JP3654950B2 - 不良位置指示記録方法および装置 - Google Patents

不良位置指示記録方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はオフセット印刷機、グラビア印刷機、コーティング装置、製紙機械、プラスチックシート製造装置、等のウェブの生産機械において、製造加工後に巻き取られ巻取体となるウェブの不良部分の位置を指示記録する方法と装置に関する。
特に、生産機械の稼動条件を生産開始前に設定するプリセットシステムと連動し、生産品目によって異なる紙パスのなど生産機械の設定条件にともなう検査点から移送位置測定点またはテープ挿入点までの距離の変動分を自動で算出し、算出された距離をもとに不良検出信号を検出点から移送位置測定点またはテープ挿入添付点までのズレを補正して正確に指示記録する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生産品目が切り替わり生産機械の設定条件が変更となった場合、不良検出位置とウェブの移送距離測定位置との相対的な位置関係も通常は変更となる。従来は変更となった位置関係を不良位置情報入力装置(工程管理端末装置の機能の一つである場合もある)に入力して補正を実施することが行われた。また、このような不良位置情報入力装置を有しない生産機械の場合には補正設定を行うことができず無視し得ない誤差が生じた。そのためテープインサータや検査装置などは、位置関係の変更が無視できるような、移送距離測定装置に近接した極めて限定された位置に設置するより他なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の不良位置情報入力装置では、生産機械の設定変更が行われる度に、不良検出位置とウェブの移送距離測定位置との相対的な位置関係を、計測または計算して変更入力を行わなければならなかった。
そこで本発明の目的は、生産機械の設定変更にともない不良検出位置とウェブの移送距離測定位置との間のウェブパスを自動で計算する不良位置指示記録装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は下記の本発明によって達成される。すなわち、本発明の請求項1に係る不良位置指示記録方法は、ウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離を、ウェブ経路データから演算し検出距離データを生成する検出距離データ演算過程と、前記検出点においてウェブの不良が検出された場合に生成される不良信号によって、前記走行位置測定点におけるウェブの移送距離の測定データである測定距離データと前記検出距離データとから演算し不良位置データを生成する不良位置データ演算手段と、前記ウェブ経路データに基づきウェブにテープを添付するテープ添付点から走行位置測定点までの距離を演算し添付距離データを生成する添付距離データ演算過程と、前記不良信号の生成によって、前記添付距離データと前記検出距離データと前記測定距離データとから演算し添付位置データを生成する添付位置データ演算過程とを有するようにしたものである。
【0005】
また本発明の請求項2に係る不良位置指示記録装置は、検出距離データ演算手段と、不良位置データ演算手段と、添付距離データ演算手段と、添付位置データ演算手段とを有する不良位置指示装置であって、前記検出距離データ演算手段は、ウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離を、ウェブ経路データから演算し検出距離データを生成し、前記不良位置データ演算手段は、前記検出点においてウェブの不良が検出された場合に生成される不良信号によって、前記走行位置測定点におけるウェブの移送距離の測定データである測定距離データと前記検出距離データとから演算し不良位置データを生成し、前記添付距離データ演算手段は、前記ウェブ経路データに基づきウェブにテープを添付するテープ添付点から走行位置測定点までの距離を演算し添付距離データを生成し、前記添付位置データ演算手段は、前記不良信号の生成によって、前記添付距離データと前記検出距離データと前記測定距離データとから演算し添付位置データを生成するようにしたものである。
【0006】
【作用】
本発明の不良位置指示記録方法によれば、検出距離データ演算過程によりウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離が、ウェブ経路データから演算され検出距離データが生成され、不良位置データ演算過程により検出点においてウェブの不良が検出された場合に生成される不良信号によって、走行位置測定点におけるウェブの移送距離の測定データである測定距離データと前記検出距離データとから演算され不良位置データが生成される。
【0007】
さらにその不良位置指示記録方法によれば、ウェブ経路データに基づき添付距離データ演算過程によりウェブにテープを添付するテープ添付点から走行位置測定点までの距離が演算され、不良信号の生成によって添付位置データ演算過程により添付距離データと検出距離データと測定距離データとから演算され添付位置データが生成される。
【0008】
また本発明の請求項2に係る不良位置指示記録装置によれば、検出距離データ演算手段によりウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離が、ウェブ経路データから演算され検出距離データが生成され、検出点においてウェブの不良が検出された場合に生成される不良信号によって不良位置データ演算手段により走行位置測定点におけるウェブの移送距離の測定データである測定距離データと検出距離データとから演算され不良位置データが生成される。
【0009】
さらにその不良位置指示記録装置によれば、経路データに基づき添付距離データ演算手段によりウェブにテープを添付するテープ添付点から走行位置測定点までの距離が演算され添付距離データを生成され、不良信号の生成によって、添付位置データ演算手段により添付距離データと検出距離データと測定距離データとから演算され添付位置データが生成される。
【0010】
【実施例】
図1は本発明の不良指示記録方法を実施する装置の構成を示す図である。図1において、1の実線の枠で囲まれた部分は本発明の不良位置指示記録方法を実施する不良位置指示記録装置、2はイーサーネット等のLAN(Local Area Network)、3は生産機械の稼動状態、生産品の製造状況等のデータを収集するととも生産計画等を作成する工程管理システム、4はウェブの移送距離を測定する移送距離測定装置、5は不良の発見を装置に入力するための不良入力釦スイッチ、6は品質不良の検査装置、7はウェブに目印のテープを挿入添付するテープインサータである。
【0011】
図1において、不良指示記録装置1は更に細部から構成されており、8は記憶手段、9は演算手段であり、パーソナルコンピュータ、エンジニアリングワークステーション等のコンピュータの本体部分である。
そして記憶手段8において、10は工程管理システム3等から読込んだ、あるいはもともと記憶されているウェブ経路データ、11および12は不良指示記録装置1におけるデータ処理で得られる不良位置データと添付位置データである。
【0012】
さらに演算手段9において、13はウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離を、ウェブ経路データから演算し検出距離データを生成する検出距離データ演算処理ルーチン、14は検出点においてウェブの不良が検出された場合に生成される不良信号によって、走行位置測定点におけるウェブの移送距離の測定データである測定距離データと検出距離データとから演算し不良位置データを生成する不良位置データ演算処理ルーチン、15は経路データに基づきウェブにテープを添付するテープ添付点から走行位置測定点までの距離を演算し添付距離データを生成する添付距離データ演算処理ルーチン、16は不良信号の生成によって、添付距離データと検出距離データと測定距離データとから演算し添付位置データを生成する添付位置データ演算処理ルーチンである。
【0013】
図2は本発明における不良位置指示記録の処理の流れを示すフロー図である。図2と前述の図1に基づいて以下本発明について説明する。
図2において、まずウェブ経路データが読込まれる。ウェブ経路は、巻取体で給紙部にセットされ巻き解かれて供給され、加工を経て巻取部において再び巻取られるウェブの、印刷機等の生産機械における移送経路のことである。このウェブ経路は生産品目によって異なる。たとえば、ある品目では6色の重刷りが行われ、別のある品目では4色の重刷りの後オーバーコートが施される、と言う具合である。通常、生産品目と生産機械が決定するとウェブ経路も決定することになる。
【0014】
生産計画が立てられるのは、たとえば生産管理システム3であるから、生産管理システム3には生産品目と生産機械に関するデータがあり、したがってウェブ経路データまたは基データを有する。また生産計画に従って、生産機械の動作様式や条件を設定するプリセットシステム(後述の図3,図5参照)にもウェブ経路データまたは基データが存在することになる。
また生産機械のオペレータが不良指示記録装置に手入力でウェブ経路データを入力することもできる。
【0015】
ウェブ経路データは生産機械が印刷機であれば、給紙部における巻取体ウェブの上出し下出しの別、ガイドローラの経由の方式、印刷ユニットへのウェブの導入排出経路、乾燥ユニットへのウェブの導入排出経路、各ユニット間のウェブの連結経路、巻取部におけるウェブの上巻き下巻きの別、等である。しかし、ウェブ経路の典型的なパターンは印刷機械によって数種類〜数十種類に限定されるから、各印刷機械機械のウェブ経路の典型的なパターンにウェブ経路番号を与えておけば、ウェブ経路データをウェブ経路番号に置き換えることができる。
前述のように、まずウェブ経路データが読込まれる。図1においては、工程管理システム3からLAN2を通じて不良指示記録装置1にウェブ経路データ10が読込まれる(S1)。
【0016】
次に、読込まれたウェブ経路データに基づき検出距離データ演算処理が行われ検出距離データが生成される。検出距離データはウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離である。検出距離データ演算処理ルーチン13においては、不良指示記録装置1が設けられた生産機械のウェブ経路の設計図に対応するパラメータが設定されており、そのパラメータとウェブ経路データから検出距離データを生成する。
検出点は1箇所に限定されることなく、ウェブ経路上に複数の検出点を設けることができる。したがって、検出距離データは検出点の数と同じ数だけ生成されることとなる。
典型的なパターンのウェブ経路であって、ウェブ経路データがウェブ経路番号で与えられる場合には、ウェブ経路番号と検出距離データの対応テーブルを検出距離データ演算処理ルーチン13に保有させておき、そのテーブルを参照して検出距離データを生成するようにすることができる(S2)。
【0017】
次に前述の検出点においてウェブの不良が検出されたことを示す不良信号が入力されるまでの間を待機する。不良信号は検査装置等の出力信号だけでなく、オペレータ等が目視検査を行って不良検出時に手入力で生成してもよい(S3)。不良信号が不良指示記録装置1に入力されると、その時点のウェブ移送距離である測定距離データが入力される。走行位置測定点にはウェブの移送距離を測定する移送距離測定装置4が設置されており、移送距離測定装置4からは測定距離データが出力される。この測定距離データは、通常はオペレータによって入力される良品(正紙)生産開始を起点として与えられるが、特に限定されるものではない(S4)。
【0018】
次に、不良位置データ演算処理ルーチン14により演算が行われ、前述の測定距離データと検出距離データとから不良位置データが生成される。演算は下記の数1で示される数式により行われる(S5)。
【数1】
(不良位置データ)=(測定距離データ)+(検出距離データ)
【0019】
次に、添付距離データ演算処理ルーチン15により演算が行われ、添付距離データが生成される。添付距離データはウェブにテープを添付する点から走行位置測定点までの距離である。ウェブにテープを添付するのは、不良位置等のウェブ上の位置を、ウェブが巻取体となった後も外部から判るようにするための目印とするためである。この添付距離データは、前述の検出距離データの場合と同様の演算処理(S2参照)によって生成される(S6)。
【0020】
次に、添付位置データ演算処理ルーチン16により演算が行われ、前述の添付距離データ、検出距離データ、測定距離データとから添付位置データが生成される。演算は下記の数2で示される数式により行われる(S7)。
【数2】
(添付位置データ)=(測定距離データ)+(検出距離データ)−(添付距離データ)
ただし、(検出距離データ)>(添付距離データ)とする。
【0021】
以上の処理過程において生成される不良位置データと添付位置データは、不良信号の数と同数のデータが生成されることになる。この不良位置データと添付位置データはウェブの巻取体の品質情報として、その都度あるいは各巻取体ごとに集計され、工程管理システム3に転送される。また添付位置データと測定距離データとが一致した時点においてウェブにテープが挿入添付されるように、テープインサータに添付位置データあるいはインサート信号が出力される(S8)。
不良位置指示記録処理を継続するか終了するかが判定され、その生産品目の生産を終了する等により終了する場合には終了し、継続する場合にはS3に戻り、上述の処理過程を繰返す(S9)。
【0022】
次に、印刷機、塗工装置等に適用した具体例により本発明について説明する。図3は本発明の不良指示装置を印刷機、塗工装置等に適用する場合にの一例を示す図である。図3において101はオペレータが不良信号を手入力するための釦スイッチ等の入力装置、102は不良信号の発生時の不良位置と走行位置測定点の位置のずれを補正して正確な不良位置を与える演算を行う位置補正装置(すなわち本発明の不良位置指示記録装置)、103は工程管理システム(図1参照)の端末であり生産機械に設けられた工程管理端末、104は排紙(ウェブ巻取体)、105は印刷ユニット、塗工ユニット等の生産機械のユニット、106は給紙(ウェブ巻取体)、108は生産品目によって異なる生産機械の条件設定を行うプリセット装置、109はオペレータが目視検査を行う第1の品質欠陥検査点、110は同じく第2の品質欠陥検査点、111は検査装置が検査を行う第3の品質欠陥検査点、112は走行位置測定点、113は検査装置である。
【0023】
図4は印刷機(図3の構成)において品質欠陥位置情報記録を行う場合の処理の流れを示すフロー図である。
図4において、まず、工程管理端末102からプリセット装置108へ設定指示データの送信が行われる。設定指示データは印刷版の印刷ユニットへの割当て、原材料供給の指定、生産数量の指定、ウェブ経路の指定等の印刷機の各種設定を行うためのデータである(S101)。
次に、プリセット装置108でそのデータに基づいて印刷機の設定が実行される。その結果ウェブ経路が決定し、第1〜3の各品質欠陥検査点から走行位置測定点112までの長さが算出され、そのウェブ経路データはプリセット装置108から工程管理端末103に転送される。工程管理端末103は、そのウェブ経路データを記憶する。また、工程管理端末103は、走行位置信号(ヤールメータ出力信号)、機械信号、欠陥検知信号を受信し、印刷機の稼動情報、印刷物の品質欠陥情報を記録する(S102)。
【0024】
良品(正紙)の印刷が開始されると、オペレータは品質欠陥情報の検査を行う。第1の品質欠陥検査点109においては給紙されるウェブの品質が、また第2の品質欠陥検査点110においては印刷ユニット105における印刷品質が検査される。また第3の品質欠陥検査点111においては検査装置113によって印刷品質等の検査が行われる。これらの検査の結果不良が検出されれば、オペレータは入力装置101の釦スイッチをONとし、検査装置は自動により、不良信号が生成されることとなる(S103)。
その不良信号は工程管理端末103に転送される(S104)。工程管理端末102は、その不良信号を入力すると、その不良信号が発せられた品質欠陥検査点から走行位置測定点107までの長さデータを、走行位置測定点107におけるウェブ移送距離データに付加し、その付加した位置データを品質欠陥位置情報として記録する(105)。
【0025】
不良位置指示記録処理を継続するか終了するかが判定され、その生産品目の生産を終了する等により終了する場合には終了し、継続する場合にはS103に戻り、上述の処理過程を繰返す(S106)。
【0026】
図5はテープインサータを有する本発明の不良指示装置を印刷機、塗工装置等に適用する場合にの一例を示す図である。図5において、図3と共通する部分については説明を省略する。207はテープインサータであり、このテープインサータを有する点で図3の構成と異なる。
テープインサータはウェブにテープを挿入添付する装置であり、前述したように、不良位置等のウェブ上の位置をウェブが巻取体となった後も外部から判るようにするための目印とするための装置である。
図5に示すように、走行位置測定点212から一定の距離の位置にテープインサータが設けられている。位置補正装置202は欠陥信号を受取り、プリセット装置208より送信された第1〜3の品質欠陥検査点までの距離だけウェブが進んだ時点で、工程管理端末203とテープインサータ207へ欠陥検知信号を送信する。したがって、工程管理端末203での品質欠陥位置情報の補正は不要である。また複数の入力装置から入力された品質欠陥情報を記録する、あるいは1つのテープインサータからテープ挿入を可能にするものである。
【0027】
図6は印刷機(図5の構成)において品質欠陥位置情報記録を行う場合の処理の流れを示すフロー図である。
図6において、まず、工程管理端末203からプリセット装置208へ設定指示データの送信が行われる(S201)。
次に、プリセット装置208でそのデータに基づいて印刷機の設定が実行される。その結果ウェブ経路が決定し、第1〜3の各品質欠陥検査点から走行位置測定点212およびテープインサータ207までの長さが算出され、それらの距離データはプリセット装置108から位置補正装置202に転送される。位置補正装置202は、それらの距離データを記憶する(S202)。
【0028】
良品(正紙)の印刷が開始されると、オペレータは品質欠陥情報の検査を行う。第1の品質欠陥検査点209においては給紙されるウェブの品質が、また第2の品質欠陥検査点210においては印刷ユニット205における印刷品質が検査される。また第3の品質欠陥検査点211においては検査装置213によって印刷品質等の検査が行われる。これらの検査の結果不良が検出されれば、オペレータは入力装置201の釦スイッチをONとし、検査装置は自動により、不良信号が生成されることとなる。その不良信号は位置補正装置202に転送される(S203)。位置補正装置202は、その不良信号を入力すると、その不良信号が発せられた品質欠陥検査点からテープインサータ207および走行位置測定点112までの距離データに基づき、それらの距離データだけウェブが移送される間の遅延処理を行う(S204)。位置補正装置202は遅延処理が行われた不良信号を工程管理端末203およびテープインサータ207のそれぞれへ送信する(S205)。
【0029】
工程管理端末203およびテープインサータ207においてそれぞれ欠陥位置情報として記録する(206)。
不良位置指示記録処理を継続するか終了するかが判定され、その生産品目の生産を終了する等により終了する場合には終了し、継続する場合にはS203に戻り、上述の処理過程を繰返す(S207)。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、生産機械の設定変更にともない不良検出位置とウェブの移送距離測定位置、および不良検出位置とテープインサータの間のウェブパスを自動で計算する不良位置指示記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不良指示記録方法を実施する装置の構成を示す図である。
【図2】本発明における不良位置指示記録の処理の流れを示すフロー図である。
【図3】本発明の不良指示装置を印刷機、塗工装置等に適用する場合にの一例を示す図である。
【図4】印刷機(図3の構成)において品質欠陥位置情報記録を行う場合の処理の流れを示すフロー図である。
【図5】テープインサータを有する本発明の不良指示装置を印刷機、塗工装置等に適用する場合にの一例を示す図である。
【図6】印刷機(図5の構成)において品質欠陥位置情報記録を行う場合の処理の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 不良指示記録装置
2 LAN
3 工程管理システム
4 移送距離測定装置
5 不良入力釦スイッチ
6,113,213 検査装置
7,207 テープインサータ
8 記憶手段
9 演算手段
10 ウェブ経路データ
11 不良位置データ
12 添付位置データ
13 検出距離データ演算処理ルーチン
14 不良位置データ演算処理ルーチン
15 添付距離データ演算処理ルーチン
16 添付位置データ演算処理ルーチン
101,201 入力装置
102,202 位置補正装置
103,203 工程管理端末
104,204 排紙
105,205 ユニット
106,206 給紙
108,208 プリセット装置
109,209 第1の品質欠陥検査点
110,210 第2の品質欠陥検査点
111,211 第3の品質欠陥検査点
112,212 走行位置測定点

Claims (2)

  1. ウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離を、ウェブ経路データから演算し検出距離データを生成する検出距離データ演算過程と、
    前記検出点においてウェブの不良が検出された場合に生成される不良信号によって、前記走行位置測定点におけるウェブの移送距離の測定データである測定距離データと前記検出距離データとから演算し不良位置データを生成する不良位置データ演算過程と、
    前記ウェブ経路データに基づきウェブにテープを添付するテープ添付点から走行位置測定点までの距離を演算し添付距離データを生成する添付距離データ演算過程と、
    前記不良信号の生成によって、前記添付距離データと前記検出距離データと前記測定距離データとから演算し添付位置データを生成する添付位置データ演算過程と、
    を有することを特徴とする不良位置指示記録方法。
  2. 検出距離データ演算手段と、不良位置データ演算手段と、添付距離データ演算手段と、添付位置データ演算手段とを有する不良位置指示装置であって、
    前記検出距離データ演算手段は、ウェブの不良を検出する検出点から走行位置測定点までの距離を、ウェブ経路データから演算し検出距離データを生成し、
    前記不良位置データ演算手段は、前記検出点においてウェブの不良が検出された場合に生成される不良信号によって、前記走行位置測定点におけるウェブの移送距離の測定データである測定距離データと前記検出距離データとから演算し不良位置データを生成し、
    前記添付距離データ演算手段は、前記ウェブ経路データに基づきウェブにテープを添付するテープ添付点から走行位置測定点までの距離を演算し添付距離データを生成し、
    前記添付位置データ演算手段は、前記不良信号の生成によって、前記添付距離データと前記検出距離データと前記測定距離データとから演算し添付位置データを生成する、
    ことを特徴とする不良位置指示記録装置。
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