリッジ３を搬送する搬送機構
７と、これらの部材を収納するケーシング２とを具え
る。
【００１６】マガジン４には、複数のカートリッジ収納
セル（４−１〜４−４）が設けられており、このセル内
にカートリッジ３を別個に収納できるように構成されて
いる。又、固定セル５は、ドライブユニット６の記録／
再生ヘッド（図示せず）のクリーニング用のカートリッ
ジを収納するために設けられている。搬送機構７は、マ
ガジン４又は固定セル５、あるいはテープドライブユニ
ット６に対してカートリッジ３を挿抜するピッカー８
と、このピッカー８を搭載したアクセッサ９で構成され
ている。ピッカー８は、図１における矢印Ａの方向に、
アクセッサ９は矢印Ｂの方向に移動可能に構成されてお
り、所望のカートリッジを所望のセル又はドライブユニ
ット間で移動させうるようになっている。
セル（４−１〜４−４）が設けられており、このセル内
にカートリッジ３を別個に収納できるように構成されて
いる。又、固定セル５は、ドライブユニット６の記録／
再生ヘッド（図示せず）のクリーニング用のカートリッ
ジを収納するために設けられている。搬送機構７は、マ
ガジン４又は固定セル５、あるいはテープドライブユニ
ット６に対してカートリッジ３を挿抜するピッカー８
と、このピッカー８を搭載したアクセッサ９で構成され
ている。ピッカー８は、図１における矢印Ａの方向に、
アクセッサ９は矢印Ｂの方向に移動可能に構成されてお
り、所望のカートリッジを所望のセル又はドライブユニ
ット間で移動させうるようになっている。
【００１７】図１において、搬送機構７は、テープドラ
イブユニット６からカートリッジ３をピッカー８で引き
抜き、アクセッサ９でマガジン４の一番右側のセル４−
１まで移動させてカートリッジ３をセル４−１内に挿入
した後、ピッカー８が元の位置に戻った状態を示してい
る。
イブユニット６からカートリッジ３をピッカー８で引き
抜き、アクセッサ９でマガジン４の一番右側のセル４−
１まで移動させてカートリッジ３をセル４−１内に挿入
した後、ピッカー８が元の位置に戻った状態を示してい
る。
【００１８】図１に示すように、本実施形態の自動ロー
ディング装置は、固定セル５のマガジンに対向する側の
側面が開放されており、マガジン４の固定セル側の側面
で固定セル５の開放部分を塞いで、このマガジン４の固
定セル５側の側面を固定セル５とマガジン４とで共用し
ている。
ディング装置は、固定セル５のマガジンに対向する側の
側面が開放されており、マガジン４の固定セル側の側面
で固定セル５の開放部分を塞いで、このマガジン４の固
定セル５側の側面を固定セル５とマガジン４とで共用し
ている。
【００１９】マガジン４を構成する両側壁４ａ、４ｂ及
び各セル間の隔壁４ｃは、カートリッジ挿抜口側端部に
おいてテーパ形状をなしており、このテーパ部がカート
リッジ３を各セル内に挿入する際にガイドとして作用す
る。又、固定セル５のドライブユニット側の側壁５ａも
同様にカートリッジ挿抜口側においてテーパ形状をなし
ている。
び各セル間の隔壁４ｃは、カートリッジ挿抜口側端部に
おいてテーパ形状をなしており、このテーパ部がカート
リッジ３を各セル内に挿入する際にガイドとして作用す
る。又、固定セル５のドライブユニット側の側壁５ａも
同様にカートリッジ挿抜口側においてテーパ形状をなし
ている。
【００２０】このように固定セル５のマガジン側の側面
を開放して、マガジン４の一方の側面をマガジン４と固
定セル５とで共用することにより、図５に示す従来の装
置と比してマガジン４の横幅をより大きくとることが可
能となる。これによって、マガジン４と固定セル５とで
共用する側壁４ａの厚さ、又はマガジン４内の隔壁（仕
切板）の厚さを十分に確保することが可能となり、前記
側壁又は隔壁（仕切板）の端部に形成したテーパ部の角
度を十分にとることができる。従って、アクセッサ８の
位置決め精度が低くても容易にカートリッジの挿抜動作
を行うことが可能となり、安価に自動ローディング装置
を提供することができる。
を開放して、マガジン４の一方の側面をマガジン４と固
定セル５とで共用することにより、図５に示す従来の装
置と比してマガジン４の横幅をより大きくとることが可
能となる。これによって、マガジン４と固定セル５とで
共用する側壁４ａの厚さ、又はマガジン４内の隔壁（仕
切板）の厚さを十分に確保することが可能となり、前記
側壁又は隔壁（仕切板）の端部に形成したテーパ部の角
度を十分にとることができる。従って、アクセッサ８の
位置決め精度が低くても容易にカートリッジの挿抜動作
を行うことが可能となり、安価に自動ローディング装置
を提供することができる。
【００２１】図３は、本発明の第２の実施形態の構成を
示す図であり、図４は、図３のＹ−Ｙにおける断面図で
ある。図４に示すように、本実施形態の自動ローディン
グ装置１０では、固定セルの側壁を残してマガジン１４
の固定セル側の側面を開放するようにした。この構成に
よっても、第１の実施形態と同様に、マガジン１４の横
幅を広くとって、各隔壁（仕切板）に設けたテーパ部の
角度を十分にとることが可能となる。
示す図であり、図４は、図３のＹ−Ｙにおける断面図で
ある。図４に示すように、本実施形態の自動ローディン
グ装置１０では、固定セルの側壁を残してマガジン１４
の固定セル側の側面を開放するようにした。この構成に
よっても、第１の実施形態と同様に、マガジン１４の横
幅を広くとって、各隔壁（仕切板）に設けたテーパ部の
角度を十分にとることが可能となる。
【００２２】
【発明の効果】上述したように、本発明の情報記録媒体
自動ローディング装置によれば、情報記録媒体収納用マ
ガジン及び固定セルの壁を厚くすることができ、セルに
収納されるカートリッジのガイドとなるマガジン及び固
定セルのテーパ部の角度を十分に確保できるので、アク
セッサの位置決め精度を高くする必要がなくなり、動作
性のよい自動ローディング装置を安価で提供することが
できる。
自動ローディング装置によれば、情報記録媒体収納用マ
ガジン及び固定セルの壁を厚くすることができ、セルに
収納されるカートリッジのガイドとなるマガジン及び固
定セルのテーパ部の角度を十分に確保できるので、アク
セッサの位置決め精度を高くする必要がなくなり、動作
性のよい自動ローディング装置を安価で提供することが
できる。
【図１】図１は、本発明の自動ローディング装置の第１
の実施形態の構成を示す図である。
の実施形態の構成を示す図である。
【図２】図２は、図１のＸ−Ｘにおける断面図である。
【図３】図３は、本発明の自動ローディング装置の第２
の実施形態の構成を示す図である。
の実施形態の構成を示す図である。
【図４】図４は、図３のＹ−Ｙにおける断面図である。
【図５】図５は、従来の自動ローディング装置の構成を
示す図である。
示す図である。
【図６】図６は、図５のＺ−Ｚにおける断面図である。
１、１０、２０ 自動ローディング装置
２、１２、２２ ケーシング
３、１３、２３ カートリッジ
４、１４、２４ マガジン
４ａ、４ｂ、２４ａ、２４ｂ マガジン側壁
４ｃ、２４ｃ マガジン隔壁
５、１５、２５ 固定セル
５ａ、２５ａ 固定セル側壁
６、１６、２６ テープドライブユニット
７、１７、２７ 搬送機構
８、１８、２８ ピッカー
９、１９、２９ アクセッサ
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G11B 15/68
G11B 17/28
Claims (5)
- 【請求項１】 情報記録媒体に情報を記録／再生するド
ライブ装置と、該ドライブ装置を収納するケーシング
と、該ケーシング内に着脱自在に設けられ情報記録媒体
を個別に収納する複数のセル（第１セル）を有する情報
記録媒体収納マガジンと、前記ケーシングに固定して設
けられ、少なくとも一つの情報記録媒体を収納する情報
記録媒体収納固定セル（第２セル）と、前記第１セル又
は第２セルに対して又は前記ドライブ装置に対して前記
情報記録媒体を挿抜しうるように構成され、かつ情報記
録媒体を載置して前記第１セル又は第２セルと前記ドラ
イブ装置との間を移動可能に構成された情報記録媒体搬
送手段とを具える情報記録媒体自動ローディング装置に
おいて、前記マガジンと前記固定セルとが隣接してお
り、前記固定セルのマガジン側の側壁を取り払って前記
マガジンの固定セル側の側壁を前記固定セルと前記マガ
ジンとで共用するようにしたことを特徴とする情報記録
媒体自動ローディング装置。 - 【請求項２】 情報記録媒体に情報を記録／再生するド
ライブ装置と、該ドライブ装置を収納するケーシング
と、該ケーシング内に着脱自在に設けられ情報記録媒体
を個別に収納する複数のセル（第１セル）を有する情報
記録媒体収納マガジンと、前記ケーシングに固定して設
けられ、少なくとも一つの情報記録媒体を収納する情報
記録媒体収納固定セル（第２セル）と、前記第１セル又
は第２セルに対して又は前記ドライブ装置に対して前記
情報記録媒体を挿抜しうるように構成され、かつ情報記
録媒体を載置して前記第１セル又は第２セルと前記ドラ
イブ装置との間を移動可能に構成された情報記録媒体搬
送手段とを具える情報記録媒体自動ローディング装置に
おいて、前記マガジンと前記固定セルとが隣接してお
り、前記マガジンの固定セル側の側壁を取り払って前記
固定セルのマガジン側の側壁を前記マガジンと前記固定
セルとで共用するようにしたことを特徴とする情報記録
媒体自動ローディング装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載の情報記録媒体自
動ローディング装置において、前記情報記録媒体収納マ
ガジンに設けた第１セルの各々の情報記録媒体挿抜用開
口部及び前記第２セルの情報記録媒体挿抜用開口部に情
報記録媒体の挿入を円滑に行うためのガイド手段を設け
たことを特徴とする情報記録媒体自動ローディング装
置。 - 【請求項４】 請求項３に記載の情報記録媒体自動ロー
ディング装置において、前記マガジンに設けた第１セル
の各々が、板状部材で仕切られており、この板状部材及
び前記マガジンと前記固定セルとで共用している側壁
（共用側壁）及び前記固定セルの前記共用側壁側と反対
側の側壁、及び前記マガジンの前記共用側壁と反対側の
側壁の各情報記録媒体挿抜用開口端部を、前記情報記録
媒体挿抜方向に対してテーパ形状として、このテーパ部
を前記ガイド手段としたことを特徴とする情報記録媒体
自動ローディング装置。 - 【請求項５】 請求項４に記載の情報記録媒体自動ロー
ディング装置において、前記共用側壁の厚さが、前記マ
ガジンの前記共用側壁と反対側の側壁の厚さとほぼ同じ
であることを特徴とする情報記録媒体自動ローディング
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22576099A JP3503537B2 (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 情報記録媒体自動ローディング装置及び該装置に用いるマガジン及びケーシング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22576099A JP3503537B2 (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 情報記録媒体自動ローディング装置及び該装置に用いるマガジン及びケーシング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001052397A JP2001052397A (ja) | 2001-02-23 |
| JP3503537B2 true JP3503537B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=16834397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22576099A Expired - Fee Related JP3503537B2 (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 情報記録媒体自動ローディング装置及び該装置に用いるマガジン及びケーシング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3503537B2 (ja) |
-
1999
- 1999-08-09 JP JP22576099A patent/JP3503537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001052397A (ja) | 2001-02-23 |
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